JPH09160683A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JPH09160683A
JPH09160683A JP7320686A JP32068695A JPH09160683A JP H09160683 A JPH09160683 A JP H09160683A JP 7320686 A JP7320686 A JP 7320686A JP 32068695 A JP32068695 A JP 32068695A JP H09160683 A JPH09160683 A JP H09160683A
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time
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relay device
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Toshiya Shirokura
俊也 白倉
Kenji Dangishiyo
謙治 談議所
Hikari Ozaki
光 尾崎
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Harman Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部電源から供給される電力の供給が不足す
る状態が発生した場合に、極力、誤動作や通信動作の異
常等が発生するおそれを少なくさせることが可能となる
通信システムを提供する。 【解決手段】 通信方式が異なる本体制御部HSとリモ
コン制御部RSとが、それら夫々の通信方式で通信可能
な中継装置Cによって通信可能に接続され、それらは、
外部電源から供給される電力の不足状態が許容時間経過
するまでの間、その制御作動を継続するための内部電源
Bを備え、且つ、許容時間が経過するに伴って、制御動
作が初期化されるように構成され、中継装置Cの許容時
間が、本体制御部HS及びの許容時間よりも長くなるよ
うに設定されている通信システムにおいて、中継装置C
は、外部電源から供給される電力の不足状態の経過時間
が、本体制御部HSの許容時間及びリモコン制御部RS
の許容時間よりも長く、且つ、中継装置Cの許容時間よ
りも短い設定時間を越えるに伴って、制御動作を初期化
するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信速度や、デー
タ通信形式等の通信方式が異なる第1種制御部と第2種
制御部とが、それら夫々の通信方式で通信可能な中継装
置によって通信可能に接続され、前記第1種制御部、前
記第2種制御部、及び、前記中継装置の夫々は、外部電
源から供給される電力の不足状態が許容時間経過するま
での間、その制御作動を継続するための内部電源を備
え、且つ、許容時間が経過するに伴って、制御動作が初
期化されるように構成され、前記中継装置の前記許容時
間が、前記第1種制御部の前記許容時間、及び、前記第
2種制御部の前記許容時間よりも長くなるように設定さ
れている通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】上記構成の通信システムにおいては、前
記中継装置の前記許容時間が、前記第1種制御部の前記
許容時間、及び、前記第2種制御部の前記許容時間より
も長くなるように設定されることによって、外部電源か
ら供給される電力の不足状態が発生したような場合に、
第1種制御部又は第2種制御部が、それらの制御動作が
初期化されるよりも前に、前記中継装置の制御動作が初
期化されないようにしている。
【0003】つまり、外部電源の供給が短時間だけ停止
されたような場合、あるいは、供給電圧が制御動作に必
要となる必要電圧よりも低下したような場合等におい
て、中継装置の制御動作が第1種制御部や第2種制御部
の制御動作よりも先に初期化されてしまうと、第1種制
御部や第2種制御部が正常に動作している途中で、中継
装置における初期化の情報が通信されて、制御動作が不
測に中断されてしまうおそれがあり、その結果、前記各
制御部が共に正常動作を継続しているにもかかわらず、
中継装置からの初期化の情報によって制御動作が初期化
されてしまうという不具合が発生するおそれがあるか
ら、第1種制御部又は第2種制御部が、それらの制御動
