JPH09163869A - 自動接木装置 - Google Patents

自動接木装置

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JPH09163869A
JPH09163869A JP8321523A JP32152396A JPH09163869A JP H09163869 A JPH09163869 A JP H09163869A JP 8321523 A JP8321523 A JP 8321523A JP 32152396 A JP32152396 A JP 32152396A JP H09163869 A JPH09163869 A JP H09163869A
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Yasuo Uchikawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 台木に穂木を接ぎ木処理する自動接木装置に
おいて、台木及び穂木の接合が確実に行えるようにす
る。 【構成】 台木Aの茎部を保持する台木保持手段61、
台木保持手段61によって保持された台木Aの茎部の接
合相当箇所を所定接合形状に切断する台木切断手段72
を備えて、所定接合形状に切断された台木Aの接合相当
箇所と、穂木Bの接合相当箇所とを互いに接合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は台木に穂木を接木する接
木装置に関する。
【0002】
【従来の技術】接木は植物の一部を他の植物に接着して
瘉合させ、所望の性質を有する植物を得る方法であり、
これによって樹勢調節、着花促進、結果量増加、品質向
上等を図ることができるため、古くから広く利用されて
いる。かかる接木は通常、人手による作業によって行わ
れている。具体的には、台木及び穂木の接合相当箇所を
夫々、所定接合形状にカットし得る手鋏(例えば刃部が
斜方向に接近移動して楔状切断が可能な手鋏)を用いて
手作業でカットし、そのカットされた台木及び穂木の両
接合部を注視しつつ手作業で前記両接合部の位置を合わ
せた後、その部分を固定する作業が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる人手による作業
によって接木を行う場合、台木及び穂木が通常は寸法的
に小さいため、台木及び穂木の接合相当箇所を所定接合
形状にカットする作業及びそのカットされた台木及び穂
木の両接合部の位置を合わせる作業を行うに際して細心
の注意を払う必要があって作業者に精神的負担をかける
こととなり、また細心の注意を払うが故にその作業を行
うのにかなりの時間がかかってしまう(具体的には1本
の接木に1分程度かかってしまう)という問題がある。
またかかる作業には作業者の個人差が反映されることと
なり、結果的に得られる接木の品質にバラツキが生じる
という問題がある。本発明はかかる事情に鑑みてなされ
たものであり、上述の問題を一挙に解消し得る自動接木
装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動接木装
置は、台木及び穂木を個別に保持する保持手段と、前記
保持手段にて台木及び穂木を保持したままその台木及び
穂木の接合相当箇所を夫々所定接合形状にカットする切
断手段と、前記保持手段にて台木及び穂木を保持したま
まその位置を合わせる位置合わせ手段と、両接合部の位
置が合わされた台木及び穂木の接合部を固定する固定手
段とを備える点に特徴を有している。
【0005】
【作用】かかる装置を用いて接木を行う場合、台木及び
穂木は機械的に高精度な位置決めが可能な保持手段にて
個別に保持されるため、その台木及び穂木を夫々機械的
に高精度な位置に配することができる。そして前記保持
手段にて台木及び穂木を保持したまま、その台木及び穂
木の接合相当箇所を前記切断手段にて所定形状にカット
し、更にその台木及び穂木の相対的な位置を変化させて
カットされた両接合部を機械的に位置合わせして固定す
ることにより、それらの作業が正確且つ迅速に行えるよ
うになる。
【0006】
【発明の効果】従って、かかる装置を用いて接木を行う
場合は、台木及び穂木の接合相当箇所の切断及びその接
合部の位置合わせが正確に行われ、結果的に得られる接
木の品質がバラツキのない優れたものとなる。また各作
業が機械的に行われるようになるため、迅速な接木が行
え、その能率が大幅に向上することとなる(具体的には
1本の接木が15〜20秒で完了するようになる)。ま
た作業者にとっては、前記装置の機械的な管理を行うだ
けで済み、従来のような精神的負担がかからないように
なる。
【0007】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て説明する。図1及び図2において、6は台木A及び穂
木Bを個別に保持する保持手段であり、該保持手段6は
具体的には、植木鉢11にて養成され載置台12上に横
