JPH09167426A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JPH09167426A
JPH09167426A JP33068295A JP33068295A JPH09167426A JP H09167426 A JPH09167426 A JP H09167426A JP 33068295 A JP33068295 A JP 33068295A JP 33068295 A JP33068295 A JP 33068295A JP H09167426 A JPH09167426 A JP H09167426A
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disk
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toc information
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JP33068295A
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Kazunori Okano
和紀 岡野
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】文字情報を簡単にコピーできるMD記録再生装
置を提供する。 【解決手段】ネームコピーモードでは、ローディングさ
れたMD(マスターディスク)1から読み出されたTO
C情報からトラック数及び総演奏時間のデータがシステ
ムコントローラ5で算出されて文字情報と共にDRAM
6に格納される。スレーブディスクがローディングされ
ると、そのTOC情報が読み出されてSRAM7に格納
される。そのTOC情報の一部としてのアドレス情報や
トラック情報から得られるトラック数及び総演奏時間の
データとDRAM6に格納されたマスターディスクのト
ラック数及び総演奏時間のデータとが共に等しいと判定
されると、DRAM6からマスターディスクの文字情報
が読み出されてスレーブディスクのUTOCエリアに書
き込まれる。よって、文字情報を簡単にコピーでき、マ
スターディスクの文字情報をユーザが自らスレーブディ
スクに書き込む必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスク装置に
関する。詳しくは、第1及び第2のディスクのTOC情
報の比較結果に基づいて、第1のディスクにTOC情報
の一部として記録されている文字情報を第2のディスク
にTOC情報の一部として記録することによって、TO
C情報の一部として記録されている文字情報についても
簡単にコピーができるようにしたディスク装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ミニディスク(以下、「MD」と
いう)より音声データを再生するディスク装置(MD再
生装置)や、録音再生用MD(以下、「録再用MD」と
いう)に音声データを記録することも可能なディスク装
置(MD録音装置)が提案されている。MDには従来周
知のようにATRAC(Adaptive Transform AcousticC
oding)と称される音声信号圧縮技術によって約1/5
にデータ量が圧縮された状態で音声データの記録が行わ
れる。これにより、直径64mmのMDに最大74分の
録音が可能となっている。
【0003】また、MDには、TOC(Table of Conte
nts)情報として、トラック情報やアドレス情報等と共
に、ディスク名(アルバム名)やトラック名(曲名)等
の文字情報を記録することができる。この文字情報はカ
タカナを使用しない場合で約1700文字まで記録する
ことができる。この文字情報は、再生専用MDでは、ト
ラック情報やアドレス情報等と共に記録されており、ユ
ーザが書き換えることはできない。録再用MDでは、ユ
ーザがディスク装置でキー操作等によって自由に好みの
文字情報を記録することができる。
【0004】図6(a)、図6(b)にMDのエリア区
分とTOC情報が記録されるエリアのセクタ区分を示
す。
【0005】図6(a)において、再生専用MDは、T
OCエリア(リードインエリア)、音声データエリア及
びリードアウトのエリアに区分され、TOC情報はTO
Cエリアに記録されている。一方、録再用MDは、TO
Cエリア(リードインエリア)、UTOC(ユーザーT
OCエリア)、音声データエリア及びリードアウトのエ
