JPH09161150A - 通信回線を利用した商品の売買に於けるサービス券の発行方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信回線を利用した商品の売買にふさわしい
サービス券の発行方法を提供し、かつサービス券の保存
管理を有効確実に行うようにする。 【解決手段】 通信回線を利用して加盟店２が発信する
商品の文字・画像データを、受信した購買者３が端末機
の表示装置９に表示し、表示される商品を選択し、端末
機の操作によって売買を行う通信回線を利用したショッ
ピングに於いて、加盟店２及び購買者３とサービス券発
行者１のそれぞれの通信機器４を回線で結び、サービス
券発行者１は各加盟店及び各購買者の個別リスト、個別
サービス券の発行・取得の増減データの演算・記憶・管
理手段を有し、加盟店２が行う売買額に応じたサービス
券Ｓの購買者３への提供及びサービス券発行者１への提
供の連絡、並びに購買者３が行う加盟店２での取得サー
ビス券の使用を通信回線を利用して各端末機で行い、加
盟店２及び購買者３は自己又は購買者のサービス券Ｓの
サービス券発行者１の管理する増減記録を通信回線を利
用し、端末機の表示装置９で表示・確認できるようにし
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、商品（有体物であ
る商品及びサービス業務の提供による無体の商品を含
む）の購買促進を図るための販促手段として、利用され
ているサービス券の発行方法に関するものであり、更に
詳しくは、通信回線を利用した商品の売買に於けるサー
ビス券の発行方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】商品の販促手段として売買額に応じてス
タンプや得点券を渡し、或いは磁気カードにポイントを
記録し、その取得数や取得点によって景品（商品）と交
換したり、金券として使用できるサービス券の発行があ
り、そのサービス券の発行は、先ずサービス券発行者よ
り加盟店へサービス券が発行され、加盟店はそのサービ
ス券の対価を支払う。このサービス券は紙面にサービス
点を表示した印刷物であり、加盟店は商品の購買者に売
買額に応じて割り当てのサービス点と一致するサービス
券を提供することとなる。サービス券を受け取った購買
者は、サービス券を保存するのであり、通常は特定枚の
サービス券を貼着できる貼着欄を有するシートに貼りつ
けて保存の便宜と得点合計の計算を容易としている。

【０００３】そして、サービス券の得点によって、特定
の商品と交換又は支払の一部に充当できるのであり、加
盟店で使用されたサービス券はサービス券発行者へ再び
戻され、使用分の代金を加盟店へ払い戻されることとな
るのである。この場合、サービス券発行者から加盟店へ
渡るサービス券の得点あたりの価格と、購買者がサービ
ス券を使用する時の交換価格との差がサービス券発行者
の取り扱い手数料となるものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の販促手段として
のサービス券の発行は、現実に購買者が加盟店内で商品
を購入し、その対価の支払に対応して有体物としてのサ
ービス券を受け取り、そのサービス券を購買者が保存管
理するものである。

【０００５】又、クレジットカードで支払を行う方式に
於いても、クレジットカードの支払報告書に支払金額に
対応したサービス券を付設し、そのサービス券をクレジ
ットカード利用者が保存管理するものであり、サービス
券の受け取り時期及び方法に差異はあるが、有体物であ
るサービス券が介在していることは共通しているのであ
る。

【０００６】このことは、購買者にとっても有体物たる
サービス券を几帳面に長期間保存管理しなければ、購買
総額に応じたサービスを充分に受けられない問題点があ
り、折角のサービス券が無駄に放置、紛失する場合も見
受けられるのである。

【０００７】一方、近時はパソコン通信等の通信回線を
利用し、商品の紹介並びに商品の購入を行う方法も行わ
れ、この場合、購買者は自宅で現物の商品を授受するこ
となく、又購買代金も現実に支払うことなく、通信回線
を通じて取引が行われるのである。斯かる形態の売買で
は、有体物であるサービス券の発行は売買時には不可能
であり、後日サービス券を郵便等で送ることは可能であ
るけれども、通信回線を利用した売買形態にはまことに
不似合いなものと言わざるを得ない。