作が初期化されるよりも前に、前記中継装置の制御動作
が初期化されないようにしているのである。従って、中
継装置の前記許容時間は、前記第1種制御部の前記許容
時間、及び、前記第2種制御部の前記許容時間よりも充
分長い時間になるように設定されていた。
【0004】尚、上述したような電力不足状態が、中継
装置の許容時間を越えるような長時間に及ぶ場合には、
全ての装置を初期化させるようにして、電力が正常に復
帰したときに、全ての装置が初期設定状態から適正に通
信動作を開始するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来構成
においては、例えば、上述したような前記外部電源から
供給される電力の不足状態が発生してから電力供給が正
常状態に復帰するまでの停止経過時間が、前記第1種制
御部の前記許容時間、及び、前記第2種制御部の前記許
容時間を越えており、しかも、中継装置の許容時間より
も短い時間である場合においては、次のような不利が発
生するおそれがあった。
【0006】つまり、電力供給が正常状態に復帰する
と、その時点においては、第1種制御部及び前記第2種
制御部は、制御動作が既に初期化されており、共に初期
状態から制御動作を開始しようとするが、このとき、中
継装置は制御動作が初期化されていず、電力供給の不足
が発生した時点における制御状態で制御動作を復帰させ
ることになる。
【0007】その結果、前記各制御部が初期化されて、
初期設定状態から制御動作を開始しようとしているにも
かかわらず、中継装置によって、初期化される以前の古
い制御情報が通信されてしまい、誤動作を引き起こした
り、その後の通信動作が正常に行えなくなる等のおそれ
がある。
【0008】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、外部電源から供給される電力の供
給が不足する状態が発生した場合に、極力、誤動作や通
信動作の異常等が発生するおそれを少なくさせることが
可能となる通信システムを提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、例えば、外部電源の供給が短時間だけ停止
されたような場合、あるいは、供給電圧が制御動作に必
要となる必要電圧よりも低下したような場合等におい
て、そのような電力不足状態の経過時間を計測する電力
不足経過時間計測手段が、前記中継装置に備えられ、こ
の電力不足経過時間計測手段の経過時間が、前記第1種
制御部の許容時間及び第2種制御部の許容時間よりも長
く、且つ、前記中継装置の許容時間よりも短い設定時間
を越えるに伴って、中継装置の制御動作が初期化される
ことになる。
【0010】従って、外部電源から供給される電力の不
足状態の経過時間が、例えば、前記第1種制御部の許容
時間及び第2種制御部の許容時間よりも短い場合には、
その後電力供給が元の状態に復帰すると、そのとき、第
1種制御部及び第2種制御部は夫々、制御動作が初期化
されていず、しかも、中継装置の制御動作も初期化され
ていないので、初期化されない元の制御動作状態から通
信動作が適正に復帰することになる。
【0011】又、外部電源から供給される電力の不足状
態の経過時間が、例えば、前記第1種制御部の許容時間
及び第2種制御部の許容時間よりも長く、且つ、中継装
置の許容時間よりも長い場合には、第1種制御部及び第
2種制御部は夫々、制御動作が初期化されており、且
つ、中継装置も制御動作が初期化されることになり、全
ての装置が初期化された状態から、制御動作が適正に開
始されることになる。
【0012】そして、外部電源から供給される電力の不
足状態の経過時間が、例えば、前記第1種制御部の許容
時間及び第2種制御部の許容時間よりも長く、且つ、中
継装置の許容時間よりも短い設定時間を越えていれば、
第1種制御部及び第2種制御部は夫々、制御動作が初期
化されると共に、中継装置の制御動作が初期化されるこ
とになるから、全ての装置が初期化された状態から、通
信動作が適正に開始されることになる。
【0013】その結果、外部電源から供給される電力の
不足状態の経過時間が、どのような時間であっても、電
力不足が解消して正常な電力供給状態に復帰すると、常
に、誤動作や通信異常等の生じるおそれが少ない状態
で、適正な通信動作が開始されることになる。
【0014】請求項2に記載の特徴構成によれば、前記
