JPH0916116A - 電気泳動表示装置 - Google Patents
電気泳動表示装置Info
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- JPH0916116A JPH0916116A JP7159523A JP15952395A JPH0916116A JP H0916116 A JPH0916116 A JP H0916116A JP 7159523 A JP7159523 A JP 7159523A JP 15952395 A JP15952395 A JP 15952395A JP H0916116 A JPH0916116 A JP H0916116A
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- control
- potential
- electric charge
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 外部コントローラにおける電圧駆動の印加制
御に費やされる処理負担を軽減できる電気泳動表示装置
を提供する。 【構成】 書換開始パルス信号Ｓ４ｃが立ち下がると、
コンデンサ３４に蓄積された電荷が瞬時に放電し、コン
パレータ３５によってＡ点とＢ点との間に所定以上の電
位差が生じたことが検出され、駆動電圧印加パルス信号
Ｓ３５が立ち上がる。その後、書換開始パルス信号Ｓ４
ｃが立ち上がり、コンデンサ３４に徐々に電荷が蓄積さ
れ、Ａ点の電位が上昇する。そして、コンパレータ３５
によってＡ点の電位が一定値以上になったことが検出さ
れると、駆動電圧印加パルス信号Ｓ３５が立ち下がる。
御に費やされる処理負担を軽減できる電気泳動表示装置
を提供する。 【構成】 書換開始パルス信号Ｓ４ｃが立ち下がると、
コンデンサ３４に蓄積された電荷が瞬時に放電し、コン
パレータ３５によってＡ点とＢ点との間に所定以上の電
位差が生じたことが検出され、駆動電圧印加パルス信号
Ｓ３５が立ち上がる。その後、書換開始パルス信号Ｓ４
ｃが立ち上がり、コンデンサ３４に徐々に電荷が蓄積さ
れ、Ａ点の電位が上昇する。そして、コンパレータ３５
によってＡ点の電位が一定値以上になったことが検出さ
れると、駆動電圧印加パルス信号Ｓ３５が立ち下がる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電圧の印加により媒体
中の荷電顔料が移動することを利用した電気泳動表示装
置に関する。
中の荷電顔料が移動することを利用した電気泳動表示装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、図３に示すような電気泳動表
示素子が知られている。この電気泳動表示素子は、少な
くとも一方が透光性の２枚の例えばガラス基板が、隔壁
を介して互いに所定間隔をもって対向し、これらガラス
基板と隔壁によって閉空間を構成している。これらのガ
ラス板それぞれの対向する内面側には一対の平面状のＩ
ＴＯ等の透明電極が固定されている。上記閉空間には、
電気泳動表示用分散液が収容されており、この電気泳動
表示用分散液は、例えば黒色に着色された着色分散媒
と、この分散媒に分散されている帯電した例えば白色顔
料を含む。
示素子が知られている。この電気泳動表示素子は、少な
くとも一方が透光性の２枚の例えばガラス基板が、隔壁
を介して互いに所定間隔をもって対向し、これらガラス
基板と隔壁によって閉空間を構成している。これらのガ
ラス板それぞれの対向する内面側には一対の平面状のＩ
ＴＯ等の透明電極が固定されている。上記閉空間には、
電気泳動表示用分散液が収容されており、この電気泳動
表示用分散液は、例えば黒色に着色された着色分散媒
と、この分散媒に分散されている帯電した例えば白色顔
料を含む。
【０００３】このような電気泳動表示素子は、上記一対
の電極に、例えば図４（Ａ）に示すように、上側の電極
