JPH09161068A - 画像撮影方法とそれを用いた画像編集装置 - Google Patents

画像撮影方法とそれを用いた画像編集装置

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JPH09161068A
JPH09161068A JP7346353A JP34635395A JPH09161068A JP H09161068 A JPH09161068 A JP H09161068A JP 7346353 A JP7346353 A JP 7346353A JP 34635395 A JP34635395 A JP 34635395A JP H09161068 A JPH09161068 A JP H09161068A
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JP
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image
camera
tunnel
laser
ccd
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JP7346353A
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English (en)
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Ichiro Yamamoto
一郎 山本
Sumio Kachi
純夫 可知
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 CCDカメラによる変状展開図の作成が実用
レベルで困難であった。 【解決手段】 2台以上のカメラ1と、カメラ1の各撮
影視野内の共通撮影視野部分を含む対象物2にレーザビ
ームを照射するレーザ装置と、各カメラ1の同期した画
像を記録・再生する記録・再生装置とを備え、各カメラ
1の撮影画像に記録されたレーザビーム像により画像の
サイズ合わせや位置合わせをして画像合成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の画像撮影方法とそれ
を用いた画像編集装置は、道路トンネル、鉄道トンネ
ル、電力洞道等の建造物のコンクリート壁面のひび、亀
裂、剥離等の状態をCCDカメラにより撮影し、例えば
トンネルの内周方向、距離方向の画像を連続的に合成し
て展開図を効率的に作成するのに用いられるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】トンネル等、コンクリート建造物では老
朽化に伴って壁面に変状(ひび、亀裂、剥離等)が現わ
れてくる。この変状は建造物の寿命と密接な関係をもっ
ており、変状の形状や大きさを見ることにより建造物の
安全性や残り耐用年数等を推定することが可能となる。
前記変状の調査は、建造物の壁面をカメラ(写真機)又
はビデオカメラで撮影・記録し、記録された写真又は画
像を基にして変状展開図を作成し、この変状展開図を基
に行なう。
【0003】以下に変状展開図作成をトンネルの例で説
明する。巡視・点検員がトンネル内を端から端まで歩行
又は車に乗車して移動し、トンネル内の壁面を写真機又
はビデオカメラで撮影する。この場合、写真機やビデオ
カメラの撮影視野は限られているため、トンネルの内壁
面をその周方向に連続させて撮影し、その位置での撮影
が完了すると、トンネル内を少し先に進んで続く位置で
内壁面について周方向の撮影を行なう。この周方向の撮
影と移動とを繰り返すことによりトンネル内壁の全てに
ついて撮影を完了することができる。そして巡視・点検
員が撮影した写真又は画像を事務所において写真拡大し
たり或いはビデオ再生したりして、これを見ながら職員
がトンネルの内壁の変状をスケッチして変状展開図を作
成していた。
【0004】しかしトンネルのような大きな建造物につ
いて人手による変状展開図の作成は容易でない。撮影自
体に手間がかかるのはもちろんであるが、次のような問
題もある。トンネルの様な大きな建造物について各部の
壁面をその真正面から撮影することはできず、また壁面
との距離を一定にして撮影することもできず、また壁面
の曲がりを捕えることもできない。このため、単に撮影
された後の写真や画像を見ても建造物の表面に現われた
変状の形状や大きさを正確に把握して変状展開図に再現
することは至極困難である。従って、得られる変状展開
図はあいまいさを含んだものとなり、建造物の状態の正
確な推測に支障を来すことになる。
【0005】近年は画像処理技術が発達しつつあるが、
これにともないビデオ画像自動編集システムなるものが
前記変状展開図の自動作成に利用されるようになりつつ
ある。このビデオ画像自動編集システムは現在は次のよ
うなものがあり、一つは複数のCCDカメラを用い、こ
れらカメラの画像を合成して画像編集を行なうシステム
があり、一つは魚眼レンズを取り付けたCCDカメラを
用い、このカメラの画像をゆがみ補正して画像編集を行
なうシステムがある。
【0006】前者の複数台のカメラで画像編集を行なう
システムは、トンネル内を走行可能な台車に同トンネル
の内壁面に向けて放射状に複数のCCDカメラが取り付
けられ、個々のカメラの撮影視野が少しずつオーバーラ
ップされて、これらカメラでトンネル内周壁面が一つづ
きの映像として撮影されるようになっている。そして各
