JP3525734B2 - 情報記録装置及び方法、情報再生装置及び方法 - Google Patents

情報記録装置及び方法、情報再生装置及び方法

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JP3525734B2
JP3525734B2 JP10503498A JP10503498A JP3525734B2 JP 3525734 B2 JP3525734 B2 JP 3525734B2 JP 10503498 A JP10503498 A JP 10503498A JP 10503498 A JP10503498 A JP 10503498A JP 3525734 B2 JP3525734 B2 JP 3525734B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書き込み単位より
も大きな単位で情報を管理する記録媒体に対して、情報
管理及び書き込み制御を行う情報記録装置及び方法、情
報管理及び読み出し制御を行う情報再生装置及び方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】本件出願人は、特開平6−131371
号公報、特開平6−215010号公報、ならびに、特
開平6−301601号公報において、情報提供装置
(情報転送装置)から半導体メモリ等を内蔵した記録装
置もしくは記録再生装置に音声、画像、文字、プログラ
ム等の情報を転送することで、各種の情報を提供できる
ようにした装置を開示している。
【0003】図12は上述の公報で提案した従来の情報
記録再生装置の外観図である。この情報記録再生装置2
00Aは、図示しない情報提供装置との結合端子201
を備えており、結合端子201を介して情報提供装置か
ら情報記録再生装置200A内に設けられた記録媒体に
情報をコピーすることができる。記録媒体の種類に関し
て特に限定はないが、高速にコピーが可能であり、且つ
ランダム・アクセスが容易で携帯性にも優れた半導体メ
モリを使用すると便利である。
【0004】この情報記録再生装置200Aには、文
字、画像等を表示する表示器202と、押しボタンスイ
ッチ等からなる機能選択手段203とが設けられてい
る。この情報記録再生装置200Aは、記録媒体内に記
録された情報の内容を表示器202に表示するので、使
用者は機能選択手段203を用いて所望の情報を選択し
て再生することができる。
【0005】情報提供装置から提供される情報の内容
は、テキスト情報、音声情報、映像情報及びコンピュー
タ・プログラム等を含み、特に限定されるものではな
い。なお、プログラムの再生とは、そのプログラムを実
行することを意味するが、この場合、実行時に使用者が
必要に応じて情報を入力してもよい。また、再生信号
が、テキスト情報や映像信号である場合には、例えば液
晶表示装置等で構成された表示器202上に表示するこ
とができる。さらに、音声情報の場合には、イアホン2
04に出力することができる。なお、図示していない
が、イアホン204の代わりにまたはイアホン204に
加えてスピーカを装備してもよいし、再生信号の出力端
子を設けて外部のディスプレイ装置やスピーカ等へ接続
できるようにしてもよい。
【0006】図13は、上述の公報で開示した従来の他
の情報記録再生装置の外観図である。図13に示す情報
記録再生装置200Bは、図12に示した情報記録再生
装置200Aを、情報記録装置210と情報再生装置2
20に分離したものである。この情報記録再生装置20
0Bは、情報記録装置210を、情報再生装置220の
挿入排出口221に挿入することで、情報記録装置21
0からの情報を情報再生装置220に伝達し再生するこ
とができる。
【0007】再生のためには情報記録装置210と情報
再生装置220の間でデータ及び制御信号の送受信が必
要になるので、情報記録装置210側に情報再生装置と
の結合端子212を設けるとともに、この結合端子21
2に対応する結合端子を情報再生装置220側に設け、
情報記録装置210が情報再生装置220に装着された
状態で、両結合端子が結合するよう構成されている。
【0008】情報記録装置210は、情報提供装置との
結合端子211と、情報再生装置との結合端子212と
の2つの結合端子を備えているが、1つの端子を切り替
えて使用する構成でもよい。
【0009】情報記録装置210は、記録媒体のみで構
成することも可能である。記録媒体のみで構成すること
によって、より小型且つ軽量な携帯型情報記録装置とな
る。この場合、記録媒体からの読み出し、または記録媒
体への書き込み等の制御は、情報再生装置220または
情報提供装置側で行なうことになる。
【0010】図14は上述の公報で開示した従来の情報
提供装置の外観図である。この情報提供装置230は、
提供できる情報の内容や価格等を表示する表示器231
と、利用者が所望する情報を選択するための出力選択手
段232を備えている。利用者は、図13に示した情報
記録装置210を、情報提供装置230の挿入排出口2
33へ挿入し、表示装置231に表示されている情報を
参照しながら、出力選択手段232を操作して所望の情
報を選択することによって、情報記録装置210へ所望
の情報をコピーすることができる。また、情報提供装置
230に設けられている結合端子を、図12に示した情
報記録再生装置200Aの結合端子201に接続するこ
とで、情報をコピーすることができる。
【0011】情報提供装置230は、提供する情報を格
納した記録媒体と、この記録媒体から利用者が所望する
情報を読み出すとともに、読み出した情報を情報記録装
置210、情報記録再生装置200Aへ書き込むための
情報コピー制御部(図示しない)を備えている。なお、
情報提供装置230と図示しない情報提供センター等と
の間を、有線または無線による通信手段を介して接続
し、この通信手段を介して利用者が所望する情報を提供
する構成としてもよい。このような構成にすることで、
情報提供装置230内に記録媒体を設けないで済む。ま
た、情報提供装置230内に記録媒体を設ける場合で
も、記録媒体に格納する情報を通信手段を介して更新す
ることで、通信コストを抑えながら最新の情報を提供す
ることが可能となる。
【0012】図15は上述の公報で開示した従来の他の
情報提供装置の外観図である。この情報提供装置240
は、情報記録装置210のための挿入口241と排出口
242とを距離を隔てて配置している。この情報提供装
置240は、挿入口241から挿入された情報記録装置
210を搬送する図示しない移動手段を備え、挿入され
た情報記録装置210に提供すべき情報をコピーした後
に、排出口242から排出する。情報入手希望者Hは、
図中矢印A方向に歩きながら、情報のコピーを受けるこ
とができる。この情報提供装置240は、多くの人に迅
速に情報を提供することができる。
【0013】情報記録再生装置に携帯性を要求されるよ
うな場合に使用される記録媒体としては、電池による情
報のバックアップが不要な不揮発性メモリを使用するこ
とにより、記録された情報が消えてしまうということが
ないので都合が良い。このような不揮発性メモリとして
は、例えば、岩田等による「32MビットNAND型フ
ラッシュメモリ」(電子材料 1995年6月 pp.32-37)に
記述されているEEPROM(Electrically Erasable
and Programmable ROM)を使用することができる。
【0014】更に、本件出願人は、特願平8−2289
66号の明細書及び図面において、消去単位(以下、ブ
ロックという)が書き込み単位(以下、ページという)
より大きい記録媒体を使用した場合のファイル管理方式
を提案している。これは、分割されたファイルも含めて
すべてのファイルをブロックの先頭アドレスから記録
し、記録媒体が複数の記録媒体片(例えば半導体チッ
プ)より構成される場合は、すべてのファイルを論理的
に先頭の記録媒体片から規則的且つ縦断的に記録する方
式である。
【0015】図16はその具体例として、記録媒体が複
数の記録媒体片で構成されている場合のファイル記録状
態およびファイル管理手段を示している。ここでは、記
録媒体403は4個の記録媒体片403a、403b、
403cおよび403dで構成されており、記録媒体片
として1ブロックあたり4ページで構成されるものを例
に説明する。ブロックとはデータの消去単位であり、ペ
ージとはデータの書き込み単位を意味している。
【0016】ここで、記録媒体403の物理アドレスの
表示方法として、"C"(Chip)、"B"(Block)、"P"(Pag
e)の3つの単位を使用する。"C"はメモリチップの番号
c、"B"は消去の最小単位であるブロックの番号b、"
P"は書き込みの最小単位であるページの番号pにそれ
ぞれ対応し、CBP[c:b:p]として表現する。ここで
は1ページあたりの容量として、例えば、FAT(File
Allocation Table)ファイルシステム等との対応を容易
にするために1セクタの容量と同じ512バイトとして
説明する。また、記録されるデータの識別方法として、
F(File)、S(Sector)の2つの単位を使用する。Fはフ
ァイルの番号f、Sはファイルを構成するセクタの番号
sにそれぞれ対応し、FS[f:s]として表現する。
【0017】この例では、各記録媒体片C[0]、C
[1]、C[2]およびC[3]は、ブロックB[0]からB
[3]の4ブロックで構成され、各ブロックはページP
