JPH09164963A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置

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Publication number
JPH09164963A
JPH09164963A JP7330396A JP33039695A JPH09164963A JP H09164963 A JPH09164963 A JP H09164963A JP 7330396 A JP7330396 A JP 7330396A JP 33039695 A JP33039695 A JP 33039695A JP H09164963 A JPH09164963 A JP H09164963A
Authority
JP
Japan
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signal
steering angle
steering
target
collision
Prior art date
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Pending
Application number
JP7330396A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Yamawaki
茂 山脇
Yasuo Shimizu
康夫 清水
Katsuyuki Miyashita
勝行 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
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  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の前方衝突時に、運転者への衝撃を緩和
することが期待できる電動パワーステアリング装置を提
供する。 【解決手段】 目標電流設定手段21と、目標操舵角設
定手段25、目標信号切替手段26、操舵角信号変換手
段27、帰還信号切替手段28を有する操舵角設定手段
22と、偏差決定手段23と、駆動制御手段24とから
なる制御手段15を備えた電動パワーステアリング装置
1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動機の動力を
操舵補助力としてステアリング系に作用させ、運転者の
操舵力を軽減する電動パワーステアリング装置に係り、
特に車両の衝突時に電動機を駆動してハンドルを運転者
の衝撃が少ない位置に回転させる電動パワーステアリン
グ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動パワーステアリング装置にお
いて、運転者がハンドルを操作することによりハンドル
に作用する操舵トルクを検出し、この操舵トルクに対応
して電動機を駆動する目標電流信号を発生し、電動機が
発生する動力を操舵補助力としてステアリング系に付勢
して運転者の操舵力を軽減するよう構成されたものは知
られている。
【0003】図8に従来の電動パワーステアリングの要
部ブロック構成図を示す。図8において、電動パワース
テアリング装置は、操舵トルクセンサ12(操舵トルク
信号TS)に基づいて電動機制御信号VOを発生する制御
手段50、電動機制御信号VOに基づいて電動機10を
所定のデューティサイクルのパルス波形の電動機電圧V
MでPWM駆動する電動機駆動手段16、電動機10に
流れる電動機電流IMを検出して電動機電流信号IMO
制御手段50にフィードバック(負帰還)する電動機電
流検出手段54から構成される。
【0004】制御手段50はマイクロプロセッサを基本
に各種演算手段、メモリ手段および処理手段等で構成
し、目標電流設定手段51、偏差決定手段52、駆動制
御手段53を備える。
【0005】目標電流設定手段51はROM等のメモリ
を備え、予め設定した操舵トルク信号TSと目標電流信
号IMSの対応データを記憶しておき、操舵トルクセンサ
12が検出した操舵トルク信号TSに基づいて対応する
目標電流信号IMSが読み出され、偏差決定手段52に供
給される。
【0006】偏差決定手段52は減算機能を備え、目標
電流信号IMSと電動機電流検出手段54からの電動機電
流信号IMOの偏差ΔI(IMS−IMO)を演算し、偏差信
号ΔIが駆動制御手段53に供給される。
【0007】駆動制御手段53はPIDコントローラ、
方向切り替えオン信号、オフ信号および電動機制御のP
WM信号を発生する制御信号発生手段等を備え、偏差信
号ΔIにPID制御を施した後、PWM信号および方向
切替信号の電動機制御信号VOを発生し、この電動機制
御信号VOで電動機駆動手段16を介して電動機10を
