JPH09163468A - 遠隔操作装置 - Google Patents

遠隔操作装置

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JPH09163468A
JPH09163468A JP7325472A JP32547295A JPH09163468A JP H09163468 A JPH09163468 A JP H09163468A JP 7325472 A JP7325472 A JP 7325472A JP 32547295 A JP32547295 A JP 32547295A JP H09163468 A JPH09163468 A JP H09163468A
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JP
Japan
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Application number
JP7325472A
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English (en)
Inventor
Yoshito Mizuno
好人 水野
Megumi Mori
恵 森
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リモートコントローラ側に設けられる記憶回
路部を揮発性メモリにより構成する場合であっても、内
蔵電池の交換時において当該記憶回路部に対しデータを
入力し直すという面倒な操作を不要にすること。 【解決手段】 電池2を電源としたリモートコントロー
ラ1の制御回路部3は、揮発性メモリより成る記憶回路
部7に記憶された固有データの追加・変更があった場合
にその追加・変更データを送信し、記憶回路部7の記憶
内容に異常があった場合にデータ要求信号を送信し、送
受信ECU8からの固有データを受信したときにその受
信データを記憶回路部7に対し新たな固有データとして
記憶する。送受信ECU8側の制御装置10は、リモー
トコントローラ1からの追加・変更データを受信したと
きに当該追加・変更データを記憶装置12に記憶し、デ
ータ要求信号を受信したときに記憶装置12に記憶され
ている固有データを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモートコントロ
ーラと、このリモートコントローラからの操作信号を受
けて負荷を動作させる負荷制御装置とを組み合わせて成
る遠隔操作装置、特には、リモートコントローラ側に固
有データを保持する機能が設けられた遠隔操作装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年の遠隔操作装置においては、リモー
トコントローラ側に、遠隔操作内容に対応した各種設定
条件データを記憶するための条件登録機能、任意のメ
モ、住所録及び電話番号などの個人データを記憶するた
めのパーソナル機能などを設定することが行われてお
り、この場合、上記のような設定条件データ及び個人デ
ータのような固有データは、内蔵電池を電源とした記憶
回路部に記憶されることになる。
【0003】上記のような固有データは常時において保
持しておく必要があるため、記憶回路部としてRAMの
ような揮発性メモリを設ける場合には、その記憶内容を
内蔵電池によりバックアップすることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】内蔵電池は定期的に交
換することが必要であるが、その交換時には記憶回路部
の電源が断たれて記憶内容が消去されてしまうことにな
る。このため、記憶回路部としてRAMを用いる構成で
は、電池交換毎に固有データを入力し直すという面倒な
操作が必要になる。このような問題点に対処するために
は、記憶回路部をEEPROMのような不揮発性メモリ
により構成すれば良いが、EEPROMは、RAMに比
べてコスト高であるため、装置全体のコストが高騰する
という新たな問題点を招くものであった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、リモートコントローラ側に設けられ
る記憶回路部を揮発性メモリにより構成する場合であっ
ても、内蔵電池の交換時において当該記憶回路部に対し
データを入力し直すという面倒な操作を不要にできる遠
隔操作装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、内蔵電池を電源として構成され、固有デー
タを保持するための記憶回路部、及びこの記憶回路部の
アクセス制御並びに操作信号の送信制御などを行うため
の制御回路部を備えたリモートコントローラと、このリ
モートコントローラからの操作信号を受信するのに応じ
