JPH09163936A - 動物飼料および工業的に製造される混合飼料にl−トリプトフアンおよび/またはl−トレオニンを補足するための飼料用添加剤 - Google Patents
動物飼料および工業的に製造される混合飼料にl−トリプトフアンおよび/またはl−トレオニンを補足するための飼料用添加剤Info
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- JPH09163936A JPH09163936A JP8288763A JP28876396A JPH09163936A JP H09163936 A JPH09163936 A JP H09163936A JP 8288763 A JP8288763 A JP 8288763A JP 28876396 A JP28876396 A JP 28876396A JP H09163936 A JPH09163936 A JP H09163936A
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】動物飼料および工業的に製造される混合飼料に
L−トリプトファンおよび/またはL−トレオニンを補
足するための飼料用液体添加剤を提供する。 【解決手段】 L−トリプトファンおよび/またはL−
トレオニン含量30〜70重量%を有する、L−トリプ
トファン塩および/またはL−トレオニン塩の貯蔵安定
で高濃度水溶液を使用する。
L−トリプトファンおよび/またはL−トレオニンを補
足するための飼料用液体添加剤を提供する。 【解決手段】 L−トリプトファンおよび/またはL−
トレオニン含量30〜70重量%を有する、L−トリプ
トファン塩および/またはL−トレオニン塩の貯蔵安定
で高濃度水溶液を使用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動物飼料および工
業的に製造される混合飼料にL−トリプトファンおよび
/またはL−トレオニンを補足するための飼料用添加剤
に関する。詳言すれば、混合飼料にL−トリプトファン
および/またはL−トレオニンを補足するためのL−ト
リプトファン塩および/またはL−トレオニン塩水溶液
の使用に関する。
業的に製造される混合飼料にL−トリプトファンおよび
/またはL−トレオニンを補足するための飼料用添加剤
に関する。詳言すれば、混合飼料にL−トリプトファン
および/またはL−トレオニンを補足するためのL−ト
リプトファン塩および/またはL−トレオニン塩水溶液
の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】工業的に製造される混合飼料は、殊に種
々の農業における有用動物、たとえば家禽、豚および牛
を飼育するため、家畜を飼育するためにも使用される。
この場合、その都度の飼料は相応する動物種に必要なす
べての栄養素を秤取量中に含有すべきである。
々の農業における有用動物、たとえば家禽、豚および牛
を飼育するため、家畜を飼育するためにも使用される。
この場合、その都度の飼料は相応する動物種に必要なす
べての栄養素を秤取量中に含有すべきである。
【0003】混合飼料の組成は、成分の供給および価格
により変更された。しかし、配合は常に、栄養素含量が
動物のその都度の要求に適合するように構成しなければ
ならない。このため混合飼料に、レーシヨンの飼育生理
学的効力を改善する補足添加剤が添加される。これに
は、L−トレオニンおよびL−トリプトファンのような
アミノ酸ならびに無機塩、微量元素および保存剤が数え
られる。
により変更された。しかし、配合は常に、栄養素含量が
動物のその都度の要求に適合するように構成しなければ
ならない。このため混合飼料に、レーシヨンの飼育生理
学的効力を改善する補足添加剤が添加される。これに
は、L−トレオニンおよびL−トリプトファンのような
アミノ酸ならびに無機塩、微量元素および保存剤が数え
られる。
【0004】個々の飼料および補足添加剤は差し当たり
個々の成分として存在し、混合工程における状態により
適当な混合装置中で均質にしなければならない。このた
めには、十分な配量精度および混合精度が必要である。