リアに区分され、TOC情報はUTOCエリアに記録さ
れる。
【0006】また、TOCエリア及びUTOCエリア
は、図6(b)に示すように各セクタに区分される。セ
クタ0には、ファーストTNO、ラストTNO等のトラ
ックナンバーに関する情報(以下、「トラック情報」と
いう)や、各トラックのアドレス情報等が記録される。
セクタ1及びセクタ4にはディスク名や各トラック名等
の文字情報が記録される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、マスター側
のMD再生装置とスレーブ側ののMD録音装置とを接続
して、MD再生装置で再生するMDのデータを、MD録
音装置にローディングされた録再用MDにコピーする場
合、そのコピー方法がアナログあるいはディジタルであ
るか否かに関わらず、コピーできるのは音声データのみ
であり、TOC情報として記録されている文字情報はコ
ピーすることができない。
【0008】したがって、マスター側のMDにTOC情
報として記録されている文字情報をスレーブ側の録音用
MDに記録するためには、音声データのコピー中/又は
そのコピーの終了後に、ユーザがキー操作等で1文字1
文字入力するしかなく、相当の労力を要することにな
る。
【0009】そこで、この発明では、TOC情報の一部
として記録されている文字情報についても簡単にコピー
することができるディスク装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るディスク
装置は、TOC情報の一部として文字情報が記録された
第1のディスク及びTOC情報の一部として文字情報を
記録し得る第2のディスクより各TOC情報を読み出す
読み出し手段と、第1及び第2のディスクより読み出さ
れるTOC情報をそれぞれ格納する第1及び第2のメモ
リ手段と、第1及び第2のメモリ手段に格納されたTO
C情報の一部又はそのTOC情報を加工して得られる情
報を比較するTOC情報比較手段と、TOC情報比較手
段の比較結果に基づいて、少なくとも第1のメモリ手段
に格納されたTOC情報に含まれる文字情報を第2のデ
ィスクにTOC情報の一部として記録する文字情報コピ
ー手段とを備えるものである。
【0011】あるいは、この発明に係るディスク装置
は、TOC情報の一部として文字情報が記録された第1
のディスク及びTOC情報の一部として文字情報を記録
し得る第2のディスクより各TOC情報を読み出す読み
出し手段と、第1及び第2のディスクより読み出される
TOC情報をそれぞれ格納するメモリ手段と、メモリ手
段に格納されたTOC情報の一部又はそのTOC情報を
加工して得られる情報を比較するTOC情報比較手段
と、TOC情報比較手段の比較結果に基づいて、メモリ
手段に格納された第1のディスクの少なくとも文字情報
を第2のディスクにTOC情報の一部として記録する文
字情報コピー手段とを備えるものである。
【0012】第1のメモリ手段には第1のディスクより
読み出したTOC情報が格納され、第2のメモリ手段に
は第2のディスクより読み出したTOC情報が格納され
る。あるいは、第1及び第2のディスクより読み出した
TOC情報がメモリ手段に格納される。TOC情報比較
手段によって各TOC情報又は各TOC情報を加工して
得られる情報が比較され、第1のメモリ手段に格納され
たTOC情報の一部としての文字情報が第2のディスク
にTOC情報の一部として少なくとも記録される。よっ
て、従来コピーできなかった、TOC情報の一部として
記録されている文字情報についても簡単にコピーをする
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形
態としてのMD記録再生装置30を示している。図にお
いて、光磁気ディスクとして構成される録音再生可能な
MD1は、スピンドルモータ2によって回転制御され
る。
【0014】まず、記録系について説明する。入力端子
3に供給されるディジタルオーディオ信号SDinは、音
声圧縮のエンコーダ/デコーダ4に供給されてATRA
C方式の音声圧縮符号化が行われる。エンコーダ/デコ
ーダ4より出力される圧縮符号化データはメモリコント
ローラ5を介してDRAM6に格納される。
【0015】DRAM6に格納されたディジタルオーデ
ィオ信号SDinに係る圧縮符号化データはメモリコント
ローラ5の制御によって順次読み出され、メモリコント
ローラ5を介してEFM(Eight to Fourteen Modulati