て負荷を動作させる負荷制御装置とを組み合わせて成る
遠隔操作装置において、前記リモートコントローラを、
前記記憶回路部に記憶された固有データの追加・変更が
あった場合にその追加・変更データを送信する機能、前
記記憶回路部の記憶内容に異常があった場合にデータ要
求信号を送信する機能、並びに前記負荷制御装置からの
固有データを受信したときにその受信データを上記記憶
回路部に対し新たな固有データとして記憶する機能を備
えた構成とし、前記負荷制御装置を、前記記憶回路部と
同一の固有データを記憶するための記憶装置を備え、且
つ前記リモートコントローラからの追加・変更データを
受信したときに当該追加・変更データを上記記憶装置に
記憶する機能、並びに前記リモートコントローラからの
データ要求信号を受信したときに上記記憶装置に記憶さ
れている固有データを読み出して送信する機能を備えた
構成としたものである。
【0007】このような構成によれば、リモートコント
ローラ側において、記憶回路部に記憶された固有データ
の追加・変更があった場合には、その追加・変更データ
が送信されるようになる。この場合、前記記憶回路部と
同一の固有データを記憶するための記憶装置を備えて成
る負荷制御装置にあっては、リモートコントローラから
の追加・変更データを受信したときに、当該追加・変更
データを上記記憶装置に記憶するようになり、以て当該
記憶装置の記憶内容の修正動作が行われることになる。
【0008】また、リモートコントローラ側において、
前記記憶回路部の記憶内容に異常があった場合には、デ
ータ要求信号が送信されるようになる。この場合、負荷
制御装置にあっては、そのデータ要求信号を受信したと
きに、記憶装置に記憶されている固有データを読み出し
て送信するようになり、リモートコントローラ側におい
ては、上記のように負荷制御装置から送信される固有デ
ータを受信するのに応じて、その受信データを記憶回路
部に対し新たな固有データとして記憶するようになり、
以て当該記憶回路部の記憶内容の復旧動作が行われるこ
とになる。
【0009】以上のような修正動作及び復旧動作が行わ
れる結果、リモートコントローラ側の記憶回路部と、負
荷制御装置側の記憶装置とに、常時において同じ固有デ
ータが記憶保持されるようになる。特に、リモートコン
トローラ側の記憶回路部の記憶内容に異常があった場合
には、負荷制御装置側の記憶装置に記憶された固有デー
タが当該記憶回路部に新たな固有データとして記憶され
ることにより、リモートコントローラ側の記憶内容が復
旧されるようになるから、リモートコントローラ側の記
憶回路部を揮発性メモリにより構成した場合であって
も、その記憶回路部の記憶内容をバックアップする内蔵
電池の交換が行われる毎に固有データを入力し直すとい
う面倒な操作が不要になるものである(請求項1)。
【0010】また、前記リモートコントローラは、前記
追加・変更データ及びデータ要求信号を、負荷制御装置
側へ負荷を動作させるために送信される操作信号と共に
送信する構成としても良いものである。
【0011】このような構成によれば、リモートコント
ローラ側において操作信号の送信動作が行われる毎に、
前述した負荷制御装置側の記憶装置の記憶内容の修正動
作、並びにリモートコントローラ側の記憶回路部の記憶
内容の復旧動作が行われることになるから、リモートコ
ントローラ側の記憶回路部と、負荷制御装置側の記憶装
置とに、常時において同じ固有データを記憶保持した状
態を確実に維持できるようになる(請求項2)。
【0012】さらに、前記負荷制御装置を、前記記憶装
置の記憶内容に異常があった場合にデータ要求信号を送
信する機能、並びに前記リモートコントローラからの固
有データを受信したときにその受信データを上記記憶装
置に対し新たな固有データとして記憶する機能を備えた
構成とした上で、前記リモートコントローラを、前記負
荷制御装置からのデータ要求信号を受信したときに前記
記憶回路部に記憶されている固有データを読み出して送
信する機能を備えた構成としても良い。
【0013】この構成によれば、負荷制御装置側におい
て、前記記憶装置の記憶内容に異常があった場合には、
データ要求信号が送信されるようになる。この場合、リ
モートコントローラにあっては、そのデータ要求信号を
受信したときに、記憶回路部に記憶されている固有デー
タを読み出して送信するようになり、負荷制御装置側に
おいては、上記のようにリモートコントローラから送信
される固有データを受信するのに応じて、その受信デー
タを記憶装置に対し新たな固有データとして記憶するよ
うになり、以て当該記憶装置の記憶内容の復旧動作が行
われることになる(請求項3)。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動車用の遠隔制
御装置に適用した一実施例について図面を参照しながら
