JPH09167059A - 情報記録装置及び情報転送装置 - Google Patents

情報記録装置及び情報転送装置

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JPH09167059A
JPH09167059A JP32576995A JP32576995A JPH09167059A JP H09167059 A JPH09167059 A JP H09167059A JP 32576995 A JP32576995 A JP 32576995A JP 32576995 A JP32576995 A JP 32576995A JP H09167059 A JPH09167059 A JP H09167059A
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JP32576995A
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Naoya Haneda
直也 羽田
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の記録媒体片を備えた情報記録装置と、
この情報記録装置へ情報を転送する情報転送装置との間
のインタフェースを簡易にするとともに、情報の実行転
送速度を向上させる。 【解決手段】 記録媒体片選択指定信号CS0,CS1
をデコードして選択指定された記録媒体片11〜14を
イネーブル状態にする記録媒体片選択手段15を設け
る。記録媒体片選択指定信号CS0,CS1で選択指定
された記録媒体片11〜14のステータス(レディ/ビ
ジィ)信号RB0〜RB3を選択してステータス情報R
/Bとして出力するステータス情報出力手段16を設け
る。選択指定した記録媒体片11〜14のステータス情
報R/Bを1本の出力端子9から、記録媒体片11〜1
4の指定と同時に得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ書き込み動
作のための準備時間が、情報転送における実効転送速度
に大きく影響するような記録媒体片を複数有する情報記
録装置において、情報の書き込みを高速に行う場合に用
いて好適な情報転送装置及び情報記録装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特開平6−131371号
公報,特開平6−215010号公報、ならびに、特開
平6−301601号公報で、情報提供装置(情報転送
装置)から半導体メモリ等を内蔵した記録装置もしくは
記録再生装置に音声,画像,文字,プログラム等の情報
を転送することで、各種の情報を提供できるようにした
装置を提案している。
【0003】図6は上述の公報で提案した従来の情報記
録再生装置の外観図である。この情報記録再生装置20
0Aは、図示しない情報提供装置との結合端子201を
備えており、結合端子201を介して情報提供装置から
情報記録再生装置200A内に設けられた記録媒体(図
示しない)に情報をコピーすることができる。記録媒体
の種類に関して特に限定はないが、高速にコピーが可能
であり、且つランダム・アクセスが容易で携帯性にも優
れた半導体メモリを使用すると便利である。
【0004】この情報記録再生装置200Aには、文字
・画像等を表示する表示器202と、押しボタンスイッ
チ等からなる再生選択手段203とが設けられている。
この情報記録再生装置200Aは、記録媒体内に記録さ
れた情報の内容(項目)を表示器202に表示するの
で、使用者は再生選択手段203を用いて所望の情報を
選択して再生することができる。
【0005】情報提供装置から提供される情報の内容
は、テキスト情報、音声情報、映像情報及びコンピュー
タ・プログラム等を含み、特に限定されるものではな
い。なお、プログラムの再生とは、そのプログラムを実
行することを意味するが、この場合、実行時に使用者が
必要に応じて情報を入力してもよい。また、再生信号
が、テキスト情報や映像信号である場合には、例えば液
晶表示器等で構成された表示器202上に表示すること
ができ、さらに、音声情報の場合には、イアホン204
に出力することができる。なお、図示していないが、イ
アホン204の代わりにまたはイアホン204に加えて
スピーカを装備してもよいし、再生信号の外部出力端子
を設けて外部のディスプレイ装置やスピーカ等へ接続で
きるようにしてもよい。
【0006】図7は上述の公報で提案した従来の他の情
報記録再生装置の外観図である。図7に示す情報記録再
生装置200Bは、図6に示した情報記録再生装置20
0Aを、情報記録装置210と情報再生装置220とに
分離したものである。この情報記録再生装置200B
は、情報記録装置210を、情報再生装置220の挿入
排出口221に挿入することで、情報記録装置210か
らの情報を情報再生装置220に伝達し再生することが
できる。
【0007】再生のためには、情報記録装置210と情
報再生装置220との間でデータ及び制御信号の送受信
が必要になるので、情報記録装置210側に情報再生装
置との結合端子212を設けるとともに、この結合端子
212に対応する結合端子(図示しない)を情報再生装
置220側に設け、情報記録装置210が情報再生装置
220に装着された状態で、両結合端子が結合するよう
構成されている。
【0008】情報記録装置210は、情報提供装置との
結合端子211と、情報再生装置との結合端子212と
の2つの結合端子を備えているが、1つの結合端子を切
り替えて使用する構成でもよい。
【0009】情報記録装置210は、記録媒体のみで構
成することも可能である。記録媒体のみで構成すること
によって、より小型且つ軽量な携帯型情報記録装置とな
る。この場合、記録媒体からの読み出し、または記録媒
体への書き込み等の制御は、情報再生装置220または
情報提供装置側で行なうことになる。
【0010】図8は上述の公報で提案した従来の情報提
供装置の外観図である。この情報提供装置230は、提
供できる情報の内容や価格等を表示する表示器231
と、利用者が所望する情報を選択するための出力選択手
段232を備えている。利用者は、図7に示した情報記
録装置210を、情報提供装置230の挿入排出口23
3へ挿入することで、情報のコピーができる。また、情
報提供装置230に設けられている結合端子(図示しな
い)を、図6に示した情報記録再生装置200Aの結合
端子201に接続することで、情報のコピーができる。
【0011】情報提供装置230は、提供する情報を格
納した記録媒体と、この記録媒体から利用者が所望する
情報を読み出すとともに、読み出した情報を情報記録装
置210,情報記録再生装置200へ書き込むための情
報コピー制御部(図示しない)を備えている。なお、情
報提供装置230と情報提供センタ等(図示しない)と
の間を、有線または無線による通信手段を介して接続
し、この通信手段を介して利用者が所望する情報を提供
する構成としてもよい。このような構成にすることで、
情報提供装置230内に記録媒体を設けないですむ。ま
た、情報提供装置230内に記録媒体を設ける場合で
も、記録媒体に格納する情報を通信手段を介して更新す
ることで、最新の情報を提供することが可能となる。
【0012】図9は上述の公報で提案した従来の他の情
報提供装置の外観図である。この情報提供装置240
は、情報記録装置210の挿入口241と排出口242
とを距離を離して配置している。この情報提供装置24
0は、挿入口241から挿入された情報記録装置210
を搬送する移動手段(図示しない)を備え、挿入された
情報記録装置210に提供すべき情報をコピーした後
に、排出口242から排出する。情報入手希望者Hは、
図中の矢印A方向へ歩きながら、情報のコピーを受ける
ことができる。この情報提供装置240は、多くの人に
迅速に情報を提供することができる。
【0013】図10は従来の情報提供装置と従来の情報
記録装置のブロック構成図である。図10は、図8に示
した情報提供装置230から図7に示した情報記録装置
210に対して情報を転送する場合の具体的構成例を示
したものである。情報提供装置230に内蔵された記録
媒体111から読み出された情報は、転送制御回路11
2ならびに情報提供装置との結合端子211を介して情
報記録装置210内の書き込み制御手段121に転送さ
れる。この書き込み制御手段121は、転送された情報
を複数(3個)の記録媒体片131〜133に対して順
次書き込みを行うことにより、情報転送装置230から
情報記録装置210への情報の転送がなされる。なお、
転送された情報の再生は、読み出し制御手段141が各
記録媒体片131〜133から情報を読み出し、読み出
した情報を情報再生装置との結合端子212を介して図
7に示した情報再生装置220へ送ることによって実現
される。
【0014】図11は従来の情報記録装置における複数
の記録媒体片に対する情報の記録方法を示す説明図であ
る。図8に示した情報提供装置230は、転送すべき情
報を例えば512バイト毎に分割した情報ブロック単位
で管理しており、図11(a)に示すように、例えば1
86情報ブロック分の情報D(D0〜D185)を記録
している。
【0015】図10に示した情報記録装置210は、3
個の記録媒体片131〜133を備えており、各記録媒
体片131〜133の全記録領域を512バイトの情報
ブロック単位で64個の領域M0〜M63に分けて管理
している。そして、情報記録装置210内の書き込み制
御手段121は、情報を書き込む記録媒体片131〜1
33を情報ブロック単位で順次ずらすとともに、分割し
た領域番号の若い順に情報を順次書き込むようにしてい
る。
【0016】例えば、最初の情報ブロックD0の情報
(データ)を第1の記録媒体片131へ書き込むと、次
の情報ブロックD1の情報(データ)を第2の記録媒体
