JPH09158730A - 灯油や植物油を燃料とする遮熱形エンジン - Google Patents

灯油や植物油を燃料とする遮熱形エンジン

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JPH09158730A
JPH09158730A JP7345096A JP34509695A JPH09158730A JP H09158730 A JPH09158730 A JP H09158730A JP 7345096 A JP7345096 A JP 7345096A JP 34509695 A JP34509695 A JP 34509695A JP H09158730 A JPH09158730 A JP H09158730A
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JP
Japan
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fuel
chamber
communication hole
heat shield
engine
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JP7345096A
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English (en)
Inventor
Hideo Kawamura
英男 河村
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Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
Original Assignee
Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP7345096A priority Critical patent/JPH09158730A/ja
Publication of JPH09158730A publication Critical patent/JPH09158730A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B23/00Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation
    • F02B23/02Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition
    • F02B23/06Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with compression ignition the combustion space being arranged in working piston
    • F02B23/0696W-piston bowl, i.e. the combustion space having a central projection pointing towards the cylinder head and the surrounding wall being inclined towards the cylinder wall
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、セタン価の低い灯油や植物油を燃
料とすることができる遮熱型エンジンを提供する。 【解決手段】 この遮熱型エンジンは、主室1と副室2
とを連通する連絡孔13に、圧縮行程終端付近で開弁し
且つ排気行程中間で閉弁する連絡孔弁4を配置し、燃料
噴射ノズル5で灯油や植物油の燃料を副室2へ噴射す
る。コントローラ20は、エンジン始動時には圧縮行程
初期から連絡孔弁5の開き始めに継続して圧縮行程終端
までの期間に燃料噴射ノズル5から副室2内に燃料を噴
霧し、エンジン定常運転時には連絡孔弁4が閉鎖した後
の排気行程中間から圧縮行程初期付近までの期間に燃料
噴射ノズル5から副室2内に燃料を噴霧する制御を行う
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シリンダヘッドに設