カメラの画像は画像記録・再生装置に記録され、記録さ
れた画像は画像合成装置によって合成されるようになっ
ている。このシステムでは、個々のカメラで撮影した画
像について、画像合成装置が画像間の走査線毎又は複数
画素毎の比較を行ない、各画像の共通部分(オーバーラ
ップ部分)を見い出してそこから画像の合成を行なうよ
うになっている。
【0007】後者の魚眼レンズのカメラで画像編集を行
なうシステムは、魚眼レンズ付きのCCDカメラがトン
ネルの内壁面全体を撮影することができ、同CCDカメ
ラが撮影した画像が画像記録・再生装置に記録されるよ
うになっている。そして記録された画像は画像処理装置
により処理されて魚眼レンズによるゆがみが補正される
ようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】複数のCCDカメラに
よる画像編集装置では、画像間の共通部分を見い出すた
めに、画像サイズが全て同一であることと、共通部分に
特徴的なパターンが存在することが必要である。しかし
トンネル内でカメラと被写体との距離を一定にしてサイ
ズを統一することは困難であり、またトンネル内に特徴
的なパターンがあまりないことから、先のアルゴリズム
で画像間の共通部分を見い出して画像合成をすることが
必ずしも正確に行なわれない。画像合成に誤動作が発生
することが多い。従って、実際の利用には適さない。
【0009】魚眼レンズ付きCCDカメラによる画像編
集装置では、単一のカメラで広角の画像が得られるため
画像合成が必要ないが、魚眼レンズで撮影された画像を
平面画像に変換すると、変換された画像に画素の粗い部
分が発生し、その部分の変状が正確に表示されなくなる
という問題があった。魚眼レンズ付きのカメラを複数用
いて高精度を得ようとすると、前記複数のCCDカメラ
による問題点が生じてしまう。
【0010】本発明の目的は、前記諸問題を解消して、
正確な変状展開図を作成することができる画像撮影方法
とそれを用いた画像編集装置を実現することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の画像撮影方法は図1、7に示すように、CCDカメ
ラ1の撮影視野内の対象物2にレーザビームを照射し
て、同CCDカメラ1により対象物2を撮影することを
特徴とするものである。
【0012】本発明のうち請求項2記載の画像撮影方法
は図1、7に示すように、2台以上のCCDカメラ1の
各撮影視野内の少なくとも共通撮影部分を含む対象物2
にレーザビームを照射して、これらCCDカメラ1によ
り対象物2を撮影することを特徴とするものである。
【0013】本発明のうち請求項3記載の画像撮影方法
は図1に示すように、縦横に広がりのある撮影視野を有
するCCDカメラ1で対象物2を撮影することを特徴と
するものである。
【0014】本発明のうち請求項4記載の画像撮影方法
は図7に示すように、ライン状の撮影視野を有するCC
Dカメラ1をその撮影ラインを横移動しながら同CCD
カメラ1で対象物2を撮影することを特徴とするもので
ある。
【0015】本発明のうち請求項5記載の画像編集装置
は図1〜9に示すように、CCDカメラ1と、CCDカ
メラ1の撮影視野内の対象物2にレーザビームを照射す
るレーザ装置3と、CCDカメラ1の撮影画像を記録・
再生する記録・再生装置4とを備え、撮影画像に記録さ
れたレーザビーム像により同撮影画像のサイズやゆがみ
を補正可能とすることを特徴とするものである。
【0016】本発明のうち請求項6記載の画像編集装置
は図1〜9に示すように、2台以上のCCDカメラ1
と、これらCCDカメラ1の各撮影視野内の少なくとも
共通撮影視野部分を含む対象物2にレーザビームを照射
するレーザ装置3と、各CCDカメラ1の同期した画像
を記録・再生する記録・再生装置4とを備え、各CCD
カメラ1の撮影画像に記録されたレーザビーム像により
各撮影画像のサイズ合わせや位置合わせをして画像合成
可能とすることを特徴とするものである。
【0017】本発明のうち請求項7記載の画像編集装置
は図2に示すように、2台以上のCCDカメラ1が放射
状に配置され、CCDカメラ1間にレーザ装置3が配置
されてなることを特徴とするものである。
【0018】本発明のうち請求項8記載の画像編集装置
は図3に示すように、レーザ装置3から出射されるレー
ザビームが複数のスポットビームであることを特徴とす
るものである。
【0019】本発明のうち請求項9記載の画像編集装置
は図4に示すように、レーザ装置3から出射されるレー
ザビームが2以上のラインビームを交差させたものであ
ることを特徴とするものである。
【0020】本発明のうち請求項10記載の画像編集装
置は図9に示すように、レーザ装置3から出射されるレ
ーザビームが2以上の互いに平行で相対距離の一定なレ
ーザビームであることを特徴とするものである。
【0021】本発明のうち請求項11記載の画像編集装
置は図1に示すように、CCDカメラ1の撮影視野が縦
横方向に広がりを持つことを特徴とするものである。
【0022】本発明のうち請求項12記載の画像編集装
置は図7に示すように、CCDカメラ1の撮影視野がラ
イン状であることを特徴とするものである。
【0023】
【作用】本発明のうち請求項1記載の画像撮影方法で
は、CCDカメラ1の撮影視野内の対象物2にレーザビ
ームを照射して、同CCDカメラ1により対象物2を撮
影するため、撮影画像上に記録されたレーザビーム像の
サイズ、形状、配置等を調べることにより、撮影画像上