片131へ書き込み、次の情報ブロックD2の情報(デ
ータ)を第3の記録媒体片133へ書き込み、さらに次
の情報ブロックD3の情報(データ)を第1の記録媒体
片131へ書き込みことを繰り返す。これによって、図
11(b)に示すように、第1の記録媒体片131に
は、情報ブロックD0,D3,D6……の情報が、図1
1(c)に示すように、第2の記録媒体片132には、
情報ブロックD1,D4,D7……情報が、図11
(d)に示すように、第3の記録媒体片133には、情
報ブロックD2,D5,D8……情報がそれぞれ書き込
まれる。
【0017】すなわち、記録媒体片の個数をP、分割し
た領域番号をN(Nは0〜61までの整数)とすると、
(P×N)番情報ブロックの情報は記録媒体片131の
0番メモリブロックM0から61番メモリブロックM6
1に格納され、(P×N+1)番情報ブロックの情報は
記録媒体片132の0番メモリブロックM0から61番
メモリブロックM61に格納され、(P×N+2)番情
報ブロックの情報は記録媒体133の0番メモリブロッ
クM0から61番メモリブロックM61に格納される。
【0018】なお、各記録媒体片131〜133の全記
録領域を64のブロックに分けているので、全186ブ
ロックに情報を転送するのに対して、各記録媒体片13
1〜133はそれぞれ2ブロック分の予備領域M62,
M63を有する。図10に示した書き込み制御手段12
1は、データの書き込みが正常にできない領域があった
場合、これらの予備領域M62,M63を使用してデー
タを書き込みようにしている。
【0019】しかしながら、図10に示した情報記録装
置210は、複数の記録媒体片131〜133に対する
書き込みを制御するための書き込み制御手段121と、
複数の記録媒体片131〜133からの読み出しを制御
するための読み出し制御手段141を備えているため、
情報記録装置210そのものの小型化に限界があり、ま
た、高価となる。携帯用として利用するには、より一層
の小型化が要望される。そこで、複数の記録媒体片に対
する書き込みは情報提供装置側で行ない、複数の記録媒
体片からの読み出し制御は情報再生装置側で行なうよう
にすることで、回路構成の簡略化を図った携帯型情報記
録装置が提供されている。
【0020】図12は従来の携帯型情報記録装置のブロ
ック構成図である。この携帯型情報記録装置100は、
4個の記録媒体片130〜133と、書き込みまたは読
み出しを行なう記録媒体片130〜133を択一的に選
択するための記録媒体片選択手段101とを備える。な
お、図12では、各記録媒体片130〜133に対して
書き込みまたは読み出しを行なうアドレスを指定するた
めのアドレスバス、書き込みデータの供給ならびに読み
出しデータの取り込みを行なうためのデータバス、アド
レスデータの確定タイミング,書き込みタイミング,読
み出しタイミング等を制御するための制御信号バスの記
載を省略している。
【0021】記録媒体片選択手段101は、記録媒体片
選択指定信号入力端子102,103に供給される2ビ
ットの記録媒体片選択指定信号CS0,CS1をデコー
ドし、記録媒体片選択指定信号CS0,CS1で指定さ
れた記録媒体片130〜133に対してチップ・セレク
ト(チップ・イネーブル)信号(CE0〜CE3)を出
力することで、書き込みまたは読み出しを行なう記録媒
体片130〜133を択一的に選択する。
【0022】各記録媒体片130〜133は、電気的に
消去可能なEEPROMで構成している。各記録媒体片
130〜133は、データの消去またはデータの書き込
み中は、レディ/ビジィ信号出力端子R0/B0〜R3
〜B3にLレベルを出力し、それ以外のときはレディ/
ビジィ信号出力端子R0/B0〜R3〜B3を高インピ
ーダンス状態に保つ。
【0023】従来の携帯型情報記録装置100は、複数
の記録媒体片130〜133のそれぞれのレディ/ビジ
ィ信号をワイヤード・オア接続して、そのワイヤード・
オア出力をステータス情報出力端子104から、図示し
ない情報提供装置または情報再生装置へ供給する構成と
している。複数の記録媒体片130〜133のレディ/
ビジィ信号のワイヤード・オア出力をステータス情報と
して出力する構成であるから、携帯型情報記録装置10
0に内蔵している記録媒体片130〜133の個数にか
かわらず1本の信号線でステータス情報を情報提供装置
または情報再生装置へ供給できる。そして、このような
構成方法は、PCMCIA(Personal Computer Memory
Card International Association)において標準化さ
れているPCカードにおいても用いられている。
【0024】携帯性を要求される情報記録装置に内蔵さ
れる半導体メモリとしては、電池による情報のバックア
ップが不要な不揮発性メモリを使用すると、記録された
情報が電池切れで消えてしまうことがないので都合が良
い。このような不揮発性メモリとしては、例えば、伊藤
らによる「大容量不揮発性メモリ」(東芝レビュー 199
0 Vol.45 No.11 pp.870-873 )及び舛岡による「チップ
面積を最小に抑えた4MビットNAND型EEPRO
M」(電子技術 1992-11 pp.23-27 )に記述されている
EEPROMを使用することができる。
【0025】しかし、一般的なEEPROMは、揮発性
のメモリに比較して書き込み前に消去操作が必要であ
り、且つ書き込みに要する時間が長いため、情報転送装
置から送られてきた情報を順次記録していくという方法
では、情報の転送時間が長くなってしまうという欠点が
ある。更に、上述のEEPROMでは、構成するメモリ
素子の特性にバラツキがあり、各メモリ素子への書き込
みは一定時間で完了するとは限らない。
【0026】以上のような欠点を補うために、本出願人
は、特開平7−105071号公報および特開平7−2
00181号公報で、複数の記録媒体片から構成される
情報記録装置に対して情報の並列的な書き込みを行なう
ことにより、情報を高速に転送できるようにした情報転
送装置を提案している。これらの公報で提案した情報転
送装置および情報記録装置を用いることで、各記録媒体
片毎に書き込み時間が著しく異なる場合でも、情報を高
速に転送できる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な複数の記録媒体片から構成される情報記録装置に対し
て、情報転送装置からデータを転送する場合、データの
瞬間的な転送速度のみでなく、各記録媒体片に対するチ
ップ選択やステータス状態の検出等のオーバーヘッドを
含む実効転送速度を小さくすることを考慮する必要があ
り、且つ情報転送装置と情報記録装置とのインターフェ
イスはできるだけ簡易であることが望ましい。
【0028】しかしながら、図12に示した携帯型情報
記録装置100は、複数の記録媒体片130〜133の
レディ/ビジィ信号のワイヤード・オア出力を、ステー
タス情報出力端子104に供給する構成であるから、こ
のステータス情報出力端子104から出力されるステー
タス情報に基づいて、携帯型情報記録装置100内の全
ての記録媒体片130〜133が消去または書き込みま
たは読み出しを終了したことを(全ての記録媒体片がレ
ディ状態にあることを)検出できるが、各々の記録媒体
片130〜133のステータス情報(レディ/ビジィ)
を個別に検出できない。
【0029】この場合、携帯型情報記録装置100内
に、各記録媒体片130〜133のレディ/ビジィ状態
を保持するレジスタを新たに設けて、このレジスタを読
み出すことによって各記録媒体片130〜133のレデ
ィ/ビジィ状態を検出できるようにすることが考えられ
る。しかしながら、各記録媒体片130〜133へのア
クセスに先立って、新たに設けたレジスタにアクセスし
て各記録媒体片130〜133のレディ/ビジィ状態を
示したデータを読み込まなければならず、この新たに設
けたレジスタにアクセスするための時間が、新たなオー
バーヘッドとなり、情報転送速度の実効値が低下する原
因となる。
【0030】また、携帯型情報記録装置100に内蔵さ
れた複数の記録媒体片130〜133に対して、データ
を並列的に書き込むことでデータ転送の高速化を図る場
合、各記録媒体片130〜133のそれぞれのレディ/
ビジィ信号R0/B0〜R3/B3をリアルタイムで検
出できることが望ましい。
【0031】この場合、携帯型情報記録装置100に、
各記録媒体片130〜133毎に対応してレディ/ビジ
ィ信号R0/B0〜R3/B3の出力端子を設ければ、
情報提供装置または情報再生装置に対して各レディ/ビ
ジィ信号R0/B0〜R3/B3を直接供給できるが、
携帯型情報記録装置100と情報提供装置または情報再
生装置とを接続するためのコネクタの端子数が、携帯型
情報記録装置100に内蔵される記録媒体片の個数分だ
け増加し、携帯型情報記録装置100と情報提供装置ま
たは情報再生装置との間のインタフェースが複雑になる
という不具合を生じる。
【0032】この発明は、上述したような実情に鑑みて
なされたもので、情報提供装置等の情報転送装置と複数
の記録媒体片を備えた情報記録装置との間のインタフェ
ースが簡易で、かつ、情報転送装置と情報記録装置との
間で情報を高速に転送できるようにした情報記録装置お
よび情報転送装置を提供することを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る情報記録装置は、情報を記録可能な複数
の記録媒体片と、複数の記録媒体片からいずれかを選択
する記録媒体片選択手段と、記録媒体片のステータス情
報を出力するステータス情報出力手段とを有して構成さ
れる。
【0034】この発明に係る情報転送装置は、情報を記
録している情報記録媒体と、情報記録装置に転送する情
報を選択する出力選択手段と、情報記録装置から供給さ
れるステータス情報に基づいて情報転送を実行する転送
