JPH09167285A - 商品管理方法及びその装置 - Google Patents

商品管理方法及びその装置

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JPH09167285A
JPH09167285A JP32605095A JP32605095A JPH09167285A JP H09167285 A JPH09167285 A JP H09167285A JP 32605095 A JP32605095 A JP 32605095A JP 32605095 A JP32605095 A JP 32605095A JP H09167285 A JPH09167285 A JP H09167285A
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Yasushi Hattori
泰 服部
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正 林田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品及び商品販売に係る多種の情報を管理で
きる商品管理方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 バーコード印刷シート1A、保護シート
1B、回路印刷シート1C、両面テープシート1Dを積
層して商品に貼着けできるようにし、印刷回路シート1
C上には電磁波を用いて情報の読み書きを行える情報記
憶素子1を形成しておく。これにより、商品や製品等の
管理を行うときは、個々の商品や製品の分類、名称等の
情報を予め情報記憶素子1の記憶部に記憶させておく。
例えば、商品管理を行う場合には、製造年月日、製造場
所、製造ロット番号、商品種別、商品名等の情報を情報
記憶素子1に記憶させ、これらの情報をスキャナ2によ
ってアクセスすることにより、従来のPOSシステムと
同様の販売管理を行うと共に、顧客管理、保証書発行処
理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、商品管理方法及び
その装置に関し、特に管理対象商品に情報記憶素子を設
け、情報記憶素子に対する情報の読み出し或いは読み出
し及び書き込みを行うことにより商品管理を行うもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、商品の販売管理等において、バー
コードラベルが広く用いられている。バーコードラベル
は任意の情報をコード化したバーコードを表記したラベ
ルであり、この情報は光学的スキャナによって容易に読
みとることができるものである。
【0003】例えば、商品の販売管理にバーコードラベ
ルを用いる場合には、バーコードとして表す情報として
は、商品分類及び商品名等である。
【0004】このようなバーコードラベルを用いること
により、商品の販売管理等を非常に簡単に行うことがで
きるようになった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1つの
バーコードラベルによって表せる情報には限度がある。
即ち、ラベルの面積によって表記できるバーコードが限
られてしまい、1つのバーコードラベルによって多くの
情報を得ることは不可能であった。このため、バーコー
ドラベルを用いて多くの情報を伝達したいときには、複
数のバーコードラベルを用いなければならず、煩雑にな
りがちであった。
【0006】また、従来のバーコードラベルはバーコー
ドラベル作成時に設定した情報の伝達のみを行えるもの
であり、所望の時点において、これに新たな情報を付加
して伝達することはできなかった。
【0007】また、販売等の商品管理においては、バー
コードラベルを用いて販売した商品の種別、個数、価格
等管理するに留まり、これ以外の管理、例えば顧客管理
に伴う販売商品の保証書発行等の管理処理を自動的に行
うまでには至っていない。
【0008】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、商品
及び商品販売に係る多種の情報を管理できる商品管理方
法及びその装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために請求項1では、所定容量のメモリを有し、
該メモリ内の商品管理に係る記憶情報をワイアレスにて
アクセス可能な情報記憶素子を管理対象商品に装着し、
前記管理対象商品に装着された情報記憶素子内の情報を
スキャナによってワイアレスにてアクセスし、該スキャ
ナに接続された管理処理部によって、前記情報記憶素子
に対するアクセス情報に基づいて前記商品の管理処理を
行う商品管理方法を提案する。
【0010】該商品管理方法によれば、管理対象商品に
装着された情報記憶素子内のメモリ内に記憶されている
情報がスキャナによってワイアレスにてアクセスされ、
該スキャナに接続された管理処理部によって、前記情報
記憶素子に対するアクセス情報に基づいて前記商品の管
理処理が行われる。従って、前記情報記憶素子のメモリ
に予め商品名、商品種別、製造年月日、製造工場、製造
ロット等の管理対象商品に係る情報を記憶させておくこ
とにより、前記管理処理部によって、例えば商品在庫管
理、商品販売管理等の商品管理を行うことができる。
【0011】また、請求項2では、請求項1記載の商品
管理方法において、前記情報記憶素子のメモリは半導体
メモリからなり、該半導体メモリには、少なくとも該情
報記憶素子が装着されている管理対象商品を識別するた
めの情報が記憶されていると共に、前記管理処理部には
少なくとも管理対象商品に対応して販売価格が記憶され
ており、商品の販売時に前記スキャナによって販売商品
に装着された情報記憶素子をアクセスし、前記管理処理
部は商品購入者に対する請求金額を算出する商品管理方
法を提案する。
【0012】該商品管理方法によれば、情報記憶素子の
半導体メモリには、少なくとも該情報記憶素子が装着さ
れている管理対象商品を識別するための情報が記憶され
ていると共に、前記管理処理部には少なくとも管理対象
商品に対応して販売価格が記憶されているため、商品の
販売時に前記スキャナによって販売商品に装着された情
報記憶素子をアクセスすることにより、前記管理処理部
によって商品購入者に対する請求金額が算出される。こ
れにより、現在多く用いられているバーコードによるP
OSシステムと同様に商品販売管理を行うことができ
る。
【0013】また、請求項3では、請求項1又は2記載
の商品管理方法において、前記管理処理部は、少なくと
も前記管理対象商品の販売時に、前記管理処理部から前
記スキャナを介して前記情報記憶素子をアクセスし、販
売日、販売店等の販売に係る所定の情報を前記情報記憶
素子のメモリに書き込む商品管理方法を提案する。
【0014】該商品管理方法によれば、管理処理部によ
って、少なくとも前記管理対象商品の販売時に、前記管
理処理部から前記スキャナを介して前記情報記憶素子が
アクセスされ、販売日、販売店等の販売に係る所定の情
報が前記情報記憶素子のメモリに書き込まれるので、販
売した商品の不具合発生或いは故障修理等のときに商品
の履歴を即座に把握することができる。
【0015】また、請求項4では、請求項3記載の商品
管理方法において、前記管理対象商品の販売時に、前記
管理処理部から前記スキャナを介して前記情報記憶素子
をアクセスし、前記販売に係る所定情報及び商品購入者
の住所、氏名等の購入者情報を前記情報記憶素子のメモ
リに書き込むと共に、これらの情報並びに販売商品名、
販売商品の製造番号を前記管理処理部に記憶する商品管
理方法を提案する。
【0016】該商品管理方法によれば、管理対象商品の
販売時に、前記販売に係る所定情報及び商品購入者の住
所、氏名等の購入者情報(ユーザ情報)が情報記憶素子
のメモリに書き込まれると共に、これらの情報並びに販
売商品名、販売商品の製造番号が前記管理処理部に記憶
されるので、販売商品の情報及び該商品のユーザ情報を
詳細に把握することができると共に、商品自体にユーザ
情報が記憶されているため、商品の所有者識別を容易に
行うことができる。
【0017】また、請求項5では、請求項4記載の商品
管理方法において、前記管理処理部は、商品販売時に記
憶した販売に係る所定情報、購入者情報、販売商品名、
販売商品の製造番号に基づいて販売商品保証書の発行処
理を行う商品管理方法を提案する。
【0018】該商品管理方法によれば、管理処理部によ
って、商品販売時に記憶した販売に係る所定情報、購入
者情報、販売商品名、販売商品の製造番号に基づいて販
売商品保証書の発行処理が行われるので、保証書の発行
処理を迅速に且つ容易に行うことができる。
【0019】また、請求項6では、管理対象商品に装着
され、所定容量のメモリを有し、該メモリ内の商品管理
に係る記憶情報をワイアレスにてアクセス可能な情報記
憶素子と、前記管理対象商品に装着された情報記憶素子
内の情報をワイアレスにてアクセスするスキャナと、該
スキャナに接続され前記情報記憶素子に対するアクセス
情報に基づいて、前記商品の管理処理を行う管理処理部
とからなる商品管理装置を提案する。
【0020】該商品管理装置によれば、管理対象商品に
装着された情報記憶素子内のメモリ内に記憶されている
情報がスキャナによってワイアレスにてアクセスされ、
該スキャナに接続された管理処理部によって、前記情報
記憶素子に対するアクセス情報に基づいて前記商品の管
理処理が行われるので、前記情報記憶素子のメモリに予
め商品名、商品種別、製造年月日、製造工場、製造ロッ
ト等の管理対象商品に係る情報を記憶させておくことに
より、前記管理処理部によって、例えば商品在庫管理、
商品販売管理等の商品管理を行うことができる。
【0021】また、請求項7では、請求項6記載の商品
管理装置において、前記情報記憶素子のメモリは半導体
メモリからなり、該半導体メモリには、少なくとも該情
報記憶素子が装着されている管理対象商品を識別するた
めの情報が記憶されていると共に、前記管理処理部は、
少なくとも管理対象商品に対応して販売価格を記憶する
価格記憶手段と、商品の販売時に前記スキャナによって
販売商品に装着された情報記憶素子へのアクセス結果に
基づいて、商品購入者に対する請求金額を算出する請求
金額算出手段とを備えている商品管理装置を提案する。
【0022】該商品管理装置によれば、情報記憶素子の
半導体メモリには、少なくとも該情報記憶素子が装着さ
れている管理対象商品を識別するための情報が記憶され
ていると共に、前記管理処理部には少なくとも管理対象
商品に対応して販売価格が記憶されているため、商品の
販売時に前記スキャナによって販売商品に装着された情
報記憶素子をアクセスすることにより、前記管理処理部
によって商品購入者に対する請求金額が算出されるの
