JPH0915919A - 画像形成機 - Google Patents

画像形成機

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JPH0915919A
JPH0915919A JP7160346A JP16034695A JPH0915919A JP H0915919 A JPH0915919 A JP H0915919A JP 7160346 A JP7160346 A JP 7160346A JP 16034695 A JP16034695 A JP 16034695A JP H0915919 A JPH0915919 A JP H0915919A
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Yoshihisa Tanaka
義久 田中
Kosuke Matsuoka
康輔 松岡
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
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Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写紙供給手段による転写紙の送給速度を所
定速度以上に設定することにより、捌き音の発生を低減
ないし防止できる画像形成機を提供する。 【構成】 画像形成機は、像担持体をプロセス速度で駆
動する第1の駆動手段と、転写域を通して転写紙を搬送
する転写紙搬送手段をプロセス速度と同じ搬送速度で駆
動する第2の駆動手段と、転写紙を送給する転写紙供給
手段をプロセス速度より速い送給速度で駆動する第3の
駆動手段と、転写紙供給手段と転写紙搬送手段との間に
配設されたフィードローラを送給速度と同じ第1の送り
速度と搬送速度と同じ第2の送り速度とに切替え可能な
第4の駆動手段と、これら各駆動手段を制御する制御手
段とを具備している。制御手段は、転写紙供給手段およ
びフィードローラによって転写紙を転写紙搬送手段まで
送給するときは第4の駆動手段を第1の送り速度で駆動
し、転写紙を転写紙搬送手段およびフィードローラによ
って搬送するときは第4の駆動手段を第2の送り速度で
駆動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電複写機やプリ
ンタおよびコンピュータの出力装置等に用いられる静電
記録装置等の画像形成機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成機は一般にトナー像が
施されて転写域を移動する像担持体と、該転写域を通し
て転写紙を搬送する転写紙搬送手段と、該転写紙搬送手
段に転写紙を送給する転写紙供給手段とを備え、上記像
担持体に形成されたトナー像が転写域を移動するとき転
写域に搬送された転写紙にトナー像を転写するように構
成されている。従って、像担持体の移動速度、即ちプロ
セス速度と転写紙の搬送速度に速度差があると転写画像
に伸びまたは縮みが発生するため、プロセス速度と転写
紙の搬送速度は同一速度に設定されている。そして、転
写紙供給手段によって転写紙を転写紙搬送手段に送給す
る送給速度も一般的には上記プロセス速度および転写紙
の搬送速度と同一に設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】而して、転写紙供給手
段によって転写紙を送給する送給速度が低い範囲では、
転写紙カセットから前送りローラによって送出された転
写紙が重送防止機構を構成する捌きローラを通過すると
き異音(捌き音)が発生する。本発明者による実験の結
果は図6乃至図8に示す通りである。図6は紙サイズA
3の転写紙の紙質による送給速度に対する捌き音の関係
を示すグラフ、図7は紙サイズA4Rの転写紙の紙質に
よる送給速度に対する捌き音の関係を示すグラフ、図8
は紙サイズA4の転写紙の紙質による送給速度に対する
捌き音の関係を示すグラフである。図6乃至図8におい
て、実線はカラー専用紙(A)、破線はカラー専用紙
(B)、1点鎖線は普通紙の捌き音を示す。なお、音の
大きさの測定は、官能測定によるもので、0は捌き音が
きこえない、1は微かに聞こえる位の音、2ははっきり
聞こえる位の音、3は少し大きな音、4は大きな音で耳
障りな音、5は非常に大きな音で耳障りな音である。実
験結果によると、表面の平滑性に優れ摩擦係数の小さい
カラー専用紙は普通紙に比べて大きな音を発生すること
が判った。また、搬送方向長さが長いA3の転写紙は搬
送方向長さがA3の半分であるA4の転写紙より捌き音
が発生する送給速度の範囲が広くなることが判った。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、転写紙供給手段による
転写紙の送給速度を所定速度以上に設定することによ
り、捌き音の発生を低減ないし防止することができる画
像生成機を提供することである。
【0005】なお、転写紙供給手段による転写紙の送給
速度を速くすると、紙粉の飛散が多くなり、この紙粉が
転写画像に付着すると画像不良の原因となる。また、送
給速度を速くすると、転写紙供給手段を構成する各ロー
ラが早期に磨耗するという問題がある。従って、本発明
の他の技術的課題は、転写紙の種類(紙質または紙サイ
ズ)によって転写紙供給手段による転写紙の送給速度を
制御することにより、紙粉の飛散を可及的に少なくし、
給紙手段を構成する各ローラの磨耗を極力抑えつつ捌き
音の発生を低減ないし防止することができる画像生成機
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明によれば、上
記主たる技術的課題を達成するために、転写域を移動す
る像担持体と、該転写域を通して転写紙を搬送する転写
紙搬送手段と、該転写紙搬送手段に転写紙を送給する転
写紙供給手段と、該転写紙供給手段と該転写紙搬送手段
