JPH09164977A - スペアタイヤ脱着装置 - Google Patents

スペアタイヤ脱着装置

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JPH09164977A
JPH09164977A JP20107296A JP20107296A JPH09164977A JP H09164977 A JPH09164977 A JP H09164977A JP 20107296 A JP20107296 A JP 20107296A JP 20107296 A JP20107296 A JP 20107296A JP H09164977 A JPH09164977 A JP H09164977A
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JP
Japan
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carrier
base
spare tire
back door
frame
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Application number
JP20107296A
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English (en)
Inventor
Toyoichi Suzuki
豊一 鈴木
Keiichi Yano
圭一 矢野
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Individual
Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペアタイヤの脱着作業を、小さな操作力に
て行なえるようにする。 【解決手段】 バックドア8に取り付けられるベース
1、及び当該ベース1に対して相対回転運動が可能なよ
うに取り付けられるキャリヤ2を設ける。これらベース
1とキャリヤ2との間を相対回転運動が可能なように支
持するピボットシャフト4を設ける。また、このピボッ
トシャフト4の周りに、上記キャリヤ2を常にベース1
側へ押し戻すように作動するリターンスプリング3を設
ける。ベース1は、バックドア8側に取り付けられるベ
ースプレート11と、当該ベースプレート11に固定さ
れるベースフレーム12とからなる。キャリヤ2は、ス
ペアタイヤ9を包み込むように形成されたケージ状の形
態からなるものであって外枠を形成するキャリヤフレー
ム22、クロスフレーム25、ステー23、24からな
る。これらキャリヤ2とベース1との間を固定するロッ
ク装置5を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レジャービークル
あるいはオフロードカー等、スペアタイヤを車体後部の
バックドアあるいはその後方部等に設けられるアタッチ
メント上に搭載することとした自動車の、当該自動車に
おけるスペアタイヤの、その脱着を簡単に行なえるよう
にしたスペアタイヤ脱着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、上記レジャービークル等におい
ては、図9に示す如く、バックドア80等に、スペアタ
イヤ90がボルト・ナット等を用いて取り付けられるよ
うになっているものである。ところで、このようにして
取り付けられる上記スペアタイヤ90は、オフロード走
行等を考慮して、その径も大きなものが採用されてい
る。従って、スペアタイヤ90自体の質量も、かなり重
いものとなっている。また、その取り付けられる位置
も、図9に示す如く、リヤバンパ50よりも、上方の高
い所となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のレ
ジャービークル等におけるスペアタイヤは、バックドア
等の比較的高い位置に装着されるようになっているもの
であり、しかも、その質量も重いものであるところか
ら、その脱着作業は、大きな力(操作力)を必要とする
ものである。従って、女性ドライバー等が、タイヤのパ
ンク等に対処するために、図9に示すような従来のスペ
アタイヤ90を取り外したり、装着したりすることは、
不可能に近かった。このような問題点を解決するため
に、非力の者でも、小さな操作力にて、しかも簡単な操
作にて、上記スペアタイヤの脱着を行なうことのできる
ようにした、スペアタイヤ脱着装置を提供しようとする
のが、本発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、請求項1記載の発明においては、車両の
バックドア等に取り付けられるスペアタイヤの、その脱
着を簡単な操作にて行なうことのできるようにしたスペ
アタイヤ脱着装置に関して、バックドアの外表面部に取
り付けられるベースと、当該ベースの下方部に、当該ベ
ースと相対回転運動が可能なように取り付けられるもの
であって、その上下方向の長さが、スペアタイヤの直径
と同等若しくはそれ以上の値を有するように形成された
キャリヤと、当該キャリヤを上記ベース側に常時押し付
けるように作動するリターンスプリングとを有する構成
からなるようにした。
【0005】このような構成を採ることにより、本発明
においては、次のような作用を呈することとなる。すな
わち、車両のバックドアに装着されているスペアタイヤ
を取り外すに当っては、まず、当該スペアタイヤをバッ
クドアに固定しているボルト・ナット等を取り外す。そ
して、上記バックドアに対してフリーな状態となったス
ペアタイヤを、本発明にかかるキャリヤ側へ移動させ
る。そして、このような状態において、当該キャリヤの
