JPH09166328A - 携帯用ガスコンロ - Google Patents

携帯用ガスコンロ

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Publication number
JPH09166328A
JPH09166328A JP32862395A JP32862395A JPH09166328A JP H09166328 A JPH09166328 A JP H09166328A JP 32862395 A JP32862395 A JP 32862395A JP 32862395 A JP32862395 A JP 32862395A JP H09166328 A JPH09166328 A JP H09166328A
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JP
Japan
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cassette
gas
amount adjusting
stove
gas cylinder
Prior art date
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Application number
JP32862395A
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English (en)
Inventor
Masaya Koyama
雅也 小山
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KOYAMA AEROSOL KOGYO KK
Original Assignee
KOYAMA AEROSOL KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カセットガスボンベを用いた携帯用ガスコン
ロにおけるカセットガスボンベの収容室の合理的な配置
と,該配置に適合する安全装置の改良を提供する。 【解決手段】 全体が概略偏平な長箱形に形成されたコ
ンロ本体の前面にガス量調整ツマミが設けられ,上記コ
ンロ本体上面に2個のバーナが横一列に設けられてなる
携帯用ガスコンロのコンロ本体の背部にカセットガスボ
ンベの収容室が設けられ,上記収容室又はその近傍に設
けられ上記カセットガスボンベのガバナへの装着運動を
規制する規制部材と,上記ガス量調整ツマミとが,上記
バーナを設けたバーナ室に設けた連結部材によって連結
されてなる携帯用ガスコンロ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,カセットガスボン
ベを用いた携帯用ガスコンロにおけるカセットガスボン
ベの収容室の合理的な配置と,該配置に適合する安全装
置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように,概略長箱形のコンロ
本体41に2個のバーナ42,42を横一列に備えた携
帯用ガスコンロ43が知られている。この携帯用ガスコ
ンロ43では,上記2個のバーナ42へのガス量を調節
するガス量調整ツマミ44が2個必要で,それらは通常
操作の便を考慮して上記コンロ本体41の前面45に横
一列に配置される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような2個のバ
ーナ42を具備する従来の携帯用ガスコンロ43におい
ては,カセットガスボンベ1を収容する収容室46が上
記コンロ本体41の横側に設けられている。しかし上記
のような配置では,図6に示すように携帯用ガスコンロ
43全体の長さLが長くなり,携帯用にもまた取扱上も
不便である。また,コンロ本体41の前面45には上記
ガス量調整ツマミ44が設けられているため,上記収容
室46を前面45に設けることは設計上困難であり,ま
た,操作者の目の前にカセットガスボンベを配置するこ
とは安全性の面からも避けるべきである。一方,上記従
来の携帯用ガスコンロ43においては,上記ガス量調整
ツマミ44は,上記バーナ42に供給される液化ガスの
量を調整する図示しないバルブに連動しているため,こ
のガス量調整ツマミ44を開状態にしたままカセットガ
スボンベ1を装着すると,生のガスが上記開状態のまま
のバルブを経て上記バーナ42から流出し,極めて危険