on)とCIRC(Cross Interleave Reed-Solomon Cod
e)のエンコーダ/デコーダ8に供給され、誤り訂正処
理のためのエンコード処理が行われると共に、変調処理
が行われる。
【0016】エンコーダ/デコーダ8より出力される記
録音声データはヘッド駆動回路9に供給される。これに
より、磁気ヘッド10の出力磁界が記録音声データによ
って変調され、後述する光ピックアップからのレーザー
光との共働でもって、記録音声データがMD1に磁界変
調記録される。なお、上述したメモリコントローラ5及
びエンコーダ/デコーダ8の動作はマイコンを有してな
るシステムコントローラ11で制御される。
【0017】また、アドレス情報及びトラック情報等の
TOC情報に係る圧縮符号化データは録音中にSRAM
7に格納される。このSRAM7に格納されたTOC情
報に係る圧縮符号化データは、録音終了後にメモリコン
トローラ5の制御によって順次読み出され、MD1のU
TOCエリアのセクタ0等に磁界変調記録される。ま
た、ユーザがキー操作等によって入力した、TOC情報
の一部としての文字情報は、MD1のUTOCエリアの
セクタ1やセクタ4に磁界変調記録される。
【0018】次に、再生系について説明する。光ピック
アップ12を構成する複数の光検出器(図示せず)の出
力信号はRFアンプ部13に供給される。このRFアン
プ部13より得られるトラッキングエラー信号及びフォ
ーカスエラー信号はサーボ制御回路14に供給され、サ
ーボ制御回路14によって光ピックアップ12のトラッ
キングサーボ及びフォーカスサーボが行われる。なお、
サーボ制御回路14によって光ピックアップ12を所定
位置に移動する送りモータ15や、スピンドルモータ2
の回転も制御される。このサーボ制御回路14の動作は
システムコントローラ11によって制御される。
【0019】また、RFアンプ部13より得られる再生
RF信号はエンコーダ/デコーダ8に供給され、復調処
理が行われると共に、誤り訂正処理が行われる。このエ
ンコーダ/デコーダ8で誤り訂正された圧縮符号化デー
タで音声データに係るものは、メモリコントローラ5を
介してDRAM6に一時的に格納される。このDRAM
6に格納された圧縮符号化データはメモリコントローラ
5の制御によって順次読み出され、メモリコントローラ
5を介してエンコーダ/デコーダ4に供給されて伸張復
号化処理が行われる。そして、エンコーダ/デコーダ4
の出力信号はディジタルオーディオ信号SDoutとして
出力端子17より出力される。
【0020】また、このエンコーダ/デコーダ8で誤り
訂正された圧縮符号化データで、MD1のTOCエリア
又はUTOCエリアに記録されたTOC情報に係るもの
は、メモリコントローラ5を介してSRAM7に格納さ
れる。このTOC情報のSRAM7への格納は音声デー
タ読み込み前に行われ、このTOC情報は、他のMDが
ローディングされてそのTOC情報が格納されることに
より上書きされるまでSRAM7に保持される。
【0021】また、システムコントローラ11には、ユ
ーザが種々の操作を行うための操作キー部18が接続さ
れると共に、この操作キー部18による操作手順やシス
テムの状態等が表示される表示器19が接続される。操
作キー部18には、後述するネームコピーモードに設定
するための押圧ボタンやネームコピーモード時の各種設
定を行うための押圧ボタンも配設される。
【0022】本発明に係るMD記録再生装置30を用い
た音声データ及び文字情報のコピーの手順について説明
する。
【0023】まず、図2に示すように、本発明に係るM
D記録再生装置30をマスター側として、スレーブ側の
MD録音装置40とディジタル接続して、MD記録再生
装置30で再生するMD(マスターディスク)の音声デ
ータを、MD録音装置40にローディングされた録再用
MD(スレーブディスク)にディジタルコピーする。
【0024】このとき、MD記録再生装置30ではマス
ターディスクのTOC情報が読み出されてSRAM7に
格納される。また、MD録音装置40では、MD記録再
生装置30にローディングされたマスターディスクのト
ラックナンバーの変化に応じてトラックナンバーが変化
して、トラック情報やアドレス情報等のTOC情報がデ
ィジタルコピー終了後にスレーブディスクに記録され
る。したがって、何も記録されていないスレーブディス
クにマスターディスクの全音声データを順番通りに記録
する完全パッケージコピーであれば、トラック情報やア
ドレス情報等のTOC情報については、スレーブディス
クにマスターディスクと同一のデータが記録されるが、