にプラス、下側の電極にマイナスの電圧を印加すると、
着色分散媒中に分散している負に帯電した白色顔料がク
ーロン力によって陽極に向かって電気泳動し、白色顔料
が上側の陽極電極に付着する。このような状態の電気泳
動表示装置を図４（Ａ）に示すような目の位置から観察
すると、白色顔料が付着して層を形成した部分は透明電
極とガラス基板とを介して白色に見えることになる。一
方、印加電圧の極性を逆にすれば、図４（Ｂ）に示すよ
うに、白色顔料は対面側の電極に付着して層を形成し、
図示のような位置から観察すると、白色顔料層が黒色分
散媒の背後に隠れるので、電気泳動表示パネルは黒色に
見えることになる。電圧の印加を停止すると、電極に付
着した白色顔料層は、その付着状態を維持するので、一
旦白色顔料層が電極に付着した後は、付着状態を維持す
る電圧を印加する以外は特に電圧を印加する必要はなく
なる。
の電極に、例えば図４（Ａ）に示すように、上側の電極
にプラス、下側の電極にマイナスの電圧を印加すると、
着色分散媒中に分散している負に帯電した白色顔料がク
ーロン力によって陽極に向かって電気泳動し、白色顔料
が上側の陽極電極に付着する。このような状態の電気泳
動表示装置を図４（Ａ）に示すような目の位置から観察
すると、白色顔料が付着して層を形成した部分は透明電
極とガラス基板とを介して白色に見えることになる。一
方、印加電圧の極性を逆にすれば、図４（Ｂ）に示すよ
うに、白色顔料は対面側の電極に付着して層を形成し、
図示のような位置から観察すると、白色顔料層が黒色分
散媒の背後に隠れるので、電気泳動表示パネルは黒色に
見えることになる。電圧の印加を停止すると、電極に付
着した白色顔料層は、その付着状態を維持するので、一
旦白色顔料層が電極に付着した後は、付着状態を維持す
る電圧を印加する以外は特に電圧を印加する必要はなく
なる。
【０００４】このような原理の電気泳動表示装置におい
ては、外部コントローラからの制御に応じてドライバ回
路が駆動電圧を着色顔料が移動する間印加し続ける必要
がある。もし、印加時間が短いと、着色顔料が電極に達
することができず、表示コントラストの低下を生じてし
まう。この印加時間は、一般的に、数十ミリ秒から数百
ミリ秒である。
ては、外部コントローラからの制御に応じてドライバ回
路が駆動電圧を着色顔料が移動する間印加し続ける必要
がある。もし、印加時間が短いと、着色顔料が電極に達
することができず、表示コントラストの低下を生じてし
まう。この印加時間は、一般的に、数十ミリ秒から数百
ミリ秒である。
【０００５】従来の電気泳動表示装置では、外部コント
ローラによってドライバ回路を直接制御しながら駆動電
圧を印加していた。
ローラによってドライバ回路を直接制御しながら駆動電
圧を印加していた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の電気泳動表示装置では、ドライバ回路が外部コ
ントローラによって直接制御されていることから、駆動
電圧が印加されている間は、外部コントローラは当該制
御処理に専有されてしまうという問題がある。すなわ
ち、駆動電圧の印加時間は、数十ミリ秒から数百ミリ秒
と比較的長く、この間、外部コントローラの処理が駆動
電圧の印加制御に費やされると、他のシーケンスの実行
に支障をきたすという問題がある。
た従来の電気泳動表示装置では、ドライバ回路が外部コ
ントローラによって直接制御されていることから、駆動
電圧が印加されている間は、外部コントローラは当該制
御処理に専有されてしまうという問題がある。すなわ
ち、駆動電圧の印加時間は、数十ミリ秒から数百ミリ秒
と比較的長く、この間、外部コントローラの処理が駆動
電圧の印加制御に費やされると、他のシーケンスの実行
に支障をきたすという問題がある。
【０００７】また、多数桁の表示を行う際に、外部コン
トローラからの制御によって１桁ずつ順次に書換えを行
うと、全体の表示変化が非常に遅くなってしまうという