中継装置に備えられた通信処理経過時間計測手段によっ
て、設定時間間隔で発生する時間割り込みに基づいて、
単位通信サイクルの通信処理経過時間が計測され、且
つ、外部電源から供給される電力の不足に伴って計測が
停止されることになる。そして、中継装置は、その通信
処理経過時間計測手段の通信処理経過時間に基づいて、
前記第1種制御部及び前記第2種制御部との通信タイミ
ングを決めて、通信処理を実行することになる。前記電
力不足経過時間計測手段は、外部電源から供給される電
力の不足状態においても継続される、前記中継装置の通
信処理の実行と同期して、計測値を加算処理し、前記通
信処理経過時間計測手段の時間割り込みに伴って計測値
が初期化されるのである。
【0015】従って、外部電源から正常に電力供給が行
われている間は、通信処理経過時間計測手段によって、
設定時間間隔で発生する時間割り込みに基づいて、単位
通信サイクルの通信処理経過時間が計測され、この時間
割り込みに伴って、電力不足経過時間計測手段の計測値
が初期化されるので、計測値が前記設定値を越えること
がなく中継装置は初期化されないので、正常な通信動作
を維持できる。
【0016】そして、外部電源から供給される電力の不
足状態が発生すると、通信処理経過時間計測手段による
単位通信サイクルの通信処理経過時間の計測が停止され
るが、中継装置は通信処理の実行を継続し、その処理の
実行と同期して、電力不足経過時間計測手段が計測値を
加算処理していくことになる。このとき、前記時間割り
込みは停止されているので、加算値が初期化されること
がなく、電力不足経過時間計測手段は前記設定値に達す
るまで計測値の加算処理を実行することになる。
【0017】このように、単位通信サイクルの通信処理
経過時間を計測するために、設定時間間隔で複数回にわ
たって実行される時間割り込みの処理を利用して、前記
計測値を初期化させる処理を実行することで、正常な電
圧供給状態で誤って計測値を加算させることを確実に阻
止することができる。又、設定時間間隔で発生する時間
割り込みにより、通信処理経過時間が計測されるので、
第1種制御部や第2種制御部の制御動作が初期化されな
いような短い時間で、電力不足状態が元の正常な電力供
給状態に復帰したような場合に、次回の時間割り込みか
ら制御動作が再開されるので、電力不足状態が発生して
中断した状態から、通信処理を再開させることができ
る。
【0018】請求項3に記載の特徴構成によれば、前記
通信処理経過時間計測手段が、前記第1種制御部又は前
記第2種制御部からの起動指令に基づいて、単位通信サ
イクルの通信処理経過時間の計測が開始されると共に、
前記電力不足経過時間計測手段が、計測を開始すること
になる。又、前記中継装置の単位通信サイクルの通信処
理が終了するに伴って前記電力不足経過時間計測手段の
計測値が初期化されることになる。
【0019】従って、通信処理が終了して、次の通信処
理が実行されるまでの間に、上述したような電力不足状
態が発生しても、電力不足経過時間計測手段が、計測を
開始することはなく、通信処理が行われていない状態
で、無用に中継装置を初期化することがない。
【0020】請求項4に記載の特徴構成によれば、水加
熱用の熱交換器と、この熱交換器を加熱するバーナとを
備えた給湯装置が設けられ、前記第1種制御部が、前記
給湯装置の給湯動作を制御するように構成され、前記第
2種制御部が、前記給湯装置の給湯動作を指令するリモ
コンの指令動作を制御するように構成されている。
【0021】従って、上述したような供給電力の不足状
態が発生した場合であっても、第1種制御部よりも中継
装置が先に初期化されて、リモコンの指令動作と異なる
初期化情報が給湯装置に通信されたり、第1種制御部や
第2種制御部が共に初期化されて、初期状態から通信動
作を開始しようとしている状態で、中継装置から初期化
されていない古い制御情報が通信されて、給湯装置がリ
モコンの指令動作と異なる給湯動作を実行する等の不利
を未然に回避できて、使用上の安全性が向上するものと
なる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る通信システム
を、給湯装置に適用した場合について説明する。
【0023】図1に示すように、給湯装置Kの給湯作動
を制御する第1種制御部としての本体制御部HSと、夫
々に第2種制御部としてのリモコン制御部RSが備えら