説明する。全体構成を機能ブロックの組み合わせにより
概略的に示す図1において、自動車の運転者が携帯する
リモートコントローラ1は、自動車用のドアロック機構
やエンジンスタータのような負荷を遠隔操作するための
もので、その遠隔操作のための操作信号を選択的に発生
する機能の他に、例えば、時計機能、エンジンスタート
時間の予約を行うためのタイマ機能、遠隔操作内容に対
応した各種設定条件データ(本発明でいう固有データに
相当)を記憶するための条件登録機能、任意のメモ、住
所録及び電話番号などの個人データ(本発明でいう固有
データに相当)を記憶するためのパーソナル機能などが
設定されている。
【0015】上記リモートコントローラ1は、内蔵した
電池2を電源としたもので、制御回路部3を中心に構成
されている。このリモートコントローラ1には、上記電
池2及び制御回路部3の他に、例えば液晶パネルより成
る表示装置4、電波による送受信動作を行うための通信
装置5、操作スイッチ群(図示せず)を備えて成る入力
装置6、前記条件登録機能及びパーソナル機能のための
データを記憶するための記憶回路部7が設けられる。
【0016】この場合、記憶回路部7としてはRAMの
ような揮発性メモリが利用されるものであり、その記憶
内容は前記電池2によりバックアップされることにな
る。また、制御回路部3は、例えばCPUを含んで成る
もので、表示装置4による表示内容の制御、通信装置5
による送受信動作の制御、並びに記憶回路部7のアクセ
ス制御などを、入力装置6からの入力信号、通信装置5
を通じて与えられる受信信号及び予め記憶したプログラ
ムに基づいて行うようになっている。
【0017】自動車側に設けられた送受信ECU8(本
発明でいう負荷制御装置に相当)は、上記リモートコン
トローラ1との間で送受信動作を行い得るように構成さ
れたものであり、車載バッテリ9を電源として動作する
ようになっている。この送受信ECU8は、負荷である
自動車用ドアロック機構及びエンジンスタータなどを制
御するためのもので、それらの負荷並びにその制御のた
めの周辺装置については図示を省略している。
【0018】また、送受信ECU8は、後述のような制
御を行うためのCPUを含んで成る制御装置10の他
に、リモートコントローラ1との間で送受信動作を行う
ための通信装置11、及びリモートコントローラ1側の
記憶回路部7と同じデータ(条件登録機能のための各種
設定条件データ及びパーソナル機能のための個人デー
タ)を記憶するための記憶装置12を備えた構成となっ
ている。尚、この場合、上記記憶装置12としてはRA
Mのような揮発性メモリが利用されるものであり、その
記憶内容は前記車載バッテリ9によりバックアップされ
ることになる。
【0019】さて、図2にはリモートコントローラ1が
有する制御回路部3による制御内容のうち、本発明の要
旨に関係した部分のみが示されており、以下これについ
て説明する。即ち、制御回路部3は、入力装置6の操作
に応じて当該入力装置6から、送受信ECU8に対する
制御要求を含む入力があった場合(ステップA1で「Y
ES」)には、記憶回路部7に記憶されている固有デー
タ、つまり、前述した条件登録機能のための各種設定条
件データ及びパーソナル機能のための個人データをパリ
ティチェックし(ステップA2)、そのチェック結果が
正常であるか否かを判断する(ステップA3)。
【0020】記憶データのチェック結果が正常であった
場合には、当該記憶回路部7に記憶されているデータの
追加・変更があったか否かを判断する(ステップA
4)。このとき、記憶データの追加・変更がない場合に
は、図4(a)に示すようなフォーマットの第1の制御
データΔAを通信装置5を通じて送信する(ステップA
5)。尚、図4(a)において、上記第1の制御データ
ΔAは、同期コード、当該リモートコントローラ1に固
有のIDコード及び操作内容を示す制御コード(本発明
でいう操作信号に相当)を組み合わせた構成となってい
る。
【0021】上記のような第1の制御データΔAの送信
後には、送受信ECU8からのデータ要求信号を通信装
置5を通じて受信したか否かを、所定の待ち時間τ1 が
経過するまでの期間だけ判断する(ステップA6、A
7)。
【0022】上記データ要求信号を受信することなく待
ち時間τ1 が経過したとき(ステップA7で「YE
S」)には、判断ステップA1へ戻るが、データ要求信
号を受信したとき(ステップA6で「YES」)には、
記憶回路部7に記憶されている全固有データを読み出す
ステップA8、その読み出しデータを含む図4(b)に
示すようなフォーマットの第2の制御データΔBを通信
装置5を通じて送信するステップA9を順次実行した後
に判断ステップA1へ戻る。
【0023】尚、図4(b)において、上記第2の制御
データΔBは、前記同期コード、IDコード及び制御コ
ードに対して、上記読み出しデータ(記憶回路部7に記
