JP3788826B2 - メインユニット、サブユニット、データ記憶制御ユニット及び車両用多重通信システム - Google Patents

メインユニット、サブユニット、データ記憶制御ユニット及び車両用多重通信システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メインユニット、サブユニット、データ記憶制御ユニット及び車両用多重通信システムに係り、特に各種データをバックアップするメモリバックアップシステムを有するシステムを構築するためのメインユニット、サブユニット、データ記憶制御ユニット及び車両用多重通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に従来の車両用多重通信システムの一例の概要構成ブロック図を示す。
車両用多重通信システム50は、図示しない車速センサから入力されるスピード信号に基づいて、車速を表示するスピードメータ、積算走行距離を表すオドメータ、リセット可能な積算走行距離を表すトリップメータ等を含む電子メータ51と、キーレスエントリーシステム(遠隔操作により鍵を用いずに車両ドアの施錠/解錠を行うシステム)を構成するキーレスレシーバ53と、図示しない被制御装置が接続され、当該被制御装置を制御するECU(Electronic control Unit)54と、を備えて構成されている。
【0003】
電子メータ51は、当該電子メータ51全体を制御するコントローラ55と、コントローラ55の制御下で当該電子メータ51においてバックアップしておくべき各種データを記憶するEEPROM(Electrical Erasable and Programmable Read Only Memory)56と、を備えて構成されている。
【0004】
キーレスレシーバ53は、当該キーレスレシーバ53全体を制御するコントローラ57と、図示しないキーレストランシーバからの送信電波を受信するRFアンテナ58と、RFアンテナ58を介して受信したキーレストランシーバからの送信電波を復調し、受信データとしてコントローラに出力する復調回路59と、コントローラ57の制御下で当該キーレスレシーバ53においてバックアップしておくべき各種データを記憶するEEPROM60と、を備えて構成されている。
【0005】
当該ECU54においてバックアップしておくべき各種データを記憶する図示しないEEPROMを内蔵し、当該ECU54全体を制御するコントローラ61を備えて構成されている。
次に動作を説明する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の車両用システムにおいては、当該車両用システムを構築するユニット(電子メータ51、キーレスレシーバ53あるいはECU54)毎に当該ユニットに必要なバックアップデータを記憶するEEPROMを備えていたため、以下のような問題点があった。
【0007】
▲1▼ バックアップすべきデータの容量は小容量であることが多く、各EEPROMのメモリ利用効率が低く、無駄が多くなってしまうという問題点があった。
▲2▼ また、他のユニットのEEPROMを利用してバックアップを行うためには、専用のハードウェア及びソフトウェアが必要となり、システム構成が複雑化するとともに、トータルなシステムコストが増大してしまうという問題点があった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、トータルなシステムコストを増大させることなく、バックアップ用メモリ(上述のEEPROM)の有効利用を図って、システム資源の無駄を低減することが可能なメインユニット、サブユニット、データ記憶制御ユニット及び車両用多重通信システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、サブユニットとともに車両用多重通信システムを構成するとともに、第1通信回線に接続されるメインユニットであって、前記第1通信回線を介して、あるいは、外部より第2通信回線を介して入力されるバックアップデータを記憶する不揮発性の記憶手段と、前記第1通信回線を介して前記記憶手段に記憶したバックアップデータを前記サブユニットに対して送信するデータ送信制御手段とを備え、前記データ送信制御手段は、前記第1通信回線に接続されているサブユニットから前記第1通信回線を介して送信される送信要求データに基づいて対応する前記バックアップデータを前記記憶手段から読み出す読出手段と、読み出された前記バックアップデータを前記第1通信回線を介して当該サブユニットに対して送信する送信手段と、を有して構成する。
【0010】
請求項1記載の発明によれば、メインユニットの記憶手段は、第1通信回線、あるいは、外部より第2通信回線を介して入力されるバックアップデータを電源断時においても記憶し、データ送信制御手段は、第1通信回線を介して記憶手段に記憶したバックアップデータをサブユニットに対して送信する。