における対象物2のサイズやゆがみ等を確認して補正す
ることが可能となり、各所で撮影した撮影画像を同じよ
うな基準で客観的に観察し、評価することが可能とな
る。
【0024】本発明のうち請求項2記載の画像撮影方法
では、2台以上のCCDカメラ1の各撮影視野内の少な
くとも共通撮影部分を含む対象物2にレーザビームを照
射して、これらCCDカメラ1により対象物2を撮影す
るため、各撮影画像上に記録されたレーザビーム像のサ
イズ、形状、配置等を調べることにより、撮影画像上に
おける対象物2のサイズやゆがみ等を確認して補正する
ことが可能となり、しかも共通撮影部分のレーザビーム
像から各撮影画像の位置合わせやサイズ合わせが可能と
なり、複数のCCDカメラ1で撮影した撮影画像から1
枚の合成画像を得ることが可能となる。
【0025】本発明のうち請求項3記載の画像撮影方法
では、縦横に広がりのある撮影視野を有するCCDカメ
ラ1で対象物2を撮影するため、例えば図1に示すトン
ネル(対象物2)の例では、一回の撮影でトンネルの周
方向全てと長手方向について一定長を撮影することがで
き、カメラ撮影とカメラ移動を繰り返すことにより、長
尺なトンネルの内壁面全てを撮影することが可能にな
る。
【0026】本発明のうち請求項4記載の画像撮影方法
では、ライン状の撮影視野を有するCCDカメラ1をそ
の撮影ラインを横移動しながら同CCDカメラ1で対象
物2を撮影するため、例えば図7に示すトンネル(対象
物2)の例では、トンネルの長手方向に沿ってCCDカ
メラ1を移動しながら連続カメラ撮影を行なうことによ
り、長尺なトンネルの内壁面全てを撮影することが可能
になる。請求項3の撮影方法では、トンネルの周方向に
ついて撮影された画像について画像合成を行なうほか、
トンネルの長手方向前後で撮影された画像についても画
像合成を行なわなければならないが、この請求項4の撮
影方法では、トンネルの長手方向についての画像合成は
不要であり、トンネルのような長尺なものについての撮
影が容易となる。また各CCDカメラ1の撮影画像がラ
イン状で1画像当りの画素数が少ないため、画像に残さ
れたレーザビーム像を検出する画像処理が容易となる。
【0027】本発明のうち請求項5記載の画像編集装置
では、CCDカメラ1と、CCDカメラ1の撮影視野内
の対象物2にレーザビームを照射するレーザ装置3と、
CCDカメラ1の撮影画像を記録・再生する記録・再生
装置4とを備え、撮影画像に記録されたレーザビーム像
により同撮影画像のサイズやゆがみを補正可能とするた
め、各所で撮影、記録された撮影画像を同じような基準
の元で客観的に観察し、評価することが可能となり、建
造物の検査で使用される変状展開図を自動作成すること
が容易に可能となる。
【0028】本発明のうち請求項6記載の画像編集装置
では、2台以上のCCDカメラ1と、これらCCDカメ
ラ1の各撮影視野内の少なくとも共通撮影視野部分は含
む対象物2にレーザビームを照射するレーザ装置3と、
各CCDカメラ1の同期した画像を記録・再生する記録
・再生装置4とを備え、各CCDカメラ1の撮影画像に
記録されたレーザビーム像により各撮影画像のサイズ合
わせや位置合わせをして画像合成するため、複数のCC
Dカメラ1で撮影した撮影画像から1枚の合成画像を得
ることが可能となり、建造物の検査で使用される変状展
開図を自動作成することが容易に可能となる。
【0029】本発明のうち請求項7記載の画像編集装置
では、2台以上のCCDカメラ1が放射状に配置され、
CCDカメラ1間にレーザ装置3が配置されてなるた
め、各CCDカメラ1の撮影視野内の共通撮影部分の対
象物2にレーザビームを照射し易くなる。
【0030】本発明のうち請求項8記載の画像編集装置
では、レーザ装置3から出射されるレーザビームが複数
のスポットビームであるため、これらスポットビーム像
の間隔や配置を測定することにより撮影画像のサイズや
ゆがみを補正することが容易となり、また画像合成の際
の画像同士の位置合わせが容易となる。
【0031】本発明のうち請求項9記載の画像編集装置
では、レーザ装置3から出射されるレーザビームが2以
上のラインビームを交差させたものであるため、交差す
るラインビームの縦横のサイズや交差角度を測定するこ
とにより、撮影画像のサイズやゆがみを補正することが
容易となり、また画像合成の際の画像同士の位置合わせ
が容易となる。
【0032】本発明のうち請求項10記載の画像編集装
置では図9に示すように、レーザ装置3から出射される
レーザビームが2以上の互いに平行で相対距離の一定な
レーザビームであるため、撮影画像に記録されたレーザ
ビーム像の相対位置(距離)から、それをスケールにし
て撮影された対象物2の実サイズを測定することができ
る。
【0033】本発明のうち請求項11記載の画像編集装
置では、CCDカメラ1の撮影視野が縦横方向に広がり
を持つため、図1に示すように1撮影である程度広い面
積を撮影することが可能である。
【0034】本発明のうち請求項12記載の画像編集装
置では、CCDカメラ1の撮影視野がライン状であるた
め、同カメラ1の撮影ラインを横に移動しながら撮影す
ることにより広い面積を連続して撮影することが可能で
ある。
【0035】
【本発明の画像撮影方法の実施の形態1】本発明の画像
撮影方法の一実施形態例を図1、2に基づいて説明す
る。トンネル(対象物)2内を走行可能とする台車10
に3台のCCDカメラ(縦横に広がりのある撮影視野を
有するCCDカメラ:以下カメラと記す)1(1a、1