問題がある。本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑
みてなされたものであり、電気泳動表示素子の透明電極
に駆動電圧を印加する制御において、外部コントローラ
の負担を軽減できる電気泳動表示装置を提供することを
目的とする。
トローラからの制御によって１桁ずつ順次に書換えを行
うと、全体の表示変化が非常に遅くなってしまうという
問題がある。本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑
みてなされたものであり、電気泳動表示素子の透明電極
に駆動電圧を印加する制御において、外部コントローラ
の負担を軽減できる電気泳動表示装置を提供することを
目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の電気泳動表示装
置は、互いに対向関係にあり少なくとも一方が透明な一
対以上の電極を周壁の構成要素とする閉空間内に液相分
散媒と顔料とを含む電気泳動表示用分散液が収容された
電気泳動表示素子と、第１の制御パルス信号を出力する
制御手段と、前記第１の制御パルス信号のレベルの一方
向の切り換わりに応じて蓄積電荷の放電を開始し、他方
向の切り換わりに応じて電荷の蓄積を開始する電荷蓄積
手段と、前記電荷蓄積手段に蓄積された電荷量に応じた
電位と所定の電位とを比較し、当該比較結果に応じてレ
ベルが切り換わる第２の制御パルス信号を生成する比較
手段とを有する電圧印加時間設定手段と、前記第２の制
御パルス信号のパルス幅に相当する時間だけ継続して、
前記電気泳動表示素子の電極に電圧を印加し、電気泳動
表示素子を駆動する駆動電源とを備えている。
置は、互いに対向関係にあり少なくとも一方が透明な一
対以上の電極を周壁の構成要素とする閉空間内に液相分
散媒と顔料とを含む電気泳動表示用分散液が収容された
電気泳動表示素子と、第１の制御パルス信号を出力する
制御手段と、前記第１の制御パルス信号のレベルの一方
向の切り換わりに応じて蓄積電荷の放電を開始し、他方
向の切り換わりに応じて電荷の蓄積を開始する電荷蓄積
手段と、前記電荷蓄積手段に蓄積された電荷量に応じた
電位と所定の電位とを比較し、当該比較結果に応じてレ
ベルが切り換わる第２の制御パルス信号を生成する比較
手段とを有する電圧印加時間設定手段と、前記第２の制
御パルス信号のパルス幅に相当する時間だけ継続して、
前記電気泳動表示素子の電極に電圧を印加し、電気泳動
表示素子を駆動する駆動電源とを備えている。
【０００９】
【作用】本発明の電気泳動表示装置では、制御手段から
の第１の制御パルス信号が電圧印加時間設定手段に出力
される。電圧印加時間設定手段では、前記第１の制御パ
ルス信号を入力すると、前記第１の制御パルス信号のレ
ベルが一方向の切り換わったときに、電荷蓄積手段の放
電が開始する。これによって、比較手段において、蓄積
電荷手段に蓄積された電荷量に応じた電位と所定の電位
との間に一定以上の電位差が生じ、第２の制御パルス信
号のレベルが切り換わる。その後、第１の制御パルス信
号のレベルが他方向に切り換わったときに、電荷蓄積手
段の電荷蓄積が開始する。これによって、電荷蓄積手段
に蓄積された電荷量に応じた電位が徐々に上昇し、一定
時間経過後に、比較手段における比較の結果に応じて第
２の制御パルス信号のレベルが切り換わる。これによっ
て、第２の制御パルス信号において所定のパルスが生成
される。
の第１の制御パルス信号が電圧印加時間設定手段に出力
される。電圧印加時間設定手段では、前記第１の制御パ
ルス信号を入力すると、前記第１の制御パルス信号のレ
ベルが一方向の切り換わったときに、電荷蓄積手段の放
電が開始する。これによって、比較手段において、蓄積
電荷手段に蓄積された電荷量に応じた電位と所定の電位
との間に一定以上の電位差が生じ、第２の制御パルス信
号のレベルが切り換わる。その後、第１の制御パルス信