【0012】
さらに、請求項記載の発明によれば、データ送信制御手段の読出手段は、第1通信回線に接続されているサブユニットから第1通信回線を介して送信される送信要求データに基づいて対応するバックアップデータを記憶手段から読み出す。
【0013】
これにより送信手段は、読み出されたバックアップデータを第1通信回線を介して当該サブユニットに対して送信する。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、前記送信要求データは、前記サブユニットを特定するためのサブユニット特定データを含み、前記読出手段は、前記送信要求データに基づいて当該送信要求データを送信した前記サブユニットを特定し、前記送信手段は、前記特定されたサブユニットに対し前記バックアップデータを送信するように構成する。
【0014】
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明の作用に加えて、読出手段は、送信要求データに含まれたサブユニット特定データに基づいて当該送信要求データを送信したサブユニットを特定し、送信手段は、特定されたサブユニットに対しバックアップデータを送信する。
【0015】
請求項記載の発明は、請求項1又は2記載のメインユニットに前記第1通信回線を介して接続されるサブユニットであって、前記送信要求データを前記第1通信回線を介して送信するデータ要求手段と、前記第1通信回線を介して送信された前記バックアップデータを一時的に記憶する一時記憶手段と、を備えて構成する。
【0016】
請求項記載の発明によれば、データ要求手段は、送信要求データを第1通信回線を介して送信する。
一時記憶手段は、この送信要求データに応答してメインユニットより第1通信回線を介して送信されたバックアップデータを一時的に記憶する。
【0017】
請求項記載の発明は、請求項1又は2記載のメインユニットに前記第2通信回線を介して接続されるデータ記憶制御ユニットであって、前記第2通信回線を介して前記バックアップデータを前記記憶手段に対して更新可能に記憶させ、あるいは、消去させるように構成する。
【0018】
請求項記載の発明によれば、データ記憶制御ユニットは、第2通信回線を介してバックアップデータを記憶手段に対して更新可能に記憶させ、あるいは、消去させる。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、前記第2通信回線を介して、前記バックアップデータの読み出しを要求する読出要求手段と、前記読み出した前記バックアップデータを表示するデータ表示手段と、を備えて構成する。
【0019】
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明の作用に加えて、読出要求手段は、第2通信回線を介して、バックアップデータの読み出しをメインユニットに対して要求する。
データ表示手段は、読み出したバックアップデータを表示する。
【0020】
請求項記載の発明は、多重データ通信が可能な第1通信回線、前記第1通信回線に多重通信可能に接続されたメインユニット及び前記第1通信回線に多重通信可能に接続されたサブユニットを有する車両用多重通信システムであって、前記メインユニットは、外部より第2通信回線を介して入力されるバックアップデータを記憶する記憶手段、前記第1通信回線に接続されているサブユニットから前記第1通信回線を介して送信される送信要求データに基づいて対応する前記バックアップデータを前記記憶手段から読み出す読出手段及び読み出された前記バックアップデータを前記第1通信回線を介して当該サブユニットに対して送信する送信手段を有し、前記サブユニットは、前記送信要求データを前記第1通信回線を送信するデータ要求手段及び前記第1通信回線を介して送信された前記バックアップデータを一時的に記憶する一時記憶手段を有するように構成する。
【0021】
請求項記載の発明によれば、多重データ通信が可能な第1通信回線、第1通信回線に多重通信可能に接続されたメインユニット及び第1通信回線に通信可能に接続されたサブユニットを有する
車両用多重通信システムのメインユニットの記憶手段は、外部より第2通信回線を介して入力されるバックアップデータを記憶する。
【0022】
これと並行して第1通信回線に接続されているサブユニットのデータ要求手段は、第1通信回線を介して送信要求データをメインユニットに送信し、読出手段は、サブユニットから送信された送信要求データに基づいて対応するバックアップデータを記憶手段から読み出し、送信手段は、読み出されたバックアップデータを第1通信回線を介して当該サブユニットに対して送信する。
【0023】
