JPH09166711A - 偏光板用保護フィルム及び偏光板 - Google Patents

偏光板用保護フィルム及び偏光板

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JPH09166711A
JPH09166711A JP7327156A JP32715695A JPH09166711A JP H09166711 A JPH09166711 A JP H09166711A JP 7327156 A JP7327156 A JP 7327156A JP 32715695 A JP32715695 A JP 32715695A JP H09166711 A JPH09166711 A JP H09166711A
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JP
Japan
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film
polarizing plate
transparent resin
sample
resin film
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JP7327156A
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English (en)
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Isamu Michihashi
勇 道端
Koichi Nagayasu
浩一 永安
Toru Kobayashi
徹 小林
Tomoe Kanbe
知恵 神戸
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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    • G02B5/30Polarising elements
    • G02B5/3025Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state
    • G02B5/3033Polarisers, i.e. arrangements capable of producing a definite output polarisation state from an unpolarised input state in the form of a thin sheet or foil, e.g. Polaroid
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/04Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏光板と偏光板用保護フィルムとの膜はがれ
の少ない、保存による偏光度の低下が少ない、かつブロ
ッキング性にも優れた高耐久性偏光板並びにそれを作成
するための偏光板用保護フィルムを提供する。 【解決手段】 寸法収縮率が−0.06%以上、0.0
6%以下であり、紫外線吸収剤を含む透明樹脂フィルム
を用いること、透明樹脂フィルムがポリカーボネート系
樹脂フィルムであること、レターデーション値が30n
m以下であることを特徴とする偏光板用保護フィルムお
よびその偏光板用保護フィルムを用いた偏光板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏光板用保護フィ
ルム及びそれを用いた偏光板に関し、特に耐久性に優れ
た偏光板用保護フィルム及び偏光板に関する。
【0002】
【従来の技術】染色一軸延伸されたポリビニルアルコー
ル(以下、PVAという。)である偏光膜に、セルロー
ストリアセテート(以下、TACという。)フィルムを
保護フィルムとして張り合わせた偏光板は、広く液晶表
示素子として、電卓の表示部、パソコン、ワープロ等で
利用されている。そして、より耐久性の高い偏光板を提
供するためにポリカーボネート(以下、PCともい
う。)フィルムを用いた偏光板用保護フィルムが提案
(特開昭57−30808号公報)されるようになって
きたことにより、PCフィルム自体の優れた寸法安定
性、低吸水性という特性を生かした、耐水性、耐熱性に
優れた偏光板を提供することが期待できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが近年自動車搭
載用の液晶ディスプレー等のように更に過酷な環境下で
使用されたり、大型液晶テレビのディスプレー等に用い
られるようになりつつある液晶用偏光板としては、単に
寸法安定性の良い透明樹脂フィルムを用いたというだけ
では所望の耐久性を達成しきれず、更なる検討を重ねた
結果、本発明により耐紫外線及び、高度の寸法安定性を
示すという点において優れた耐久性を示し、また更にブ
ロッキング性を改良するということを見いだし、以下の
目的を達成することを可能とした。
【0004】即ち、本発明の第1の目的は、偏光板と偏
光板用保護フィルムとの膜はがれ等の少ない耐久性に優
れた偏光板並びにそれを作成するための偏光板用保護フ
ィルムを提供することにある。
【0005】本発明の第2の目的は、偏光度の低下が少
ないという点において耐久性に優れた偏光板並びにそれ