れ、前記本体制御部HSに給湯動作を指令する2つのリ
モコン装置R1,R2とが、中継装置Cを介して通信可
能に接続されて、通信システムが構成されている。
【0024】前記給湯装置Kは、燃焼室1内に、水加熱
用の熱交換器2と、この熱交換器2を加熱するガス燃焼
式のバーナ3とが備えられ、燃焼室1の下部には、燃焼
室1内に向けて前記バーナ3の燃焼用空気を通風する通
風手段としてのファン4が設けられている。前記熱交換
器2には、水が供給される給水路5と、加熱された後の
湯を図示しない出湯部に供給する出湯路6が夫々接続さ
れている。又、前記バーナ3には燃料(ガス)を供給す
るための燃料供給路7が接続されている。そして、詳述
はしないが、給水路5における通水状態や、入水温度、
出湯温度等を検出する検出手段等が備えられている。
【0025】前記本体制御部HSは、マイクロコンピュ
ータを備えて構成され、上述したような各種の検出手段
の検出情報やリモコン装置R1,R2から通信される指
令情報に基づいて、給湯運転の開始・停止の制御や燃料
供給量やファン4の回転数等を調整制御して、出湯温度
を目標温度に維持させる給湯制御等を実行するように構
成されている。
【0026】前記各リモコン装置R1,R2は、同一の
構成であるので、一方の構成について説明する。リモコ
ン装置R1(R2)は、人為操作に基づいて、給湯装置
Kの給湯動作を指令するための操作部8、出湯温度等を
表示する表示部9、及び、第2種制御部としてのリモコ
ン制御部RS等を備えて構成されている。リモコン制御
部RSは、マイクロコンピュータを備えて構成され、操
作部8による操作情報に基づいて給湯動作のための指令
情報を本体制御部HSに通信させるための制御を実行す
ると共に、本体制御部HSから通信される給湯装置Kに
おける動作情報(給湯温度等)を表示部9に表示させる
制御等を実行するように構成されている。
【0027】前記本体制御部HS及び前記リモコン制御
部RSは、夫々、2本線から成る通信線10を介して上
述したような情報を互いに通信可能な通信部TUを備え
て構成されているが、夫々の通信部TUにおいて用いら
れる通信方式が互いに異なる方式のもので構成されてい
る。具体的には、本体制御部HSが図2に示される「通
信方式1」で通信が実行され、リモコン制御部RSが図
2に示される「通信方式2」で通信が実行されるように
構成されている。このように、本体制御部HS及びリモ
コン制御部RSの通信部TUは、夫々、通信速度、信号
電圧、通信ボーレート、データ形式等が全て異なる構成
となっている。
【0028】又、前記本体制御部HSは、商用交流電源
等の外部電源GDから電力が供給される構成となってお
り、前記リモコン制御部RSに対しては、前記通信線1
0を通して、前記情報と共に本体制御部HS側から電力
が供給される構成となっており、本体制御部HS及びリ
モコン制御部RSには、それに供給される電源電圧が、
例えば、一時的に必要最低電圧よりも低い低電圧状態に
なったような場合、あるいは、一時的に電源供給が停止
されたような場合等の電力不足状態が発生すると、その
電力不足状態が許容時間経過するまでの間、本体制御部
HS又はリモコン制御部RSの制御作動を継続するため
の内部電源Bが備えられ、且つ、前記許容時間が経過す
るに伴って、制御動作が初期化されるように構成されて
いる。つまり、電源電圧が許容電圧(マイクロコンピュ
ータ等の必要最低電圧等)よりも低い状態が許容時間継
続すると、前記各制御部HS,RSの制御動作を初期化
させるように回路構成されており、上述したような電力
不足状態が許容時間よりも短い時間だけであれば、無用
に各制御部が初期化されることが無いように構成されて
いる。
【0029】そして、前記中継装置Cは、通信方式が異
なる本体制御部HS及びリモコン制御部RSに対して、
夫々の通信方式で通信可能に構成されている。つまり、
本体制御部HSに対しては第1通信方式にて通信して、
リモコン制御部RSに対しては第2通信方式にて通信す
ることができるように構成されている。
【0030】次に、この中継装置Cの構成について説明
する。中継装置Cは、図3に示すように、本体制御部H
Sあるいはリモコン制御部RSから通信される情報を、
異なる通信方式に基づく情報に変換するための制御を実
行するマイクロコンピュータを備えた中継制御部CSが
備えられ、通信線10を介して本体制御部HS側から供
給される電力の電圧を中継制御部CSに必要な定電圧に