で、現在多く用いられているバーコードによるPOSシ
ステムと同様に商品販売管理を行うことができる。
【0023】また、請求項8では、請求項6又は7記載
の商品管理装置において、前記管理処理部は、前記管理
対象商品の販売時に、販売日、販売店等の販売に係る所
定の情報を前記情報記憶素子のメモリに書き込む情報書
き込み手段を備えている商品管理装置を提案する。
【0024】該商品管理装置によれば、前記情報書き込
み手段によって、少なくとも前記管理対象商品の販売時
に、前記管理処理部から前記スキャナを介して前記情報
記憶素子がアクセスされ、販売日、販売店等の販売に係
る所定の情報が前記情報記憶素子のメモリに書き込まれ
るので、販売した商品の不具合発生或いは故障修理等の
ときに商品の履歴を即座に把握することができる。
【0025】また、請求項9では、請求項6又は7記載
の商品管理装置において、前記管理処理部は、少なくと
も販売商品名、販売商品の製造番号、商品購入者の住
所、氏名等の情報を入力する情報入力手段と、前記管理
対象商品の販売時に、販売日、販売店等の販売に係る所
定情報及び商品購入者の住所、氏名等の購入者情報を前
記情報記憶素子のメモリに書き込む情報書き込み手段
と、これらの情報並びに販売商品名、販売商品の製造番
号を記憶する情報記憶手段とを備えている商品管理装置
を提案する。
【0026】該商品管理装置によれば、管理対象商品の
販売時に、情報入力手段によって入力された前記販売に
係る所定情報及び商品購入者の住所、氏名等の購入者情
報(ユーザ情報)が管理対象商品に装着された情報記憶
素子のメモリに書き込まれると共に、これらの情報並び
に販売商品名、販売商品の製造番号が前記管理処理部の
情報記憶手段に記憶されるので、販売商品の情報及び該
商品のユーザ情報を詳細に把握することができると共
に、商品自体にユーザ情報が記憶されているため、商品
の所有者識別を容易に行うことができる。
【0027】また、請求項10では、請求項9記載の商
品管理装置において、前記管理処理部は、商品販売時に
記憶した販売に係る所定情報、購入者情報、販売商品
名、販売商品の製造番号に基づいて販売商品保証書の発
行処理を行う保証書発行手段を備えている商品管理装置
を提案する。
【0028】該商品管理装置によれば、管理処理部の保
証書発行手段によって、商品販売時に記憶した販売に係
る所定情報、購入者情報、販売商品名、販売商品の製造
番号に基づいて販売商品保証書の発行処理が行われるの
で、保証書の発行処理を迅速に且つ容易に行うことがで
きる。
【0029】また、請求項11では、請求項6乃至10
の何れかに記載の商品管理装置において、前記情報記憶
素子は、受信用アンテナと、送信用アンテナと、前記受
信用アンテナに入力された第1の周波数の電磁波より所
定の直流電流を生成する整流回路と、前記整流回路から
出力される直流電流により動作するメモリと、前記整流
回路から出力される直流電流により動作し、前記メモリ
内の記憶情報を読み出す中央処理部と、前記整流回路か
ら出力される直流電流により動作し、前記中央処理部に
よって読み出された情報を第2の周波数の高周波信号と
して前記送信アンテナに供給する高周波発信部とを備
え、前記スキャナは、送信用アンテナと、受信用アンテ
ナと、前記第1の周波数の高周波信号を前記送信用アン
テナに供給する発信部と、前記受信用アンテナから前記
第2の周波数の高周波信号を入力して該信号に含まれる
情報を抽出する受信部とを備えている商品管理装置を提
案する。
【0030】該商品管理装置によれば、前記情報記憶素
子から情報を読み出す際には、スキャナの発信部から送
信用アンテナに供給され、該アンテナから輻射された第
1の周波数の電磁波を前記情報記憶素子に照射する。こ
れにより、前記情報記憶素子では、前記第1の周波数の
電磁波を前記受信用アンテナによって受信すると、整流
回路によって該電磁波が整流されて直流電流が生成さ
れ、該直流電流によって前記メモリ及び前記中央処理部
並びに高周波発信部が駆動される。これにより、前記中
央処理部は、前記第1の周波数の電磁波が受信されてい
る間に、即ち前記整流回路から直流電流が供給されてい
る間に、前記メモリ内に記憶されている情報を読み出
し、該読み出された情報は、前記高周波発信部によって
前記第2の周波数の高周波信号として前記送信用アンテ
ナに供給され電磁波として輻射される。この電磁波は、
前記スキャナの受信用アンテナを介して受信部に入力さ
れ、該受信部によって前記第2の周波数の高周波信号に
含まれる情報が抽出され、前記記憶素子に記憶されてい
た情報が読み出される。
【0031】従って、前記スキャナによって前記情報記
憶素子の外部より前記第1の周波数の電磁波を輻射する
ことにより、これとほぼ同時に情報記憶素子内の記憶情
報が前記第2の周波数の電磁波として出射されるので、
これを前記スキャナによって受信することにより、記憶
情報を得ることができる。また、前記情報記憶素子内部
には電源を必要としないので、半永久的に使用可能であ
る。
【0032】また、請求項12では、請求項6乃至10
の何れかに記載の商品管理装置において、前記情報記憶
素子は、受信用アンテナと、送信用アンテナと、前記受
信用アンテナに入力された第1の周波数の電磁波を検波
する検波回路と、前記受信用アンテナに入力された第1
の周波数の電磁波より所定の直流電流を生成する整流回
路と、前記整流回路から出力される直流電流により動作
するメモリと、前記整流回路から出力される直流電流に
より動作し、前記検波回路から入力する信号中の所定の
読み出し命令によって前記メモリ内の記憶情報を読み出
す中央処理部と、前記整流回路から出力される直流電流
により動作し、前記中央処理部によって読み出された情
報を第2の周波数の高周波信号として前記送信アンテナ
に供給する高周波発信部とを備え、前記スキャナは、送
信用アンテナと、受信用アンテナと、前記読み出し命令
を前記第1の周波数の高周波信号として前記送信用アン
テナに供給する発信部と、前記受信用アンテナから前記
第2の周波数の高周波信号を入力して該信号に含まれる
情報を抽出する受信部とを備えている商品管理装置を提
案する。
【0033】該商品管理装置によれば、情報記憶素子か
ら情報を読み出す際には、スキャナの発信部から情報の
読み出し命令を第1の周波数の高周波信号として送信用
アンテナに供給し、該送信用アンテナから輻射された第
1の周波数の電磁波を記憶素子に照射する。これによ
り、前記情報記憶素子では、前記第1の周波数の電磁波
を前記受信用アンテナによって受信すると、整流回路に
よって該電磁波が整流されて直流電流が生成され、該直
流電流によって前記メモリ及び前記中央処理部並びに高
周波発信部が駆動される。さらに、検波回路によって前
記受信用アンテナに入力された前記第1の周波数の電磁
波が検波され、前記中央処理部に供給される。
【0034】これにより、前記中央処理部は、前記第1
の周波数の電磁波が受信されている間に、即ち前記整流
回路から直流電流が供給されている間に、前記検波回路
から入力する信号中の読み出し命令を受けたとき、前記
メモリ内に記憶されている情報を読み出し、該読み出さ
れた情報は、前記高周波発信部によって前記第2の周波
数の高周波信号として前記送信用アンテナに供給され電
磁波として輻射される。
【0035】この電磁波は、前記スキャナの受信用アン
テナを介して受信部に入力され、該受信部によって前記
第2の周波数の高周波信号に含まれる情報が抽出され、
前記記憶素子に記憶されていた情報が読み出される。
【0036】従って、前記スキャナによって前記記憶素
子の外部より情報読み出し命令に基づく前記第1の周波
数の電磁波を輻射することにより、これとほぼ同時に情
報記憶素子内の記憶情報が前記第2の周波数の電磁波と
して出射されるので、これを前記スキャナによって受信
することにより、記憶情報を得ることができる。また、
前記情報記憶素子内部には電源を必要としないので、半
永久的に使用可能である。
【0037】また、請求項13では、請求個6乃至10
の何れかに記載の商品管理装置において、前記情報記憶
素子は、受信用アンテナと、送信用アンテナと、前記受
信用アンテナに入力された第1の周波数の電磁波を検波
する検波回路と、前記受信用アンテナに入力された第1
の周波数の電磁波より所定の直流電流を生成する整流回
路と、前記整流回路から出力される直流電流により動作
するメモリと、前記整流回路から出力される直流電流に
より動作し、前記検波回路から入力する信号中の所定の
読み出し命令によって前記メモリ内の記憶情報を読み出
すと共に前記信号中の所定の書き込み命令によって該命
令に続く情報を前記メモリの所定アドレスに書き込む中
央処理部と、前記整流回路から出力される直流電流によ
り動作し、前記中央処理部によって読み出された情報を
第2の周波数の高周波信号として前記送信アンテナに供
給する高周波発信部とを備え、前記スキャナは、送信用
アンテナと、受信用アンテナと、前記読み出し命令或い
は前記書き込み命令及び情報を前記第1の周波数の高周
波信号として前記送信用アンテナに供給する発信部と、
前記受信用アンテナから前記第2の周波数の高周波信号
を入力して該信号に含まれる情報を抽出する受信部とを
備えている商品管理装置を提案する。
【0038】該商品管理装置によれば、情報記憶素子に
対して情報の読み書きを行う際には、スキャナの発信部
から情報の読み出し命令或いは書き込み命令及び書き込
み対象となる情報を第1の周波数の高周波信号として送
信用アンテナに供給し、該送信用アンテナから輻射され
た第1の周波数の電磁波を前記情報記憶素子に照射す
る。これにより、前記情報記憶素子では、前記第1の周
波数の電磁波を前記受信用アンテナによって受信する
と、整流回路によって該電磁波が整流されて直流電流が
生成され、該直流電流によって前記メモリ及び前記中央
処理部並びに高周波発信部が駆動される。さらに、検波
回路によって前記受信用アンテナに入力された前記第1
の周波数の電磁波が検波され、前記中央処理部に供給さ
れる。
【0039】これにより、前記中央処理部は、前記第1
の周波数の電磁波が受信されている間に、即ち前記整流
回路から直流電流が供給されている間に、前記検波回路
から入力する信号中の読み出し命令を受けたとき、前記
メモリ内に記憶されている情報を読み出し、該読み出さ
れた情報は、前記高周波発信部によって前記第2の周波
数の高周波信号として前記送信用アンテナに供給され電
磁波として輻射される。
【0040】また、前記中央処理部は、前記検波回路か
ら入力する信号中の書き込み命令を受けたときに、該命
令に続く書き込み対象情報を前記メモリ内の所定のアド
レスに記憶する。
【0041】前記情報記憶素子から輻射された電磁波
は、前記スキャナの受信用アンテナを介して受信部に入
力され、該受信部によって前記第2の周波数の高周波信
号に含まれる情報が抽出され、前記情報記憶素子に記憶
