JPH09168488A - 湯水吐出装置 - Google Patents

湯水吐出装置

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JPH09168488A
JPH09168488A JP8347253A JP34725396A JPH09168488A JP H09168488 A JPH09168488 A JP H09168488A JP 8347253 A JP8347253 A JP 8347253A JP 34725396 A JP34725396 A JP 34725396A JP H09168488 A JPH09168488 A JP H09168488A
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Shigeru Shirai
白井  滋
Hiroshi Fujieda
博 藤枝
Hirokuni Murakami
博邦 村上
Koichi Ueki
浩一 植木
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湯水吐出装置において、供給水圧にかかわら
ず満足できる湯水吐出装置を得る。 【解決手段】 人の身体に湯水を吐出する噴出ノズル9
ないし10と、湯水を送る管路中に空気等の気体を混入
させる空気ポンプ32等の気体供給手段を備え、空気ポ
ンプ32等の気体供給手段で混入した加圧空気の吐出の
勢いで湯水も同様の勢いで噴出ノズル9ないし10から
身体に当たるように作用し、あたかもシャワー流量が増
加したがごとく量感のあるシャワー感を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湯水吐出装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にシャワー等湯水吐出装置は、単に
体の汗や汚れを洗い落とすというだけでなく、快適さに
対する要求度合いも次第に強く求められるようになって
きている。
【0003】従来、従来シャワーを浴びる際、湯水の供
給圧が低い場合、シャワーヘッド等の噴出ノズルから吐
出される噴流の勢いが弱く、使用者は満足感が得られな
いという不具合があった。例えば実開昭64−5381
1号公報に示されている図2のように、給湯機1から給
湯栓2に至る出湯管3に環流管4を接続して循環路5を
形成し、その循環路5にポンプ6を介設した構成で、ポ
ンプ6で循環路5内の水を循環し、給湯器1のバーナ7
および熱交換器8とからなる加熱源にて加温して出湯管
3の水をあらかじめ湯にしておき、給湯栓2を開けると
すぐ湯が出るように使い勝ってを向上させるというもの
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成のものにおいては、元の水圧が低い場
合、給湯栓2を経てその先のシャワー(図示せず)に至
る湯水の供給圧も低くなり、シャワーの噴出ノズルから
吐出される噴流の勢いが弱く、使用者は満足感が得られ
なかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するために、人の身体に湯水を吐出する噴出ノズル
と、前記噴出ノズルに前記湯水を送る管路と、前記管路
中の湯水に空気等の気体を混入させる空気ポンプ等の気
体供給手段とを備えたものである。
【0006】従って、空気ポンプ等の気体供給手段から
の加圧気体を前記湯水を送る管路中に供給すると、その
湯水に混じって加圧気体がシャワーヘッド等噴出ノズル
から吐出し、その気体の吐出の勢いで湯水も同様の勢い
で身体に当たるように作用し、あたかもシャワー流量が
増加したがごとく量感のあるシャワー感を得ることがで
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の湯水吐出装置は、人の身
体に湯水を吐出する噴出ノズルと、前記噴出ノズルに前
記湯水を送る管路と、前記管路中の湯水に空気等の気体
を混入させる空気ポンプ等の気体供給手段とを備えたも
のである。
【0008】そして上記により、空気ポンプ等の気体供
給手段の加圧空気を前記湯水を送る管路中に供給する
と、その湯水に混じって加圧空気がシャワーヘッド等噴
出ノズルから吐出し、その空気の吐出の勢いで湯水も同
様の勢いで身体に当たるように作用し、あたかもシャワ
ー流量が増加したがごとく量感のあるシャワー感を得る
ことができる。
【0009】また、本発明の湯水吐出装置は、上記の構
成にさらに湯水の温度を調節する湯水混合弁等の温度調