変換するレギュレータ回路11や、前記電力が例えば、
一時的に必要最低電圧よりも低い低電圧状態になったよ
うな場合、あるいは、一時的に電源供給が停止されたよ
うな場合等の電力不足状態が発生すると、そのような状
態を検出する停電検出回路12、及び、上述したような
電力不足状態が発生した場合であっても、中継制御部C
Sに対して供給される電力を許容時間だけ保持するバッ
クアップ回路13等が備えられている。バックアップ回
路13としては、例えば、電力を充電可能な比較的大容
量のコンデンサや、小型のバッテリ等で構成されること
になる。このバックアップ回路13にて電源が保持され
る許容時間は、本体制御部HSやリモコン制御部RSに
て、電源が保持される許容時間よりも長い時間になるよ
うに構成されている。
【0031】つまり、上述したような電力不足状態が発
生した場合に、中継制御部CSが、本体制御部HSやリ
モコン制御部RSよりも先に初期化されることを未然に
防止する構成となっており、このように先に初期化され
ることによって、本体制御部HSやリモコン制御部RS
が正常な動作を継続維持できる状態であっても、中継制
御部CSから初期化情報が通信されることで、給湯装置
Kの動作状態がリモコン装置R1,R2の指令内容と異
なる状態、例えば、目標給湯温度と異なる給湯温度にな
ったり、給湯中にバーナ3の燃焼が停止したりする等の
異常状態が発生することを未然に防止しているのであ
る。
【0032】又、この中継装置Cには、電力搬送波方式
に基づいて高周波信号に変調された状態で通信される本
体制御部HSからの情報を復調したり、ベースバンド信
号方式に基づいて通信されるリモコン装置R1,R2か
らの情報を高周波信号に変調するための変調・復調回路
14や、リモコン装置R1,R2との通信用の信号電圧
に変換するための電圧レベル変換回路15,16等が備
えられている。説明を加えると、電力搬送波方式では、
図4(イ)に示すように、直流電圧に高周波変調により
信号情報を重畳して電力の伝送と情報の伝送とを同時に
行えるようにしており、ベースバンド信号方式では、図
4(ロ)に示すように、リモコン制御部RSの動作用の
最低必要電圧VMIN よりも高く設定された低レベルと、
それよりも高い高レベルとの間で信号を伝送情報に基づ
いて切り換えて、情報をそのまま伝送するようにしてい
る。
【0033】前記中継制御部CSは、設定時間間隔で発
生する時間割り込みに基づいて、単位通信サイクルの通
信処理経過時間を計測し、且つ、外部電源から供給され
る電力の不足に伴って計測を停止する通信処理経過時間
計測手段100と、外部電源GDから供給される電力の
不足状態の経過時間を計測する電力不足経過時間計測手
段100とを備えて構成されている。そして、この中継
制御部CSは、前記通信処理経過時間計測手段100の
通信処理経過時間に基づいて、本体制御部HS及びリモ
コン制御部RSとの通信タイミングを決めて、通信処理
を実行するように構成され、且つ、前記電力不足経過時
間計測手段101の経過時間が、本体制御部HSの許容
時間及びリモコン制御部RSの許容時間よりも長く、且
つ、中継装置Cの許容時間よりも短い設定時間を越える
に伴って、制御動作を初期化するように構成されてい
る。
【0034】前記通信処理経過時間計測手段100は、
設定時間間隔で発生する複数の時間割り込みの積算によ
って単位通信サイクルの通信処理経過時間が規定される
ように構成され、更に、本体制御部HSからの起動指令
に基づいて、計測を開始するように構成されている。
【0035】前記電力不足経過時間計測手段101は、
外部電源から供給される電力の不足状態においても継続
される、中継装置Cの通信処理の実行と同期して、計測
値を加算処理し、通信処理経過時間計測手段100の時
間割り込みに伴って計測値が初期化されるカウンタにて
構成され、前記通信処理経過時間計測手段100の起動
に伴って計測を開始し、且つ、中継装置Cの単位通信サ
イクルの通信処理が終了するに伴って計測値が初期化さ
れるように構成されている。
【0036】次に、中継制御部CSの制御動作について
説明する。図5に、中継制御部CSのメインフローチャ
ートが示され、図8に通信処理のタイムチャートが示さ
れている。この通信処理は、本体制御部HSからの信号
の受信に基づく外部割り込みに伴って開始されるように
構成され、外部割り込み処理のフローチャートが図6に