制御手段とを有して構成される。
【0035】なお、情報転送装置における記録媒体、お
よび情報記録装置における記録媒体片としては、例え
ば、EEPROM(Electrically Erasable and Progra
mmableROM)のような不揮発性メモリ等の半導体メモ
リ、または磁気ディスクや光磁気ディスク等を用いるこ
とができる。各記録媒体に記録する情報は、音声情報や
音楽情報または文字情報や画像情報を含むことができ
る。さらに、情報転送装置における記録媒体としては、
例えばROMまたは光ディスクのような読み出し専用の
記録媒体を用いることも可能である。
【0036】情報記録装置内のステータス情報出力手段
は、各記録媒体片毎にステータス情報を出力する。情報
転送装置内の転送制御手段は、情報記録装置から出力さ
れるステータス情報に基づいて情報の転送を行なう。情
報記録装置内に設けれた複数の記録媒体片のそれぞれに
ついてステータス情報が出力されるので、例えば第1の
記録媒体片のステータスがビジィ状態であっても、第2
の記録媒体片のステータスがレディ状態であれば、情報
転送装置は、第2の記録媒体片に対してデータの書き込
み(情報の転送)を行なうことができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係
る携帯型情報記録装置の全体構成を示すブロック構成図
である。携帯型情報記録装置1は、複数(4個)の記録
媒体片11〜14と、書き込みまたは読み出しまたは消
去等のメモリ操作を行なう記録媒体片11〜14を択一
的に選択するためのチップ・セレクト信号(チップイネ
ーブル信号)15a〜15dを生成・出力する記録媒体
片選択手段15と、各記録媒体片11〜14のステータ
ス(レディ/ビジィ)信号出力端子R0/B0〜R3/
B3からそれぞれ出力されるステータス(レディ/ビジ
ィ)信号RB0〜RB3を入力とし、選択指定された記
録媒体片11〜14のステータス情報を択一的に選択し
てステータス情報RBを出力するステータス情報出力手
段16と、パワーオンリセット(POR)回路17とか
らなる。各記録媒体片11〜14は、前述のNAND型
EEPROMで構成している。
【0038】この携帯型情報記録装置1は、2ビットで
構成される記録媒体片選択指定信号CS0,CS1の入
力端子2,3と、例えば並列8ビットのバス幅を有する
アドレス・データ・コマンドバス(I/O−BUS)の
入出力端子群4と、アドレス・データ・コマンドバス上
に時分割多重されている各種のデータ(アドレスデー
タ、書き込みまたは読み出しデータ、コマンドデータ)
の中からコマンドデータの取り込み(ラッチ)タイミン
グを指定するコマンドラッチタイミング信号CLEの入
力端子5と、アドレス・データ・コマンドバス上に供給
される各種データの中から書き込みまたは読み出しを行
なうアドレスを指定するアドレスデータの取り込み(ラ
ッチ)タイミングを指定するアドレスラッチタイミング
信号CLEの入力端子6と、アドレス・データ・コマン
ドバス上に供給される各種のデータの中から書き込みデ
ータの取り込み(ラッチ)タイミングを指定する書き込
みタイミング信号WEの入力端子7と、記録媒体片11
〜14に格納されているデータ(読み出しデータ)をア
ドレス・データ・コマンドバス上に出力するタイミング
を指定する読み出しタイミング信号REの入力端子8
と、ステータス情報出力手段16から供給されるステー
タス情報R/Bを出力するためのステータス情報出力端
子9とを備える。
【0039】端子2および端子3から入力される記録媒
体片選択指定信号CS0,CS1は、記録媒体片選択手
段15、ならびに、ステータス情報出力手段16へそれ
ぞれ供給される。アドレス・データ・コマンドバス(I
/O−BUS)は、各記録媒体片11〜14へ並列に接
続される。端子5〜端子8に入力される各信号(コマン
ドラッチタイミング信号CLE、アドレスラッチタイミ
ング信号ALE、書き込みタイミング信号WE、読み出
しタイミング信号RE)は、各記録媒体片11〜14へ
それぞれ供給される。
【0040】記録媒体片選択手段15は、記録媒体片選
択指定信号入力端子2,3に供給される2ビットの記録
媒体片選択指定信号CS0,CS1をデコードし、記録
媒体片選択指定信号CS0,CS1で指定された記録媒
体片11〜14に対してチップ・セレクト(チップ・イ
ネーブル)信号15a〜15dを出力することで、書き
込み,読み出し,消去等を行なう記録媒体片11〜14
を択一的に選択する。例えば、記録媒体片選択指定信号
CS0,CS1が共に論理0の場合、記録媒体片選択手
段15は、第1の記録媒体片11を選択するチップ・セ
レクト信号15aを出力し、このチップ・セレクト信号
15aが第1の記録媒体片11のチップイネーブル端子
CE0へ供給される。
【0041】各記録媒体片11〜14は、チップイネー
ブル端子CE0〜CE3にチップ・セレクト信号15a
〜15dが供給されると、アドレス・データ・コマンド
バス(I/O−BUS)上のデータ信号、コマンドラッ
チタイミング信号CLE、アドレスラッチタイミング信
号ALE、書き込みタイミング信号WE、読み出しタイ
ミング信号REに対してイネーブル状態(動作可能な状
態)となる。
【0042】各記録媒体片11〜14は、アドレス・デ
ータ・コマンドバス(I/O−BUS)を介して各種の
データを受け取ることができる状態、ならびに、指定さ
れた読み出しアドレスのデータが出力可能な状態にある
ときは、ステータス(レディ/ビジィ)信号出力端子R
0/B1〜R3/B3に論理1(Hレベル)のレディ情
報を出力する。また、各記録媒体片11〜14は、記録
媒体片11〜14の内部でデータの消去動作、指定され
たアドレスに対するデータ書き込み動作、指定されたア
ドレスに対するデータ読み出し動作を行なっている間
は、ステータス(レディ/ビジィ)信号出力端子R0/
B1〜R3/B3に論理0(Lレベル)のビジィ情報を
出力する。
【0043】なお、ステータス(レディ/ビジィ)信号
出力端子R0/B1〜R3/B3から出力されるステー
タス(レディ/ビジィ)信号RB0〜RB3は、レディ
状態とビジィ状態とで論理レベルが反転していればよい
ので、レディ状態で論理0(Lレベル)、ビジィ状態で
論理1(Hレベル)を出力する構成でもよい。各ステー
タス(レディ/ビジィ)信号RB0〜RB3は、ステー
タス情報出力手段16へ供給される。
【0044】パワーオンリセット(POR)回路17
は、この携帯型情報記録装置1が情報転送装置または情
報再生装置に接続され、図示しない電源端子からこの携
帯型情報記録装置1に給電が開始された初期状態に、所
定の時間幅のリセット信号RSを出力する。このリセッ
ト信号RSは、ステータス情報出力手段16へ供給され
る。リセット信号RSの時間幅は、電源供給時点から各
記録媒体片11〜14のステータス(レディ/ビジィ)
信号RB0〜RB3の出力が安定になるまでの(確定す
るまでの)時間を考慮して、出力が安定になるまでの時
間よりも長く設定している。
【0045】ステータス情報出力手段16は、リセット
信号RSが供給されている初期状態の間は、各ステータ
ス(レディ/ビジィ)信号RB0〜RB3の論理積出力
をステータス情報R/Bとして出力端子9へ供給する。
但し、論理積出力を行なうのは、レディ状態が論理1
(Hレベル)に対応している場合である。すなわち、電
源投入後に初期状態期間中に全ての記録媒体片11〜1
4のステータス(レディ/ビジィ)信号RB0〜RB3
が共に論理1(Hレベル)となった時点で、ステータス
情報出力手段16から論理1(Hレベル)のステータス
情報R/Bが情報転送装置等または情報再生装置へ供給
される。情報転送装置等は、ステータス情報R/Bが論
理1(Hレベル)となったことで、携帯型情報記録装置
1内の全ての記録媒体片11〜14がレディ状態になっ
たことを検出できる。
【0046】レディ状態が論理0(Lレベル)に対応し
ている場合、ステータス情報出力手段16は、各記録媒
体片11〜14から供給される各ステータス(レディ/
ビジィ)信号RB0〜RB3の論理和出力をステータス
情報R/Bとして供給する。レディ状態が論理0(Lレ
ベル)に対応している場合、情報転送装置等は、携帯側
情報記録装置1から出力されるステータス情報R/Bが
論理0(Lレベル)になったことで、携帯型情報記録装
置1内の全ての記録媒体片11〜14がレディ状態にな
ったことを検出できる。
【0047】また、このステータス情報出力手段16
は、リセット信号RSが供給されなくなった通常状態で
は、記録媒体片選択指定信号CS0,CS1によって選
択指定された記録媒体片11〜14のステータス(レデ
ィ/ビジィ)信号RB0〜RB3を択一的に選択して、
選択したステータス(レディ/ビジィ)信号RB0〜R
B3をステータス情報R/Bとして出力端子9へ供給す
る。情報転送装置等は、携帯型情報記録装置1から出力
されるステータス情報R/Bに基づいて、情報転送装置
等が選択指定した記録媒体片11〜14のレディ/ビジ
ィ状態を検出できる。
【0048】図2はステータス情報出力手段の一具体例
を示す回路図である。図2に示すステータス情報出力手
段16は、一方の(下位ビットの)記録媒体片選択指定
信号CS0を2段に亘って反転する各インバータ(論理
反転回路)U3,U4と、他方の(上位ビットの)記録
媒体片選択指定信号CS1を2段に亘って反転する各イ
ンバータU1,U2と、リセット信号RSを2段に亘っ
て反転する各インバータU5,U6と、リセットRS信
号がHレベルである初期状態において各ステータス(レ
ディ/ビジィ)信号RB0〜RB3の論理積出力を発生
する5入力アンドゲート(5入力論理積回路)U7と、
リセット信号RSがLレベルとなった通常状態で、各記
録媒体片選択指定信号CS0,CS1によって第1の記
録媒体片11が選択指定されている場合に、第1の記録