されていた情報が読み出される。
【0042】従って、前記スキャナによって前記情報記
憶素子の外部より情報の読み出し命令に基づく前記第1
の周波数の電磁波を輻射することにより、これとほぼ同
時に情報記憶素子内の記憶情報が前記第2の周波数の電
磁波として出射されるので、前記情報記憶素子から出射
された電磁波を前記スキャナによって受信することによ
り、記憶情報を得ることができる。さらに、前記スキャ
ナによって前記情報記憶素子の外部より情報の書き込み
命令及び記憶対象となる情報に基づく前記第1の周波数
の電磁波を輻射することにより、記憶素子内のメモリに
情報を記憶することができ、記憶情報の更新も容易に行
える。また、前記情報記憶素子内部には電源を必要とし
ないので、半永久的に使用可能である。
【0043】また、請求項14では、請求項6乃至10
の何れかに記載の商品管理装置において、前記情報記憶
素子は、第1の周波数の超音波を受信する超音波受信部
と、入力情報に基づく第2の周波数の超音波を送信する
超音波送信部と、前記超音波受信部に入力された第1の
周波数の超音波より所定の直流電流を生成する整流回路
と、前記整流回路から出力される直流電流により動作す
るメモリと、前記整流回路から出力される直流電流によ
り動作し、前記メモリ内の記憶情報を読み出す中央処理
部と、前記整流回路から出力される直流電流により動作
し、前記中央処理部によって読み出された情報を前記超
音波送信部に供給する高周波発信部とを備え、前記スキ
ャナは、前記第1の周波数の超音波を送信する超音波送
信部と、前記第2の周波数の超音波を受信する超音波受
信部と、前記超音波受信部によって受信された前記第2
の周波数の超音波から信号成分を抽出する信号抽出部
と、該信号抽出部によって得られた信号から情報を抽出
する情報抽出部とを備えている商品管理装置を提案す
る。
【0044】該商品管理装置によれば、前記記憶素子か
ら情報を読み出す際には、スキャナの超音波送信部から
輻射された第1の周波数の超音波を情報記憶素子に照射
する。これにより、前記情報記憶素子では、前記第1の
周波数の超音波を前記超音波受信部によって受信する
と、整流回路によって該超音波から直流電流が生成さ
れ、該直流電流によって前記メモリ及び前記中央処理部
並びに高周波発信部が駆動される。
【0045】これにより、前記中央処理部は、前記第1
の周波数の超音波が受信されている間に、即ち前記整流
回路から直流電流が供給されている間に、前記メモリ内
に記憶されている情報を読み出し、該読み出された情報
は、前記高周波発信部によって前記第2の周波数の高周
波信号として前記超音波送信部に供給されて、第2の周
波数の超音波として輻射される。この超音波は、前記ス
キャナの超音波受信部を介して信号抽出部に入力され、
該信号抽出部によって前記第2の周波数の超音波から信
号成分が抽出され、該信号成分から情報抽出部により読
み出し対象となる情報が抽出され、前記情報記憶素子に
記憶されていた情報が読み出される。
【0046】従って、前記スキャナによって前記情報記
憶素子の外部より前記第1の周波数の超音波を輻射する
ことにより、これとほぼ同時に情報記憶素子内の記憶情
報が前記第2の周波数の超音波として出射されるので、
これを前記スキャナによって受信することにより、記憶
情報を得ることができる。また、前記情報記憶素子内部
には電源を必要としないので、半永久的に使用可能であ
る。
【0047】また、請求項15では、請求項6乃至10
の何れかに記載の商品管理装置において、前記情報記憶
素子は、第1の周波数の超音波を受信する超音波受信部
と、前記超音波受信部に入力された前記第1の周波数の
超音波を検波する検波回路と、入力情報に基づく第2の
周波数の超音波を送信する超音波送信部と、前記超音波
受信部に入力された第1の周波数の超音波より所定の直
流電流を生成する整流回路と、前記整流回路から出力さ
れる直流電流により動作するメモリと、前記整流回路か
ら出力される直流電流により動作し、前記検波回路から
入力する信号中の所定の読み出し命令によって前記メモ
リ内の記憶情報を読み出す中央処理部と、前記整流回路
から出力される直流電流により動作し、前記中央処理部
によって読み出された情報を前記超音波送信部に供給す
る高周波発信部とを備え、前記スキャナは、前記読み出
し命令を前記第1の周波数の超音波として送信する超音
波送信部と、前記第2の周波数の超音波を受信する超音
波受信部と、前記超音波受信部によって受信された前記
第2の周波数の超音波から信号成分を抽出する信号抽出
部と、該信号抽出部によって得られた信号から情報を抽
出する情報抽出部とを備えている商品管理装置を提案す
る。
【0048】該商品管理装置によれば、情報記憶素子か
ら情報を読み出す際には、スキャナの超音波送信部から
輻射された情報の読み出し命令に基づく第1の周波数の
超音波を情報記憶素子に照射する。これにより、前記情
報記憶素子では、前記第1の周波数の超音波を前記超音
波受信部によって受信すると、整流回路によって該超音
波から直流電流が生成され、該直流電流によって前記メ
モリ及び前記中央処理部並びに高周波発信部が駆動され
る。さらに、検波回路によって前記第1の周波数の超音
波が検波され、前記中央処理部に供給される。
【0049】これにより、前記中央処理部は、前記第1
の周波数の超音波が受信されている間に、即ち前記整流
回路から直流電流が供給されている間に、前記検波回路
から入力する信号中の読み出し命令を受けたとき、前記
メモリ内に記憶されている情報を読み出し、該読み出さ
れた情報は、前記高周波発信部によって前記第2の周波
数の高周波信号として前記超音波送信部に供給されて、
第2の周波数の超音波として輻射される。この超音波
は、前記スキャナの超音波受信部を介して信号抽出部に
入力され、該信号抽出部によって前記第2の周波数の超
音波から信号成分が抽出され、該信号成分から情報抽出
部により読み出し対象となる情報が抽出され、前記情報
記憶素子に記憶されていた情報が読み出される。
【0050】従って、前記スキャナによって前記情報記
憶素子の外部より読み出し命令に基づく前記第1の周波
数の超音波を輻射することにより、これとほぼ同時に情
報記憶素子内の記憶情報が前記第2の周波数の超音波と
して出射されるので、これを前記スキャナによって受信
することにより、記憶情報を得ることができる。また、
前記情報記憶素子内部には電源を必要としないので、半
永久的に使用可能である。
【0051】また、請求項16では、請求項6乃至10
の何れかに記載の商品管理装置において、前記情報記憶
素子は、第1の周波数の超音波を受信する超音波受信部
と、前記超音波受信部に入力された前記第1の周波数の
超音波を検波する検波回路と、入力情報に基づく第2の
周波数の超音波を送信する超音波送信部と、前記超音波
受信部に入力された第1の周波数の超音波より所定の直
流電流を生成する整流回路と、前記整流回路から出力さ
れる直流電流により動作するメモリと、前記整流回路か
ら出力される直流電流により動作し、前記検波回路から
入力する信号中の所定の読み出し命令によって前記メモ
リ内の記憶情報を読み出すと共に前記信号中の所定の書
き込み命令によって該命令に続く情報を前記メモリの所
定アドレスに書き込む中央処理部と、前記整流回路から
出力される直流電流により動作し、前記中央処理部によ
って読み出された情報を前記超音波送信部に供給する高
周波発信部とを備え、前記スキャナは、前記読み出し命
令或いは前記書き込み命令及び情報を前記第1の周波数
の超音波として送信する超音波送信部と、前記第2の周
波数の超音波を受信する超音波受信部と、前記超音波受
信部によって受信された前記第2の周波数の超音波から
信号成分を抽出する信号抽出部と、該信号抽出部によっ
て得られた信号から情報を抽出する情報抽出部とを備え
ている商品管理装置を提案する。
【0052】該商品管理装置によれば、情報記憶素子に
対して情報の読み書きを行う際には、情報の読み出し命
令或いは書き込み命令及び書き込み対象となる情報に基
づく第1の周波数の超音波をスキャナの超音波送信部か
ら情報記憶素子に照射する。これにより、前記情報記憶
素子では、前記第1の周波数の超音波を前記超音波受信
部によって受信すると、整流回路によって該超音波から
直流電流が生成され、該直流電流によって前記メモリ及
び前記中央処理部並びに高周波発信部が駆動される。さ
らに、検波回路によって前記第1の周波数の超音波が検
波され、前記中央処理部に供給される。
【0053】これにより、前記中央処理部は、前記第1
の周波数の超音波が受信されている間に、即ち前記整流
回路から直流電流が供給されている間に、前記検波回路
から入力する信号中の読み出し命令を受けたとき、前記
メモリ内に記憶されている情報を読み出し、該読み出さ
れた情報は、前記高周波発信部によって前記第2の周波
数の高周波信号として前記超音波送信部に供給されて、
第2の周波数の超音波として輻射される。
【0054】また、前記中央処理部は、前記検波回路か
ら入力する信号中の書き込み命令を受けたときに、該命
令に続く書き込み対象情報を前記メモリ内の所定アドレ
スに記憶する。
【0055】前記情報記憶素子から輻射された超音波
は、前記スキャナの超音波受信部を介して信号抽出部に
入力され、該信号抽出部によって前記第2の周波数の超
音波から信号成分が抽出され、該信号成分から情報抽出
部により読み出し対象となる情報が抽出され、前記情報
記憶素子に記憶されていた情報が読み出される。
【0056】従って、前記スキャナによって前記情報記
憶素子の外部より読み出し命令に基づく前記第1の周波
数の超音波を輻射することにより、これとほぼ同時に情
報記憶素子内の記憶情報が前記第2の周波数の超音波と
して出射されるので、これを前記スキャナによって受信
することにより、記憶情報を得ることができる。
【0057】さらに、前記スキャナによって前記情報記
憶素子の外部より情報の書き込み命令及び記憶対象とな
る情報に基づく前記第1の周波数の超音波を輻射するこ
とにより、情報記憶素子内のメモリに情報を記憶するこ
とができ、記憶情報の更新も容易に行える。また、前記
情報記憶素子内部には電源を必要としないので、半永久
的に使用可能である。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1は一実施形態における商品管
理装置を示す構成図である。図において、1は管理対象
商品に装着される情報記憶素子、2は情報記憶素子1内
の情報をアクセスするスキャナ、3は商品販売店に設置
される店頭用のコンピュータ、4はチェーン店等おける
本店に設置されるホストコンピュータ、4Aは端末機、
5はホストコンピュータ4に接続されたプリンタ、6及
び7は店頭用コンピュータ3とホストコンピュータ4と
を電話回線等の通信回線によって接続するためのモデム