b、1c)を外向きに放射状に取り付けて、第1カメラ
1aはトンネル2の左側面を、第2カメラ1bはトンネ
ル2の天井面、第3カメラ1cは右側面を夫々撮影する
ようにし、尚且つ、第1カメラ1aの撮影視野と第2カ
メラ1bの撮影視野を一部オーバーラップさせ、第2カ
メラ1bの撮影視野と第3カメラ1cの撮影視野を一部
オーバーラップさせる。そして、例えば第2カメラ1b
や第3カメラ1cで夫々図3(a)又は図4(a)に示
すような画像が撮影されるようにし、各撮影画像の縁に
共通撮影部分23ができるようにする。
【0036】前記台車10に4台のレーザ装置3(3
a、3b、3c、3d)を外向きに放射状に取り付け
て、第1レーザ装置3aのレーザは第1カメラ1aの撮
影視野の左端のトンネル内壁面を、第2レーザ装置3b
のレーザは第1カメラ1aと第2カメラ1bの共通撮影
部分23のトンネル内壁面を、第3レーザ装置3cは第
2カメラ1bと第3カメラ1cの共通撮影部分23のト
ンネル内壁面を、第4レーザ装置3dのレーザは第3カ
メラ1cの撮影視野の右端のトンネル内壁面を、夫々照
射するようにする。前記レーザ装置3a、3b、3c、
3dが出力するレーザビームは図5(a)に示すような
4本の平行するレーザビームとし、撮影画像に図3
(a)、(b)に示すようなスポットビーム像が写され
るようにするか、或いはレーザビームを図4に示すよう
な2本のラインビームが十字型に交差されたものとし、
撮影画像に図4(a)、(b)に示すようなビーム像が
写されるようにする。
【0037】停止させた台車10で前記3台のカメラ1
a〜1cによるトンネル内壁面の同時撮影を行ない、撮
影が完了したら同台車10をトンネル2の長手方向に少
し移動して次の撮影位置にセットし、そこでトンネル内
壁面の撮影を行なう。一撮影毎の台車10の移動量は、
移動前後で撮影される画像について撮影画像の一部に共
通部ができるように設定する。カメラ1による撮影と台
車10の移動とを何回も繰り返し行ない、トンネル2の
内壁面をトンネル2の入り口側から出口側に向かって順
次撮影していく。そして、トンネル2内で撮影した全て
の画像は、台車10に取り付けた画像記録・再生装置4
に記録する。
【0038】以上説明した撮影方法で撮影され、画像記
録・再生装置4に記録された撮影画像は、3台のカメラ
1a、1b、1cで夫々で大きく異なり、また同じカメ
ラ1a、1b、1cで撮影しても台車10の停止位置に
より夫々異なったものとなる。カメラ1a、1b、1c
が撮影するトンネル2の内壁面は、内壁面と近い部分で
は同壁面が大きく表示され、遠い部分では同内壁面が小
さく表示されるため、第1カメラ1aが撮影する内壁面
は同壁面が図3(b)又は図4(b)に示すようなゆが
んだ台形状になり、第2カメラ1bが撮影する内壁面は
同壁面があまりゆがみのない四角形状になり、第3カメ
ラ1cが撮影する内壁面は同壁面がゆがんだ台形状にな
る。そして各カメラ1a、1b、1cの撮影画像の縁に
は、図3(b)又は図4(b)に示すように各々ビーム
像が記録され、そのビーム像のサイズ(スポットビーム
の場合はスポット間隔)がトンネル2の内壁面と近い部
分では大きく表示され、トンネル2の内壁面と遠い部分
では小さく表示される。なお、ここでは台車10がトン
ネル2内で少し左側によっているため、第1カメラ1a
と第3カメラ1cとでトンネル内壁面のサイズが異な
り、第1カメラ1aでトンネル2内壁面が大きく表示さ
れている。
【0039】前記画像記録・再生装置4に記録された画
像は、これを適宜手法で画像処理することにより、撮影
された各画像のサイズを統一化したり、画像のゆがみを
補正したりすることができ、また隣接して撮影された画
像同士をサイズ合わせ、位置合わせして合成したりする
ことが可能となる。以下にその例を説明する。
【0040】撮影画像に記録されたビーム像は、トンネ
ル内壁面が近い部分ではサイズが大きく、遠い部分では
サイズが小さくなるため、撮影画像のビーム像のサイズ
(スポットビームの場合はスポット間隔)を揃えること
により各所で撮影された画像の被写体(トンネル2)の
撮影倍率を統一することが可能となる。また画像に残さ
れたビーム像のサイズを測定することにより、撮影時の
カメラ1a〜1cとトンネル2との距離を求めることも
可能となる。また撮影画像の両サイドに写されたビーム
像のサイズが図3(a)の右図又は図4(a)の右図に
示すように左右で異なっている場合は、それらビーム像
のサイズを揃えるように画像変形を行なうことで、例え
ば第3カメラ1cがトンネル内壁面を斜め下方から撮影
して略台形状にゆがんだ像を、あたかも真正面から撮影
したように修正して略四角形状にすることも可能とな
る。また、隣接した2枚の撮影画像について、両画像を
適宜拡大縮小し、また位置を移動して、両画像の共通撮
影部分23に写されたビーム像のサイズ合わせと位置合
わせを行なうことにより、これら2枚の画像を継ぎ目の
ない1枚の合成画像に合成することが可能となる。
【0041】画像記録・再生装置4に記録された全ての
画像について以上述べたような画像処理を行なうことに
より、トンネル2内で撮影された複数枚の画像から、ト
ンネル2の内壁面の変状の様子を表す1枚の変状展開図
を合成することも可能となる。
【0042】以上説明した画像撮影方法は、カメラ1を
3台でトンネル2の周方向を撮影視野に収めるものであ
るが、カメラ1の台数は何台でもよく、2台或いは4台
以上でトンネル2の周方向を撮影視野に収めるようにし
てもよい。またカメラ1は放射状に配置したが、これも