を作成するための偏光板用保護フィルムを提供すること
にある。
【0006】本発明の第3の目的は、ブロッキング性に
も優れた偏光板用保護フィルムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の本発
明により達成することができた。
【0008】(1)寸法収縮率が−0.06%以上、
0.06%以下の透明樹脂フィルムに紫外線吸収剤を含
ませたものを用いることを特徴とする偏光板用保護フィ
ルム。
【0009】(2)紫外線吸収剤を含むポリカーボネー
ト系透明樹脂フィルムを用いることを特徴とする偏光板
用保護フィルム。
【0010】(3)透明樹脂フィルムがポリカーボネー
ト系透明樹脂フィルムであることを特徴とする(1)記
載の偏光板用保護フィルム。
【0011】(4)透明樹脂フィルムのレターデーショ
ン値が30nm以下であることを特徴とする(1)また
は(2)記載の偏光板用保護フィルム。
【0012】(5)寸法収縮率が−0.06%以上、
0.06%以下の透明樹脂フィルムに紫外線吸収剤を含
ませ、レターデーション値30nm以下にしたものを用
いることを特徴とする偏光板用保護フィルム。
【0013】(6)前記(1)〜(5)のいずれか1項
に記載の偏光板用保護フィルムを用いることを特徴とす
る偏光板。
【0014】偏光子を内蔵する偏光膜を保護するために
設ける偏光板用保護フィルムはそれ自身が安定なフィル
ムである必要があるため、本発明では優れた寸法安定
性、低吸水率の透明樹脂フィルムを用いることを前提と
して、更なる偏光子の安定性を目指した。すなわち、主
としてヨウドからなる偏光子は極めて不安定で、外部環
境の影響を受けると偏光度が大きく低下する場合があ
り、それを防止する必要があるが、本発明においては、
紫外線吸収剤を透明樹脂フィルムに適用するものであっ
て、偏光子への紫外光の影響を遮り、偏光度の低下を顕
著に防ぐことができる。
【0015】ところが本発明を詳細に検討していくと下
記の効果があることがわかった。すなわち、比較的寸法
安定性に優れる透明樹脂フィルムであっても、偏光板用
保護フィルムとして充分とはいいきれないところ、本発
明のごとく紫外線吸収剤を含有させることにより更に寸
法安定性が改良されるのである。この改良程度は、絶対
値としては小さなものであるが、高度な耐久性を要求さ
れている偏光板用保護フィルム用途の透明樹脂フィルム
を更に改良するという点では極めて効果的である。ま
た、紫外線吸収剤を添加して作成した偏光板用保護フィ
ルムはブロッキング性にも優れていることがわかった。
【0016】透明樹脂フィルムとしてポリカーボネート
系フィルムを用いるとそれ自身の寸法安定性によって耐
久性に優れた偏光板を作成することができるのである
が、これに紫外線吸収剤を添加すると、耐紫外線に優れ
るうえ更に高度の寸法安定性を具備し、またブロッキン
グ性も良好であり好ましい。
【0017】また、偏光板用保護フィルムとして用いる
透明樹脂フィルムにおいては、複屈折を抑えて偏光板の
性能を充分に発揮するため、レタデーション値が30n
m以下であることが好ましい。このようにして高性能の
偏光板を提供する場合には、本発明のように紫外線吸収
剤を添加することによる絶対値としては小さな寸法安定
性改良であっても、偏光板の性能アップに大きく貢献す
る。
【0018】ポリカーボネート系樹脂は、レターデーシ
ョン値30nm以下のフィルムを作成することが比較的
容易でもあるため、高性能の偏光板用保護フィルムに用
いるに適しており、これに紫外線吸収剤を添加すると特
に偏光板用保護フィルムとしての機能を充分に発揮でき
るのである。
【0019】以上のような本発明の偏光板用保護フィル
ムを使用して作成した偏光板は耐久性に優れる。
【0020】以下、本発明を詳しく説明する。
【0021】本発明では、紫外線吸収剤を、寸法収縮率
が−0.06%以上、0.06%以下である透明樹脂フ
ィルムに含ませ、これを用いて偏光板用保護フィルムを
作るが、ここで、本発明で用いる寸法収縮率0.06%
以下かつ−0.06%以上の透明樹脂フィルムとは、9
0℃で60時間熱処理を施した際に、長尺方向及び巾手
方向の寸法収縮率が共に0.06%以下かつ−0.06
%以上を示す透明樹脂フィルムをいう。当該透明樹脂フ
ィルムを用いると耐久性に優れた偏光板を作成すること
ができるのである。このような寸法収縮率を示す透明樹
脂フィルムを作成するための具体例としては、ポリカー
ボネート系フィルム、ポリアリレート系フィルム、ノル
ボルネン系樹脂フィルム、シンジオタクチックポリスチ
レン系フィルムまたはポリスルホン系フィルムなどが挙
げられる。そのうちでも本発明の効果を奏するうえで好
ましいものはポリカーボネート系フィルム、ポリアリレ
ート系フィルム、ノルボルネン系樹脂フィルムであり、
特にポリカーボネート系フィルムが更に好ましい。
【0022】本発明では紫外線吸収剤を含有させたポリ
カーボネート系樹脂フィルムを偏光板用保護フィルムと
して用いることが特に好ましいが、このポリカーボネー
ト系フィルムを作成するのに用いられる樹脂としては種
々があり、化学的性質及び物性の点から芳香族ポリカー
ボネートが好ましく、特にビスフェノールA系ポリカー
ボネートが好ましい。
【0023】本発明に係る偏光板を作成するために更に
好ましくはビスフェノールAにベンゼン環、シクロヘキ
サン環、または脂肪族炭化水素基などを導入したビスフ