けた副室に燃料を噴射する灯油や植物油を燃料とする遮
熱形エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等に搭載されるエンジン
としては、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンが開
発されているが、このようなエンジンの燃料としては、
ガソリンや軽油が使用されている。また、近年では、電
気エネルギー及び給湯を得るために、定置式のコージェ
ネレーションエンジンが開発されている。
【0003】従来、コージェネレーションエンジンから
成る発電装置として、エンジンに発電機を取り付けたシ
ステムが多かったが、ディーゼルエンジンによる発電で
は、ディーゼルエンジンが軽油を燃料とするため燃料コ
ストが高くなり、電力会社から供給される電力コストよ
りも高いものになり、コスト上、優位性を確保すること
ができないという問題がある。ガソリンエンジンを用い
て電力を得るには、コストが余りに高くなり過ぎ、対応
できない。コージェネレーションエンジンは、燃料とし
てガソリンや軽油を使用すると、燃料費が高価になるの
で、天然ガスを燃料に使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コージ
ェネレーションエンジンにおいて、天然ガスを燃料とし
て使用しても、天然ガスの移送問題、或いは燃料コスト
にも問題がある。即ち、コージェネレーションエンジン
において、天然ガスを燃料として使用する場合には、天
然ガスを液化するには高価になるので、コージェネレー
ションエンジンの設置場所まで天然ガスをパイプライン
を通じて移送するのが最もコスト上、有効である。従っ
て、市街地、都市部等のように、多数の場所で天然ガス
を消費する所では、天然ガスを移送するためのパイプラ
インを敷設することもコスト上安価になるが、山間地或
いは孤島等の天然ガスの移送に費用がかかる場所では、
コージェネレーションエンジンに天然ガスを利用し、エ
ンジンを駆動するのは燃料コストが高いものとなる。
【0005】そこで、天然ガスよりも安価で且つ移送が
タンクローリ等で容易に行なえる灯油や植物油の燃料
を、コージェネレーションエンジンにおいて利用するこ
とが考えられる。しかしながら、灯油は、セタン価が軽
油に比較して小さく、またオクタン価がガソリンに比較
して小さく、燃え難く且つ気化もし難いものであり、し
かも、軽油やガソリンに比較して粘性が低いという性質
を有している。
【0006】近年、ディーゼルエンジンやガソリンエン
ジンに使用される燃料噴射ポンプは、益々高圧化(例え
ば、噴射圧力は、50Mpa→100Mpa→160M
pa)されており、コストも高価なものになっている。
ところが、灯油は、軽油や重油に比較して粘性が低いの
で、ディーゼルエンジンで使用しているような高圧燃料
噴射ポンプを使用することができない。即ち、燃料噴射
ポンプにおいて、燃料の粘性が低いと、燃料噴射ポンプ
や燃料噴射ノズルに僅かな隙間が存在すれば、燃料の漏
洩が発生し、燃焼室に所定量の燃料を噴射できないばか
りでなく、燃料漏洩によって危険性を伴うことになる。
【0007】また、灯油は、セタン価が20以下という
ように軽油に比較してセタン価が余り高くなく、またオ
クタン価が低く気化性が余り良くないので、自発火又は
点火や着火が難しく、灯油の着火燃焼が困難である。灯
油や植物油の燃料を効果的に燃焼させるためには、エン
ジンの燃焼室内部に流入する圧縮空気の温度が高い方が
良い。即ち、灯油を燃料とするエンジンでは、その熱効
率を高くするため、圧縮比が大きい方が良いが、燃料の
漏洩を防止することを考慮すると、燃料噴射ポンプの噴
射圧力を極力小さくした方が良い。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は、上記
の課題を解決することであり、シリンダヘッドに副室を
設けると共に副室に燃料を噴射する燃料噴射ノズルを設
け、主室と副室とを連通する連絡孔に連絡孔弁を配置
し、副室内の圧力が小さい状態で副室にセタン化の低い
灯油や植物油の燃料を噴射し、主室で吸入空気のみを圧
縮して圧縮比を高めると共に、圧縮行程の終りに開弁し
て高温空気を副室に送り込むことにより着火させ、副室
内の筒内温度が低いエンジン始動時にはTDC付近で燃