との間に配設されたフィードローラと、該像担持体を所
定のプロセス速度で駆動する第1の駆動手段と、該転写
紙搬送手段を該プロセス速度と同じ搬送速度で駆動する
第2の駆動手段と、該転写紙供給手段を該プロセス速度
より速い送給速度で駆動する第3の駆動手段と、該フィ
ードローラを該送給速度と同じ第1の送り速度と該搬送
速度と同じ第2の送り速度とに切替え可能な第4の駆動
手段と、該第1の駆動手段と該第2の駆動手段と該第3
の駆動手段および該第4の駆動手段を制御する制御手段
と、を具備し、該制御手段は、該転写紙供給手段および
該フィードローラによって転写紙を該該転写紙搬送手段
まで送給するときは該第4の駆動手段を第1の送り速度
で駆動し、転写紙を該転写紙搬送手段および該フィード
ローラによって搬送するときは該第4の駆動手段を第2
の送り速度で駆動制御する、ことを特徴とする画像形成
機が提供される。
【0007】第2の発明によれば、上記他の技術的課題
を達成するために、転写域を移動する像担持体と、該転
写域を通して転写紙を搬送する転写紙搬送手段と、該転
写紙搬送手段に転写紙を送給する転写紙供給手段と、該
転写紙供給手段と該転写紙搬送手段との間に配設された
フィードローラと、該像担持体を所定のプロセス速度で
駆動する第1の駆動手段と、該転写紙搬送手段を該プロ
セス速度と同じ搬送速度で駆動する第2の駆動手段と、
該転写紙供給手段を速度調節可能な送給速度で駆動する
第3の駆動手段と、該フィードローラを該転写紙供給手
段による送給速度および該搬送速度と同じ送り速度とに
調節可能な第4の駆動手段と、該転写紙供給手段から送
給する転写紙の種類を設定する転写紙設定手段と、該転
写紙設定手段からの設定信号に基づいて該第1の駆動手
段と該第2の駆動手段と該第3の駆動手段および該第4
の駆動手段を制御する制御手段と、を具備し、該制御手
段は、該転写紙供給手段および該フィードローラによっ
て転写紙を該該転写紙搬送手段まで送給するときは第3
の駆動手段および該第4の駆動手段を該転写紙選定手段
からの設定信号に対応した送給速度および送り速度で駆
動し、転写紙を該該転写紙搬送手段および該フィードロ
ーラによって搬送するときは該第4の駆動手段を該搬送
速度と同じ送り速度で駆動制御する、ことを特徴とする
画像形成機が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
画像形成機の好適な実施の形態を示している添付図面を
参照して、更に詳細に説明する。
【0009】図1は本発明に従って構成された画像形成
機の一実施形態を示すもので、概略構成を示す断面図で
ある。図示の画像形成機は、全体を番号2で示す箱型形
状のハウジングを備えている。ハウジング2の上部略中
央部に第1の像担持体としての感光体ドラム(回転ドラ
ム)4が回転自在に配設されている。感光体ドラム4の
周囲には、矢印6で示す回転方向に見て順次に、帯電器
8、画像光照射手段10、多色現像装置12、クリーニ
ング装置14および第2の像担持体としての転写ベルト
ユニット16が配設されている。
【0010】上記帯電器8は、上記感光体ドラム4の感
光層を特定極性に帯電するもので、例えばコロナ放電器
が用いられる。画像光照射手段10は、例えば図示しな
いコンピュータからの画像信号に基づいて画像光を感光
体ドラム4に照射し、感光体ドラム4の感光層に静電潜
像を形成する。上記多色現像装置12は、図示の実施形
態においてはマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー
(Y)および黒(K)の各現像機構121、122、1
23および124を具備し、上記第2の像担持体として
の感光体ドラム4の感光層に形成された静電潜像をトナ
ー像に多色現像する。上記転写ベルトユニット16は、
駆動ローラ161、従動ローラ162、163、16
4、バイアスローラ165およびこれら各ローラに捲回
された転写ベルト166とによって構成されており、駆
動ローラ161が後述する駆動手段によって矢印18で
示す方向に回転駆動され、転写ベルト166が矢印20
で示す方向に作動せしめられる。このように構成された
転写ベルトユニット16の転写ベルト166には、上記
上記感光体ドラム4の感光層に形成されたトナー像が1
次転写される。そして、上記転写ベルト166は、1次
転写したトナー像を転写域22に移動する。
【0011】上記ハウジング2の下部には全体を番号2
4で示す転写紙供給手段が配設されている。転写紙供給
手段24は、図示の実施形態においては4個の転写紙カ
セット25、26、27、28を具備している。該転写
紙カセット25、26、27、28の図において右端部
上側には、各々前送りローラ29、30、31、32が
配設されている。前送りローラ29、30、31、32
の下流側には、重送防止機構を構成する捌きローラ対3
3、34、35、36が各々配設されている。この捌き
ローラ対33、34、35、36は各々後述する駆動手
段によって回転駆動せしめられる駆動ローラ331、3
41、351、361と、所定の駆動トルクまではその
回転が規制されており所定以上の駆動トルクが作用する
と回転するように機能するトルクリミッターを備えた従
動ローラ332、342、352、362とからなって
いる。捌きローラ対33、34、35、36の各々下流
側には、フィードローラ対37、38、39、40が配
設されている。このフィードローラ対37、38、3
9、40は各々後述する駆動手段によって回転駆動せし
められる駆動ローラ371、381、391、401
と、従動ローラ372、382、392、402とから
なっている。なお、上記各前送りローラ29、30、3
1、32と各捌きローラ対33、34、35、36との
間、上記各捌きローラ対33、34、35、36と各フ
ィードローラ対37、38、39、40の間、および上
記各フィードローラ対37、38、39、40には、各