[0]からP[3]の4ページで構成されている様子を示し
ている。
【0018】ファイル管理手段404は、記録媒体40
3に記録されている各ファイルの名前(File)あるいは番
号、サイズ(Size)、先頭アドレス(Loc)などをM[0]か
らM[m−1]に記録して管理するとともに、各ファイル
の論理順序を管理するものである。ここで、mはファイ
ル管理手段404で管理できる最大ファイル数である。
なお、図中のファイル管理手段404内に記述されてい
る値“−1”は、無効なファイル管理データであること
を示すものである。
【0019】従って、図16の例では、各ファイルのセ
クタ・データは、記録媒体片403aを先頭として40
3b、403c、403dの順序で、4個の記録媒体片
にまたがって記録されており、ファイル管理手段404
は次のことを示している。記録媒体403内には3個の
ファイルが記録されており、それらの論理的な順序はF
[1]、F[2]、F[0]である。ファイルF[1]はブロッ
クB[1]の先頭アドレスCBP[0:1:0]から23セク
タ分、ファイルF[2]はブロックB[3]の先頭アドレス
CBP[0:3:0]から13セクタ分、ファイルF[0]は
ブロックB[0]の先頭アドレスCBP[0:0:0]から
12セクタ分の容量にわたって記録されている。
【0020】図16においてファイルF[1]を書き換え
る場合を説明する。
【0021】先ず、消去操作のために当該ファイルF
[1]を構成するブロックのアドレスを認識する必要があ
る。記録媒体403は4個の記録媒体片で構成されてい
ることと、各記録媒体片はブロック毎に4ページ構成で
あることは既知である。当該ファイルF[1]がブロック
B[1]の先頭アドレスCBP[0:1:0]から23セクタ
分の容量を有していることがファイル管理手段404か
ら認識できる。つまり、当該ファイルF[1]は、4個の
記録媒体片にわたって8ブロックで構成されていること
がわかるため、ブロックCB[0:1]、CB[1:1]、C
B[2:1]、CB[3:1]、CB[0:2]、CB[1:2]、
CB[2:2]およびCB[3:2]に対してブロック消去操
作を実行することになる。ファイルF[1]の消去操作が
終了すると、新たなファイルの書き込みを開始する。こ
の例では、消去前のファイルF[1]と同様に、図示する
FS[1:0]、FS[1:1]、FS[1:2]、FS[1:
3]、FS[1:4]、・・・という順序でFS[1:22]
までのセクタ・データを記録媒体片403a、403
b、403cおよび403dにまたがって記録すること
になる。
【0022】また、読み出し操作では、セクタ・データ
の読み出し順序は書き込み操作時と全く同じように実行
される。例えば、ファイルF[1]を読み出す場合、当該
ファイルF[1]がブロックB[1]の先頭アドレスCBP
[0:1:0]より23セクタ分の容量を有していることを
ファイル管理手段404から認識できるため、図示する
FS[1:0]、FS[1:1]、FS[1:2]、FS[1:
3]、FS[1:4]、・・・という順序でFS[1:22]
までのセクタ・データを4個の記録媒体片から縦断的に
読み出すことになる。
【0023】同一ブロック内に複数のファイルが混在す
る場合、書き換え操作において必要なファイルのみを別
領域に退避させる必要があるが、以上の方式では同一ブ
ロック内には一種類のファイルしか存在しないため、複
雑な操作を行うことなく書き換え操作を実行することが
可能である。また、記録媒体が複数の記録媒体片で構成
される場合も、論理的に先頭の記録媒体片のみに対して
ファイルの管理を行うだけですべてのファイルを管理で
きるという特長がある。換言すれば、ファイルの書き込
み単位は1ページであるが管理単位を4個の記録媒体片
に規則的にまたがる4ブロックとしたことによって、簡
易なファイル管理手段と高速な書き込み制御を実現して
いる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】図16の例に示すファ
イルの記録状態およびファイル管理手段404は、上述
したように、ブロック内に一種類のファイルのみを記録
するという条件と、複数の記録媒体片に対する制御順序
は規則的であるという条件に従うことにより、記録媒体
片の並列制御と簡易なファイル管理を実現したものであ
る。
【0025】ところで、図16のファイルF[1]は8個
のブロックを使用して記録されているが、ファイルその
ものの容量としては23セクタ分の容量、つまり6個の
ブロック分の容量に納まるものである。同様にファイル
F[0]も3個のブロック内に納まる12セクタという容
量でありながら4個のブロックにわたって記録されてい
る。このような記録方式では、記録媒体103内に空き
ページはあっても空きブロックが少なくなるという傾向
がある。
【0026】これは同時に、ファイルを書き換える際に
ブロック消去の対象となるブロック数も多くなることを
意味するため、ブロック内に詰めて記録した場合よりも
消去操作に要する時間が長くなる。一方で、ファイルの
各セクタデータをブロック内に順々に詰めるような記録
方式を考慮すると、記録媒体片の並列制御が困難になり
書き換え制御の高速化が図れない。
【0027】従って、記録媒体片の並列制御による高速
な書き換えを実行すると同時に、空きページの発生を極
力抑制して新たなファイルを記録するための空き領域を
確保することが課題である。
【0028】また、上述した技術では、複数の記録媒体
片において規則的に縦断する複数のブロックをファイル
管理手段における管理単位としているが、もし当該複数
のブロックのうちのいずれかが書き換え回数過剰などの
原因により書き込みあるいは消去が不可能となった場
合、当然その管理単位に含まれる他のブロックが使用可
能であるにもかかわらず無効ブロックとして扱われるこ
とになる。また、ファイルの書き換えを繰り返すうちに
ファイルの空き領域は虫食い状態に分散する傾向があ
る。
【0029】しかし、上述したファイル管理手段は、複
数の記録媒体片に規則的に書き込まれたファイルの先頭
アドレスおよび容量を把握することにより、ファイル全
体の記録状態を把握しているため、分散した空き領域に
記録したファイルを管理することに対応できない。
【0030】従って、任意のブロックに分散して記録さ
れたファイルを管理できるファイル管理手段を実現する
ことが課題である。
【0031】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みてなされたもので、書き換え単位よりも大きな単位
で情報を管理する記録媒体の複数の記録媒体片に対する
高速かつ柔軟な並列制御と記録領域の効率的な使用を可
能にする情報記録装置及び方法、情報再生装置及び方法
を提供することを目的としている。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明に係る情報再生装
置は、情報を書き込み可能な記録部と、前記記録部に記
録された情報をファイル単位で管理するファイル管理部
と、複数個の書き込み単位からなる既定のブロック単位
でファイルを管理するブロック管理部と、前記記録部に
おいて並列的に情報の書き込みが可能な任意個数の前記
ブロックで構成される並列ブロックに対して情報を書き
込むとともに、ファイル管理情報を前記ファイル管理部
に設定し、前記並列ブロックの区切りを示すフラグを含
むブロック管理情報を前記ブロック管理部に設定する制
御手段とを具備する情報記録装置であって、前記制御手
段は、各並列ブロックに対し、当該並列ブロックを構成
するブロックのリンク情報及び前記並列ブロックの区切
りを示すフラグに基づいて、情報を、前記任意個数の書
き込み単位が当該並列ブロック内のリンクされたブロッ
クの順となるように巡回的に書き込み制御することによ
り、上述の課題を解決する。また、本発明に係る情報再
生方法は、情報を書き込む情報記録ステップと、記録部
に記録された情報をファイル単位で管理するファイル管
理情報をファイル管理部に設定するファイル管理ステッ
プと、複数個の書き込み単位からなる既定のブロック単
位でファイルを管理するブロック管理情報をブロック管
理部に設定するブロック管理ステップと具備する情報記
録方法であって、前記ブロック管理ステップは、前記記
録部において並列的に情報の書き込みが可能な任意個数
の前記ブロックで構成される並列ブロックの区切りを示
すフラグを含み、前記ブロック単位でファイルを管理す
るファイル管理情報を前記ファイル管理部に設定し、前
記情報記録ステップは、各並列ブロックに対し、当該並
列ブロックを構成するブロックのリンク情報及び前記並
列ブロックの区切りを示すフラグに基づいて、情報を、
前記任意個数の書き込み単位が当該並列ブロック内のリ
ンクされたブロックの順となるように巡回的に書き込み
制御することにより、上述の課題を解決する。
【0033】本発明に係る情報再生装置は、情報を記録
した記録部と、前記記録部に記録された情報をファイル
単位で管理するファイル管理部と、複数個の読み出し単
位からなる既定のブロック単位でファイルを管理するブ
ロック管理部と、前記ファイル管理部及び前記ブロック
管理部に基づいて、前記記録部において並列的に情報の
読み出しが可能な任意個数の前記ブロックで構成される
並列ブロックから情報を読み出す制御手段とを具備する
情報再生装置であって、前記制御手段は、各並列ブロッ
クに対し、当該並列ブロックを構成するブロックのリン
