JPH09166281A - 取付台及びピン取付構造 - Google Patents

取付台及びピン取付構造

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JPH09166281A
JPH09166281A JP32555895A JP32555895A JPH09166281A JP H09166281 A JPH09166281 A JP H09166281A JP 32555895 A JP32555895 A JP 32555895A JP 32555895 A JP32555895 A JP 32555895A JP H09166281 A JPH09166281 A JP H09166281A
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mounting
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pin
base
mounting means
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JP32555895A
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Hideo Osato
秀郎 大里
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Cosmo Chem Kk
Original Assignee
Cosmo Chem Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被載置物の一対の足を支持する台本体(1)
と、この台本体(1) に前記足を各別に固定する為の取付
手段(2)(2)とからなり、前記取付手段(2)(2)相互の間隔
を調節可能とした取付台において、その設置スペースが
小さい場合でも使用できるようにすると共に流通時の占
有空間を小さくすること。 【解決手段】 前記台本体(1) は、各々に前記取付手段
(2) を備えた第1・第2台本体(1a)(1b)からなり、これ
ら第1・第2台本体(1a)(1b)は、これら相互が接近・離
反可能な状態にて嵌合する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、取付台、特に、
空調装置の室外機等の一対の足に取り付けられると共に
その取付間隔を調節可能とした取付台に関するものであ
る。又、ピン取付構造、特に、取付主体にピンを簡便に
固定できるピン取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、空調装置の室外機(9a)を建物の
バルコニー等に設置する場合、図14に示すように、前
記バルコニー等に並置した一対の取付台(100)(100)上に
前記室外機(9a)を載置する。そして、この室外機(9a)の
左右夫々の下端から前後に張り出す一対の足(91)(91)を
各取付台(100) に固定する。尚、一つの足(91)毎に取付
台を設けないのは、このようにすると、取付台相互の高
さが一致しにくくなり、前記足(91)(91)を固定しにくく
なるからである。
【0003】前記取付台(100) として、従来から、図1
5に示すものがある。この取付台(100) は、直方体状の
台本体(1) と、この台本体(1) の両端部に設けられ且つ
前記台本体(1) に前記足(91)(91)を各別に固定する為の
一対の取付手段(2)(2)とからなる。前記台本体(1) の両
端から一定範囲の上面部には、前記台本体(1) の長手方
向に沿って一対の溝部(17)(17)が設けられ、各溝部(17)
の上端には、その内側に対向突出する一対の片部(18)(1
8)が前記溝部(17)の長手方向に沿って設けられている。
【0004】又、前記取付手段(2) は、各溝部(17)の前
記片部(18)(18)の下方にてその長手方向にスライド可能
に収容された直方体状のコマ(27)と、頭部(51)を備えた
ピン(5) とからなる。前記コマ(27)には、その中央部に
て上下に貫通する孔部(28)と、この孔部(28)を前記コマ