PWM制御して偏差信号ΔIを速やかに0に収束するよ
う制御する。
【0008】電動機駆動手段16は、例えばパワーFE
T(電界効果トランジスタ)等のスイッチング素子4個
を用いたブリッジ回路で構成され、駆動制御手段53か
ら提供されるスイッチオン/オフ信号およびPWM信号
からなる電動機制御信号VOで、2個をペアとした二対
のパワーFETのそれぞれのペアを駆動制御することに
より、電動機10に供給する電動機電圧VMの電圧値と
方向が設定される。なお、電動機電圧VMの方向は、駆
動制御手段53から出力される電動機制御信号VOの極
性に対応した方向切り替えのオン信号とオフ信号により
決定される。
【0009】電動機電流検出手段54は、定電圧電源
(バッテリ電源)EOの中点電位(EO/2)を仮想接地
点した単一電源で駆動される差動増幅器で構成され、電
動機10と直列に接続された電流検知素子(例えば、抵
抗器)を流れる電動機電流IMの電圧降下を差動増幅
し、増幅した出力に対応した電動機電流信号IMOが偏差
決定手段52に供給される。
【0010】なお、電動機電流検出手段54は電流検知
素子(例えば、抵抗器)で検出した電動機電流IMを電
動機電流信号IMOとして偏差演算手段52にフィードバ
ック(負帰還)し、ステアリングの制御系の帰還路が形
成される。
【0011】このように、従来の電動パワーステアリン
グ装置は、操舵トルクに対応した目標電流信号IMSに、
電動機電流IMに対応した電動機電流信号IMOをフィー
ドバック(負帰還)させ、目標電流信号IMSと電動機電
流信号IMOの偏差ΔI(=I MS−IMO)に基づいて電動
機をPWM駆動するので、偏差ΔIを速やかに0に収束
させて電動機電流IMを目標電流信号IMSに一致させ、
操舵トルクに対応した補助操舵力をステアリング系に作
用させることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】車両の衝突を想定した
場合、運転者が受ける衝撃の1つにハンドルからの衝撃
が想定され、特に車両の前方衝突を想定した場合に、運
転者の胸部または頭部にハンドルからの衝撃を受ける確
率が高く、ハンドルと運転者との接触部が剛体部である
スポーク部に位置する場合の衝撃値が最も大きくなるこ
とがある場合が想定される。
【0013】従って、車両の前方衝突を想定した場合に
は、ハンドルと運転者との接触部と考えられるハンドル
上端部に剛体部であるスポーク部が位置することを回避
すれば、衝撃値を下げることが可能ではないかと考えら
れ、脆弱部であるハンドルのスポーク部から離れたリム
部を運転者との衝突想定位置であるハンドル上端部に位
置するようハンドルの操舵角を制御することが車両衝突
時の運転者の衝撃を軽減する可能性のある1つの対策と
考えられる。
【0014】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、その目的は車両の前方衝突を想定し、
衝突時にハンドルのスポーク部をハンドルの上端部から
できるだけ遠ざけ、運転者が受けるステアリングホール
からの衝撃を軽減する可能性のある電動パワーステアリ
ング装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1に係る電動パワーステアリング装置は、ステア
リング系の操舵角を検出する操舵角センサと、車両の衝
突を検出する衝突センサとを設けるとともに、制御手段
は、衝突センサから衝突信号が検出された場合には、操
舵トルク信号に代えて操舵角センサからの操舵角センサ
信号に基づいて電動機の駆動を制御し、ステアリング系
の操舵角を所定角度に設定する操舵角設定手段を備えた
ことを特徴とする。
【0016】衝突センサから衝突信号が検出された場合
に、操舵トルク信号に代えて操舵角センサからの操舵角
センサ信号に基づいて電動機の駆動を制御し、ステアリ
ング系の操舵角を所定角度に設定する操舵角設定手段を
備えたので、車両の衝突時に運転者がハンドルから余り
衝撃を受けない可能性のある位置にハンドルを調整する
ことができる。
【0017】請求項2に係る電動パワーステアリング装
置の制御手段は、操舵トルク信号に基づいて電動機の発
生するべき目標電流を設定する目標電流設定手段と、実
際に電動機に流れる電流を検出する電動機電流検出手段
と、目標電流設定手段からの信号と電動機電流検出手段
からの信号との偏差を演算する偏差決定手段と、この偏
差決定手段からの信号に基づいて電動機を駆動する電動
機制御信号を発生する駆動制御手段とを有しており、操
舵角設定手段は、操舵角センサからの操舵角センサ信号
に基づいて目標操舵角信号を設定する目標操舵角設定手
段と、操舵角センサ信号を対応する操舵角信号に変換す
る操舵角信号変換手段と、衝突センサからの衝突信号に
基づいて目標電流信号設定手段からの信号と目標操舵角