々案内板対が配設され第1の転写紙送給経路41を構成
している。
【0012】上記転写紙供給手段24の下流側には、転
写紙搬送手段45が配設されている。転写紙搬送手段4
5は、上記フィードローラ対37の下流側に配設された
レジストローラ対46を備えている。レジストローラ対
46は、後述する駆動手段によって回転駆動せしめられ
る駆動ローラ461と、従動ローラ462とからなって
いる。このレジストローラ対46と上記フィードローラ
対37との間には、案内板対が配設され第2の転写紙送
給経路42を構成している。この第2の転写紙送給経路
42には転写紙検出スイッチ43(SW1)が配設され
ている。転写紙検出スイッチ43(SW1)は、上記フ
ィードローラ対37を通過した転写紙の前端を検出した
時にONし、転写紙の後端を検出した時にOFFするよ
うになっており、この検出信号を後述する制御手段に送
出する。上記レジストローラ対46の下流側における上
記転写域22には、上記転写ベルトユニット16の従動
ローラ163と対向して転写ローラ47が配設されてい
る。この転写ローラ47と上記転写ベルトユニット16
との間に転写紙を通過させることにより、転写ベルトユ
ニット16の転写ベルト166に1次転写されたトナー
像が転写紙に転写される。転写ローラ47の下流側には
トナー像が転写された転写紙を搬送する搬送ベルト機構
48が配設されている。搬送ベルト機構48は、後述す
る駆動手段によって回転駆動せしめられる駆動ローラ4
81と、該駆動ローラ481と所定の間隔を置いて配設
された従動ローラ482と、駆動ローラ481と従動ロ
ーラ482とに捲回された搬送ベルト483とによって
構成されている。搬送ベルト機構48の下流側には、定
着手段としての加熱定着ローラ対49が配設されてい
る。加熱定着ローラ対49は、ヒータを備えた上加熱ロ
ーラ491と下加熱ローラ492とからなり、上加熱ロ
ーラ491が後述する駆動手段によって回転駆動せしめ
られるように構成されている。加熱定着ローラ対49の
下流側には、排出ローラ対50が配設されている。排出
ローラ対50は駆動ローラ501と従動ローラ502と
からなっており、駆動ローラ501が後述する駆動手段
によって回転駆動せしめられるように構成されている。
排出ローラ対50はの下流側には、ハウジング2から突
出して設けられた転写紙排出トレイ51が配設されてい
る。
【0013】以上のように構成された画像形成機の作動
の概略について説明すると、感光体ドラム4が矢印6で
示す方向に回転駆動される間に、帯電器8が、感光体ド
ラム4の感光層を特定極性例えばプラス極に実質的に均
一に帯電させる。次いで画像光照射手段10が図示しな
いコンピュータからの画像信号に基づいて、先ず、赤系
統の画像光を感光体ドラム4に照射し、感光体ドラム4
の感光層に静電潜像を形成する。次に、マゼンタ(M)
の現像機構121が選択され、上記静電潜像をマゼンタ
(M)のトナーによってトナー像に現像する。このよう
にしてマゼンタ(M)のトナーによって現像されたトナ
ー像は、転写ベルトユニット16の転写ベルト166に
1次転写される。このようにして赤系統の画像光の基づ
く現像および転写ベルト166への1次転写が終了した
ならば、感光体ドラム4の感光層に付着しているトナー
がクリーニング装置14によって除去される。以後、青
系統の画像光、黄系統の画像光、および黒系統の画像光
の基づいて、順次上記現像および転写ベルト166への
1次転写動作が繰り返されて、転写ベルト166には1
枚分の画像信号に対応した多色トナー像が転写される。
一方、複写紙供給手段24から供給され、複写紙搬送手
段45によって搬送される複写紙が、転写域22におい
て転写ローラ47と上記転写ベルトユニット16との間
に転写紙を通過させることにより、上記のように転写ベ
ルトユニット16の転写ベルト166に1次転写された
多色トナー像が転写紙に転写される。トナー像が転写さ
れた転写紙は、搬送ベルト機構48によって加熱定着ロ
ーラ対49に搬送され、該加熱定着ローラ対49を通過
する際に上記複写紙上のトナー像が加熱・定着される。
トナー像が定着された複写紙は、排出ローラ対50によ
り転写紙排出トレイ51に排出される。
【0014】次に、上記感光体ドラム4および各駆動ロ
ーラを駆動するために駆動手段について、図2を参照し
て説明する。図2に示す実施例においては、駆動源とし
て3個の電動機60(M1)、70(M2)、80(M
3)を備えている。なお、3個の電動機60(M1)、
70(M2)、80(M3)を駆動源として上記各可動
部材が適宜の歯車機構を介して駆動せしめられるように
構成されているが、全ての歯車機構を記載すると煩雑に
なるので、図2においては上記各部材に装着された歯車
および本発明に特に関係するクラッチのみを記載し、そ
の動力伝達系を簡略化して示してある。電動機60(M
1)を駆動源とする図2において番号610で示す動力
伝達系は、上記感光体ドラム4の駆動軸410に装着さ
れた駆動歯車611を回転駆動するように構成されてい
る。なお、上記感光体ドラム4の駆動軸410上には、
例えば特開昭62ー228718号公報に記載されてい
るような周知の電磁ばねクラッチ611a(CLT1)
が装着されている。従って、図示の実施形態において
は、電動機60(M1)、動力伝達系610、駆動歯車
611および電磁ばねクラッチ611a(CLT1)
は、第1の像担持体としての感光体ドラム4を駆動する
第1の駆動手段として機能する。図2において番号62
0で示す動力伝達系は、上記レジストローラ対46の駆
動ローラ461および転写ローラ47の駆動軸460お
よび470に装着された駆動歯車621および622を
回転駆動するように構成されている。なお、上記駆動軸
460および470上には、周知の電磁ばねクラッチ6
21a(CLT2)および622a(CLT3)が各々
装着されている。従って、図示の実施形態においては、
電動機60(M1)、動力伝達系620、レジストロー