料を噴射し、副室内の筒内温度が高く成った定常運転で
はTDC前で弁を開放して燃料を噴射し、燃料噴射ノズ
ルから噴射された燃料が良好に着火燃焼するようにコン
トロールする灯油や植物油を燃料とする遮熱形エンジン
を提供することである。
【0009】この発明は、シリンダヘッドに配置した遮
熱構造の副室を構成する燃焼室構造体、前記副室とシリ
ンダ側に形成した遮熱構造の主室とを連通する連絡孔、
前記連絡孔を開閉するため圧縮行程終端付近で開弁し且
つ排気行程中間以降で閉弁する連絡孔弁、燃料供給源か
らの灯油や植物油の燃料を圧力の小さい噴射圧で送り出
す燃料噴射ポンプ、前記燃料噴射ポンプからの燃料を前
記副室へ圧力の小さい噴射圧で供給する燃料噴射ノズ
ル、前記シリンダヘッドに形成した吸排気ポートを開閉
する吸排気弁、前記シリンダ内を往復動するピストン、
及びエンジン定常運転時には前記連絡孔弁が閉鎖した後
の排気行程中間から圧縮行程初期付近までの期間に前記
燃料噴射ポンプから送られた燃料を前記燃料噴射ノズル
から前記副室内に噴射する制御を行うコントローラ、か
ら構成した灯油や植物油を燃料とする遮熱形エンジンに
関する。
【0010】特に、前記コントローラは、エンジン始動
時に応答して圧縮行程初期から前記連絡孔弁の開き始め
に継続して圧縮行程終端までの期間に前記燃料噴射ノズ
ルから前記副室内に燃料を噴射する制御を行なうもので
ある。
【0011】また、この遮熱形エンジンにおいて、セタ
ン価10以下でオクタン価20以下の燃料でも燃焼させ
ることができる。
【0012】また、この遮熱形エンジンでは、前記燃料
噴射ノズルは前記連絡孔に向かって燃料を噴射するよう
に設定されている。更に、前記副室はシリンダ中央に配
置され、前記副室構造体に形成された前記連絡孔には前
記副室から前記主室への火炎が前記シリンダ周辺部へ放
射状に噴出するようにガイド溝が形成されている。
【0013】また、この遮熱形エンジンにおいて、前記
副室はシリンダ中央に配置され、前記主室を構成する前
記シリンダヘッドのキャビティに配置されたヘッドライ
ナの下面と前記ピストンのピストン頂面の環状テーパ面
とで形成されるガイド部がシリンダ周辺に向かって楔状
に小さくなるように形成されている。
【0014】また、この遮熱形エンジンでは、前記燃焼
室構造体、前記主室を構成するヘッドライナ及び前記ピ
ストンのピストンヘッドはセラミックスで構成され、前
記燃焼室構造体と前記ヘッドライナとの外側には遮熱層
が形成され、前記ピストンヘッドとそれに取り付けたピ
ストンスカートとの間に遮熱層が形成されている。
【0015】この発明による遮熱形エンジンは、上記の
ように構成されているので、灯油や植物油を燃料として
着火燃焼させることができ、特に、前記副室への燃料噴
射ノズルからの燃料噴射タイミングを制御することによ
って燃料が前記副室や前記連絡孔弁の壁面に燃料が付着
することが防止され、燃料が良好に着火燃焼して熱効率
を向上させることができる。即ち、エンジン始動時或い
は燃焼室、特に前記副室が低温である場合には、圧縮行
程初期から前記連絡孔弁の開き始めに継続して圧縮行程
終端までの期間に前記燃料噴射ノズルから前記副室内に
燃料を噴射するので、前記燃料噴射ノズルから噴射され
た燃料噴射は壁面に付着する前に着火燃焼することにな
る。また、エンジン定常運転時には、前記副室の壁温は
高くなっているので、前記連絡孔弁が閉鎖した後の排気
行程中間から圧縮行程初期付近までの期間に前記燃料噴
射ノズルから前記副室内に燃料を噴射し、前記副室内の
高温によって前記燃料噴射ノズルから噴射された燃料が
圧縮行程の期間中に活性化され、良好な霧化状態を維持
し、次いで前記連絡孔弁が開弁して圧縮空気が前記副室
に導入されて着火燃焼することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
による遮熱形エンジンの実施例を説明する。図1はこの
発明による灯油や植物油を燃料とする遮熱形エンジンの
一実施例を示す説明図、及び図2は図1の遮熱形エンジ
ンの吸気弁、排気弁及び連絡孔弁の開閉タイミングと燃
料噴射ノズルの燃料噴射タイミングを示す線図である。
【0017】この灯油や植物油を燃料とする遮熱形エン
ジンは、シリンダブロック14にガスケット23を介し
てシリンダヘッド7が固定され、シリンダヘッド7に形