向きに配置される台木A(該台木Aの先端側は必要に応
じて荒切除されている)の先端側を傷めないようにスプ
リング61aを介して弾力的に保持する台木保持手段6
1と、播種して発芽させた穂木Bを傷めないようにスプ
リング62aを介して弾力的にクランプする穂木保持手
段62とからなる。そして該穂木保持手段62は、モー
タ13の出力軸13aに連結された螺軸14の正逆両方
向の回転に応じて前記載置台12に対して接近離隔する
方向へ往復運動する移動台82上に後述する固定装置9
1等と共に載置された旋回モータ82により、90°ず
つ旋回して第1姿勢(図1中の実線にて示す姿勢)と第
2姿勢(図1中の仮想線にて示す姿勢)と第3姿勢(図
2中にて示す姿勢)とからなる三様の姿勢をとり得る三
方アーム15の一部を構成する第1アーム15aの先端
部に設けられている。なお前記三様の姿勢について具体
的に説明すると、第1姿勢は、前記第1アーム15aが
前記台木Aから最も離隔した位置をとる姿勢であり、第
3姿勢は前記第1アーム15aが前記第1姿勢から18
0°旋回して前記台木Aに最も接近した位置をとる姿勢
であり、第2姿勢は前記第1アーム15aが前記両姿勢
の中間の位置をとる姿勢である。また前記三方アームの
残りのアームのうちの一方、即ち第2アーム15bは、
前記第1アーム15aと略直交する方向に延設されてお
り、前記第1姿勢において上向き姿勢をとるようになっ
ており、また前記残りのアームのうちの他方、即ち第3
アーム15cは、前記第1アーム15aの反対側に延設
されており、前記第1姿勢において台木Aに最も近接し
た位置をとるようになっている。そして、前記第3アー
ム15cの先端部には近接センサ17が装着されてお
り、該近接センサ17によって台木Aの先端が感知され
るようになっている。
【0008】また、7は台木A及び穂木Bを前記保持手
段6にて保持したまま、その台木A及び穂木Bの接合相
当箇所を夫々、所定接合形状にカットする切断手段であ
り、該切断手段7は具体的には、前記移動台82から延
設された支持部材71aによって支持されたカム手段7
1bを植木鉢11を支持する載置台12側(以下台木A
側という) へ移動させ、その移動に応じて対向する一対
の刃部を相互接近させてその間に配される穂木Bの接合
相当箇所を所定接合形状にカットするカムローラ方式の
穂木カッタ71と、前記三方アーム15の第2アーム1
5bの先端部に回転自在に装着され、それを回転させつ
つ前記三方アーム15を前記第1姿勢から前記第2姿勢
へ旋回させることにより、前記台木保持手段61にて保
持した台木Aの接合相当箇所を所定接合形状にカットす
る回転切断方式の台木カッタ72とからなる。なお、三
方アーム15の旋回中心から、穂木保持手段62にて保
持されカットされた穂木Bの切断部最先端位置までの距
離は、前記旋回中心から台木カッタ72の刃先最遠位置
までの距離よりも、一定距離αだけ短くしてある(図1
参照)。
【0009】また、8は前記保持手段6にて台木A及び
穂木Bを保持したままその台木A及び穂木Bの所定接合
形状にカットされた両接合部の位置を合わせる位置合わ
せ手段であり、該位置合わせ手段8は具体的には、前記
旋回モータ81及び前記移動台82を主たる要素として
構成されている。
【0010】また、9は前記位置合わせ手段8にて両接
合部の位置が合わされた台木A及び穂木Bの接合部を固
定する固定手段であり、該固定手段9は具体的には、前
記移動台82上に載置されバンドやテープ等の固定媒体
を繰り出し該固定媒体にて前記接合部を固定する固定装
置91からなる。
【0011】かかる装置を用いて台木Aに対する穂木B
の接木を行う場合、先ず、載置台12上に植木鉢11を
載置して台木Aを台木保持手段61にて保持すると共に
三方アーム15を図1に示す如き第1姿勢にした状態に
て第1アーム15aの先端部に穂木Bを補給して該穂木
Bを穂木保持手段62にて保持する。
【0012】次に、三方アーム15を第1姿勢にしたま
まで移動台82を台木A側へ移動させ、前記近接センサ
17が台木Aの先端を感知するまでに穂木カッタ71に
て穂木Bの接合相当箇所をカットする。そして移動台8
2を台木A側へ更に移動させ、近接センサ17が台木A
の先端を感知すると、移動台82の移動を停止すると共
に台木カッタ72の回転を開始し、その状態を維持しつ
つ三方アーム15を90°旋回させて第2姿勢にするこ
とにより、台木Aの接合相当箇所を所定接合形状にカッ
トする。
【0013】そして、台木Aの接合相当箇所が所定接合
形状にカットされると、台木カッタ72の回転を停止し
つつ三方アーム15を更に90°旋回させる。そしてこ
の時点では図2に示す如く、台木Aの接合相当箇所と穂
木Bの接合相当箇所とが一定距離αだけ離隔して対面し
た状態となるため、移動台82を螺軸14を回転させる
ことにより、前記一定距離αだけ台木A側へ移動させ、
台木Aの接合相当箇所と穂木Bの接合相当箇所との位置
合わせを行う。なお、移動台82を一定距離αだけ移動
させるのをより確実化するためには、移動台82の所定