ラ対46の駆動ローラ461および転写ローラ47の駆
動軸460および470に装着された駆動歯車621お
よび622、電磁ばねクラッチ621a(CLT2)お
よび622a(CLT3)は、転写域22を通して転写
紙を搬送する第2の駆動手段として機能する。図2にお
いて番号630で示す動力伝達系は、上記搬送ベルト機
構48、加熱定着ローラ対49および排出ローラ対50
の駆動軸480、490および500に装着された駆動
歯車631、632および633を回転駆動するように
構成されている。なお、上記感光体ドラム4の周速度、
即ちプロセス速度と上記転写紙搬送手段45による転写
紙搬送速度とは、同じ速度になるように設定されてい
る。
【0015】電動機70(M2)を駆動源とする図2に
おいて番号710で示す動力伝達系は、上記転写ベルト
ユニット16における駆動ローラ161の駆動軸160
に装着された駆動歯車711を回転駆動するように構成
されている。なお、上記駆動軸711上には、周知の電
磁ばねクラッチ611a(CLT4)が装着されてい
る。従って、図示の実施形態においては、電動機70
(M2)、動力伝達系710、転写ベルトユニット16
における駆動ローラ161の駆動軸160に装着された
駆動歯車711および電磁ばねクラッチ611a(CL
T4)は、上記第1の像担持体としての感光体ドラム4
を駆動する駆動手段とともに、第2の像担持体としての
転写ベルトユニット16を駆動する第1の駆動手段とし
て機能する。なお、転写ベルトユニット16における転
写ベルト166の移動速度は、上記感光体ドラム4の周
速度および上記転写紙搬送手段45による転写紙搬送速
度と同じ速度になるように設定されている。
【0016】電動機80(M3)を駆動源とする図2に
おいて番号810で示す動力伝達系は、上記前送りロー
ラ29、30、31、32の駆動軸290、300、3
10、320に装着された駆動歯車811、812、8
13、814を回転駆動するように構成されている。な
お、上記駆動軸290、300、310、320上に
は、周知の電磁ばねクラッチ811a(CLT5)、8
12a(CLT6)、813a(CLT7)、814a
(CLT8)が各々装着されている。図2において番号
820で示す動力伝達系は、上記捌きローラ対33、3
4、35、36を構成する駆動ローラ331、341、
351、361の駆動軸330、340、350、36
0に装着された駆動歯車821、822、823、82
4を回転駆動するように構成されている。なお、上記駆
動軸330、340、350、360上には、周知の電
磁ばねクラッチ821a(CLT9)、822a(CL
T10)、823a(CLT11)、824a(CLT
12)が各々装着されている。図2において番号830
で示す動力伝達系は、上記フィードローラ対37、3
8、39、40を構成する駆動ローラ371、381、
391、401の駆動軸370、380、390、40
0に装着された駆動歯車831、832、833、83
4を回転駆動するように構成されている。なお、上記4
個のフィードローラ対37、38、39、40の中、最
も下流側に配設されたフィードローラ対37を構成する
駆動ローラ371の駆動軸370上には、高速段(H)
・低速段(L)切替え変速機付き電磁ばねクラッチ83
1a(CLT13)が装着されている。また、上記駆動
軸380、390、400上には、周知の電磁ばねクラ
ッチ832a(CLT14)、833a(CLT1
5)、834a(CLT16)が各々装着されている。
なお、図示の実施形態においては、最も下流側に配設さ
れたフィードローラ対37は、転写紙供給手段24と転
写紙搬送手段45との間に配設されたフィードローラと
して機能している。そして、上記高速段(H)・低速段
(L)切替え変速機付き電磁ばねクラッチ831a(C
LT13)は、高速段(H)に切替えられたときにはフ
ィードローラ対37の駆動軸370を上記転写紙供給手
段24による送給速度と同じ速度で回転せしめ、低速段
(L)に切替えられたときにはフィードローラ対37の
駆動軸370を上記転写紙搬送手段45による搬送速度
と同じ速度で回転せしめるように構成されている。従っ
て、図示の実施形態においては、電動機80(M3)、
動力伝達系810、前送りローラ29、30、31、3
2の駆動軸290、300、310、320に装着され
た駆動歯車811、812、813、814、電磁ばね
クラッチ811a(CLT5)、812a(CLT
6)、813a(CLT7)、814a(CLT8)、
および動力伝達系820、捌きローラ対33、34、3
5、36を構成する駆動ローラ331、341、35
1、361の駆動軸330、340、350、360に
装着された駆動歯車821、822、823、824、
電磁ばねクラッチ821a(CLT9)、822a(C
LT10)、823a(CLT11)、824a(CL
T12)、並びに動力伝達系830、フィードローラ対
38、39、40を構成する駆動ローラ381、39
1、401の駆動軸380、390、400に装着され
た駆動歯車832、833、834、電磁ばねクラッチ
832a(CLT14)、833a(CLT15)、8
34a(CLT16)は、転写紙供給手段24を駆動す
る第3の駆動手段として機能する。また、図示の実施形
態においては、上記電動機80(M3)、動力伝達系8
30、フィードローラ対37を構成する駆動ローラ31
1の駆動軸370に装着された駆動歯車831および高
速段(H)・低速段(L)切替え変速機付き電磁ばねク
ラッチ831a(CLT13)は、フィードローラ対3
7を駆動する第4の駆動手段として機能する。
【0017】図示の画像形成機は、図3に示す制御手段
100を具備している。制御手段100は、マイクロコ
ンピュータによって構成されており、制御プログラムに
従って演算処理する中央処理装置(CPU)101と、
制御プログラム等を格納するリードオンリメモリ(RO