成した小径のキャビティ19に遮熱構造の副室2を構成
する燃焼室構造体3が配置され、シリンダヘッド7に形
成した大径のキャビティ9にシリンダ8側に遮熱構造の
主室1を構成するヘッドライナ10が配置されている。
また、この遮熱形エンジンは、シリンダブロック14に
形成した孔部34に嵌合したシリンダライナ22、シリ
ンダライナ22に形成したシリンダ8内を往復運動する
ピストン15、及び主室1と副室2とを連通する燃焼室
構造体3とヘッドライナ10とに跨がって形成された連
絡孔13を有している。また、ピストン15は、耐熱性
に優れた窒化ケイ素等のセラミックスから成るピストン
ヘッド16と、ピストンヘッド16に結合リング24で
メタルフローによって固定されたピストンスカート17
から構成されている。
【0018】この遮熱形エンジンにおいて、ヘッドライ
ナ10は、シリンダ8の一部を構成するライナ上部12
とヘッド下面部11から構成されている。ヘッド下面部
11には、シリンダヘッド7に形成された吸気ポート3
1と排気ポート32に対応するポート39,40が形成
され、ポート39,40に吸気弁29と排気弁30が配
置されている。シリンダヘッド7のキャビティ9とヘッ
ドライナ10の外面との間には、ガスケット33を介在
すると共に、遮熱空気層26が形成され、主室1が遮熱
構造に構成されている。また、シリンダヘッド7のキャ
ビティ19の壁面と燃焼室構造体3の外面との間には遮
熱空気層21が形成され、副室2が遮熱構造に構成され
ている。また、ピストンヘッド16とピストンスカート
17との間には、ガスケット41を介在すると共に、遮
熱空気層35が形成され、ピストンヘッド16が遮熱構
造に構成されている。
【0019】ヘッド下面部11には、副室2を構成する
燃焼室構造体3が嵌合する孔部が形成されている。燃焼
室構造体3は、シリンダヘッド7のキャビティ19にガ
スケット(図示せず)を介在して嵌合され、燃焼室構造
体3に形成された連絡孔13は、ヘッドライナ10に形
成された連絡孔13と連通し、連絡孔13が主室1と副
室2とを連通している。燃焼室構造体3に形成される副
室2は、シリンダ8の中央部に配置されている。ヘッド
下面部11には、シリンダヘッド7に形成した吸気ポー
ト31と排気ポート32に連通するポート39,40が
それぞれ形成され、ポート40には吸気弁29が配置さ
れ、ポート39には排気弁30が配置されている。
【0020】この遮熱形エンジンでは、燃料としてセタ
ン価10以下でオクタン価20以下の灯油や植物油の燃
料を使用できる。灯油や植物油の燃料は、燃料供給源に
収容され、該燃料供給源から燃料が燃料供給ポンプ25
によって燃料供給路18を通じて燃料噴射ノズル5へ供
給される。燃料噴射ノズル5は、副室2に燃料を噴射す
るように設けられ、連絡孔13に向かって燃料を噴射す
るように設定されている。燃料供給ポンプ25は、電磁
送油ポンプに構成でき、コントローラ20の指令で燃料
噴射タイミングがコントロールされるように構成でき
る。この遮熱形エンジンは、燃料供給量を測定してエン
ジン負荷を検出する負荷センサ27、エンジン回転数を
検出する回転センサ36、副室2の壁温を検出する温度
センサ28等のセンサを有している。コントローラ20
には、上記各種センサからの検出信号が入力され、エン
ジン作動状態に対応した適正な燃料を副室2へ供給する
と共に、検出信号に応答して燃料噴射タイミングを制御
し、燃費を向上させるように構成されている。また、燃
料噴射ノズル5は、電磁力で開閉される電磁駆動装置を
有し、コントローラ20によって始動時や定常運転時、
或いは、燃焼室の温度、エンジン負荷及びエンジン回転
数に応じて噴射期間が決定されるように構成されてい
る。
【0021】この遮熱形エンジンは、主室1と副室2と
を連通する連絡孔13を開閉するため連絡孔13に連絡
孔弁4が配置されている。連絡孔弁4、吸気弁29及び
排気弁30は、エンジンの回転に同期して回転するカム
等から成る動弁機構を通じて作動できる。又は、連絡孔
弁4は、コントローラ20の指令で電磁駆動装置による
電磁力によって開閉作動するように構成することもでき
る。この遮熱形エンジンでは、主室1を形成する壁体で
あるヘッドライナ10、副室2を形成する燃焼室構造体
3、シリンダライナ22及びピストンヘッド16は、耐