な状態となる。そのため,上記ガス量調整ツマミ44が
開状態になっている時には,カセットガスボンベ1を収
容室46内のガバナに装着されないように規制する規制
部材をカセットガスボンベ1の収容室又はその近傍に設
ける必要がある。したがって上記カセットガスボンベ1
の収容室は,上記のような携帯用ガスコンロの形状にお
ける合理性と,前面に設けるガス量調整ツマミ44との
連動機構の配置面における合理性の両方を満足するもの
でなければならない。従って本発明が目的とするところ
は,上記のような携帯用ガスコンロの形状における合理
性を満足するカセットガスボンベの収容室の配置と,コ
ンロ本体の前面に設けるガス量調整ツマミ44と収容室
又はその近傍に設ける規制部材との連動機構の配置面に
おける合理性の両方を満足する携帯用ガスコンロを提供
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、全体が概略偏平な長箱形に形成されたコン
ロ本体の前面に2以上のガス量調整ツマミが設けられ,
上記コンロ本体上面に2個以上のバーナが設けられてな
る携帯用ガスコンロにおいて,上記コンロ本体の背部に
カセットガスボンベの収容室が設けられ,上記収容室又
はその近傍に設けられ上記カセットガスボンベのガバナ
への装着運動を規制する規制部材と,上記ガス量調整ツ
マミとが,上記バーナを設けたバーナ室に設けた連結部
材によって連結されてなる携帯用ガスコンロとして構成
されている。本発明においては,カセットガスボンベの
収容室が図6に示すように,コンロ本体の背部に配置さ
れるので,携帯用ガスコンロ全体の横寸法が必要以上に
大きくならず,ほぼ黄金分割に近い理想的な縦横の寸法
比になると共に,上記のようにコンロ本体の背部に設け
た収容室内又はその近傍に設けられた規制部材とガス量
調整ツマミが連結部材により連動できるように連結され
るので,安全面においても優秀な携帯用ガスコンロを提
供し得たものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して,本発明
を具体化した実施の形態につき説明し,本発明の理解に
供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した
一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のも
のではない。ここに,図1は本発明の一実施形態にかか
る携帯用ガスコンロ全体を示す平面図,図2は同斜視
図,図3は上記図1におけるA矢視図,図4は上記図1
におけるB矢視図,図5は上記図1におけるC矢視の斜
視図,図6はコンロ本体に対するカセットガスボンベ収
容室の種々の配置を示す概略平面図,図7及び図8は本
発明の一実施形態に用いることのできるカセットガスボ
ンベ装着装置の装着前の状態及び装着後の状態を示す側
面図,図9は同装着装置に用いる係止部材の動きを説明
するための断面図,図10は同装着装置の装着前の状態
及び装着後の状態を示す底面図である。尚,従来の装着
装置と共通の要素には,同一の符号を使用してその説明
を省略する。図1に示すように,この実施形態に係る携
帯用ガスコンロ50はコンロ本体41の前面45に従来
通りガス量調整ツマミ44が横一列に2個並設されてお
り,コンロ本体41の背部にカセットガスボンベ1を収
容する収容室46が設けられている。その全体的外観は
図2に示す如きものとなり,バーナ42を具備するバー
ナ室6の上部はネジ等で固定された汁受板58で塞が
れ,カセットガスボンベ1を収容する収容室46は,軸
59を中心として開閉自在の開閉蓋60により開閉自在
に塞がれている。このように横長のコンロ本体41の背
部に収容室46が設けられたので,上記携帯用ガスコン
ロ50は全体として縦横比が略黄金分割となり,美感の
面からもまた可搬性・取扱性の面からも優れたものとな
る。尚,上記携帯用ガスコンロ50上に取り付ける焼き
網70の一例が図2に示されているが,この焼き網70
の収容室46側の端部70aは図に示すように上方向に
折り曲げて,その上に載置する鉄板等がカセットガスボ
ンベ1を収容した収容室46に掛からないようにするこ
とが望ましい。図1及び図3に示すように,上記2個の
ガス量調整ツマミ44は,それぞれバルブ室51に内蔵
された図示せぬ2個のバルブに連結され,その軸52,
52の先端にはカム53,53が固着されている。上記
各カム53は,それぞれコンロ本体41の底面に回転自