ェノールA誘導体を用いたものが挙げられるが、そのう
ちでも特に中央炭素に対して非対称にこれらの基が導入
された誘導体を用いて得られた、単位分子内の異方性を
減少させた構造のポリカーボネートが好ましい。例えば
ビスフェノールAの中央炭素の2個のメチル基をベンゼ
ン環に置き換えたもの、ビスフェノールAのそれぞれの
ベンゼン環の1つの水素をメチル基やフェニル基などで
中央炭素に対し非対称に置換したものを用いて得られる
ポリカーボネートが好ましい。
【0024】具体的には、4,4′−ジヒドロキシジフ
ェニルアルカンまたはこれらのハロゲン置換体からホス
ゲン法またはエステル交換法によって得られるものであ
り、例えば4,4′−ジヒドロキシジフェニルメタン、
4,4′−ジヒドロキシジフェニルエタン、4,4′−
ジヒドロキシジフェニルブタン等をあげることができ
る。
【0025】本発明に使用されるポリカーボネート樹脂
よりなる保護フィルムはポリスチレン系樹脂あるいはメ
チルメタクリレート系樹脂あるいはセルロースアセテー
ト系フィルムの少なくとも一方の面にポリカーボネート
樹脂を積層してもよい。本発明において使用できるポリ
カーボネート系樹脂フィルムの作製方法は特に限定され
るものではない。すなわち押出法によるフィルム、溶媒
キャスト法によるフィルム、カレンダー法によるフィル
ムなどのいずれを使用してもよい。本発明においては1
軸延伸フィルムあるいは2軸延伸フィルムを使用しても
よいが、表面精度が優れ光学的等方性、異方性が小さい
ので好ましいのは溶媒キャストフィルムである。
【0026】本発明において使用されるポリカーボネー
ト系樹脂フィルムはガラス転移点(Tg)が110℃以
上であって、吸水率(23℃水中、24時間の条件で測
定した値)が0.3%以下のものを使用するのがよい。
より好ましくはTgが120℃以上であって、吸水率が
0.2%以下のものを使用するのがよい。
【0027】また本発明で好ましく使用されるポリアリ
レート系フィルムを作成するのに用いられる樹脂は、ジ
フェニル類をモノマーとして含むポリエステル類であ
り、例えば、ビスフェノールAとフタル酸を主たる成分
とする重縮合系ポリマーが好ましく、具体的組成物例と
しては「Uポリマー」(ユニチカ(株)製)等が挙げら
れる。
【0028】また、本発明で好ましく使用されるノルボ
ルネン系樹脂フィルムを作成するのに用いられる樹脂
は、ノルボルネン構造を有するモノマーの重合体であ
り、そのうちでも好ましくはノルボルネン構造を有する
非晶性ポリオレフィン類である。ノルボルネン系樹脂組
成物の具体例としては、三井石油化学(株)製の「AP
O」や日本ゼオン(株)製の「ゼオックス」、日本合成
ゴム(株)製の「ARTON」等が挙げられる。
【0029】また、本発明で好ましく使用されることあ
るポリスルホン系フィルムを作成するのに用いられる樹
脂としては、例えばポリスルホン、ポリエーテルスルホ
ン、ポリアリールスルホン等が適しており、具体的には
ポリ(オキシ−1,4−フェニレンスルホニル−1,4
−フェニレン)、ポリ(オキシ−1,4−フェニレンイ
ソプロピリデン−1,4−フェニレンオキシ−1,4−
フェニレンスルホニル−1,4−フェニレン)が最も適
している。
【0030】本発明で好ましく使用されるシンジオタク
チックポリスチレン系フィルムを作成するのに用いられ
る樹脂は、立体規則性構造(タクチシティー)が主とし
てシンジオタクチック構造、即ち炭素−炭素結合から形
成される主鎖に対して側鎖であるフェニル基や置換フェ
ニル基が交互に反対方向に位置する立体構造を有するも
のであり、主鎖の主たる連鎖が、ラセモ連鎖であるスチ
レン系重合体あるいは、それを含む組成物であり、スチ
レンの単独重合体であれば、特開昭62−117708
号記載の方法で重合することが可能であり、またその他
の重合体については、特開平1−178505号等に記
載された方法により重合することにより得ることができ
る。
【0031】本発明は偏光板用保護フィルムに関するも
のであるが、この場合できあがった偏光板に高度な性能
を付与するためには、透明樹脂フィルムのレターデーシ
ョン値が小さいものであることが特に好ましい。本発明
ではこのレターデーション値が30nm以下である透明
樹脂フィルムに紫外線吸収剤を含ませたものを用いるこ
とによって高性能の偏光板を作成できる。
【0032】本発明に係るレターデーションについて述
べる。本発明に係る透明樹脂フィルムに光を照射する
と、当該フィルム中を通過する光は、振動方向が互いに
直交する二方向の偏波に分かれて進む。この二方向の屈
折率が異なるため光は当該フィルム中を進むに従って、
両者にずれが生ずる。すなわち、当該フィルム中では二
方向で光の伝搬速度が異なり、このとき当該フィルムか
ら出る際の両光の伝搬距離の差をレターデーションとい
い、nm単位で表す。尚、本発明においてはレターデー
ションの測定は自動複屈折計KOBRA−21DH(K
Sシステムズ(株)製)を用いている。
【0033】本発明に係る透明樹脂フィルムはレターデ
ーション値が30nm以下であることが好ましく、この
ようなフィルムを用いた場合、できあがった液晶パネル
はコントラストが高く、特に見やすくなる。ここで特に
レターデーションが30nm以下であると明らかにコン
トラストが高く(目視で)良好であり、更に20nm以
下であるとさらに好ましく高性能の偏光板を提供するこ
とができる。
【0034】本発明に係る紫外線吸収剤としては、液晶