(27)の外側に開放する切除部(29)とが設けられている。
この切除部(29)は、前記溝部(17)の長手方向に沿って設
けられている。又、前記ピン(5) の軸部の直径は、前記
孔部(28)よりも僅かに大径に設定されている。尚、前記
溝部(17)の底面部には、その長手方向に沿って前記ピン
(5) の先端部を挿入する為の開口(19)が形成されてい
る。
【0005】上記足(91)(91)をこの取付台(100) に取り
付けるには、各コマ(27)を前記溝部(17)に沿って移動さ
せ、その孔部(28)と前記足(91)に設けられた透孔(92)と
を上下方向にて一致させる。そして、これら孔部(28)及
び透孔(92)にピン(5) を挿入する。この挿入によって、
前記コマ(27)が前記切除部(29)の作用にて押し広げら
れ、このコマ(27)の両端部が前記溝部(17)の両側面に圧
接されて位置決め状態に固定される。又、前記ピン(5)
と前記コマ(27)とが相互に圧接されてこれら両者が固定
される。これにより、前記ピン(5) が前記コマ(27)を介
して前記台本体(1) に固定されたものとなる。又、この
固定状態にて前記ピン(5) の頭部(51)が前記足(91)に係
合することから、この足(91)が前記台本体(1) に固定さ
れたものとなる。
【0006】このものでは、前記取付手段(2)(2)が前記
台本体(1) の長手方向にスライド可能であるから、前記
足(91)(91)相互の間隔(L1)が相違する複数種類の室外機
(9a)(9a)に対してこの取付台(100) を使用することがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来の技術では、
前記台本体(1) の長手方向の幅(L2)は一定であり、この
幅(L2)は、予め前記足(91)(91)相互の間隔が大きい室外
機(9a)に適合するように設定されている。ところが、前
記幅(L2)よりも、前記台本体(1) の設置スペースが小さ
い場合には、前記室外機(9a)が小さくても、この取付台
(100) を使用することができない。又、この取付台(10
0) の出荷・流通時の占有空間が大きいという問題もあ
る。
【0008】請求項1の発明は、このような点に鑑み、
『物体の一対の足を支持する台本体(1) と、この台本体
(1) に前記足を各別に固定する為の取付手段(2)(2)とか
らなり、前記取付手段(2)(2)相互の間隔を調節可能とし
た取付台』において、その設置スペースが小さい場合で
も使用できるようにすると共に、流通時の占有空間を小
さくすることをその課題とする。
【0009】一方、上記の従来の技術では、上記取付手
段(2) には、前記台本体(1) の長手方向にスライド可能
な上記コマ(27)が備えられ、この取付手段(2) の構成が
比較的複雑となっている。しかも、この取付手段(2) が
二組、設けられている。従って、この取付台(100) の全
体構成が複雑となっている。請求項4の発明は、このよ
うな点に鑑み、『物体の一対の足を支持する台本体(1)
と、この台本体(1) に前記足を各別に固定する為の取付
手段(2)(2)とからなり、前記取付手段(2)(2)相互の間隔
を調節可能とした取付台』において、その全体構成を簡
素化することをその課題とする。
【0010】更に、上記したコマ(27)とピン(5) とから
なるピン取付構造では、前記コマ(27)が必要であり、こ
のピン取付構造が複雑となっている。請求項6の発明
は、このような点に鑑み、ピン以外の別の部材を用いる
ことなく前記ピンを取付主体に容易に固定できるように
することをその課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の課題解
決手段は、『前記台本体(1) は、各々に前記取付手段
(2) を備えた第1・第2台本体(1a)(1b)からなり、これ
ら第1・第2台本体(1a)(1b)は、これら相互が接近・離
反可能な状態にて嵌合する構成である』ことを特徴とす
る。
【0012】このものでは、前記台本体(1) を構成する
第1・第2台本体(1a)(1b)は、これら相互が接近・離反
可能な状態にて嵌合する構成であるから、その嵌合度合
いを調節することにより、前記第1・第2台本体(1a)(1