憶されている全データ)を組み合わせた構成となってい
る。
【0024】これに対して、記憶回路部7に記憶されて
いるデータをチェックした結果が正常であった場合にお
いて、その記憶データの追加・変更があった場合(ステ
ップA4で「YES」)には、記憶回路部7から当該追
加・変更があったデータを読み出すステップA10、そ
の読み出しデータを含む図4(c)に示すようなフォー
マットとの第3の制御データΔCを通信装置5を通じて
送信するステップA11を順次実行した後に、前記判断
ステップA6以降の制御を実行する。
【0025】尚、図4(c)において、上記第3の制御
データΔCは、前記同期コード、Dコード及び制御コー
ドに対して、上記読み出しデータ(記憶回路部7中にお
ける追加・変更があったデータ)を組み合わせた構成と
なっている。
【0026】一方、記憶回路部7に記憶されているデー
タをチェックした結果が異常であった場合(ステップA
3で「NO」)には、図4(d)に示すようなフォーマ
ットの第4の制御データΔDを通信装置5を通じて送信
する(ステップA12)。尚、図4(d)において、上
記第4の制御データΔDは、前記同期コード、IDコー
ド及び制御コードに対して、送受信ECU8側に記憶デ
ータの送信を求めるためのデータ要求コード(請求項1
の発明でいうデータ要求信号に相当)を組み合わせた構
成となっている。
【0027】上記のような第4の制御データΔDの送信
後には、送受信ECU8から後述のようにして送信され
てくるバックアップデータを通信装置5を通じて受信し
(ステップA13)、その受信が完了した後には、受信
したバックアップデータを記憶回路部7に書き込み(ス
テップA14)、しかる後に判断ステップA1へ戻る。
尚、上記バックアップデータは、実際には、前述した条
件登録機能のための各種設定条件データ及びパーソナル
機能のための個人データであり、記憶回路部7の所定記
憶エリアに固有データとして上書きされるものである。
【0028】図3には送受信装置8が有する制御装置1
0による制御内容のうち、本発明の要旨に関係した部分
のみが示されており、以下これについて説明する。即
ち、制御装置10は、リモートコントローラ1からの前
記第1〜第4の制御データΔA〜ΔDの何れかを通信装
置11を通じて受信した場合(ステップB1で「YE
S」)には、受信した制御データ中の制御コードに応じ
た負荷制御処理を実行する(ステップB2)。
【0029】この後に、記憶装置12に記憶されている
データ、つまり、条件登録機能のための各種設定条件デ
ータ及びパーソナル機能のための個人データをパリティ
チェックし(ステップB3)、そのチェック結果が正常
であるか否かを判断する(ステップB4)。
【0030】記憶データのチェック結果が正常であった
場合には、受信した制御データが、第1〜第4の制御デ
ータΔA〜ΔDの何れであるかを判断する(ステップB
5〜B7)。
【0031】そして、受信データが第2の制御データΔ
Bであった場合(ステップB5で「YES」)、つま
り、受信データ中に、リモートコントローラ1側の記憶
回路部7に記憶されている全データが含まれる場合に
は、その受信データを記憶装置12に書き込み(ステッ
プB8)、しかる後に判断ステップA1へ戻る。尚、こ
の場合、上記受信データは、記憶装置12における前記
各種設定条件データ及び個人データ用の記憶エリアに固
有データとして上書きされるものである。
【0032】受信データが第3の制御データΔCであっ
た場合(ステップB6で「YES」)、つまり、受信デ
ータ中に、リモートコントローラ1側の記憶回路部7に
おいて追加・変更があったデータが含まれる場合には、
その受信データを記憶装置12に書き込み(ステップB
9)、しかる後に判断ステップA1へ戻る。
【0033】また、受信データが第4の制御データΔD
であった場合(ステップB7で「YES」)、つまり、
受信データ中に、記憶データの送信を求めるためのデー
タ要求コードが含まれる場合には、記憶装置12に記憶
されている全データを読み出すステップB10、その読
み出しデータをバックアップデータとして通信装置11
から送信するステップB11を順次実行した後に判断ス
テップB1へ戻る。
【0034】尚、受信データが第1の制御データΔAで
あった場合(ステップB7で「NO」)、つまり、受信
データ中に上述した各データ(リモートコントローラ1
側の記憶回路部7に記憶されている全データ、当該記憶
回路部7において追加・変更があったデータ)或いはデ
ータ要求コードが含まれない場合には、そのまま判断ス
テップB1へ戻る。
【0035】一方、記憶装置12に記憶されているデー
タをチェックした結果が異常であった場合(ステップB
4で「NO」)には、通信装置11を通じて前記データ
要求信号を送信するステップB12を実行した後に判断
ステップB1へ戻る。
【0036】しかして、以上説明したようなリモートコ