TOC情報の一部としての文字情報については、ユーザ
が自ら入力しない限りスレーブディスクには何も記録さ
れない。
【0025】続いて、操作キー部18を操作してマスタ
ー側のMD記録再生装置30をネームコピーモードに設
定して、マスターディスクからTOC情報を読み出して
DRAM6に格納した後、MD記録再生装置30からマ
スターディスクをイジェクトする。
【0026】更に、MD記録再生装置30にスレーブデ
ィスクをローディングして、そのTOC情報を読み出し
てSRAM7に格納する。そして、SRAM7に格納し
たスレーブディスクのTOC情報の一部としてのトラッ
ク情報及びアドレス情報から得られるトラック数及び総
演奏時間のデータが、DRAM6に格納したマスターデ
ィスクのトラック数及び総演奏時間のデータと同一内容
であると判断すれば、DRAM6に保存してあるマスタ
ーディスクのTOC情報の一部としての文字情報をスレ
ーブディスクのUTOCエリアに書き込む。このとき、
総演奏時間が1〜2秒ずれている場合にも、誤差範囲内
として同一として判断する。
【0027】これにより、音声データばかりでなく、文
字情報についてもマスターディスクと同一内容のスレー
ブディスクを作成することができる。
【0028】なお、音声データをコピーした後に、マス
ターディスクをMD記録再生装置30からいったんイジ
ェクトし、TOC情報をDRAM6に移し変えていなか
ったときは、再びマスターディスクをMD記録装置30
にセットして、マスターディスクのTOC情報を読み出
してSRAM7に格納した後、これをDRAM6に移し
て前述したネームコピーモードにおける動作を行う。
【0029】図3〜図5は、MD記録再生装置30で、
音声データのコピー後にマスターディスクをいったんイ
ジェクトして再びマスターディスクをローディングした
場合の、ネームコピーモード時のメモリコントローラ5
及びシステムコントローラ11の制御動作を示すフロー
チャートである。
【0030】図において、ネームコピーモードに設定さ
れるとネームコピーモードのサブルーチンに入り、まず
ステップST1で、ネームコピーモードに入ったことを
表す文字、図形等を表示器19に表示する。続いてステ
ップST2で、ディスクがローディングされているか否
かを判定する。ローディングされていないと判定される
ときは、ステップST51に進んでローディングされて
いないことを表す文字、図形等(例えば、「NO DI
SK」という文字)を表示器19に表示し、続いてステ
ップST52に進んでイジェクトする。そして、ネーム
コピーモードのサブルーチンから抜けてメインのルーチ
ンに戻る。
【0031】ステップST2でディスクがローディング
されていると判定されるときは、ステップST3に進ん
で、ローディングされたディスクに音声データが入って
いるか否かをSRAM7に格納されたデータをメモリコ
ントローラ5が読み出してシステムコントローラ11で
判定する。音声データが入っていないと判定されるとき
は、ステップST53に進んで音声データが入っていな
いことを表す文字、図形等(例えば、「BLANK D
ISK」という文字)を表示器19に表示し、続いてス
テップST52に進んでディスクをイジェクトする。そ
して、ネームコピーモードのサブルーチンから抜けてメ
インのルーチンに戻る。
【0032】ステップST3でディスクに音声データが
入っていると判定されるときは、ステップST4に進ん
で、ローディングされたマスターディスクに「TRAC
KNAME」が入っているか否かをSRAM7に格納さ
れたデータを読み出して判定する。「TRACK NA
ME」が入っていないと判定されるときは、ステップS
T54に進んで「TRACK NAME」が入っていな
いことを表す文字、図形等(例えば、「NO TRAC
K NAME」という文字)を表示器19に表示し、続
いてステップST52に進んでディスクをイジェクトす
る。そして、ネームコピーモードのサブルーチンから抜
けてメインのルーチンに戻る。
【0033】ステップST4で「TRACK NAM
E」が入っていると判定されるときは、ステップST5
に進んで、ローディングされたマスターディスクに「D
ISKNAME」が入っているか否かをSRAM7に格
納されデータを読み出して判定する。ステップST5で
「DISK NAME」が入っていると判定されるとき
はステップST7に進む。一方「DISK NAME」
が入っていないと判定されるときは、ステップST6に
進んで「DISK NAME」が入っていないことを表