完成した混合飼料中に僅かな濃度で存在するにすぎない
補足添加剤には、場合により高濃度前混合物の製造が不
可避である。
個々の成分として存在し、混合工程における状態により
適当な混合装置中で均質にしなければならない。このた
めには、十分な配量精度および混合精度が必要である。
完成した混合飼料中に僅かな濃度で存在するにすぎない
補足添加剤には、場合により高濃度前混合物の製造が不
可避である。
【0005】この場合補足添加剤の水溶液は、少量でも
正確に配量することができるという利点を有する。さら
に該水溶液は、液状配合物として、混合飼料を補足する
場合にさもないと屡々必要な、補足添加剤を高濃度で含
有する前混合物を省略する。さらに、該水溶液は直接に
所定濃度で、たとえば混合室中へ噴霧することにより、
既に所望濃度で存在する混合飼料の他の成分と均質に混
合することができる。
正確に配量することができるという利点を有する。さら
に該水溶液は、液状配合物として、混合飼料を補足する
場合にさもないと屡々必要な、補足添加剤を高濃度で含
有する前混合物を省略する。さらに、該水溶液は直接に
所定濃度で、たとえば混合室中へ噴霧することにより、
既に所望濃度で存在する混合飼料の他の成分と均質に混
合することができる。
【0006】さらに、補足添加剤の水溶液の使用によっ
て、就中製造業者から消費者への運搬および混合飼料製
造業者におけるサイロ車両および適当な貯蔵タンクシス
テムの使用による貯蔵が著しく簡単になり、それととも
にコストを下げることができる。
て、就中製造業者から消費者への運搬および混合飼料製
造業者におけるサイロ車両および適当な貯蔵タンクシス
テムの使用による貯蔵が著しく簡単になり、それととも
にコストを下げることができる。
【0007】これの前提条件は、運搬費および貯蔵費を
最小限に抑えるために、補足添加剤のできるだけ高濃度
溶液を製造することができることである。さらに、この
高濃度溶液は長期間にわたり、場合によって低い屋外温
度においても貯蔵安定のままであるべきである。これ
は、僅かな晶出傾向、化学的分解ならびにL−アミノ酸
の使用の際にラセミ化を示さないことを内容とする。低
い温度において補足添加剤が一度水溶液から晶出する場
合でも、結局懸濁液の簡単な加熱およびポンプ輸送によ
って再び溶解することができるべきである。
最小限に抑えるために、補足添加剤のできるだけ高濃度
溶液を製造することができることである。さらに、この
高濃度溶液は長期間にわたり、場合によって低い屋外温
度においても貯蔵安定のままであるべきである。これ
は、僅かな晶出傾向、化学的分解ならびにL−アミノ酸
の使用の際にラセミ化を示さないことを内容とする。低
い温度において補足添加剤が一度水溶液から晶出する場
合でも、結局懸濁液の簡単な加熱およびポンプ輸送によ
って再び溶解することができるべきである。
【0008】トリプトファン含有溶液の安定化方法に関
するドイツ国特許出願公開第2850075号から、ト
リプトファンまたはトリプトファン含有アミノ酸混合物
の溶液は、短時間内に、殊に光および/または空中酸素
の作用下に変色する傾向のあることが認められる。分解
を避けるために、少量の次亜硫酸ナトリウム(Phar
mazie 27(1972),660〜669ペー
ジ)またはジチオン酸の塩を溶液100mlあたり少な
くとも0.01gの量で添加することが提案される。か
かる物質の添加は生成物を許可義務が課せられているよ
うに変えることは別として、飼料に対する提案された種
類の添加は絶対に懸念がなくはないように思われる。
するドイツ国特許出願公開第2850075号から、ト
リプトファンまたはトリプトファン含有アミノ酸混合物
の溶液は、短時間内に、殊に光および/または空中酸素
の作用下に変色する傾向のあることが認められる。分解
を避けるために、少量の次亜硫酸ナトリウム(Phar
mazie 27(1972),660〜669ペー
ジ)またはジチオン酸の塩を溶液100mlあたり少な
くとも0.01gの量で添加することが提案される。か
かる物質の添加は生成物を許可義務が課せられているよ
うに変えることは別として、飼料に対する提案された種
類の添加は絶対に懸念がなくはないように思われる。