【０００８】そこで、本発明は通信回線を利用した商品
の売買にふさわしいサービス券の発行方法を提供し、か
つサービス券の保存管理を有効確実に行うようにするこ
とを目的とするものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明方法は、通信回線
を利用して加盟店が発信する商品の文字・画像データ
を、受信した購買者が端末機の表示装置に表示し、表示
される商品を選択し、端末機の操作によって売買を行う
通信回線を利用したショッピングに於いて、加盟店及び
購買者とサービス券発行者のそれぞれの通信機器を回線
で結び、サービス券発行者は各加盟店及び各購買者の個
別リスト、個別サービス券の発行・取得の増減データの
演算・記憶・管理手段を有し、加盟店が行う売買額に応
じたサービス券の購買者への提供及びサービス券発行者
への提供の連絡、並びに購買者が行う加盟店での取得サ
ービス券の使用を通信回線を利用して各端末機で行い、
加盟店及び購買者は自己又は購買者のサービス券のサー
ビス券発行者の管理する増減記録を通信回線を利用し、
端末機の表示装置で表示・確認できるようにしたことを
特徴とするものである。

【００１０】又、サービス券の購買者への提供を、加盟
店からの購買者の売買額の通信回線を利用した通知によ
って、サービス券発行者が通信回線を利用して行うこと
としてもよい。

【００１１】サービス券は通信回線を通して受け渡しす
るため、有体物の占有を伴わないため迅速化し、その得
喪はサービス券発行者が演算・記憶及び管理するため、
紛失や放置されることはなく、又加盟店及び購買者は随
時通信回線によりサービス券の確認を表示装置で視覚的
に確認できるものである。

【００１２】

【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面に基
づいて説明する。図１は請求項１の発明のサービス券の
流れ（移動）を示すブロック図であり、サービス券発行
者１、加盟店２及び購買者３より構成され、加盟店２及
び購買者３は複数で、各々サービス券発行者１と関係を
有するものである。サービス券はサービス券発行者１よ
り加盟店２へ流れＳ１、加盟店２から商品を購入した購
買者３へ移り（Ｓ２）、購買者３は任意数（点）のサー
ビス券を商品の購入又は景品の交換に使用（Ｓ３）して
加盟店２又はサービス券発行者１へ戻り、加盟店２に戻
ったサービス券はサービス券発行者１へ回収（Ｓ４）さ
れることとなる。

【００１３】このサービス券の有体物として券が移転さ
れるものでなく、通信回線を通じデータとして処理さ
れ、表示装置に表示されるものである。すなわち、図２
に示すように、データの送受信が可能な通信機器４を所
持し、公衆通信回線網や特定通信回線網を利用して接続
するものであり、５は処理装置、６は通信制御装置、７
は変復調装置、８は記憶装置、９は表示装置（ディスプ
レイ）、１０は入力装置（キーボード、マウス）を示
す。

【００１４】商品の購入は通信回線を利用し、加盟店２
の提供する商品データを表示装置９に表示して選択する
こととなる。選択には加盟店２…の中から特定の加盟店
２を選び、加盟店２の取り扱い商品の選択、更には同一
・同種の商品の中から特定商品の最終選択を、表示され
る文字・画像を入力装置１０を操作し、選択・購入の指
示を入力するものである。

【００１５】商品の購入に対しては、売買額に応じたサ
ービス券が購買者に付与されるのであり、通信回線を利
用した売買の形態を活かして、例えば図３のように売買
の成立確認表示１１の一つの欄に当該売買に対するサー
ビス券の点数１２を表示することによって行い、又サー
ビス券の取得点数を告知する表示パターンであってもよ
い。更に、今回のサービス券の取得の告知表示に加え、
これまでのサービス券の取得総合計（今回分を含む／含
まない）をも同時に表示するパターンであってもよく、
表示パターンは表１３（図４）、又はデジタル表示でも
よい。