の劣化防止の点より波長370nm以下の紫外線の吸収
能に優れ、かつ良好な液晶表示性の点より波長400n
m以上の可視光の吸収が可及的に少ないものが好ましく
用いられる。一般に用いられるものとしては、例えばオ
キシベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化
合物、サリチル酸エステル系化合物、ベンゾフェノン系
化合物、シアノアクリレート系化合物、ニッケル錯塩系
化合物などが挙げられるが、これらに限定されない。
【0035】したがって、本発明においてはこれら紫外
線吸収剤の1種以上用いていればよく、異なる2種類以
上の紫外線吸収剤を含有していてもよい。
【0036】本発明で好ましく用いられる紫外線吸収剤
は、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤やベンゾフェノ
ン系紫外線吸収剤等である。偏光板の性能を更に効果的
に発揮させ、本発明の効果を奏するという観点において
は、不要な着色等がより少ないベンゾトリアゾール系紫
外線吸収剤をポリカーボネート系樹脂フィルムに添加す
るという態様が特に好ましい。
【0037】ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤として
は下記一般式〔1〕で示される化合物が好ましく用いら
れる。
【0038】
【化1】
【0039】式中、R1、R2、R3、R4及びR5は同じ
か又は異なってもよく、水素原子、ハロゲン原子、ニト
ロ基、ヒドロキシル基、アルキル基、アルケニル基、ア
リール基、アルコキシ基、アシルオキシ基、アリールオ
キシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、モノ又はジ
アルキルアミノ基、アシルアミノ基又は5〜6員の複素
環基を表し、R4とR5は閉環して5〜6員の炭素環を形
成してもよい。
【0040】一般式〔1〕のR1、R2、R3、R4及びR
5は同一又は異ってもよく、水素原子、ハロゲン原子
(塩素、臭素、沃素、フッ素)、ニトロ基、ヒドロキシ
ル基、アルキル基(例えば、メチル、エチル、n−プロ
ピル、iso−プロピル、アミノプロピル、n−ブチ
ル、sec−ブチル、tert−ブチル、クロロブチ
ル、n−アミル、iso−アミル、ヘキシル、オクチ
ル、ノニル、ステアリルアミドブチル、デシル、ドデシ
ル、ペンタデシル、ヘキサデシル、シクロヘキシル、ベ
ンジル、フェニルエチル、フェニルプロピルなど)、ア
ルケニル基(例えば、ビニル、アリル、メタアリル、ド
デセニル、トリデセニル、テトラデセニル、オクタデセ
ニルなど)、アリール基(例えばフェニル、4−メチル
フェニル、4−エトキシフェニル、2−ヘキソキシフェ
ニル、3−ヘキソキシフェニルなど)、アルコキシ基
(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキ
シ、クロロブトキシ、デコキシ、ジアミノフェノキシ、
エトキシ、ペンタデコキシ、オクタデコキシなど)、ア
シルオキシ基(例えば、カルボメトキシ、カルボブトキ
シ、カルボヘキソキシ、カルボペンタデコキシなど)、
アリールオキシ基(例えば、フェノキシ、4−メチルフ
ェノキシ、2−プロピルフェノキシ、3−アミルフェノ
キシなど)、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エ
チルチオ、t−ブチルチオ、t−オクチルチオ、ベンジ
ルチオなど)、アリールチオ基(例えば、フェニルチ
オ、メチルフェニルチオ、エチルフェニルチオ、メトキ
シフェニルチオ、エトキシフェニルチオ、ナフチルチオ
など)、モノ又はジアルキルアミノ基(例えば、N−エ
チルアミノ、N−t−オクチルアミノ、N,N−ジエチ
ルアミノ、N,N−ジ−t−ブチルアミノなど)、アシ
ルアミノ基(例えば、アセチルアミノ、ベンゾイルアミ
ノ、メタンスルホニルアミノなど)、酸素又は窒素を含
む5又は6員の複素環基(例えば、ピペリジノ、モルホ
リノ、ピロリジノ、ピペラジノなど)を示し、R4とR5
は閉環して炭素原子からなる5又は6員環を形成しても
よい。
【0041】一般式〔1〕において、R1〜R5で示され
る置換基は、炭素数5〜36が好ましく、アルキル基は
炭素数1〜18であることが好ましい。
【0042】上記一般式で表される化合物例を以下に示
すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0043】(1−1)2−(2′−ヒドロキシ−5′
−t−ブチルフェニル)−ベンゾトリアゾール (1−2)2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−
t−ブチルフェニル)−ベンゾトリアゾール (1−3)2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル
−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾ
ール (1−4)2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−
t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール (1−5)2−(2′−ヒドロキシ−5′−イソオクチ