ク情報及び前記並列ブロックの区切りを示すフラグに基
づいて、情報を、前記任意個数の読み出し単位が当該並
列ブロック内のリンクされたブロックの順となるように
巡回的に読み出し制御することにより、上述の課題を解
決する。また、本発明に係る情報再生方法は、記録部に
記録された情報をファイル単位で管理するファイル管理
情報を認識するファイル管理ステップと、複数個の読み
出し単位からなる既定のブロック単位でファイルを管理
するブロック管理情報を認識するブロック管理ステップ
と、前記ファイル管理情報及び前記ブロック管理情報に
基づいて、前記記録部において並列的に情報の読み出し
が可能な任意個数の前記ブロックで構成される並列ブロ
ックから情報を読み出す情報読み出しステップとを具備
する情報再生方法であって、前記情報読み出しステップ
は、各並列ブロックに対し、当該並列ブロックを構成す
るブロックのリンク情報及び前記並列ブロックの区切り
を示すフラグに基づいて、情報を、前記任意個数の読み
出し単位が当該並列ブロック内のリンクされたブロック
の順となるように巡回的に読み出し制御することによ
り、上述の課題を解決する。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について、図面を参照しながら説明する。
【0035】図1はこの発明に係る情報記録再生装置の
全体構成を示すブロック構成図である。
【0036】図1において、情報記録再生装置1は、当
該装置1の使用者が記録あるいは再生などの所望の機能
を選択して入力する機能選択手段101と、複数の記録
媒体片より構成される記録媒体103と、当該記録媒体
103に記録されているファイルを管理するファイル管
理手段104と、当該記録媒体103におけるデータの
記録状態や有効性を管理するブロック管理手段107
と、ファイル管理手段104およびブロック管理手段1
07を併用して上記記録媒体103に対してファイルの
読み出し、書き込みおよび消去操作などを制御する記録
媒体制御手段102と、端子11を介して当該装置1へ
のデータ入力あるいは当該装置1からのデータ出力を制
御する転送制御手段105と、上記記録媒体103に記
録されたファイルを再生して端子12へ出力する再生制
御手段106とから構成される。なお、上記各手段とし
ての各構成要素はハードウェアによる回路や物理的な機
構或いはCPU(Central Processing Unit)等によっ
て処理されるソフトウェアにて構成されるものである。
【0037】機能選択手段101において、転送入出力
端子11から転送入力されてくるファイルを記録媒体1
03に書き込むように設定された場合、先ず、記録媒体
制御手段102がブロック管理手段107より記録媒体
103内の空き領域を検索する。そして、転送制御手段
105が後述するような下位転送プロトコルを実行して
入力データを取り込み、次に、記録媒体制御手段102
が後述するような上位転送プロトコルを実行することに
より、入力データを記録媒体103にファイルとして書
き込む。その際、記録媒体制御手段102は、書き込ん
だファイルに対応するファイル管理情報およびブロック
管理情報を、後述するように、ファイル管理手段104
およびブロック管理手段107にそれぞれ記録(設定)
する。
【0038】ここで、上記下位転送プロトコルとして
は、例えば、いわゆるSCSI(Small Computer Syste
m Interface)と呼ばれるANSI X3.131−1
986規格や、IEEE 1394規格や、PCMCI
A(Personal Computer MemoryCard International Ass
ociation)のPCカード(PC Card)規格などの
物理層を含んだ規格を採用することができる。このよう
な標準化されているインタフェースを採用することによ
って、情報記録再生装置1は、より汎用性のある応用を
実現することができる。
【0039】また、記録媒体制御手段102は、転送制
御手段105の有するデータ転送能力を損なうことなく
記録媒体103を制御できることが望ましい。つまり、
情報記録再生装置1全体としてのデータ転送能力は、転
送制御手段105の転送制御能力または記録媒体制御手
段102の記録媒体制御能力のいずれか低いほうに影響
されてしまうため、効率の良いデータ転送を行なう転送
制御手段および記録媒体制御手段が必須となる。このよ
うな、記録媒体制御手段102における上位転送プロト
コルのファイル書き込み方式としては、本件出願人が特
開平7−200181号公報の「情報転送手段及び情報
記録手段」にて開示したような方法を用いることによっ
て、記録媒体103への高速なファイルの書き込みが可
能となる。つまり、記録媒体制御手段102は、記録媒
体103を構成する複数の記録媒体片に対して次のよう
に並列的にデータを書き込む。
【0040】複数個の記録媒体片で構成される記録媒体
103が、例えば、NAND型フラッシュメモリで構成
されている場合、先ず、データを書き込むメモリ・チッ
プに対してチップ・セレクト信号を与え、続いてシリア
ルデータ入力操作を示すコマンドを入力する。次に、デ
ータを書き込むアドレスを入力し、転送制御手段105
からの1ページ分、つまり512バイトのデータを当該
メモリ・チップの内部レジスタへ転送入力する。最後
に、書き込み操作を示すコマンドを入力することによ
り、512バイトのデータが内部レジスタからメモリ・
セルに書き込まれ、所定時間経過後に1ページ分の書き
込み操作が完了する。
【0041】ここで、記録媒体制御手段102は、所定
時間経過を待つことなく別の記録媒体片に対しても同様
のコマンド、アドレスおよびデータの入力を順次に実行
する。そして、1つのファイルを構成するすべてのデー
タの書き込みが完了すると、ファイル管理手段104お
よびブロック管理手段107においてファイル管理情報
およびブロック管理情報を更新する。
【0042】以上の手順は、書き込みを行うアドレスの
データは事前に消去されていることを前提として説明し
ているが、消去されていない場合については後述する。
【0043】一方、機能選択手段101において、記録
媒体103に記録されているファイルを読み出して転送
入出力端子11に転送出力するように設定された場合、
先ず、当該装置1の使用者は、ファイル管理手段104
に基づく管理情報が表示された表示手段(図示しない)
を参照して転送出力するファイルを指定する。これによ
り、記録媒体制御手段102が当該ファイルに関する管
理情報をファイル管理手段104およびブロック管理手
段107より検索し、記録アドレスや容量などを認識す
る。続いて記録媒体制御手段102が上位転送プロトコ
ルを実行して指定されたファイルを構成するデータを読
み出す。そして、転送制御手段105が下位転送プロト
コルを実行することにより、当該ファイルを転送入出力
端子11より出力する。
【0044】やはりこの場合も、記録媒体制御手段10
2は、転送制御手段105の有するデータ転送能力を損
なわないように記録媒体103を制御できることが望ま
しく、上位転送プロトコルとしては、上述の書き込み操
作と同様に並列的なデータの読み出しを、次のようにし
て行う。
【0045】先ず、データを読み出すメモリ・チップに
対してチップ・セレクト信号を与え、続いて読み出し操
作を示すコマンドを入力する。次に、データを読み出す
アドレスを入力することにより、アドレスのメモリ・セ
ルから1ページ分、つまり512バイトのデータがメモ
リ・チップの内部レジスタに読み出され、所定時間経過
後にレジスタへの読み出しが完了する。最後に、当該デ
ータを転送制御手段105に転送することにより1ペー
ジ分の読み出し操作が完了する。
【0046】しかし、記録媒体制御手段102は、レジ
スタへのデータ読み出しに要する所定時間の経過を待つ
ことなく別の記録媒体片に対しても同様のコマンドおよ
びアドレスの入力を並列して実行することにより、より
高速なデータの読み出しが可能となる。
【0047】一方、機能選択手段101において、記録
媒体103に記録されているデータを読み出して上記再
生出力端子12に再生出力するように設定された場合、
先ず、当該装置1の使用者は、ファイル管理手段104
に基づく管理情報が表示された表示手段(図示しない)
を参照して再生出力するファイルを指定する。これによ
り、記録媒体制御手段102が当該ファイルに関する管
理情報をファイル管理手段104およびブロック管理手
段107より検索し、記録アドレスや容量などを認識す
る。次に、上述した転送出力操作と同様に、記録媒体制
御手段102が上位転送プロトコルを実行し、指定され
たファイルを構成するデータを読み出す。次に、再生制
御手段106は、記録媒体制御手段102が読み出した
データに対して再生処理を実行した後、再生データを再
生出力端子12より出力する。
【0048】但し、高速な読み出し操作が要求されない
場合、上位転送プロトコルにおいて、メモリチップの並
列制御を行なわないことにより、消費電力を押さえるこ
とも可能である。
【0049】ここで、上記再生処理としては、記録媒体
に記録されている情報の種類に依存し、何らかの符号化
処理を施されたものであれば、それに対応する復号化処
理を実行する。例えば、記録媒体103のファイルがい
わゆるMPEG(Moving Picture Experts Group)規格
に準拠したアルゴリズムでエンコードされていれば、再
生制御手段106では、同規格のアルゴリズムでファイ
ルをデコードすることになる。