M)102と、演算結果等を格納する読み書き可能なラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)103と、タイマ10
4と、入出力インターフェース105とを備えている。
このように構成された制御手段100は、上記転写紙検
出スイッチ43(SW1)、画像形成機に装備された図
示しない操作盤に配設された記録開始スイッチ(SW
2)および転写紙選定手段(SW3)等から検出信号を
入力し、上記電動機60(M1)、70(M2)、80
(M3)および上記電磁ばねクラッチ611a(CLT
1)、621a(CLT2)、622a(CLT3)、
611a(CLT4)、811a(CLT5)、812
a(CLT6)、813a(CLT7)、814a(C
LT8)、821a(CLT9)、822a(CLT1
0)、823a(CLT11)、824a(CLT1
2)、831a(CLT13)、832a(CLT1
4)、833a(CLT15)、834a(CLT1
6)等に制御信号を出力する。
【0018】図示の実施形態による画像生成機は以上の
ように構成されており、以下その作動を図4に示すフロ
ーチャートをも参照して説明する。なお、この説明にお
いては、上記転写紙選定手段(SW3)によってA3の
カラー専用転写紙(B)を収納した上記転写紙カセット
26が選択されたものとする。上記制御手段100は、
複写開始スイッチ(SW2)がONされたことを確認し
たならば(ステップS1)、上記電動機60(M1)、
70(M2)、80(M3)を駆動する(ステップS
2)。なお、電動機60(M1)によって駆動される第
1の像担持体としての感光体ドラム(回転ドラム)4お
よび70(M2)によって駆動される第2の像担持体と
しての転写ベルトユニット16の作動制御については、
本発明と直接関係がないため、その説明は省略する。上
記のように電動機60(M1)、70(M2)、80
(M3)を駆動したならば、制御手段100は選択され
たA3のカラー専用転写紙(B)を給紙すべく、これを
収納した転写紙カセット26に対応する前送りローラ3
0、捌きローラ対34およびフィードローラ対38を駆
動するとともに、フィードローラ対37をこれら各ロー
ラの送給速度と同じ第1の送り速度で回転駆動するため
に、上記電磁ばねクラッチ812a(CLT6)、82
2a(CLT10)および832a(CLT14)を付
勢するとともに、高速段(H)・低速段(L)切替え変
速機付き電磁ばねクラッチ831a(CLT13)を高
速段(H)に付勢する(ステップS3)。このように上
記各電磁ばねクラッチが付勢されることにより、前送り
ローラ30、捌きローラ対34、フィードローラ対38
およびフィードローラ対37が回転駆動され、転写紙カ
セット26に収納されたA3のカラー専用転写紙(B)
が送り出され、レジストローラ対46に向けて送給され
る。なお、これら各ローラによる転写紙送給速度は、上
記転写紙搬送手段45による搬送速度より速く、捌きロ
ーラを通過するとき最も捌き音が発生するA3のカラー
専用転写紙(B)を使用しても微かな音程度の例えば2
00mm/secに設定されている。従って、これ以外
の転写紙を使用しても捌き音は発生しない。
【0019】以上のようにして、転写紙供給手段24に
より転写紙を送給するために上記各電磁ばねクラッチ8
12a(CLT6)、822a(CLT10)、832
a(CLT14)および831a(CLT13)を付勢
したならば、制御手段100は転写紙の前端がフィード
ローラ対37を通過したか否か、即ち転写紙検出スイッ
チ43(SW1)がONしたか否かをチェックする(ス
テップS4)。そして、制御手段100は、転写紙検出
スイッチ43(SW1)がONしなければ転写紙の前端
がフィードローラ対37を通過していないので待ち、転
写紙検出スイッチ43(SW1)がONしたならば転写
紙の前端がフィードローラ対37を通過したものと判断
して、ステップS5に進んでタイマ104(T)をT1
にセットする。このセット時間T1は、フィードローラ
対37を通過した転写紙の前端ががレジストローラ対4
6に到達し更に所定の撓みを生じさせるのに要する搬送
時間に設定されている。タイマ104(T)をT1にセ
ットしたななば、制御手段100はステップS6に進ん
で、セットしてからの経過時間TSがセット時間T1に
達したか否かをチェックし、経過時間TSがセット時間
T1に達しなければ待ち、経過時間TSがセット時間T
1に達したならば転写紙の前端がレジストローラ対46
に到達し更に所定の撓みを生じたものと判断し、ステッ
プS7に移行して上記各電磁ばねクラッチ812a(C
LT6)、822a(CLT10)、832a(CLT
14)および831a(CLT13)を除勢して、前送
りローラ30、捌きローラ対34、フィードローラ対3
8およびフィードローラ対37の回転駆動を停止する。
【0020】次に、制御手段100は、上記第2の像担
持体としての転写ベルトユニット16の作動と同期し
て、レジストローラ対46まで送給されている転写紙を
転写域22に搬送するために、ステップS8において上
記電磁ばねクラッチ621a(CLT2)および622
a(CLT3)を付勢するとともに、高速段(H)・低
速段(L)切替え変速機付き電磁ばねクラッチ831a
(CLT13)を低速段(L)に付勢し、レジストロー
ラ対46、転写ローラ47およびフィードローラ対37
を回転駆動する。なお、フィードローラ対37の送り速
度は、上記高速段(H)・低速段(L)切替え変速機付
き電磁ばねクラッチ831a(CLT13)が低速段
(L)に付勢されているので、レジストローラ対46お
よび転写ローラ47の搬送速度と同じ第2の送り速度と
なる。従って、転写紙はレジストローラ対46とフィー
ドローラ対37との間で押されたり引っ張られたりする
ことなく、円滑に搬送される。このように、レジストロ
ーラ対46、転写ローラ47およびフィードローラ対3