す文字、図形等(例えば、「NO DISK NAM
E」という文字)を表示器19に表示した後にステップ
ST7に進む。
【0034】ステップST7ではローディングされたマ
スターディスクの誤消去防止スイッチが入っているか否
か(「記録不可」の位置にあるか或いは「記録可」の位
置にあるか)を判定し、「記録不可」の位置にあると判
定されるときはステップST8に進む。一方、誤消去防
止スイッチが「記録可」の位置にあると判定されるとき
は、ユーザが誤った操作をしてマスターディスクのデー
タを消去しないように、ステップST55に進んで誤消
去防止スイッチが「記録可」の位置にあることを表す文
字や「記録不可」の位置にするようにすることをユーザ
に促す注意文等を表示器19に表示し、続いてステップ
ST52に進んでディスクをイジェクトする。そして、
ネームコピーモードのサブルーチンから抜けてメインの
ルーチンに戻る。
【0035】ステップST8では、SRAM7に格納さ
れたマスターディスクのTOC情報からトラック数及び
総演奏時間をシステムコントローラ11で算出してそれ
らのデータを文字情報と共にDRAM6に格納する。な
お、トラック数はトラック情報(ファーストTNO及び
ラストTNO)よりシステムコントローラ11が算出す
る(トラック数=ラストTNO−ファーストTNO+
1)。また、総演奏時間はアドレス情報よりシステムコ
ントローラ11が算出する。続いてステップST9に進
んで、マスターディスクをイジェクトする。
【0036】なお、SRAM7に格納されているマスタ
ーディスクの文字情報をステップST8でDRAM6に
格納したのは、後述するステップST13でSRAM7
に格納されるスレーブディスクのトラック数及び総演奏
時間のデータによって、マスターディスクの情報がメモ
リから消去されないようにするためである。
【0037】ステップST10では、スレーブディスク
のローディングをユーザに促す文字・図形等を表示器1
9に表示すると共にインターバルタイマーをスタートさ
せ、ステップST11では、スレーブディスクがローデ
ィングされたか否かを判定する。ステップST11でロ
ーディングされていないと判定されるときはステップS
T12に進んで、ステップST10のタイマー開始時間
から所定時間a秒が経過したか否かを判定する。
【0038】ステップST12で所定時間a秒が経過し
ていないと判定されるときは、再びステップST11に
戻ってディスクがローディングされたか否かの判定を行
う。一方、ステップST12で所定時間a秒が経過した
と判定されるときは、ステップST61に進んで、所定
時間a秒が経過したことを表す文字、図形等(例えば、
「TIME OUT」という文字)を表示器19に表示
する。そして、ネームコピーモードのサブルーチンから
抜けてメインのルーチンに戻る。
【0039】ステップST11でディスク(スレーブデ
ィスク)がローディングされたと判定されるときは、ス
テップST13に進み、ローディングされたスレーブデ
ィスクのUTOCエリアからTOC情報を読み出してS
RAM7に格納する。
【0040】続いて、ステップST14では、DRAM
6に格納されたマスターディスクのトラック数のデータ
と、SRAM7に格納されたTOC情報から得られるス
レーブディスクのトラック数のデータとを比較して、両
者が等しいか否かを判定する。
【0041】ステップST14でマスターディスクとス
レーブディスクのトラック数が等しくないと判定される
ときは、ステップST71に進んで、スレーブディスク
の音声データがマスターディスクの音声データと一致し
ない(ディスクが不適合)ことを表す文字、図形等を表
示器19に表示し、続いてステップST72に進んでデ
ィスクをイジェクトする。そして、ネームコピーモード
のサブルーチンから抜けてメインのルーチンに戻る。
【0042】ステップST14でマスターディスクとス
レーブディスクのトラック数が等しいと判定されるとき
は、ステップST15に進んで、DRAM6に格納され
たマスターディスクの総演奏時間のデータと、SRAM
7に格納されたTOC情報から得られるスレーブディス
クの総演奏時間のデータとを比較して、両者が等しいか
否かを判定する。
【0043】ステップST15で総演奏時間が等しくな
いと判定されるときは、ステップST71に進んで、デ
ィスクが不適合であることを表す文字、図形等を表示器
19に表示し、続いてステップST72に進んでディス
クをイジェクトする。そして、ネームコピーモードのサ
ブルーチンから抜けてメインのルーチンに戻る。ステッ