この結果、サブユニットの一時記憶手段は、第1通信回線を介して送信されたバックアップデータを一時的に記憶する。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、前記第2通信回線を介して前記バックアップデータを前記記憶手段に対して更新可能に記憶させ、あるいは、消去させるデータ記憶制御ユニットを備えて構成する。
【0024】
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明の作用に加えて、データ記憶制御ユニットは、第2通信回線を介してバックアップデータを記憶手段に対して更新可能に記憶させ、あるいは、消去させる。
【0025】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1に車両用多重通信システムの概要構成ブロック図を示す。
車両用多重通信システム10は、図示しない車速センサから入力されるスピード信号SSPに基づいて、車速を表示するスピードメータ、積算走行距離を表すオドメータ、リセット可能な積算走行距離を表すトリップメータ等を含む電子メータ11と、電子メータ11と多重通信ライン12を介して接続されるとともにキーレスエントリーシステム(遠隔操作により鍵を用いずに車両ドアの施錠/解錠を行うシステム)を構成するキーレスレシーバ13と、電子メータ11と多重通信ライン12を介して接続されるとともに図示しない被制御装置が接続され、当該被制御装置を制御するECU(Electronic control Unit)14と、を備えて構成されている。
【0026】
この場合において、電子メータ11はメインユニットとして、キーレスレシーバ13及びECU14はサブユニットとして、多重通信ライン12は第1通信回線として機能している。
電子メータ11は、当該電子メータ11全体を制御するコントローラ15と、コントローラ15の制御下で当該車両用多重通信システム10においてバックアップしておくべき各種データを記憶する記憶手段として機能するEEPROM(Electrical Erasable and Programmable Read Only Memory)16と、を備えて構成されている。
【0027】
コントローラ15は、後述する外部のダイアグノーシス(diagnosis)ツール25がダイアグ通信ライン17を介して接続されるダイアグコネクタ15Aを有している。
キーレスレシーバ13は、当該キーレスレシーバ13全体を制御するとともに、多重通信ライン12を介した多重通信のインターフェース制御を行うコントローラ18と、図示しないキーレストランシーバからの送信電波を受信するRFアンテナ19と、RFアンテナ19を介して受信したキーレストランシーバからの送信電波を復調し、受信データDRとしてコントローラ18に出力する復調回路20と、を備えて構成されている。
【0028】
ECU14は、当該ECU14全体を制御するとともに、多重通信ライン12を介した多重通信のインターフェース制御を行うコントローラ21を備えて構成されている。
ダイアグノーシスツール25は、データ記憶制御部並びにデータ記憶制御ユニットとして機能するとともに、各種データや各種コマンドの入力を行うキーボード部25Aと、各種データ表示を行うディスプレイ部25Bと、を備えて構成されている。
【0029】
次にキーレスレシーバの暗号コードデータのバックアップを行う場合を例としてバックアップデータの書込動作及び読出動作を説明する。
1) バックアップデータの書込動作
図2にEEPROMへのバックアップデータの書込動作の処理フローチャートを示す。
【0030】
まず、ユーザは、ダイアグコネクタ15Aにダイアグノーシスツール25を接続する(ステップS1)。この場合において、ダイアグノーシスツール25には、予めキーレスレシーバ13用の暗号コードデータが記憶されているものとする。
【0031】
次にダイアグノーシスツール25のディスプレイ部25Bの表示を参照しつつ、キーボード部25Aを操作してダイアグノーシスツール25の動作モードをキーレスレシーバ暗号コード書込モードに変更する(ステップS2)。
これによりダイアグノーシスツール25は、ダイアグ通信ライン17を介して、電子メータ11に対し、書込要求コマンドを出力する(ステップS3)。
【0032】
電子メータ11のコントローラ15は、書込要求コマンドを受信し、書込要求を受入可能な状態となると、ダイアグ通信ライン17を介して、ダイアグノーシスツールに対して要求受入通知を行う。
この電子メータ11の動作と並行して、ダイアグノーシスツール25は、ダイアグ通信ライン17を監視し、電子メータ11から要求受入通知が行われたか否かを判別し、要求受入通知が行われるまで待機状態となる(ステップS4)。
【0033】