装置、8はキャッシュレジスタである。
【0059】ここでは、コンピュータ3、ホストコンピ
ュータ4、プリンタ5、モデム装置6,7及びキャッシ
ュレジスタ8によって、本願発明の管理処理部が構成さ
れている。
【0060】情報記憶素子1は、EEPROM等の半導
体メモリからなる記憶部を備え、この記憶部には予め装
着対象となる商品の商品名、商品種別、製造年月日、製
造工場、製造ロット等の管理対象商品に係る情報が記録
され、これらの情報はワイアレスにてスキャナ2により
アクセスできるようになっている。
【0061】スキャナ2は店頭用のコンピュータ3及び
キャッシュレジスタ8に接続され、キャッシュレジスタ
8と共にキャッシャーズカウンタに設置され、管理対象
商品に装着された情報記憶素子1内の情報をアクセス
し、コンピュータ3との間で情報の授受を行い、情報記
憶素子1内のEEPROM等の半導体メモリからなる記
憶部に記憶された情報の読み出し、或いは半導体メモリ
への情報の書き込みを行うと共に、情報記憶素子1から
読み出した商品種別及び商品名等の情報をキャッシュレ
ジスタ8に対して送出する。
【0062】また、このスキャナ2には情報入力及びコ
マンド入力を行うためのキーボードと、アクセス情報及
びコマンド等を表示するための表示器が設けられてお
り、必要に応じて商品購入者の住所、氏名、電話番号等
の購入者情報並びに購入商品の製造番号等の情報を入力
することができるようになっている。これらの情報は、
コンピュータ3に送出されると共に情報記憶素子1の構
成に応じて情報記憶素子1内の記憶部に記録される。
【0063】店頭用のコンピュータ3には、販売対象と
なる商品の全種別及び商品名及び商品名に対応して販売
価格の情報が予め記憶され、スキャナ2から送られてく
る販売商品情報に基づいて、販売された商品の個数を種
別或いは品名毎に記録管理すると共に、これらの情報を
定期的にホストコンピュータ4に送出する。さらに、ス
キャナ2から前述した購入者情報及び商品製造番号等の
情報入力すると、これらの情報をホストコンピュータ4
に送出する。
【0064】ホストコンピュータ4は、店頭用のコンピ
ュータ3から送られてくる情報に基づいて、販売商品の
個数管理、在庫管理、及び売り上げの管理を行うと共
に、商品の購入者情報及び商品製造番号等の情報が送ら
れてくると、これに基づいて商品保証書の発行処理を行
う。この発行処理によってプリンタ5から保証書が出力
される。
【0065】また、キャッシュレジスタ8には、開店時
にコンピュータ3に設定されている商品名に対応した販
売価格情報が自動的に入力される。これにより、キャッ
シュレジスタ8は、これらの情報及びスキャナから入力
する情報に基づいて、顧客に対する請求金額を算出して
記憶すると共にこれを表示する。また、キャッシュレジ
スタ8は、従来のキャッシュレジスタと同様に金銭の出
納管理を行う。
【0066】前述の構成よりなる商品管理装置を用いた
商品管理方法においては、情報記憶素子1の半導体メモ
リに予め商品名、商品種別、製造年月日、製造工場、製
造ロット等の管理対象商品に係る情報を記憶させてお
く。また、店頭用のコンピュータ3には、予め販売対象
となる商品の全種別及び商品名及び商品名に対応して販
売価格の情報を記憶させておく。
【0067】これにより、商品の販売管理処理、顧客デ
ータ管理処理、及び商品保証書発行処理を容易に行うこ
とができる。即ち、店頭用のコンピュータ3及びキャッ
シュレジスタ8は、図2のフローチャートに示すよう
に、顧客が購入しようとする商品をキャッシャーズカウ
ンタに持ち寄った際、販売員はスキャナ2によって商品
に装着された情報記憶素子1の情報をアクセスし(S
1)、これにより情報記憶素子1から商品情報を読みと
り、得られた情報はコンピュータ3及びキャッシュレジ
スタ8に送出される(S2)。
【0068】次いで、販売商品が家電製品、スポーツ用
品、自転車等の耐久消費財の場合、販売員は必要に応じ
て保証書発行のために購入者の住所、氏名、電話番号等
の情報をスキャナ2から入力する。これらの情報はコン
ピュータ3に入力されると共に、商品に装着されている
情報記憶素子1の構成に応じて情報記憶素子1内の記憶
部に記録される(S3)。さらに、情報記憶素子1への
情報の記録の際には、販売店名、販売日等の情報の同時
に記録される。
【0069】販売商品の商品情報の読み取りが全て終了
した時点で、販売員はスキャナ2のキーボードから精算
コマンドを入力し(S4)、精算を行う。これによりキ
ャッシュレジスタ8では販売商品の価格の合計を計算し
て、精算金額を算出する(S5)と共に、生産金額を表
示し(S6)、金銭の出納処理を行う(S7)。
【0070】また、コンピュータ3では、販売した商品
情報に基づいて販売管理処理を行い(S8)、この販売
管理に関する情報をホストコンピュータに送出すると共
に、保証書発行に必要な情報をホストコンピュータに送
出する(S9)。
【0071】前述したように、本実施形態においては、
管理対象商品に装着された情報記憶素子1内の半導体メ
モリ内に記憶されている情報がスキャナ2によってワイ
アレスにてアクセスされ、このスキャナ2に接続された
管理処理部によって、情報記憶素子1に対するアクセス
情報に基づいて商品の管理処理が行われる。従って、情
報記憶素子1の半導体メモリに予め商品名、商品種別、
製造年月日、製造工場、製造ロット等の管理対象商品に
係る情報が記憶されているので、管理処理部によって、
例えば商品在庫管理、商品販売管理等の商品管理を非常
に簡単に行うことができる。また、商品に装着された情
報記憶素子1をスキャナ2によってアクセスするだけ
で、商品購入者に対する請求金額が算出されるので、現
在多く用いられているバーコードによるPOSシステム
と同様の商品販売管理を行うことができる。さらに、従
来手間のかかっていた保証書の発行も迅速に行うことが
できる。
【0072】また、情報記憶素子1を情報の書き込み可
能に構成した場合には、前述したように情報記憶素子1
に購入者の住所、氏名、販売店名、販売日等の情報を記
録することができるので、販売した商品の不具合発生或
いは故障修理等のときに商品の履歴を即座に把握するこ
とができると共に、商品自体にユーザ情報が記憶されて
いるため、商品の所有者識別を容易に行うことができ
る。
【0073】次に、本実施形態における情報記憶素子1
及びスキャナ2の第1の実施例を説明する。図3は第1
の実施例における情報記憶素子1を示す外観図である。
図において、1Aはバーコード印刷シート、1Bは保護
シート、1Cは回路印刷シート、1Dは両面テープシー
トで、これらはそれぞれ同一の矩形状に形成され、記述
の順にバーコード印刷シート1Aを最上層として積層接
着されている。
【0074】また、バーコード印刷シート1Aの上面に
は、所望する任意の情報をバーコード化したバーコード
が印刷表示され、回路印刷シート1Cの上面には、情報
記憶素子1が印刷形成されている。
【0075】この情報記憶素子1は、図4に示す回路構
成をなしている。図において、1は情報記憶素子で、受
信用アンテナ11、整流回路12、中央処理部13、記
憶部14、発信部15及び送信用アンテナ16から構成
されている。
【0076】情報記憶素子1の整流回路12は、ダイオ
ード121,122、コンデンサ123、及び抵抗器124から構成
され、周知の全波整流回路を形成している。この整流回
路12の入力側には受信用アンテナ11が接続され、受
信用アンテナ11に誘起した高周波電流を整流して直流
電流に変換して、中央処理部13、記憶部14及び発信
部15の駆動電源として出力するものである。
【0077】中央処理部13は、周知のCPU131及び
ディジタル/アナログ(以下、D/Aと称する)変換器
132から構成され、CPU131は電源が供給されて駆動す
るとEEPROM等の半導体メモリからなる記憶部14
内に記憶されている情報を読み出して、この情報をD/
A変換器132を介して発信部15に出力する。
【0078】発信部15は、発振回路151、変調回路152
及び高周波増幅回路153から構成され、発振回路151によ
って発振された、例えば300MHzの搬送波を、中央
処理部13から入力した情報信号に基づいて、変調回路
152で変調して、これを高周波増幅回路153を介して送信
用アンテナ16に供給する。
【0079】前述した情報記憶素子1内に記録された情
報の読み出しにはこれに対応したスキャナ2を用いるこ
とになる。
【0080】図5はこのスキャナの一例を示す電気系回
路のブロック図である。図において、2はスキャナで、
受信用アンテナ21、受信部22、中央処理部23、キ
ーボード24、表示部25、発信部26、送信用アンテ
ナ27、これらへ電源を供給する電源部28、及び入出
力インタフェース部29から構成されている。ここで、
本発明におけるスキャナとは、後述するように情報記憶
素子1に対して第1の周波数の電磁波を輻射しながら、
これに伴って情報記憶素子1から輻射される第2の周波
数の電磁波を受信することにより、情報記憶素子1への
情報アクセスを行うものを言う。
【0081】また、スキャナ2の受信部22は、受信機
221とアナログ/ディジタル(以下、A/Dと称する)
変換器222から構成され、受信器221の入力側は受信用ア
ンテナ21に接続され、300MHzの高周波を受信
し、これを検波した後、A/D変換器222を介して中央
処理部23に出力する。
【0082】中央処理部23は、周知のCPU231及び
メモリ232から構成され、中央処理部231はキーボード2
4から入力された命令に基づいて、受信部22から入力
した情報をメモり232に記憶して表示部25に表示する
と共に、入出力インタフェース部29を介してコンピュ
ータ3及びキャッシュレジスタ8に情報を送出する。
【0083】さらに、発振部26は発信回路261から構
成され、発信回路261は常時、例えば100KHz〜3
00KHzの高周波信号を送信用アンテナ27に出力す
る。
【0084】前述の構成よりなる第1の実施例によれ
ば、個々の商品に関する情報を得るためには、情報記憶
素子1が装着された商品をスキャナ2に近づける。これ
により、スキャナ2から輻射される微弱電波の届く範囲
内に情報記憶素子1が置かれたときに情報のアクセスが
行われる。
【0085】即ち、スキャナ2の発信部26から前述の
高周波信号が送信用アンテナ27に供給され、送信用ア
ンテナ27からは100〜300KHzの周波数の微弱
電磁波が常時輻射されている。この電磁波は情報記憶素
子1の受信用アンテナ11に入力され、受信用アンテナ
11に高周波電流が誘起する。受信用アンテナ11に誘
起した高周波電流は、整流回路12によって整流されて
情報記憶素子1内部の中央処理部13、記憶部14及び
発信部15に電源を供給する。
【0086】これにより、スキャナ2から送出された電
磁波を受信している間、電源を供給された中央処理部1