一部(上端部)を作業者の手で押えながら、当該キャリ
ヤを回転運動させる(図3参照)。なお、このときの作
業者の手に入力される負荷(力)は、上記スペアタイヤ
の重量(質量)の約半分の値に相当するものである。ま
た、上記キャリヤには、当該キャリヤをベース側、すな
わち、バックドア側へ、常時押し戻すように作動するリ
ターンスプリングのばね反力が作用している。これらの
ことより、上記キャリヤの回転操作は比較的軽い力にて
行なわれることとなる。
【0006】次に、このような状態から、更に上記キャ
リヤを回転運動させ、当該キャリヤの先端部が地面と接
触するまで作動させる。これによって、スペアタイヤ
は、図1に示す如く、キャリヤ上に乗った状態で、地面
に近い位置まで降下した状態となる。従って、作業者
は、このような状態のスペアタイヤを持ち運ぶこと等に
よって、当該スペアタイヤを所定の位置へと比較的簡単
に移動させることができるようになる。すなわち、スペ
アタイヤと他のタイヤとの間におけるタイヤ(車輪)の
交換作業等を簡単に行なうことができるようになる。
【0007】次に、すでに取り外されているタイヤ(ス
ペアタイヤ)をバックドア側へ取り付ける(装着する)
に当っては、上記とは逆の手順にて、装着作業が行なわ
れる。すなわち、まず、図1に示す如く、その先端部
(上端部)が地面に接触するように展開されたキャリヤ
の上に、スペアタイヤを搭載する。なお、この搭載作業
は、地面に近い、比較的低い位置にて行なわれるので、
従来のものにおけるような、リヤバンパの上方部まで重
いスペアタイヤを持ち上げるのとは異なり、比較的簡単
に行なえる。そして、このようにキャリヤ上にスペアタ
イヤが搭載された状態において、当該キャリヤの先端部
に近い一端を持って、当該キャリヤを持ち上げることに
よって、上記スペアタイヤは、上記バックドアの所定の
位置へと移動させられることとなる。
【0008】なお、このような一連の操作を行なうに当
っては、上記取り外し作業の場合と同様、本キャリヤに
は、リターンスプリングのばね反力が作用しているこ
と、更には、キャリヤの先端部には、レバー比により、
スペアタイヤの重量(質量)の約半分の値に相当する力
しか作用していないことより、上記装着作業は、比較的
簡単に、かつ、小さな力で行なわれることとなる。そし
て、このようにして上記スペアタイヤがバックドアの所
定の位置に移動させられた状態において、上記ボルト・
ナット等を取り付けることによって、スペアタイヤのバ
ックドアへの装着が行なわれることとなる。
【0009】次に、請求項2記載の発明について説明す
る。本発明の構成も、その基本的な点は、上記請求項1
記載のものと同じである。異なるところは、上記キャリ
ヤが、スペアタイヤを完全に包み込むようにしたことで
ある。特に、上下方向においては、上記スペアタイヤを
上記キャリヤが完全に包み込む、すなわち、覆うように
し、これによって当該キャリヤにスペアタイヤを搭載し
た状態で、当該キャリヤを作動させて、その先端部が地
面に接触するように作動させた場合、図1に示す如く、
上記キャリヤの先端部(キャリヤフレームの上端部)
が、完全に地面と接触して、当該地面を確実に捉えるよ
うになっていることである。これによって、質量の重い
スペアタイヤを、安全に地面上に降ろすことができるよ
うになる。
【0010】次に、請求項3記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項1及び
請求項2記載のものと同じである。その特徴とするとこ
ろは、リターンスプリングを設けないようにしたことで
ある。すなわち、車両のバックドア等に取り付けられる
スペアタイヤの、その脱着を簡単な操作にて行なうこと
のできるようにしたスペアタイヤ脱着装置に関して、バ
ックドアの外表面部に取り付けられるベースと、当該ベ
ースの下方部に、当該ベースと相対回転運動が可能なよ
うに取り付けられるものであって、その上下方向の長さ
が、スペアタイヤの直径と同等若しくはそれ以上の値を
有するように形成されたキャリヤと、からなる構成を採
ることとした。このような構成を採ることにより、本発
明のものにおいては、上記スペアタイヤの脱着作業が、
比較的小さな力にて、簡単に行なえるようになる。すな
わち、本キャリヤ上に上記スペアタイヤを搭載した状態
で本キャリヤを上下動させるに当っては、本キャリヤの
下端部が上記ベースの下端部に相対回転運動可能なよう
に取り付けられているので、作業者は、このような回転
中心を支点にして、上記キャリヤの先端部(上端部)を
手で把んで操作することによって、比較的簡単に、か
つ、安全に、スペアタイヤの移動を行なうことができる
ようになる。特に、この移動操作において、上記スペア
タイヤは、上記キャリヤのほぼ中間点に搭載されるよう
になっているので、作業者の手のところには、そのレバ
ー比によって、上記スペアタイヤの質量の約半分の値に
相当する力しか作用しないようになる。その結果、上記
作業者は、比較的小さな力にて、簡単に、上記作業(操
作)を行なうことができるようになる。
【0011】次に、請求項4記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項3記載
のものと同じである。その特徴とするところは、上記請
求項3記載のものに加えて、更に、上記キャリヤが上記
ベースに対して相対回転運動可能なように取り付けられ
る、その回転中心付近に、当該キャリヤが直立状態にな
ったときに、当該キャリヤを直立状態に保持するラチェ
ット式の保持機構(保持装置)を設けるようにしたこと
である。すなわち、車両のバックドア等に取り付けられ
るスペアタイヤの、その脱着を簡単な操作にて行なうこ
とのできるようにしたスペアタイヤ脱着装置に関して、