ントローラ1が有する制御回路部3による制御内容並び
に送受信ECU8が有する制御装置10による制御内容
を要約すると以下のようになる。
【0037】(1)リモートコントローラ1側の制御回
路部3にあっては、入力装置6を通じて送受信ECU8
に対する制御要求を含む入力があった場合において、記
憶回路部7に記憶されている固有データ(各種条件設定
データ、個人データ)の追加・変更がない状態では、送
受信ECU8に対する制御のための制御コードを含む第
1の制御データΔAを送信する。送受信ECU8側の制
御装置10にあっては、上記第1の制御データΔAを受
信した場合には、その制御データΔA中の制御コードに
応じた負荷制御処理を実行する。
【0038】(2)リモートコントローラ1側の制御回
路部3にあっては、記憶回路部7に記憶されている固有
データ(各種条件設定データ、個人データ)の追加・変
更があった状態で、入力装置6を通じて送受信ECU8
に対する制御要求を含む入力があった場合には、送受信
ECU8に対する制御のための制御コード及び上記追加
・変更データを含む第3の制御データΔCを送信する。
送受信ECU8側の制御装置10にあっては、上記第3
の制御データΔCを受信した場合には、その制御データ
ΔC中の制御コードに応じた負荷制御処理を実行すると
共に、制御データΔC中の追加・変更データを記憶装置
12に記憶するようになり、以て当該記憶装置12の記
憶内容の修正動作を行う。
【0039】(3)リモートコントローラ1の制御回路
部3にあっては、記憶回路部7の記憶内容に異常が生じ
ている状態で、入力装置6を通じて送受信ECU8に対
する制御要求を含む入力があった場合には、送受信EC
U8に対する制御のための制御コード及びデータ要求コ
ードを含む第4の制御データΔDを送信する。送受信E
CU8側の制御装置10にあっては、上記第4の制御デ
ータΔDを受信した場合には、その制御データΔD中の
制御コードに応じた負荷制御処理を実行すると共に、記
憶装置12に記憶されている全固有データを読み出して
送信するようになる。すると、リモートコントローラ1
の制御回路部3にあっては、上記のように送受信ECU
8から送信される固有データを受信するのに応じて、そ
の受信データを記憶回路部7に対し新たな固有データと
して記憶するようになり、以て当該記憶回路部7の記憶
内容の復旧動作を行う。
【0040】(4)送受信ECU8側の制御装置10に
あっては、記憶装置12の記憶内容に異常が生じている
状態で、リモートコントローラ1側から前記制御コード
を受信したときにデータ要求信号を送信する。リモート
コントローラ1の制御回路部3にあっては、上記データ
要求信号を受信した場合には、記憶回路部7に記憶され
ている全固有データを含む第2の制御データΔBを送信
する。すると送受信ECU8側の制御装置10にあって
は、上記第2の制御データΔBを受信した場合に、その
制御データΔB中の制御コードに応じた負荷制御処理を
実行すると共に、制御データΔB中の固有データを記憶
装置12に対し新たな固有データとして記憶するように
なり、以て当該記憶装置12の記憶内容の復旧動作を行
う。
【0041】以上のような修正動作及び復旧動作が行わ
れる結果、リモートコントローラ1側の記憶回路部7
と、送受信ECU8側の記憶装置12とに、常時におい
て同じ固有データが記憶保持されるようになる。そし
て、リモートコントローラ1側の記憶回路部7の記憶内
容に異常があった場合には、送受信ECU8側の記憶装
置12に記憶された固有データが当該記憶回路部7に新
たな固有データとして記憶されることにより、リモート
コントローラ1側の記憶内容が復旧され、また、送受信
ECU8側の記憶装置12の記憶内容に異常があった場
合には、リモートコントローラ1側の記憶回路部7に記
憶された固有データが当該記憶装置12に新たな固有デ
ータとして記憶されることにより、送受信ECU8側の
記憶内容が復旧されるようになる。
【0042】従って、リモートコントローラ1側の記憶
回路部7を本実施例のように揮発性メモリにより構成し
た場合であっても、その記憶回路部7の記憶内容をバッ
クアップする内蔵電池2の交換が行われる毎に固有デー
タを入力し直すという面倒な操作が不要になる。また、
送受信ECU8側の記憶装置12を揮発性メモリにより
構成した場合、記憶装置12の記憶内容をバックアップ
することになる車載バッテリ9の交換が行われたときで
も、記憶回路部7と記憶装置12とに常時において同じ
固有データを記憶保持した状態を維持できることにな
る。
【0043】また、上述のような記憶内容の修正動作及
び復旧動作は、リモートコントローラ1による各制御デ
ータΔA〜ΔDの送信動作毎に実行されるものであるか
ら、上記記憶回路部7と記憶装置12とに、常時におい
て同じ固有データを記憶保持した状態を確実に維持でき