【００１６】そして、サービス券の景品との引き換え
や、支払の一部に充当する場合も同様に通信回線で入力
装置１０を操作し、表示装置９を見ながら行うものであ
る。

【００１７】サービス券についての管理等はサービス券
発行者１が行い、各加盟店２…へのサービス券の発行
（Ｓ５）、各加盟店２…が各購買者３へ付与したサービ
ス券の点数（Ｓ６）を処理装置５で演算し、記憶装置８
に記憶する。そして、各加盟店２…及び各購買者３…へ
個別に通信回線を通じて各自の表示装置９へ表示し確認
できるものである（図５）。

【００１８】図６は請求項２のサービス券の移動を示す
ブロック図である。サービス券発行者１が購買者３へ、
加盟店２での売買額に応じて直接提供（Ｓ７）し、購買
者３は任意数（点）のサービス券を商品の購入又は景品
の交換に使用（Ｓ８）して加盟店２又はサービス券発行
者１へ戻り、加盟店２へ戻ったサービス券はサービス券
発行者１へ回収（Ｓ９）されるものである。

【００１９】

【発明の効果】以上のように、本発明はサービス券の発
行に関し、有体物であるサービス券の占有を移転やシー
トに貼付することなく、データとして通信回線を利用し
て各通信機器の表示装置に表示確認するものであるか
ら、通信回線を利用した取引形態に最適な方法となるも
のである。

【００２０】又、有体物であるサービス券の管理を必要
としないから、サービス券の紛失や放置等によるサービ
ス券の未使用を回避でき、サービス券の管理及び利用を
確実にかつ有効に行えるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】請求項１のサービス券の流れを示すブロック図
である。

【図２】本発明の実施の一形態を示す通信機器の関連を
示すブロック図である。

【図３】売買確認表示のパターン例を示す表示面を表す
図である。

【図４】サービス券の獲得合計パターン例を示す表示面
を表す図である。

【図５】サービス券の得喪データの確認の関係を示すブ
ロック図である。

【図６】請求項２のサービス券の流れを示すブロック図
である。

【符号の説明】

１ サービス券発行者 ２ 加盟店 ３ 購買者 ４ 通信機器 ５ 処理装置 ６ 通信制御装置 ７ 変復調装置 ８ 記憶装置 ９ 表示装置 １０ 入力装置 Ｓ サービス券

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 通信回線を利用して加盟店が発信する商
   品の文字・画像データを、受信した購買者が端末機の表
   示装置に表示し、表示される商品を選択し、端末機の操
   作によって売買を行う通信回線を利用したショッピング
   に於いて、加盟店及び購買者とサービス券発行者のそれ
   ぞれの通信機器を回線で結び、サービス券発行者は各加
   盟店及び各購買者の個別リスト、個別サービス券の発行
   ・取得の増減データの演算・記憶・管理手段を有し、加
   盟店が行う売買額に応じたサービス券の購買者への提供
   及びサービス券発行者への提供の連絡、並びに購買者が
   行う加盟店での取得サービス券の使用を通信回線を利用
   して各端末機で行い、加盟店及び購買者は自己又は購買
   者のサービス券のサービス券発行者の管理する増減記録
   を通信回線を利用し、端末機の表示装置で表示・確認で
   きるようにしたことを特徴とする通信回線を利用した商
   品の売買に於けるサービス券の発行方法。
2. 【請求項２】 サービス券の購買者への提供を、加盟店
   からの購買者の売買額の通信回線を利用した通知によっ
   て、サービス券発行者が通信回線を利用して行うことを
   特徴とする請求項１記載の通信回線を利用した商品の売
   買に於けるサービス券の発行方法。