車両のバックドア外表面部に取り付けられるベースと、
当該ベースの下方部に、当該ベースと相対回転運動が可
能なように取り付けられるものであって、その上下方向
の長さが、スペアタイヤの直径と同等若しくはそれ以上
の値を有するように形成されたキャリヤと、当該キャリ
ヤが、上記ベースに対して相対回転運動可能なように取
り付けられる、その回転中心付近に設けられるものであ
って、当該キャリヤがほぼ直立の状態に立てられた状態
において、当該キャリヤを直立の状態に保持するように
作動する保持機構(保持装置)と、からなる構成を採る
こととした。このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては、上記キャリヤを持ち上げて、ほぼ直
立状態に設置(セット)すると、当該キャリヤの回転中
心付近に設けられたラチェット式の保持機構が作動し、
本キャリヤを、上記直立の状態に保持することとなる。
従って、例えば、本キャリヤ上にスペアタイヤを搭載し
た状態で本キャリヤを持ち上げ、上記スペアタイヤを上
記ベース上等に装着する場合、上記スペアタイヤが上記
ベース上の所定の位置に持ち上げられた状態において、
当該スペアタイヤを保持しているキャリヤは、この位置
で仮止めされることとなる。その結果、上記キャリヤが
逆回転して元へ(下方へ)戻ってしまうと言うような不
都合の生ずることがなくなり、スペアタイヤ脱着作業の
安全性が確保されることとなる。
【0012】次に、請求項5記載の発明について説明す
る。本発明の構成も、その基本的な点は、上記請求項1
ないし請求項4記載の発明と同じである。異なるところ
は、上記構成に加えて、ベースとキャリヤとの間に、当
該キャリヤが上記ベースから離れたりすることの無いよ
うに、ロック装置が設けられている点である。すなわ
ち、上記キャリヤは、基本的には上記ベースに対して、
その下方部に設けられた相対回転中心点を支点にして回
転運動が可能なようになっているので、本スペアタイヤ
脱着装置を作動させないときには、本キャリヤがベース
側から離れないようにしておく必要がある。これに対処
するため、上記キャリヤをベース側へ固定しておくロッ
ク装置を設けることとしている。このようなロック装置
を設けることによって、車両の走行中において、キャリ
ヤが振動等によりガタ付いたりすることがないようにし
ているものである。
【0013】次に、請求項6記載の発明について説明す
る。本発明の構成も、その基本的な点は、上記請求項1
ないし請求項5記載の発明と同じである。異なるところ
は、上記ベースが、バックドアではなく、バックドアと
は別個に設けられたアタッチメントに取り付けられるよ
うになっていることである。すなわち、車両のうちに
は、上記スペアタイヤが、バックドアではなく、当該バ
ックドアの後方部に別体にて形成されたアタッチメント
上に搭載されるようになっているものがある。このよう
なタイプの車両(自動車)においては、本発明にかかる
スペアタイヤ脱着装置は、バックドアにではなく、上記
アタッチメント上に取り付けられることとなる。このよ
うなタイプの車両に対応させるため、上記ベースを上記
アタッチメントに取り付けることとした構成を採ること
とした。従って、その他の構成及び作用については、上
記請求項1記載ないし請求項5記載のものと全く同じで
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図8を基に説明する。本発明の第一の実施の形
態に関するものの、その構成は、図1に示す如く、バッ
クドア8等に取り付けられるベース1と、当該ベース1
の下方部にピボットシャフト4を介して取り付けられる
ものであって、上記ベース1に対して相対回転運動が可
能なように取り付けられるキャリヤ2と、当該キャリヤ
2を、上記ピボットシャフト4の中心であるO4 点を支
点にして、常時上記ベース1側へ戻すように作動するリ
ターンスプリング3と、からなることを基本とするもの
である。
【0015】このような基本構成において、上記ベース
1は、バックドア8等への取付部をなすベースプレート
11と、当該ベースプレート11にボルト・ナット等の
締結手段92を介して結合されるベースフレーム12と
からなるものである。なお、このような基本構成におい
て、上記ベースプレート11とベースフレーム12との
結合は、上記締結手段92によるものの外に、溶接手段
等によるものも考えられる。また、このようなベースプ
レート11を介するものの外に、上記ベースフレーム1
2を、直接バックドア8等に取り付けるような構成から
なるものであっても良い。また、本実施の形態のものに
おいては、上記ベースプレート11と、スペアタイヤ9
をバックドア8側に取り付けるための取付ブラケット8
8とが、ボルト・ナット等からなる締結手段91にて、
共締めの状態でバックドア8に取り付けられるようにな
っているが、必ずしもこのような構成に限定されるもの
ではない。例えば、上記取付ブラケット88とベースプ
レート11とを溶接手段等にて一体化しておき、このよ
うな状態のものを上記バックドア8に取り付けるように
した構成からなるものであっても良い。
【0016】次に、このような構成からなるベース1
に、その下方部において、相対回転運動が可能なように
(図2参照)取り付けられるキャリヤ2は、図2及び図
3に示す如く、上記スペアタイヤ9を完全に収納するよ
うな形態からなるものである。すなわち、本キャリヤ2
は、当該キャリヤ2の外郭を形成するキャリヤフレーム
22と、当該キャリヤフレーム22を基礎として、その
内側に設けられるクロスフレーム25、ステー23、2
4と、からなるものである。そして、これら構成からな
る各フレーム等が上記スペアタイヤ9を完全に覆うよう