位置にストッパ82aを付設しておき、該ストッパ82
aを適宜固定部に接当させて移動台82を強制的に位置
決めするとよい。
【0014】次に、上述の位置合わせが行われた状態の
台木A及び穂木Bの接合部に対し、固定装置91より繰
り出される固定媒体を用いて該接合部を固定する。かく
して接合部の固定が完了した後、穂木保持手段62によ
る穂木Bのクランプを解除して移動台82を元の位置に
戻し、然る後に三方アーム15を逆方向へ180°旋回
させて第1姿勢に戻す。そして台木保持手段61による
クランプを解除して穂木Bが接木された台木Aを植木鉢
11共々取り外す。
【0015】〔別実施例〕 (イ)上述の実施例においては、台木A,穂木Bを1箇
所にて保持することとしたが、これらを2箇所で保持す
ることとすれば、斜方向へ成長した台木A,穂木Bを直
線状に矯正することができ上述の接合部位置合わせがよ
り確実になる。
【0016】(ロ)上述の実施例において、三方アーム
15の旋回中心から台木カッタ72までの刃先最遠位置
までの距離を、前記旋回中心から穂木保持手段62にて
保持されカットされた穂木Bの切断部先端位置までの距
離に一致させておくと、台木カッタAにて台木Aをカッ
トした状態(第2姿勢)から三方アーム15を90°旋
回させることにより、台木Aの接合相当箇所と穂木Bの
接合相当箇所との位置合わせが行われ得る。
【0017】(ハ)上述の実施例においては、三方アー
ム15を180°旋回させた後、逆転させて元の第1姿
勢に戻すこととしたが、該三方アーム15を360°旋
回させて元の第1姿勢へ戻すことも可能である。
【0018】(ニ)上述の実施例とは異なる実施例とし
て、図3及び図4に示す如く、台木Aを養生した植木鉢
11を自動搬送装置20を用いて間欠送り方式にて平行
移動させる実施例も考えられる。図において、S1は台
木Aを養生した植木鉢11を搬入し台木Aを台木保持手
段61’にて保持する取付ポジションであり、S2は前
記植木鉢11が平行移動された後に台木カッタ72’に
て台木Aの接合相当箇所を所定接合形状にカットする台
木切断ポジションであり、S3は前記植木鉢11が更に
平行移動された後に前記台木Aに対して穂木Bを供給す
べく該穂木Bを穂木保持手段62’にて保持しつつその
接合相当箇所を穂木カッタ71’を用いて所定接合形状
にカットする穂木保持・切断ポジションであり、S4は
前記接合相当箇所のカットが行われた台木Aに対して1
80°旋回アーム21を用いて前記接合相当箇所のカッ
トが行われた穂木Bを位置合わせすべく旋回した上でこ
れを平行移動させ、単にその接合部に固定装置91’よ
り固定媒体を繰り出して該媒体にて前記接合部を固定す
る位置合わせ・固定ポジションであり、S5は前記穂木
Bから位置合わせされた上で固定が行われた台木Aを植
木鉢11共々取り出す取外ポジションである。
【0019】なお、前記台木カッタ72’は詳しくは、
前記旋回アーム21及び穂木カッタ71’と共に傾斜台
18上に載置され、傾斜台18の傾斜面に沿って回転刃
を台木A方向へ接近させるべく平行移動することによっ
て台木Aの接合相当箇所をカットするものであり、その
カット時の回転刃の平行移動距離に関する情報は、位置
合わせ・固定ポジションS4において穂木Bが台木Aに
位置合わせされるときに使用される。即ち、該位置合わ
せ・固定ポジションS4においては、穂木カッタ71’
にて切断された穂木Bを保持しつつ下方へ180°旋回
する旋回アーム21が旋回しきった状態のまま傾斜台1
8の傾斜面に沿って台木A方向へ平行移動して台木Aと
穂木Bとの接合部同士の位置合わせが行われるが、その
平行移動量は前記情報に基づいて設定される。
【0020】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における三方アームが第1姿勢にあ
る状態を示す説明図
【図2】第1実施例における三方アームが第3姿勢にあ
る状態を示す説明図
【図3】第2実施例における正面図
【図4】図3のIV−IV線による矢視図
【符号の説明】
6 保持手段 7 切断手段 8 位置合わせ手段 9 固定手段 A 台木 B 穂木
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 自動接木装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、台木に穂木を接ぎ木処
理する自動接木装置に関する。
【0002】
【従来の技術】接ぎ木処理は、植物の一部(穂木)を他
の植物(台木)に接合して、所望の性質を有する植物を
得る方法であり、これによって樹勢調節、着花促進、結
果量増加及び品質向上等を図ることができ、古くから広
く利用されている。前述のような接ぎ木処理を自動的に
行う自動接木装置の一例が、実開昭61−31038号
公報に開示されている。この自動接木装置では前記公報
の第18図に示すように、穂木の茎部を楔状に切断し台
木の茎部の上端面に穴を開けて、穂木の茎部を台木の茎