設定手段からの信号とを切替えて前記偏差決定手段へ出
力する目標信号切替手段と、衝突センサからの衝突信号
に基づいて電動機電流検出手段が検出した電動機電流信
号と操舵角信号変換手段からの操舵角信号とを切替えて
前記偏差決定手段へ出力する帰還信号切替手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0018】操舵角設定手段は、操舵角センサからの操
舵角センサ信号に基づいて目標操舵角信号を設定する目
標操舵角設定手段と、操舵角センサ信号を対応する操舵
角信号に変換する操舵角信号変換手段と、衝突センサか
らの衝突信号に基づいて目標電流信号設定手段からの信
号と目標操舵角設定手段からの信号とを切替えて前記偏
差決定手段へ出力する目標信号切替手段と、衝突センサ
からの衝突信号に基づいて電動機電流検出手段が検出し
た電動機電流信号と操舵角信号変換手段からの操舵角信
号とを切替えて前記偏差決定手段へ出力する帰還信号切
替手段とを備えたので、衝突時の目標操舵角信号と実際
の操舵角に対応した操舵角信号との偏差に基づいて電動
機を駆動し、運転者がハンドルから余り衝撃を受けない
可能性のある位置にハンドルを調整することができる。
また、上記ハンドルの調整を行う操舵角設定手段を既存
の電動パワーステアリング装置を大幅に変更することな
く実現することができる。
【0019】請求項3に係る操舵角設定手段は、衝突セ
ンサからの衝突信号に基づき、操舵角を車両の衝突時に
運転者が接触する位置にハンドルの脆弱部が位置するよ
うに設定することを特徴とする。
【0020】車両の衝突時に衝突センサからの衝突信号
に基づいてハンドルの操舵角を調整する操舵角設定手段
を備えたので、運転者がハンドルの脆弱部に接触するよ
うにすることができる。
【0021】請求項4に係る電動パワーステアリング装
置の制御手段は、操舵トルク信号に基づいて電動機の発
生するべき目標電流を設定する目標電流設定手段と、実
際に電動機に流れる電流を検出する電動機電流検出手段
と、目標電流設定手段からの信号と電動機電流検出手段
からの信号との偏差を演算する偏差決定手段と、この偏
差決定手段からの信号に基づいて電動機を駆動する電動
機制御信号を発生する駆動制御手段とを有しており、操
舵角設定手段は、操舵角センサからの操舵角センサ信号
に基づいて目標操舵角信号を設定する目標操舵角設定手
段と、衝突センサからの衝突信号に基づいて目標電流信
号設定手段からの信号と目標操舵角設定手段からの信号
とを切替えて偏差決定手段へ出力する目標信号切替手段
と、衝突センサからの衝突信号に基づいて電動機電流検
出手段が検出した電動機電流信号を遮断するスイッチ手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0022】操舵角設定手段は、操舵角センサからの操
舵角センサ信号に基づいて目標操舵角信号を設定する目
標操舵角設定手段と、衝突センサからの衝突信号に基づ
いて目標電流信号設定手段からの信号と目標操舵角設定
手段からの信号とを切替えて偏差決定手段へ出力する目
標信号切替手段と、衝突センサからの衝突信号に基づい
て電動機電流検出手段が検出した電動機電流信号を遮断
するスイッチ手段とを備えたので、運転者がハンドルか
ら余り衝撃を受けない可能性のある位置にハンドルを調
整することができる。
【0023】請求項5に係る操舵角設定手段は、衝突セ
ンサからの衝突信号に基づき、操舵角を車両の衝突時に
運転者が接触する位置にハンドルの剛体部が位置しない
ように設定することを特徴とする。
【0024】車両の衝突時に衝突センサからの衝突信号
に基づいてハンドルの操舵角を調整する操舵角設定手段
を備えたので、衝突時に運転がハンドルの剛体部に接触
しないようにすることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。なお、本発明は、操舵トル
クに対応した目標電流信号に代えて操舵角に対応した目
標操舵角信号で電動パワーステアリング装置の電動機を
駆動し、運転者がハンドルから余り衝撃を受けない可能
性のある位置にハンドルを調整することができるもので
ある。車両の前方衝突時にハンドルの上端部に常にリム
部が位置するよう操舵角を設定するようにするものであ
る。
【0026】図1はこの発明に係る電動パワーステアリ
ング装置の全体構成図である。図1において、電動パワ
ーステアリング装置1は、ハンドル17に一体的に設け
られたステアリング軸2に自在継ぎ手3A、3Bを備え
た連結軸3を介し、ステアリング・ギアボックス4内に
設けたラック&ピニオン機構5のピニオン5Aに連結さ
れて手動操舵力発生手段6を構成する。
【0027】ピニオン5Aに噛み合うラック歯7Aを備
え、これらの噛み合いにより往復運動するラック軸7
は、その両端にタイロッド8を介して操向輪としての左
右の前輪9が連結される。