媒体片11のステータス(レディ/ビジィ)信号RB0
を出力する(通過させる)4入力アンドゲートU8と、
通常状態で第2の記録媒体片12が選択指定されている
場合に、第2の記録媒体片12のステータス(レディ/
ビジィ)信号RB1を出力する(通過させる)4入力ア
ンドゲートU9と、通常状態で第3の記録媒体片13が
選択指定されている場合に、第3の記録媒体片13のス
テータス(レディ/ビジィ)信号RB3を出力する(通
過させる)4入力アンドゲートU10と、通常状態で第
4の記録媒体片14が選択指定されている場合に、第4
の記録媒体片14のステータス(レディ/ビジィ)信号
RB4を出力する(通過させる)4入力アンドゲートU
11と、各アンドゲートU7〜U11の出力を入力して
それらの論理和出力をステータス情報R/Bとして出力
する5入力オアゲート(論理和回路)U12から構成し
ている。
【0049】このステータス情報出力手段16は、リセ
ット信号RSが供給されている初期状態では5入力アン
ドゲートU7で複数のステータス(レディ/ビジィ)信
号RB0〜RB3の論理積を出力させ、5入力オアゲー
トU12を介して出力し、リセット信号RSが供給され
なくなった通常状態では、各記録媒体片11〜14毎の
対応して設けた4入力ゲートU8〜U11で選択指定さ
れている記録媒体片11〜14のステータス(レディ/
ビジィ)信号RB0〜RB3を選択的に通過させ、5入
力オアゲートU12を介して出力する。
【0050】なお、図2では、各記録媒体片選択指定信
号CS0,CS1ならびにその反転信号の中から選択さ
れた記録媒体片が共にHレベルとなる信号を各4入力ア
ンドゲートU8〜U11の入力側へそれぞれ供給して、
各4入力アンドゲートU8〜U11が現在指定されてい
る記録媒体片11〜14を区別する構成を示したが、各
記録媒体片選択指定信号CS0,CS1を直接的に利用
する代わりに、情報媒体片選択手段15から出力される
チップ・セレクト(チップ・イネーブル)信号15a〜
15dに基づいて各ステータス(レディ/ビジィ)信号
RB0〜RB3を選択的に通過させる回路構成としても
よい。
【0051】次に、図1に示した情報記録装置の動作を
説明する。記録媒体片選択手段15は、情報転送装置か
ら端子2および端子3を介して供給される記録媒体片選
択指定信号CS0,CS1に基づいて、選択指定された
記録媒体片11〜14を選択する(セレクト・フェー
ズ)。これと同時に、ステータス情報出力手段16によ
って、選択指定された記録媒体片11〜14のステータ
ス(レディ/ビジィ)信号が、ステータス情報R/Bと
して端子9から情報転送装置へ供給される。情報転送装
置は、携帯型情報記録装置1から出力されるステータス
情報R/Bを監視することによって、アクセスを行うべ
き記録媒体片11〜14のステータス情報RB0〜RB
3を瞬時に得ることができる。
【0052】次に、選択指定した記録媒体片11〜14
がレディ状態であれば、情報転送装置は、記録媒体片1
1〜14に対して、消去、書き込みまたは読み出し等の
いずれの操作を行うかを示すコマンド情報をアドレス・
データ・コマンドバスI/O−BUS上に供給するとと
もに、アドレス・データ・コマンドバスI/O−BUS
上のコマンド情報を取り込むタイミングを示すコマンド
・ラッチタイミング信号CLEを出力する(コマンド・
フェーズ)。
【0053】選択指定されている記録媒体片11〜14
は、端子5から供給されるコマンド・ラッチタイミング
信号CLEに基づいて、アドレス・データ・コマンドバ
スI/O−BUS上に供給されているデータをコマンド
情報として取り込む。そして、選択指定されている記録
媒体片11〜14は、取り込んだコマンド情報を解析す
ることで、情報転送装置側からの要求が、データの書き
込みであるか、データの読み出しであるか、データの消
去であるかを識別する。つまり、コマンド・ラッチタイ
ミング信号CLEに基づいて、アドレス・データ・コマ
ンドバスI/O−BUS上に供給されているデータがコ
マンド情報であることを示し、そのコマンド情報の取り
込みは端子7に供給される書き込みタイミング信号WE
に基づいて行なう。
【0054】続いて、情報転送装置は、選択指定した記
録媒体片11〜14に対して、操作(書き込み/読み出
し/消去)の対象となる位置を示すアドレスデータを、
アドレス・データ・コマンドバスI/O−BUS上に供
給するとともに、アドレス・ラッチタイミング信号AL
Eを供給する。選択指定しされた記録媒体片11〜14
は、アドレス・ラッチタイミング信号ALEに基づいて
アドレス・データ・コマンドバスI/O−BUS上のデ
ータをアドレスデータとして取り込む(アドレス・フェ
ーズ)。つまり、アドレス・ラッチタイミング信号AL
Eに基づいて、アドレス・データ・コマンドバスI/O
−BUS上のデータがアドレスデータであることを指示
し、そのアドレスデータの取り込みは書き込みタイミン
グ信号WEに基づいて行なう。
【0055】先のコマンド・フェーズで読み出し操作を
指定した場合、記録媒体片11〜14は、アドレスデー
タを読み込んだ後に、ビジィ状態のステータス(レディ
/ビジィ)信号RB0〜RB3を出力するので、そのビ
ジィ状態のステータス(レディ/ビジィ)信号RB0〜
RB3がステータス情報出力手段16を介してステータ
ス情報R/Bとして情報転送装置へ供給される。情報転
送装置は、ビジィ状態のステータス情報R/Bを受け取
ると、現在選択指定している記録媒体片11〜14に対
する新たな操作を停止し、ステータス情報R/Bがレデ
ィ状態になるまで待機する。
【0056】記録媒体片11〜14は、コマンド・フェ
ーズで読み出し動作を指定され、次のアドレス・フェー
ズで読み出しアドレスが指定されると、ステータス(レ
ディ/ビジィ)信号RB0〜RB3をビジィ状態にする
とともに、指定されたアドレスに格納されているデータ
を読み出し、読み出したデータを記録媒体片11〜14
の内部に設けた内部レジスタ(図示しない)へ格納す
る。そして、内部レジスタへ格納した後に、ビジィ状態
にしたステータス(レディ/ビジィ)信号RB0〜RB
3をレディ状態に戻す。
【0057】ステータス(レディ/ビジィ)信号RB0
〜RB3がレディ状態に戻ると、ステータス情報出力手
段16を介して端子9から出力されるステータス情報R
/Bがレディ状態になるので、情報転送装置は、ステー
タス情報R/Bがレディ状態になったことを確認する
と、読み出しタイミング信号REを供給する。
【0058】記憶媒体片11〜14は、読み出しタイミ
ング信号REに基づいて、記憶媒体片11〜14の内部
レジスタに一時格納した読み出しデータをアドレス・デ
ータ・コマンドバスI/O−BUSに出力する。情報転
送装置は、読み出しタイミング信号REに基づいて記憶
媒体片11〜14からアドレス・データ・コマンドバス
I/O−BUSに出力されたデータを取り込むことで、
選択指定した記録媒体片の指定したアドレスのデータを
読み出すことができる(データ・フェーズ)。
【0059】書き込み操作の場合、アドレス・フェーズ
でのアドレス指定が完了した後に、情報転送装置は、指
定したアドレスに書き込むべきデータをアドレス・デー
タ・コマンドバスI/O−BUSに供給するとともに、
指定したアドレスに書き込むべきデータを取り込むタイ
ミングを示す書き込みタイミング信号WEを供給する。
【0060】記録媒体片11〜14は、書き込みタイミ
ング信号WEに基づいて、アドレス・データ・コマンド
バスI/O−BUSに供給されている書き込みデータを
取り込み、取り込んだ書き込みデータを内部レジスタへ
格納する。
【0061】情報転送装置は、書き込みタイミング信号
WEを供給した後に、記録媒体片11〜14の内部レジ
スタに格納された書き込みデータを、先に指定したアド
レスに対応するメモリセルへ書き込みことを要求するメ
モリセル書き込みコマンドをアドレス・データ・コマン
ドバスI/O−BUSに供給した後に、コマンド・ラッ
チタイミング信号CLEを出力する。
【0062】記録媒体片11〜14は、コマンド・ラッ
チタイミング信号CLEに基づいて、アドレス・データ
・コマンドバスI/O−BUS上に供給されているコマ
ンドデータを取り込む。記録媒体片11〜14は、取り
込んだコマンドデータがメモリセル書き込みを要求する
コマンドであることを判断すると、ステータス(レディ
/ビジィ)信号RB0〜RB3をビジィ状態に変更した
後に、内部レジスタに格納してある書き込みデータを、
先に指定されたアドレスに対応するメモリセルへ書き込
む。そして、メモリセルへの書き込みを行なった後に、
ステータス(レディ/ビジィ)信号RB0〜RB3をレ
ディ状態へ戻す。
【0063】情報転送装置は、情報記録装置1内のステ
ータス情報出力手段16を介して供給されるステータス
情報R/Bがレディ状態に戻ったことを確認すること
で、選択指定した記録媒体片11〜14の指定アドレス
に対するデータの書き込みが完了したことを認識する。
【0064】記録媒体片11〜14内のメモリセルに格
納されているデータを消去する場合、情報提供装置は、
アドレス・データ・コマンドバスI/O−BUS上に消
去コマンドデータを供給し、コマンド・ラッチタイミン
グ信号CLEを供給して、記録媒体片11〜14に消去
コマンドデータを取り込ませる。次に、アドレス・デー
タ・コマンドバスI/O−BUS上にデータを消去する
アドレスのデータを供給し、アドレス・ラッチタイミン
グ信号ALEを供給して、データを消去するアドレスの
データを記録媒体片11〜14に取り込ませる。次に、
アドレス・データ・コマンドバスI/O−BUS上に先
に指定したアドレスに対応するメモリセルのデータを消
去するコマンドを供給し、コマンド・ラッチタイミング
信号CLEを供給して、記録媒体片11〜14にメモリ
セルのデータを消去するコマンドを取り込ませる。以上
の一連の動作を行なうことで、指定したアドレスに対応