節手段を設けたものである。
【0010】また、本発明の湯水吐出装置は、上記の構
成にさらに温度調節手段で調節した湯水温度を検出する
温度検出器を有するものである。
【0011】また、本発明の湯水吐出装置は、気体供給
手段と湯水の管路との接続管路に前記気体を加熱する電
気ヒータ等の加熱手段を備えたものである。
【0012】また、本発明の湯水吐出装置は、上記の構
成にさらに湯水を送る管路を閉塞して気体だけ噴出ノズ
ルへ供給する開閉弁を有するものである。
【0013】また、本発明の湯水吐出装置は、複数の噴
出ノズルを有するものである。また、本発明の湯水吐出
装置は、複数の噴出ノズルを使い分け可能とする開閉弁
を有するものである。
【0014】以下、本発明の一実施例を添付図面にもと
づいて説明する。図1において、湯水を吐出するシャワ
ーヘッドはハンドシャワーヘッド9と、固定シャワーヘ
ッド10の2つからなり、ハンドシャワーヘッド9はシ
ャワーホース11によって湯水が送られてくる管路12
と連通接続され、固定シャワーヘッドは湯水が送られて
くる管路13と連通接続されている。また、管路12お
よび管路13にはそれぞれ開閉ならびに流量可変する電
動弁14,15が配設してある。また、給湯器16はバ
ーナ17および熱交換器18のほかガス量を可変制御す
るガス比例弁19や、出湯温度を検出する湯温センサ2
0,水流量を検出する水量センサ21などが組み込まれ
ている。さらに、給湯器16からの湯と、水管路22の
水を混合して適温の湯にする湯水混合ユニット23へ
は、給湯器16の熱交換器18の出口の湯管路24と前
記水管路22とが接続されている。湯水混合ユニット2
3は、湯側および水側の入口にそれぞれ逆止弁25,2
6を設け、それら逆止弁25,26を介して湯水の混合
比率および量を可変制御ならびに開閉する電動混合弁2
7,28へ連通され、混合された湯水の温度は温度検出
器である湯温センサ29で検出し、湯量は湯水流量セン
サ30で検出し、前記電動混合弁27,28にフィード
バックしながら湯温・流量制御される。さらに、前記電
動混合弁27,28の下流で、ハンドシャワーヘッド9
および固定シャワーヘッド10へ湯水を送る管路31
に、気体供給手段である空気ポンプ32を、電動弁3
3,加熱器34、逆止弁35を介して接続されている。
なお加熱器34の加熱部36は電気ヒータあるいは給湯
器16の湯を循環できる熱交換器で構成してある。また
湯水混合ユニット23の湯側入口と給湯器16の水側入
口との間は、循環ポンプ37および逆止弁38を介して
連通接続され、循環路39が構成されている。
【0015】上記構成において、シャワー等湯水吐出終
了時、シャワーヘッド9ないし10等噴出ノズルに湯水
を送る管路31に設けた開閉弁でもある電動混合弁2
7,28を閉塞し、前記電動混合弁27,28を閉塞
し、前記電動混合弁27,28の下流に空気等の気体を
混入する気体供給手段である空気ポンプ32にて加圧空
気を供給することによって、電動混合弁27,28より
下流のシャワーホース11内にある湯水は、加圧空気に
よってシャワーヘッド9ないし10から外へ押し出され
る。つまり湯水を送る管路31において、加圧空気等の
気体供給部以降にある湯水は排出され、管路31,1
2,13中およびのシャワーホース11中の湯水は空気
等の気体に置換された状態になる。したがってシャワー
使用開始時等、人の身体に湯水を吐出する際、シャワー
ホース11内は空気等の気体であるため、前記開閉弁で
ある電動混合弁27,28の上流の湯がすばやくシャワ
ーヘッド9ないし10等噴出ノズルから吐出できるよう
作用し、シャワーホース11内の水をあやまって浴びて
しまって、冷やっと肝を冷やすことを防止できる。
【0016】また、前記電動混合弁27,28の上流か
ら供給してくる湯水の供給圧が低い場合、シャワーヘッ
ド9ないし10等噴出ノズルから吐出されるシャワー等
噴流の勢いが弱くなり使用者は物足りなさを感じ、快適
さや満足感が得られにくいものであるが、本発明は上記
した構成によって、前記電動混合弁を開いたまま空気等
の気体供給手段である空気ポンプ32の加圧空気を前記
湯水を送る管路31に供給すると、その湯水に混じって
加圧空気がシャワーヘッド9ないし10等噴出ノズルか
ら吐出し、その空気の吐出の勢いで湯水も同様の勢いで
身体に当たるように作用し、湯水の流量は少ないにも拘
わらず湯水が空気圧で身体に吹き付けられるためシャワ
ー使用感としては、あたかもシャワー流量が増加したが
ごとく、高圧シャワー感を得ることができるといった特
有の効果をもたらすことができる。