【0028】このようにして、ハンドル17操舵時には
通常のラック&ピニオン式の手動操舵力発生手段6を介
し、マニュアルステアリングで前輪9を転動させて車両
の向きを変えている。
【0029】手動操舵力発生手段6による操舵力を軽減
するため、操舵補助力を供給する電動機10をラック軸
7と同軸的に配設し、ラック軸7と同軸に設けられたボ
ールねじ機構11を介して推力に変換し、ラック軸7
(ボールねじ軸11A)に作用させる。
【0030】ステアリング・ギアボックス4内には運転
者の手動操舵トルクの方向と大きさを検出する操舵トル
クセンサ12、運転者の操作するハンドル17の操舵角
の方向と大きさを検出する操舵角センサ13を配置し、
操舵トルクセンサ12が検出した操舵トルクに対応した
電気信号の操舵トルク信号TS、操舵角センサ13が検
出した操舵角に対応した電気信号の操舵角センサ信号θ
Sのそれぞれを制御手段15に提供する。
【0031】また、ハンドル17にはエアバッグ19起
動用の衝突センサ14を設け、衝突時の衝撃を検出して
衝突信号CSを制御手段15に提供する。なお、本実施
の形態では衝突センサ14をエアバッグ19に設けた
が、車両の所定箇所に配置した加速度センサで代替して
もよい。
【0032】制御手段15はマイクロプロセッサを基本
に各種演算手段、処理手段、信号発生手段、メモリ等で
構成し、操舵トルクセンサ12からの操舵トルク信号T
Sに対応する目標電流信号(IMS)に基づいて電動機制
御信号VO(例えば、方向切り替えのオン信号と電動機
制御のPWM信号)を発生して電動機駆動手段16を介
して電動機10を駆動制御する。
【0033】また、制御手段15は操舵角設定手段を備
え、衝突センサ14から衝突信号CSが検出された場合
には、操舵トルクセンサ12からの操舵トルク信号TS
に代えて操舵角センサ13からの操舵角センサ信号θS
に基づいて電動機10の駆動を制御し、ステアリング系
の操舵角を所定角度に設定するよう制御する。
【0034】電動機駆動手段16は、例えば4個のパワ
ーFET(電界効果トランジスタ)のスイッチング素子
からなるブリッジ回路で構成し、電動機制御信号VO
基づいて所定のデューティサイクルのパルス波形の電動
機電圧VMを出力して電動機10をPWM駆動する。
【0035】電動機電流検出手段18は電動機10に実
際に流れる電動機電流IMを検出し、電動機電流IMに対
応した電動機電流信号IMOを制御手段15にフィードバ
ック(負帰還)する。
【0036】図2は請求項1および請求項2に係る制御
手段の要部ブロック構成図である。図2において、制御
手段15は、目標電流設定手段21、操舵角設定手段2
2、偏差決定手段23、駆動制御手段24を備える。
【0037】なお、目標電流設定手段21、偏差決定手
段23および駆動制御手段24のそれぞれは図8に示す
目標電流設定手段51、偏差決定手段52および駆動制
御手段53と同一構成、同一作用なので説明を省略す
る。
【0038】操舵角設定手段22は、目標操舵角設定手
段25、目標信号切替手段26、操舵角信号変換手段2
7、帰還信号切替手段28を備える。
【0039】目標操舵角設定手段25はROM等のメモ
リを備え、予め設計値または実験値に基づいて操舵角θ
Xに対応する目標操舵角信号IASを設定しておき、操舵
角センサ13から供給される操舵角センサ信号θSに対
応した目標操舵角信号IASを読み出して目標信号切替手
段26に提供する。
【0040】目標信号切替手段26はスイッチ機能を備
え、衝突センサ14から供給される衝突信号CSに基づ
き、目標電流設定手段21から供給される目標電流信号
MSと、目標操舵角設定手段25から供給される目標操
舵角信号IASとの切替えを行い、目標電流信号IMSまた
は目標操舵角信号IASのいずれか一方を偏差決定手段2
3に供給する。
【0041】なお、衝突センサ14が車両の前方衝突を
検出した場合には、例えばHレベルの衝突信号CSを発
生し、目標信号切替手段26はHレベルの衝突信号CS
に基づいて目標操舵角信号IASを選択し、一方衝突信号
SがLレベルの(車両が前方衝突でない)場合には目
標電流信号IMSを選択する。
【0042】操舵角信号変換手段27はROM等のメモ
リを備え、予め設計値または実験値に基づいて操舵角θ
Xに対応する操舵角信号IAOを設定しておき、操舵角セ
ンサ13から供給される操舵角センサ信号θSに対応し
た操舵角信号IAOを読み出して帰還信号切替手段28に
提供する。
【0043】帰還信号切替手段28はスイッチ機能を備
え、衝突センサ14から供給されるHレベルの衝突信号
S(前方衝突検出時)に基づき、電動機電流検出手段
18から供給される電動機電流信号IMOに代えて操舵角
信号変換手段27から供給される操舵角信号IAOを選択
し、操舵角信号IAOを偏差決定手段23に提供する。
【0044】偏差決定手段23は減算機能を備え、前方