プST15で総演奏時間が等しいと判定されるときは、
ステップST16に進んで、SRAM7にメモリされた
スレーブディスクのTOC情報を読み出して、「DIS
K NAME」、「TRACK NAME」等の文字情
報が記録されているか否かを判定する。
【0044】ステップST16で文字情報が記録されて
いると判定されるときは、ステップST73に進んで、
スレーブディスクに文字情報が記録されていることを表
す文字、図形等を表示器19に表示し、続いてステップ
ST72に進んでディスクをイジェクトする。そして、
ネームコピーモードのサブルーチンから抜けてメインの
ルーチンに戻る。ステップST16で文字情報が記録さ
れていないと判定されるときは、ステップST17に進
んで、ローディングされたスレーブディスクの誤消去防
止スイッチが「記録可」の位置にあるか或いは「記録不
可」の位置にあるかを判定する。
【0045】ステップST17で誤消去防止スイッチが
「記録不可」の位置にあると判定されるときは、ステッ
プST74に進んで、誤消去防止スイッチが「記録不
可」の位置にあることを表す文字や「記録可」の位置に
するようにユーザに促す文字等を表示器19に表示し、
続いてステップST72に進んでスレーブディスクをイ
ジェクトする。そして、ネームコピーモードのサブルー
チンから抜けてメインのルーチンに戻る。一方、ステッ
プST17で誤消去防止スイッチが「記録可」の位置に
あると判定されるときは、ステップST18に進んで、
スレーブディスクの音声データがマスターディスクの音
声データと一致した(ディスクが適合した)ことを表す
確認メッセージを表示器19に表示すると共にインター
バルタイマーをスタートさせる。
【0046】続いてステップST19に進んで、上記確
認メッセージ表示後にユーザのキー操作部18の操作に
よってネームコピーOKボタンが押圧されたか否かを判
定する。ネームコピーOKボタンが押圧されていないと
判定されるときはステップST20に進んで、ステップ
ST18のタイマー開始時間から所定時間b秒が経過し
たか否かを判定する。
【0047】ステップST20で所定時間b秒が経過し
ていないと判定されるときは、再びステップST19に
戻ってネームコピーOKボタンが押圧されたか否かの判
定を行う。一方、ステップST20で所定時間b秒が経
過したと判定されるときは、ステップST81に進んで
ディスクをイジェクトすると共に、ネームコピーモード
のサブルーチンから抜けてメインのルーチンに戻る。
【0048】ステップST19でネームコピーOKボタ
ンが押圧されたと判定されるときは、ステップST21
に進み、DRAM6に格納されたマスターディスクの文
字情報をメモリコントローラ5が読み出してそれをSR
AM7に格納し、更にステップST22に進んで、SR
AM7に格納された文字情報をメモリコントローラ5が
読み出してそれをスレーブディスクのUTOCエリアに
記録する。
【0049】ステップST23では、ネームコピーが完
了したことを表す文字、図形等(例えば、「COMPL
ETE」)を表示器19に表示し、ステップST24で
は、スレーブディスクにコピーされた「DISK NA
ME」、「TRACK NAME」等の文字情報を、確
認のため、表示器19に連続表示する。
【0050】以上説明したように本実施の形態において
は、ネームコピーモードにおいて、マスターディスクロ
ーディング時にSRAM7に格納されたマスターディス
クのTOC情報がメモリコントローラ5で読み出されて
そのデータからシステムコントローラ11でトラック数
及び総演奏時間が算出され、それらのデータが文字情報
とともにDRAM6に格納される。スレーブディスクが
ローディングされるとスレーブディスクのUTOCエリ
アからTOC情報が読み出されてSRAM7に格納され
る。SRAM7に格納されたTOC情報から得られるス
レーブディスクのトラック数及び総演奏時間のデータは
DRAM6に格納されたマスターディスクのトラック数
及び総演奏時間のデータと比較されて両者が共に等しい
と判定されたとき、DRAM6に格納された、マスター
ディスクのTOC情報の一部としての文字情報が読み出
されてSRAM7に格納された後、スレーブディスクの
UTOCエリアに書き込まれる。よって、TOC情報の
一部として記録されている文字情報についても簡単にコ
ピーすることができる。したがって、MDからMDへの
コピーにおいてマスターディスクの文字情報をユーザが
自らスレーブディスクに書き込む必要がないという顕著