示されている。又、単位通信サイクルの通信処理経過時
間は、上述したように、設定時間間隔で発生する複数の
時間割り込みの積算によって構成されるが、時間割り込
み処理のフローチャートが図7に示されている。尚、単
位通信サイクルとは、例えば、本体制御部HSからデー
タが通信されたときから、そのデータがリモコン制御部
RSに通信され、且つ、その応答データが中継装置Cを
介して本体制御部HSに通信されるまでの一連の処理の
ための所要時間に相当する。
【0037】図5に示されるメインフローチャートは、
中継装置Cに電源投入されると実行が開始され、電力不
足状態が発生しても、前記バックアップ回路13にて保
持されている間は、処理が継続して実行されるようにな
っている。
【0038】先ず、中継装置Cへの電源が投入されるに
伴って、制御動作が初期化されると共に、時間割り込み
を設定するためのタイマの計測値TM及びカウンタの計
測値CNが初期化される(ステップ1,2)。そして、
通信中フラグが「OFF」にリセットされる(ステップ
3)。
【0039】そして、ステップ4にて通信中フラグが
「OFF」であるか否かが判断されるが、動作初期状態
では「OFF」になっているのでステップ5に移行して
タイマーの計測値TMが設定値T1に達しているか否か
が判断される。時間割り込みが開始されていなければ、
外部割り込みがあるまでステップ4とステップ5とを繰
り返す。
【0040】本体制御部HSから通信データの送信(図
8における初回通信に相当する)が行われると、図6に
示す外部割り込みが実行され、所定の割り込み処理、例
えば、送信データのパリティチェック等の処理が実行さ
れる(ステップ21)。そして、時間割り込みがセット
される(ステップ22)と共に、通信中フラグが「O
N」にセットされる(ステップ23)。又、カウンタの
計測値CNが初期値「0」にクリアされ、時間割り込み
のためのタイマーの計測値TMが「1」にセットされる
(ステップ24,25)。
【0041】このように外部割り込みが実行された後
は、通信中フラグが「ON」にセットされているので、
メインフローチャートのステップ4にてステップ6に移
行してカウンタの計測値CNが加算され、計測値CNが
設定値Cmax (設定時間に相当する)に達していなけれ
ば、ステップ5に移行する。
【0042】設定時間間隔で図7に示すような時間割り
込みが実行されると、タイマの計測値TMが加算される
と共に、次回の時間割り込みのための時間が設定され、
カウンタの計測値CNが初期値「0」にクリアされる
(ステップ31,32)。このように、時間割り込みが
実行される毎にカウンタの計測値CNがクリアされるこ
とになる。
【0043】このような時間割り込みが実行される結
果、メインフローチャートにおけるステップ5にて、タ
イマーの計測値TMが「処理1」を実行すべき設定時間
T1に達して「処理1」が実行される(ステップ8,
9)。この「処理1」は、例えば、図8における本体制
御部HSからの初回通信データがベースバンド信号方式
の信号に変換された状態でリモコン制御部RSに送信さ
れる処理等である。以降、時間割り込み処理が実行され
る毎にタイマーの計測値TMが加算され、例えば、図8
に示されるような処理に相当する複数の処理が順次実行
されて最後の「処理n」が実行され、単位通信サイクル
の通信処理経過時間が経過すると(ステップ10〜1
3)、タイマーの計測値TMが初期化されると共に、通
信中フラグが「OFF」にリセットされる(ステップ1
4)。このようにして、単位通信サイクルが終了するこ
とになる。尚、図8において、斜線部分は中継制御部C
Sが受信するデータを表し、白抜き矩形枠部分は中継制
御部CSが送信するデータを表している。又、図8中、
BCは本体制御部HSからの通信データ、RM1はリモ
コン装置R1の通信データ、RM2はリモコン装置R2
の通信データを表している。
【0044】そして、この中継制御部CSは、前記停電
検出回路12にて電力の不足状態が検出されると、消費
電力を抑制するために、時間割り込みを停止させるよう
に構成されている。このような電力不足状態が、上述し
たような単位通信サイクルが終了した後であって、次回
の外部割り込みが発生するまでの間においては、通信中
フラグが「OFF」にリセットされているから、カウン
タの計測値CNは加算されない。つまり、通信処理が実
行されていないので、バックアップ回路13にて電源が