部の上端面の穴に接ぎ木処理するように構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように台木の茎
部の上端面に穴を開ける場合、この穴の直径は台木の茎
部の直径よりも小さなものとなり、穴自身が非常に小さ
なものとなるので、前述の自動接木装置では、台木の茎
部の上端面の小さな穴に穂木の茎部を接合する状態とな
っている。これに対し台木の茎部及び穂木の茎部は、向
きがバラ付いており且つ軟らかくて向きが変わり易い状
態のものが多いので、台木の茎部の上端面の小さな穴に
穂木を接合することは実際には困難な場合が多く、台木
の茎部と穂木の茎部との接合がうまく行えないことがあ
る。さらに、小さな苗と言ってよい台木において、この
台木の細い茎部の上端面と言う非常に狭い範囲の中に小
さな穴を開けることも、実際には困難なものである。
【0004】又、前述の自動接木装置では、台木の茎部
の上端面に穴を開ける際に、台木の全ての子葉を残して
いるので、接ぎ木処理の後に台木の子葉が成長すること
があり、この台木の子葉の成長により穂木の成長が妨げ
られることがある。本発明は自動接木装置において、台
木と穂木との接合がうまく行えるように、台木の子葉の
成長により穂木の成長が妨げられることがないように構
成することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は自動接木
装置において、次のように構成することにある。 〔1〕台木の茎部を保持する台木保持手段と、台木保持
手段によって保持された台木の茎部の接合相当箇所を、
所定接合形状に切断する台木切断手段と、所定接合形状
に切断された台木の接合相当箇所と、穂木の接合相当箇
所とを、互いに接合させる接合手段とを備えてある。
【0006】〔2〕台木の茎部を保持する台木保持手段
と、台木保持手段によって保持された台木の茎部の接合
相当箇所を、所定接合形状に切断する台木切断手段と、
穂木の茎部を保持する穂木保持手段と、穂木保持手段に
よって保持された穂木の茎部の接合相当箇所を、所定接
合形状に切断する穂木切断手段と、所定接合形状に切断
された台木の接合相当箇所と、所定接合形状に切断され
た穂木の接合相当箇所とを、互いに接合させる接合手段
とを備えてある。
【0007】〔3〕台木の茎部を保持する台木保持手段
と、台木保持手段によって保持された台木の茎部の接合
相当箇所を、所定接合形状に切断する台木切断手段と、
穂木の茎部を保持する穂木保持手段と、穂木保持手段に
よって保持された穂木の茎部の接合相当箇所を、所定接
合形状に切断する穂木切断手段と、茎部の接合相当箇所
が所定接合形状に切断された穂木を穂木保持手段に保持
させたままで、所定接合形状に切断された台木の接合相
当箇所と、所定接合形状に切断された穂木の接合相当箇
所とを、互いに接合させる接合手段とを備えてある。
【0008】〔4〕台木の茎部を保持する台木保持手段
と、台木保持手段によって保持された台木の茎部の接合
相当箇所を、所定接合形状に切断する台木切断手段と、
穂木の茎部を保持する穂木保持手段と、穂木保持手段に
よって保持された穂木の茎部の接合相当箇所を、所定接
合形状に切断する穂木切断手段とを備えて、穂木切断手
段と台木保持手段との間に穂木保持手段を配置し、穂木
保持手段を穂木切断手段と台木保持手段との間を往復移
動させて、所定接合形状に切断された台木の接合相当箇
所に、所定接合形状に切断された穂木の接合相当箇所を
接合させるように、穂木保持手段を作動操作する操作手
段を備えてある。
【0009】
【作用】 〔I〕前述の実開昭61−31038号公報に記載の自
動接木装置のように、台木の茎部の上端面に穴を開ける
構成であると、穂木の茎部が接合可能な部分は前述の穴
と言う小さな部分でしかない。これに対し請求項1の特
徴によると、台木の接合相当箇所が所定接合形状に切断
されて、この所定接合形状に切断された台木の接合相当
箇所と、穂木の接合相当箇所とが接合される。この場
合、台木の接合相当箇所を斜めに切断したりすることに
より、穂木の接合相当箇所が接合可能な部分を、前述の
穴と言う小さな部分よりも大きなものにすることができ
る。これによって、向きがバラ付いており且つ軟らかく
て向きが変わり易いと言うような台木の茎部及び穂木の
茎部の状態の影響を受けることなく、台木と穂木との接
合を支障なく確実に行うことができる。
【0010】請求項1の特徴のように、台木の接合相当
箇所を所定接合形状に切断する構成の場合、切断の対象
となるのは台木の茎部の上端面と言う非常に狭い範囲で
はなく、台木の茎部の全体(接合相当箇所)と言う比較
的広い範囲が切断の対象となる。これにより、向きがバ
ラ付いており且つ軟らかくて向きが変わり易いと言うよ
うな台木の茎部の状態の影響を受けることなく、台木の
接合相当箇所を支障なく確実に所定接合形状に切断する
ことができる。
【0011】請求項1の特徴において台木の接合相当箇
所を所定接合形状に切断する際、台木の子葉(一部又は
全て)を切除するように構成すれば、接ぎ木処理の後に
台木の子葉が成長すると言うことが少なくなるので、台