衝突がない通常走行時(Lレベルの衝突信号CS)には
目標電流信号IMSと電動機電流信号IMOの偏差ΔI(=
MS−IMO)を演算し、偏差信号ΔI(=IMS−IMO
を駆動制御手段24に供給して操舵トルク信号TSに対
応した電動機制御信号VOで電動機10を駆動制御する
よう構成する。
【0045】また、偏差決定手段23は、前方衝突時
(Hレベルの衝突信号CS)には目標操舵角信号IAS
操舵角信号IAOの偏差ΔI(=IAS−IAO)を演算し、
偏差信号ΔI(=IAS−IAO)を駆動制御手段24に供
給して操舵角θSが目標操舵角になるように電動機制御
信号VOで電動機10を駆動制御するよう構成する。
【0046】このように、制御手段15は、衝突センサ
14から衝突信号CSが検出された場合に、操舵トルク
信号TSに代えて操舵角センサ13からの操舵角センサ
信号θSに基づいて電動機10の駆動を制御し、ステア
リング系の操舵角θXを所定角度に設定する操舵角設定
手段22を備えたので、車両の前方車両の衝突時には運
転者がハンドルから余り衝撃を受けない可能性のある位
置にハンドルを調整するよう操舵角を調整することがで
きる。
【0047】また、操舵角設定手段22は、目標操舵角
信号IASを設定する目標操舵角設定手段25、操舵角信
号IAOに変換する操舵角信号変換手段26、目標信号切
替手段26、帰還信号切替手段28を備えたので、上記
ハンドルの調整を既存の電動パワーステアリング装置を
大幅に変更することなく実現することができる。
【0048】次に、目標操舵角設定手段25の操舵角設
定方法について説明する。図3は請求項3に係るハンド
ルの目標操舵角への設定説明図、図4は請求項3に係る
目標操舵角信号(IAS)と操舵角信号(IAO)の特性図
である。
【0049】図3において、ハンドルは、円形のリム部
と、リム部から中心に向けて設けられたスポーク部(3
箇所)を備え、例えばハンドルと運転者の接触点がステ
ホイールの上端部とし、ハンドル静止時のハンドルの上
端部TPが隣り合うスポークの中間(Aポイント)にあ
り、Aポイント(角度θA)は基準位置(操舵角θX
0)からπ/2rad(ラジアン)にあるものとする。
ハンドルの時計回り(右方向操舵)の任意の操舵角をθ
X(+)、反時計回り(左方向操舵)の任意の操舵角を
θX(−)とする。また、残りの隣り合うスポークの中
間をそれぞれBポイント、Cポイントとする。
【0050】ハンドルを右方向に操作した場合、基準位
置(操舵角θX=0)からそれぞれポイントA、B、C
までの操舵角をθA、θB、θCとすると、ポイントA、
B、Cがハンドルの上端部TPに位置する操舵角θ
X(+)は、θA−π/2(=0)、θB−π/2、θC
π/2およびそれぞれに2nπ(nは自然数)を加算し
た値となる。
【0051】図4に示すように、操舵角θX(+)がθA
−π/2(=0)、θB−π/2、θC−π/2、2π+
θA−π/2の目標操舵角信号IASをそれぞれノミナル
値0、IASA、IASB、IASCと設定するとともに、例え
ば操舵角θX(+)が0<θX(+)≦(θA+θB−π)
/2の範囲では目標操舵角信号IASを0に設定し、(θ
A+θB−π)/2<θX(+)≦(θB+θC−π)/2
の範囲では目標操舵角信号IASをIASA、(θB+θC
π)/2<θX(+)≦(θC+θA−π)/2の範囲で
は目標操舵角信号IASをIASBに設定する。なお、(θC
+θA−π)/2<θX(+)≦(θA+θB+3π)/2
の範囲では目標操舵角信号IASをIASCに設定する。
【0052】一方、操舵角信号IAOは操舵角θX(+)
の増加に対応してリニアに増加し、操舵角θX(+)が
θA−π/2、θB−π/2、θC−π/2、2π+θA
π/2のそれぞれで目標操舵角信号0、IASA、IASB
ASCと一致する。
【0053】車両が前方衝突時に、操舵角θX(+)が
0から(θA+θB−π)/2の範囲にある場合には目標
操舵角信号IASが0、操舵角信号IAOは0からP1の範
囲にあり、図2に示す偏差決定手段23の演算により偏
差信号ΔIは−IAOとなり、駆動制御手段24の制御作
用によって偏差信号ΔI(=−IAO)を0に収束させる
ため、ハンドルの操舵角θX(+)は自動的に0に調整
され、ハンドルの上端部TPがポイントAとなる。
【0054】同様に、操舵角θX(+)が(θA+θB
π)/2から(θB+θC−π)/2の範囲にある場合に
は操舵角信号IAOが目標操舵角信号IASAに収束され、
ハンドルの上端部TPがポイントBとなる。また、(θ
B+θC−π)/2から(θC+θA−π)/2の範囲にあ
る場合には操舵角信号IAOが目標操舵角信号IASBに収
束され、ハンドルの上端部TPがポイントCとなる。
【0055】ハンドルを左方向に操作した場合、基準位
置(操舵角θX=0)からそれぞれポイントC、B、A
までの操舵角は、−2π+θC、−2π+θB、−2π+