b)の夫々に設けられた前記取付手段(2)(2)相互の間隔を
調節できる。ここで、請求項1の記載中、『接近・離反
可能な状態にて嵌合する構成』とは、請求項2の発明の
ように、『前記第1・第2台本体(1a)(1b)の夫々には、
これら相互の対向端面から突出する突出部と、前記対向
端面から凹んだ凹陥部とが設けられ、前記第1台本体(1
a)の突出部が前記第2台本体(1b)の凹陥部に摺動自在に
嵌入されると共に、前記第2台本体(1b)の突出部が前記
第1台本体(1a)の凹陥部に摺動自在に嵌入される』もの
でもよい。このものでは、前記突出部と凹陥部との嵌合
度合いの調節により、上記と同様の作用を奏する。又、
このものでは、同一の形状・大きさの第1・第2台本体
(1a)(1b)を組み合わせることができる。
【0013】請求項4の発明の課題解決手段は、『前記
台本体(1) には、その一端から一定範囲にてスライド可
能な可動部材(3) が設けられ、前記取付手段(2)(2)は、
前記可動部材(3) に設けられた第1取付手段(2a)と、前
記台本体(1) の他端から前記一端に向って所定間隔にて
設けられた複数の第2取付手段(2b)(2b)とからなる』こ
とを特徴とする。
【0014】このものでは、前記台本体(1) の一端から
一定範囲にてスライド可能に設けられた前記可動部材
(3) に前記第1取付手段(2a)が設けられているから、前
記台本体(1) の他端側の前記第2取付手段(2b)との間隔
を調節できる。しかも、複数の前記第2取付手段(2b)(2
b)が、前記台本体(1) の他端から前記一端に向って所定
間隔にて設けられているから、前記第2取付手段(2b)(2
b)の内から一つを選択することによっても前記間隔を調
節できる。従って、これら第1・第2取付手段(2a)(2b)
の間隔調節によって、その各々に前記足を固定できる。
【0015】ここで、上記請求項1又は2の発明におい
て、請求項3の発明のように、『前記取付手段(2) は、
前記台本体(1) の上面から下方に凹む態様に設けられた
孔部(4) と、この孔部(4) に締まり嵌め状態に圧入され
る大きさで且つ頭部(51)を備えたピン(5) とからなる』
ものや、上記請求項4の発明において、請求項5の発明
のように、『前記取付手段(2) は、前記台本体(1) 又は
前記可動部材(3) の上面から下方に凹む態様に設けられ
た孔部(4) と、この孔部(4) に締まり嵌め状態に圧入さ
れる大きさで且つ頭部(51)を備えたピン(5) とからな
る』ものでは、前記孔部(4) に前記ピン(5) を押し込む
と、このピン(5) が前記孔部(4) に対して締まり嵌め状
態に圧入され、これら両者が固定される。従って、この
固定状態にて、前記頭部(51)と前記台本体(1) との間に
前記足を介在させることにより、前記足を前記台本体
(1) に固定できるものとなる。
【0016】請求項6の発明の課題解決手段は、『取付
主体に設けられた合成樹脂製の円筒部(6) と、円柱状の
合成樹脂製のピン(5) とからなり、前記ピン(5) は、そ
の断面外周縁から突出し且つ軸線方向に延びる少なくと
も一つの凸部又は凹部を備えた構成であり、前記円筒部
(6) の内径は、前記ピン(5) の横断面の最大幅よりも小
さく且つ最小幅よりも大きく設定された』ことを特徴と
する。
【0017】このものでは、前記ピン(5) は、その断面
外周縁から突出し且つ軸線方向に延びる少なくとも一つ
の凸部又は凹部を備えた構成であり、前記円筒部(6) の
内径は、前記ピン(5) の横断面の最大幅よりも小さく且
つ最小幅よりも大きく設定されていることから、前記円
筒部(6) に前記ピン(5) を押し込む際には、これら両者
が全周に亙って対接しない状態で押込みが進行する。
【0018】又、前記円筒部(6) 及び前記ピン(5) が前
記のような寸法関係に設定され、これら円筒部(6) 及び
ピン(5) が合成樹脂製であるから、前記押込みによっ
て、前記ピン(5) の凸部、又は、凹部の両側部が、前記
円筒部(6) の壁部に食い込むと共に、この壁部により前
記凸部、又は、凹部の両側部が押し潰されるように変形
する。又、前記ピン(5) の凹部、又は、凸部の両側部に
前記円筒部(6) の壁部が入り込むようにも変形する。従