るようになる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば以上の説明によって明ら
かなように、リモートコントローラ側の記憶回路部に固
有データを保持する機能が設けられる場合に、このリモ
ートコントローラからの操作信号に基づいて負荷を動作
させる負荷制御装置側に上記記憶回路部と同一の固有デ
ータを記憶するための記憶装置を設けた上で、リモート
コントローラ側の記憶回路部に記憶されている固有デー
タが追加・変更された場合、並びにその固有データに異
常が発生した場合には、当該記憶回路部の記憶内容が、
負荷制御装置側の記憶装置の記憶データに基づいて修正
或いは復旧される構成としたから、リモートコントロー
ラ側の記憶回路部を揮発性メモリにより構成する場合で
あっても、内蔵電池の交換時において当該記憶回路部に
対しデータを入力し直すという面倒な操作を不要にでき
るという有益な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示す機能ブロッ
ク図
【図2】リモートコントローラ側の制御内容を示すフロ
ーチャート
【図3】送受信ECU側の制御内容を示すフローチャー
【図4】リモートコントローラ側からの送信データのフ
ォーマット例を示す図
【符号の説明】
図面中、1はリモートコントローラ、2は電池、3は制
御回路部、7は記憶回路部、8は送受信ECU(負荷制
御装置)、10は制御装置、12は記憶装置を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内蔵電池を電源として構成され、固有デ
    ータを保持するための記憶回路部、及びこの記憶回路部
    のアクセス制御並びに操作信号の送信制御などを行うた
    めの制御回路部を備えたリモートコントローラと、この
    リモートコントローラからの操作信号を受信するのに応
    じて負荷を動作させる負荷制御装置とを組み合わせて成
    る遠隔操作装置において、 前記リモートコントローラは、前記記憶回路部に記憶さ
    れた固有データの追加・変更があった場合にその追加・
    変更データを送信する機能、前記記憶回路部の記憶内容
    に異常があった場合にデータ要求信号を送信する機能、
    並びに前記負荷制御装置からの固有データを受信したと
    きにその受信データを上記記憶回路部に対し新たな固有
    データとして記憶する機能を備えた構成とされ、 前記負荷制御装置は、前記記憶回路部と同一の固有デー
    タを記憶するための記憶装置を備えて成り、前記リモー
    トコントローラからの追加・変更データを受信したとき
    に当該追加・変更データを上記記憶装置に記憶する機
    能、並びに前記リモートコントローラからのデータ要求
    信号を受信したときに上記記憶装置に記憶されている固
    有データを読み出して送信する機能を備えた構成とされ
    ていることを特徴とする遠隔操作装置。
  2. 【請求項2】 前記リモートコントローラは、前記追加
    ・変更データ及びデータ要求信号を前記操作信号と共に
    送信するように構成されていることを特徴とする請求項
    1記載の遠隔操作装置。
  3. 【請求項3】 前記負荷制御装置は、前記記憶装置の記
    憶内容に異常があった場合にデータ要求信号を送信する
    機能、並びに前記リモートコントローラからの固有デー
    タを受信したときにその受信データを上記記憶装置に対
    し新たな固有データとして記憶する機能を備えた構成と
    され、 前記リモートコントローラは、前記負荷制御装置からの
    データ要求信号を受信したときに前記記憶回路部に記憶
    されている固有データを読み出して送信する機能を備え
    た構成とされていることを特徴とする請求項1記載の遠
    隔操作装置。
JP7325472A 1995-12-14 1995-12-14 遠隔操作装置 Pending JPH09163468A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008166033A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Mainichi Broadcasting System Inc 調光操作装置

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JP2008166033A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Mainichi Broadcasting System Inc 調光操作装置

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