電子メータ11から要求受入通知が行われると、ダイアグノーシスツール25はダイアグ通信ライン17及びダイアグコネクタ15Aを介してキーレスレシーバ13用の暗号コードデータをコントローラ15に対して送出する(ステップS5)。
【0034】
キーレスレシーバ13用の暗号コードデータを受信したコントローラ15は、EEPROM16の動作を書込モードとし、EEPROM16の所定の記憶領域に書き込む(ステップS6)。
このEEPROM16への暗号コードデータの書き込みと並行して、コントローラ15は、多重通信ライン12を介して当該暗号コードデータをコントローラ18に送信する(ステップS7)。
【0035】
この結果、コントローラ18は、一時記憶手段として機能する図示しない内蔵RAMに送信された暗号コードデータを記憶し、キーレストランシーバから送信され、RFアンテナ19を介して受信され、復調回路20により復調された暗号コードデータがこの記憶した暗号コードと一致する場合にのみ、車両ドアの施錠/解錠を行うこととなる。
【0036】
以上の説明においては、メインユニットである電子メータ11からサブユニットであるキーレスレシーバ13に対してバックアップデータを送信する場合について説明したが、サブユニットであるキーレスレシーバ13あるいはECU14においてバックアップすべきデータが更新された場合には、ダイアグノーシスツール25が電子メータ11にバックアップデータ(上述の例の場合、暗号コードデータ)を記憶する手順と同様にダイアグ通信ライン17に代えて多重通信ライン12を介してデータのバックアップを行うように構成することも可能である。
2) バックアップデータの読出動作
図3にEEPROMから各ユニット(以下の説明では、キーレスレシーバ)におけるバックアップデータの読込動作の処理フローチャートを示す。
【0037】
まず、キーレスレシーバ13のコントローラ18は、当該キーレスレシーバ13の起動時(通常は、車両用多重通信システムへの電源供給時)に、EEPROMにバックアップされている暗号コードデータを読み出すべく、多重通信ライン12が使用可能か否かを判別し、使用可能となるまで待機状態となる(ステップS11)。
【0038】
コントローラ18は、多重通信ライン12が使用可能状態となると、多重通信ライン12を介して電子メータ11のコントローラ15に対して読出要求コマンドを出力する(ステップS12)。
電子メータ11のコントローラ15は読出要求コマンドを受信すると、読出要求コマンドを解析し、キーレスレシーバ13が暗号コードデータの読み出しを要求している旨を認識し、キーレスレシーバ13の暗号コードデータが格納されているEEPROM16の記憶領域から暗号コードデータを読み出す(ステップS13)。
【0039】
続いてコントローラ15は、多重通信ライン12が使用可能か否かを判別し、使用可能となるまで待機状態となる(ステップS14)。
コントローラ15は、多重通信ライン12が使用可能状態となると、多重通信ライン12を介してキーレスレシーバ13のコントローラ18に読み出した暗号コードデータを送信する(ステップS15)。
【0040】
これによりキーレスレシーバ13のコントローラ18は、、図示しない内蔵RAMに送信された暗号コードデータを記憶する(ステップS16)。
この後、図示しない内キーレストランシーバから送信され、RFアンテナ19を介して受信され、復調回路20により復調された暗号コードデータが図示しない内蔵RAMに記憶した暗号コードと一致する場合にのみ、車両ドアの施錠/解錠を行うこととなる。
【0041】
以上の説明においては、バックアップデータに対応するユニットとしてキーレスレシーバの場合についてのみ説明したが、ECU14あるいは車両用多重通信システムを構成すべく多重通信ライン12に新たに接続された他のユニットについても同様にして、電子メータ11のEEPROM16にバックアップデータを書き込み、必要に応じて読み出すように構成することも可能である。
【0042】
上記実施形態においては、予めバックアップ用メモリ(EEPROM)が設けられているメインユニット(上述の例の場合、電子メータ)が分かっている場合について説明したが、新たなサブユニットが追加された場合などに容易に対応するためには、バックアップ用メモリを有するメインユニットがシステム起動時に全サブユニットに対し、その旨を通知するように構成したり、いずれかのユニットの問い合わせに対してバックアップ用メモリを有するユニットが通知するように構成することも可能である。また、予めバックアップ用メモリを有するメインユニットに対し、特定の通信アドレスを割り当てておくように構成することも可能である。
【0043】
さらに、同一の多重通信ラインに接続される可能性のあるメインユニット及びサブユニットを含むユニット全てに予め固有の通信アドレスを割り当てておき、バックアップ用メモリにバックアップデータを書き込む際の書き込みアドレスと関連づけをしておくことにより新たなサブユニットが追加された場合でも容易に対応することが可能である。