って、前記押込みによって、前記円筒部(6) と前記ピン
(5) の圧接域が広くなると共にその圧接度合いが大幅に
大きいものとなる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、上記第1・第2台本体(1a)(1b)の嵌合度合いを調節
することにより、上記取付手段(2)(2)相互の間隔を、物
体の一対の足の間隔に合わせて調節できるから、前記足
の相互の間隔が相違する複数種類の前記物体に対して用
いることができる。
【0020】又、前記第1・第2台本体(1a)(1b)の嵌合
度合いの調節によって、この取付台の全体が伸縮される
から、その縮小状態にて小さな設置スペースにも使用で
きる。又、前記縮小状態にて出荷・流通させることによ
り、その占有空間を小さくできる。更に、第1・第2台
本体(1a)(1b)が相互に嵌合する構成であるから、これら
第1・第2台本体(1a)(1b)が嵌合せずに別々に用いられ
るものに比べて、これら相互のズレが少ないものとな
り、前記物体の設置が簡便となる。
【0021】そして、請求項2の発明では、前記第1・
第2台本体(1a)(1b)として同一のものを使用でき、前記
第1・第2台本体(1a)(1b)を共通の部品とすることがで
きるから、これら第1・第2台本体(1a)(1b)の生産が合
理化される。請求項4の発明では、上記可動部材(3) を
用いた第1取付手段(2a)のスライド機構が前記台本体
(1) の一方にのみ設けられているから、この取付台の全
体構成が簡素化される。しかも、前記第1取付手段(2a)
のスライドに加えて、そのスライド方向に前記第2取付
手段(2b)(2b)が複数あるから、これら第1取付手段(2a)
と第2取付手段(2b)による調節可能間隔が大きくなる。
【0022】請求項3、5の発明では、前記取付手段
(2) が、前記孔部(4) と前記ピン(5)の組み合わせであ
るから、この取付手段(2) の構成が簡素化される。請求
項6の発明では、前記円筒部(6) にピン(5) を押し込む
だけで、このピン(5) が取付主体に固定され、このピン
(5) 以外の別の部品を用いる必要がない。又、前記ピン
(5) の押込みに際して、このピン(5) と前記円筒部(6)
とが全周に亙って対接しないから、その押込みに要する
力が少なくて済む。
【0023】更に、前記押込みによって、前記円筒部
(6) と前記ピン(5) とが部分的に相互に食い込んだ状態
となり、その圧接域が広くなると共にその圧接度合いが
大きくなることから、前記ピン(5) の固定強度が十分に
確保される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を、
図面に基づいて説明する。 [実施の形態1]この実施の形態1の取付台は、既述の
請求項1、2、3に対応するものであり、その台本体
(1) は、図1〜図4に示すように、全体として直方体状
に形成されると共に合成樹脂製の第1・第2台本体(1a)
(1b)から構成されている。
【0025】[各部の構成について]前記第1台本体(1
a)は、直方体状の主体部(10a) と、他方の第2台本体(1
b)との対向端面から突出して前記第2台本体(1b)側に延
びる直方体状の第1突出部(11a) とからなり、前記主体
部(10a) には、前記対向端面から凹んで前記第2台本体
(1b)の反対側に延びる矩形断面の第1凹陥部(12a) が設
けられている。前記第1凹陥部(12a) と前記第1突出部
(11a) とは各々の軸方向が相互に平行となるように配置
されている。又、前記第1突出部(11a) は、下方開放の
箱体に形成されている。
【0026】そして、前記主体部(10a) に於いて前記第
1凹陥部(12a) を構成する筒状壁部の側方部は、下方開
放の箱体となっており、その内部の空間が前記第1突出
部(11a) の内部の空間と連続している。そして、これら
空間には、これらを前記第1突出部(11a) の長手方向に
区画する複数の補強板(131)(132)が設けられている。
又、前記主体部(10a) の上壁(101) には、前記第1突出
部(11a) とは反対側の端部で且つ前記第1凹陥部(12a)
と前記第1突出部(11a) との中間位置から垂下する第1