【0009】記述したL−トリプトファン溶液の安定性
が低いという問題は、L−トレオニン溶液についても同
様にあてはまり、就中現在までL−トリプトファンもL
−トレオニンも、記載のアミノ酸をそもそも補足のため
に使用する限り、十分な品質で液体補足添加剤としては
使用されない結果となった。
が低いという問題は、L−トレオニン溶液についても同
様にあてはまり、就中現在までL−トリプトファンもL
−トレオニンも、記載のアミノ酸をそもそも補足のため
に使用する限り、十分な品質で液体補足添加剤としては
使用されない結果となった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ここに説明しかつ討論
した先行技術を考慮して、本発明の課題は、工業的に製
造される混合飼料に適当であり、殊に高濃度溶液の形で
長期間にわたり貯蔵安定であり、さらに非常に低い温度
で補足添加剤が一度晶出する場合でも、容易に再び溶解
できるL−トレオニンおよびL−トリプトファンの液体
補足添加剤を見出すことである。
した先行技術を考慮して、本発明の課題は、工業的に製
造される混合飼料に適当であり、殊に高濃度溶液の形で
長期間にわたり貯蔵安定であり、さらに非常に低い温度
で補足添加剤が一度晶出する場合でも、容易に再び溶解
できるL−トレオニンおよびL−トリプトファンの液体
補足添加剤を見出すことである。
【0011】
【課題を解決するための手段】これらの課題ならびに他
の詳述しない課題は、動物飼料および工業的に製造され
る混合飼料にL−トリプトファンおよび/またはL−ト
レオニンを補足するために、30〜70重量%の間のL
−トリプトファンおよび/またはL−トレオニン含量を
有する貯蔵安定で高濃度のL−トリプトファンおよび/
またはL−トレオニンの塩水溶液を使用することによっ
て解決される。
の詳述しない課題は、動物飼料および工業的に製造され
る混合飼料にL−トリプトファンおよび/またはL−ト
レオニンを補足するために、30〜70重量%の間のL
−トリプトファンおよび/またはL−トレオニン含量を
有する貯蔵安定で高濃度のL−トリプトファンおよび/
またはL−トレオニンの塩水溶液を使用することによっ
て解決される。
【0012】意外なことに本発明の範囲内で、飼料およ
び混合飼料の補足はL−トレオニンおよびL−トリプト
ファンの高濃度水溶液を用いても可能であることが判明
した。
び混合飼料の補足はL−トレオニンおよびL−トリプト
ファンの高濃度水溶液を用いても可能であることが判明
した。
【0013】その際差し当たり、L−トリプトファンお
よび/またはL−トレオニンの塩溶液をそもそも水溶液
中30〜70重量%の量で製造できることは予期されな
かった。アミノ酸自体は20℃の水に8.3重量%(L
−トレオニン)および1.0重量%(L−トリプトファ
ン)の比較的僅かな溶解度しか有しない。しかし、アミ
ノ酸をその塩の形で使用すると、約20℃の温度におい
て水溶液中で60〜70重量%の遊離アミノ酸の含量を
達成することができる。これは殊にL−トリプトファン
の場合には容易には予測できなかった。それというのも
この場合には塩溶液のアミノ酸含量を60倍以上に増加
することができるからである。
よび/またはL−トレオニンの塩溶液をそもそも水溶液
中30〜70重量%の量で製造できることは予期されな
かった。アミノ酸自体は20℃の水に8.3重量%(L
−トレオニン)および1.0重量%(L−トリプトファ
ン)の比較的僅かな溶解度しか有しない。しかし、アミ
ノ酸をその塩の形で使用すると、約20℃の温度におい
て水溶液中で60〜70重量%の遊離アミノ酸の含量を
達成することができる。これは殊にL−トリプトファン
の場合には容易には予測できなかった。それというのも
この場合には塩溶液のアミノ酸含量を60倍以上に増加
することができるからである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明により使用されるL−トリ
プトファン塩およびL−トレオニン塩には、当業者に周
知のすべての化合物が属する。好ましくは、アルカリ土
類塩およびアルカリ塩であり、その際これらのうちとく
に好ましいのはナトリウム塩およびカリウム塩である。