θAとなり、前面衝突時の操舵角θX(−)は、図4に示
すようなマイナスの目標操舵角信号IASに収束され、ハ
ンドルの上端部TPはそれぞれポイントC、B、Aに調
整される。
【0056】このように、ハンドルの上端部TPが隣り
合うスポークの中間となる操舵角に対応した目標操舵角
信号IASに設定する目標操舵角設定手段32を備えたの
で、前方衝突時に運転者と接触すると思われるハンドル
の上端部を強度的に弱い隣り合うスポークの中間のリム
部に設定することができる。
【0057】図5は請求項1および請求項4に係る制御
手段の要部ブロック構成図である。図5において、制御
手段30は、目標電流設定手段21、操舵角設定手段3
1、偏差決定手段23、駆動制御手段24を備える。な
お、制御手段30は、操舵角設定手段22に代えて操舵
角設定手段31を備えた点が図2に示す制御手段15と
異なる。
【0058】操舵角設定手段31は、目標操舵角設定手
段32、目標信号切替手段26、スイッチ手段33を備
え、前方衝突時に衝突センサ14から出力されるHレベ
ルの衝突信号CSに基づき、目標電流信号IMSを目標操
舵角信号IASに切替えて偏差決定手段23に供給すると
ともに、電動機電流信号IMOを0値に切替えて偏差決定
手段23に供給する。
【0059】目標操舵角設定手段32はROM等のメモ
リで構成し、予め設計値または実験値に基づいて操舵角
θXに対応する目標操舵角信号IASを設定しておき、操
舵角センサ13から供給される操舵角センサ信号θS
対応した目標操舵角信号IASを読み出して目標信号切替
手段26に提供する。
【0060】偏差決定手段23は、Hレベルの衝突信号
Sが検出された場合(前方衝突時)、目標信号切替手
段26で選択された目標操舵角信号IASとスイッチ手段
33で選択された0値の偏差ΔI(=IAS−0)を演算
し、偏差信号ΔI(=IAS)を駆動制御手段24に供給
して操舵角θXが目標操舵角となるように電動機制御信
号VOで電動機10を駆動制御するよう構成する。
【0061】このように、操舵角設定手段31は、目標
操舵角信号IASを設定する目標操舵角設定手段32、目
標信号切替手段26、スイッチ手段33を備えたので、
前方衝突時の目標操舵角信号IASに基づいて電動機10
を駆動し、ハンドルの上端部にリム部が位置するよう操
舵角θXを調整することができる。
【0062】次に、目標操舵角設定手段32の操舵角設
定方法について説明する。図6は請求項5に係るハンド
ルの目標操舵角への設定説明図、図7は請求項5に係る
目標操舵角信号(IAS)と操舵角信号(IAO)の特性図
である。
【0063】図6はハンドルの中立状態を表し、基準位
置(操舵角θX=0)からハンドルのそれぞれのスポー
ク位置Eポイント、FポイントおよびGポントまでの操
舵角をそれぞれθE、θF、θGとする。
【0064】ハンドルの時計回り(右方向操舵)の操舵
角をθX(+)、反時計回り(左方向操舵)の操舵角を
θX(−)とし、右方向操舵を行った場合にF、G、E
ポイントがハンドルの上端部TPに位置する操舵角θX
(+)はそれぞれ、θF−π/2、θG−π/2、2π+
θE−π/2rad(ラジアン)およびそれぞれに2n
π(nは自然数)を加算した値となる。
【0065】操舵角θX(+)がθF−π/2、θG−π
/2、2π+θE−π/2近傍の目標操舵角信号IAS
図7に示す特性に設定し、車両の前方衝突時に操舵角が
θX(+)<θF−π/2の場合には目標操舵角信号IAS
を負(−)、操舵角がθX(+)≧θF−π/2の場合に
は目標操舵角信号IASを正(+)に設定することによ
り、ハンドルのスポーク部(ポイントF)がハンドルの
上端部TPに達しない範囲では時計回りに回転移動され
ているスポーク部(ポイントF)を反時計回りに戻し、
一方スポーク部(ポイントF)が上端部TPに達した場
合には時計回りに回転移動されているスポーク部(ポイ
ントF)をさらに同一方向に進めてスポーク部(ポイン
トF)がハンドルの上端部TPに位置することを防止す
る。
【0066】スポーク部(ポイントG、E)についても
同様な作用により、スポーク部(ポイントG、E)がハ
ンドルの上端部TPに位置することを防止する。
【0067】操舵角θX(−)も上記と同様に作用し、
車両の前方衝突時にハンドルのスポーク部(ポイント
E、F、G)がハンドルの上端部TPに位置することを
防止することができる。
【0068】このように、ハンドルの上端部にスポーク
位置を検出した場合には、予め設定した目標操舵角信号
を出力する目標操舵角設定手段を備えたので、前方衝突
時にはハンドルの上端部にスポーク部が位置することを
防止することができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る電
動パワーステアリング装置は、衝突センサから衝突信号
が検出された場合に、操舵トルク信号に代えて操舵角セ