号のレベルが他方向に切り換わったときに、電荷蓄積手
段の電荷蓄積が開始する。これによって、電荷蓄積手段
に蓄積された電荷量に応じた電位が徐々に上昇し、一定
時間経過後に、比較手段における比較の結果に応じて第
２の制御パルス信号のレベルが切り換わる。これによっ
て、第２の制御パルス信号において所定のパルスが生成
される。
【００１０】そして、駆動電源によって、第２の制御パ
ルス信号のパルス幅に相当する時間だけ継続して、前記
電気泳動表示素子の一対の電極に電圧が印加され、電気
泳動表示素子が駆動される。
ルス信号のパルス幅に相当する時間だけ継続して、前記
電気泳動表示素子の一対の電極に電圧が印加され、電気
泳動表示素子が駆動される。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例に係わる電気泳動表示
装置について説明する。図１は、本発明の電気泳動表示
装置の構成図である。図１に示すように、電気泳動表示
装置１は、電気泳動表示素子２、電圧印加時間設定部
３、外部コントローラ４、増幅器５，６、ラッチ回路７
およびドライバ回路８を有する。
装置について説明する。図１は、本発明の電気泳動表示
装置の構成図である。図１に示すように、電気泳動表示
装置１は、電気泳動表示素子２、電圧印加時間設定部
３、外部コントローラ４、増幅器５，６、ラッチ回路７
およびドライバ回路８を有する。
【００１２】図１に示す電気泳動表示装置１では、外部
コントローラ４から表示データＳ４ａおよびデータラッ
チパルス信号Ｓ４ｂが、それぞれ増幅器５，６を介して
ラッチ回路７に出力される。また、外部コントローラ４
から電圧印加時間設定部３に書換開始パルス信号Ｓ４ｃ
が出力され、電圧印加時間設定部３において書換開始パ
ルス信号Ｓ４ｃに基づいて駆動電圧印加パルス信号Ｓ３
５が生成され、ドライバ回路８に出力される。ドライバ
回路８は、ラッチ回路７からの表示データＳ７および電
圧印加時間設定部３からの駆動電圧印加パルス信号Ｓ３
５に基づいて、透明電極１２ａ，１２ｂに所定の電位Ｓ
８ａ，Ｓ８ｂを印加する。このとき、電位Ｓ８ａと電圧
Ｓ８ｂとの差分が駆動電圧となる。
コントローラ４から表示データＳ４ａおよびデータラッ
チパルス信号Ｓ４ｂが、それぞれ増幅器５，６を介して
ラッチ回路７に出力される。また、外部コントローラ４
から電圧印加時間設定部３に書換開始パルス信号Ｓ４ｃ
が出力され、電圧印加時間設定部３において書換開始パ
ルス信号Ｓ４ｃに基づいて駆動電圧印加パルス信号Ｓ３
５が生成され、ドライバ回路８に出力される。ドライバ
回路８は、ラッチ回路７からの表示データＳ７および電
圧印加時間設定部３からの駆動電圧印加パルス信号Ｓ３
５に基づいて、透明電極１２ａ，１２ｂに所定の電位Ｓ
８ａ，Ｓ８ｂを印加する。このとき、電位Ｓ８ａと電圧
Ｓ８ｂとの差分が駆動電圧となる。
【００１３】先ず、電気泳動表示素子２について説明す
る。電気泳動表示素子２は、少なくとも一方が透光性の
２枚の例えばガラス基板１０が、隔壁１１を介して互い
に所定間隔をもって対向し、これらのガラス基板１０そ
れぞれの対向する内面側には一対の平板状の透明電極１
２ａ，１２ｂが固定され、これらガラス基板１０、透明
電極１２ａ，１２ｂ、隔壁１１によって閉空間が構成さ
れている。なお、透明電極１２ａ，１２ｂ自体が基板を
構成する場合もあり、この場合はガラス基板１０は省略
可能である。このような閉空間をいくつか設け、各閉空
間を組み合わせた構成とすることもできる。上記透明電
極１２としては、例えば酸化インジウム・スズ（ＩＴ
Ｏ）を所用のパターンで形成したものを例示することが
できる。また、隔壁の厚さ（電極間距離）は、通常２０
μｍ〜１ｍｍ程度である。
る。電気泳動表示素子２は、少なくとも一方が透光性の
２枚の例えばガラス基板１０が、隔壁１１を介して互い
に所定間隔をもって対向し、これらのガラス基板１０そ
れぞれの対向する内面側には一対の平板状の透明電極１
２ａ，１２ｂが固定され、これらガラス基板１０、透明