木の子葉の成長により穂木の成長が妨げられると言うよ
うな状態は生じない。
【0012】〔II〕請求項1の特徴では、台木保持手
段により台木の茎部が保持された状態において、台木切
断手段が台木の接合相当箇所を所定接合形状に切断す
る。このように台木切断手段による切断時に台木の茎部
が動かないように保持しておくことにより、台木切断手
段が台木の接合相当箇所を精度良く所定接合形状に切断
することができる。
【0013】〔III〕請求項2の特徴によると、請求
項1の場合と同様に前項〔I〕〔II〕に記載の「作
用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」
を備えている。請求項2の特徴では台木切断手段に加え
て、穂木の接合相当箇所を所定接合形状に切断する穂木
切断手段も備えているので、台木及び穂木切断手段によ
り台木及び穂木の接合相当箇所を、互いに接合され易い
所定接合形状に設定することができる。これにより、台
木と穂木との接合が確実なものとなる。この場合、台木
と同様に穂木保持手段により穂木の茎部が保持された状
態において、穂木切断手段が穂木の接合相当箇所を所定
接合形状に切断する。このように穂木切断手段による切
断時に穂木の茎部が動かないように保持しておくことに
より、穂木切断手段が穂木の接合相当箇所を精度良く所
定接合形状に切断することができる。
【0014】請求項2の特徴では、台木切断手段と穂木
切断手段とを別々に備えている。これにより、台木の接
合相当箇所の所定接合形状での切断、及び穂木の接合相
当箇所の所定接合形状での切断を同時に並行して行うこ
とができるので、一つの切断手段によって台木の接合相
当箇所の所定接合形状での切断を行い、次に穂木の接合
相当箇所の所定接合形状での切断を行うと言うような構
成に比べて、時間の短縮を図ることができる。
【0015】〔IV〕請求項3の特徴によると、請求項
1及び2の場合と同様に前項〔I〕〔II〕〔III〕
に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のよ
うな「作用」を備えている。請求項3の特徴によると、
穂木保持手段が穂木の茎部を保持した状態で、穂木の接
合相当箇所が所定接合形状に切断されると、この穂木が
穂木保持手段から別の保持手段に移されたりすることな
く穂木保持手段に保持された状態で、この穂木と台木と
が接合される。
【0016】以上のように穂木保持手段により穂木を保
持した状態で、接合相当箇所の所定接合形状での切断及
び台木との接合が行われるように構成することにより、
接合相当箇所の所定接合形状での切断から台木との接合
までの間において、穂木保持手段に対する穂木の姿勢や
位置がずれることがないので、穂木と台木との接合が精
度良く行われる。
【0017】〔V〕請求項4の特徴によると、請求項
1,2,3の場合と同様に前項〔I〕〜〔IV〕に記載
の「作用」を備えており、これに加えて以下のような
「作用」を備えている。請求項4の特徴によると、穂木
切断手段と台木保持手段との間に穂木保持手段が配置さ
れて、穂木保持手段が穂木切断手段と台木保持手段との
間を往復移動して、穂木と台木との接合が繰り返されて
いく。このように穂木保持手段を作動操作することによ
り、穂木と台木との精度良い接合が、連続して繰り返し
て行われる。
【0018】
【発明の効果】請求項1の特徴のように、台木の接合相
当箇所を所定接合形状に切断して、接ぎ木処理を行うよ
うに構成することにより、穂木の接合相当箇所が接合可
能な部分を大きなものにすることができ、且つ、切断の
対象を台木の茎部の全体(接合相当箇所)と言う比較的
広い範囲とすることができた。これにより、向きがバラ
付いており且つ軟らかくて向きが変わり易いと言うよう
な台木の茎部及び穂木の茎部の状態の影響を受けること
なく、台木の接合相当箇所の所定接合形状での切断、並
びに、台木と穂木との接合が支障なく確実に行えるよう
になり、自動接木装置における接ぎ木処理の不良率を抑
えることができた。請求項1の特徴によると、台木の接
合相当箇所を所定接合形状に切断する際、台木の子葉
(一部又は全て)を切除するように構成することができ
るので、台木の子葉の成長により穂木の成長が妨げられ
ると言うような状態を未然に防止することができて、自
動接木装置の活着率を向上させることができた。
【0019】請求項1の特徴のように、台木保持手段に
より台木の茎部が保持された状態において、台木切断手
段が台木の接合相当箇所を所定接合形状に切断するよう
に構成することにより、台木切断手段が台木の接合相当
箇所を精度良く所定接合形状に切断することができるよ
うになるので、台木と穂木との接合を確実なものとする
ことができて、自動接木装置の活着率をさらに向上させ
ることができた。
【0020】請求項2の特徴によると、請求項1と同様
に前述の請求項1の「発明の効果」を備えており、これ
に加えて以下のような「発明の効果」を備えている。請
求項2の特徴にように台木切断手段及び穂木切断手段を
備えることにより、台木及び穂木の接合相当箇所を、互