な効果を奏する。
【0051】また、本実施の形態においては、音声デー
タのコピーをディジタルコピーで行ったものを示した
が、アナログコピーで音声データをコピーしたものにつ
いても本発明を適用することができる。以下、このアナ
ログコピーの場合について説明する。
【0052】アナログコピーの場合は、ディジタルコピ
ーの場合と異なり、マスター側のMDの音声データが複
数のトラックから構成されいたとしても、アナログ信号
として出力されることより、その音声データはスレーブ
側のMD録音装置40では1トラックと認識してその情
報を録再用MDに記録してしまう。
【0053】ところで、最近のMD録音装置には、入力
が規定レベル以下になった時間が規定時間以上続いたら
自動的にトラックナンバーを変化させるLVELL S
YNC(レベル・シンク)機能を備えたものがある。し
かし、このレベル・シンク機能を備えたものをスレーブ
側のMD録音装置40として用いてアナログコピーを行
ったとしても、文字情報以外は全てマスターディスクと
同一のスレーブディスクが作成されるということではな
いので、以下のチェックが必要となる。 名前情報は各トラック毎につけられるので、トラック
数についてはマスターディスクとスレーブディスクとが
一致しなければならない。したがって、ディジタルコピ
ーの場合と同様にステップST14においてトラック数
が同一か否かの判定を行う。 各トラックのアドレス情報については、スレーブ側の
MD録音装置40が独自に作成するのでスレーブディス
クのアドレス情報はマスターディスクのアドレス情報と
は正確には一致しない。よって、アドレス情報から得ら
れる各トラックの演奏時間や総演奏時間については多少
の誤差が生じる。したがって、ステップST15におけ
る総演奏時間についての制限は緩めて、例えばマスター
ディスクの総演奏時間がスレーブディスクの総演奏時間
の±10秒以内であれば同一であると判定してステップ
ST16に進むようする。
【0054】ここで、上述した本実施の各形態において
は、ネームコピーモードにおいて、SRAM7に格納さ
れているマスターディスクの文字情報をステップST8
でDRAM6に格納し、テップST13でSRAM7に
格納されるスレーブディスクのトラック数及び総演奏時
間のデータをDRAM6の中身と比較すると共に、スレ
ーブディスクの文字情報の有無を判断してスレーブディ
スクに元から記録されていた文字情報をユーザが不用意
に書き換えてしまわないように注意を促すようにしてい
るが、ステップST13でスレーブディスクの文字情報
についてはメモリに格納しないようにしてもよい。ただ
しこの場合はステップST16でスレーブディスクに文
字情報が記録されているか否かの判定を行うことはでき
ない。
【0055】なお、本実施の形態においては、メモリと
してDRAM6とSRAM7を用いたが、SRAM7を
用いずにDRAM6を音声データの一時保存用の領域A
とTOC情報保存用の領域Bとに分割してSRAM7の
機能を兼任させるように構成してもよい。この領域Bは
音声データの録音再生を行わなければ使用することがで
きるので、ネームコピーモードにおいては、DRAM6
の領域Aと領域Bとを、上述した本実施の形態のDRA
M6とSRAM7と同様に機能させることができる。ま
た、フラッシュメモリを用いて、上述したDRAM6の
領域Bとしての機能を負わせるようにしてもよい。
【0056】また、本実施の形態においては、ネームコ
ピーモードにおいて、スレーブディスクのTOC情報を
そのままSRAM7に格納して(ステップST13)、
そのデータの中のトラック情報及びアドレス情報を用い
てシステムコントローラ11で算出されたトラック数及
び総演奏時間のデータを、DRAM6に格納されたマス
ターディスクのトラック数及び総演奏時間のデータと比
較(ステップST14及びステップST15)したが、
スレーブディスクのTOC情報についてもトラック数及
び総演奏時間のデータ形式でSRAM7に格納して、ス
テップST14及びステップST15でマスターディス
クのトラック数及び総演奏時間のデータと比較するよう
にしてもよい。
【0057】また、マスターディスクのTOC情報をス
レーブディスクのTOC情報と同様にトラック数及び総
演奏時間のデータに直さずにDRAM6に格納するよう
にしてもよい。このとき、ステップST14及びステッ
プST15におけるTOC情報の比較をトラック情報及
びアドレス情報のデータのままで比較するようにしても
よい。また、トラック数及び総演奏時間以外の他のデー