電極１２ａ，１２ｂ、隔壁１１によって閉空間が構成さ
れている。なお、透明電極１２ａ，１２ｂ自体が基板を
構成する場合もあり、この場合はガラス基板１０は省略
可能である。このような閉空間をいくつか設け、各閉空
間を組み合わせた構成とすることもできる。上記透明電
極１２としては、例えば酸化インジウム・スズ（ＩＴ
Ｏ）を所用のパターンで形成したものを例示することが
できる。また、隔壁の厚さ（電極間距離）は、通常２０
μｍ〜１ｍｍ程度である。
【００１４】上記閉空間には、電気泳動表示用分散液１
３が収容されており、この電気泳動表示用分散液１３
は、着色分散媒１３ａと、この分散媒に分散されている
帯電した顔料１３ｂを含む。この電気泳動表示素子２
は、ドライバ回路８から透明電極１２ａ，１２ｂに印加
された電位Ｓ８ａと電位Ｓ８ｂとの差分に相当する駆動
電圧に応じて、白色あるいは黒色の表示を行う。
３が収容されており、この電気泳動表示用分散液１３
は、着色分散媒１３ａと、この分散媒に分散されている
帯電した顔料１３ｂを含む。この電気泳動表示素子２
は、ドライバ回路８から透明電極１２ａ，１２ｂに印加
された電位Ｓ８ａと電位Ｓ８ｂとの差分に相当する駆動
電圧に応じて、白色あるいは黒色の表示を行う。
【００１５】次に、電圧印加時間設定部３について説明
する。図１に示すように、電圧印加時間設定部３は、増
幅器３１、固定抵抗器３２、ダイオード３３、コンデン
サ３４、コンパレータ３５および可変抵抗器３６を有す
る。
する。図１に示すように、電圧印加時間設定部３は、増
幅器３１、固定抵抗器３２、ダイオード３３、コンデン
サ３４、コンパレータ３５および可変抵抗器３６を有す
る。
【００１６】コンパレータ３５は、図１中「Ａ」点の電
位と、可変抵抗器３６によって決定される「Ｂ」点の電
位とを比較し、略一致している場合にはローレベルとな
り、一致していない場合にはハイレベルとなる駆動電圧
印加パルス信号Ｓ３５をドライバ回路８に出力する。
位と、可変抵抗器３６によって決定される「Ｂ」点の電
位とを比較し、略一致している場合にはローレベルとな
り、一致していない場合にはハイレベルとなる駆動電圧
印加パルス信号Ｓ３５をドライバ回路８に出力する。
【００１７】また、可変抵抗器３６の抵抗値およびコン
デンサ３４の容量は、駆動電圧印加パルス信号Ｓ３５に
含まれるパルスに要求されるパルス幅に応じて決定され
る。本実施例では、駆動電圧印加パルス信号Ｓ３５に含
まれるパルスのパルス幅によって、ドライバ回路８にお
ける駆動電圧印加時間が決定される。
デンサ３４の容量は、駆動電圧印加パルス信号Ｓ３５に
含まれるパルスに要求されるパルス幅に応じて決定され
る。本実施例では、駆動電圧印加パルス信号Ｓ３５に含
まれるパルスのパルス幅によって、ドライバ回路８にお
ける駆動電圧印加時間が決定される。
【００１８】図２は、電圧印加時間設定部３の動作を示
すタイミングチャートである。図２に示すように、図１
に示す電圧印加時間設定部３では、増幅器３１から入力
されている書換開始パルス信号Ｓ４ｃがハイレベルの状
態において、図１中「Ａ」点のレベルもハイレベルにな
っており、コンデンサ３４には所定の電荷が蓄積されて
いる。このとき、可変抵抗器３６によって設定される図
１中「Ｂ」点の電位と、図１中「Ａ」点の電位とは略等
しくなり、コンパレータ３５からの出力される駆動電圧
印加パルス信号Ｓ３５はローレベルになっている。
すタイミングチャートである。図２に示すように、図１
に示す電圧印加時間設定部３では、増幅器３１から入力
されている書換開始パルス信号Ｓ４ｃがハイレベルの状
態において、図１中「Ａ」点のレベルもハイレベルにな
っており、コンデンサ３４には所定の電荷が蓄積されて
いる。このとき、可変抵抗器３６によって設定される図
１中「Ｂ」点の電位と、図１中「Ａ」点の電位とは略等
しくなり、コンパレータ３５からの出力される駆動電圧
印加パルス信号Ｓ３５はローレベルになっている。