トンネル2の内壁面を撮影するからそうしたのであっ
て、他のものを撮影するにはその対象物の撮影に適した
配置にする。またレーザビームの形状も前記スポットビ
ームや十字型ビームに限られず、例えばカメラの撮影視
野に格子状のレーザビーム像を写すようにすれば、この
格子の間隔やゆがみから画像各部の状態を細かく捕える
ことが可能になり、より高度な画像編集を行なうことも
可能となる。場合によってはレーザで数字や文字などを
書き入れることも可能である。
【0043】
【本発明の画像編集装置の実施の形態1】本発明の画像
編集装置の一実施形態例を次に説明する。この装置は、
前記説明した画像撮影方法を採用してトンネル内壁面の
変状展開図を作成するものである。
【0044】3台のCCDカメラ1がトンネル2内を走
行可能な台車10の上にトンネル2の内壁面に向けて放
射状に配置されており、第1カメラ1aはトンネル2の
左側面側、第2カメラ1bはトンネル2の天井面側、第
3カメラ1cはトンネル2の右側面側を夫々撮影するよ
うになっている。第1カメラ1aの撮影視野と第2カメ
ラ1bの撮影視野はその一部を互いにオーバーラップさ
せてあり、また第2カメラ1bの撮影視野と第3カメラ
1cの撮影視野もその一部を互いにオーバーラップさせ
てある。そして各カメラ1a〜1cの撮影画像は後述す
る記録・再生装置4に同期したタイミングで夫々独立し
て記録されるようにしてある。
【0045】前記レーザ装置3は第1カメラ1aの左
側、第1カメラ1aと第2カメラ1bの間、第2カメラ
1bと第3カメラ1cの間、第3カメラ1cの右側、に
夫々配置されており、第1レーザ装置3aのレーザは第
1カメラ1aの撮影視野の左端を照射し、第2レーザ装
置3bのレーザは第1カメラ1aと第2カメラ1bの共
通撮影部分のトンネル内壁面を照射し、第3レーザ装置
3cは第2カメラ1bと第3カメラ1cの共通撮影部分
のトンネル内壁面を照射し、第4レーザ装置3dのレー
ザは第3カメラ1cの撮影視野の右端を照射するように
してある。前記レーザ装置3a〜3dは、図5(a)に
示すように平行して4本のレーザビームを発生するよう
にしてあり、カメラ1a〜1cで撮影される画像に図3
(a)(b)に示すようなスポット状の像が記録される
ようにしてある。
【0046】前記画像記録・再生装置4は図6に示すよ
うに、第1〜第3のカメラ1a〜1cが撮影する各画像
を、設定された一定の速度で全て同期させて取り込み、
記録するものである。この画像記録・再生装置4に記録
された画像は、画像選択部12によりカメラ1a〜1c
が撮影した画像の中から2枚の選択して後述する編集装
置13に出力することができるようになっている。また
この画像記録・再生装置4は、編集装置13で編集され
た(合成された)画像を記録・再生することもできる。
【0047】前記編集装置13は、画像信号のAD変換
部15、計測部16、比較・演算部17、画像合成部1
8、DA変換部19からなり、前記画像記録・再生装置
4から入力される2枚の画像を処理して1枚の合成画像
を作成し、それを出力モニタ14に表示させることがで
きる。例えば、画像選択部12で画像20b{図3
(a)の左に示す第2カメラ1bの画像}と画像20c
{図3(a)の右に示す第3カメラ1cの画像}とが選
択されて編集装置13に入力された場合、計測部16は
選択された2つの画像20b、20cについてスポット
ビーム像21i〜21xの位置検出を行ない、画像20
bのスポットビーム像21i〜21pの間隔、画像20
cのスポットビーム像21q〜21xの間隔を測定し、
比較・演算部17が両画像20b、20c間でスポット
ビーム像21i〜21xの比較を行ない、画像合成部1
8がスポットビーム像間隔の長い画像をスポットビーム
像間隔の短い画像に合わせ、対応したスポットビーム像
を重ね合わせた形で画像合成し、DA変換部19が合成
画像の圧縮を行ない、出力モニタ14に画像合成を映し
出す。この処理は、他の画像、即ち画像20aと画像2
0bについても同様に行ない、3枚の画像20a〜20
cから図2(b)に示すような1枚の画像を合成する。
なお、台車10のカメラ1が3台の場合は2回の処理で
1枚の合成画像を得ることができるが、カメラ1がN台
の場合は、2枚の画像20についての合成を(N−1)
回行ない、N枚の画像20から(N−1)枚の合成画像
を得て、それらを合わせて1枚の画像にする。
【0048】この編集装置13は、図3(b)に示す合
成画像を作成できるほか、台車10が移動される毎に撮
影されたトンネル2の長手方向における画像について
も、レーザビーム像を調べて画像合成することができ、
最終的にトンネル2の内壁面全体の変状展開図を作成す
ることもできる。
【0049】なお、前記台車10がトンネル2内を走行
する際、台車10とトンネル2との位置関係は微妙にず
れることが想定されるため、カメラ1やレーザ装置3の
設定の具合によっては、カメラ1間の共通撮影部分23
がなくなったり、共通撮影部分23が残っていてもそこ
にレーザービームが照射されなくなったりすることがあ
る。従って、前記カメラ1の視野の設定やレーザ装置3
のレーザ照射方向は前記台車10の位置ズレを想定して
余裕をもって設定することが望まれる。
【0050】以上説明した画像編集装置において、スポ
ットビームを発生するレーザ装置3a〜3dは図5
(a)のように、1本のレーザビームを発生するレーザ
ビーム装置を4台並べて構成してもよいが、図5(b)
のようにラインビーム装置の先にピンポイントの孔を開