筒部(6a)が連続している。この第1筒部(6a)によって、
前記主体部(10a)の上面から下方に凹んだ第1孔部(4a)
が形成されている。
【0027】他方の前記第2台本体(1b)は、前記第1台
本体(1a)と同一の形状・大きさとなっており、この第2
台本体(1b)は、その主体部(10b) に上記第1突出部(11
a) と同様の第2突出部(11b) が連続する構成となって
いる。又、前記主体部(10b) には、上記第1凹陥部(12
a) と同様の第2凹陥部(12b) 、及び、上記第1筒部(6
a)と同様の第2筒部(6b)(図示せず)が設けられてい
る。
【0028】これら第1・第2台本体(1a)(1b)相互は、
前記第1突出部(11a) が前記第2凹陥部(12b) に嵌入さ
れると共に、前記第2突出部(11b) が前記第1凹陥部(1
2a)に嵌入される態様にて、組み合わされている。従っ
て、これら第1・第2突出部(11a)(11b)と第1・第2凹
陥部(12a)(12b)との嵌合度合いの調節により、前記第1
・第2台本体(1a)(1b)の主体部(10a)(10b)相互の間隔が
調節されるものとなる。
【0029】更に、上記第1筒部(6a)には、ピン(5a)が
挿入可能となっている。このピン(5a)は、合成樹脂製で
あり、図5及び図6に示すように、中空の軸部(52)に扁
平な頭部(51)が連続する構成となっている。前記頭部(5
1)は、上記足(91)に設けられた透孔(92)よりも大径に設
定されている。又、前記軸部(52)の外周面には、その軸
線方向に延びる複数の山形断面の凸条(53)(53)が円周方
向に連続形成されている。
【0030】前記凸条(53)(53)の頂点を結ぶ円周の直径
は、図7ーaの二点鎖線に示す前記第1筒部(6a)の内周
の径よりも僅かに大きく設定されると共に、前記凸条(5
3)(53)間の谷を結ぶ円周の直径は、前記内周の径よりも
僅かに小さく設定されている。尚、上記第2筒部(6b)に
も、前記ピン(5a)と同様の構成のピン(5b)が挿入可能と
なっている。
【0031】以上の構成の取付台に載置物(9) の一対の
足(91)(91)を固定するには、先ず、上記第1・第2台本
体(1a)(1b)の主体部(10a)(10b)相互の間隔を調節して、
上記第1・第2筒部(6a)(6b)相互の間隔を調節する。こ
のとき、前記足(91)(91)相互の間隔が大きい場合には、
図4ーaに示すように、前記主体部(10a)(10b)相互が離
れた状態とし、前記前記足(91)(91)相互の間隔が小さい
場合には、同図ーbに示すように、前記主体部(10a)(10
b)相互が接近した状態とする。この調節によって、前記
足(91)(91)の透孔(92)(92)と、上記第1・第2筒部(6a)
(6b)とが上下方向にて一致した状態とする。
【0032】この後、前記透孔(92)(92)を通して前記第
1・第2筒部(6a)(6b)に前記ピン(5a)(5b)を押し込む。
すると、前記ピン(5a)(5b)の軸部(52)(52)の外径が前記
第1・第2筒部(6a)(6b)の内径よりも僅かに大きく設定
されていることから、前記ピン(5a)(5b)が前記第1・第
2筒部(6a)(6b)に締まり嵌め状態に圧入されたものとな
る。これにより、前記ピン(5a)(5b)が前記第1・第2筒
部(6a)(6b)に固定されたものとなる。そして、この固定
状態にて、前記透孔(92)よりも大径の前記頭部(51)が前
記足(91)に係合し、前記足(91)(91)が前記第1・第2台
本体(1a)(1b)に固定されたものとなる。
【0033】このとき、前記足(91)(91)は前記載置物
(9) に固定されているから、前記足(91)(91)を前記第1
・第2台本体(1a)(1b)に固定することにより、これら第
1・第2台本体(1a)(1b)の相対移動が阻止された状態と
なる。従って、前記第1・第2台本体(1a)(1b)に、これ
ら相互を固定する為の手段を設ける必要がなく合理的で
ある。
【0034】このものでは、前記軸部(52)の外周面に上
記凸条(53)(53)が連続形成され、この軸部(52)の断面外
周の最大径が前記第1筒部(6a)の内径よりも大きく且つ
前記断面外周の最小径が前記内径よりも小さく設定され