在に取り付けられた連結軸54の両端に固定された第1
レバー55a及び第2レバー55bのツマミ側の先端に
固定された従動板56の下面に当接している。上記連結
軸54は上記従動板56をカム53に押し付ける方向に
バネ57によって付勢されている。前記第2レバー55
bの反対側の端部55cは,前記収容室46とコンロ本
体41とを仕切る遮蔽壁7の近傍まで延びており,その
先端には図3及び図5(a)に示すように垂直のピン6
1を中心として矢印D方向へ回動しうる規制板(規制部
材の一例)62が取り付けられている。この規制板62
は,上記第2レバー55bの端部55cの先端に取り付
けた位置決め片63との干渉により,上記のように矢印
Dの方向へは自由に回動しうるが,上記位置決め片63
と当接する位置以上に矢印Dに対する反対方向へは回動
不可能に構成されている。また上記端部55cのピン6
1の周りには上記規制板62を常時矢印Dとは反対方向
へ弾性付勢して上記位置決め片63に押し当てる蔓巻き
バネ64が装着されている。上記遮蔽壁7には横長の開
口65が形成されており,この開口65を貫通して,収
容室46内に収容されたカセットガスボンベ1のガバナ
への装着運動に連動して移動する後記のスライダ20と
一体の被規制部板66がバーナ室6側へ突出している。
従って,この被規制板66は,カセットガスボンベ1の
ガバナへの装着運動に連動して上記開口65内を矢印E
方向へ移動する。また前記遮蔽壁7の上記開口65の端
部にはストッパ67が設けられている。このストッパ6
7の位置は,カセットガスボンベ1をガバナに装着しな
い状態(被規制部材66が図5(a)に示す位置にある
状態)で,水平方向に見て上記被規制部材66と上記ス
トッパ67との間に,規制板62が若干の隙間を介して
挿入しうる程度の位置である。この実施形態において,
前記2個のガス量調整ツマミ44,44の両方が,バル
ブ閉の位置に閉められている状態では,カム53の小径
部が従動板56に当接しているので,第1及び第2レバ
ー55a及び55bは図3に実線で示ように水平状態と
なり,第2レバー55bの先端に設けた規制板62は図
5(a)に示すように被規制板66とストッパ67から
上方へ離れた位置にあるので,スライダ20と一体の前
記被規制板66は開口65内において前記ストッパ67
と当たる位置まで矢印E方向に移動できる。従って,カ
セットガスボンベ1をガバナに装着することができる。
この場合,前記のようにバルブが閉まっているので,カ
セットガスボンベ1をガバナに装着しても,生ガスが流
出する不都合はない。また,不注意その他,何らかの事
情により,カセットガスボンベ1が未装着の状態で,い
ずれかまたは両方のガス量調整ツマミ44が開状態まで
回されると,前記カム53の大径部が従動板56を押し
上げるので(第2レバー55bが図3における右上がり
に傾斜するので),第2レバー55bの先端の規制板6
2が図5(a)の矢印Fで示すように被規制板66とス
トッパ67との間に入り込む。従って,被規制板66は
矢印Eの方向へ移動できなくなり,上記のようにバルブ
が開かれた状態でカセットガスボンベ1をガバナに装着
出来ないので,この場合も生ガスの流出が回避されるこ
とになる。次に,この実施形態にかかる携帯用ガバナコ
ンロ50にカセットガスボンベ1を装着する機構につい
て説明し,前記規制板62がピン61を中心として回動
できるように構成してある理由を説明する。図7及び図
8に示すように,本実施形態に係るカセットガスボンベ
1の装着装置Bでは,カセットガスボンベ1が図7に示
すガバナ2から離れた状態と図8に示す装着された状態
との間で移行する。上記カセットガスボンベ1は断面半
円弧状で図7において左右に長い前記スライダ20上に
載置される。スライダ20の一部には前記被規制板66
がスライダ20と一体に取り付けられている。上記スラ
イダ20はカセットガスボンベ1の上側シーム部21を
受ける前側段部22と,カセットガスボンベ1の下側シ
ーム部23を受ける後側段部24とを具備しており,図
示のように上記前側段部22と後側段部24の間に上記
カセットガスボンベ1の上側シーム部21と下側シーム
部23を把持することによりカセットガスボンベ1がス
ライダ20により保持される。このように両シーム部2
1及び23でカセットガスボンベ1を保持することによ
り,強度的に弱い鍔部25でカセットガスボンベ1を保
持するよりも遙に保持強度が向上する。上記スライダ2
0の先端部20aは,前記ガバナ2を支持するガバナ支