いに接合され易い所定接合形状に設定することができる
点、並びに、穂木保持手段により穂木の茎部が保持され
た状態で、穂木切断手段が穂木の接合相当箇所を精度良
く所定接合形状に切断することができる点により、台木
と穂木との接合を確実なものとすることができるので、
自動接木装置の活着率をさらに向上させることができ
た。台木の接合相当箇所の所定接合形状での切断及び穂
木の接合相当箇所の所定接合形状での切断を同時に並行
して行うことにより、時間の無駄を省き時間の短縮を図
ることできるので、自動接木装置の作業能率を向上させ
ることができた。
【0021】請求項3の特徴によると、請求項1及び2
と同様に前述の請求項1及び2の「発明の効果」を備え
ており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備
えている。請求項3の特徴によると、接合相当箇所の所
定接合形状での切断から台木との接合までの間におい
て、穂木保持手段に対する穂木の姿勢や位置がずれるこ
とがなく、穂木と台木との接合が精度良く行われるよう
になるので、自動接木装置の活着率をさらに向上させる
ことができた。
【0022】請求項4の特徴によると、請求項1,2,
3,と同様に前述の請求項1,2,3の「発明の効果」
を備えており、これに加えて以下のような「発明の効
果」を備えている。請求項4の特徴のように、穂木切断
手段と台木保持手段との間に穂木保持手段が配置するこ
とにより、穂木と台木との精度良い接合が、穂木保持手
段により連続して繰り返して行われるようになるので、
自動接木装置の作業能率を向上させることができた。
【0023】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて説明する。図1及び図2に示すように、台木A及び
穂木Bを個別に保持し接合する接合手段6が備えられて
おり、植木鉢11にて養成され載置台12に横向きに配
置される台木A(台木Aの先端側は必要に応じて荒切除
されている)の茎部を、傷めないようにスプリング61
aを介して弾力的に保持する台木保持手段61と、播種
して発芽させた穂木Bの茎部を、傷めないようにスプリ
ング62aを介して弾力的に保持する穂木保持手段62
とから、接合手段6が構成されている。
【0024】モータ13の出力軸13aに連結された螺
軸14の正逆両方向の回転に応じ、載置台12に対し接
近離間する方向へ往復運動する移動台82が備えられ、
移動台82に後述する固定装置91等と共に載置された
旋回モータ81(操作手段に相当)によって、90°ず
つ旋回して第1姿勢(図1の実線で示す姿勢)、第2姿
勢(図1の二点鎖線で示す姿勢)、及び第3姿勢(図2
に示す姿勢)の3つの姿勢をとる三方アーム15が備え
られており、三方アーム15の一部を構成する第1アー
ム15aの先端部に穂木保持手段62が設けられてい
る。
【0025】第1,2,3姿勢について具体的に説明す
る。第1姿勢は第1アーム15aが台木Aから最も離れ
た位置となる姿勢であり、第3姿勢は第1アーム15a
が第1姿勢から180°旋回して台木Aに最も接近した
位置となる姿勢である。第2姿勢は第1アーム15aが
第1及び第2姿勢の中間の位置となる姿勢である。
【0026】三方アーム15の残りの第2アーム15b
は、第1アーム15aと略直交する方向に延設されてお
り、第1姿勢において上向き姿勢となる。三方アーム1
5の残りの第3アーム15cは、第1アーム15aの反
対側に延設されており、第1姿勢において台木Aに最も
接近した位置となる。第3アーム15cの先端部に近接
センサ17が装着されており、近接センサ17によって
台木Aの先端が感知される。
【0027】台木A及び穂木Bを接合手段6で保持した
まま、台木A及び穂木Bの接合相当箇所(茎部)の各々
を所定接合形状に切断する切断手段7が備えられてお
り、移動台82から延設された支持部材71aによって
支持されるカム手段71bを、植木鉢11を支持する載
置台12側(以下、台木A側と言う)へ移動させ、その
移動に応じて対向する一対の刃部を相互接近させて、そ
の間に配置される穂木Bの接合相当箇所(茎部)を、所
定接合形状に切断するカムローラ方式の穂木カッタ71
(穂木切断手段に相当)と、三方アーム15の第2アー
ム15bの先端部に回転自在に装着され、それを回転さ
せて三方アーム15を第1姿勢から第2姿勢へ旋回させ
ることにより、台木保持手段61にて保持された台木A
の接合相当箇所(茎部)を、所定接合形状に切断する回
転切断方式の台木カッタ72(台木切断手段に相当)と
から、切断手段7が構成されている。
【0028】三方アーム15の旋回中心から穂木保持手
段62にて保持され切断された穂木Bの切断部最先端位
置までの距離は、三方アーム15の旋回中心から台木カ
ッタ72の刃先最遠位置までの距離よりも、一定距離α
だけ短くしてある(図1参照)。
【0029】接合手段6にて台木A及び穂木Bを保持し
たまま、台木A及び穂木Bの所定接合形状に切断された
接合相当箇所の位置を合わせる位置合わせ手段8が備え