【0044】
以上の説明のように、本実施形態によれば、車両用多重通信システムを構成するユニットのバックアップデータを一のユニット内のバックアップ用メモリで管理することが可能となり、バックアップ用メモリの利用効率を向上することができるとともに、トータルシステムコストを低減することが可能となる。
【0045】
また、バックアップ用メモリへのバックアップデータの書込処理及び読出処理を標準化することが容易となり、専用のハードウェアやソフトウェアが不要となりシステム開発が容易となるとともに、システム開発時間を短縮することが可能となる。
【0046】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、メインユニットの記憶手段は、第1通信ラインあるいは外部より第2通信回線を介して入力されるバックアップデータを記憶し、データ送信制御手段は、第1通信回線を介して記憶手段に記憶したバックアップデータをサブユニットに対して送信するので、サブユニット毎にバックアップ用のメモリを設ける必要が無く、各サブユニットの構成を簡略化することができるとともに、トータルのシステム構築コストを低減することができる。
【0047】
請求項記載の発明によれば、さらにデータ送信制御手段の読出手段は、第1通信回線に接続されているサブユニットから第1通信回線を介して送信される送信要求データに基づいて対応するバックアップデータを記憶手段から読み出し、送信手段は、読み出されたバックアップデータを第1通信回線を介して当該サブユニットに対して送信するので、サブユニットにはバックアップ用メモリを設けることなく、バックアップ用メモリを設けた場合と同一の動作を行わせることが可能となる。
【0048】
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明の作用に加えて、読出手段は、送信要求データに含まれたサブユニット特定データに基づいて当該送信要求データを送信したサブユニットを特定し、送信手段は、特定されたサブユニットに対しバックアップデータを送信するので、確実にデータを要求しているサブユニットに対してバックアップデータを送信することができ、多数のサブユニットが接続されている場合でも、誤動作等を引き起こすことがない信頼性の高いシステムを容易に構築することができる。
【0049】
請求項記載の発明によれば、データ要求手段は、送信要求データを第1通信回線を介して送信し、一時記憶手段は、この送信要求データに応答してメインユニットより第1通信回線を介して送信されたバックアップデータを一時的に記憶するので、バックアップデータの読出を定型化することができ、システム構築が容易となるとともに、サブユニット側にバックアップ用メモリを設けることなく、バックアップ用メモリを設けた場合と同一の動作を行うことができる。
【0050】
請求項記載の発明によれば、データ記憶制御ユニットは、第2通信回線を介してバックアップデータを記憶手段に対して更新可能に記憶させ、あるいは、消去させるので、バックアップデータの変更が容易となり、システムの変更などに対して柔軟に対応することができる。
【0051】
請求項記載の発明によれば、請求項4記載の発明の作用に加えて、読出要求手段は、第2通信回線を介して、バックアップデータの読み出しをメインユニットに対して要求し、データ表示手段は、読み出したバックアップデータを表示するので、容易に記憶手段の内容を把握することができ、システムのメンテナンスが容易となる。
【0052】
請求項記載の発明によれば、車両用多重通信システムのメインユニットの記憶手段は、第1通信回線、あるいは、外部より第2通信回線を介して入力されるバックアップデータを記憶し、第1通信回線に接続されているサブユニットのデータ要求手段は、第1通信回線を介して送信要求データをメインユニットに送信し、読出手段は、サブユニットから送信された送信要求データに基づいて対応するバックアップデータを記憶手段から読み出し、送信手段は、読み出されたバックアップデータを第1通信回線を介して当該サブユニットに対して送信し、サブユニットの一時記憶手段は、第1通信回線を介して送信されたバックアップデータを一時的に記憶するので、サブユニット毎にバックアップ用のメモリを設ける必要が無く、各サブユニットの構成を簡略化して、各サブユニットにバックアップ用メモリを設けた場合と同一の動作をさせることができる。また、トータルのシステム構築コストを低減することができる。さらに、バックアップデータの読み出しを定型化することができ、システム構築が容易となる。
【0053】