従って、本発明の好ましい実施形においては、L−トリ
プトファンのナトリウム塩またはカリウム塩が使用され
る。さらにとくに好ましい本発明による実施形において
は、L−トレオニンのナトリウム塩またはカリウム塩が
使用される。
プトファン塩およびL−トレオニン塩には、当業者に周
知のすべての化合物が属する。好ましくは、アルカリ土
類塩およびアルカリ塩であり、その際これらのうちとく
に好ましいのはナトリウム塩およびカリウム塩である。
従って、本発明の好ましい実施形においては、L−トリ
プトファンのナトリウム塩またはカリウム塩が使用され
る。さらにとくに好ましい本発明による実施形において
は、L−トレオニンのナトリウム塩またはカリウム塩が
使用される。
【0015】上述した高い塩濃度にもかかわらず、本発
明による水溶液は僅かな晶出傾向および高い貯蔵安定性
を有する。それで、溶液を60℃で1週間の期間にわた
って貯蔵した後、化学的分解(アミノ酸含量減少)また
はラセミ化は検出することができなかった。とくに有利
な実施形においては、本発明による補足添加剤は、使用
した補足溶液のー20℃〜+5℃の間の温度で少なくと
も3カ月の貯蔵安定性を特徴とする。これは、極めて低
い晶出傾向が存在し、これにより+5℃〜ー20℃の温
度範囲内でL−トレオニンおよびL−トリプトファンの
高濃度塩水溶液の問題のない貯蔵が与えられていること
を意味する。それで、L−トレオニン55重量%ないし
は50重量%(ナトリウム塩)およびL−トリプトファ
ン55重量%を有する塩溶液は、+5℃で3カ月の期間
にわたって晶出傾向を示さず、ポンプ輸送可能のままで
あり、測定可能な化学的分解またはラセミ化を示さな
い。ー20℃の温度でさえも、L−トレオニン55重量
%を有する高度に粘稠な形の溶液は問題なく3カ月の期
間にわたって貯蔵することができた。さらに、該溶液は
これらの極端な条件下でも、L−トレオニン45重量%
の濃度までなお流動性である。L−アミノ酸30重量%
(ナトリウム塩)ないしは55重量%(カリウム塩)の
濃度を有するL−トリフトファンの塩溶液は、ー5℃ま
での貯蔵温度において3カ月の期間にわたって安定でポ
ンプ輸送可能のままである。たとえばー20℃またはそ
れ以下の温度において結晶を生成した高濃度溶液は、結
晶懸濁液を簡単に加熱することによって再び溶解した形
に変えることができる。
明による水溶液は僅かな晶出傾向および高い貯蔵安定性
を有する。それで、溶液を60℃で1週間の期間にわた
って貯蔵した後、化学的分解(アミノ酸含量減少)また
はラセミ化は検出することができなかった。とくに有利
な実施形においては、本発明による補足添加剤は、使用
した補足溶液のー20℃〜+5℃の間の温度で少なくと
も3カ月の貯蔵安定性を特徴とする。これは、極めて低
い晶出傾向が存在し、これにより+5℃〜ー20℃の温
度範囲内でL−トレオニンおよびL−トリプトファンの
高濃度塩水溶液の問題のない貯蔵が与えられていること
を意味する。それで、L−トレオニン55重量%ないし
は50重量%(ナトリウム塩)およびL−トリプトファ
ン55重量%を有する塩溶液は、+5℃で3カ月の期間
にわたって晶出傾向を示さず、ポンプ輸送可能のままで
あり、測定可能な化学的分解またはラセミ化を示さな
い。ー20℃の温度でさえも、L−トレオニン55重量
%を有する高度に粘稠な形の溶液は問題なく3カ月の期
間にわたって貯蔵することができた。さらに、該溶液は
これらの極端な条件下でも、L−トレオニン45重量%
の濃度までなお流動性である。L−アミノ酸30重量%
(ナトリウム塩)ないしは55重量%(カリウム塩)の
濃度を有するL−トリフトファンの塩溶液は、ー5℃ま
での貯蔵温度において3カ月の期間にわたって安定でポ
ンプ輸送可能のままである。たとえばー20℃またはそ
れ以下の温度において結晶を生成した高濃度溶液は、結
晶懸濁液を簡単に加熱することによって再び溶解した形
に変えることができる。
【0016】本発明によるL−トレオニン塩およびL−
トリプトファン塩の高濃度水溶液は結晶した遊離アミノ
酸に比べて、少量でも正確に配量する事ができるという
利点を有する。有利な実施形においては、本発明により
使用される補足添加剤は、可溶性L−トリプトファン塩