られており、位置合わせ手段8は旋回モータ81及び移
動台82を主たる要素として構成されている。
【0030】位置合わせ手段8にて接合相当箇所の位置
が合わされた台木A及び穂木Bの接合部を固定する固定
手段9が備えられ、固定手段9は移動台82に載置され
ており、バンドやテープ等の固定媒体を繰り出し固定媒
体にて接合部を固定する固定装置91から構成されてい
る。
【0031】以上の構造により台木Aに対する穂木Bの
接ぎ木処理を行う場合、先ず載置台12に植木鉢11を
載置して、台木Aを台木保持手段61にて保持し、三方
アーム15を図1に示す第1姿勢にした状態で、第1ア
ーム15aの先端部に穂木Bを補給して穂木Bを穂木保
持手段62にて保持する。
【0032】次に、三方アーム15を第1姿勢にしたま
まで移動台82を台木A側に移動させて、近接センサ1
7が台木Aの先端を感知するまでに、穂木カッタ71に
て穂木Bの接合相当箇所を所定接合形状に切断する。そ
して、移動台82を台木A側にさらに移動させ、近接セ
ンサ17が台木Aの先端を感知すると、移動台82の移
動を停止させて、台木カッタ72の回転を開始し、その
状態を維持しながら三方アーム15を90°旋回させて
第2姿勢にすることにより、台木Aの接合相当箇所を所
定接合形状に切断する。
【0033】台木Aの接合相当箇所が所定接合形状に切
断されると、台木カッタ72の回転を停止しながら、三
方アーム15をさらに90°旋回させる。この時点では
図2に示すように、台木Aの接合相当箇所と穂木Bの接
合相当箇所とが一定距離αだけ離れて対面した状態とな
るので、螺軸14を回転させることにより、移動台82
を一定距離αだけ台木A側へ移動させて、台木Aの接合
相当箇所と穂木Bの接合相当箇所との位置合わせを行
う。移動台82を一定距離αだけ移動させるのをより確
実化するために、移動台82の所定位置にストッパ82
aを設けておき、ストッパ82aを固定部に接当させる
ことにより移動台82を強制的に位置決めするとよい。
【0034】次に、位置合わせが行われた台木A及び穂
木Bの接合部を、固定装置91より繰り出される固定媒
体を用いて固定する。このようにして台木A及び穂木B
の接合部の固定が完了した後、穂木保持手段62による
穂木Bの保持を解除して、移動台82を元の位置に戻
し、この後に三方アーム15を逆方向へ180°旋回さ
せて第1姿勢に戻す。台木保持手段61による保持を解
除して穂木Bが接ぎ木処理された台木Aを植木鉢11と
一緒に取り外す。
【0035】〔別実施例〕 (イ)前述の実施例では、台木A及び穂木Bを1箇所に
て保持するように構成したが、台木A及び穂木Bを2箇
所で保持することとすれば、斜方向へ成長した台木A及
び穂木Bを直線状に矯正することができ、接合相当箇所
の位置合わせがより確実になる。
【0036】(ロ)前述の実施例において、三方アーム
15の旋回中心から台木カッタ72までの刃先最遠位置
までの距離を、三方アーム15の旋回中心から穂木保持
手段62にて保持され切断された穂木Bの切断部先端位
置までの距離に一致させておくと、台木カッタ72にて
台木Aを切断した状態(第2姿勢)から三方アーム15
を90°旋回させることにより、台木Aの接合相当箇所
と穂木Bの接合相当箇所との位置合わせが行われる。
【0037】(ハ)前述の実施例では、三方アーム15
を180°旋回させた後、三方アーム15を逆転させて
元の第1姿勢に戻すこととしたが、三方アーム15を3
60°旋回させて元の第1姿勢へ戻すことも可能であ
る。
【0038】(ニ)前述の実施例とは異なる実施例とし
て図3及び図4に示すように、台木Aを養生した植木鉢
11を、自動搬送装置20を用いて間欠送り方式にて平
行移動させる実施例が考えられる。図3及び図4に示す
ように、台木Aを養生した植木鉢11を搬入し台木Aの
茎部を台木保持手段61’にて保持する取付ポジション
S1、植木鉢11が平行移動された後に台木カッタ7
2’(台木切断手段に相当)にて、台木Aの接合相当箇
所を所定接合形状に切断する台木切断ポジションS2、
植木鉢11がさらに平行移動された後、台木Aに対して
穂木Bを供給すべく、穂木Bの茎部を穂木保持手段6
2’にて保持しながら、穂木Bの接合相当箇所を穂木カ
ッタ71’(穂木切断手段に相当)を用いて、所定接合
形状に切断する穂木保持切断ポジションS3が備えられ
ている。
【0039】接合相当箇所が所定接合形状に切断された
台木Aに対して、180°旋回する旋回アーム21(接
合手段に相当)を用いて、接合相当箇所が所定接合形状
に切断された穂木Bを位置合わせする為に180°旋回
した上で、旋回アーム21を平行移動させて、台木A及
び穂木Bの接合部に固定装置91’から固定媒体を繰り
出し、固定媒体にて台木A及び穂木Bの接合部を固定す
る位置合わせ固定ポジションS4、穂木Bが接ぎ木処理
された台木Aを、植木鉢11と一緒に取り出す取り外し
ポジションS5が備えられている。
【0040】台木カッタ72’は旋回アーム21及び穂
木カッタ71’と一緒に傾斜台22に載置されており、