ルフェニル)−ベンゾトリアゾール (1−6)2−(2′−ヒドロキシ−5′−n−オクチ
ルフェニル)−ベンゾトリアゾール (1−7)2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−
t−アミルフェニル)−ベンゾトリアゾール (1−8)2−(2′−ヒドロキシ−5′−ドデシルフ
ェニル)−ベンゾトリアゾール (1−9)2−(2′−ヒドロキシ−5′−ヘキサデシ
ルフェニル)−ベンゾトリアゾール (1−10)2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−アミ
ル−5′−ベンゾフェニル)−ベンゾトリアゾール なお、本発明においては上記の化合物を含めて本発明と
同一の出願人による特開昭60−128434号公報第
10頁〜第12頁に記載されている化合物例の(IV−
1)〜(IV−39)を用いることが出来る。
【0044】本発明に用いられる上記のベンゾトリアゾ
ール系化合物は、例えば特公昭44−29620号に記
載の方法、又はそれに準じた方法により容易に合成する
ことが出来る。
【0045】また本発明で好ましく用いられる紫外線吸
収剤のひとつであるベンゾフェノン系紫外線吸収剤とし
ては下記一般式〔2〕で表される化合物が好ましく用い
られる。
【0046】
【化2】
【0047】式中、Yは水素原子、ハロゲン原子または
アルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、及びフェニ
ル基を表し、これらのアルキル基、アルケニル基及びフ
ェニル基は置換基を有していてもよい。Aは水素原子、
アルキル基、アルケニル基、フェニル基、シクロアルキ
ル基、アルキルカルボニル基、アルキルスルホニル基又
は−CO(NH)n-1−D基を表し、Dはアルキル基、
アルケニル基又は置換基を有していてもよいフェニル基
を表す。m及びnは1または2を表す。
【0048】上記において、アルキル基としては例え
ば、炭素数24までの直鎖又は分岐の脂肪族基を表し、
アルコキシ基としては例えば、炭素数18までのアルコ
キシ基で、アルケニル基としては例えば、炭素数16ま
でのアルケニル基で例えばアリル基、2−ブテニル基な
どを表す。又、アルキル基、アルケニル基、フェニル基
への置換分としてはハロゲン原子、例えばクロール、ブ
ロム、フッ素原子など、ヒドロキシ基、フェニル基、
(このフェニル基にはアルキル基又はハロゲン原子など
を置換していてもよい)などが挙げられる。
【0049】以下に一般式〔2〕で表されるベンゾフェ
ノン系化合物の具体例を示すが、本発明はこれらのみに
限定されるものではない。
【0050】
【化3】
【0051】
【化4】
【0052】
【化5】
【0053】本発明における紫外線吸収剤の使用量は化
合物の種類、使用条件などにより一様ではないが、通常
は偏光板用保護フィルム1m2当り、0.2g〜3gが
好ましく、特に0.5g〜2gが特に好ましい。
【0054】添加方法としては、予め有機溶剤(例えば
メタノール、メチレンクロライドなど)に溶解したもの
を本発明に係る偏光板用保護フィルムなどのドープ組成
中に添加してもよく、直接添加してもよい。
【0055】また本発明において好ましく用いられる紫
外線吸収剤であるベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤や
ベンゾフェノン系紫外線吸収剤等とともに、樹脂の劣化
防止剤として用いられるエポキシ系化合物、弱有機酸、
飽和多価アルコール類や有機材料の酸化防止剤として用
いられるヒンダードフェノール系、チオエーテル系、亜
リン酸エステル系等の化合物を組み合わせて用いてもよ
い。
【0056】このようにして紫外線吸収剤を含有した透
明樹脂フィルムを本発明では用いるが、当該フィルムの
製造方法を以下に述べる。
【0057】本発明に係る透明樹脂の溶剤としては、例
えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジオキサン、ア
セトン、メチルエチルケトン、酢酸メチル、酢酸エチ
ル、トリクロロエチレン、メチレンクロライド、エチレ
ンクロライド、テトラクロロエタン、トリクロロエタ
ン、クロロホルム、メタノール、エタノール、n−プロ
ピルアルコール、iso−プロピルアルコール、n−ブ
タノール等を用いることができる。
【0058】溶剤比率としては例えば、メチレンクロラ
イド70〜95重量%、その他の溶剤は30〜5重量%
が好ましい。又透明樹脂の濃度は10〜50重量%が好
ましい。溶剤を添加しての加熱温度は、使用溶剤の沸点
以上で、かつ該溶剤が沸騰しない範囲の温度が好ましく
例えば60℃以上、80〜110℃の範囲に設定するの
が好適である。又、圧力は設定温度において、溶剤が沸
騰しないように定められる。
【0059】溶解後は冷却しながら容器から取り出す
か、または容器からポンプ等で抜きだして熱交換器など
で冷却し、これを製膜に供する。
【0060】本発明に於ける透明樹脂フィルムの製造方
法は特に制限はなく、当業界で一般に用いられている方
法でよく、例えば米国特許2,492,978号、同
2,739,070号、同2,739,069号、同
2,492,977号、同2,336,310号、同
2,367,603号、同2,492,978号、同
2,607,704号、英国特許64071号、同73
5892号、特公昭45−9074号、同49−455