になっており、いわゆるケージを形成するようになって
いるものである。特に、その上下方向においては、図1
及び図2に示す如く、キャリヤフレーム22の上端部
(キャリヤ先端部)221を形成する部分が、スペアタ
イヤ9の外周部よりも外側に来るように設定されてい
る。また、当該キャリヤ2内に上記スペアタイヤ9が収
納(搭載)された状態で、当該キャリヤ2が展開された
とき、最終的には上記キャリヤ先端部221が、地面に
接触(接地)し、当該キャリヤ2が固定されるようにな
っているものである。すなわち、上記キャリヤ先端部2
21は、図1に示す如く、ダウンストッパの一部を形成
するようになっているものである。
【0017】このような構成からなる上記ベース1とキ
ャリヤ2とが相対回転運動を行なう、その中心部には、
図1及び図2に示す如く、左右のフレーム間を橋渡しす
るようにピボットシャフト4が設けられている。そし
て、このピボットシャフト4の両端末部は、上記ベース
フレーム12の下端部に設けられたブラケット15に固
定されるようになっているものである。従って、上記キ
ャリヤ2は、このピボットシャフト4の中心点であるO
4 点を支点にして、上記ベース1に対して相対回転運動
ができるようになっている。また、このような構成から
なるピボットシャフト4の周りにはコイルスプリング状
のリターンスプリング3が設けられている。そして、こ
のリターンスプリング3の一方の端部31側は、フック
状になっており、キャリヤフレーム22に係合するよう
になっているとともに、他方の端部33側は上記ピボッ
トシャフト4に設けられたストッパ部45に係合するよ
うになっている。なお、このリターンスプリング3は、
上記キャリヤ2を常時ベース1側へ戻すように作動する
ものであるので、特に、上記ピボットシャフト4のとこ
ろに設けられる必要はなく、例えばベースフレーム12
とキャリヤフレーム22との間に設置されるようなもの
であっても良い。要は、上記キャリヤ2を上記ベース1
側へ戻すように作動するものであれば良い。
【0018】このような構成からなる上記キャリヤ2と
ベース1との間には、図4に示す如く、上記キャリヤ2
とベース1とが離れないように固定しておくためのロッ
ク装置5が設けられるようになっている。このロック装
置5は、上記ベースフレーム12の下端部に設けられた
ストッパ122のところに設けられた雌ネジ部125と
係合する雄ネジ部55と、当該雄ネジ部55に回転トル
クを与える役目を果たすノブ部51とからなることを基
本とするものである。そして、このような構成からなる
ロック装置5の上記雄ネジ部55が、上記キャリヤフレ
ーム22の下方部に設けられた係合穴225を貫通し、
更に上記ベースフレーム12の雌ネジ部125とネジ結
合することによって、上記キャリヤフレーム22がベー
スフレーム12に固定されるようになっているものであ
る。
【0019】また、このようなロック装置5を装着する
に当っては、図4に示す如く、カバー7を共締めの状態
で装着することも可能である。すなわち、上記ロック装
置5の雄ネジ部55を、上記カバー7のロック装置取付
穴75を貫通させるように取り付け、このような状態の
ものを、上記ベースフレーム12の雌ネジ部125に係
合させ、そして上記ノブ部51を締め付けることによっ
て、上記カバー7とロック装置5とが同時に装着される
こととなる。そして更に、上記ベースフレーム12のス
トッパ122とキャリヤフレーム22の背面とが接触す
るまで上記ノブ部51を締め付けることによって、ロッ
ク装置5のロック機能が発揮されることとなる。なお、
このようなロック装置5としては、このような機構に限
定されるものではなく、例えばワンタッチ式のレバー機
構等からなるものであっても良いし、また、その取付場
所も、上記キャリヤフレーム22の上端部(先端部)等
であっても良い。そして、このキャリヤフレーム22の
先端部に形成されるキャリヤ先端部221とバックドア
8の上端部とが係合することによって、キャリヤ2が固
定されるような構成からなるものであっても良い。
【0020】このような構成からなるベース1及びキャ
リヤ2を主体とした機構が、バックドア8の外表面部等
に取り付けられることによってスペアタイヤ脱着装置が
形成されることとなる。なお、本実施の形態において
は、スペアタイヤ9がバックドア8に装着される場合に
ついて述べてきたが、例えば上記スペアタイヤ9が上記
バックドア8ではなく、当該バックドア8の更に後方部
であって、当該バックドア8とは別個に設けられたアタ
ッチメント等に搭載されるタイプのものにおいては、上
記ベース1は、上記アタッチメントに取り付けられるこ
ととなる。この場合においても、ベース1のベースプレ
ート11がアタッチメントに取り付けられることの外
は、すべて上記バックドア8に装着される場合のもの
と、その構成は変わるところが無い。
【0021】このような構成からなる本実施の形態のも
のについての、その作用等について説明する。すなわ
ち、車両のバックドア8に装着されているスペアタイヤ
9を取り外すに当っては、まず、当該スペアタイヤ9を
バックドア8の取付ブラケット88に固定しているボル
ト・ナット等からなる締結手段99を取り外す(図2参
照)。そして、このようにしてバックドア8に対してフ
リーな状態となったスペアタイヤ9を、図2に示す如
く、キャリヤ2側へ移動させる。このような状態におい
て、当該キャリヤ2の上端部(キャリヤ先端部)221
付近を作業者の手で押えながら、当該キャリヤ2を、図
3の状態に回転運動させる。なお、このときの作業者の
手に入力される負荷(力)は、上記スペアタイヤ9の質
量の約半分の値に相当するものである。また、上記キャ
リヤ2には、当該キャリヤ2をベース1側、すなわち、