保持されている間は、中継制御部CSは初期化されずに
メインフローチャートが継続実行されることになる。
【0045】しかし、電力不足状態が、上述したような
単位通信サイクルの途中で発生した場合には、通信中フ
ラグが「OFF」にリセットされていないので、カウン
タの計測値CNは順次、加算されていくことになる(ス
テップ4,6,7)。その計測値が設定値に達すると、
中継制御部CSの制御動作が初期化される(ステップ
7,ステップ1)。この設定値は、本体制御部HSやリ
モコン制御部RSに設けられている内部電源Bにて制御
動作が保持される許容時間よりも長く、中継装置Cにお
けるバックアップ回路13にて制御動作が保持される許
容時間よりも短い設定時間に相当する値に設定されてい
る。
【0046】つまり、電力不足状態が本体制御部HSや
リモコン制御部RSの許容時間を越えて継続して、本体
制御部HSやリモコン制御部RSの制御動作が初期化さ
れたような場合、各制御部HS,RSが初期状態から通
信を開始しようとしているにもかかわらず、中継装置C
の制御動作が保持されて、古い制御情報が通信されてし
まうと、リモコン装置R1,R2の指令情報と異なる情
報が通信されて、給湯温度が目標給湯温度と異なったも
のになったりする等の不都合が発生するおそれがある
が、上述したように、設定時間経過した後は、中継装置
Cを初期化させることで、このような不具合の発生を極
力抑制できるものとなる。
【0047】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、前記電力不足経過時間計測手
段が、外部電源から供給される電力の不足状態において
も継続される、前記中継装置の通信処理の実行と同期し
て、計測値を加算処理し、前記通信処理経過時間計測手
段の時間割り込みに伴って計測値が初期化されるように
構成したが、このような構成に代えて、次のように構成
してもよい。
【0048】上述した通信処理経過時間計測手段の時間
計測とは無関係に独立して作動する計時手段を設け、前
記停電検出手段にて電力不足状態が検出されると、この
計時手段の積算値が設定時間に達すると、中継装置の制
御動作を初期化させる構成であってもよい。
【0049】(2)上記実施形態では、前記電力不足経
過時間計測手段が、前記通信処理経過時間計測手段の時
間割り込みに伴って計測値が初期化されると共に、前記
通信処理経過時間計測手段の起動に伴って計測を開始
し、且つ、前記中継装置の単位通信サイクルの通信処理
が終了するに伴って前記計測値が初期化されるように構
成したが、このような構成に代えて、次のように構成し
てもよい。
【0050】前記通信処理経過時間計測手段の起動や、
単位通信サイクルの通信処理の終了には無関係とし、前
記通信処理経過時間計測手段の時間割り込みにおいての
み計測値が初期化される構成としてもよい。
【0051】又、前記時間割り込みにおいては初期化さ
れず、前記通信処理経過時間計測手段の起動に伴って計
測を開始し、且つ、前記中継装置の単位通信サイクルの
通信処理が終了するに伴って前記計測値が初期化される
構成であってもよい。
【0052】(3)上記実施形態では、通信方式とし
て、電力搬送波方式とベースバンド信号方式が用いられ
る場合を例示したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、その他の各種の通信方式においても適用でき
る。
【0053】(4)上記実施形態では、通信処理経過時
間計測手段として、設定時間間隔で発生する時間割り込
みに基づいて、単位通信サイクルの通信処理経過時間を
計測し、その通信処理経過時間に基づいて、第1種制御
部及び第2種制御部との通信タイミングを決めて、通信
処理を実行するように構成したが、通信の起動に基づい
て時間の積算を開始すると共に、通信の終了並びに停電
検出回路による検出に伴って積算を停止する計時手段を
設け、この計時手段における積算値が、予め設定された
複数の処理用設定値に達する毎に、通信用処理を実行す
るように構成してもよい。
【0054】(5)上記実施形態では、本発明に係る通
信システムを給湯装置に適用した場合を例示したが、本
発明は、通信方式の異なる第1種制御部と第2種制御部
とを中継装置を介して通信可能に接続する構成であれば
適用でき、給湯装置に限定されるものではない。