【0017】さらにまた本発明実施例は上記した構成に
よって、シャワー等湯水吐出終了時、シャワーヘッド9
等噴出ノズルに湯水を送る管路31に設けた開閉弁でも
ある電動混合弁27,28を閉塞し、空気ポンプ32に
て加圧空気等の気体を供給することによって、シャワー
ホース11、管賂12内にある湯水は、加圧空気等の気
体によってシャワーヘッド9等噴出ノズルから外へ押し
出され、その後シャワーヘッド9等噴出ノズルから加圧
空気等の気体を噴出できるため、ほてった身体をその加
圧空気等の気体の風で冷やしたり、あるいは濡れた身体
についている水滴をシャワーヘッド9から噴出する空気
等の気体で吹き飛ばし乾燥を促進できるという特有の効
果をもたらすことができる。またその際、加熱部36を
機能させれば温風も得られ、乾燥のほか暖房もできる。
【0018】また最近、浴槽内に気泡を噴出しながら入
浴できるいわゆる気泡入浴の人気が高まっているが、本
発明実施例は上記した構成によって、シャワーヘッド9
等噴出ノズルに湯水を送る管路31に設けた電動開閉弁
27,28を閉塞し、空気ポンプ32にて加圧空気等の
気体を供給することによって、シャワーヘッド9等噴出
ノズルから加圧空気等の気体を噴出させることができ
る。したがって、このシャワーヘッド9等噴出ノズルを
浴槽(図示せず)の湯中に入れることによって浴槽内に
気泡を噴出しながらいわゆる気泡入浴を楽しむこともで
きるものである。
【0019】上記実施例では、給湯器はガスの瞬間式を
用いた場合について説明したが、電気の貯湯式のものを
用いても同様の効果を得ることができる。またこの実施
例では浴室等で用いるシャワーについて説明したが、本
発明の目的を達成するものであればこれに限られるもの
でないことはいうまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明の湯水吐出装置は、
人の身体に湯水を吐出する噴出ノズルと、前記噴出ノズ
ルに前記湯水を送る管路と、前記管路中の湯水に空気等
の気体を混入させる空気ポンプ等の気体供給手段を備え
た構成なので、その空気の吐出の勢いで湯水も同様の勢
いで身体に当たるように作用し、あたかもシャワー流量
が増加したがごとく量感のあるシャワー感を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す湯水吐出装置のシステム
構成図
【図2】従来の湯水吐出装置のシステム構成図
【符号の説明】 9 噴出ノズル(ハンドシャワーヘッド) 10 噴出ノズル(固定シャワーヘッド) 14 開閉弁(電動弁) 15 開閉弁(電動弁) 27 開閉弁(混合弁=温度調節手段) 28 開閉弁(混合弁=温度調節手段) 29 温度検出器(湯温センサ) 31 管路 32 気体供給手段(空気ポンプ) 36 加熱手段(電気ヒータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植木 浩一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人の身体に湯水を吐出する噴出ノズルと、
    前記噴出ノズルに前記湯水を送る管路と、前記管路中の
    湯水に空気等の気体を混入させる空気ポンプ等の気体供
    給手段とを備えた湯水吐出装置。
  2. 【請求項2】湯水の温度を調節する湯水混合弁等の温度
    調節手段を設けた請求項1記載の湯水吐出装置。
  3. 【請求項3】温度調節手段で調節した湯水温度を検出す
    る温度検出器を有する請求項2記載の湯水吐出装置。
  4. 【請求項4】気体供給手段と湯水の管路との接続管路に
    前記気体を加熱する電気ヒータ等の加熱手段を有する請
    求項1ないし3のいずれか1項記載の湯水吐出装置。
  5. 【請求項5】湯水を送る管路を閉塞して気体だけ噴出ノ
    ズルへ供給する開閉弁を有する請求項1ないし4のいず
    れか1項記載の湯水吐出装置。
  6. 【請求項6】複数の噴出ノズルを有する請求項1ないし
    5のいずれか1項記載の湯水吐出装置。
  7. 【請求項7】複数の噴出ノズルを使い分け可能とする開
    閉弁を有する請求項6記載の湯水吐出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63294816A (ja) * 1987-05-28 1988-12-01 テクノジャパン株式会社 携帯用シャワ−装置

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