持台27内に慴動自在に挿入されており,この先端部2
0aには,図10に示すように係止開口26が形成され
ている。この係止開口26は先頭部分が狭幅部26aと
なりその後部が広幅部26bとなっている。上記ガバナ
支持台27には,上記スライダ20をガバナ2から引き
離す方向に常時付勢する第1の弾性部材(コイルバネ)
28が取り付けられている。また上記ガバナ支持台27
には,上記係止開口26に挿入可能の係止突起29を具
備する係止部材30が,ピン31を中心に揺動自在に取
り付けられている。係止部材30には,上記係止開口2
6の前記狭幅矢26aよりはその幅が広く,広幅部材2
6bよりは幅が狭い段部32が形成されている。上記係
止部材30の先端には,図7,図8,図9に示すよう
に,外部から操作(下向きに押す)することより係止部
材30を前記係止開口26から離脱する方向に揺動させ
るためのボンベ離脱ボタン31が一体に設けられてい
る。また,上記ボンベ離脱ボタン31とガバナ支持台2
7の上面との間には,上記係止部材30を常時上方向,
即ち上記係止部材30の係止突起29を上記係止開口2
6に挿入する方向に弾性付勢する第2の弾性部材(コイ
ルバネ)34が装着されている。図中,35はスライダ
20の先端部20aの底面に取り付けられた案内ネジで
あり,36はガバナ支持台27の底面に形成され,上記
案内ネジ35を案内する案内溝である。図7に示すカセ
ットガスボンベ1の未装着の状態では,スライダ20は
図10に実線で示す進出していない位置にあるので,係
止部材30の上記段部32は係止開口26の狭幅部26
aの位置にあり,その先端の係止突起29が係止開口2
6に入ることができない。従って,スライダ20は係止
部材30と係合せず自由に慴動できる。この状態で,上
記スライダ20にカセットガスボンベ1を図7のように
載置し,作業者が片手で携帯用ガスコンロの一部を押え
ながら,片手で上記カセットガスボンベ1を図7の矢印
33の方向へ押すと,スライダ20はカセットガスボン
ベ1ごと第1の弾性部材28に逆らって矢印33の方向
へ進出する。スライダ20が進出した時点で,図9
(b)に示すように,スライダ20の先端20aの係止
開口26の広幅部26bに係止部材30の係止突起29
が嵌まり込んで係合し,カセットガスボンベ1及びスラ
イダ20が前進も後退もできなくなることにより装着が
完了する。係止部材30は第2の弾性部材34により常
時係止方向に付勢されているので,係止部材30が下方
向へ押されないかぎり,装着状態は維持される。この状
態で,図9(c)に示すようにボンベ離脱ボタン31を
操作する(下方向へ押す)と,係止部材30の係止突起
29と係止開口26の広幅部26bとの係合が解除され
るので,スライダ1は第1の弾性部材28の力によって
離脱方向へ慴動し,図7に示す未装着の状態に復帰す
る。従って,カセットガスボンベ1をガバナに装着した
状態でいずれか又は両方のガス量調整ツマミ44を開位
置まで回すと,発火装置によりカセットガスボンベ1か
らバーナ42に供給されたガスに着火される。この時ガ
ス量調整ツマミ44が開位置まで回されることによりカ
ム53の大径部が従動板56を押し上げるので,規制板
62は図5(a)における矢印Fの方向(下方向)に下
降する。その結果,上記規制板62,被規制板66及び
ストッパ67が横一列に並ぶことになる。従ってもし上
記規制板66が第2レバー55aの先端においてピン6
1の周りに回動できないと,緊急時に前記したようにボ
ンベ離脱ボタン31を押しても,即ち,カセットガスボ
ンベ1をガバナから離脱させようとしても,被規制板6
6が規制板62に邪魔されて,上記被規制板66を取り
付けたスライダ20及びこれに装着されたカセットガス
ボンベ1をガバナから離脱させることが出来ないが,こ
の実施形態では,前記の如く規制板62がピン61の周
りに回動可能に取り付けられているので,被規制板66
が規制板62を押し退けて矢印Eとは反対方向に戻るこ
とができる。従って,緊急時等に瞬時にカセットガスボ
ンベ1をガバナから離脱させてガスの供給を遮断するこ
とができる。また,前記規制板62の遮蔽壁7に対向す
る面には,図5(b)に示すように,丸や四角の目立つ
色彩(例えば赤色)による目印マーク68が取り付けら
れており,遮断壁7上の上記目印マーク68と対向する
部分に図5(a)に示す目視用開口69が形成されてい
る。この目視用開口69の位置は上記規制板62が図5
(a)に示す被規制板66とストッパ67の間の下降位