けたスリット29を設け、ラインビームからスポットビ
ームを作成することもできる。これ以外にもレーザ装置
のレーザを光ファイバ、光学素子等で分配してスポット
ビームが発生されるようにしてもよい。
【0051】
【本発明の画像編集装置の実施の形態2】本発明の画像
編集装置の他の実施形態例を次に説明する。この装置で
は、前記実施形態1のレーザ装置3を二つのラインビー
ム装置を組み合わたものに置き換えて、レーザ装置3か
ら十字型のビームを発生するようにしてある。
【0052】この装置のカメラ1a〜1cで撮影される
画像25a〜25cは図4に示すようなものであり、こ
れらの画像25a〜25cを編集装置13にかけ、画像
25bと画像25cとから1枚の合成画像を作成し、ま
た画像25aと画像25bとから1枚の合成画像を作成
して、これらから1枚の合成画像を作成する。この編集
装置13では、図3のスポットビーム像21a〜21x
のスポット間隔を計測する代わりに、図4の十字型のビ
ーム像26a〜26fの縦横のサイズL、W及び交点の
位置を計測し、これにより画像25a〜25c間のサイ
ズ合わせと位置合わせを行ない、画像合成をする。
【0053】
【本発明の画像撮影方法の実施の形態2】本発明の画像
撮影方法の他の実施形態例を図9に基づいて説明する。
前記実施形態1の撮影方法において、レーザ装置3の夫
々を図9(b)に示すような互いに平行し、且つ相対距
離a1、a2の一定な3本のスポットビームを出射可能
なものとする。この方法で撮影される画像は例えば図9
(a)(c)に示すようなものである。図9(a)は画
像にトンネル2の内壁面の亀裂が映されている例であ
り、各スポットビーム像の位置座標を画像処理により求
め、その位置座標からスポットビーム像の縦横の相対距
離b1、b2を算出する。この場合、b1はa1に相当
し、b2はa2に相当するため、これを基に各画素の間
隔と実際の距離との対応付けが可能となる。ここで、画
像中の2点を選べば、その2点間の実際の距離が算出で
き、図9(a)に示す亀裂の幅の測定を容易に行なうこ
とができる。また、図9(b)は画像にトンネル2の内
壁面の剥離が映されている例であり、この場合、画像を
2値化して剥離部分の画素数を算出すれば、剥離部分の
面積を測定することもできる。
【0054】
【本発明の画像撮影方法の実施の形態3】本発明の画像
撮影方法のさらに他の実施形態例を図7に基づいて説明
する。トンネル(対象物)2内を走行可能とする台車1
0に3台のCCDカメラ(ライン状の撮影視野を有する
CCDカメラ(CCDライン・センサカメラと呼ばれ
る):以下カメラと記す)1(1a、1b、1c)を外
向きに放射状に取り付けて、第1カメラ1aはトンネル
2の左側面を、第2カメラ1bはトンネル2の天井面、
第3カメラ1cは右側面を夫々撮影するようにし、尚且
つ、第1カメラ1aの撮影視野と第2カメラ1bの撮影
視野を一部オーバーラップさせ、第2カメラ1bの撮影
視野と第3カメラ1cの撮影視野を一部オーバーラップ
させる。そして、例えばカメラ1a〜1cで図8に示す
ような画像が撮影されるようにし、各撮影画像の縁に共
通撮影部分23ができるようにする。ちなみに、前記カ
メラ1a〜1cは縦方向(トンネル2の周方向)の撮影
画素数が1000であり、横方向(トンネル2の長手方
向)の撮影画素数が1である。
【0055】前記台車10に4台のレーザ装置3(3
a、3b、3c、3d)を外向きに放射状に取り付け
て、第1レーザ装置3aのレーザは第1カメラ1aの撮
影視野の左端のトンネル内壁面を、第2レーザ装置3b
のレーザは第1カメラ1aと第2カメラ1bの共通撮影
部分23のトンネル内壁面を、第3レーザ装置3cは第
2カメラ1bと第3カメラ1cの共通撮影部分23のト
ンネル内壁面を、第4レーザ装置3dのレーザは第3カ
メラ1cの撮影視野の右端のトンネル内壁面を、夫々照
射するようにする。前記レーザ装置3a、3b、3c、
3dが出力するレーザビームは図7、8に示すような1
本の偏平(ライン状)レーザビームであり、同レーザビ
ームが細長い共通撮影部分23を縦断する形で像を作る
ようにしてある。なお、レーザは一定の大きさ(カメラ
1の画素分解能以上)を持つスポットビームを用いるこ
ともできる。
【0056】前記台車10をトンネル2の一方の出入り
口から他方の出入り口まで定速走行させて、3台のカメ
ラ1a〜1cによる撮影を行ない、各カメラ1a〜1c
の撮影画像を同台車10に取り付けた画像記録・再生装
置4に一定速度で、且つみな同期させて記録する。
【0057】以上説明した撮影方法で撮影され、前記画
像記録・再生装置4に記録された画像は図8のようにラ
イン状になっており、これがトンネル2の長手方向につ
いてカメラ1a〜1c毎に連続して記録されている。各
カメラ1a〜1cの再生ライン画像30a〜30cの両
端にはレーザビーム像31が記録されており、共通撮影
部分23にレーザビーム像30が記録されている。各カ
メラ1a〜1cの再生ライン画像30a〜30cについ
て、夫々の共通撮影部分23に記録されているレーザビ
ーム像30を検出することにより、互いの位置関係が判
明し、再生ライン画像30a〜30cから1枚の合成ラ
イン画像を得ることができる。再生ライン画像30a〜
30cはトンネル2の長手方向について連続しているた
め、合成ライン画像を順次出力することにより、トンネ
ル2の長手方向に連続したライン画像が、1枚のフレー
ム画像として出力モニタ14に出力され、同モニタ14
にトンネル2の内壁面の変状の様子を表す変状展開図が