バックドア8側へ、常時押し戻すように作動するリター
ンスプリング3のばね反力が作用している。これらのこ
とより、上記キャリヤ2の回転操作は比較的軽い力にて
行なわれることとなる。
【0022】次に、このような状態から、更に上記キャ
リヤ2を回転運動させ、当該キャリヤ2の上端部(キャ
リヤ先端部)221が地面と接触するまで作動させる。
これによって、スペアタイヤ9は、図1に示す如く、キ
ャリヤ2上に乗った状態で、地面に近い位置まで降下し
た状態となる。従って、作業者は、このような状態のス
ペアタイヤ9を持ち運ぶこと等によって、所定の位置へ
と比較的簡単に移動させることができるようになる。す
なわち、スペアタイヤ9と他のタイヤ(車輪)との交換
等をすることができるようになる。
【0023】次に、すでに取り外されているタイヤ(ス
ペアタイヤ)9をバックドア8側へ取り付ける(装着す
る)に当っては、上記とは逆の手順にて、装着作業が行
なわれる。すなわち、まず、図1に示す如く、キャリヤ
先端部221が地面に接触するように展開されたキャリ
ヤ2の上に、具体的には、クロスフレーム25、ステー
23、24の上に、スペアタイヤ9を搭載する。なお、
この搭載作業は、地面に近い、比較的低い位置にて行な
われるので、従来のものにおけるような、リヤバンパの
上方部まで重いスペアタイヤ9を持ち上げるのとは異な
り、比較的簡単に行なわれる。そして、このようにキャ
リヤ2上にスペアタイヤ9が搭載された状態において、
キャリヤ先端部221に近い一端を持って、当該キャリ
ヤ2を持ち上げる(図3参照)。これらによって、上記
スペアタイヤ9は、上記バックドア8の所定の位置へと
移動させられることとなる。
【0024】なお、このような一連の操作を行なうに当
っては、上記取り外し作業の場合と同様、本キャリヤ2
には、リターンスプリング3のばね反力が作用している
こと、更には、キャリヤ2の上端部(キャリヤ先端部)
221には、レバー比により、スペアタイヤ9の重量
(質量)の約半分の値に相当する負荷しか作用していな
いことより、上記装着作業は、比較的簡単に、かつ、小
さな力で行なわれることとなる。そして、このようにし
て上記スペアタイヤ9がバックドア8の所定の位置に移
動させられた状態において、上記ボルト・ナット等から
なる締結手段99を取付ブラケット88に締結すること
によって、スペアタイヤ9のバックドア8への装着が完
了することとなる。
【0025】そして、このような状態において、上記キ
ャリヤフレーム22の下方部とベースフレーム12の下
方部のストッパ122との間を接触させるとともに、当
該ストッパ122のところに設けられた雌ネジ部125
のところに、上記ロック装置5を装着することによっ
て、上記キャリヤ2の固定が行なわれる。そして、この
ようにロック装置5が装着されることによって、車両の
走行中において、キャリヤ2が振動等によりガタ付いた
りすることが無くなる。
【0026】次に、本発明の第二の実施の形態につい
て、図5ないし図8を基に説明する。このものも、その
基本的な点は、上記第一の実施の形態に関するものと同
じである。その特徴とするところは、上記第一の実施の
形態のものに対して、リターンスプリングが設けられて
いないことである。すなわち、本第二の実施の形態に関
するものの、その構成は、図5に示す如く、バックドア
等に取り付けられるベース1と、当該ベース1の下方部
に、その下端部が相対回転運動可能なように取り付けら
れるキャリヤ2と、からなることを基本とするものであ
る。
【0027】このような基本構成において、上記ベース
1は、バックドア等への取付部をなすベースプレート1
1と、当該ベースプレート11にボルト・ナット等の締
結手段92を介して結合されるベースフレーム12とか
らなるものである。なお、このような基本構成におい
て、上記ベースプレート11とベースフレーム12との
結合は、上記第一の実施の形態に関するものと同様、上
記締結手段92によるものの外に、溶接手段等によるも
のも考えられる。また、このようなベースプレート11
を介するものの外に、上記ベースフレーム12を、直接
バックドア等に取り付けるような構成からなるものであ
っても良い。また、上記ベースプレート11、及びスペ
アタイヤ9をバックドア側に取り付けるための取付ブラ
ケット周りの構成についても、上記第一の実施の形態の
ものと同様、ボルト・ナット等の締結手段にて共締めの
状態でバックドアに取り付けるようになっているもの、
あるいは取付ブラケットとベースプレート11とを溶接
手段等にて一体化しておき、このような状態のものを上
記バックドアに取り付けるようにしたもの等が考えられ
る。
【0028】次に、このような構成からなるベース1
に、その下方部の回転中心(O4 点)において、相対回
転運動が可能なように取り付けられるキャリヤ2は、図
5に示す如く、上記スペアタイヤ9を完全に収納するよ
うな構成からなるものである。すなわち、本キャリヤ2
は、当該キャリヤ2の外郭を形成するキャリヤフレーム
22にて形成されるようになっているものである。そし
て、これら構成からなるキャリヤフレーム22が上記ス
ペアタイヤ9を完全に覆うようになっているものであ
る。特に、その上下方向においては、図5に示す如く、
キャリヤフレーム22の上端部(キャリヤ先端部)22
1を形成する部分が、スペアタイヤ9の外周部よりも外
側に来るように設定されている。また、当該キャリヤ2
内に上記スペアタイヤ9が収納(搭載)された状態で、
当該キャリヤ2が展開されたとき、最終的には、上記第
一の実施の形態のものと同様、上記キャリヤ先端部22
1が地面に接触(接地)し、当該キャリヤ2が固定され
るようになっているものである(図1参照)。すなわ
ち、上記キャリヤ先端部221は、ダウンストッパの一