4号、同49−5614号、同60−27562号、同
61−39890号、同62−4208号等に記載の方
法を参考にすることができる。
【0061】本発明にて好ましく用いられるポリカーボ
ネート系フィルムの製造方法について述べる。紫外線吸
収剤を添加して完全に溶かしたポリカーボネート系組成
物を、通常はステンレスバンド上に均一に流延し、乾燥
させた後ステンレスバンド上から剥離する方法が一般的
である。このときの乾燥時間・温度を調節して所望のレ
ターデーション値を示すようなフィルムを作成する。
【0062】本発明に係る偏光板の主たる構成要素であ
る偏光膜とは、一定方向の偏波面の光だけを通す素子で
あり、現在知られている代表的な偏光膜は、ポリビニル
アルコール系偏光フィルムで、これはポリビニルアルコ
ール系フィルムにヨウ素を染色させたものと二色性染料
を染色させたものがある。これらは、ポリビニルアルコ
ール水溶液を製膜し、これを一軸延伸させて染色する
か、染色した後一軸延伸してから、好ましくはホウ素化
合物で耐久性処理を行ったものが用いられている。該偏
光膜の面上に本発明の偏光板用保護フィルムである透明
なプラスチックフィルムが張り合わされて偏光板を形成
する。
【0063】本発明に係る偏光板とは、偏光子を含む偏
光膜に偏光板用保護フィルムを張り合わせた部分を含む
ものをいうが、この張り合わせには通常接着剤を使用す
る。この接着剤としては、例えばポリビニルアルコー
ル、ポリビニルブチラール等のポリビニルアルコール系
接着剤や、ブチルアクリレート等のビニル系ラテックス
を用いることができる。
【0064】
【実施例】以下、本発明を実施例にて具体的に説明する
が、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
【0065】<試料1の作成>下記のドープ組成物Aを
調製した。
【0066】 ドープ組成物A ポリカーボネート樹脂(粘度平均分子量4万、ビスフェノールA型) 100重量部 例示化合物1−2 1.0重量部 メチレンクロライド 430重量部 メタノール 90重量部 上記組成物を密閉容器に投入し、加圧下で80℃に保温
し撹拌しながら完全に溶解して、ドープ組成物Aを得
た。
【0067】次にこのドープ組成物Aをろ過し、冷却し
て33℃に保ち、ステンレスバンド上に均一に流延し、
33℃で5分間乾燥させた。次に65℃でレターデーシ
ョン5nmになるように乾燥時間を調整し、ステンレス
バンド上から剥離後、多数のロールで搬送させながら乾
燥を終了させ膜厚80μmのポリカーボネートフィルム
を得た。
【0068】このポリカーボネートフィルムの片面に下
記組成の下層液(1)及び上層液(1)をこの順に、各
々20ml/m2塗布し、100℃で10分間乾燥させ
て試料1を作成した。
【0069】 下層液(1) 高分子化合物a 0.5g アセトン 60ml 酢酸エチル 30ml トルエン 10ml 上層液(1) 完全ケン化型ポリビニルアルコール 0.5g サポニン(メルク社製) 0.03g 水 50ml メタノール 50ml
【0070】
【化6】
【0071】<試料2及び3の作成>試料1を作成する
に用いたドープ組成物Aのうち、例示化合物1−2を
1.0重量部用いたのに代えて表1に示した化合物及び
量を用いた以外はドープ組成物Aの調整方法と同じにし
てドープ組成物B及びCを調整した。そしてドープ組成
物Aに代えてドープ組成物B及びCを用いる以外は試料
1の作成方法と同じにして試料2及び3を作成した。
【0072】<試料4の作成>試料1を作成するに用い
たドープ組成物Aをろ過し、冷却して33℃に保ちステ
ンレスバンド上に均一に流延し、33℃で10分間乾燥
させ、ステンレスバンド上から剥離後、多数のロールで
搬送させながら乾燥を終了させた後、レターデーション
が28nmになるように150℃で熱処理して、膜厚8
0μmのポリカーボネートフィルムを得た。当該フィル
ムを用いる以外は試料1の作成方法と同じにして試料4
を作成した。
【0073】<試料5の作成>末端不飽和ポリカーボネ
ート1.1kg、スチレンモノマー4.9kg、n−ド
デシルメルカプタン1.0gを重合反応器に入れ、窒素
置換を行った後、撹拌下に120℃まで昇温し、スチレ
ンモノマー1.9kg、メタクリル酸6.5g、n−ド
デシルメルカプタン5.1gからなる溶液を添加しつ
つ、重合反応をした。この反応液にイソプロパノールを
加えて重合物を沈殿させ、白色粉末状の樹脂を得た。こ
の樹脂はポリカーボネート成分とポリスチレン成分の重
量比が50:50であり、ポリスチレン換算の重量平均
分子量は10万であった。この樹脂を(ポリカーボネー
ト/ポリスチレン)グラフト共重合体aとする。
【0074】下記のドープ組成物Dを調製した。
【0075】 ドープ組成物D ポリカーボネート樹脂(粘度平均分子量4万、ビスフェノールA型) 42重量部 ポリカーボネート樹脂(粘度平均分子量5千、ビスフェノールA型) 5重量部 スチレン−無水マレイン酸共重合体 (MTC−ARCO(株)製ダイラーク232) 43重量部 (ポリカーボネート)/(ポリスチレン)グラフト共重合体a 10重量部 例示化合物1−2 1.0重量部 メチレンクロライド 430重量部 メタノール 90重量部 上記組成物を密閉容器に投入し、加圧下で80℃に保温
し撹拌しながら完全に溶解して、ドープ組成物Dを得
た。
【0076】次にこのドープ組成物Dをろ過し、冷却し