傾斜台22の傾斜面に沿って回転刃を台木A側に接近さ
せるように平行移動することによって、台木Aの接合相
当箇所を所定接合形状に切断する。この切断時の回転刃
の平行移動距離に関する情報は、位置合わせ固定ポジシ
ョンS4において、穂木Bが台木Aに位置合わせされる
ときに使用される。
【0041】この場合、位置合わせ固定ポジションS4
において、穂木カッタ71’にて切断された穂木Bを保
持しながら、下方へ旋回アーム21が180°旋回しき
った状態のままで、傾斜台22の傾斜面に沿って台木A
側に平行移動して、台木A及び穂木Bの接合相当箇所の
位置合わせが行われるのであり、その平行移動量が前述
の情報に基づいて設定される。
【0042】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】三方アームが第1姿勢にある状態を示す側面図
【図2】三方アームが第3姿勢にある状態を示す側面図
【図3】別実施例における自動接木装置の正面図
【図4】図3においてIV−IVの方向から見た縦断側
面図
【符号の説明】 6,21 接合手段 61,61’ 台木保持手段 62,62’ 穂木保持手段 71,71’ 穂木切断手段 72,72’ 台木切断手段 81 操作手段 A 台木 B 穂木

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台木(A)の茎部を保持する台木保持手
    段(61)と、 前記台木保持手段(61)によって保持された前記台木
    (A)の茎部の接合相当箇所を、所定接合形状に切断す
    る台木切断手段(72)と、 所定接合形状に切断された前記台木(A)の接合相当箇
    所と、穂木(B)の接合相当箇所とを、互いに接合させ
    る接合手段(6)とを備えてある自動接木装置。
  2. 【請求項2】 台木(A)の茎部を保持する台木保持手
    段(61)と、 前記台木保持手段(61)によって保持された前記台木
    (A)の茎部の接合相当箇所を、所定接合形状に切断す
    る台木切断手段(72)と、 穂木(B)の茎部を保持する穂木保持手段(62)と、 前記穂木保持手段(62)によって保持された前記穂木
    (B)の茎部の接合相当箇所を、所定接合形状に切断す
    る穂木切断手段(71)と、 所定接合形状に切断された前記台木(A)の接合相当箇
    所と、所定接合形状に切断された前記穂木(B)の接合
    相当箇所とを、互いに接合させる接合手段(6)とを備
    えてある自動接木装置。
  3. 【請求項3】 台木(A)の茎部を保持する台木保持手
    段(61)と、 前記台木保持手段(61)によって保持された前記台木
    (A)の茎部の接合相当箇所を、所定接合形状に切断す
    る台木切断手段(72)と、 穂木(B)の茎部を保持する穂木保持手段(62)と、 前記穂木保持手段(62)によって保持された前記穂木
    (B)の茎部の接合相当箇所を、所定接合形状に切断す
    る穂木切断手段(71)と、 茎部の接合相当箇所が所定接合形状に切断された前記穂
    木(B)を前記穂木保持手段(62)に保持させたまま
    で、所定接合形状に切断された前記台木(A)の接合相
    当箇所と、所定接合形状に切断された前記穂木(B)の
    接合相当箇所とを、互いに接合させる接合手段(6)と
    を備えてある自動接木装置。
  4. 【請求項4】 台木(A)の茎部を保持する台木保持手
    段(61)と、 前記台木保持手段(61)によって保持された前記台木
    (A)の茎部の接合相当箇所を、所定接合形状に切断す
    る台木切断手段(72)と、 穂木(B)の茎部を保持する穂木保持手段(62)と、 前記穂木保持手段(62)によって保持された前記穂木
    (B)の茎部の接合相当箇所を、所定接合形状に切断す
    る穂木切断手段(71)とを備えて、 前記穂木切断手段(71)と前記台木保持手段(72)
    との間に、前記穂木保持手段(62)を配置し、 前記穂木保持手段(62)を前記穂木切断手段(71)
    と前記台木保持手段(72)との間を往復移動させて、
    所定接合形状に切断された前記台木(A)の接合相当箇
    所に、所定接合形状に切断された前記穂木(B)の接合
    相当箇所を接合させるように、前記穂木保持手段(6
    2)を作動操作する操作手段を備えてある自動接木装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1084588C (zh) * 1998-01-09 2002-05-15 张铁中 自动旋切贴合嫁接机

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CN1084139C (zh) * 1998-01-09 2002-05-08 张铁中 自动插接嫁接机
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