【0050】情報記録再生装置1の記録媒体103とし
ては、ランダム・アクセス可能な半導体メモリ媒体やデ
ィスク媒体を用いると、高速な情報転送の効果が得ら
れ、更に、不揮発性メモリを用いることにより情報保持
のための電源が不要となり、当該装置1の一層の小型化
が可能になる。例えば、フラッシュ・メモリ等の書き換
え可能な不揮発性メモリを用いることができる。
【0051】尚、情報記録再生装置1が図13に示した
外観の形態を有する場合には、機能選択手段101は、
図13に示した情報再生装置220に設けられた機能選
択手段203、若しくは図14に示した情報提供装置2
30に設けられた出力選択手段232によってユーザに
選択された情報を、結合端子212若しくは結合端子2
11を介して受けるように構成する。
【0052】図2は、図16に示した技術における課題
を解決するためのファイル記録状態の例を示しており、
より柔軟かつ効率的に記録領域を使用することを説明す
るための図である。なお、記録媒体103の物理アドレ
スの表示方法として、C(Chip)、B(Block)、P(Page)
の3つの単位を使用する。"C"はメモリチップの番号
c、"B"は消去の最小単位であるブロックの番号b、"
P"は書き込みの最小単位であるページの番号pにそれ
ぞれ対応し、CBP[c:b:p]として表現する。ここで
は1ページあたりの容量として、例えば、FAT(File
Allocation Table)ファイルシステム等との対応を容易
にするために1セクタの容量と同じ512バイトとして
説明する。また、記録されるデータの識別方法として、
F(File)、S(Sector)の2つの単位を使用する。Fはフ
ァイルの番号f、Sはファイルを構成するセクタの番号
sにそれぞれ対応し、FS[f:s]として表現する。こ
の例では、各記録媒体片C[0]、C[1]、C[2]および
C[3]は、ブロックB[0]からB[3]の4ブロックで構
成され、各ブロックはページP[0]からP[3]の4ペー
ジで構成されている様子を示している。4個の記録媒体
片103a、103b、103cおよび103dに縦断
して記録されているすべてのファイルは、図16とは記
録位置が異なるのみで記録内容(セクタ・データ)は同
じであることがわかる。なお、記録媒体片103a及び
103cの斜線部分は、記録媒体片の製造時や過剰な書
き換えにより生じた使用できないブロック(無効ブロッ
ク)あるいはシステム領域やスペア領域などの目的のた
めファイルの書き込みを行わないブロック(システムブ
ロック)を示している。
【0053】図2の記録媒体103を管理するファイル
管理手段104およびブロック管理手段107の例を図
3に示す。ファイル管理手段104には、ファイル名(F
ile)、ファイルサイズ(Size)、ブロック管理手段107
へのポインタ(BAT)などのファイル単位の管理情報が記
録されている。
【0054】つまり、図3のファイル管理手段104は
次のことを示している。記録媒体103内には3個のフ
ァイルが記録されており、それらの論理的な順序はF
[1]、F[2]、F[0]である。当該ファイルF[0]、F
[1]、F[2]は、それぞれ12セクタ、23セクタ、1
3セクタ分の容量を有しており、先頭ブロックは、後述
するように、ブロック管理手段107のBATエントリ
T[1:0]、T[1:1]、T[0:3]のそれぞれに対応す
るブロックCB[1:0]、CB[1:1]、CB[0:3]で
あることを示している。ここで、ファイル管理手段10
4内の値(−1)は無効なファイル管理情報であること
を示している。
【0055】一方、ブロック管理手段107は、記録媒
体103に含まれるすべてのブロックにそれぞれ対応す
るエントリを持っており、各エントリには対応するブロ
ックのステータスフラグやリンク情報などのブロック単
位の管理情報が記録されている。ブロック管理手段10
7において、これらエントリ群より構成されるテーブル
をBAT(Block Allocation Table)、BATを構成する
個々のエントリをBATエントリと呼ぶことにする。
【0056】図2の例では記録媒体が4個の記録媒体片
で構成され、かつ各記録媒体片は4個のブロックで構成
されることから、図3におけるブロック管理手段107
のBATは、16個のエントリを持つことを示してい
る。ここで、エントリT[0:0]は記録媒体片103a
(C[0])のブロックB[0]に、エントリT[0:1]は
C[0]のブロックB[1]にそれぞれ対応している。以下
同様に、エントリT[1:0]は記録媒体片103b(C
[1])のブロックB[0]に、エントリT[2:0]は記録
媒体片103c(C[2])のブロックB[0]に、エント
リT[3:0]は記録媒体片103d(C[3])のブロッ
クB[0]に、エントリT[3:3]はC[3]のブロックB
[3]にそれぞれ対応している。つまり、BATエントリ
T[c:b]がブロックCB[c:b]に対応している。
【0057】各BATエントリに記録されるステータス
フラグとしては、対応するブロックが空きブロックであ
ることを示すフラグ(以下、validフラグと呼ぶ)、上
述した無効ブロックであることを示すフラグ(以下、in
validフラグと呼ぶ)およびシステムブロックであるこ
とを示すフラグ(以下、systemフラグと呼ぶ)、ファイ
ルの先頭ブロックであることを示すフラグ(以下、firs
tフラグと呼ぶ)、ファイルの中間ブロックであること
を示すフラグ(以下、nextフラグと呼ぶ)、ファイルの
最終ブロックであることを示すフラグ(以下、lastフラ
グと呼ぶ)などが含まれる。更に、詳細は後述するが、
本発明の特徴的なステータスフラグとしてファイルの中
間ブロックであり、かつ並列制御の最終ブロックである
ことを示すフラグ(以下、loopフラグと呼ぶ)がある。
【0058】また、各BATエントリに記録されるリン
ク情報は、ファイルを構成するブロックのリンク状態を
表現するための情報である。ここでは、次にリンクする
ブロックが存在すれば当該ブロックに対応するBATエ
ントリへのポインタをエントリ内に記録している。例え
ば、エントリT[1:0]にはリンク情報としてエントリ
T[2:0]へのポインタが記録されており、エントリT
[2:0]にはリンク情報としてエントリT[3:0]へのポ
インタが記録されていることから、ブロックCB[1:
0]、CB[2:0]、CB[3:0]の順序でリンクされて
いることがわかる。これら3つのエントリはそれぞれ上
記firstフラグ、nextフラグ、lastフラグというステー
タスフラグを持っていることから1つのファイルを構成
していることがわかる。
【0059】実際に当該ファイルは、ファイル管理手段
104において3番目(M[2])のファイルF[0]とし
て管理されているものであることがわかる。当該ファイ
ルF[0]は、上述した図16の例では4ブロックに縦断
して記録されていたが、ここではより少ない上記3ブロ
ックに縦断して記録されている。更に、図16ではブロ
ックCB[0:0]をシステムブロックとして使用した場
合、ブロックCB[1:0]、CB[2:0]、CB[3:0]
に記録したファイルを管理することができなかったが、
図3に示すブロック管理手段107を導入することによ
ってブロックCB[0:0]のみをシステムブロックとし
て識別し、上記3ブロックに対してもファイルの管理を
可能にしている。
【0060】同様に、ファイルF[1]は次のように記録
されていることがわかる。ファイル管理手段104より
先頭のBATエントリはT[1:1]であることがわかる
ため、当該ファイルF[1]に関わるエントリ群は、firs
tフラグが記されているエントリT[1:1]を先頭とし
て、nextフラグが記されたT[2:2]、T[3:1]、loop
フラグが記されたT[0:1]、再びnextフラグが記され
たT[1:2]、lastフラグが記されたT[3:2]の順序で
リンクした6個のBATエントリであることがブロック
管理手段107より判断できる。
【0061】従って、ファイルF[1]は、ブロックCB
[1:1]、CB[2:2]、CB[3:1]、CB[0:1]、C
B[1:2]、CB[3:2]の順序で構成されていることが
わかる。更に、上述したような並列制御の対象となるブ
ロック群を1つの並列ブロックと呼ぶことにすると、図
2の例より、当該ファイルF[1]は、ブロックCB[1:
1]、CB[2:2]、CB[3:1]、CB[0:1]の4ブロ
ックからなる第1の並列ブロックとブロックCB[1:
2]、CB[3:2]の2ブロックからなる第2の並列ブロ
ックより構成されていることがわかる。
【0062】ブロック管理手段107において、ファイ
ルF[1]が2つの並列ブロックで構成されることを表示
するために、第1の並列ブロック内の最終ブロックCB
[0:1]に対応するBATエントリT[0:1]にステータ
スフラグとしてloopフラグを記録している。また、BA
TエントリT[3:2]にステータスフラグとしてlastフ
ラグを記録することにより、第2の並列ブロック内の最
終ブロックであると同時にファイルの最終ブロックでも
あることを示している。繰り返せば、firstフラグはnex
tフラグと同様な意味を持つと同時にファイル内の先頭
ブロックであることを意味するものであり、loopフラグ
はnextフラグと同様な意味を持つと同時に並列ブロック
内の最終ブロックであることを意味するものであり、la
stフラグはloopフラグと同様な意味を持つと同時にファ