て33℃に保ち、ステンレスバンド上に均一に流延し、
33℃でレターデーション20nmになるように乾燥時
間を調整し、ステンレスバンド上から剥離後、多数のロ
ールで搬送させながら乾燥を終了させ膜厚80μmのフ
ィルムを得た。
【0077】このフィルムを用いる以外は試料1と同様
にして試料5を作成した。
【0078】<試料6、8、9、10及び12の作成>
試料1を作成するに用いたドープ組成物Aのうち、例示
化合物1−2を1.0重量部用いたのに代えて表1に示
した化合物及び量を用いた以外はドープ組成物Aの調整
方法と同じにしてドープ組成物E、G、H、I及びKを
調整した。そしてドープ組成物Aに代えてドープ組成物
E、G、H、I及びKを用いる以外は試料1の作成方法
と同じにして試料6、8、9、10及び12を作成し
た。
【0079】<試料7の作成>試料1を作成するに用い
たドープ組成物Aのうち、例示化合物1−2を1.0重
量部用いたのに代えて例示化合物1−2を0.5重量
部、例示化合物1−4を0.5重量部用いた以外はドー
プ組成物Aの調整方法と同じにしてドープ組成物Fを調
整した。そしてドープ組成物Aに代えてドープ組成物F
を用いる以外は試料1の作成方法と同じにして試料7を
作成した。
【0080】<試料11の作成>試料1を作成するに用
いたドープ組成物Aのうち、例示化合物1−2を1.0
重量部用いたのに代えて例示化合物1−1を2.0重量
部、例示化合物1−3を2.0重量部用いた以外はドー
プ組成物Aの調整方法と同じにしてドープ組成物Jを調
整した。そしてドープ組成物Aに代えてドープ組成物J
を用いる以外は試料1の作成方法と同じにして試料11
を作成した。
【0081】<試料13の作成>窒素で置換した内容量
1000mlの反応容器に、Pd(CH3CN)4(BF
42 1.5gをニトロメタン100mlに溶かした溶
液を仕込み、これを室温下で撹拌しながら、8−カルボ
キシメチルテトラシクロ[4.4.0.12.5
7.10]−3−ドデセン150gをニトロメタン150
mlに溶解した溶液を加え、1時間反応させた後、50
0mlのメタノールを加え、析出した樹脂を濾過して回
収した。得られた樹脂をメタノール300mlと濃塩酸
40mlの混合液で洗浄した。さらにメタノールで洗浄
した後、60℃で真空乾燥し、ノルボルネン系樹脂を得
た。
【0082】下記のドープ組成物Lを調製した。
【0083】 ドープ組成物L ノルボルネン系樹脂 100重量部 例示化合物1−2 1.0重量部 メチレンクロライド 430重量部 メタノール 90重量部 上記組成物を密閉容器に投入し、加圧下で80℃に保温
し撹拌しながら完全に溶解して、ドープ組成物Lを得
た。
【0084】次にこのドープ組成物Lをろ過し、冷却し
て33℃に保ち、ステンレスバンド上に均一に流延し、
33℃で5分間乾燥させ。次に65℃でレターデーショ
ン5nmになるように乾燥時間を調整し、ステンレスバ
ンド上から剥離後、多数のロールで搬送させながら乾燥
を終了させ膜厚80μmのノルボルネン系樹脂フィルム
を得た。
【0085】このフィルムを用いる以外は試料1と同様
にして試料13を作成した。
【0086】<試料14の作成>下記のドープ組成物M
を調整した。
【0087】 ドープ組成物M ポリカーボネート樹脂(粘度平均分子量4万、ビスフェノールA型) 100重量部 メチレンクロライド 430重量部 メタノール 90重量部 ドープ組成物Aに代えてドープ組成物Mを用いる以外は
試料1の作成方法と同じにして試料14を作成した。尚
このときのポリカーボネート樹脂フィルムの寸法収縮率
は0.01%であった。
【0088】<試料15の作成>試料13を作成するに
用いたドープ組成物Lのうち、例示化合物1−2、1.
0重量部を加えない以外はドープ組成物の調整方法と同
じにしてドープ組成物Nを調整した。そしてドープ組成
物Lに代えてドープ組成物Nを用いる以外は試料13の
作成方法と同じにして試料15を作成した。尚このとき
用いたフィルムの寸法収縮率は0.02%であった。
【0089】<試料16の作成>試料5作成の際に用い
たドープ組成物Dにおける例示化合物1−2、1.0重
量%を添加しない以外はドープ組成物Dの調製方法と同
じにしてドープ組成物Oを調製した。そしてドープ組成
物Dに代えてドープ組成物Oを用いる以外は試料5の作
成方法と同じにして試料16を作成した。尚、このとき
作成した透明樹脂フィルムの寸法収縮率は0.03%で
あった。
【0090】<試料1〜16についての性能評価>試料
1から試料16について、偏光度変化、相溶性、寸法収
縮率、ブロッキング性、について測定し、評価した。各
々の評価方法は以下のようであり、結果は表1に示す。
【0091】<偏光度変化量の測定と評価>偏光度変化
量を測定するにあたり、試料1〜16を用いて偏光板を
作成した。
【0092】厚さ120μmのポリビニルアルコールフ
ィルムを、沃素1重量部、ホウ酸4重量部を含む水溶液
100重量部に浸漬し50℃で4倍に延伸して偏光膜を
作った。この偏光膜の両面に試料1〜16を完全ケン化
型ポリビニルアルコール5%水溶液を粘着剤として各々
貼り合わせ偏光板1〜16を作成した。
【0093】このようにして作成した偏光板1〜16に
ついてまず平行透過率と直行透過率を測定し、下記式a
に従って偏光度を算出した。その後各々の偏光板をキセ
ノンロングライフウェザーメーターで照度7万ルクス、
60℃で500時間放置(強制劣化)後、再度平行透過