3は、予めプログラムされている情報の読み出し処理を
行う。即ち、中央処理部13は、記憶部14内に記憶さ
れている情報を読み出し、この情報を発信部15に出力
する。発信部15では読み出された情報に基づいて搬送
波を変調し、変調された搬送波、即ち高周波信号を送信
用アンテナ16に供給する。これにより、送信用アンテ
ナ16からは300MHzの周波数の電磁波が輻射され
る。
【0087】スキャナ2では、情報記憶素子1から輻射
された300MHzの電磁波を受信用アンテナ21を介
して受信部22によって受信し、受信部22は受信した
情報をディジタルデータに変換して中央処理部23に送
出する。
【0088】中央処理部23は、入力したディジタルデ
ータに基づく情報、即ち情報記憶素子1から受信した商
品情報を表示部25に表示すると共に、コンピュータ3
及びキャッシュレジスタ8に送出する。
【0089】前述したように第1の実施例によれば、情
報記憶素子1内には電源を設ける必要がないので、半永
久的に使用できると共に、バーコードに表すことのでき
ない多大な量の個々の製品に関する情報を商品自体に持
たせておくことができるので、従来のバーコードラベル
を用いた商品管理に比べて、非常に簡単に詳細な商品管
理を行うことができる。
【0090】さらに、スキャナ2からの電磁波を受信し
たとほぼ同時に情報記憶素子1から情報が返送されるの
で、コンベアベルトを用いた商品の搬送工程等において
も、移動する個々の商品に関する情報を管理することが
できる。
【0091】また、スキャナ2への電源供給は蓄電池や
商用電源など利用状況に合わせて電源部28を構成する
ことにより使いやすいものが得られる。
【0092】次に、本実施形態における情報記憶素子1
及びスキャナ2の第2の実施例を説明する。図6は第2
の実施例における情報記憶素子1及びスキャナ2の電気
系回路を示すブロック図である。情報記憶素子1の外観
構成は図3に示したものと同様である。図6において、
前述した第1の実施例と同一構成部分は同一符号をもっ
て表しその説明を省略する。また、第1の実施例と第2
の実施例との相違点は、情報記憶素子1に検波部17を
設けると共に、スキャナ2に変調部30を設けたことに
ある。
【0093】即ち、検波部17はダイオード171とA/
D変換器172からなり、ダイオード171のアノードは受信
用アンテナ11に接続され、カソードはA/D変換器17
2を介して中央処理部13のCPU131に接続されてい
る。
【0094】また、変調部30は、D/A変換器301、
変調回路302及び高周波増幅回路303からなり、D/A変
換器301の入力側は中央処理部23のCPU231に接続さ
れ、出力側は変調回路302に接続されている。変調回路3
02は発信部26から搬送波を入力し、これを変調して高
周波増幅回路303に供給する。高周波増幅回路303は、入
力した高周波信号を増幅して送信用アンテナ27に出力
する。
【0095】前述の構成よりなる第2の実施例によれ
ば、情報記憶素子1内の記録情報を読み出すことができ
ると共に、情報記憶素子1内の記録情報の更新を行うこ
とができる。即ち、情報記憶素子1内の情報を更新或い
は追加するときは、情報の書き込みであることをスキャ
ナ2のキーボードに設定し、さらに書き込み対象となる
情報もキーボードを用いて設定しておく。この後、スキ
ャナ2に販売対象となる商品の情報記憶素子1を近づけ
て、キーボード24から情報書き込み用のコマンドを入
力する。
【0096】これにより、スキャナ2の発信部26から
情報の書き込み命令に基づく高周波信号が送信用アンテ
ナ27に供給され、送信用アンテナ27から100〜3
00KHzの周波数の電磁波が輻射される。この電磁波
は情報記憶素子1の受信用アンテナ11に入力され、受
信用アンテナ11に高周波電流が誘起する。受信用アン
テナ11に誘起した高周波電流は、整流回路12によっ
て整流されて情報記憶素子1内部の中央処理部13、記
憶部14及び発信部15に電源を供給する。
【0097】これにより、スキャナ2から送出された電
磁波を受信している間、電源を供給された中央処理部1
3は、検波回路17を介して入力される情報の書き込み
命令に従って、予めプログラムされている処理を行う。
【0098】即ち、通常の情報の読み出し命令を受けた
ときには、情報記憶素子1の中央処理部13は、記憶部
14内に記憶されている情報を読み出し、この情報を発
信部15に出力する。発信部では読み出された情報に基
づいて搬送波を変調し、変調された搬送波、即ち高周波
信号を送信用アンテナ16に供給する。これにより、送
信用アンテナ16からは300MHzの周波数の電磁波
が輻射される。
【0099】スキャナ2では、情報記憶素子1から輻射
された300MHzの電磁波を受信用アンテナ21を介
して受信部22によって受信し、受信部22は受信した
情報をディジタルデータに変換して中央処理部23に送
出する。
【0100】中央処理部23は、入力したディジタルデ
ータに基づく情報、即ち情報記憶素子1から受信した製
品に関する情報を表示部25に表示すると共に、コンピ
ュータ3及びキャッシュレジスタ8に送出する。
【0101】また、情報の書き込み命令を受けたときに
は、情報記憶素子1の中央処理部13は、命令と共に受
信した書き込み対象となる情報を記憶部14の所定アド
レスに記憶する。これにより、情報記憶素子1内の記憶
情報が更新される。
【0102】前述したように第2の実施例によれば、情
報記憶素子1の記憶情報を容易に更新、或いは書き換え
できるので、商品の履歴等を残したい場合には有効に活
用することができる。例えば、電化製品においては、修
理が行われることがあるが、製造時においては情報記憶
素子1を製品に貼り付けておくことにより、情報記憶素
子1は常時製品と共に持ち運ばれるので、製造年月日、
製造工場、製造ロット番号、修理日時、修理処理工場、
修理内容等の情報、及び販売店名、販売日、購入者名、
購入者住所、、購入者の電話番号等の情報を任意の時点
で情報記憶素子1に書き込むことができると共に読み出
すこともでき、個々の製品(商品)の履歴を確実に把握
することができる。
【0103】また、スキャナ2からの電磁波を受信した
とほぼ同時に情報記憶素子1から情報が返送されるの
で、コンベアベルトを用いた製品の搬送工程等において
も、移動する個々の製品(商品)に関する情報を管理す
ることができる。
【0104】尚、前述の実施例では、情報記憶素子1に
対する情報書き込みも行えるようにしたが、情報の読み
出し命令のみを解釈する情報記憶素子1を構成しても良
い。次に、本実施形態における情報記憶素子及びスキャ
ナの第3の実施例を説明する。図7は、第3の実施例に
おける情報記憶素子及びスキャナを示す電気系回路のブ
ロック図である。第3の実施例においても情報記憶素子
1の外観構成は図3に示したものと同様である。図7に
おいて、1は情報記憶素子で、超音波受信部61、整流
回路62、中央処理部63、記憶部64、超音波送信部
65から構成されている。
【0105】2はスキャナで、超音波受信部71、中央
処理部72、キーボード73、表示部74、超音波送信
部75、これらへ電源を供給する電源部76、及び入出
力インタフェース部77から構成されている。ここで、
本実施例におけるスキャナとは、後述するように情報記
憶素子1に対して第1の周波数の超音波を輻射しなが
ら、これに伴って情報記憶素子1から輻射される第2の
周波数の超音波を受信することにより、情報記憶素子1
への情報アクセスを行うものを言う。
【0106】また、超音波受信部61,71及び超音波
送信部65,75は、電歪型振動子を用いた超音波セン
サが使用されている。
【0107】情報記憶素子1の整流回路62の入力側に
は超音波受信部61が接続され、超音波受信部61に誘
起した高周波電流を整流して直流電流に変換して、中央
処理部63、記憶部64及び超音波送信部65の駆動電
源として出力するものである。
【0108】中央処理部63は、周知のCPU631及び
ディジタル/アナログ(以下、D/Aと称する)変換器
632から構成され、CPU631は電源が供給されて駆動す
るとEEPROM等の半導体メモリからなる記憶部64
内に記憶されている情報を読み出して、この情報をD/
A変換器632を介して超音波送信部65に出力する。
【0109】超音波送信部65は、例えば300KHz
の搬送波を、中央処理部13から入力した情報信号に基
づいて変調し、超音波として輻射する。
【0110】また、スキャナ2の超音波受信部71は、
300KHzの超音波を受信し、これを検波した後、中
央処理部72に出力する。
【0111】中央処理部72は、周知のCPU721、D
/A変換回路722及びメモリ723から構成され、中央処理
部721はキーボード73から入力された命令に基づい
て、超音波受信部71から入力した情報をメモり723に
記憶して表示部74に表示すると共に、入出力インタフ
ェース部77を介してコンピュータ3及びキャッシュレ
ジスタ8に送出する。
【0112】さらに、超音波送信部75は超音波発信回
路751から構成され、超音波発信回路751は常時、例えば
100Hz〜300Hzの超音波信号を出力する。
【0113】前述の構成よりなる本実施例によれば、商
品や製品等の管理を行うときは、個々の商品や製品の分
類、名称等の情報及びその他の付加情報を予め情報記憶
素子1の記憶部14に記憶させておく。
【0114】例えば、商品管理を行う場合には、製造年
月日、製造場所、製造ロット番号等の情報を情報記憶素
子1に記憶させる。これにより、多大な量の個々の商品
の管理情報が常に商品に添付され、商品の故障などの不
具合が生じたときに、商品に関する情報を即座に知るこ
とができる。
【0115】個々の商品に関する情報を得るためには、
スキャナ2に調査対象となる商品の情報記憶素子1を近
づける。これにより、スキャナ2から輻射される微弱超
音波の届く範囲内に情報記憶素子1が置かれたときに情
報のアクセスが行われる。
【0116】即ち、スキャナ2の超音波発信部75から
は前述の微弱な超音波信号が常時輻射されている。この
超音波は情報記憶素子1の超音波受信部61に入力さ
れ、超音波受信部61に誘起した高周波電流は、整流回
路62によって整流されて情報記憶素子1内部の中央処
理部63、記憶部64及び超音波送信部65に電源を供
給する。
【0117】これにより、スキャナ2からの超音波を受
信している間、電源を供給された中央処理部63は、予
めプログラムされている情報の読み出し処理を行う。即
ち、中央処理部63は、記憶部64内に記憶されている
情報を読み出し、この情報を超音波送信部65に出力す
る。超音波送信部65では読み出された情報に基づいて
搬送波を変調し、超音波として輻射する。これにより、
超音波送信部65からは300KHzの周波数の超音波
が輻射される。
【0118】スキャナ2では、情報記憶素子1から輻射