するメモリセルのデータを消去することができる。
【0065】図12に示した従来の携帯型情報記録装置
100では、選択指定した記録媒体片130〜133に
対して、書き込み,読み出し等のコマンドを与えた後
は、ステータス情報R/Bがビジィ状態となる。そし
て、選択指定した記録媒体片130〜133が書き込
み,読み出し等のコマンドに基づいて内部処理動作を行
ない、その内部処理動作が完了して次なるコマンドを受
け付けることが可能な状態になるまで、ビジィ状態のス
テータス情報R/Bが出力される。このため、情報転送
装置は、ビジィ状態のステータス情報R/Bがレディ状
態に戻るまで単に待機をしなければならなかった。
【0066】これに対して、図1に示すこの発明に係る
携帯型情報記録装置1では、記録媒体片選択指定信号C
S0,CS1によって選択指定した記録媒体片11〜1
4のステータス情報を出力するステータス情報出力手段
16を設けている。
【0067】このため、第1の記録媒体片11に対し
て、書き込み,読み出しまたは消去のコマンドを与え、
第1の記録媒体片11が第1の記録媒体片11のステー
タス信号RB0をビジィ状態にして、第1の記録媒体片
11の内部で処理動作を行なっている間であっても、情
報転送装置は他の記録媒体片12〜14を選択指定する
記録媒体片選択指定信号CS0,CS1を供給すること
によって、他の記録媒体片12〜14のステータス信号
RB1〜RB3を、ステータス情報出力手段16を介し
て出力させることで、他の記録媒体片12〜14がレデ
ィ状態にあるかビジィ状態にあるかを検出することがで
きる。
【0068】したがって、情報転送装置は、第1の記録
媒体片11に対して書き込み,読み出しまたは消去のコ
マンドを供給した後に、第1の記録媒体片11がそのコ
マンドに対応した内部処理動作を行なっている間、単に
待機することなく、他の記録媒体片12〜13を選択指
定し、他の記録媒体片12〜13がレディ状態であれ
ば、そのレディ状態である記録媒体片12〜13に対し
て書き込み,読み出しまたは消去の処理を行なうことが
できる。
【0069】そして、他の記録媒体片12〜13に対し
て書き込み,読み出しまたは消去のコマンドを供給し、
他の記録媒体片12〜13がビジィ状態になった時点
で、第1の記録媒体片11を選択指定する記録媒体片選
択指定信号CS0,CS1を供給して、第1の記録媒体
片11のステータス信号RB0をステータス情報出力手
段16を介して出力させ、ステータス情報出力手段16
から出力されたステータス情報R/Bに基づいて第1の
記録媒体片11がレディ状態になっていることを確認し
たら、第1の記録媒体片11に対して次なる書き込み,
読み出しまたは消去の処理動作を行なうことができる。
【0070】図3はこの発明に係る情報転送装置の全体
ブロック構成図である。この情報転送装置21は、図1
に示した携帯型情報記録装置1に対して情報転送を行う
ものである。情報転送装置21は、携帯型情報記録装置
1との接続を行なうための端子22〜29を備える。各
端子22〜29は、携帯型情報記録装置1の各端子2〜
9にそれぞれ接続される。
【0071】端子22および端子23は携帯型情報記録
装置1内の記録媒体片11〜14を選択指定するための
記録媒体片選択指定信号CS0,CS1の出力端子であ
る。端子24はアドレス・データ・コマンドバスI/O
−BUSの入出力端子群である。端子25はコマンドラ
ッチタイミング信号CLEの出力端子、端子26はアド
レス・ラッチタイミング信号ALEの出力端子、端子2
7は書き込みタイミング信号WEの出力端子、端子28
は読み出しタイミング信号REの出力端子である。端子
29は携帯型情報記録装置1から供給されるステータス
情報R/Bの入力端子である。
【0072】情報転送装置21は、この情報転送装置2
1の全体動作を制御する転送制御手段30と、利用者に
提供するための各種の情報を予め記録した大容量記録媒
体40と、転送制御手段30から供給される表示データ
DISPに基づいて提供できる情報の内容(メニュー)
を利用者に表示するための表示器232と、利用者が所
望する情報を選択するためのキー等を備えるとともに、
選択された情報を示す情報選択信号SELを転送制御手
段30へ供給する出力選択手段231とを備える。大容
量記録媒体40は、高速な読み出しが可能な記録媒体と
して、例えば、SRAM(Static Random Access Memor
y) を使用することができる。
【0073】出力選択手段231内に、提供できる情報
の内容(メニュー)と提供できる情報を記録した大容量
記録媒体40のアドレスとの対応テーブルを備え、出力
選択手段231は、利用者等が所望した情報のアドレス
データを情報選択信号SELとして出力するようにして
もよい。
【0074】転送制御手段30と大容量記録媒体40と
の間は、例えば8ビット幅のアドレス・データ・コマン
ドバスI/O−BUS、ならびに、例えば16ビット幅
のアドレスバスA−BUSで接続している。転送制御手
段40から大容量記録媒体40に対してチップイネーブ
ル信号CE,書き込みタイミング信号WE,読み出しタ
イミング信号REを供給している。携帯型情報記録装置
1との接続を行なうための各端子22〜29は、転送制
御手段30に接続されている。
【0075】図4は転送制御手段の具体的構成例を示す
ブロック構成図である。転送制御手段30は、情報転送
制御装置21の全体動作を制御するCPU(Central Pr
ocessing Unit)31と、記録媒体片選択指定信号CS
0,CS1を生成して出力する記録媒体片選択レジスタ
32と、コマンドラッチタイミング信号CLE,アドレ
スラッチタイミング信号ALE、記録媒体片選択レジス
タ32に対するデータ読み込みタイミング信号CS、な
らびに、大容量記録媒体40に対するチップイネーブル
信号CEを生成して出力するI/Oアドレス復号化手段
33とを備える。
【0076】大容量記録媒体40のアドレス範囲はアド
レス番号D0〜DNに、携帯型情報記録装置1内の各記
録媒体片11〜14内のメモリセルのアドレス範囲はア
ドレス番号M0〜MNに、各記録媒体片11〜14の内
部レジスタはアドレス番号MRに設定している。
【0077】CPU31は、大容量記録媒体40へアク
セスする際には、大容量記録媒体40に割り当てられた
アドレス番号D0〜DNの範囲内のアドレスデータをア
ドレスバスA−BUSに出力する。CPU31は、記録
媒体片選択レジスタ32に対して、アドレス・データ・
コマンドバスI/O−BUS上に出力している記録媒体
片選択指定データを読み込ませる際には、アドレス番号
ACSのアドレスデータをアドレスバスA−BUSに出
力するよう構成している。
【0078】I/Oアドレス復号化手段33は、アドレ
スバスA−BUNを介してCPU31から供給されるア
ドレスデータに基づいて、コマンドラッチタイミング信
号CLE,アドレスラッチタイミング信号ALE、記録
媒体片選択レジスタ32に対するデータ読み込みタイミ
ング信号CS、ならびに、大容量記録媒体40に対する
チップイネーブル信号CEを出力するよう構成してい
る。
【0079】すなわち、I/Oアドレス復号化手段33
は、アドレスデータが大容量記録媒体40に割り当てら
れたアドレス番号D0〜DNの範囲であるときは、大容
量記録媒体40に対してチップイネーブル信号CEを出
力して、大容量記録媒体40をイネーブル状態(動作可
能な状態)に制御する。
【0080】I/Oアドレス復号化手段33は、アドレ
スデータが携帯型情報記録装置1内の各記録媒体片11
〜14に対してアドレスラッチタイミング信号ALEを
発生させるように復号化されるアドレスであるときは、
各記録媒体片11〜14へ対してアドレス・データ・コ
マンドバスI/O−BUS上のデータがメモリセルに割
り当てられたアドレス番号M0〜MNであることを示す
アドレスラッチタイミング信号ALEを出力する。
【0081】I/Oアドレス復号化手段33は、アドレ
スデータが携帯型情報記録装置1内の各記録媒体片11
〜14に対してコマンドラッチタイミング信号CLEを
発生させるように復号化されるアドレスであるときは、
コマンドラッチタイミング信号CLEを出力して、アド
レス・データ・コマンドバスI/O−BUS上のデータ
がコマンドデータであることを示す。
【0082】I/Oアドレス復号化手段33は、アドレ
スデータがアドレス番号ACSである場合は、記録媒体
片選択レジスタ32に対するデータ読み込みタイミング
信号CSを出力する。
【0083】CPU31は、アドレスバスA−BUS上
にアドレス番号ACSを出力する際には、アドレス・デ
ータ・コマンドバスI/O−BUS上に、携帯型情報記
録装置1内の記録媒体片11〜14を選択指定するため
のデータを出力するようにしている。そして、アドレス
バスA−BUS上にアドレス番号ACSに基づいて、I
/Oアドレス復号化手段33が記録媒体片選択レジスタ
32に対するデータ読み込みタイミング信号CSを出力
する。記録媒体片選択レジスタ32は、読み込みタイミ
ング信号CSに基づいて、アドレス・データ・コマンド
バスI/O−BUS上に供給されている記録媒体片11
〜14を選択指定するためのデータを取り込み、取り込
んだデータに基づいて記録媒体片選択指定信号CS0,
CS1を出力する。
【0084】なお、CPU31は、アドレス・データ・
コマンドバスI/O−BUSの例えば下位2ビットに録
媒体片選択指定信号CS0,CS1を出力し、記録媒体
片選択レジスタ32は、記録媒体片選択レジスタ32に
対するデータ読み込みタイミング信号CSに基づいて、
アドレス・データ・コマンドバスI/O−BUSの例え
ば下位2ビットに供給されている録媒体片選択指定信号
CS0,CS1をラッチして、ラッチした録媒体片選択
指定信号CS0,CS1を携帯型情報記録装置1へ供給
するようにしてもよい。
【0085】CPU31は、ステータス情報入力端子1