置にある時,収容室46側から上記目視用開口69を通
して目印マーク68を視認できる位置である。ただし,
上記目印マーク68は,上記規制板62が被規制板66
とストッパ63の間から上昇した位置(図5(a)に示
す位置)では,遮蔽壁7に隠れて見えなくなる。このよ
うに規制部材62が下降位置にある時にのみ目視用開口
69を通して目印マーク68を視認できるようにするこ
とにより,カセットガスボンベ1をガバナに装着しよう
とする時であって,何らかの事情で規制板62が下降位
置にあり,装着が出来ない時に,規制板62が原因で装
着できないことに簡単に気付くことができる。このよう
に規制板62が下降しているためにカセットガスボンベ
1を装着できないことを収容室46側から容易に認識で
きるようにしておくことは,上記規制板62や第2レバ
ー55bが汁受板58で塞がれたバーナ室6側にあり,
カセットガスボンベ1をセットするために収容室46の
開閉蓋60を開けただけでは,なぜカセットガスボンベ
1を装着できないか分からないために重要である。この
機構を更に生かすために,遮蔽壁7の収容室46側に,
「カセットガスボンベを装着できない場合は,遮蔽壁の
開口から見える赤いマークが見えなくなるまで,ガス量
調整ツマミを閉方向に回してください」といったコメン
トを記載しておけば,使用者は,ガス量調整ツマミ44
を閉位置まで回せばカセットガスボンベ1を装着できる
ことを簡単に理解できるようになる。
【0006】
【実施例】上記した実施形態では,図7以下に示したカ
セットガスボンベ装着装置が用いられているが,この発
明はそれに限られるものではなく,既存の全てのボンベ
装着装置を持つ携帯用ガスコンロに適用可能である。ま
た連結部材として,レバー55a,55b及びカム5
3,従動板56等が用いられているが,これは一例であ
って例えば,ガス量調整ツマミの回転を伝達する回転軸
をバーナ室6内のガス量調整ツマミから規制部材にわた
って介在させるような機構も採用可能である。また,ボ
ンベ離脱ボタン31の押し上げ手法としては,バネ34
と同様のバネを係止部材30とガバナ支持台27との間
に装着して,ボンベ離脱ボタン31及びこれと一体の係
止部材30を上方へ押し上げるようにしてもよい。尚,
スライダ20の形状としては,平板状でボンベの載る部
分にボンベの部分形状と合致する矩形状の切欠きを形成
したものでもよい。上記した実施形態では,図5に示し
た緊急離脱許容部材が採用されている。本発明では,こ
のような緊急離脱許容部材に限られるものではなく,既
存の全てのボンベ装着装置を持つ携帯用ガスコンロに適
用可能である。また連結部材として,レバー55a,5
5b及びカム53,従動板56等が用いられているが,
これは一例であって種々の変形が可能である。例えば図
5(c)に示すように,規制部材を45度程度のテーパ
ー面70付きのカム62aにより構成すると共に,この
カム62aをストッパ67と被規制部板66(二点鎖
線)の間に弾性的に差し込んで,被規制部材62aの動
きを規制すると共に,被規制板66の逆方向への動きに
対しては,上記規制部材62a及び被規制板66の接っ
しあうテーパー面70,71で規制部材62aがバネ7
2の圧縮により逃げるように構成する等の変形が可能で
ある。また上の例では,収容室46に1本の携帯用ガス
ボンベ1のみが収容されているが,これは一例であっ
て,図11に示すように,2個の携帯用ガスボンベ1,
1を横一列に配置するようにしてもよい。この場合,各
携帯用ガスボンベ1に対応して,被規制部材66と係合
する規制板62,第2レバー55b,ガス量調整ツマミ
44を夫々設け,図示のように連結していずれかのガス
量調整ツマミ44を操作することにより,対応する携帯
用ガスボンベ1側の被規制部材66の動きが規制板62
により規制されるように構成しておく。尚,この場合に
も,図示のように規制板62の先端は,図5(a)に示
すようにピン61を中心に揺動しうるようにしておく。
また収容しうる携帯用ガスボンベの数は2以上であって
も構わないし,ガス供給量を調整するガス量調整ツマミ
44の数及びバーナーの数が2以上であっても本発明が
適用可能であることは言うまでもない。
【0007】
【発明の効果】本発明に係る携帯用ガスコンロは上記し
たように,全体が概略偏平な長箱形に形成されたコンロ
本体の前面に2以上のガス量調整ツマミが設けられ,上
記コンロ本体上面に2個以上のバーナが設けられてなる
携帯用ガスコンロにおいて,上記コンロ本体の背部にカ