タに直して比較するようにしてもよい。
【0058】また、マスター側ディスクとして、文字や
記号等が記録されているものを用いたり、スレーブディ
スクとして記録が可能なものを用いれば、光磁気ディス
ク(MO)、フロッピーディスク(FD)、ディジタル
ビデオディスク(DVD)等にも本発明は適用できる。
【0059】
【発明の効果】この発明によれば、第1及び第2のディ
スクのTOC情報の比較結果に基づいて、第1のディス
クにTOC情報の一部として記録されている少なくとも
文字情報が第2のディスクにTOC情報の一部として記
録される。したがって、第1のディスクから第2のディ
スクへのコピーに際し、第1のディスクの文字情報をユ
ーザが自ら第2のディスクに書き込む必要がないという
顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るディスク装置の実施の形態とし
てのMD記録再生装置の構成を示す図である。
【図2】音声データのコピー方法を示す図である。
【図3】ネームコピーモード時の制御ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図4】ネームコピーモード時の制御ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図5】ネームコピーモード時の制御ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図6】ミニディスクのエリア区分を示す図である。
【符号の説明】
1 MD 2 スピンドルモータ 3 入力端子 4 音声圧縮のエンコーダ/デコーダ 5 メモリコントローラ 6 DRAM 7 SRAM 8 EFMとCIRCのエンコーダ/デコーダ 9 磁気ヘッド 10 記録用の磁気ヘッド 11 システムコントローラ 12 光ピックアップ 13 RFアンプ部 14 サーボ制御回路 15 送りモータ 17 出力端子 18 操作キー部 19 表示器 30 MD記録再生装置 40 MD録音装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 27/00 D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TOC情報の一部として文字情報が記録
    された第1のディスク及びTOC情報の一部として文字
    情報を記録し得る第2のディスクより上記各TOC情報
    を読み出す読み出し手段と、 上記第1及び第2のディスクより読み出されるTOC情
    報をそれぞれ格納する第1及び第2のメモリ手段と、 上記第1及び第2のメモリ手段に格納された上記TOC
    情報の一部又はそのTOC情報を加工して得られる情報
    を比較するTOC情報比較手段と、 上記TOC情報比較手段の比較結果に基づいて、少なく
    とも上記第1のメモリ手段に格納されたTOC情報に含
    まれる上記文字情報を上記第2のディスクにTOC情報
    の一部として記録する文字情報コピー手段とを備えるデ
    ィスク装置。
  2. 【請求項2】 TOC情報の一部として文字情報が記録
    された第1のディスク及びTOC情報の一部として文字
    情報を記録し得る第2のディスクより上記各TOC情報
    を読み出す読み出し手段と、 上記第1及び第2のディスクより読み出されるTOC情
    報をそれぞれ格納するメモリ手段と、 上記メモリ手段に格納された上記TOC情報の一部又は
    そのTOC情報を加工して得られる情報を比較するTO
    C情報比較手段と、 上記TOC情報比較手段の比較結果に基づいて、上記メ
    モリ手段に格納された上記第1のディスクの少なくとも
    文字情報を上記第2のディスクにTOC情報の一部とし
    て記録する文字情報コピー手段とを備えるディスク装
    置。
  3. 【請求項3】 上記TOC情報比較手段によるTOC情
    報の比較は、上記TOC情報から得られるトラック数及
    び総演奏時間のデータについて行うことを特徴とする請
    求項1又は2記載のディスク装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100539526B1 (ko) * 1999-03-17 2005-12-29 엘지전자 주식회사 문자 편집방법

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