9の論理レベルを監視することで、携帯型情報記録装置
1が接続されているか否かを判断するようにしている。
この情報転送装置21の各接続端子22〜29に、携帯
型情報記録装置1の各接続端子2〜9が接続されると、
図示を省略した電源端子を介して、情報転送装置21か
ら携帯型情報記録装置1へ電源が供給されるよう構成し
ている。図2に示したように、携帯型情報記録装置1内
のステータス情報検出手段16は、電源投入後の初期状
態(リセット信号RSが供給されている状態)におい
て、各記録媒体片11〜14が全てレディ状態になった
時点で、レディ状態であることを示すステータス情報R
/Bを出力する。
【0086】図4に示したCPU31は、ステータス情
報R/Bがレディ状態になったことを検出することで、
携帯型情報記録装置1が接続されたことを認識すること
ができる。なお、レディ状態が所定の監視時間に亘って
継続することで、携帯型情報記録装置1が接続されたと
認識するようにしてもよい。また、情報転送装置21内
に、携帯型情報記録装置1への電源供給がなされている
ことを検出するための電流検出回路等を備え、CPU3
1は電源供給が開始されてから所定の監視時間内にレデ
ィ状態となった場合は、正規の携帯型情報記録装置1が
接続されたものと認識し、所定の監視時間内にレディ状
態にならない場合は、携帯型情報記録装置1への給電を
停止させるとともに、表示器231に携帯型情報記録装
置1の再接続を促すメッセージを表示させるようにして
もよい。
【0087】CPU31は、携帯型情報記録装置1側か
ら端子29を介して供給されるステータス情報R/Bの
初期状態出力がレディ状態になったことに基づいて携帯
型情報記録装置1が接続されたことを認識し、さらに、
携帯型情報記録装置1のパワーオンリセット(POR)
回路17からのリセット信号RSの出力が停止された時
点(初期状態の終了)で、利用者が転送を所望する情報
が出力選択手段232によって選定されていることを認
識すると、携帯型情報記録装置1内のいずれの記録媒体
片11〜14のどのアドレスに対して書き込みを行なう
かの判断を行なう。
【0088】携帯型情報記録装置1内の各記録媒体片1
1〜14に一度もデータを書き込んでいない場合、予め
設定した記録媒体片の書き込み順で予め設定したアドレ
ス順にデータの書き込みを行なう。携帯型情報記録装置
1内に、記録領域の使用状況を記録した記録情報管理手
段を設けることで、情報転送装置21は、携帯型情報記
録装置1内に設けられた記録情報管理手段へアクセスし
て記録領域の使用状況を把握し、空き領域に対して新た
な情報の転送を行なうことができる。なお、記録領域の
使用状況に関するデータを、例えば第1の記録媒体片1
1内の予め設定したアドレスに記録するようにしてもよ
い。
【0089】CPU31は、転送すべき情報を書き込む
ための記録媒体片11〜14を選定すると、選定した記
録媒体片11〜14に対応する記録媒体片選択指定番号
を記録媒体片レジスタ32に格納させる。この実施例で
は、4個の記録媒体片11〜14に対して0〜3の番号
を割り当てている。CPU31は、選定した記録媒体片
11〜14に対応する番号データ(0〜3)をアドレス
・データ・コマンドバスI/O−BUS上に供給すると
ともに、アドレスバスA−BUSにアドレス番号ACS
を出力して、I/Oアドレス復号化手段33からチップ
セレクト信号CSを出力させ、アドレス・データ・コマ
ンドバスI/O−BUS上に供給した選定した記録媒体
片11〜14に対応する番号データ(0〜3)を記録媒
体片選択レジスタ32に格納させる。記録媒体片選択レ
ジスタ32は、格納した記録媒体片選択指定番号に対応
した並列2ビットからなる記録媒体片選択指定信号CS
0,CS1を携帯型情報記録装置1へ供給する。
【0090】携帯型情報記録装置1内の記録媒体片選択
手段15は、情報転送装置21から出力された記録媒体
片選択指定信号CS0,CS1によって選択指定された
記録媒体片11〜14に対してチップ・セレクト信号1
5a〜15dを供給して、選択指定された記録媒体片1
1〜14をイネーブル状態(動作可能な状態)に制御す
る。
【0091】携帯型情報記録装置1内のステータス情報
出力手段16は、記録媒体片選択指定信号CS0,CS
1によって選択指定された記録媒体片11〜14のステ
ータス信号(レディ/ビジィ信号)RB0〜RB3を、
情報転送装置21側へ供給するので、情報転送装置21
内のCPU31は、選択指定した記録媒体片11〜14
のステータス状態を即座に認識できる。
【0092】CPU31は、選択指定した記録媒体片1
1〜14がレディ状態にあることを確認すると、データ
転送に先立って必要なコマンド・フェーズ及びアドレス
・フェーズを実行する。まず、コマンド・フェーズにお
いて、CPU31は、アドレス・データ・コマンドバス
I/O−BUS上に、選択指定した記録媒体片11〜1
4に対するコマンドデータ(書き込み,読み出し,消去
のコマンドに対応するデータ)を供給するとともに、ア
ドレスバスA−BUS上に記録媒体片11〜14に対し
てコマンドラッチタイミング信号CLEを発生するよう
に復号化されるアドレスを出力し、I/Oアドレス復号
化手段33からコマンドラッチタイミング信号CLEを
出力させる。
【0093】携帯型情報記録装置1内の選択指定された
記録媒体片11〜14は、情報転送装置21側から供給
されたコマンドラッチタイミング信号CLEに基づい
て、アドレス・データ・コマンドバスI/O−BUSを
介して供給されているコマンドデータ(書き込み,読み
出し,消去のコマンドに対応するデータ)を取り込む。
これによって、選択指定された記録媒体片11〜14
は、情報転送装置21側が要求しているコマンド内容を
認識する。
【0094】以上のコマンド・フェーズに続くアドレス
・フェーズにおいて、CPU31は、アドレス・データ
・コマンドバスI/O−BUS上に、コマンド・フェー
ズで指定したコマンド(書き込み,読み出し,消去)の
実行対象であるメモリセルのアドレスデータを供給する
とともに、記録媒体片11〜14に対してアドレスラッ
チタイミング信号ALEを発生するように復号化される
アドレスをアドレスバスA−BUSにも供給すること
で、I/Oアドレス復号化手段33からアドレスラッチ
タイミング信号ALEを出力させる。
【0095】携帯型情報記録装置1内の選択指定された
記録媒体片11〜14は、情報転送装置21側から供給
されたアドレスラッチタイミング信号ALEに基づい
て、アドレス・データ・コマンドバスI/O−BUSを
介して供給されているメモリセルのアドレスデータを取
り込む。これによって、選択指定された記録媒体片11
〜14は、情報転送装置21側が指定したメモリセルの
アドレスを認識し、次のデータ・フェーズに備えること
ができる。
【0096】次に、CPU31は、情報選択信号SEL
によって指定された利用者の所望する情報を、大容量記
録媒体40から読み出すために、情報選択信号SELに
基づいて利用者の所望する情報の記録アドレスを算出す
る。そして、CPU31は、算出した記録アドレスのア
ドレスデータをアドレスデータバスA−BUS上に供給
する。I/Oアドレス復号化手段33は、アドレスデー
タバスA−BUSのデータが大容量記録媒体40のアド
レスを示しているので、チップイネーブル信号CEを大
容量記録媒体40へ供給して、大容量記録媒体40をイ
ネーブル状態に制御する。これにより、データを供給
(転送)する側である情報転送装置21の大容量記録媒
体40は、前記携帯型情報記録装置1におけるデータ・
フェーズに備えることができる。
【0097】データ・フェーズにおいて、CPU31
は、読み出しタイミング信号REを大容量記録媒体40
へ供給する。これによって、大容量記録媒体40は、ア
ドレスバスA−BUS上に供給されたアドレスに記録さ
れているデータ(転送データ)をアドレス・データ・コ
マンドバスI/O−BUSに出力する。CPU31は、
アドレス・データ・コマンドバスI/O−BUS上に転
送データが出力されている状態で、書き込みタイミング
信号WEを携帯型情報記録装置1へ供給する。携帯型情
報記録装置1内に記録媒体片11〜14は、情報転送装
置21から供給される書き込みタイミング信号WEに基
づいて、アドレス・データ・コマンドバスI/O−BU
S上に供給されている転送データを取り込み、取り込ん
だ転送データを内部レジスタへ格納する。そして、記録
媒体片11〜14は、次のコマンド・フェーズでメモリ
セルへの書き込み要求コマンドを受け取ると、先に指定
されたメモリセルのアドレスに書き込む。これによっ
て、データの転送が実行される。
【0098】ここで、実際のデータ転送、すなわち、デ
ータ・フェーズに至るまでのコマンド・フェーズ,アド
レス・フェーズでの各処理・操作は、データの転送に先
立つ準備のための処理・操作であり、実際にデータ転送
が実行されているわけではない。したがって、これら準
備のための処理・操作に要する時間は、データ転送にお
いてオーバーヘッドとなり、データ転送における実効転
送速度を低下させる原因となる。換言すれば、データ転
送における実効転送速度を向上させるためには、このオ
ーバーヘッドをできるだけ削減することが重要となる。
【0099】この発明における最も重要な特徴は、この
オーバーヘッドを小さくするための手段として、携帯型
情報記録装置1内の複数の記録媒体片11〜14のう
ち、目的とする(選択指定した)記録媒体片11〜14
のステータス情報を少ない端子数で瞬時に出力するステ
ータス情報出力手段16を装備していることである。
【0100】したがって、携帯型情報記録装置内に、各
記録媒体片のレディ/ビジィ状態を保持するレジスタを
設けて、このレジスタを読み出すことによって各記録媒
体片のレディ/ビジィ状態を検出できる回路構成とし、
情報転送装置側では、各記録媒体片へのアクセスに先立