7を回転駆動したならば、制御手段100はステップS
9に進んで、転写紙の後端がフィードローラ対37を通
過したか否か、即ち転写紙検出スイッチ43(SW1)
がOFFしたか否かをチェックする。そして、制御手段
100は、転写紙検出スイッチ43(SW1)がONし
なければ転写紙の後端がフィードローラ対37を通過し
ていないので待ち、転写紙検出スイッチ43(SW1)
がOFFしたならば転写紙の後端がフィードローラ対3
7を通過したものと判断して、高速段(H)・低速段
(L)切替え変速機付き電磁ばねクラッチ831a(C
LT13)を除勢し、フィードローラ対37の回転駆動
を停止する(ステップS10)。以後、制御手段100
は、転写・定着制御を実行する。
【0021】以上説明したように、図1ないし図4に示
す実施の形態においては、転写紙供給手段24の転写紙
送給速度が、転写紙搬送手段45による搬送速度より速
く、最も捌き音が発生する転写紙を使用しても微かな音
が発生する程度の速度に設定されているので、どんな転
写紙を使用しても捌き音による騒音はない。また、転写
紙供給手段24と転写紙搬送手段45との間に配設され
たフィードローラ対37は、高速段(H)・低速段
(L)切替え変速機付き電磁ばねクラッチ831a(C
LT13)によって高速回転と低速回転とに切り換えて
作動せしめられるように構成されており、転写紙供給手
段24による転写紙送給時には転写紙送給速度と同じ第
1の送り速度で駆動され、転写紙搬送手段45による転
写紙搬送時には転写紙搬送速度と同じ第2の送り速度で
駆動されるので、搬送速度が異なる転写紙の搬送を円滑
に行うことができる。
【0022】次に、使用する転写紙の種類によって転写
紙供給手段24による転写紙送給速度を変更する実施の
形態について説明する。なお、この場合、上記電動機8
0(M3)は、回転速度可変型の電動機が用いられる。
また、電動機80(M3)が回転速度可変型の場合に
は、上記フィードローラ対37を構成するを構成する駆
動ローラ371に装着される電磁ばねクラッチ831a
(CLT13)は、上記他の電磁ばねクラッチと同じO
N・OFF式のものを使用してよい。図5は転写紙の紙
質によって転写紙供給手段24による転写紙送給速度を
制御する例を示すフローチャートである。なお、転写紙
供給手段24の上記各電磁ばねクラッチの作動制御につ
いては上記図4のフローチャートで示す制御と実質的に
同じでよいため、図5のフローチャートにおいては、上
記電動機80(M3)および上記フィードローラ対37
を構成する駆動ローラ371に装着される電磁ばねクラ
ッチ831a(CLT13)の動作を主体に示してあ
る。
【0023】制御手段100は、複写開始スイッチ(S
W2)がONされたことを確認したならば(ステップP
1)、ステップP2に進んで、上記転写紙選定手段(S
W3)からの信号に基づいて、使用する転写紙がカラー
専用転写紙か否かをチェックする。ステップP2におい
て、使用する転写紙がカラー専用転写紙である場合に
は、制御手段100はステップP3に進んで上記電動機
80(M3)をV2の回転速度で駆動する。この回転速
度V2は上記図4のフローチャートで示す実施形態と同
様に、転写紙供給手段24による転写紙送給速度が、転
写紙が捌きローラを通過するとき最も捌き音が発生する
A3のカラー専用転写紙(B)を使用しても微かな音程
度の例えば200mm/secになるように設定されて
いる。ステップP4において電動機80(M3)をV2
の回転速度で駆動したら、制御手段100はステップP
4に進んで上記電磁ばねクラッチ831a(CLT1
3)を付勢する。電磁ばねクラッチ831a(CLT1
3)が付勢されることによりフィードローラ対37が回
転駆動され、転写紙供給手段24によって送給された転
写紙はレジストローラ対46に向けて搬送される。
【0024】以上のようにして、転写紙供給手段24に
よって送給された転写紙をレジストローラ対46に向け
て搬送するために、フィードローラ対37を構成する駆
動ローラ371に装着された電磁ばねクラッチ831a
(CLT13)を付勢したならば、制御手段100はス
テップP5に進んで転写紙の前端がフィードローラ対3
7を通過したか否か、即ち転写紙検出スイッチ43(S
W1)がONしたか否かをチェックする。そして、制御
手段100は、転写紙検出スイッチ43(SW1)がO
Nしなければ転写紙の前端がフィードローラ対37を通
過していないので待ち、転写紙検出スイッチ43(SW
1)がONしたならば転写紙の前端がフィードローラ対
37を通過したものと判断して、ステップP6に進んで
タイマ104(T)をT1にセットする。このセット時
間T1は、フィードローラ対37を通過した転写紙の前
端ががレジストローラ対46に到達し更に所定の撓みを
生じさせるのに要する搬送時間に設定されている。タイ
マ104(T)をT1にセットしたななば、制御手段1
00はステップP7に進んで、セットしてからの経過時
間TSがセット時間T1に達したか否かをチェックし、
経過時間TSがセット時間T1に達しなければ待ち、経
過時間TSがセット時間T1に達したならば転写紙の前
端がレジストローラ対46に到達し更に所定の撓みを生
じたものと判断し、ステップP8に移行して上記各電磁
ばねクラッチ831a(CLT13)を除勢して、フィ
ードローラ対37の回転駆動を停止する。このようにし
て、転写紙の1次給紙が終了する。
【0025】なお、上記ステップP2において、上記転
写紙選定手段(SW3)からの信号がカラー専用転写紙
でない場合には、制御手段100は使用する転写紙が普
通紙であると判断して、ステップP9に進んで上記電動
機80(M3)をV1の回転速度で駆動する。この回転
速度V1は転写紙供給手段24による転写紙送給速度
が、上記レジストローラ対46および転写ローラ47の
搬送速度と同じに、例えば75mm/secになるよう
に設定されている。なお、使用する転写紙が普通紙であ