部を形成するようになっているものである。
【0029】このような構成からなる上記ベース1とキ
ャリヤ2とが相対回転運動を行なう、その中心(O4
点)部付近には、図6ないし図8に示すような保持機構
(保持装置)6が設けられるようになっている。この保
持機構6は、具体的には、図7に示す如く、ベースフレ
ーム12の先端部にハート形の係合カム121及び当該
係合カム121の一部に形成された係合部61と、当該
係合カム121及び係合部61と係合するものであって
キャリヤフレーム22の、その先端部に設けられた係合
爪62と、からなることを基本とするものである。
【0030】このような基本構成において、上記係合爪
62は、その一方の端部側が二股状の凸起状爪にて形成
されているとともに、反対側の端部は円筒状のジャーナ
ル部622が形成されるようになっているものである。
このような構成からなるものにおいて、上記二股状の凸
起状爪の先端部621のところは、上記ベースフレーム
12側の係合部61と係合するようになっているもので
ある。また、このような二股状の凸起状爪の根元のとこ
ろにはフランジ624が設けられるようになっていると
ともに、その先のところには円筒状のジャーナル部62
2が形成され、更に、その先端部のところには雄ネジ部
623が設けられるようになっている。そして、このよ
うな構成からなるものにおいて、上記ジャーナル部62
2のところには、外径部側にネジ部(外径ネジ部)64
1を有する軸受ナット64が摺動可能なように装着さ
れ、そして、このような状態において、上記雄ネジ部6
23のところにはナット63がネジ結合されるようにな
っているものである。
【0031】このような構成からなる係合爪62等のア
センブリされたものが、カップ状の形態からなるもので
あって上記キャリヤフレーム22の先端部のところに溶
接手段等により固定されているホルダ67内に、コイル
スプリング等からなるスプリング65を間に介在させた
状態で設置されるようになっている。なお、この係合爪
62等のアセンブリされたものの、上記ホルダ67内へ
の装着は、上記係合爪62等のアセンブリされたものに
おいて、すでにジャーナル部622のところに装着され
ている軸受ナット64の、その外径側に設けられた外径
ネジ部641を、上記ホルダ67の雌ネジ部671のと
ころにネジ結合させることによって行なわれる(図8参
照)。なお、このような構成において、上記キャリヤフ
レーム22の先端部のところには、図6及び図7に示す
如く、上記係合爪62と平行に2枚のプレート等からな
るヨーク部66、66’が設けられているので、上記係
合爪62等からなるアセンブリ体が上記キャリヤフレー
ム22の先端部に装着された状態において、上記ヨーク
部66、66’の先端部と上記係合カム121の中心点
(O4 点)とをピン68にて結合することによって、ベ
ースフレーム12とキャリヤフレーム22との結合が行
なわれることとなる。なお、このような構成からなるも
のにおいて、上記相対回転中心(O4 点)部の周りに
は、図6に示すようなカバー29が設けられるようにな
っている。これらによって、ベース1に対して相対回転
運動が可能なように設けられたキャリヤ2が形成される
こととなる。また、このような構成において、キャリヤ
2が直立の状態に立てられると、上記キャリヤフレーム
22の先端部に設けられた係合爪62がスプリング65
のばね反力によって押し出され、上記係合カム121に
形成された係合部61のところに、上記係合爪62の、
その先端部621が係合し、本キャリヤ2を直立状態に
保持することとなる。すなわち、上記保持装置6は、キ
ャリヤ2を、直立状態に保持(仮保持)するようになっ
ているものである。
【0032】このような構成からなる上記キャリヤ2と
ベース1との間には、上記第一の実施の形態のものにお
けると同様、例えば図4に示すようなロック装置5が設
けられるようになっている。なお、このロック装置5
は、このような機構に限定されるものではなく、例えば
ワンタッチ式のレバー機構等からなるものであっても良
いし、また、その取付場所も、上記キャリヤフレーム2
2の上端部(先端部)等であっても良い。そして、この
キャリヤフレーム22の先端部に形成されるキャリヤ先
端部221とバックドアの上端部とが係合することによ
って、キャリヤ2が固定されるような構成からなるもの
であっても良い。
【0033】このような構成からなるベース1及びキャ
リヤ2を主体とした機構が、バックドアの外表面部等に
取り付けられることによってスペアタイヤ脱着装置が形
成されることとなる。なお、本実施の形態においては、
スペアタイヤ9がバックドアに装着される場合について
述べてきたが、例えば上記スペアタイヤ9が上記バック
ドアではなく、当該バックドアの更に後方部であって、
当該バックドアとは別個に設けられたアタッチメント等
に搭載されるタイプのものにおいては、上記ベース1
は、上記アタッチメントに取り付けられることとなる。
この場合においても、ベース1のベースプレート11が
アタッチメントに取り付けられることの外は、すべて上
記バックドアに装着される場合のものと、その構成は変
わるところが無い。
【0034】このような構成からなる本実施の形態(第
二の実施の形態)のものについての、その作用等につい
て説明する。なお、本第二の実施の形態に関するもの
の、その作用等も、上記第一の実施の形態のものと、そ
の基本的な点は同じである。その特徴とするところは、
リターンスプリングを廃するようにしたことと、相対回
転中心点(O4 点)付近にラチェット式の保持機構(保
持装置)6を設けるようにしたことである。その結果、
スペアタイヤ9をキャリヤ2上に搭載した状態で持ち上
げる(リフトアップする)場合に、リターンスプリング