ているから、前記軸部(52)の前記第1筒部(6a)への押込
み時には、これら両者が全周に亙って対接せず、その摩
擦抵抗が小さいものとなる。従って、前記ピン(5a)(5b)
の押込みに要する力が少なくて済む。
【0035】又、この押込みによって、図7ーbに示す
ように、前記凸条(53)が前記第1筒部(6a)に食い込むと
共に、前記凸条(53)の先端部が押し潰され、又、前記凸
条(53)が食い込んだ前記第1筒部(6a)の肉部が前記凸条
(53)の両側に流れて前記凸条(53)(53)間に食い込んだ状
態となる。これにより、前記軸部(52)と前記第1筒部(6
a)との圧接面積が広くなり、又、その圧接度合いが大き
くなる。上記ピン(5b)と第2筒部(6b)についても同様の
作用を奏する。従って、前記ピン(5a)(5b)の固定強度が
十分に確保され、前記載置物(9) がこの取付台に確実に
固定されたものとなる。
【0036】更に、前記軸部(52)が中空であることか
ら、前記押込み時には、その断面が縮小し易く、前記押
込みがより一層スムーズとなる。又、前記押込み終了時
点では、前記断面の弾性復帰力により上記圧接度合いが
より一層高くなり、前記ピン(5a)(5b)の固定強度がこの
点でも大きくなる。この実施の形態1では、上記第1・
第2筒部(6a)(6b)が既述の請求項6に記載の円筒部(6)
であり、これら第1・第2筒部(6a)(6b)により形成され
る第1・第2孔部(4a)(4b)が既述の請求項3に記載の孔
部(4) である。又、前記第1孔部(4a)とピン(5a)の組合
せ、及び、前記第2孔部(4b)とピン(5b)の組合せが、既
述の請求項1、2に記載の取付手段(2) である。更に、
上記凸条(53)が、既述の請求項6に記載の凸部である。
【0037】尚、この実施の形態1では、上記第1・第
2台本体(1a)(1b)の2組の突出部と凹陥部とが相互に嵌
合する構成となっているが、これを、図11に示すよう
に、前記第2台本体(1b)から突出する第3突出部(11c)
が、他方の前記第1台本体(1a)に設けた第3凹陥部(12
c) に摺動自在に嵌入する構成としてもよい。このもの
でも、前記第3突出部(11c) と前記第3凹陥部(12c) と
の嵌合度合いの調節により、上記実施の形態1と同様の
作用を奏する。
【0038】又、前記取付手段(2)(2)は、上記実施の形
態1のものに限定されない。例えば、図11に示すよう
に、前記第1・第2台本体(1a)(1b)から上方に突出する
ボルト(55a)(55b)と、これに螺合するナット(図示せ
ず)の組み合わせとしてもよい。このものでは、上記足
(91)(91)の透孔(92)(92)に通した前記ボルト(55a)(55b)
に前記ナットを締め付けることにより、前記足(91)(91)
が前記第1・第2台本体(1a)(1b)に固定される。
【0039】更に、この実施の形態1の前記第1・第2
台本体(1a)(1b)を、図16に示す構成に変形してもよ
い。このものでは、前記第1台本体(1a)の上記上壁(10
1) に於ける前記第1凹陥部(12a) の構成壁部には、前
記第1台本体(1a)の軸方向の両端部に第1・第2透孔(1
11)(112)が設けられている。そして、前記第1凹陥部(1
2a) に嵌入される前記第2台本体(1b)の第2突出部(11
b) の上壁には、コ字状の切除部により形成され且つ上
下に弾性変形可能なストッパー片(121) が設けられ、そ
の先端には、上方に凸の隆起部(122) が設けられてい
る。
【0040】このものでは、前記第2突出部(11b) が第
1凹陥部(12a) 内に完全に没入した時点で、前記ストッ
パー片(121) の弾性復帰力により前記隆起部(122) が前
記第2透孔(112) に嵌入された状態となる。この状態で
は、前記隆起部(122) と前記第2透孔(112) が係合する
ことから、前記第1・第2台本体(1a)(1b)が縮小状態に
維持されるものとなる。
【0041】又、前記第1・第2台本体(1a)(1b)相互が
最も離反して、前記隆起部(122) が前記第2台本体(1b)
側の前記第1透孔(111) に嵌入した状態にて前記隆起部
(122) と前記第1透孔(111) とが係合し、これら両者が