表示される。
【0058】なお、前記再生ライン画像30a〜30c
の合成に際して検出されるレーザビーム像30は、図8
に示すように複数画素にまたがって記録されるため、合
成する画像30a〜30cについて像検出画素の中心部
分を演算により求め、この中心部分を重ね合わせること
でレーザビーム像31の位置合わせを行ない、画像を合
成する。
【0059】以上説明した撮影方法を実施する画像編集
装置は、図2の画像編集装置のカメラ1a〜1cをライ
ン状の撮影視野を持つものに置き換え、各カメラ1a〜
1cのライン状の撮影視野を図7に示すようにトンネル
の周方向に沿って設定し、第1カメラ1aの撮影視野と
第2カメラ1bの撮影視野をその一部をオーバーラップ
させ、また第2カメラ1bの撮影視野と第3カメラ1c
の撮影視野もその一部をオーバーラップさせる。そして
各カメラ1a〜1cの撮影画像が記録・再生装置4に一
定速度で且つ同期したタイミングで夫々独立して記録さ
れるようにする。
【0060】記録・再生装置4に記録されたライン画像
を処理する編集装置13は、図6に示したものと同じ
く、画像信号のAD変換部15、計測部16、比較・演
算部17、画像合成部18、DA変換部19から構成
し、前記画像記録・再生装置4から入力される2枚のラ
イン画像を処理して1枚の合成ライン画像を作成し、そ
れを出力モニタ14に表示させる。例えば、画像選択部
12でライン画像30aとライン画像30bとが選択さ
れて編集装置13に入力された場合、計測部16は選択
された2つのライン画像30a、30bについてレーザ
ビーム像31の検出とその中心位置の検出を行ない、比
較・演算部17が両ライン画像30a、30bの中心位
置を比較し、画像合成部18が対応したビーム像中心位
置を重ね合わせて画像合成し、DA変換部19が合成画
像の圧縮を行ない、出力モニタ14に画像合成を映し出
す。この処理は、他の画像、即ち画像30bと画像30
cについても同様に行ない、3枚のライン画像30a〜
30cから1枚のライン画像を合成する。このライン画
像の合成をトンネル2の長手方向のライン画像について
連続して行なうことによりライン画像からフレーム画像
が構成され、同フレームにトンネル2の内壁面が表示さ
れる。
【0061】なお、台車10のカメラ1が3台の場合は
2回の処理で1枚のライン合成画像を得ることができる
が、カメラ1がN台の場合は、2枚のライン画像30に
ついての合成を(N−1)回行ない、N枚のライン画像
30から(N−1)枚のライン合成画像を得て、それら
を合わせて1枚の合成フレーム画像にする。
【0062】
【発明の効果】本発明のうち請求項1記載の画像撮影方
法を用いれば、CCDカメラで撮影された画像の撮影条
件が個々に異なっていても、それら撮影画像を同じよう
な基準で客観的に観察し、評価することが可能となる。
【0063】本発明のうち請求項2記載の画像撮影方法
を用いれば、複数のCCDカメラで撮影された個々の撮
影画像について、隣接する画像の位置合わせやサイズ合
わせを行なって、大きな1枚の合成画像を得ることが可
能となる。
【0064】本発明のうち請求項3記載の画像撮影方法
を用いれば、例えば図1に示すトンネルの例では、一回
の撮影でトンネルの周方向全てと長手方向について一定
長を撮影することができ、カメラ撮影とカメラ移動を繰
り返すことにより、長尺なトンネルの内壁面全てを撮影
することが可能になる。
【0065】本発明のうち請求項4記載の画像撮影方法
を用いれば、例えば図7に示すトンネルの例では、トン
ネルの長手方向に沿ってCCDカメラを移動しながら連
続カメラ撮影を行なうことにより、長尺なトンネルの内
壁面全てを撮影することが可能になる。この方法では、
トンネルの長手方向についての画像合成は不要となり、
トンネルのような長尺なものについて合成画像の作成が
非常に容易となる。またCCDカメラの撮影画像がライ
ン状であり、1画像当りの画素数が少ないため、画像に
残されたレーザビーム像を検出する画像処理が容易とな
り、合成画像の作成をスピーディーに行なうことができ
る。
【0066】本発明のうち請求項5記載の画像編集装置
を用いれば、撮影された画像のサイズを統一して表示さ
せることができ、建造物の検査で使用される変状展開図
を自動作成することが可能となる。
【0067】本発明のうち請求項6記載の画像編集装置
を用いれば、複数のCCDカメラで撮影された画像を合
成して1枚の合成画像を得ることが可能となり、建造物
の検査で使用される変状展開図を自動作成することが容
易に可能となる。
【0068】本発明のうち請求項7記載の画像編集装置
を用いれば、各CCDカメラ1の撮影視野内の共通撮影
部分の対象物2に確実にレーザビームが照射される。
【0069】本発明のうち請求項8記載の画像編集装置
を用いれば、画像に記録されるビームがスポットビーム
であるため、ビーム像により遮られる画像情報が少な
く、高品質の画像編集を行なうことができる。
【0070】本発明のうち請求項9記載の画像編集装置
を用いれば、画像に記録されるビームがラインビームで
あるため、ビーム像の中心位置を特定しやすく、画像合
成が容易となる。
【0071】本発明のうち請求項10記載の画像編集装
置を用いれば、相対距離を規定したレーザビームを照射
するため、そのビーム像の相対距離から画像に映し出さ
れている亀裂や剥離部分の大きさや面積を実測すること
が容易となる。
【0072】本発明のうち請求項11記載の画像編集装
置を用いれば、CCDカメラ1の撮影視野が縦横方向に