によるリフトアップ力の軽減化を図ることはできない
が、上記スペアタイヤ9がキャリヤ2のほぼ中央部に搭
載されるようになっているので、レバー比の作用によっ
て、リフトアップする作業者の手には、スペアタイヤ9
の質量の約半分の値に相当する荷重(負荷)しか加わら
ないようになる。従って、作業者は、軽い操作力にて、
スペアタイヤ9の脱着作業を行なうことができるように
なる。また、これらに加えて、本実施の形態のものにお
いては、上記キャリヤ2を持ち上げて、ほぼ直立状態に
立てた(セットした)とき、当該キャリヤ2の回転中心
(O4 点)付近に設けられたラチェット式の保持機構6
が作動し、本キャリヤ2を、上記直立の状態に仮保持す
ることとなる。従って、例えば本キャリヤ2上にスペア
タイヤ9を搭載して本キャリヤ2を持ち上げ(リフトア
ップし)、上記スペアタイヤ9を上記ベース1上等に装
着する場合、上記スペアタイヤ9が上記ベース1上の所
定の位置に持ち上げられた状態において、当該スペアタ
イヤ9を保持しているキャリヤ2は、この位置で仮止め
(仮保持)されることとなる。その結果、上記キャリヤ
2が逆回転をして元へ(下方へ)戻ってしまうというよ
うな不都合の生ずることが無くなる。従って、スペアタ
イヤ9の脱着作業に関する、その安全性を確保すること
ができるようになる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、車両のバックドア等に
取り付けられるスペアタイヤの、その脱着を簡単な操作
にて行なうことのできるようにしたスペアタイヤ脱着装
置に関して、バックドアの外表面部に取り付けられるベ
ースと、当該ベースの下方部に、当該ベースと相対回転
運動が可能なように取り付けられるものであって、その
上下方向の長さが、スペアタイヤの直径と同等若しくは
それ以上の値を有するように形成されたキャリヤと、当
該キャリヤを上記ベース側に常時押し付けるように作動
するリターンスプリングとを有する構成からなるように
したので、重いスペアタイヤの脱着作業を、当該スペア
タイヤを上記キャリヤ上に搭載することによって、簡単
に、かつ、安全に行なうことができるようになった。特
に、上記キャリヤには、当該キャリヤをベース側に戻す
ように作動するリターンスプリングが設けられているこ
と等により、上記重いスペアタイヤが搭載された状態に
おいても、軽い操作力にて上記キャリヤを作動させるこ
とができるようになった。
【0036】また、上記キャリヤの一部には、当該キャ
リヤを上記ベース側あるいはスペアタイヤ側へ固定して
おくためのロック装置が設けられるようになっているの
で、このロック装置の作動により、車両の走行中におけ
る振動等によっても、上記キャリヤがガタ付いたりする
ことがなくなった。すなわち、本スペアタイヤ脱着装置
が、車体の振動等によってガタ付いたり、あるいはビビ
リ振動を起こしたりすることが無くなった。
【0037】また、キャリヤが、ベースに対して相対回
転運動可能なように取り付けられる、その回転中心付近
に、当該キャリヤがほぼ直立の状態に立てられた状態に
おいて、当該キャリヤを直立の状態に保持するように作
動する保持機構(保持装置)を設けるようにしたので、
上記キャリヤを持ち上げて、ほぼ直立の状態に設置(セ
ット)すると、当該キャリヤの回転中心付近に設けられ
たラチェット式の保持機構が作動して、本キャリヤを直
立の状態に保持することができるようになった。すなわ
ち、キャリヤ上にスペアタイヤを搭載した状態で本キャ
リヤを持ち上げ、上記スペアタイヤを上記ベース上等に
装着する場合において、上記スペアタイヤが上記ベース
上の所定の位置に持ち上げられた状態において、当該ス
ペアタイヤを保持しているキャリヤは、この位置で仮止
め(仮保持)されるようになった。その結果、上記キャ
リヤが逆回転して元へ(下方へ)戻ってしまうようなこ
とがなくなり、スペアタイヤ脱着作業時における安全性
の向上を図ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の全体構成を示す側面図である。
【図3】本発明にかかるスペアタイヤ脱着装置の作動状
態を示す図である。
【図4】本発明にかかるロック装置の全体構成を示す展
開斜視図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態にかかるものの、そ
の全体構成を示す斜視図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態にかかるベースとキ
ャリヤとの結合部周りの構成を示す展開斜視図である。
【図7】本発明の第二の実施の形態に関するものの、そ
の保持装置周りの全体構成を示す展開斜視図である。
【図8】本発明の第二の実施の形態に関するものの、そ
の保持装置についての全体構成を示す縦断面図である。
【図9】一般の車両におけるバックドアへのスペアタイ
ヤの装着状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ベース 11 ベースプレート 12 ベースフレーム 121 係合カム 122 ストッパ 125 雌ネジ部 15 ブラケット 2 キャリヤ 22 キャリヤフレーム 221 キャリヤ先端部(キャリヤフレーム上端部) 225 係合穴 23 ステー 24 ステー 25 クロスフレーム 29 カバー 3 リターンスプリング 31 端部 33 端部 4 ピボットシャフト 45 ストッパ部 5 ロック装置 51 ノブ部 55 雄ネジ部 6 保持装置(保持機構) 61 係合部 62 係合爪 621 先端部 622 ジャーナル部 623 雄ネジ部 624 フランジ 63 ナット 64 軸受ナット 641 外径ネジ部 65 スプリング 66 ヨーク部 66’ ヨーク部 67 ホルダ 671 雌ネジ部 68 ピン 7 カバー 75 ロック装置取付穴 8 バックドア 88 取付ブラケット 9 スペアタイヤ 91 締結手段 92 締結手段 99 締結手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のバックドア外表面部に取り付けら