イル内の最終ブロックであることを意味するものであ
る。
【0063】本発明の最も重要な特徴は、記録媒体に対
する管理の最小単位をブロック、書き込みの最小単位を
ページと呼ぶことにすると、ブロックが複数のベージで
構成されている場合には、任意ブロック数で構成された
並列ブロックという単位を新たに設けることにより、複
数の記録媒体片に対する柔軟な並列制御を可能にすると
ともに、記録領域の効率的な使用を可能にしていること
である。
【0064】つまり、ファイルF[1]は、上述した図1
6の例では8ブロックに縦断して記録されていたが、こ
こではより少ない上記6ブロックに縦断して記録されて
いる。更に、図16ではブロックCB[2:1]が無効ブ
ロックである場合、ブロックCB[0:1]、CB[1:
1]、CB[3:1]に記録したファイルを管理することが
できなかったが、図3に示すブロック管理手段107を
導入することによって、ブロックCB[2:1]の代わり
にCB[2:2]を併せた4ブロックを並列ブロックとす
ることが可能になった。
【0065】図4は、上記情報記録再生装置1における
ファイル管理手段104およびブロック管理手段107
の他の例を説明するものである。ファイル管理手段10
4には、ファイル名(File)、ファイルサイズ(Size)、ブ
ロック管理手段107へのポインタ(BLT)などのファイ
ル単位の管理情報が記録されている。
【0066】つまり、図4のファイル管理手段104は
次のことを示している。記録媒体103内には3個のフ
ァイルが記録されており、それらの論理的な順序はF
[1]、F[2]、F[0]である。当該ファイルF[0]、F
[1]、F[2]は、それぞれ12セクタ、23セクタ、1
3セクタ分の容量を有しており、先頭ブロックは、後述
するように、ブロック管理手段107のBLTエントリ
L[0]、L[3]、L[9]それぞれに記述されているブロ
ックCB[1:0]、CB[1:1]、CB[0:3]であるこ
とを示している。ここで、ファイル管理手段104内の
値(−1)は無効なファイル管理情報であることを示し
ている。
【0067】一方、ブロック管理手段107は、各ファ
イルを構成するブロックのリンク状態を図3の例とは異
なる方式で記述している。つまり、ブロック管理手段1
07は、記録媒体103に含まれるすべてのブロックと
同数のエントリを持っているが、各エントリにはブロッ
クアドレスCB[c:b]をアドレス情報として直接記述
し、連続するエントリが直接にリンク状態を表してい
る。そして、各エントリに記述されたステータスフラグ
と併せてブロック単位の管理を行っている。ブロック管
理手段107において、これらエントリ群より構成され
るテーブルをBLT(Block Link Table)、BLTを構成
する個々のエントリをBLTエントリと呼ぶことにす
る。図2の例では記録媒体が4個の記録媒体片で構成さ
れ、かつ各記録媒体片は4個のブロックで構成されるこ
とから、ブロック管理手段107のBLTは16個のエ
ントリを持つことが図4に示されている。
【0068】各BLTエントリに記録されるステータス
フラグとしては、図3の例と同様に、対応するブロック
が空きブロックであることを示すvalidフラグ、上述し
た無効ブロックであることを示すinvalidフラグおよび
システムブロックであることを示すsystemフラグ、ファ
イルの先頭ブロックであることを示すfirstフラグ、フ
ァイルの中間ブロックであることを示すnextフラグ、フ
ァイルの最終ブロックであることを示すlastフラグ、フ
ァイルの中間ブロックかつ並列制御の最終ブロックであ
ることを示すloopフラグなどが含まれる。
【0069】また、各BLTエントリに記録されるアド
レス情報は、ファイルを構成するブロックのリンク状態
を表現するための情報である。例えば、エントリL[0]
にはブロックアドレスCB[1:0]が記録されており、
続くエントリL[1]にはCB[2:0]、次のエントリL
[2]にはCB[3:0]が記録されていることから、ブロ
ックCB[1:0]、CB[2:0]、CB[3:0]の順序で
リンクされていることがわかる。これら3つのエントリ
はそれぞれfirstフラグ、nextフラグ、lastフラグとい
うステータスフラグを持っていることから1つのファイ
ルを構成していることがわかる。実際に当該ファイル
は、ファイル管理手段104において3番目(M[2])
のファイルF[0]として管理されているものであること
がわかる。
【0070】同様に、ファイルF[1]は次のように記録
されていることがわかる。ファイル管理手段104より
先頭のBLTエントリはL[3]であることがわかるた
め、当該ファイルF[1]に関わるエントリ群は、first
フラグが記されているエントリL[3]を先頭として、ne
xtフラグが記されたL[4]、L[5]、loopフラグが記さ
れたL[6]、再びnextフラグが記されたL[7]、lastフ
ラグが記されたL[8]の順序でリンクした6個のBLT
エントリであることがブロック管理手段107より判断
できる。
【0071】従って、ファイルF[1]は、ブロックCB
[1:1]、CB[2:2]、CB[3:1]、CB[0:1]、C
B[1:2]、CB[3:2]の順序で構成されていることが
わかる。更に、上記loopフラグにより、当該ファイルF
[1]は、ブロックCB[1:1]、CB[2:2]、CB[3:
1]、CB[0:1]の4ブロックからなる第1の並列ブロ
ックとブロックCB[1:2]、CB[3:2]の2ブロック
からなる第2の並列ブロックより構成されていることが
わかる。
【0072】つまり、ブロック管理手段107におい
て、ファイルF[1]が2つの並列ブロックで構成される
ことを表示するために、第1の並列ブロック内の最終ブ
ロックCB[0:1]に対応するBLTエントリL[6]に
ステータスフラグとしてloopフラグを記録している。ま
た、BLTエントリL[8]にステータスフラグとしてla
stフラグを記録することにより、第2の並列ブロック内
の最終ブロックであると同時にファイルの最終ブロック
でもあることを示している。
【0073】また、システムブロックや無効ブロックな
どのブロック管理情報は、任意のエントリに記録するこ
とができ、ステータスフラグのsystemフラグやinvalid
フラグなどによってその属性を判断することができる。
【0074】図4に示すブロック管理手段107を用い
ることのメリットは、ファイルを構成するブロックのリ
ンク状態はステータスフラグであるfirstフラグとlast
フラグで区切られる連続したBLTエントリ群によって
記述されるため、ファイル内のランダムアクセスなどの
制御が容易になることである。つまり、BLTエントリ
のアドレス値L[0]〜L[15]を用いることによって、
例えば、再生中のブロックから再生制御を移行すべきブ
ロックへの相対位置を直接算出することができる。
【0075】図5及び図6は、機能選択手段101にお
いてファイルの転送入力操作が指定された場合の、情報
記録再生装置1の動作を示すフローチャートである。
【0076】記録媒体制御手段102は、先ず、図5の
ステップS101において、転送制御手段105から伝
送されるデータを記録媒体103に対して書き込む操作
を行うことを認識する。次のステップS102におい
て、情報記録再生装置1の使用者の操作に応じた書き込
むファイルに関する情報、例えば、ファイル名や容量等
の指定情報が入力される。ここで指定すべき項目は、上
述した情報提供装置より前もって伝送される情報に基づ
いて行うが、当該装置1の転送入出力端子11を接続し
た情報提供装置において行うことも可能である。
【0077】次のステップS103では、ブロック管理
手段107を用いて記録媒体103の空き領域を検索
し、続くステップS104においてファイルを書き込む
のに十分な空き領域がある(Yes)と判断されると、
次の図6に示すステップS105より記録媒体103へ
のファイル書き込み処理を開始する。
【0078】一方、当該ステップS104において、フ
ァイルを書き込むのに十分な空き領域がない(No)と
判断されると、後述するブロック消去操作を実行して空
き領域を確保した後に、図6のステップS105より書
き込み処理を開始する。ファイル管理手段104によ
り、記録媒体103に記録されているファイルの総容量
を算出できるため、空き領域の有無を判定することは容
易である。ここで、空き領域を確保するために消去する
ファイルは、時間的あるいは論理的に最も古いものとす
ることができるが、当該装置1の使用者が機能選択手段
101により選択することも可能である。
【0079】図6のステップS105では、上記図5ス
テップS103において検索した空き領域を使用して並
列ブロックを構成する。但し、上述した並列制御の特徴
を活かすため、1つの並列ブロックは、図2に示したよ
うにできるだけ異なる記録媒体片で構成することが望ま
しい。もちろん、図2に示したように記録媒体片の順序
は任意である。
【0080】次に、ステップS106において、書き込
みを行うべき記録媒体片に対してチップ・セレクト信号
を入力する。ここでは、上記ステップS105で選択し
た並列ブロック内のブロック順序に対応した順序で規則
的に記録媒体片を選択して書き込み操作を実行する。次
のステップS107では、前のステップS106で選択
した記録媒体片のステータス情報としてレディ/ビジィ
状態を検査し、レディ状態(Ready)となるまで当