抜止め状態に維持される。尚、前記係合状態から前記第
1・第2台本体(1a)(1b)の嵌合度合いを調節する際、あ
るいは、前記第1・第2台本体(1a)(1b)を完全に分離す
る際には、強制的に力を加えて、前記係合状態を解除す
る。 [実施の形態2]この実施の形態2の取付台は、既述の
請求項4、5に対応するものであり、その台本体(1)
は、図8〜図10に示すように、台形状断面の中空棒状
体に形成されている。そして、この台本体(1) の一端か
ら一定範囲は、その他の部分より一回り小さい断面のガ
イド部(15)となっている。
【0042】前記ガイド部(15)には、これに摺動可能な
大きさの台形状断面のリング体(3a)が外嵌している。こ
のリング体(3a)の外周寸法は、前記台本体(1) に於ける
前記ガイド部(15)の他の部分のそれに一致しており、前
記台本体(1) を安定的に載置できる。又、前記リング体
(3a)の上壁には、上記実施の形態1の第1筒部(6a)と同
様の第3筒部(6c)が垂下しており、この第3筒部(6c)
は、前記ガイド部(15)の上面に設けた上方開放の溝部(1
51) に余裕を持って挿入されている。この第3筒部(6c)
により、ピン挿入用の第3孔部(4c)が形成されている。
【0043】又、前記台本体(1) に於ける前記ガイド部
(15)の反対側の端縁から一定範囲には、前記ガイド部(1
5)側に向って所定間隔にて第4〜第6筒部(6d)(6e)(6f)
が設けられている。これら第4〜第6筒部(6d)(6e)(6f)
により、ピン挿入用の第4〜第6孔部(4d)(4e)(4f)が形
成されている。この取付台に上記足(91)(91)を固定する
には、先ず、前記リング体(3a)を前記ガイド部(15)に沿
って移動させることにより、前記台本体(1) に於ける前
記第3孔部(4c)の位置を変える。又、前記第4〜第6孔
部(4d)(4e)(4f)の内から一つを選択する。これにより、
前記第1孔部(4c)と、前記第4〜第6孔部(4d)(4e)(4f)
から選択されたものとの間隔を調節でき、この間隔を、
各々に固定される上記足(91)(91)の透孔(92)(92)の間隔
に合わせることができる。
【0044】そして、上記した実施の形態1と同様のピ
ン(5c)(5d)を前記透孔(92)(92)に一致した前記孔部に押
し込むと、前記実施の形態1と同様、前記足(91)(91)
が、この台本体(1) に固定されたものとなる。このもの
では、前記ピン(5c)(5d)の固定によって、前記足(91)(9
1)の間隔に合わせて前記リング体(3a)が前記台本体(1)
に対して相対移動阻止状態に位置決めされたものとなる
から、前記リング体(3a)を前記台本体(1) に固定する為
の手段を設ける必要がない。
【0045】尚、このものでは、前記第4〜第6孔部(4
d)(4e)(4f)相互の各ピッチが前記第3孔部(4c)の移動可
能量よりも小さい場合、これら相互の間隔をその最小間
隔から最大間隔までの範囲で途切れることなく連続調節
できる。従って、前記足(91)(91)相互の如何なる間隔寸
法にも対応可能である。又、この実施の形態2では、上
記リング体(3a)が、既述の請求項4に記載の可動部材
(3) である。この可動部材(3) は、前記リング体(3a)に
限定されない。
【0046】例えば、図12及び図13に示すように、
直方体状の台本体(1) の一端から一定範囲にその長手方
向に延びる上方開放の溝部(16)を設け、その両側壁の上
端に前記長手方向に沿って一対の凹部(161)(161)を設
け、これら凹部(161)(161)に、矩形のスライド板(3b)の
両側部分が収容される構成としてもよい。前記スライド
板(3b)には、その下面から突出する筒体(31)が設けられ
ており、この筒体(31)には、上記実施の形態と同様に、
ピン(5e)が押し込まれ、足(91)が固定される。このもの
では、前記スライド板(3b)が前記可動部材(3) である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1の取付台の斜視図
【図2】図1の取付台のIIーII断面図
【図3】図1の取付台のIIIーIII断面図
【図4】図1の取付台の使用説明図
【図5】図1の取付台に用いられるピン(5a)の縦断面図