された300KHzの超音波を超音波受信部71によっ
て受信し、超音波受信部71は受信した情報を中央処理
部72に送出する。
【0119】中央処理部72は、入力した情報をA/D
変換器722によってディジタルデータに変換し、このデ
ータに基づく情報、即ち情報記憶素子1から受信した商
品(製品)に関する情報を表示部74に表示すると共
に、入出力インタフェース部77を介してコンピュータ
3及びキャッシュレジスタ8に送出する。
【0120】前述したように第3の実施例によれば、情
報記憶素子1内には電源を設ける必要がないので、半永
久的に使用できると共に、バーコードに表示しきれない
多大な量の個々の製品に関する情報を商品(製品)自体
に持たせておくことができるので、従来のバーコードラ
ベルを用いた商品管理に比べて、非常に簡単に詳細な商
品管理を行うことができる。
【0121】また、本実施例では超音波を使用している
ので、前述した第1及び第2の実施例のように電磁波を
使用した場合に比べて、電磁波の透過しない部材に囲ま
れた中に情報記憶素子1を貼り付けて使用することも容
易に可能となる。
【0122】さらに、スキャナ2からの超音波を受信し
たとほぼ同時に情報記憶素子1から情報が返送されるの
で、コンベアベルトを用いた商品(製品)の搬送工程等
においても、移動する個々の商品(製品)に関する情報
を管理することができる。
【0123】また、スキャナ2への電源供給は蓄電池や
商用電源など利用状況に合わせて電源部28を構成する
ことにより使いやすいものが得られる。
【0124】次に、本実施形態における情報記憶素子1
とスキャナ2の第4の実施例を説明する。図8は第4の
実施例における情報記憶素子1とスキャナ2の電気系回
路を示すブロック図である。図において、前述した第3
の実施例と同一構成部分は同一符号をもって表しその説
明を省略する。また、第3の実施例と第4の実施例との
相違点は、情報記憶素子1に検波部66を設けると共
に、スキャナ2に変調部78を設けたことにある。
【0125】即ち、検波部66はダイオード661とA/
D変換器662からなり、ダイオード661のアノードは超音
波受信部61に接続され、カソードはA/D変換器を介
して中央処理部63のCPU631に接続されている。
【0126】また、変調部78は、D/A変換器781及
び変調回路782からなり、D/A変換器781の入力側は中
央処理部72のCPU721に接続され、出力側は変調回
路782に接続されている。変調回路782は超音波発信器75
1から出力される超音波を変調する。
【0127】前述の構成よりなる本実施例によれば、前
述した第3の実施例の効果に加えて、情報記憶素子1内
の記録情報を任意の時点で更新することができる。
【0128】即ち、情報記憶素子1から個々の商品(製
品)に関する情報を読み出したり、或いは情報を更新し
たりするときは、スキャナ2を用いる。即ち、情報の読
み出しか書き込みかをスキャナ2のキーボード73に設
定し、さらに情報の書き込みのときには書き込み対象と
なる情報もキーボード73を用いて設定しておく。この
後、スキャナ2に調査対象となる商品(製品)の情報記
憶素子1を近づけて、情報書き込みの場合にはキーボー
ドから書き込みコマンドを入力する。
【0129】これにより、スキャナ2の超音波発信器75
1から情報の読み出し或いは書き込み命令に基づく超音
波が輻射される。この超音波は情報記憶素子1の超音波
受信部61に入力され、超音波受信部61に誘起した高
周波電流は、整流回路62によって整流されて情報記憶
素子1内部の中央処理部63、記憶部64及び超音波送
信部65に電源を供給する。
【0130】これにより、スキャナ2から送出された超
音波を受信している間、電源を供給された中央処理部6
3は、検波回路66を介して入力される情報の読み出し
命令或いは書き込み命令に従って、予めプログラムされ
ている処理を行う。
【0131】即ち、情報の読み出し命令を受けたときに
は、中央処理部63は、記憶部64内に記憶されている
情報を読み出し、この情報を超音波送信部65に出力す
る。超音波送信部65では読み出された情報に基づいて
搬送波を変調し、超音波として輻射する。これにより、
超音波送信部65からは300KHzの周波数の超音波
が輻射される。
【0132】スキャナ2では、情報記憶素子1から輻射
された300KHzの超音波を超音波受信部71によっ
て受信し、超音波受信部71は受信した情報を中央処理
部72に送出する。
【0133】中央処理部72は、入力した情報をA/D
変換器722によってディジタルデータに変換し、このデ
ータに基づく情報、即ち情報記憶素子1から受信した商
品(製品)に関する情報を表示部74に表示すると共
に、コンピュータ3及びキャッシュレジスタ8に送出す
る。
【0134】また、情報の書き込み命令を受けたときに
は、中央処理部63は、命令と共に受信した書き込み対
象となる情報を記憶部64の所定アドレスに記憶する。
これにより、情報記憶素子1内の記憶情報が更新され
る。
【0135】前述したように本実施例によれば、情報記
憶素子1内には電源を設ける必要がないので、半永久的
に使用できると共に、個々の製品に関する情報を製品自
体に持たせておくことができるので、従来のバーコード
ラベルを用いた商品管理に比べて、非常に簡単に詳細な
商品管理を行うことができる。
【0136】さらに、情報記憶素子1の記憶情報は容易
に更新、或いは書き換えできるので、製品の履歴等を残
したい場合には有効に活用することができる。
【0137】さらに、スキャナ2からの超音波を受信し
たとほぼ同時に情報記憶素子1から情報が返送されるの
で、コンベアベルトを用いた製品の搬送工程等において
も、移動する個々の製品に関する情報を管理することが
できる。
【0138】また、本実施例では超音波を用いて情報記
憶素子1とスキャナ2との間の情報の伝送を行っている
ので、電磁波をシールドする金属製の製品内においても
情報記憶素子1を取り付けることができる。
【0139】尚、前述した第4の実施例では、情報記憶
素子1に対する情報書き込みも行えるようにしたが、情
報の読み出し命令のみを解釈する情報記憶素子1を構成
しても良い。この場合、読み出し命令の内容設定におい
て、任意の情報記憶素子を選択できるようにしても良
い。
【0140】また、前述した第1乃至第4の実施例は一
例であり、本願発明における情報記憶素子及びスキャナ
がこれらに限定されることはない。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載の商品管理方法によれば、情報記憶素子のメモリに予
め商品名、商品種別、製造年月日、製造工場、製造ロッ
ト等の管理対象商品に係る情報を記憶させておくことに
より、管理処理部によって、例えば商品在庫管理、商品
販売管理等の商品管理を行うことができるので、従来の
バーコードを用いた商品管理に比べて、販売した商品の
種別、個数、価格等のみを管理するに留まることなく、
これ以外の管理、例えば顧客管理に伴う販売商品の保証
書発行等の管理処理を自動的に行うことができる。
【0142】また、請求項2記載の商品管理方法によれ
ば、上記の効果に加えて、商品の販売時に前記スキャナ
によって販売商品に装着された情報記憶素子をアクセス
することにより、前記管理処理部によって商品購入者に
対する請求金額が算出されるので、現在多く用いられて
いるバーコードによるPOSシステムと同様に商品販売
管理を行うことができる。
【0143】また、請求項3記載の商品管理方法によれ
ば、上記の効果に加えて、少なくとも前記管理対象商品
の販売時に、販売日、販売店等の販売に係る所定の情報
が情報記憶素子のメモリに書き込まれるので、販売した
商品の不具合発生或いは故障修理等のときに商品の履歴
を即座に把握することができる。
【0144】また、請求項4記載の商品管理方法によれ
ば、上記の効果に加えて、管理対象商品の販売時に、前
記販売に係る所定情報及び商品購入者の住所、氏名等の
購入者情報(ユーザ情報)が情報記憶素子のメモリに書
き込まれると共に、これらの情報並びに販売商品名、販
売商品の製造番号が前記管理処理部に記憶されるので、
販売商品の情報及び該商品のユーザ情報を詳細に把握す
ることができると共に、商品自体にユーザ情報が記憶さ
れているため、商品の所有者識別を容易に行うことがで
きる。
【0145】また、請求項5によれば、上記の効果に加
えて、商品販売時に記憶した販売に係る所定情報、購入
者情報、販売商品名、販売商品の製造番号に基づいて販
売商品保証書の発行処理が行われるので、保証書の発行
処理を迅速に且つ容易に行うことができ、保証書発行処
理の手間を大幅に軽減することができる。
【0146】また、請求項6記載の商品管理装置によれ
ば、情報記憶素子のメモリに予め商品名、商品種別、製
造年月日、製造工場、製造ロット等の管理対象商品に係
る情報を記憶させておくことにより、管理処理部によっ
て、例えば商品在庫管理、商品販売管理等の商品管理を
行うことができるので、従来のバーコードを用いた商品
管理に比べて、販売した商品の種別、個数、価格等のみ
を管理するに留まることなく、これ以外の管理、例えば
顧客管理に伴う販売商品の保証書発行等の管理処理を自
動的に行うことができる。
【0147】また、請求項7記載の商品管理装置によれ
ば、上記の効果に加えて、商品の販売時にスキャナによ
って販売商品に装着された情報記憶素子をアクセスする
ことにより、管理処理部によって商品購入者に対する請
求金額が算出されるので、現在多く用いられているバー
コードによるPOSシステムと同様に商品販売管理を行
うことができる。
【0148】また、請求項8記載の商品管理装置によれ
ば、上記の効果に加えて、少なくとも管理対象商品の販
売時に、販売日、販売店等の販売に係る所定の情報が情
報記憶素子のメモリに書き込まれるので、販売した商品
の不具合発生或いは故障修理等のときに商品の履歴を即
座に把握することができる。
【0149】また、請求項9記載の商品管理装置によれ
ば、上記の効果に加えて、管理対象商品の販売時に、情
報入力手段によって入力された前記販売に係る所定情報
及び商品購入者の住所、氏名等の購入者情報(ユーザ情
報)が管理対象商品に装着された情報記憶素子のメモリ
に書き込まれると共に、これらの情報並びに販売商品
名、販売商品の製造番号が前記管理処理部の情報記憶手
段に記憶されるので、販売商品の情報及び該商品のユー
ザ情報を詳細に把握することができると共に、商品自体
にユーザ情報が記憶されているため、商品の所有者識別
を容易に行うことができる。
【0150】また、請求項10記載の商品管理装置によ
れば、上記の効果に加えて、管理処理部の保証書発行手
段によって、商品販売時に記憶した販売に係る所定情
報、購入者情報、販売商品名、販売商品の製造番号に基
づいて販売商品保証書の発行処理が行われるので、保証