る場合は、送給速度を速くしなくとも転写紙が捌きロー
ラを通過するときの捌き音が発生しないので、転写紙供
給手段24による転写紙送給速度は可及的に遅くするこ
とが可能であるが、転写サイクル効率を考慮するとプロ
セス速度、即ちレジストローラ対46および転写ローラ
47の搬送速度と同じか、これ以上でプロセス速度に近
い速度であることが望ましい。ステップP9において電
動機80(M3)をV1の回転速度で駆動したら、制御
手段100はステップP10に進んで上記電磁ばねクラ
ッチ831a(CLT13)を付勢する。電磁ばねクラ
ッチ831a(CLT13)が付勢されることによりフ
ィードローラ対37が回転駆動され、転写紙供給手段2
4によって送給された転写紙はレジストローラ対46に
向けて搬送される。このようにして、フィードローラ対
37を構成する駆動ローラ371に装着された電磁ばね
クラッチ831a(CLT13)を付勢したならば、制
御手段100はステップP11に進んで転写紙の前端が
フィードローラ対37を通過したか否か、即ち転写紙検
出スイッチ43(SW1)がONしたか否かをチェック
する。そして、制御手段100は、転写紙検出スイッチ
43(SW1)がONしなければ転写紙の前端がフィー
ドローラ対37を通過していないので待ち、転写紙検出
スイッチ43(SW1)がONしたならば転写紙の前端
がフィードローラ対37を通過したものと判断して、ス
テップP12に進んでタイマ104(T)をT1にセッ
トする。そして、制御手段100はステップP13にお
いて、タイマ104(T)をセットしてからの経過時間
TSがセット時間T1に達したか否かをチェックし、経
過時間TSがセット時間T1に達しなければ待ち、経過
時間TSがセット時間T1に達したならば転写紙の前端
がレジストローラ対46に到達し更に所定の撓みを生じ
たものと判断し、ステップP14に移行して上記各電磁
ばねクラッチ831a(CLT13)を除勢して、フィ
ードローラ対37の回転駆動を停止する。このようにし
て、転写紙の1次給紙が終了する。
【0026】上記のようにして、転写紙の1次給紙が終
了したならば、制御手段100は上記第2の像担持体と
しての転写ベルトユニット16の作動と同期して、レジ
ストローラ対46まで送給されている転写紙を転写域2
2に搬送するために、ステップP15において上記電磁
ばねクラッチ621a(CLT2)、622a(CLT
3)および電磁ばねクラッチ831a(CLT13)を
付勢し、レジストローラ対46、転写ローラ47および
フィードローラ対37を回転駆動するとともに、電動機
80(M3)をV1の回転速度で駆動する。従って、フ
ィードローラ対37による転写紙の送り速度とレジスト
ローラ対46および転写ローラ47の搬送速度と同じに
なるので、転写紙はレジストローラ対46とフィードロ
ーラ対37との間で押されたり引っ張られたりすること
なく、円滑に搬送される。このように、レジストローラ
対46、転写ローラ47およびフィードローラ対37を
回転駆動したならば、制御手段100はステップP16
に進んで、転写紙の後端がフィードローラ対37を通過
したか否か、即ち転写紙検出スイッチ43(SW1)が
OFFしたか否かをチェックする。そして、制御手段1
00は、転写紙検出スイッチ43(SW1)がONしな
ければ転写紙の後端がフィードローラ対37を通過して
いないので待ち、転写紙検出スイッチ43(SW1)が
OFFしたならば転写紙の後端がフィードローラ対37
を通過したものと判断して、電磁ばねクラッチ831a
(CLT13)を除勢し、フィードローラ対37の回転
駆動を停止する(ステップS10)。以後、制御手段1
00は、転写・定着制御を実行する。
【0027】以上説明したように、図5に示す実施の形
態においては、転写紙供給手段24の転写紙送給速度
が、使用する転写紙の種類に応じて変更され、捌き音が
発生し易いカラー専用転写紙を使用する場合は速く、捌
き音が発生しない普通紙を使用する場合は遅く設定され
ているので、カラー専用転写紙を使用しても捌き音の発
生を防止することができるとともに、普通紙を使用する
場合に転写紙送給速度を遅くできるため、紙粉の飛散を
可及的に少なくでき、かつ、転写紙供給手段を構成する
各ローラの磨耗を極力抑えることができる。
【0028】上記図5に示す実施の形態においては、使
用する転写紙の紙質に応じて転写紙供給手段24の転写
紙送給速度を変更する手段として、電動機80(M3)
を回転速度可変型のものを用いた例を示したが、転写紙
送給速度を2段階に変更する場合には電動機80(M
3)を駆動源とする動力伝達系に高速段(H)・低速段
(L)切替え変速機を配設してもよい。また、上記図5
に示す実施の形態においては、使用する転写紙の種類と
して紙質を選定したが、カラー専用転写紙を使用する場
合、そのサイズに対応して多段階に転写紙送給速度を制
御してもよい。このようにすることにより、転写紙送給
速度を可及的に遅くすることが可能となり、紙粉の飛散
を可及的に少なくでき、かつ、転写紙供給手段を構成す
る各ローラの磨耗を更に抑えることができる。
【0029】
【発明の効果】第1の本発明による画像形成機は以上の
ように構成され、転写紙を送給する転写紙供給手段の送
給速度が、転写域を通して転写紙を搬送する転写紙搬送
手段による搬送速度より速く設定されているので、どん
な転写紙を使用しても捌き音を極力低減ないし防止する
ことができる。また、転写紙供給手段と転写紙搬送手段
との間に配設されたフィードローラ対は、転写紙供給手
段による転写紙送給時には送給速度と同じ第1の送り速
度で駆動され、転写紙搬送手段による転写紙搬送時には
搬送速度と同じ第2の送り速度で駆動されるので、搬送
速度が異なる転写紙の搬送を円滑に行うことができる。
【0030】第2の本発明による画像形成機は、転写紙
を送給する転写紙供給手段の給速度が、使用する転写紙
の種類に応じて変更され、捌き音が発生し易い紙質また
はサイズの大きい転写紙を使用する場合は速く、捌き音