該ステップで待機する。ファイルの書き込み操作を開始
してから初めて選択される記録媒体片は、レディ状態
(Ready)となっているが通常であるが、上記ステ
ップS104において、消去操作に分岐した場合(N
o)は、消去中のためにレディ状態となっていない場合
(Busy)がある。
【0081】上記ステップS107において、記録媒体
片がレディ状態(Ready)であると判断されると、
次のステップS108で、詳細を上述した書き込み手順
でセクタ・データの書き込みを実行する。その際は、必
ずブロックの先頭アドレスから書き込みを開始する。こ
れは複数の並列ブロックによってファイルが分割された
場合も同様である。もちろん、上述したように、メモリ
・チップの内部レジスタからメモリ・セルへの書き込み
時間中は、これが終了するのを待つことなく次のステッ
プに進むことが可能である。
【0082】次のステップS109では、上記ステップ
S105で選択した並列ブロックに対してすべてのセク
タ・データの書き込みを完了したか否かを判断し、完了
していなければ(No)、上記ステップS106から別
の記録媒体片に対して同様の処理を繰り返す。一方、並
列ブロックの書き込みを完了した(Yes)と判断され
ると、次のステップS110で、書き込んだ並列ブロッ
クの管理情報をブロック管理手段107に更新記録す
る。
【0083】次のステップS111において、ファイル
を構成するすべての並列ブロックに対する書き込みを完
了したか否かを判断し、完了していなければ(No)、
上記ステップS105から別の並列ブロックに対して同
様の処理を繰り返す。一方、ファイルの書き込みを完了
した(Yes)と判断されると、次のステップS112
で、書き込んだファイルの管理情報をファイル管理手段
104に更新記録して、ファイルの転送入力操作を終了
する。
【0084】もちろん、上記ステップS110における
ブロック管理情報の更新は、当該ステップS112と同
時に最後にまとめて実行することにより、より高速なデ
ータ転送に対応することも可能である。
【0085】図7及び図8は、上記機能選択手段101
においてファイルの消去操作が指定された場合の、情報
記録再生装置1の動作を示すフローチャートである。
【0086】記録媒体制御手段102は、先ず、図7の
ステップS201において、次のステップS202で指
定されるファイルに対する消去操作を実行することを認
識する。次のステップS202において、情報記録再生
装置1の使用者の操作に応じた消去するファイルに関す
る情報、例えば、ファイル名等の指定情報が入力され
る。次のステップS203で、記録媒体制御手段102
はファイル管理手段104およびブロック管理手段10
7を用いて指定されたファイルを検索する。
【0087】次の図8のステップS204では、上記ス
テップS203において検索したブロック管理情報より
並列ブロックを認識する。次に、ステップS205にお
いて、ブロック消去を行うべき記録媒体片に対してチッ
プ・セレクト信号を入力する。ここでは、上記ステップ
S204で認識した並列ブロック内のブロック順序に対
応した順序で規則的に記録媒体片を選択して消去操作を
実行する。また、上図5に示した書き込み操作における
ステップS104で、ファイルを書き込むための空き領
域がない(No)と判定された場合も、当該ステップS
204に移行して消去操作を実行する。
【0088】次のステップS206では、前のステップ
S205で選択した記録媒体片のステータス情報として
レディ/ビジィ状態を検査し、レディ状態(Read
y)となるまで当該ステップで待機する。但し、ファイ
ルの消去操作を開始してから初めて選択される記録媒体
片は、通常レディ状態(Ready)となっている。
【0089】上記ステップS206において、記録媒体
片がレディ状態(Ready)であると判断されると、
次のステップS207で、ブロック消去を実行する。先
ず、上記ステップS205で選択したメモリチップに対
して、ブロック消去セットアップコマンド、消去するブ
ロックのアドレス、及び、消去実行コマンドを順次入力
する。所定時間経過した後に指定したブロックの消去が
完了する。もちろん、上述したように、ブロックの消去
時間中は、これが終了するのを待つことなく次のステッ
プに進むことが可能である。
【0090】次のステップS208では、上記ステップ
S204で選択した並列ブロックを構成するすべてのブ
ロックの消去を完了したか否かを判断し、完了していな
ければ(No)、上記ステップS205から別の記録媒
体片に対して同様の処理を繰り返す。一方、並列ブロッ
クの消去を完了した(Yes)と判断されると、次のス
テップS209において、消去した並列ブロックの管理
情報をブロック管理手段107に更新記録する。すなわ
ち消去されたブロックに対応するブロック管理手段10
7のエントリをvalidフラグに更新する。
【0091】次のステップS210において、ファイル
を構成するすべての並列ブロックの消去を完了したか否
かを判断し、完了していなければ(No)、上記ステッ
プS204から別の並列ブロックに対して同様の処理を
繰り返す。一方、ファイルの消去を完了した(Yes)
と判断されると、次のステップS211で、消去操作を
行ったファイルの管理情報をファイル管理手段104よ
り削除して、ファイルの消去操作を終了する。但し、図
5の書き込み操作中に、上記ステップS204へ分岐し
ている場合には、ステップS211を処理することな
く、再び図6に示した書き込み操作におけるステップS
105に戻って処理を継続する。
【0092】図9及び図10、図11は、機能選択手段
101においてファイルの読み出し操作が指定された場
合の、情報記録再生装置1の動作を示すフローチャート
である。
【0093】記録媒体制御手段102は、先ず、図9の
ステップS301において、次のステップS302で指
定されるファイルに対する読み出し処理を実行すること
を認識する。次のステップS302において、情報記録
再生装置1の使用者の操作に応じた転送出力または再生
出力のために読み出すファイルに関する情報、例えば、
ファイル名等の指定情報が入力され、次のステップS3
03で、指定されたファイルの管理情報、例えば、記録
媒体103におけるアドレスや容量等をファイル管理手
段104およびブロック管理手段107から検索し、当
該管理情報に基づいて続くステップS304以降でファ
イルの読み出し処理を実行する。
【0094】次のステップS304において、記録媒体
制御手段102は、機能選択手段101において転送出
力が指定されている場合は、後述する図10のステップ
S401に分岐し、一方、機能選択手段101において
再生出力が指定されている場合は、後述する図11のス
テップ501に分岐する。
【0095】転送出力のための読み出し操作の場合は、
上記ステップS304から図10のステップS401に
処理が移行し、先ず、上記ステップS303において検
索したブロック管理情報より並列ブロックを認識する。
【0096】次のステップS402において、読み出し
を行うべき記録媒体片に対してチップ・セレクト信号を
入力する。ここでは、上記ステップS401で認識した
並列ブロック内のブロック順序に対応した順序で規則的
に記録媒体片を選択して読み出し処理を実行する。続く
ステップS403およびS404で、ページ読み出しを
示すコマンドおよび読み出しを行うアドレスを、前のス
テップS402で選択した記録媒体片に順次入力する。
次のステップS405において、並列ブロックを構成す
るすべての記録媒体片に対して、コマンドおよびアドレ
スの入力を完了したか否かを判断する。当該ステップS
405で、コマンドおよびアドレスの入力を完了してい
ない(No)と判定されると、再びステップS402か
ら別の記録媒体片に対するコマンド及びアドレスの入力
を、並列ブロックを構成するすべての記録媒体片に関し
て完了する(Yes)まで繰り返す。
【0097】ステップS402からS405までの処理
を繰り返すことにより、所定時間後には、並列ブロック
を構成するすべての記録媒体片において、その内部レジ
スタには、メモリ・セルより読み出されたセクタ・デー
タが保持される。従って、続くステップS406以降で
は、これらのセクタ・データを内部レジスタから連続し
て読み出すことができる。この方法により、各記録媒体
片におけるメモリ・セルから内部レジスタへのセクタ・
データの読み出し時間を有効活用することができ、オー
バーヘッドの小さい読み出し操作が可能となる。
【0098】次に、ステップS406において、上記ス
テップS402で最初に選択した記録媒体片を再び選択
し、次のステップS407で、既に選択している記録媒
体片のステータス情報としてレディ/ビジィ状態を検査
する。ステップS407では、記録媒体片がビジィ状態
(Busy)中は当該ステップで待機し、一方、記録媒
体片がレディ状態(Ready)であると判断される
と、次のステップS408で、記録媒体片の内部レジス
タに保持されているセクタ・データを読み出し、転送制
御手段105に伝送する。
【0099】上記ステップS406からS408の処理
を、上記ステップS402からS404の処理を行った
すべての記録媒体片に対して、コマンド入力と同一の記
録媒体片順序で実行する。そのフローを制御するのが次
のステップS409であり、並列ブロック内に記録され
たすべてのセクタ・データの転送出力を完了したか否か
を判断する。そして、転送出力を完了していなければ