【００１９】次に、図２に示すように、電気泳動表示素
子２の表示を書き換えるタイミング（時刻「ｔ１」）で
書換開始パルス信号Ｓ４ｃがハイレベルからローレベル
に立ち下がり、それに応じて、図１中「Ａ」点のレベル
もハイレベルからローレベルに立ち下がる。このとき、
コンデンサ３４に蓄積されていた電荷がダイオード３３
および固定抵抗器３２を介して瞬時に放電する。これに
よって、コンパレータ３５の入力電位である図１中
「Ａ」点と「Ｂ」点との間に所定の電位差が生じ、コン
パレータ３５からの出力される駆動電圧印加パルス信号
Ｓ３５がローレベルからハイレベルに立ち上がる。
子２の表示を書き換えるタイミング（時刻「ｔ１」）で
書換開始パルス信号Ｓ４ｃがハイレベルからローレベル
に立ち下がり、それに応じて、図１中「Ａ」点のレベル
もハイレベルからローレベルに立ち下がる。このとき、
コンデンサ３４に蓄積されていた電荷がダイオード３３
および固定抵抗器３２を介して瞬時に放電する。これに
よって、コンパレータ３５の入力電位である図１中
「Ａ」点と「Ｂ」点との間に所定の電位差が生じ、コン
パレータ３５からの出力される駆動電圧印加パルス信号
Ｓ３５がローレベルからハイレベルに立ち上がる。
【００２０】その後、図２に示すように、時刻「ｔ２」
において、書換開始パルス信号Ｓ４ｃがローレベルから
ハイレベルに立ち上がる。これによって、コンデンサ３
４に徐々に電荷が充電されていき、時刻「ｔ３」におい
て、図１中「Ａ」点がハイレベルに近い所定のレベルに
達する。このとき、図１中「Ａ」点と「Ｂ」点との電位
差が所定以下になり、コンパレータ３５がハイレベルか
らローレベルに立ち下がる。
において、書換開始パルス信号Ｓ４ｃがローレベルから
ハイレベルに立ち上がる。これによって、コンデンサ３
４に徐々に電荷が充電されていき、時刻「ｔ３」におい
て、図１中「Ａ」点がハイレベルに近い所定のレベルに
達する。このとき、図１中「Ａ」点と「Ｂ」点との電位
差が所定以下になり、コンパレータ３５がハイレベルか
らローレベルに立ち下がる。
【００２１】電圧印加時間設定部３においては、図２か
ら分かるように、外部コントローラ４からは時間Ｔａ
（時刻「ｔ２」−時刻「ｔ１」）だけローレベルを保持
する微小なパルス幅を含む書換開始パルス信号Ｓ４ｃが
出力されているが、電圧印加時間設定部３からドライバ
回路８に出力される駆動電圧印加パルス信号Ｓ３５は、
比較的長い時間Ｔｂ（時刻「ｔ３」−時刻「ｔ２」）だ
けハイレベルを保持した信号となっている。
ら分かるように、外部コントローラ４からは時間Ｔａ
（時刻「ｔ２」−時刻「ｔ１」）だけローレベルを保持
する微小なパルス幅を含む書換開始パルス信号Ｓ４ｃが
出力されているが、電圧印加時間設定部３からドライバ
回路８に出力される駆動電圧印加パルス信号Ｓ３５は、
比較的長い時間Ｔｂ（時刻「ｔ３」−時刻「ｔ２」）だ
けハイレベルを保持した信号となっている。
【００２２】従って、駆動電圧の印加時間である数十ミ
リ秒から数百ミリ秒程度の所定の時間になるように、時
間Ｔｂを設定することで、外部コントローラは微小時間
Ｔａだけ駆動電圧の印加制御処理を行った後に、その処
理を他のシーケンスに移行することができ、処理能力の
向上が図れる。
リ秒から数百ミリ秒程度の所定の時間になるように、時
間Ｔｂを設定することで、外部コントローラは微小時間
Ｔａだけ駆動電圧の印加制御処理を行った後に、その処
理を他のシーケンスに移行することができ、処理能力の
向上が図れる。
【００２３】そのため、多数桁の表示を行う際に、外部
コントローラからの制御によって１桁ずつ順次に書換え
を行う場合でも、全体の表示変化を高速に行うことがで
きる。本発明の電気泳動表示装置は、外部コントローラ
からの書換開始パルス信号に含まれるパルスのパルス幅
を、コンデンサにおける充電時間を利用して、長くした
駆動電圧印加パルス信号によってドライバ回路を制御す
るものであれば、上述した実施例には限定されない。