【0055】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信システムのブロック図
【図2】通信方式を示す図
【図3】中継装置のブロック図
【図4】信号伝送状態を示す図
【図5】制御動作のメインのフローチャート
【図6】外部割り込み動作のフローチャート
【図7】時間割り込み動作のフローチャート
【図8】通信動作のタイムチャート
【符号の説明】
2 熱交換器 3 バーナ 100 通信処理経過時間計測手段 101 電力不足経過時間計測手段 B 内部電源 C 中継装置 CN 計測値 HS 第1種制御部 K 給湯装置 RS 第2種制御部 R1,R2 リモコン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信方式が異なる第1種制御部(HS)
    と第2種制御部(RS)とが、それら夫々の通信方式で
    通信可能な中継装置(C)によって通信可能に接続さ
    れ、 前記第1種制御部(HS)、前記第2種制御部(R
    S)、及び、前記中継装置(C)の夫々は、外部電源か
    ら供給される電力の不足状態が許容時間経過するまでの
    間、その制御作動を継続するための内部電源(B)を備
    え、且つ、許容時間が経過するに伴って、制御動作が初
    期化されるように構成され、 前記中継装置(C)の前記許容時間が、前記第1種制御
    部(HS)の前記許容時間、及び、前記第2種制御部
    (RS)の前記許容時間よりも長くなるように設定され
    ている通信システムであって、 前記中継装置(C)は、 外部電源から供給される電力の不足状態の経過時間を計
    測する電力不足経過時間計測手段(101)を備えて、 この電力不足経過時間計測手段(101)の経過時間
    が、前記第1種制御部(HS)の許容時間及び第2種制
    御部(RS)の許容時間よりも長く、且つ、前記中継装
    置(C)の許容時間よりも短い設定時間を越えるに伴っ
    て、制御動作を初期化するように構成されている通信シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記中継装置(C)は、 設定時間間隔で発生する時間割り込みに基づいて、単位
    通信サイクルの通信処理経過時間を計測し、且つ、外部
    電源から供給される電力の不足に伴って計測を停止する
    通信処理経過時間計測手段(100)を備えて、その通
    信処理経過時間計測手段(100)の通信処理経過時間
    に基づいて、前記第1種制御部(HS)及び前記第2種
    制御部(RS)との通信タイミングを決めて、通信処理
    を実行するように構成され、 前記電力不足経過時間計測手段(101)が、外部電源
    から供給される電力の不足状態においても継続される、
    前記中継装置(C)の通信処理の実行と同期して、計測
    値(CN)を加算処理し、前記通信処理経過時間計測手
    段(100)の時間割り込みに伴って計測値(CN)が
    初期化されるように構成されている請求項1記載の通信
    システム。
  3. 【請求項3】 前記通信処理経過時間計測手段(10
    0)が、前記第1種制御部(HS)又は前記第2種制御
    部(RS)からの起動指令に基づいて、計測を開始する
    ように構成され、 前記電力不足経過時間計測手段(101)が、前記通信
    処理経過時間計測手段(100)の起動に伴って計測を
    開始し、且つ、前記中継装置(C)の単位通信サイクル
    の通信処理が終了するに伴って前記計測値(CN)が初
    期化されるように構成されている請求項2記載の通信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 水加熱用の熱交換器(2)と、この熱交
    換器(2)を加熱するバーナ(3)とを備えた給湯装置
    (K)が設けられ、 前記第1種制御部(HS)が、前記給湯装置(K)の給
    湯動作を制御するように構成され、前記第2種制御部
    (RS)が、前記給湯装置(K)の給湯動作を指令する
    リモコン(R1),(R2)の指令動作を制御するよう
    に構成されている請求項1、2又は3記載の通信システ
    ム。
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