【図6】図5のピン(5a)の軸部(52)の横断面図
【図7】図5のピン(5a)の使用時における変化を示す説
明図
【図8】本願発明の実施の形態2の取付台の斜視図
【図9】図8の取付台のIXーIX断面図
【図10】図8の取付台のXーX断面図
【図11】本願発明の他の実施の形態の取付台の斜視図
【図12】本願発明の他の実施の形態の取付台の平面図
【図13】図12の取付台の断面図
【図14】従来の取付台の使用状態の平面図
【図15】図14の取付台の斜視図
【図16】図1の取付台の変形例の斜視図
【符号の説明】
(1) ・・・台本体 (2) ・・・取付手段 (1a)・・・第1台本体 (1b)・・・第2台本体 (2a)・・・第1取付手段 (2b)・・・第2取付手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体の一対の足を支持する台本体(1)
    と、この台本体(1) に前記足を各別に固定する為の取付
    手段(2)(2)とからなり、前記取付手段(2)(2)相互の間隔
    を調節可能とした取付台において、 前記台本体(1) は、各々に前記取付手段(2) を備えた第
    1・第2台本体(1a)(1b)からなり、これら第1・第2台
    本体(1a)(1b)は、これら相互が接近・離反可能な状態に
    て嵌合する構成である取付台。
  2. 【請求項2】 前記第1・第2台本体(1a)(1b)の夫々に
    は、これら相互の対向端面から突出する突出部と、前記
    対向端面から凹んだ凹陥部とが設けられ、前記第1台本
    体(1a)の突出部が前記第2台本体(1b)の凹陥部に摺動自
    在に嵌入されると共に、前記第2台本体(1b)の突出部が
    前記第1台本体(1a)の凹陥部に摺動自在に嵌入される請
    求項1に記載の取付台。
  3. 【請求項3】 前記取付手段(2) は、前記台本体(1) の
    上面から下方に凹む態様に設けられた孔部(4) と、この
    孔部(4) に締まり嵌め状態に圧入される大きさで且つ頭
    部(51)を備えたピン(5) とからなる請求項1又は2に記
    載の取付台。
  4. 【請求項4】 物体の一対の足を支持する台本体(1)
    と、この台本体(1) に前記足を各別に固定する為の取付
    手段(2)(2)とからなり、前記取付手段(2)(2)相互の間隔
    を調節可能とした取付台において、 前記台本体(1) には、その一端から一定範囲にてスライ
    ド可能な可動部材(3)が設けられ、前記取付手段(2)(2)
    は、前記可動部材(3) に設けられた第1取付手段(2a)
    と、前記台本体(1) の他端から前記一端に向って所定間
    隔にて設けられた複数の第2取付手段(2b)(2b)とからな
    る取付台。
  5. 【請求項5】 前記取付手段(2) は、前記台本体(1) 又
    は前記可動部材(3)の上面から下方に凹む態様に設けら
    れた孔部(4) と、この孔部(4) に締まり嵌め状態に圧入
    される大きさで且つ頭部(51)を備えたピン(5) とからな
    る請求項4に記載の取付台。
  6. 【請求項6】 取付主体に設けられた合成樹脂製の円筒
    部(6) と、円柱状の合成樹脂製のピン(5) とからなり、
    前記ピン(5) は、その断面外周縁から突出し且つ軸線方
    向に延びる少なくとも一つの凸部又は凹部を備えた構成
    であり、前記円筒部(6) の内径は、前記ピン(5) の横断
    面の最大幅よりも小さく且つ最小幅よりも大きく設定さ
    れたピン取付構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009085465A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和装置の室外ユニット
CN107726014A (zh) * 2017-11-14 2018-02-23 湖州益成人防设备有限公司 一种便于安装的安防监控设备

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