が発生しない紙質の転写紙を使用する場合は遅く設定さ
れているので、捌き音が発生し易い転写紙を使用しても
捌き音の発生を防止することができるとともに、捌き音
が発生しない転写紙を使用する場合に転写紙送給速度を
遅くできるため、紙粉の飛散を可及的に少なくでき、か
つ、転写紙供給手段を構成する各ローラの磨耗を極力抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された画像形成機の一つの
実施の形態を示すもので、概略構成を示す断面図。
【図2】図1に示す画像形成機に装備される駆動手段の
概略構成図。
【図3】図1に示す画像形成機に装備される制御手段の
構成ブロック図。
【図4】図3に示す制御手段の処理手順を示すもので、
一つの実施形態を示すフローチャート。
【図5】図3に示す制御手段の処理手順を示すもので、
他の実施形態を示すフローチャート。
【図6】紙サイズA3の転写紙の紙質による送給速度に
対する捌き音の関係を示すグラフ。
【図7】紙サイズA4Rの転写紙の紙質による送給速度
に対する捌き音の関係を示すグラフ。
【図8】紙サイズA4の転写紙の紙質による送給速度に
対する捌き音の関係を示すグラフ。
【符号の説明】
2:ハウジング 4:感光体ドラム(回転ドラム) 8:帯電器 10:画像光照射手段 12:多色現像装置 14:クリーニング装置 16:転写ベルトユニット 166:転写ベルト 24:転写紙供給手段 25、26、27、28:転写紙カセット 29、30、31、32:前送りローラ 33、34、35、36:捌きローラ対 37、38、39、40:フィードローラ対 45:転写紙供給手段 46:レジストローラ対 43(SW1):転写紙検出スイッチ 41:第1の転写紙送給経路 42:第2の転写紙送給経路 47:転写ローラ 48:搬送ベルト機構 49:加熱定着ローラ対 50:排出ローラ対 51:転写紙排出トレイ 60(M1)、70(M2)、80(M3):電動機 100:制御手段 166:転写ベルト 610、620、710、810、820、830:動
力伝達系 611a(CLT1)、621a(CLT2)、622
a(CLT3)、611a(CLT4)、811a(C
LT5)、812a(CLT6)、813a(CLT
7)、814a(CLT8)、821a(CLT9)、
822a(CLT10)、823a(CLT11)、8
24a(CLT12)、831a(CLT13)、83
2a(CLT14)、833a(CLT15)、834
a(CLT16):電磁ばねクラッチ 831a(CLT13):高速段(H)・低速段(L)
切替え変速機付き電磁ばねクラッチ SW2:記録開始スイッチ SW3:転写紙選定手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写域を移動する像担持体と、該転写域
    を通して転写紙を搬送する転写紙搬送手段と、該転写紙
    搬送手段に転写紙を送給する転写紙供給手段と、該転写
    紙供給手段と該転写紙搬送手段との間に配設されたフィ
    ードローラと、該像担持体を所定のプロセス速度で駆動
    する第1の駆動手段と、該転写紙搬送手段を該プロセス
    速度と同じ搬送速度で駆動する第2の駆動手段と、該転
    写紙供給手段を該プロセス速度より速い送給速度で駆動
    する第3の駆動手段と、該フィードローラを該送給速度
    と同じ第1の送り速度と該搬送速度と同じ第2の送り速
    度とに切替え可能な第4の駆動手段と、該第1の駆動手
    段と該第2の駆動手段と該第3の駆動手段および該第4
    の駆動手段を制御する制御手段と、を具備し、 該制御手段は、該転写紙供給手段および該フィードロー
    ラによって転写紙を該該転写紙搬送手段まで送給すると
    きは該第4の駆動手段を第1の送り速度で駆動し、転写
    紙を該転写紙搬送手段および該フィードローラによって
    搬送するときは該第4の駆動手段を第2の送り速度で駆
    動制御する、 ことを特徴とする画像形成機。
  2. 【請求項2】 転写域を移動する像担持体と、該転写域
    を通して転写紙を搬送する転写紙搬送手段と、該転写紙
    搬送手段に転写紙を送給する転写紙供給手段と、該転写
    紙供給手段と該転写紙搬送手段との間に配設されたフィ
    ードローラと、該像担持体を所定のプロセス速度で駆動
    する第1の駆動手段と、該転写紙搬送手段を該プロセス
    速度と同じ搬送速度で駆動する第2の駆動手段と、該転
    写紙供給手段を速度調節可能な送給速度で駆動する第3
    の駆動手段と、該フィードローラを該転写紙供給手段に
    よる送給速度および該搬送速度と同じ送り速度とに調節
    可能な第4の駆動手段と、該転写紙供給手段から送給す
    る転写紙の種類を設定する転写紙設定手段と、該転写紙
    設定手段からの設定信号に基づいて該第1の駆動手段と
    該第2の駆動手段と該第3の駆動手段および該第4の駆
    動手段を制御する制御手段と、を具備し、 該制御手段は、該転写紙供給手段および該フィードロー
    ラによって転写紙を該該転写紙搬送手段まで送給すると
    きは第3の駆動手段および該第4の駆動手段を該転写紙
    選定手段からの設定信号に対応した送給速度および送り
    速度で駆動し、転写紙を該該転写紙搬送手段および該フ
    ィードローラによって搬送するときは該第4の駆動手段
    を該搬送速度と同じ送り速度で駆動制御する、ことを特
    徴とする画像形成機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007057648A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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