ンサからの操舵角センサ信号に基づいて電動機の駆動を
制御し、ステアリング系の操舵角を所定角度に設定する
操舵角設定手段を備え、車両の衝突時にはハンドルの運
転者と接触する部分にスポーク部が位置しないよう操舵
角を調整することができるので、ハンドルから受ける衝
撃を緩和することが期待できる。
【0070】請求項2に係る操舵角設定手段は、目標操
舵角信号を設定する目標操舵角設定手段、操舵角信号に
変換する操舵角信号変換手段、目標信号切替手段、帰還
信号切替手段を備え、前方衝突時の目標操舵角信号と実
際の操舵角に対応した操舵角信号との偏差に基づいて電
動機を駆動し、車両の衝突時にはハンドルの運転者と接
触する部分にスポーク部が位置しないよう操舵角を調整
することができるので、ハンドルから受ける衝撃を緩和
することが期待できる。
【0071】請求項3に係る制御手段は、車両の衝突時
に衝突センサからの衝突信号に基づいてハンドルの操舵
角を調整する操舵角設定手段を備え、運転者がハンドル
の脆弱部に接触するようにすることができるので、ハン
ドルから受ける衝撃を確実に緩和することが期待でき
る。
【0072】請求項4に係る操舵角設定手段は、操舵角
センサからの操舵角センサ信号に基づいて目標操舵角信
号を設定する目標操舵角設定手段と、衝突センサからの
衝突信号に基づいて目標電流信号設定手段からの信号と
目標操舵角設定手段からの信号とを切替えて偏差決定手
段へ出力する目標信号切替手段と、衝突センサからの衝
突信号に基づいて電動機電流検出手段が検出した電動機
電流信号を遮断するスイッチ手段とを備え、車両の衝突
時に運転者がハンドルから余り衝撃を受けない可能性の
ある位置にハンドルを調整することができるので、ハン
ドルから受ける衝撃を緩和することが期待できる。
【0073】請求項5に係る制御手段は、車両の衝突時
に衝突センサからの衝突信号に基づいてハンドルの操舵
角を調整する操舵角設定手段を備え、衝突時に運転がハ
ンドルの剛体部に接触しないようにすることができるの
で、ハンドルから受ける衝撃を緩和することが期待でき
る。
【0074】よって、車両の前方衝突時に運転者への衝
撃を緩和することが期待できる電動パワーステアリング
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電動パワーステアリング装置の
全体構成図
【図2】請求項1および請求項2に係る制御手段の要部
ブロック構成図
【図3】請求項3に係るハンドルの目標操舵角への設定
説明図
【図4】請求項3に係る目標操舵角信号(IAS)と操舵
角信号(IAO)の特性図
【図5】請求項1および請求項4に係る制御手段の要部
ブロック構成図
【図6】請求項5に係るハンドルの目標操舵角への設定
説明図
【図7】請求項5に係る目標操舵角信号(IAS)と操舵
角信号(IAO)の特性図
【図8】従来の電動パワーステアリングの要部ブロック
構成図
【符号の説明】
1…電動パワーステアリング装置、2…ステアリング
軸、3…連結軸、3a,3b…自在継ぎ手、4…ステア
リング・ギアボックス、5…ラック&ピニオン機構、5
a…ピニオン、6…手動操舵力発生手段、7…ラック
軸、7a…ラック歯、8…タイロッド、9…左右の前
輪、10…電動機、11…ボールねじ機構、12…操舵
トルクセンサ、13…操舵角センサ、14…衝突セン
サ、15,30…制御手段、16…電動機駆動手段、1
7…ハンドル、18…電動機電流検出手段、19…エア
バッグ、21…目標電流設定手段、22,31…操舵角
設定手段、23…偏差決定手段、24…駆動制御手段、
25,32…目標操舵角設定手段、26…目標信号切替
手段、27…操舵角信号変換手段、28…帰還信号切替
手段、33…スイッチ手段、CS…衝突信号、IM…電動
機電流、IMO…電動機電流信号、IMS…目標電流信号、
AS,IASA,IASB,IASC…目標操舵角信号、IAO
操舵角信号、ΔI…偏差信号、TS…操舵トルク信号、
M…電動機電圧、VO…電動機制御信号、θS…操舵角
センサ信号、θX(+),θX(−),θA,θB,θC
θE,θF,θG…操舵角。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 137:00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリング系の操舵トルクを検出する
    操舵トルクセンサと、ステアリング系に操舵補助力を作
    用させる電動機と、少なくとも前記操舵トルクセンサが
    検出する操舵トルク信号に基づいて前記電動機の駆動を
    制御する制御手段とを備えた電動パワーステアリング装
    置において、 ステアリング系の操舵角を検出する操舵角センサと、車
    両の衝突を検出する衝突センサとを設けるとともに、前
    記制御手段は、前記衝突センサから衝突信号が検出され