率と直行透過率を測定し下記式aに従って偏光度を算出
した。偏光度変化量を下記式bにより求めた。試料14
を用いて作成した偏光板14の偏光度変化量に対する偏
光板1〜4および6〜12の偏光度変化量を求め(百分
率)、試料13を用いて作成した偏光板13については
試料15を用いて作成した偏光板15の偏光度変化量に
対する偏光度変化量を求め(百分率)、試料5を用いて
作成した偏光板5については試料16を用いて作成した
偏光板16の偏光度変化量に対する偏光度変化量を求め
た(百分率)。
【0094】偏光度P=((H0−H90)/(H0
90))1/2×100 偏光度変化量=P0−P5000=平行透過率 H90=直行透過率 P0=強制劣化前の偏光度 P500=強制劣化500時間後の偏光度 <相溶性の判定>試料1〜13を作成するに用いたドー
プ組成物A〜Lの調整において、添加する紫外線吸収剤
の量を各々2倍にしたドープ組成物A’〜L’を調整
し、これを用いる以外は試料1〜13の作成方法と同じ
にして試料1’〜13’を作成した。こうして作成した
各々の試料を80℃、90%RH条件下に500時間放
置し、表面に滲みだしてくる紫外線吸収剤の状態を評価
し、目視で以下の3ランクに判定した。結果を表1に示
す。
【0095】 ○: 滲みだしなし(実用可能) △: 部分的にかすかな滲みだしあり(実用可能) ×: 全面に滲みだしがある(実用難)。
【0096】<寸法収縮率の測定と評価>試料1〜16
について、各々の表面2ヶ所に十文字型の印を付し、工
場顕微鏡で、熱処理(条件;90度、60時間)を施し
た前後の、印間の距離を測定した。試料14の寸法収縮
率に対する試料1〜4、6〜12の寸法収縮率を算出
し、試料15の寸法収縮率に対する試料13の寸法収縮
率を算出し、さらに試料16の寸法収縮率に対する試料
5の寸法収縮率を算出した。
【0097】結果を表1に示す。
【0098】<ブロッキング性の測定と評価>試料1〜
16の各々につき、下記の方法で測定した。直径50m
mのコアに1kgの荷重をかけて、試料(巾35mm、
長さ950mm)を6周巻き付け、試料が緩まないよう
に試料の両端を両面テープ(巾30mm、長さ5mm)
で張り付けておく。コアを抜き取り、23℃、55%R
H雰囲気下で24時間放置後、電子天秤上に各試料を載
せ、1分間10mm押し込み、そのときの応力を測定す
る。次に試料を解いて1周巻にして、同じように応力を
測定する。
【0099】6周巻いたときの応力から1周巻いたとき
の応力の6倍を差し引いて各試料のブロッキング力を算
出し、試料1〜4、6〜12については試料14に対す
る各試料のブロッキング性を評価し、試料13について
は試料15に対するブロッキング性を評価し、試料5に
ついては試料16に対するブロッキング性を評価した。
結果を表1に示す。
【0100】
【表1】
【0101】本発明の如く透明樹脂フィルムに紫外線吸
収剤を添加すると偏光度の変化は著しく抑えることがで
きることは明白であり、更に、寸法収縮率も著しく低減
させ、またブロッキング性も大きく改良することができ
た。
【0102】特に偏光度変化、寸法収縮率及びブロッキ
ング性改良の点では、本発明に係る紫外線吸収剤の添加
量を増やすとこれらの効果が増すことがわかる。
【0103】また、レターデーション値が小さい透明樹
脂フィルムを用いた場合ほど偏光度変化、寸法収縮率及
びブロッキング性が特に改良されている。
【0104】尚、紫外線吸収剤としてはベンゾトリアゾ
ール系紫外線吸収剤を用いた場合のほうがベンゾフェノ
ン系紫外線吸収剤を用いた場合よりも、偏光度変化を抑
えることができており、またブロッキング性も良好であ
る。
【0105】
【発明の効果】本発明の如く透明樹脂フィルムに紫外線
吸収剤を添加すると偏光度の変化は著しく抑えることが
でき、更に、寸法収縮率も著しく低減させ、またブロッ
キング性も大きく改良することができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神戸 知恵 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寸法収縮率が−0.06%以上、0.0
    6%以下の透明樹脂フィルムに紫外線吸収剤を含ませた
    ものを用いることを特徴とする偏光板用保護フィルム。
  2. 【請求項2】 紫外線吸収剤を含むポリカーボネート系
    透明樹脂フィルムを用いることを特徴とする偏光板用保
    護フィルム。
  3. 【請求項3】 透明樹脂フィルムがポリカーボネート系
    透明樹脂フィルムであることを特徴とする請求項1記載
    の偏光板用保護フィルム。
  4. 【請求項4】 透明樹脂フィルムのレターデーション値
    が30nm以下であることを特徴とする請求項1または
    2記載の偏光板用保護フィルム。
  5. 【請求項5】 寸法収縮率が−0.06%以上、0.0
    6%以下の透明樹脂フィルムに紫外線吸収剤を含ませ、
    レターデーション値30nm以下にしたものを用いるこ
    とを特徴とする偏光板用保護フィルム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の偏
    光板用保護フィルムを用いることを特徴とする偏光板。
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