書の発行処理を迅速に且つ容易に行うことができるの
で、保証書の発行処理を迅速に且つ容易に行うことがで
き、保証書発行処理の手間を大幅に軽減することができ
る。
【0151】また、請求項11記載の商品管理装置によ
れば、上記の効果に加えて、スキャナから情報記憶素子
に対して第1の周波数の電磁波を輻射することにより、
これとほぼ同時に情報記憶素子内の記憶情報が第2の周
波数の電磁波として出射されるので、これを前記スキャ
ナによって受信することにより、記憶情報を得ることが
でき、また、前記情報記憶素子内部には電源を必要とせ
ず半永久的に使用可能であるので、従来のバーコード表
示や磁気カードに代えて前記情報記憶素子を用いること
により、個々の製品の情報や利用者等の管理を容易に行
うことができる。また、情報記憶素子は、電磁波を受信
するとほぼ同時に情報を電磁波として輻射するので、移
動体に取り付けた場合にも、容易に情報管理を行うこと
ができる。
【0152】また、請求項12記載の商品管理装置によ
れば、上記の効果に加えて、スキャナから情報記憶素子
に対して第1の周波数の電磁波を輻射することにより、
これとほぼ同時に情報記憶素子内の記憶情報が第2の周
波数の電磁波として出射されるので、これを前記スキャ
ナによって受信することにより、記憶情報を得ることが
でき、また、前記情報記憶素子内部には電源を必要とせ
ず半永久的に使用可能であるので、従来のバーコード表
示や磁気カードに代えて前記情報記憶素子を用いること
により、個々の製品の情報や利用者等の管理を容易に行
うことができる。さらに加えて、スキャナから読み出し
命令を与えたときだけに情報記憶素子内の記憶情報を読
み出すことができるので、必要なときにのみ情報の読み
出しを行うことができる。また、情報記憶素子は、電磁
波を受信するとほぼ同時に情報を電磁波として輻射する
ので、移動体に取り付けた場合にも、容易に情報管理を
行うことができる。
【0153】また、請求項13記載の商品管理装置によ
れば、上記の効果に加えて、スキャナから情報記憶素子
に対して第1の周波数の電磁波を輻射することにより、
これとほぼ同時に情報記憶素子内の記憶情報が第2の周
波数の電磁波として出射されるので、これを前記スキャ
ナによって受信することにより、記憶情報を得ることが
でき、また、前記情報記憶素子内部には電源を必要とせ
ず半永久的に使用可能であるので、従来のバーコード表
示や磁気カードに代えて前記情報記憶素子を用いること
により、個々の製品の情報や利用者等の管理を容易に行
うことができる。さらに加えて、スキャナから情報記憶
素子に対して読み出し命令を与えたときだけに記憶情報
を読み出すことができるので、必要なときにのみ情報の
読み出しを行うことができると共に、書き込み命令を与
えたときに所望の情報を記憶させることができるので、
情報の追加、更新なども簡単に行うことができ、製品の
履歴情報の管理も容易に行うことができる。また、情報
記憶素子は、電磁波を受信するとほぼ同時に情報を電磁
波として輻射するので、移動体に取り付けた場合にも、
容易に情報管理を行うことができる。
【0154】また、請求項14記載の商品管理装置によ
れば、上記の効果に加えて、スキャナから情報記憶素子
に対して第1の周波数の超音波を輻射することにより、
情報記憶素子内の記憶情報が第2の周波数の超音波とし
て出射されるので、これを前記スキャナによって受信す
ることにより、記憶情報を得ることができ、また、前記
情報記憶素子内部には電源を必要とせず半永久的に使用
可能であるので、従来のバーコード表示や磁気カードに
代えて前記情報記憶素子を用いることにより、個々の製
品の情報や利用者等の管理を容易に行うことができる。
また、情報記憶素子は、超音波を受信するとほぼ同時に
情報を超音波として輻射するので、移動体に取り付けた
場合にも、容易に情報管理を行うことができると共に、
電磁波を透過しない部材中等に情報記憶素子を設けた場
合にも容易に情報管理を行うことができる。
【0155】また、請求項15記載の商品管理装置によ
れば、上記の効果に加えて、スキャナから情報記憶素子
に対して第1の周波数の超音波を輻射することにより、
情報記憶素子内の記憶情報が第2の周波数の超音波とし
て出射されるので、これを前記スキャナによって受信す
ることにより、記憶情報を得ることができ、また、前記
情報記憶素子内部には電源を必要とせず半永久的に使用
可能であるので、従来のバーコード表示や磁気カードに
代えて前記情報記憶素子を用いることにより、個々の製
品の情報や利用者等の管理を容易に行うことができる。
さらに加えて、スキャナから読み出し命令を与えたとき
だけに記憶情報を読み出すことができるので、必要なと
きにのみ情報の読み出しを行うことができる。また、情
報記憶素子は、超音波を受信するとほぼ同時に情報を超
音波として輻射するので、移動体に取り付けた場合に
も、容易に情報管理を行うことができると共に、電磁波
を透過しない部材中等に情報記憶素子を設けた場合にも
容易に情報管理を行うことができる。
【0156】また、請求項16記載の商品管理装置によ
れば、上記の効果に加えて、スキャナから情報記憶素子
に対して第1の周波数の超音波を輻射することにより、
情報記憶素子内の記憶情報が第2の周波数の超音波とし
て出射されるので、これを前記スキャナによって受信す
ることにより、記憶情報を得ることができ、また、前記
情報記憶素子内部には電源を必要とせず半永久的に使用
可能であるので、従来のバーコード表示や磁気カードに
代えて前記情報記憶素子を用いることにより、個々の製
品の情報や利用者等の管理を容易に行うことができる。
さらに加えて、スキャナから情報記憶素子に対して読み
出し命令を与えたときだけに記憶情報を読み出すことが
できるので、必要なときにのみ情報の読み出しを行うこ
とができると共に、書き込み命令を与えたときに所望の
情報を記憶させることができるので、情報の追加、更新
なども簡単に行うことができ、製品の履歴情報の管理も
容易に行うことができる。また、情報記憶素子は、超音
波を受信するとほぼ同時に情報を超音波として輻射する
ので、移動体に取り付けた場合にも、容易に情報管理を
行うことができると共に、電磁波を透過しない部材中等
に情報記憶素子を設けた場合にも容易に情報管理を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における商品管理装置を示
す構成図
【図2】本発明の一実施形態における商品管理方法を説
明するフローチャート
【図3】本発明の第1の実施例における情報記憶素子を
示す外観図
【図4】本発明の第1の実施例における情報記憶素子を
示す電気系回路のブロック図
【図5】本発明の第1の実施例におけるスキャナの電気
系回路を示すブロック図
【図6】本発明の第2の実施例における情報記憶素子及
びスキャナの電気系回路を示すブロック図
【図7】本発明の第3の実施例における情報記憶素子及
びスキャナの電気系回路を示すブロック図
【図8】本発明の第4の実施例における情報記憶素子及
びスキャナの電気系回路を示すブロック図
【符号の説明】
1…情報記憶素子、1A…バーコード印刷シート、1B
…保護シート、1C…回路印刷シート、1D…両面テー
プシート、11…受信用アンテナ、12…整流回路、1
3…中央処理部、131…CPU、132…D/A変換回路、
14…記憶部、15…発信部、151…発振回路、152…変
調回路、153…高周波増幅回路、16…送信用アンテ
ナ、17…検波部、2…スキャナ、21…受信用アンテ
ナ、22…受信部、221…受信機、222…A/D変換回
路、23…中央処理部、231…CPU、232…メモリ、2
4…キーボード、25…表示部、26…発振部、261…
発信器、262…スイッチ、27…送信用アンテナ、28
…電源部、29…入出力インタフェース部、30…変調
部、301 …D/A変換回路、302 …変調回路、303 …高
周波増幅回路、61…超音波受信部、62…整流回路、
63…中央処理部、631…CPU、632…D/A変換回
路、64…記憶部、65…超音波送信部、66…検波
部、71…超音波受信部、72…中央処理部、721…C
PU、722…A/D変換回路、723…メモリ、73…キー
ボード、74…表示部、75…超音波送信部、751…超
音波発信器、752…スイッチ、77…入出力インタフェ
ース部、78…変調部、781 …D/A変換回路、782 …
変調回路。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定容量のメモリを有し、該メモリ内の
    商品管理に係る記憶情報をワイアレスにてアクセス可能
    な情報記憶素子を管理対象商品に装着し、 前記管理対象商品に装着された情報記憶素子内の情報を
    スキャナによってワイアレスにてアクセスし、 該スキャナに接続された管理処理部によって、前記情報
    記憶素子に対するアクセス情報に基づいて前記商品の管
    理処理を行うことを特徴とする商品管理方法。
  2. 【請求項2】 前記情報記憶素子のメモリは半導体メモ
    リからなり、該半導体メモリには、少なくとも該情報記
    憶素子が装着されている管理対象商品を識別するための
    情報が記憶されていると共に、前記管理処理部には少な
    くとも管理対象商品に対応して販売価格が記憶されてお
    り、商品の販売時に前記スキャナによって販売商品に装
    着された情報記憶素子をアクセスし、前記管理処理部は
    商品購入者に対する請求金額を算出することを特徴とす
    る請求項1記載の商品管理方法。
  3. 【請求項3】 前記管理処理部は、少なくとも前記管理
    対象商品の販売時に、前記管理処理部から前記スキャナ
    を介して前記情報記憶素子をアクセスし、販売日、販売
    店等の販売に係る所定の情報を前記情報記憶素子のメモ
    リに書き込むことを特徴とする請求項1又は2記載の商
    品管理方法。
  4. 【請求項4】 前記管理対象商品の販売時に、前記管理
    処理部から前記スキャナを介して前記情報記憶素子をア
    クセスし、前記販売に係る所定情報及び商品購入者の住
    所、氏名等の購入者情報を前記情報記憶素子のメモリに
    書き込むと共に、これらの情報並びに販売商品名、販売
    商品の製造番号を前記管理処理部に記憶することを特徴
    とする請求項3記載の商品管理方法。
  5. 【請求項5】 前記管理処理部は、商品販売時に記憶し
    た販売に係る所定情報、購入者情報、販売商品名、販売
    商品の製造番号に基づいて販売商品保証書の発行処理を
    行うことを特徴とする請求項4記載の商品管理方法。
  6. 【請求項6】 管理対象商品に装着され、所定容量のメ
    モリを有し、該メモリ内の商品管理に係る記憶情報をワ