    た場合には、操舵トルク信号に代えて前記操舵角センサ
    からの操舵角センサ信号に基づいて前記電動機の駆動を
    制御し、ステアリング系の操舵角を所定角度に設定する
    操舵角設定手段を備えたことを特徴とする電動パワース
    テアリング装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、操舵トルク信号に基づ
    いて前記電動機の発生するべき目標電流を設定する目標
    電流設定手段と、実際に前記電動機に流れる電流を検出
    する電動機電流検出手段と、前記目標電流設定手段から
    の信号と前記電動機電流検出手段からの信号との偏差を
    演算する偏差決定手段と、この偏差決定手段からの信号
    に基づいて前記電動機を駆動する電動機制御信号を発生
    する駆動制御手段とを有しており、 前記操舵角設定手段は、前記操舵角センサからの操舵角
    センサ信号に基づいて目標操舵角信号を設定する目標操
    舵角設定手段と、操舵角センサ信号を対応する操舵角信
    号に変換する操舵角信号変換手段と、前記衝突センサか
    らの衝突信号に基づいて目標電流信号設定手段からの信
    号と前記目標操舵角設定手段からの信号とを切替えて前
    記偏差決定手段へ出力する目標信号切替手段と、前記衝
    突センサからの衝突信号に基づいて電動機電流検出手段
    が検出した電動機電流信号と前記操舵角信号変換手段か
    らの操舵角信号とを切替えて前記偏差決定手段へ出力す
    る帰還信号切替手段と、を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 【請求項3】 前記操舵角設定手段は、前記衝突センサ
    からの衝突信号に基づき、前記操舵角を車両の衝突時に
    運転者が接触する位置にハンドルの脆弱部が位置するよ
    うに設定することを特徴とする請求項1記載の電動パワ
    ーステアリング装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、操舵トルク信号に基づ
    いて前記電動機の発生するべき目標電流を設定する目標
    電流設定手段と、実際に前記電動機に流れる電流を検出
    する電動機電流検出手段と、前記目標電流設定手段から
    の信号と前記電動機電流検出手段からの信号との偏差を
    演算する偏差決定手段と、この偏差決定手段からの信号
    に基づいて前記電動機を駆動する電動機制御信号を発生
    する駆動制御手段とを有しており、 前記操舵角設定手段は、前記操舵角センサからの操舵角
    センサ信号に基づいて目標操舵角信号を設定する目標操
    舵角設定手段と、前記衝突センサからの衝突信号に基づ
    いて目標電流信号設定手段からの信号と前記目標操舵角
    設定手段からの信号とを切替えて前記偏差決定手段へ出
    力する目標信号切替手段と、前記衝突センサからの衝突
    信号に基づいて電動機電流検出手段が検出した電動機電
    流信号を遮断するスイッチ手段と、を備えたことを特徴
    とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 【請求項5】 前記操舵角設定手段は、前記衝突センサ
    からの衝突信号に基づき、前記操舵角を車両の衝突時に
    運転者が接触する位置にハンドルの剛体部が位置しない
    ように設定することを特徴とする請求項1記載の電動パ
    ワーステアリング装置。
JP7330396A 1995-12-19 1995-12-19 電動パワーステアリング装置 Pending JPH09164963A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100337513B1 (ko) * 1999-12-21 2002-05-23 류정열 자동차의 능동 조향 방법
JP2005246983A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Toyota Motor Corp 車両の衝突安全装置
JP2013226852A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Showa Corp 電動パワーステアリング装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005246983A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Toyota Motor Corp 車両の衝突安全装置
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