    れるベースと、当該ベースの下方部に、当該ベースと相
    対回転運動が可能なように取り付けられるものであっ
    て、その上下方向の長さが、スペアタイヤの直径と同等
    若しくはそれ以上の値を有するように形成されたキャリ
    ヤと、当該キャリヤを上記ベース側に常に押し付けるよ
    うに作動するリターンスプリングと、からなることを特
    徴とするスペアタイヤ脱着装置。
  2. 【請求項2】 車両のバックドア外表面部に取り付けら
    れるベースと、当該ベースの下方部に、当該ベースと相
    対回転運動が可能なように取り付けられるものであっ
    て、スペアタイヤを少なくともその上下方向において完
    全に覆うことができるように形成されたキャリヤと、当
    該キャリヤを上記ベース側へ常に押し付けるように作動
    するリターンスプリングと、からなることを特徴とする
    スペアタイヤ脱着装置。
  3. 【請求項3】 車両のバックドア外表面部に取り付けら
    れるベースと、当該ベースの下方部に、当該ベースと相
    対回転運動が可能なように取り付けられるものであっ
    て、その上下方向の長さが、スペアタイヤの直径と同等
    若しくはそれ以上の値を有するように形成されたキャリ
    ヤと、からなることを特徴とするスペアタイヤ脱着装
    置。
  4. 【請求項4】 車両のバックドア外表面部に取り付けら
    れるベースと、当該ベースの下方部に、当該ベースと相
    対回転運動が可能なように取り付けられるものであっ
    て、その上下方向の長さが、スペアタイヤの直径と同等
    若しくはそれ以上の値を有するように形成されたキャリ
    ヤと、当該キャリヤが上記ベースに対して相対回転運動
    可能なように取り付けられる、その回転中心付近に設け
    られるものであって、当該キャリヤがほぼ直立の状態に
    立てられた状態において、当該キャリヤを直立の状態に
    保持するように作動する保持装置と、からなることを特
    徴とするスペアタイヤ脱着装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4記載のスペアタ
    イヤ脱着装置において、上記キャリヤを上記ベースから
    離れないように固定しておくロック装置を設けるように
    した構成からなることを特徴とするスペアタイヤ脱着装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5記載のスペアタ
    イヤ脱着装置において、上記ベースを、上記車両用バッ
    クドアの後方部に設けられるものであって当該バックド
    アとは別個に形成されるアタッチメントに取り付けるよ
    うにした構成からなることを特徴とするスペアタイヤ脱
    着装置。
JP20107296A 1995-10-12 1996-07-10 スペアタイヤ脱着装置 Pending JPH09164977A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20107296A JPH09164977A (ja) 1995-10-12 1996-07-10 スペアタイヤ脱着装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-291770 1995-10-12
JP29177095 1995-10-12
JP20107296A JPH09164977A (ja) 1995-10-12 1996-07-10 スペアタイヤ脱着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09164977A true JPH09164977A (ja) 1997-06-24

Family

ID=26512563

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JP20107296A Pending JPH09164977A (ja) 1995-10-12 1996-07-10 スペアタイヤ脱着装置

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JP (1) JPH09164977A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU757861B2 (en) * 2001-04-17 2003-03-06 John Raymond Taylor Spare wheel handling device for off road vehicles
CN114715297A (zh) * 2022-05-13 2022-07-08 浙江戴德隆翠汽车有限公司 一种拖挂房车备胎架及房车

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU757861B2 (en) * 2001-04-17 2003-03-06 John Raymond Taylor Spare wheel handling device for off road vehicles
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