(No)、上記ステップS406から次の記録媒体片に
対して同様の処理を繰り返し、一方、転送出力を完了し
ていれば(Yes)、次のステップS410に処理が移
行する。
【0100】ステップS410では、ファイルを構成す
るすべての並列ブロックに対するセクタ・データの読み
出し処理を完了したか否かを判断し、完了していなけれ
ば(No)、上記ステップS401に戻って次の並列ブ
ロックに対して同様の処理を繰り返す。一方、当該ステ
ップS410でファイルの読み出しを完了した(Ye
s)と判断されると、以上のファイルの読み出し操作を
終了する。
【0101】一方、再生出力のための読み出し操作の場
合は、上記図9のステップS304から図11のステッ
プS501に処理が移行し、先ず、上記ステップS30
3において検索したブロック管理情報より並列ブロック
を認識する。
【0102】次のステップS502において、読み出し
を行うべき記録媒体片に対してチップ・セレクト信号を
入力する。ここでは、上記ステップS501で認識した
並列ブロック内のブロック順序に対応した順序で規則的
に記録媒体片を選択して読み出し操作を実行する。続く
ステップS503およびS504で、ページ読み出しを
示すコマンドおよび読み出しを行うアドレスを、前のス
テップS502で選択した記録媒体片に順次入力する。
次のステップS505において、既に選択している記録
媒体片のステータス情報としてレディ/ビジィ状態を検
査し、記録媒体片がビジィ状態(Busy)中は当該ス
テップで待機し、一方、記録媒体片がレディ状態(Re
ady)であると判断されると、次のステップS506
で、記録媒体片の内部レジスタに保持されているセクタ
・データを読み出し、再生制御手段106に伝送する。
【0103】次のステップS507では、並列ブロック
内に記録されたすべてのセクタ・データの再生出力を完
了したか否かを判断する。そして、再生出力を完了して
いなければ(No)、上記ステップS502から次の記
録媒体に対して同様の処理を繰り返し、一方、再生出力
を完了していれば(Yes)、次のステップS508に
処理が移行する。
【0104】ステップS508では、ファイルを構成す
るすべての並列ブロックに対するセクタ・データの読み
出し処理を完了したか否かを判断し、完了していなけれ
ば(No)、上記ステップS501に戻って次の並列ブ
ロックに対して同様の処理を繰り返す。一方、当該ステ
ップS508でファイルの読み出しを完了した(Ye
s)と判断されると、以上のファイルの読み出し操作を
終了する。
【0105】再生出力における処理は、コマンドおよび
アドレスの入力とデータの出力を別々に実行するステッ
プS401からS410の転送出力の処理と比較した場
合、ステップS502からS506の処理を記録媒体片
ごとに実行するために合計の読み出し時間は長くなる。
しかし、複数の記録媒体片を同時に動作させないため、
読み出し速度に高速性を要求されない音声などを実時間
再生するような場合は、消費電力を低く抑えることがで
きるため都合が良い。
【0106】尚、上記実施例においては、記録媒体10
3として半導体メモリに関して説明したが、光磁気ディ
スク若しくは磁気ディスクによって構成してもよい。こ
の場合、記録媒体制御手段102は、それぞれのディス
クを駆動するためのドライブ装置となる。
【0107】また、ユーザが再生専用として用いる場合
には、記録媒体103を光ディスクもしくはROMなど
の読み出し専用のメモリで構成することも可能である。
【0108】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、例え
ばフラッシュメモリなどのように、消去単位が複数の書
き込み単位で構成されるような記録媒体を用いて構成さ
れた情報記録装置及び方法、情報再生装置及び方法にお
いて、情報を書き込み可能な記録媒体に記録された情報
をファイル単位で管理し、各ファイルを構成する既定の
単位(管理単位)で情報を管理し、これらの管理に基づ
いて記録媒体を制御するようにし、この記録媒体の制御
の際に、任意個数の前記管理単位で構成される単位(制
御単位)で情報を読み書きするとともに、ファイル管理
情報およびブロック管理情報をそれぞれ記録することに
より、高速かつ柔軟な並列制御を実行しながらメモリ領
域を有効に使用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る情報記録再生装置の
概略構成を示すブロック回路図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る情報記録再生装置に
おけるファイルの記録方法を説明するための図(メモリ
マップ)である。
【図3】本発明の実施の形態に係る情報記録再生装置に
おけるファイルの管理方法を説明するための図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る情報記録再生装置に
おけるファイルの他の管理方法を説明するための図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態に係る情報記録再生装置に
おけるファイルの書き込み動作の前半部の処理の流れを
示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態に係る情報記録再生装置に
おけるファイルの書き込み動作において空き領域があっ
た場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態に係る情報記録再生装置に
おけるファイルの消去動作の前半部の処理の流れを示す
フローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態に係る情報記録再生装置に
おけるファイルの消去動作の後半部、及び書き込み動作
において空き領域がなかった場合の処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態に係る情報記録再生装置に
おけるファイルの読み出し動作の前半部の処理の流れを
示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態に係る情報記録再生装置
におけるファイルの読み出し動作において転送出力が指
定された場合の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図11】本発明の実施の形態に係る情報記録再生装置
におけるファイルの読み出し動作において再生出力が指
定された場合の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図12】従来の情報記録再生装置の外観図である。
【図13】従来の他の情報記録再生装置の外観図であ
る。
【図14】従来の情報提供装置の外観図である。
【図15】従来の他の情報提供装置の外観図である。
【図16】従来の情報記録再生装置におけるファイルの
記録例を説明するための図(メモリマップ)である。
【符号の説明】
1,200 情報記録再生装置、 11 転送入出力端
子、 12 再生出力端子、 101,203 機能選
択手段、 102 記録媒体制御手段、 103 記録
媒体、 104 ファイル管理手段、 105 転送制
御手段、 106 再生制御手段、 107 ブロック
管理手段、 201,211,212結合端子、 20
2,231 表示装置、 204 イアホン、 210
情報記録装置、 220 情報再生装置、 230,
240 情報提供装置、 232 出力選択手段、 2
33,221 挿入排出口、 241 挿入口、 24
2 排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/06 - 3/08 G06F 12/00 - 12/06 G06F 13/16 - 13/18

Claims (27)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を書き込み可能な記録部と、 前記記録部に記録された情報をファイル単位で管理する
    ファイル管理部と、 複数個の書き込み単位からなる既定のブロック単位でフ
    ァイルを管理するブロック管理部と、 前記記録部において並列的に情報の書き込みが可能な任
    意個数の前記ブロックで構成される並列ブロックに対し
    て情報を書き込むとともに、ファイル管理情報を前記フ
    ァイル管理部に設定し、前記並列ブロックの区切りを示
    すフラグを含むブロック管理情報を前記ブロック管理部
    に設定する制御手段とを具備する情報記録装置であっ
    て、 前記制御手段は、各並列ブロックに対し、当該並列ブロ
    ックを構成するブロックのリンク情報及び前記並列ブロ
    ックの区切りを示すフラグに基づいて、情報を、前記任
    意個数の書き込み単位が当該並列ブロック内のリンクさ
    れたブロックの順となるように巡回的に書き込み制御す
    ることを特徴とする情報記録装置。
  2. 【請求項2】 上記ファイル管理部は、少なくともファ
    イル名とファイル容量とを含む上記ファイル管理情報に
    加えて、上記ブロック管理部に対するポインタを管理す
    ることを特徴とする請求項1記載の情報記録装置。
  3. 【請求項3】 上記ブロック管理部は、記録部の各ブロ
    ックに対応するエントリを持ち、当該エントリにブロッ