って、各記録媒体片のレディ/ビジィ状態を保持するレ
ジスタにアクセスして各記録媒体片のレディ/ビジィ状
態を示したデータを読み込むことで、各記録媒体片のレ
ディ/ビジィ状態を把握するという従来の技術と比較す
ると、この発明に係る情報記録装置ならびに情報転送装
置では、データ転送に先立って各記録媒体片130〜1
33のステータス情報を検索するという余分な処理(オ
ーバーヘッド)を省略できるため、高速なデータ転送を
実行することが可能となっている。
【0101】図5はこの発明に係る情報転送装置の動作
を示すフローチャートである。このフローチャートは、
情報転送装置21から携帯型情報記録媒体1への情報転
送動作を示したものである。
【0102】情報転送装置21の転送制御手段30を構
成するCPU31は、ステップS1で、大容量記録媒体
40内に記録されている情報の名称、概要または容量等
の情報を含むメニューを表示器232に常時表示してい
る。このメニュー表示に際して、転送制御手段30内
に、メニューや各情報のアドレスを管理する転送情報管
理手段等を設置し、情報転送装置21の電源投入時に、
大容量記録媒体40内に記録されている全情報に一意に
割り当てた番号と、当該番号に対応する情報が記録され
ているアドレスを示す対応表を作成しておくと便利であ
る。
【0103】なお、ステップS1は、ステップS2にお
いて、携帯型情報記録装置1が情報転送装置21に接続
されてから実行するようにしてもよい。メニューを常時
表示しないで、情報転送装置21に携帯型情報記録装置
1が接続された場合に、メニューを表示することで、利
用者等がいないのに無用な表示が継続されることを防止
でき、また、消費電力の低減にも寄与する。
【0104】ステップS2では、情報転送装置21に携
帯型情報記録装置1が接続されているか否かを判断し、
接続されていない状態(NO)であれば、このステップ
S2で待機する。携帯型情報記録装置1の接続を検知す
ると(YES)、次のステップS3において、データ転
送の準備として先ず携帯型情報記録装置1内の各記録媒
体片11〜14の空き領域を検索する。
【0105】ここで、携帯型情報記録装置1の接続状態
の判断は、ステータス情報出力手段16からの出力され
るステータス情報R/Bに基づいて行なっている。情報
転送装置21に携帯型情報記録装置1を接続した直後の
初期状態(リセット状態)において、携帯型情報記録装
置1内のステータス情報出力手段16は、全ての記録媒
体片11〜14ステータス信号(レディ/ビジィ信号)
RB0〜RB3の論理積を出力するので、情報転送装置
21は全ての記録媒体片11〜14がレディ状態になっ
たことを確認することができ、便利である。
【0106】ステップS3では、携帯型情報記録装置1
のメモリ空間における空き領域を検索する。携帯型情報
記録装置1内の各記録媒体片11〜14に既に記録され
ているデータを削除してよい場合は、全てのデータを消
去して空き領域を確保するようにしてもよい。必要な情
報と不要な情報が混在するような使い方をする場合は、
携帯型情報記録装置1内に記録情報を管理する記録情報
管理手段を設けておき、この記録情報管理手段に記録さ
れている管理情報を情報転送装置21側で読み出し、新
たに転送する情報を書き込むことのできる空き領域(記
録アドレス)を検索する。
【0107】次のステップS4では、ステップS3にお
いて検索した空き領域のアドレス(記録アドレス)に基
づき、対応する記録媒体片11〜14をイネーブル状態
へ制御する。このイネーブル状態へ制御は、図4に示し
た転送制御手段30内のCPU31が、記録媒体片選択
レジスタ32に記録媒体片11〜14を指定する番号を
書き込み、書き込まれた番号に対応した記録媒体片選択
指定信号CS0,CS1が記録媒体片選択レジスタ32
から出力され、記録媒体片選択レジスタ32から出力さ
れた記録媒体片選択指定信号CS0,CS1に基づい
て、図1に示した携帯型情報記録装置1内の記録媒体片
選択手段15が選択指定された記録媒体片11〜14に
対してチップ・セレクト信号15a〜15dを供給する
ことによってなされる。
【0108】なお、記録媒体片選択レジスタ32は、情
報転送装置21内に設けずに、携帯型情報記録装置1側
に設ける構成でもよい。この場合は、記録媒体片選択指
定信号CS0,CS1の代わりに、図4に示したI/O
アドレス復号化手段33の出力信号CSを情報転送装置
21から携帯型情報記録装置1へ供給する必要がある。
記録媒体片選択レジスタ32を携帯型情報記録装置1側
に設けた場合の利点としては、情報転送装置21と携帯
型情報記録装置1との接続端子数を削減できること、さ
らに、携帯型情報記録装置1内に設置される記録媒体片
の個数を自由に設定できることである。
【0109】次のステップS5で、図4に示したCPU
31は、携帯型情報記録装置1から供給されるステータ
ス情報R/Bを検査し、ビジィ状態(BUSY)であれ
ば、ステップS5で待機する。CPU31は、レディ状
態(READY)を検出すると、次のステップS4にお
いて、データ転送におけるコマンド・フェーズを実行す
る。つまり、ステップS4においてイネーブル状態とし
た記録媒体片11〜14のステータス(レディ/ビジ
ィ)信号RB0〜RB3が、ステータス情報検出手段1
6に介してステータス情報R/Bとして出力されるた
め、ステップS5では、データ転送を行おうとする記録
媒体片11〜14のステータス情報を読み出すための特
別な操作は不要である。また、ステップS5において、
ビジィ状態(BUSY)であると判定された場合、別の
空き領域を探索するためにステップS3に戻ることも可
能である。
【0110】次のステップS6で、転送制御手段30
は、コマンド・フェーズを実行する。CPU31は、ア
ドレス・データ・コマンドバスI/O−BUSに、例え
ば書き込みを要求するコマンドを出力するとともに、I
/Oアドレス復号化手段33を介してコマンドラッチタ
イミング信号CLEを発生させ、携帯型情報記録装置1
内の記録媒体片11〜14へ供給する。記録媒体片11
〜14は、コマンドラッチタイミング信号CLEに基づ
いて、アドレス・データ・コマンドバスI/O−BUS
上のコマンドを取り込む。
【0111】次のステップS7で、転送制御手段30
は、アドレス・フェーズを実行する。CPU31は、ア
ドレス・データ・コマンドバスI/O−BUSに、例え
ば書き込みを行なうアドレスのデータを供給するとと
も、I/Oアドレス復号化手段33を介してアドレスラ
ッチタイミング信号ALEを発生させ、携帯型情報記録
装置1内の記録媒体片11〜14へ供給する。記録媒体
片11〜14は、アドレスラッチタイミング信号ALE
に基づいて、アドレス・データ・コマンドバスI/O−
BUS上のアドレスデータを取り込む。なお、本実施例
では8ビット幅のアドレス・データ・コマンドバスI/
O−BUSを例示したが、記録媒体片11〜14の記憶
容量が大きく、メモリセルのアドレスを8ビット以内で
指定できない場合は、メモリセルのアドレスを複数個に
分割して、複数回分のアドレス入力を繰り返す。
【0112】次のステップS8で、CPU31は、情報
転送装置21に対する情報転送の要求があるか否かを判
断するため、出力選択手段232からの情報選択信号S
ELを検査する。ここで、情報選択信号SELが、大容
量記録媒体40内に記録された情報を指定するような内
容であれば(YES)、次のステップS9を実行し、一
方、情報選択中であることを示すような内容であれば
(NO)、ステップS8で待機する。
【0113】次のステップS9で、CPU31は、ステ
ップS8において得られた情報選択信号SELに基づい
て、対応する情報の大容量記録媒体40におけるアドレ
ス(再生アドレス)を求める。転送制御手段40内に転
送情報管理手段を設置しておくことにより、例えば、情
報の番号を示す情報選択信号SELを用いて瞬時に再生
アドレスを算出することができる。
【0114】そして、次のステップS10において、C
PU31は、大容量記録媒体40から読み出した情報
を、ステップS3で選択された記録媒体片に対し、書き
込む操作を実行する(データ・フェーズ)。このステッ
プS10で、実質的なデータ転送が開始される。このデ
ータ・フェーズが、例えば、1バイトデータを264個
というように複数のデータを転送する必要がある場合
は、このステップS10において、264バイト分のデ
ータ転送を行う。
【0115】次に、データ・フェーズが完了すると、ス
テップS11において、CPU31は、再びコマンド・
フェーズを実行する。CPU31は、アドレス・データ
・コマンドバスI/O−BUSに、例えば書き込みを要
求するコマンドを出力するとともに、I/Oアドレス復
号化手段33を介してコマンドラッチタイミング信号C
LEを発生させ、携帯型情報記録装置1内の記録媒体片
11〜14へ供給する。これによって、ステップS4に
おいてイネーブル状態とした記録媒体片にコマンドが入
力される。その後、記録媒体片11〜14は、内部レジ
スタからメモリセルへの書き込みを行うためビジィ状態
となる。
【0116】但し、上述したようなコマンド・フェー
ズ、アドレス・フェーズ、およびデータ・フェーズから
なるシーケンスは、記録媒体片11〜14に依存した操
作であり、記録媒体片11〜14が、例えば、SRAM
で構成されている場合には、異なったシーケンスを実行
する必要がある。
【0117】次のステップS12で、CPU31は、情
報転送を完了したか否かを判断する。ここで、情報転送
完了の判断基準としては、前述の転送情報管理手段から
得られる情報の容量を用いることができる。
【0118】ステップS12において、情報転送を完了
していない(NO)と判定された場合、ステップS3に
戻ることになる。つまり、データ転送を行った直後の記
録媒体片は暫くビジィ状態となるため、この間、同一の
記録媒体片11〜14に対するデータ転送は待機しなけ