コントローラからの制御によって１桁ずつ順次に書換え
を行う場合でも、全体の表示変化を高速に行うことがで
きる。本発明の電気泳動表示装置は、外部コントローラ
からの書換開始パルス信号に含まれるパルスのパルス幅
を、コンデンサにおける充電時間を利用して、長くした
駆動電圧印加パルス信号によってドライバ回路を制御す
るものであれば、上述した実施例には限定されない。
【００２４】
【発明の効果】本発明の電気泳動表示装置によれば、制
御手段は、微小時間だけ駆動電圧の印加制御処理を行っ
た後に、他のシーケンスに処理を移行することができ、
処理能力の向上が図れる。そのため、印加制御処理によ
って、その他のシーケンスに支障が生じることを回避で
きる。
御手段は、微小時間だけ駆動電圧の印加制御処理を行っ
た後に、他のシーケンスに処理を移行することができ、
処理能力の向上が図れる。そのため、印加制御処理によ
って、その他のシーケンスに支障が生じることを回避で
きる。
【図１】本発明の電気泳動表示装置の構成図である。
【図２】図１に示す電気泳動表示装置の電圧印加時間設
定部の動作におけるタイミングチャートである。
定部の動作におけるタイミングチャートである。
【図３】電気泳動表示素子の構成を示す断面図である。
【図４】電気泳動表示素子の作動を説明する説明図であ
る。
る。
１… 電気泳動表示装置 ２… 電気泳動表示素子 ３… 電圧印加時間設定部 ４… 外部コントローラ ７… ラッチ回路 ８… ドライバ回路 １０… ガラス板 １１… 隔壁 １２ａ，１２ｂ… 電極 １３… 電気泳動分散液 １３ａ… 顔料
Claims (1)
- 【請求項１】互いに対向関係にあり少なくとも一方が透
明な一対以上の電極を周壁の構成要素とする閉空間内に
液相分散媒と顔料とを含む電気泳動表示用分散液が収容
された電気泳動表示素子と、 第１の制御パルス信号を出力する制御手段と、 前記第１の制御パルス信号のレベルの一方向の切り換わ
りに応じて蓄積電荷の放電を開始し、他方向の切り換わ
りに応じて電荷の蓄積を開始する電荷蓄積手段と、前記
電荷蓄積手段に蓄積された電荷量に応じた電位と所定の
電位とを比較し、当該比較結果に応じてレベルが切り換
わる第２の制御パルス信号を生成する比較手段とを有す
る電圧印加時間設定手段と、 前記第２の制御パルス信号のパルス幅に相当する時間だ
け継続して、前記電気泳動表示素子の電極に電圧を印加
し、電気泳動表示素子を駆動する駆動電源とを備えた電
気泳動表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7159523A JPH0916116A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 電気泳動表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7159523A JPH0916116A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 電気泳動表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0916116A true JPH0916116A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=15695633
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7159523A Abandoned JPH0916116A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 電気泳動表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0916116A (ja) |
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