    クの属性情報とブロックのアドレス情報とを少なくとも
    含むブロック管理情報を管理することを特徴とする請求
    項2記載の情報記録装置。
  4. 【請求項4】 上記ブロック管理部は、記録部の各ブロ
    ックに対応するエントリを持ち、当該エントリにブロッ
    クの属性情報とエントリ間のリンク情報とを少なくとも
    含むブロック管理情報を管理することを特徴とする請求
    項2記載の情報記録装置。
  5. 【請求項5】 前記並列ブロックの区切りを示すフラグ
    は、前記ブロックの属性情報に含まれることを特徴とす
    る請求項3または4記載の情報記録装置。
  6. 【請求項6】 前記ブロックの属性情報は、当該ブロッ
    クが当該ファイルの先頭のブロックであるか、当該ファ
    イルの中間のブロックであるか、あるいは当該ファイル
    の最終のブロックであるかを示すフラグを含むことを特
    徴とする請求項5記載の情報記録装置。
  7. 【請求項7】 前記ブロックの属性情報は、当該ブロッ
    クが空きブロックであるか、無効ブロックであるか、あ
    るいはシステムブロックであるかを示すフラグを含むこ
    とを特徴とする請求項5記載の情報記録装置。
  8. 【請求項8】 上記記録部は複数の記録媒体片からな
    り、 上記並列ブロックは別々の記録媒体片のブロックからな
    り、 上記制御手段は、上記並列ブロックに対して並列的に書
    き込みを実行することを特徴とする請求項1記載の情報
    記録装置。
  9. 【請求項9】 情報を書き込む情報記録ステップと、 記録部に記録された情報をファイル単位で管理するファ
    イル管理情報をファイル管理部に設定するファイル管理
    ステップと、 複数個の書き込み単位からなる既定のブロック単位でフ
    ァイルを管理するブロック管理情報をブロック管理部に
    設定するブロック管理ステップと具備する情報記録方法
    であって、 前記ブロック管理ステップは、前記記録部において並列
    的に情報の書き込みが可能な任意個数の前記ブロックで
    構成される並列ブロックの区切りを示すフラグを含み、
    前記ブロック単位でファイルを管理するファイル管理情
    報を前記ファイル管理部に設定し、 前記情報記録ステップは、各並列ブロックに対し、当該
    並列ブロックを構成するブロックのリンク情報及び前記
    並列ブロックの区切りを示すフラグに基づいて、情報
    を、前記任意個数の書き込み単位が当該並列ブロック内
    のリンクされたブロックの順となるように巡回的に書き
    込み制御することを特徴とする情報記録方法。
  10. 【請求項10】 上記ファイル管理ステップは、少なく
    ともファイル名とファイル容量とを含む上記ファイル管
    理情報に加えて、ブロック管理部に対するポインタを設
    定することを特徴とする請求項9記載の情報記録方法。
  11. 【請求項11】 上記ブロック管理ステップは、ブロッ
    クの属性情報とブロックのアドレス情報とを少なくとも
    含むブロック管理情報を、記録部の各ブロックに対応す
    るブロック管理部のエントリに設定することを特徴とす
    る請求項10記載の情報記録方法。
  12. 【請求項12】 上記ブロック管理ステップは、ブロッ
    クの属性情報とエントリ間のリンク情報とを少なくとも
    含むブロック管理情報を、記録部の各ブロックに対応す
    るブロック管理部のエントリに設定することを特徴とす
    る請求項10記載の情報記録方法。
  13. 【請求項13】 上記並列ブロックは、複数の記録媒体
    片からなる前記記録部に対して、別々の記録媒体片のブ
    ロックからなり、 上記情報記録ステップは、前記並列ブロックに対して並
    列的に書き込みを実行することを特徴とする請求項9記
    載の情報記録方法。
  14. 【請求項14】 情報を記録した記録部と、 前記記録部に記録された情報をファイル単位で管理する
    ファイル管理部と、 複数個の読み出し単位からなる既定のブロック単位でフ
    ァイルを管理するブロック管理部と、 前記ファイル管理部及び前記ブロック管理部に基づい
    て、前記記録部において並列的に情報の読み出しが可能
    な任意個数の前記ブロックで構成される並列ブロックか
    ら情報を読み出す制御手段とを具備する情報再生装置で
    あって、 前記制御手段は、各並列ブロックに対し、当該並列ブロ
    ックを構成するブロックのリンク情報及び前記並列ブロ
    ックの区切りを示すフラグに基づいて、情報を、前記任
    意個数の読み出し単位が当該並列ブロック内のリンクさ
    れたブロックの順となるように巡回的に読み出し制御す
    ることを特徴とする情報再生装置。
  15. 【請求項15】 上記ファイル管理部は、少なくともフ
    ァイル名とファイル容量とを含むファイル管理情報に加
    えて、上記ブロック管理部に対するポインタを管理する
    ことを特徴とする請求項14記載の情報再生装置。
  16. 【請求項16】 上記ブロック管理部は、記録部の各ブ
    ロックに対応するエントリを持ち、当該エントリにブロ
    ックの属性情報とブロックのアドレス情報とを少なくと
    も含むブロック管理情報を管理することを特徴とする請
    求項15記載の情報再生装置。
  17. 【請求項17】 上記ブロック管理部は、記録部の各ブ
    ロックに対応するエントリを持ち、当該エントリにブロ
    ックの属性情報とエントリ間のリンク情報とを少なくと
    も含むブロック管理情報を管理することを特徴とする請
    求項15記載の情報再生装置。
  18. 【請求項18】 前記並列ブロックの区切りを示すフラ
    グは、前記ブロックの属性情報に含まれることを特徴と
    する請求項16または17記載の情報再生装置。
  19. 【請求項19】 前記ブロックの属性情報は、当該ブロ
    ックが当該ファイルの先頭のブロックであるか、当該フ
    ァイルの中間のブロックであるか、あるいは当該ファイ
    ルの最終のブロックであるかを示すフラグを含むことを
    特徴とする請求項18記載の情報再生装置。
  20. 【請求項20】 前記ブロックの属性情報は、当該ブロ
    ックが空きブロックであるか、無効ブロックであるか、
    あるいはシステムブロックであるかを示すフラグを含む
    ことを特徴とする請求項18記載の情報再生装置。
  21. 【請求項21】 上記記録部は複数の記録媒体片からな
    り、 上記並列ブロックは別々の記録媒体片のブロックからな
    り、 上記制御手段は、上記並列ブロックに対して並列的に読
    み込みを実行することを特徴とする請求項14記載の情
    報再生装置。
  22. 【請求項22】 記録部に記録された情報をファイル単
    位で管理するファイル管理情報を認識するファイル管理
    ステップと、 複数個の読み出し単位からなる既定のブロック単位でフ
    ァイルを管理するブロック管理情報を認識するブロック
    管理ステップと、 前記ファイル管理情報及び前記ブロック管理情報に基づ
    いて、前記記録部において並列的に情報の読み出しが可
    能な任意個数の前記ブロックで構成される並列ブロック
    から情報を読み出す情報読み出しステップとを具備する
    情報再生方法であって、 前記情報読み出しステップは、各並列ブロックに対し、
    当該並列ブロックを構成するブロックのリンク情報及び
    前記並列ブロックの区切りを示すフラグに基づいて、情
    報を、前記任意個数の読み出し単位が当該並列ブロック
    内のリンクされたブロックの順となるように巡回的に読
    み出し制御することを特徴とする情報再生方法。
  23. 【請求項23】 上記情報読み出しステップにおいて記
    録部から読み出した情報を再生する再生ステップと、 再生されたファイルのデータを外部出力する出力ステッ
    プとを更に具備することを特徴とする請求項22記載の
    情報再生方法。
  24. 【請求項24】 上記ファイル管理ステップは、少なく
    ともファイル名とファイル容量とを含む前記ファイル管
    理情報に加えて、ブロック管理情報に対するポインタを
    認識することを特徴とする請求項22記載の情報再生方
    法。
  25. 【請求項25】 上記ブロック管理ステップは、ブロッ
    クの属性情報とブロックのアドレス情報とを少なくとも
    含むブロック管理情報を認識することを特徴とする請求
    項24記載の情報再生方法。
  26. 【請求項26】 上記ブロック管理ステップは、ブロッ
    クの属性情報とエントリ間のリンク情報とを少なくとも
    含むブロック管理情報を認識することを特徴とする請求
    項24記載の情報再生方法。
  27. 【請求項27】 上記並列ブロックは、複数の記録媒体
    片からなる前記記録部に対して、別々の記録媒体片のブ
    ロックからなり、 上記情報読み出しステップは、前記並列ブロックに対し
    て並列的に読み込みを実行することを特徴とする請求項
    22記載の情報再生方法。
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