セットガスボンベの収容室が設けられ,上記収容室又は
その近傍に設けられ上記カセットガスボンベのガバナへ
の装着運動を規制する規制部材と,上記ガス量調整ツマ
ミとが,上記バーナを設けたバーナ室に設けた連結部材
によって連結されてなる携帯用ガスコンロとして構成さ
れている。従って,携帯用ガスコンロの外形における横
方向の長さが必要以上に長くならず,縦横寸法比が黄金
分割にほぼ等しくなるので,美感の点でもまた運び易
さ,使い易さにおいても優れた携帯用ガスコンロとな
る。また規制部材とガス量調整ツマミとの連結におい
て,上記のような配置に最適な連結構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態にかかる携帯用ガスコン
ロ全体示す平面図。
【図2】 同斜視図。
【図3】 上記図1におけるA矢視図。
【図4】 上記図1におけるB矢視図。
【図5】 (a)は上記図1におけるC矢視の斜視図,
(b)は規制部材の正面から見た斜視図,(c)は規制
部材の別例を示す平面図。
【図6】 コンロ本体に対するカセットガスボンベ収容
室の種々の配置を示す概略平面図。
【図7】 本発明の一実施形態に用いることのできるカ
セットガスボンベ装着装置の装着前の状態を示す側面
図。
【図8】 本発明の一実施形態に用いることのできるカ
セットガスボンベ装着装置の装着後の状態を示す側面
図。
【図9】 同装着装置に用いる係止部材の動きを説明す
るための断面図。
【図10】同装着装置の装着前の状態及び装着後の状態
を示す底面図。
【図11】 本発明の一実施例にかかるガスボンベを2
個装着した携帯用ガスコンロ全体示す平面図。
【符号の説明】
1…カセットガスボンベ 2…ガバナ 20…スライダ 21…上側シーム
部 22…前側段部 23…下側シーム
部 24…後側段部 25…鍔部 26…係止開口 26a…狭幅部 26b…広幅部 27…ガバナ支持
台 28…第1の弾性部材 29…係止突起 30…係止部材 31…ボンベ離脱
ボタン 32…段部 34…第2の弾性
部材 41…コンロ本体 44…ガス量調整ツマミ 45…前面 46…収容室 50…携帯用ガス
コンロ 53…カム 54…連結軸 55…レバー(連結部材) 56…従動軸 62…規制板 65…開口 66…被規制板 67…ストッパ 68…目印マーク 69…目視用開口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体が概略偏平な長箱形に形成されたコ
    ンロ本体の前面に2以上のガス量調整ツマミが設けら
    れ,上記コンロ本体上面に2個以上のバーナが設けられ
    てなる携帯用ガスコンロにおいて,上記コンロ本体の背
    部にカセットガスボンベの収容室が設けられ,上記収容
    室またはその近傍に設けられ上記カセットガスボンベの
    ガバナへの装着運動を規制する規制部材と,上記ガス量
    調整ツマミとが,上記バーナを設けたバーナ室に設けた
    連結部材によって連結されてなる携帯用ガスコンロ。
  2. 【請求項2】 全上記ガス量調整ツマミがコンロ本体の
    前面に2個以上配置され,上記2個以上のガス量調整ツ
    マミが各々上記連結部材を介して上記規制部材に連結さ
    れてなる請求項1記載の携帯用ガスコンロ。
  3. 【請求項3】 収容室内に2以上の上記カセットガスボ
    ンベが収容され,各カセットガスボンベに対応して設け
    られた規制部材と,ガス量調整ツマミとが,それぞれ連
    結部材によって連結されてなる請求項2記載の携帯用ガ
    スコンロ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008539091A (ja) * 2005-04-26 2008-11-13 ソシエテ ドゥ プロスペクティオン エ ディンベンティオン テクニク スピ エネルギー源を放出するための機構を有する手動装置内のエネルギー源用筐体

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JP2008539091A (ja) * 2005-04-26 2008-11-13 ソシエテ ドゥ プロスペクティオン エ ディンベンティオン テクニク スピ エネルギー源を放出するための機構を有する手動装置内のエネルギー源用筐体

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