および/またはL−トレオニン塩0.01〜5.0重量
%の量が補足のために使用されることを特徴とする。殊
に、0.01〜0.1重量%のとくに好ましい量範囲内
で、トレオニンおよびL−トリプトファンの高濃度塩溶
液の液体形で、卓越した正確な配量可能性が保証されて
いる。
トリプトファン塩の高濃度水溶液は結晶した遊離アミノ
酸に比べて、少量でも正確に配量する事ができるという
利点を有する。有利な実施形においては、本発明により
使用される補足添加剤は、可溶性L−トリプトファン塩
および/またはL−トレオニン塩0.01〜5.0重量
%の量が補足のために使用されることを特徴とする。殊
に、0.01〜0.1重量%のとくに好ましい量範囲内
で、トレオニンおよびL−トリプトファンの高濃度塩溶
液の液体形で、卓越した正確な配量可能性が保証されて
いる。
【0017】本発明により使用しうるL−トリプトファ
ンおよび/またはL−トレオニンの塩溶液は、最も簡単
な場合には、相応するアミノ酸を水に溶解し、当量のカ
セイソーダまたはカセイカリの添加によって得られる。
もちろん、L−アミノ酸の工業的製造の際直ちに、L−
アミノ酸を所望濃度で含有する塩の水溶液を目指して作
業するのが簡単かつ有利である。これは当然製造を簡単
にしかつ殊に結晶した遊離アミノ酸の製造と比べて、コ
ストを節約する。
ンおよび/またはL−トレオニンの塩溶液は、最も簡単
な場合には、相応するアミノ酸を水に溶解し、当量のカ
セイソーダまたはカセイカリの添加によって得られる。
もちろん、L−アミノ酸の工業的製造の際直ちに、L−
アミノ酸を所望濃度で含有する塩の水溶液を目指して作
業するのが簡単かつ有利である。これは当然製造を簡単
にしかつ殊に結晶した遊離アミノ酸の製造と比べて、コ
ストを節約する。
【0018】本発明を下記の例によって説明する。
【0019】
例1:20℃で、1当量のアミノ酸および1当量のカセ
イソーダまたはカセイカリを水に溶解した。次の濃度が
達成できた: L−トリプトファン・ナトリウム塩70重量%≒L−ト
リプトファン63重量% L−トリプトファン・カリウム塩75重量%≒L−トリ
プトファン63重量% L−トレオニン・ナトリウム塩81重量%≒L−トレオ
ニン68重量% 例2:下記のものを有する水溶液は、+5℃で3カ月に
わたる貯蔵試験後、結晶生成なし、流動性であり、依然
として化学的に安定でかつラセミ化を示さない: L−トリプトファン・ナトリウム塩55重量%≒L−ト
リプトファン50重量%(溶液の粘度:+5℃で440
センチポアズ(cp)、+20℃で130cp); L−トリプトファン・カリウム塩65重量%≒L−トリ
プトファン55重量%(溶液の粘度:+5℃で840c
p、+20℃で220cp); L−トレオニン・ナトリウム塩65重量%≒L−トレオ
ニン55重量%(溶液の粘度:+5℃で1940cp、
+20℃で400cp); L−トレオニン・カリウム塩73重量%≒L−トレオニ
ン55重量%(溶液の粘度:+5℃で1130cp、+
20℃で210cp); 例3:下記のものを有する水溶液は、−20℃で3カ月
にわたる貯蔵試験後、結晶生成なし、高粘度であり、依
然として化学的に安定でかつラセミ化を示さない: L−トレオニン・ナトリウム塩65重量%≒L−トレオ
ニン55重量%(溶液の粘度:−20℃で>2000c
p、+20℃で400cp); L−トレオニン・カリウム塩73重量%≒L−トレオニ
ン55重量%(溶液の粘度:−20℃で>2000c
p、+20℃で210cp)。
イソーダまたはカセイカリを水に溶解した。次の濃度が
達成できた: L−トリプトファン・ナトリウム塩70重量%≒L−ト
リプトファン63重量% L−トリプトファン・カリウム塩75重量%≒L−トリ
プトファン63重量% L−トレオニン・ナトリウム塩81重量%≒L−トレオ
ニン68重量% 例2:下記のものを有する水溶液は、+5℃で3カ月に
わたる貯蔵試験後、結晶生成なし、流動性であり、依然
として化学的に安定でかつラセミ化を示さない: L−トリプトファン・ナトリウム塩55重量%≒L−ト
リプトファン50重量%(溶液の粘度:+5℃で440
センチポアズ(cp)、+20℃で130cp); L−トリプトファン・カリウム塩65重量%≒L−トリ