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明の作用に加えて、データ記憶制御ユニットは、第2通信回線を介してバックアップデータを記憶手段に対して更新可能に記憶させ、あるいは、消去させるので、バックアップデータの変更が容易となり、システムの変更などに対して柔軟に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の車両用多重通信システムの概要構成ブロック図である。
【図2】バックアップデータの書込動作の処理フローチャートである。
【図3】バックアップデータの読出動作の処理フローチャートである。
【図4】従来の車両用多重通信システムの概要構成ブロック図である。
【符号の説明】
10 車両用多重通信システム
11 電子メータ
12 多重通信ライン
13 キーレスレシーバ
14 ECU
15 コントローラ
15A ダイアグコネクタ
16 EEPROM
17 ダイアグ通信ライン
18 コントローラ
19 RFアンテナ
20 復調回路
21 コントローラ
25 ダイアグノーシスツール
25A キーボード部
25B ディスプレイ部
DR 受信データ
SSP スピード信号

Claims (7)

  1. サブユニットとともに車両用多重通信システムを構成するとともに、第1通信回線に接続されるメインユニットであって、
    前記第1通信回線を介して、あるいは、外部より第2通信回線を介して入力されるバックアップデータを記憶する不揮発性の記憶手段と、
    前記第1通信回線を介して前記記憶手段に記憶したバックアップデータを前記サブユニットに対して送信するデータ送信制御手段とを備え、
    前記データ送信制御手段は、前記第1通信回線に接続されているサブユニットから前記第1通信回線を介して送信される送信要求データに基づいて対応する前記バックアップデータを前記記憶手段から読み出す読出手段と、読み出された前記バックアップデータを前記第1通信回線を介して当該サブユニットに対して送信する送信手段とを有する
    ことを特徴とするメインユニット。
  2. 請求項記載のメインユニットにおいて、
    前記送信要求データは、前記サブユニットを特定するためのサブユニット特定データを含み、
    前記読出手段は、前記送信要求データに基づいて当該送信要求データを送信した前記サブユニットを特定し、
    前記送信手段は、前記特定されたサブユニットに対し前記バックアップデータを送信することを特徴とするメインユニット。
  3. 請求項1又は2記載のメインユニットに前記第1通信回線を介して接続されるサブユニットであって、
    前記送信要求データを前記第1通信回線を介して送信するデータ要求手段と、
    前記第1通信回線を介して送信された前記バックアップデータを一時的に記憶する一時記憶手段と、
    を備えたことを特徴とするサブユニット。
  4. 請求項1又は2記載のメインユニットに前記第2通信回線を介して接続されるデータ記憶制御ユニットであって、
    前記第2通信回線を介して前記バックアップデータを前記記憶手段に対して更新可能に記憶させ、あるいは、消去させることを特徴とするデータ記憶制御ユニット。
  5. 請求項記載のデータ記憶制御ユニットにおいて、
    前記第2通信回線を介して、前記バックアップデータの読み出しを要求する読出要求手段と、
    前記読み出した前記バックアップデータを表示するデータ表示手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ記憶制御ユニット。
  6. 多重データ通信が可能な第1通信回線、前記第1通信回線に多重通信可能に接続されたメインユニット及び前記第1通信回線に多重通信可能に接続されたサブユニットを有する車両用多重通信システムであって、
    前記メインユニットは、外部より第2通信回線を介して入力されるバックアップデータを記憶する記憶手段、前記第1通信回線に接続されているサブユニットから前記第1通信回線を介して送信される送信要求データに基づいて対応する前記バックアップデータを前記記憶手段から読み出す読出手段及び読み出された前記バックアップデータを前記第1通信回線を介して当該サブユニットに対して送信する送信手段を有し、
    前記サブユニットは、前記送信要求データを前記第1通信回線を送信するデータ要求手段及び前記第1通信回線を介して送信された前記バックアップデータを一時的に記憶する一時記憶手段を有した、
    ことを特徴とする車両用多重通信システム。
  7. 請求項記載の車両用多重通信システムにおいて、
    前記第2通信回線を介して前記バックアップデータを前記記憶手段に対して更新可能に記憶させ、あるいは、消去させるデータ記憶制御ユニットを備えたことを特徴とする車両用多重通信システム。
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