    イアレスにてアクセス可能な情報記憶素子と、 前記管理対象商品に装着された情報記憶素子内の情報を
    ワイアレスにてアクセスするスキャナと、 該スキャナに接続され前記情報記憶素子に対するアクセ
    ス情報に基づいて、前記商品の管理処理を行う管理処理
    部とからなることを特徴とする商品管理装置。
  7. 【請求項7】 前記情報記憶素子のメモリは半導体メモ
    リからなり、該半導体メモリには、少なくとも該情報記
    憶素子が装着されている管理対象商品を識別するための
    情報が記憶されていると共に、 前記管理処理部は、少なくとも管理対象商品に対応して
    販売価格を記憶する価格記憶手段と、商品の販売時に前
    記スキャナによって販売商品に装着された情報記憶素子
    へのアクセス結果に基づいて、商品購入者に対する請求
    金額を算出する請求金額算出手段とを備えていることを
    特徴とする請求項6記載の商品管理装置。
  8. 【請求項8】 前記管理処理部は、前記管理対象商品の
    販売時に、販売日、販売店等の販売に係る所定の情報を
    前記情報記憶素子のメモリに書き込む情報書き込み手段
    を備えていることを特徴とする請求項6又は7記載の商
    品管理装置。
  9. 【請求項9】 前記管理処理部は、少なくとも販売商品
    名、販売商品の製造番号、商品購入者の住所、氏名等の
    情報を入力する情報入力手段と、前記管理対象商品の販
    売時に、販売日、販売店等の販売に係る所定情報及び商
    品購入者の住所、氏名等の購入者情報を前記情報記憶素
    子のメモリに書き込む情報書き込み手段と、これらの情
    報並びに販売商品名、販売商品の製造番号を記憶する情
    報記憶手段とを備えていることを特徴とする請求項6又
    は7記載の商品管理装置。
  10. 【請求項10】 前記管理処理部は、商品販売時に記憶
    した販売に係る所定情報、購入者情報、販売商品名、販
    売商品の製造番号に基づいて販売商品保証書の発行処理
    を行う保証書発行手段を備えていることを特徴とする請
    求項9記載の商品管理装置。
  11. 【請求項11】 前記情報記憶素子は、受信用アンテナ
    と、送信用アンテナと、前記受信用アンテナに入力され
    た第1の周波数の電磁波より所定の直流電流を生成する
    整流回路と、前記整流回路から出力される直流電流によ
    り動作するメモリと、前記整流回路から出力される直流
    電流により動作し、前記メモリ内の記憶情報を読み出す
    中央処理部と、前記整流回路から出力される直流電流に
    より動作し、前記中央処理部によって読み出された情報
    を第2の周波数の高周波信号として前記送信アンテナに
    供給する高周波発信部とを備え、 前記スキャナは、送信用アンテナと、受信用アンテナ
    と、前記第1の周波数の高周波信号を前記送信用アンテ
    ナに供給する発信部と、前記受信用アンテナから前記第
    2の周波数の高周波信号を入力して該信号に含まれる情
    報を抽出する受信部とを備えていることを特徴とする請
    求項6乃至10の何れかに記載の商品管理装置。
  12. 【請求項12】 前記情報記憶素子は、受信用アンテナ
    と、送信用アンテナと、前記受信用アンテナに入力され
    た第1の周波数の電磁波を検波する検波回路と、前記受
    信用アンテナに入力された第1の周波数の電磁波より所
    定の直流電流を生成する整流回路と、前記整流回路から
    出力される直流電流により動作するメモリと、前記整流
    回路から出力される直流電流により動作し、前記検波回
    路から入力する信号中の所定の読み出し命令によって前
    記メモリ内の記憶情報を読み出す中央処理部と、前記整
    流回路から出力される直流電流により動作し、前記中央
    処理部によって読み出された情報を第2の周波数の高周
    波信号として前記送信アンテナに供給する高周波発信部
    とを備え、 前記スキャナは、送信用アンテナと、受信用アンテナ
    と、前記読み出し命令を前記第1の周波数の高周波信号
    として前記送信用アンテナに供給する発信部と、前記受
    信用アンテナから前記第2の周波数の高周波信号を入力
    して該信号に含まれる情報を抽出する受信部とを備えて
    いることを特徴とする請求項6乃至10の何れかに記載
    の商品管理装置。
  13. 【請求項13】 前記情報記憶素子は、受信用アンテナ
    と、送信用アンテナと、前記受信用アンテナに入力され
    た第1の周波数の電磁波を検波する検波回路と、前記受
    信用アンテナに入力された第1の周波数の電磁波より所
    定の直流電流を生成する整流回路と、前記整流回路から
    出力される直流電流により動作するメモリと、前記整流
    回路から出力される直流電流により動作し、前記検波回
    路から入力する信号中の所定の読み出し命令によって前
    記メモリ内の記憶情報を読み出すと共に前記信号中の所
    定の書き込み命令によって該命令に続く情報を前記メモ
    リの所定アドレスに書き込む中央処理部と、前記整流回
    路から出力される直流電流により動作し、前記中央処理
    部によって読み出された情報を第2の周波数の高周波信
    号として前記送信アンテナに供給する高周波発信部とを
    備え、 前記スキャナは、送信用アンテナと、受信用アンテナ
    と、前記読み出し命令或いは前記書き込み命令及び情報
    を前記第1の周波数の高周波信号として前記送信用アン
    テナに供給する発信部と、前記受信用アンテナから前記
    第2の周波数の高周波信号を入力して該信号に含まれる
    情報を抽出する受信部とを備えていることを特徴とする
    請求項6乃至10の何れかに記載の商品管理装置。
  14. 【請求項14】 前記情報記憶素子は、第1の周波数の
    超音波を受信する超音波受信部と、入力情報に基づく第
    2の周波数の超音波を送信する超音波送信部と、前記超
    音波受信部に入力された第1の周波数の超音波より所定
    の直流電流を生成する整流回路と、前記整流回路から出
    力される直流電流により動作するメモリと、前記整流回
    路から出力される直流電流により動作し、前記メモリ内
    の記憶情報を読み出す中央処理部と、前記整流回路から
    出力される直流電流により動作し、前記中央処理部によ
    って読み出された情報を前記超音波送信部に供給する高
    周波発信部とを備え、 前記スキャナは、前記第1の周波数の超音波を送信する
    超音波送信部と、前記第2の周波数の超音波を受信する
    超音波受信部と、前記超音波受信部によって受信された
    前記第2の周波数の超音波から信号成分を抽出する信号
    抽出部と、該信号抽出部によって得られた信号から情報
    を抽出する情報抽出部とを備えていることを特徴とする
    請求項6乃至10の何れかに記載の商品管理装置。
  15. 【請求項15】 前記情報記憶素子は、第1の周波数の
    超音波を受信する超音波受信部と、前記超音波受信部に
    入力された前記第1の周波数の超音波を検波する検波回
    路と、入力情報に基づく第2の周波数の超音波を送信す
    る超音波送信部と、前記超音波受信部に入力された第1
    の周波数の超音波より所定の直流電流を生成する整流回
    路と、前記整流回路から出力される直流電流により動作
    するメモリと、前記整流回路から出力される直流電流に
    より動作し、前記検波回路から入力する信号中の所定の
    読み出し命令によって前記メモリ内の記憶情報を読み出
    す中央処理部と、前記整流回路から出力される直流電流
    により動作し、前記中央処理部によって読み出された情
    報を前記超音波送信部に供給する高周波発信部とを備
    え、 前記スキャナは、前記読み出し命令を前記第1の周波数
    の超音波として送信する超音波送信部と、前記第2の周
    波数の超音波を受信する超音波受信部と、前記超音波受
    信部によって受信された前記第2の周波数の超音波から
    信号成分を抽出する信号抽出部と、該信号抽出部によっ
    て得られた信号から情報を抽出する情報抽出部とを備え
    ていることを特徴とする請求項6乃至10の何れかに記
    載の商品管理装置。
  16. 【請求項16】 前記情報記憶素子は、第1の周波数の
    超音波を受信する超音波受信部と、前記超音波受信部に
    入力された前記第1の周波数の超音波を検波する検波回
    路と、入力情報に基づく第2の周波数の超音波を送信す
    る超音波送信部と、前記超音波受信部に入力された第1
    の周波数の超音波より所定の直流電流を生成する整流回
    路と、前記整流回路から出力される直流電流により動作
    するメモリと、前記整流回路から出力される直流電流に
    より動作し、前記検波回路から入力する信号中の所定の
    読み出し命令によって前記メモリ内の記憶情報を読み出
    すと共に前記信号中の所定の書き込み命令によって該命
    令に続く情報を前記メモリの所定アドレスに書き込む中
    央処理部と、前記整流回路から出力される直流電流によ
    り動作し、前記中央処理部によって読み出された情報を
    前記超音波送信部に供給する高周波発信部とを備え、 前記スキャナは、前記読み出し命令或いは前記書き込み
    命令及び情報を前記第1の周波数の超音波として送信す
    る超音波送信部と、前記第2の周波数の超音波を受信す
    る超音波受信部と、前記超音波受信部によって受信され
    た前記第2の周波数の超音波から信号成分を抽出する信
    号抽出部と、該信号抽出部によって得られた信号から情
    報を抽出する情報抽出部とを備えていることを特徴とす
    る請求項6乃至10の何れかに記載の商品管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002149020A (ja) * 2000-11-07 2002-05-22 Canon Inc 消耗品課金システム及び画像形成装置及び方法
JPWO2001075541A1 (ja) * 2000-04-04 2004-04-30 富士通株式会社 生産管理ネットワークシステムおよび生産管理方法、ならびに生産管理プログラムを記録した記録媒体
JP2006030922A (ja) * 2004-07-22 2006-02-02 Fuji Xerox Co Ltd 製品物流管理システム及び製品物流管理プログラム

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