プトファン55重量%(溶液の粘度:+5℃で840c
p、+20℃で220cp); L−トレオニン・ナトリウム塩65重量%≒L−トレオ
ニン55重量%(溶液の粘度:+5℃で1940cp、
+20℃で400cp); L−トレオニン・カリウム塩73重量%≒L−トレオニ
ン55重量%(溶液の粘度:+5℃で1130cp、+
20℃で210cp); 例3:下記のものを有する水溶液は、−20℃で3カ月
にわたる貯蔵試験後、結晶生成なし、高粘度であり、依
然として化学的に安定でかつラセミ化を示さない: L−トレオニン・ナトリウム塩65重量%≒L−トレオ
ニン55重量%(溶液の粘度:−20℃で>2000c
p、+20℃で400cp); L−トレオニン・カリウム塩73重量%≒L−トレオニ
ン55重量%(溶液の粘度:−20℃で>2000c
p、+20℃で210cp)。
【0020】例4:下記のものを有する水溶液は、−2
0℃で3カ月にわたる貯蔵試験後、結晶生成なし、流動
性であり、依然として化学的に安定でかつラセミ化を示
さない: L−トレオニン・ナトリウム塩53重量%≒L−トレオ
ニン45重量%(溶液の粘度:−20℃で>2000c
p、+20℃で55cp); L−トレオニン・カリウム塩60重量%≒L−トレオニ
ン45重量(溶液の粘度:−20℃で320cp、+2
0℃で6cp)。
0℃で3カ月にわたる貯蔵試験後、結晶生成なし、流動
性であり、依然として化学的に安定でかつラセミ化を示
さない: L−トレオニン・ナトリウム塩53重量%≒L−トレオ
ニン45重量%(溶液の粘度:−20℃で>2000c
p、+20℃で55cp); L−トレオニン・カリウム塩60重量%≒L−トレオニ
ン45重量(溶液の粘度:−20℃で320cp、+2
0℃で6cp)。
【0021】例5:下記のものを有する水溶液は、−5
℃で3カ月にわたる貯蔵試験後、結晶生成なし、流動性
であり、依然として化学的に安定でかつラセミ化を示さ
ない: L−トリプトファン・ナトリウム塩33重量%≒L−ト
リプトファン30重量%(溶液の粘度:−5℃で40c
p、+20℃で10cp); L−トリプトファン・カリウム塩65重量%≒L−トリ
プトファン55重量%(溶液の粘度:−5℃で>200
0cp、+20℃で220cp). 本発明の他の実施形および利点は、請求項から明らかで
ある。
℃で3カ月にわたる貯蔵試験後、結晶生成なし、流動性
であり、依然として化学的に安定でかつラセミ化を示さ
ない: L−トリプトファン・ナトリウム塩33重量%≒L−ト
リプトファン30重量%(溶液の粘度:−5℃で40c
p、+20℃で10cp); L−トリプトファン・カリウム塩65重量%≒L−トリ
プトファン55重量%(溶液の粘度:−5℃で>200
0cp、+20℃で220cp). 本発明の他の実施形および利点は、請求項から明らかで
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 30%〜70%の間のL−トリプトフア
ンおよび/またはL−トレオニン含量を有する貯蔵安定
な高濃度のL−トリプトフアン−および/またはL−ト
レオニン水溶液からなる動物飼料および工業的に製造さ
れる混合飼料用添加剤。 - 【請求項2】 補足溶液の貯蔵安定性がー20℃〜+5
℃の間で少なくとも3カ月であることを特徴とする請求
項1記載の飼料用添加剤。 - 【請求項3】 可溶性L−トリプトフアン塩および/ま
たはL−トレオニン塩を0.01〜5.0重量%の量で
含有することを特徴とする請求項1または2記載の飼料
用添加剤。 - 【請求項4】 L−トリプトファンがL−トリプトファ
ンのナトリウム塩および/またはカリウム塩であること
を特徴とする請求項1から3までのいずれか1項記載の
飼料用添加剤。 - 【請求項5】 L−トレオニンがL−トレオニンのナト
リウム塩および/またはカリウム塩であることを特徴と
する請求項1から3までのいずれか1項記載の飼料用添
加剤。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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