広がりを持つため、1撮影である程度広い面積を撮影す
ることができる。
【0073】本発明のうち請求項12記載の画像編集装
置を用いれば、CCDカメラ1の撮影視野がライン状で
あるため、同カメラ1の撮影ラインを横に移動しながら
撮影することにより広い面積を連続して撮影することが
可能であり、また短時間で画像合成を実行することがで
きる。
【0074】また、本発明の画像編集装置を用いれば次
のような効果もある。 1.画質の劣化も殆どないため高品質の合成画像を得る
ことができる。 2.撮影から画像の合成までを自動化できるので短時間
で合成画像を作成することができる。 3.トンネル等、建造物の変状展開図の作成を短時間で
且つ正確に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像撮影方法の一実施形態例を示した
説明図。
【図2】本発明の画像編集装置の一実施形態例を示した
概略図。
【図3】(a)、(b)は本発明の画像撮影方法及び装
置による画像合成の様子を示した説明図。
【図4】(a)、(b)は本発明の画像撮影方法及び装
置による他の方法での画像合成の様子を示した説明図。
【図5】(a)、(b)は本発明の画像撮影方法及び装
置におけるレーザ装置の異なる例を示した説明図。
【図6】(a)、(b)は図1の画像編集装置における
記録・再生装置及び画像編集部の説明図。
【図7】本発明の画像撮影方法の他の実施形態例を示し
た説明図。
【図8】本発明の画像撮影方法及び画像編集装置による
画像合成の例を示した説明図。
【図9】本発明の画像撮影方法のさらに他の実施形態例
であり、(a)は同撮影方法により撮影される亀裂の説
明図、(b)は同撮影方法に使用されるレーザ装置の説
明図、(c)は同撮影方法に使用される剥離部分の説明
図。
【符号の説明】
1 CCDカメラ 2 対象物 3 レーザ装置 4 記録・再生装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CCDカメラ(1)の撮影視野内の対象物
    (2)にレーザビームを照射して、同CCDカメラ
    (1)により対象物(2)を撮影することを特徴とする
    画像撮影方法。
  2. 【請求項2】2台以上のCCDカメラ(1)の各撮影視
    野内の少なくとも共通撮影部分を含む対象物(2)にレ
    ーザビームを照射して、これらCCDカメラ(1)によ
    り対象物(2)を撮影することを特徴とする画像撮影方
    法。
  3. 【請求項3】縦横に広がりのある撮影視野を有するCC
    Dカメラ(1)で対象物(2)を撮影することを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の画像撮影方法。
  4. 【請求項4】ライン状の撮影視野を有するCCDカメラ
    (1)をその撮影ラインを横移動しながら同CCDカメ
    ラ(1)で対象物(2)を撮影することを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の画像撮影方法。
  5. 【請求項5】CCDカメラ(1)と、CCDカメラ
    (1)の撮影視野内の対象物(2)にレーザビームを照
    射するレーザ装置(3)と、CCDカメラ(1)の撮影
    画像を記録・再生する記録・再生装置(4)とを備え、
    撮影画像に記録されたレーザビーム像により同撮影画像
    のサイズやゆがみを補正可能とすることを特徴とする画
    像編集装置。
  6. 【請求項6】2台以上のCCDカメラ(1)と、これら
    CCDカメラ(1)の各撮影視野内の少なくとも共通撮
    影視野部分を含む対象物(2)にレーザビームを照射す
    るレーザ装置(3)と、各CCDカメラ(1)の同期し
    た画像を記録・再生する記録・再生装置(4)とを備
    え、各CCDカメラ(1)の撮影画像に記録されたレー
    ザビーム像により各撮影画像のサイズ合わせや位置合わ
    せをして画像合成可能とすることを特徴とする画像編集
    装置。
  7. 【請求項7】2台以上のCCDカメラ(1)が放射状に
    配置され、CCDカメラ(1)間にレーザ装置(3)が
    配置されてなることを特徴とする請求項6記載の画像編
    集装置。
  8. 【請求項8】レーザ装置(3)から出射されるレーザビ
    ームが複数のスポットビームであることを特徴とする請
    求項5乃至請求項7の夫々に記載の画像編集装置。
  9. 【請求項9】レーザ装置(3)から出射されるレーザビ
    ームが2以上のラインビームを交差させたものであるこ
    とを特徴とする請求項5乃至請求項7の夫々に記載の画
    像編集装置。
  10. 【請求項10】レーザ装置(3)から出射されるレーザ
    ビームが2以上の互いに平行で相対距離の一定なレーザ
    ビームであることを特徴とする請求項5乃至請求項7の
    夫々に記載の画像編集装置。
  11. 【請求項11】前記CCDカメラ(1)の撮影視野が縦
    横方向に広がりを持つことを特徴とする請求項5乃至請
    求項10の夫々に記載の画像編集装置。
  12. 【請求項12】前記CCDカメラ(1)の撮影視野がラ
    イン状であることを特徴とする請求項5乃至請求項10
    の夫々に記載の画像編集装置。
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