ればならない。しかし、ビジィ状態中のデータ転送の待
機は、実効転送速度に大きな影響を与えるため、ステッ
プS11の直後は、別の記録媒体片11〜14に対して
引き続くデータ転送を実行することにより、実効転送速
度を向上させることができる。したがって、ステップS
3へ戻って、レディ状態の記録媒体片に対してデータ転
送を継続することになる。勿論、規則的な記録アドレス
の指定または更新を行うことにより、ステップS3の記
録アドレス検索に伴うオーバーヘッドを削減できるた
め、より高速な情報転送が可能となる。
【0119】一方、ステップS12において、情報転送
を完了した(YES)と判定されると、転送制御手段3
0による制御を終了する。ステップS12で情報転送を
完了した後に、ステップS1に戻ってメニュー表示し、
別の携帯型情報記録装置1の接続まで待機するようにし
てもよい。
【0120】図1に示した携帯型情報記録装置1の記録
媒体として、ランダム・アクセス可能な半導体メモリ媒
体やディスク媒体を用いると、高速な情報転送の効果が
得られ、更に、不揮発性メモリを用いることにより情報
保持のための電源が不要となり、携帯型情報記録装置1
の一層の小型化が可能になる。さらに、例えば、フラッ
シュ・メモリ等の電気的に書き換え可能な不揮発性メモ
リを用いることにより、情報の書き換えが容易に行え
る。
【0121】情報転送装置における記録媒体についても
同様のことが言えるが、読み出し専用の記録媒体を用い
ることも可能であり、例えば、光ディスク等を用いるこ
とにより、装置の低価格化を実現できる。
【0122】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、メモリへのデータ書き込み動作のための準
備時間が、情報転送における実効転送速度に大きく影響
するような記録媒体片、例えば、フラッシュメモリを複
数個用いて構成された情報記録装置に対して、情報転送
装置から当該記録媒体片に対して並列に書き込みを行う
場合において、簡易な構成及び制御により実効転送速度
の向上を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る携帯型情報記録装置の全体構成
を示すブロック構成図である。
【図2】この発明に係る携帯型情報記録装置内のステー
タス情報出力手段の一具体例を示す回路図である。
【図3】この発明に係る情報転送装置の全体構成を示す
ブロック構成図である。
【図4】この発明に係る情報転送装置内の転送制御手段
の具体的構成例を示すブロック構成図である。
【図5】この発明に係る情報転送装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】従来の情報記録再生装置の外観図である。
【図7】従来の他の情報記録再生装置の外観図である。
【図8】従来の情報提供装置の外観図である。
【図9】従来の他の情報提供装置の外観図である。
【図10】従来の情報記録装置および情報転送装置の概
略構成を示すブロック回路図である。
【図11】従来の情報記録装置における複数の記録媒体
片に対する情報の記録方法を示す説明図である。
【図12】従来の携帯型情報記録装置のブロック構成図
である。
【符号の説明】
1 携帯型情報記録装置 2,3 記録媒体片選択指定信号の入力端子 9 ステータス情報の出力端子 11〜14 記録媒体片 15 記録媒体片選択手段 16 ステータス情報出力手段 17 パワーオンリセット(POR)回路 21 情報転送装置 22,23 記録媒体片選択指定信号の出力端子 29 ステータス情報の入力端子 30 転送制御手段 31 CPU 32 記録媒体片選択レジスタ 33 I/Oアドレス復号化手段 40 大容量記録媒体 231 表示器 232 出力選択手段 CS0,CS1 記録媒体片選択指定信号 RB ステータス情報 RB0〜RB3 各記録媒体片のステータス(レディ/
ビジィ)信号 RS リセット信号

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を記録可能な複数の記録媒体片と、 前記複数の記録媒体片からいずれかを選択する記録媒体
    片選択手段と、 前記記録媒体片のステータス情報を出力するステータス
    情報出力手段とを有することを特徴とする情報記録装
    置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体片選択手段は、記録操作を
    行うべき記録媒体片を選択することを特徴とする請求項
    1記載の情報記録装置。
  3. 【請求項3】 前記ステータス情報出力手段は、前記記
    録媒体片選択手段において選択された記録媒体片のステ
    ータス情報を出力することを特徴とする請求項1記載の
    情報記録装置。
  4. 【請求項4】 前記ステータス情報検出手段は、初期状
    態において全ての記録媒体片のステータス情報の論理和
    または論理積を出力することを特徴とする請求項1記載
    の情報記録装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の記録媒体片に記録されている
    情報を管理する記録情報管理手段を設け、各情報の名
    称、容量、記録アドレス等の情報を情報転送装置または
    情報再生装置等の外部装置へ供給できるようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の情報記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体片として、半導体メモリを
    用いることを特徴とする請求項1記載の情報記録装置。
  7. 【請求項7】 前記半導体メモリとして、不揮発性メモ
    リを用いることを特徴とする請求項6記載の情報記録装
    置。
  8. 【請求項8】 前記不揮発性メモリとして、電気的消去
    可能なリードオンリメモリを用いることを特徴とする請
    求項7記載の情報記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録媒体片として、光磁気ディスク
    又は磁気ディスクを用いることを特徴とする請求項1記
    載の情報記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録媒体片に記録する情報は、音
    声情報及び/又は音楽情報を含むことを特徴とする請求
    項1記載の情報記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録媒体片に記録する情報は、文
    字情報及び/又は画像情報を含むことを特徴とする請求
    項1記載の情報記録装置。
  12. 【請求項12】 情報を記録している情報記録媒体と、 情報記録装置に転送する情報を選択する出力選択手段
    と、 前記情報記録装置から供給されるステータス情報に基づ
    いて情報転送を実行する転送制御手段とを有することを
    特徴とする情報転送装置。
  13. 【請求項13】 前記転送制御手段は、転送先となる情
    報記録装置に設けられた複数の記録媒体片を選択的に指
    定する手段を有し、指定した記録媒体片のステータス情
    報基づいて情報転送を実行することを特徴とする請求項
    12記載の情報転送装置。
  14. 【請求項14】 前記ステータス情報を、情報記録装置
    の接続状態を検出するために使用することを特徴とする
    請求項12記載の情報転送装置。
  15. 【請求項15】 前記情報記録媒体に記録されている情
    報を管理する転送情報管理手段を設け、前記転送制御手
    段において、各情報の名称、容量、記録アドレス等の情
    報が得られることを特徴とする請求項12記載の情報転
    送装置。
  16. 【請求項16】 前記情報記録媒体として、読み出し専
    用の記録媒体を用いることを特徴とする請求項12記載
    の情報転送装置。
  17. 【請求項17】 前記情報記録媒体として、半導体メモ
    リを用いることを特徴とする請求項16記載の情報転送
    装置。
  18. 【請求項18】 前記半導体メモリとして、不揮発性メ
    モリを用いることを特徴とする請求項17記載の情報転
    送装置。
  19. 【請求項19】 前記不揮発性メモリとして、電気的消
    去可能なリードオンリメモリを用いることを特徴とする
    請求項18記載の情報転送装置。
  20. 【請求項20】 前記情報記録媒体として、光磁気ディ
    スク又は磁気ディスク又は光ディスクを用いることを特
    徴とする請求項12記載の情報転送装置。
  21. 【請求項21】 前記情報記録媒体に記録する情報は、
    音声情報及び/又は音楽情報を含むことを特徴とする請
    求項12記載の情報転送装置。
  22. 【請求項22】 前記情報記録媒体に記録する情報は、
    文字情報及び/又は画像情報を含むことを特徴とする請
    求項12記載の情報転送装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001266580A (ja) * 2000-01-26 2001-09-28 Samsung Electronics Co Ltd 半導体メモリ装置

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JP2001266580A (ja) * 2000-01-26 2001-09-28 Samsung Electronics Co Ltd 半導体メモリ装置

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