熱性に優れた窒化ケイ素、炭化ケイ素等のセラミックス
で作製されている。従って、各部品は、燃焼後期のガス
温度が高くなっても十分な耐熱性、高温強度を有し、未
燃炭化水素HC等の排出が少なくなり、高効率のエンジ
ンを構成できる。連絡孔13の領域では、燃焼ガスで高
温になるため、連絡孔13に配置した連絡孔弁4は高温
強度を有する耐熱性に優れた耐熱金属、窒化ケイ素、炭
化ケイ素等のセラミックスから製作されている。セラミ
ック製燃焼室構造体3の外側には遮熱空気層21が形成
され、セラミック製ヘッドライナ10との外側には遮熱
空気層26が形成され、ピストンヘッド16とピストン
スカート17との間には遮熱空気層35が形成されてい
る。
【0022】この遮熱形エンジンは、上記の構成におい
て、特に、図2に示すように、吸気弁29及び排気弁3
0の開閉タイミングに対してエンジン作動状態に応じて
連絡孔弁4の開閉タイミングと燃料噴射ノズル5の燃料
噴射タイミングとを最適タイミングに設定したことに特
徴を有している。この遮熱形エンジンは、主室1と副室
2とを連通する連絡孔13を開閉するため、圧縮行程終
端付近で開弁し且つ排気行程中間で閉弁する連絡孔弁4
を副室2を貫通して連絡孔13に配置し、コントローラ
20によって、エンジン始動時には、燃料噴射ノズル5
から燃料を副室2内に圧縮行程初期から連絡孔弁4の開
き始めに継続して圧縮行程終端までの期間に噴射し、ま
た、エンジン定常運転時には、燃料噴射ノズル5から副
室2内に連絡孔弁4が閉鎖した後の排気行程中間から圧
縮行程初期付近までの期間に噴射するように制御される
ことである。また、燃料供給ポンプ25は、粘性の小さ
い灯油や植物油を燃料とするので、燃料が隙間から漏洩
するのを避けるため、噴射圧力は10Mpa以下と低く
設定されており、近年、排気ガスの清浄化対策として用
いられている高価な高圧燃料噴射ポンプを用いなくとも
清浄な排気ガスが得られる。
【0023】また、燃料噴射ノズル5は、噴射された燃
料が壁面に付着するのを避けるため、連絡孔13に向か
って燃料を噴射するように設定されている。副室2はシ
リンダ中央に配置され、連絡孔13には、副室2から主
室1への火炎がシリンダ周辺部へ噴出するようにガイド
溝6が形成されている。また、ピストンヘッド16には
その頂面には突出部38が形成され、突出部38の周囲
には主室1の一部を形成する環状凹部が形成され、該環
状凹部からピストン周辺に向かって上方へ傾斜するテー
パ面37が形成されている。従って、主室1を構成する
ヘッドライナ10の下面とピストン15のピストンヘッ
ド16の頂面のテーパ面37とで形成されるガイド部4
2がシリンダ周辺に向かって楔状に小さくなるように形
成され、連絡孔13から噴出した火炎と混合ガスがシリ
ンダ周辺まで短期に到達して空気利用率を向上させるよ
うに形成されている。
【0024】この灯油や植物油を燃料とする遮熱形エン
ジンは、上記のように構成されており、次のように作動
される。この遮熱形エンジンは、図2に示すように、吸
入行程、圧縮行程、膨張行程及び排気行程の4つの行程
を順次繰り返すことによって作動されるものである。
【0025】エンジン始動時には、副室2の壁面温度が
低く、その状態で燃料噴射ノズル5から副室2に燃料を
噴射すると、燃料噴射は壁面に付着する恐れがあるの
で、連絡孔弁4の開弁時に近い時期に燃料噴射タイミン
グを設定することが好ましい。そこで、コントローラ2
0は、エンジン始動時であることに応答して、予め設定
されている副室2への燃料噴射タイミングで燃料噴射ノ
ズル5を制御する。
【0026】エンジン始動時には、吸入行程では吸気弁
29が吸気ポート31を開放して主室1に空気が吸入さ
れ、連絡孔弁4によって連絡孔13を閉鎖した状態であ
る。次いで、圧縮行程に移行するが、圧縮行程初期から
コントローラ20の指令によって燃料供給ポンプ25の
作動で燃料噴射ノズル5が副室2へ灯油や植物油の燃料
の噴射を開始する。燃料噴射ノズル5から副室2への燃
料の噴射は、連絡孔弁4に向かって噴射され、圧縮行程
終端付近で連絡孔弁4が開弁し始めるが、その開き始め
に継続して圧縮行程終端付近で終了する。副室2内に噴
射された燃料噴射はその噴射力で霧化状態を持続した状
態であって壁面に付着することなく、連絡孔弁4が開弁
すると、主室1で圧縮された圧縮空気が連絡孔13を通
じて副室2内へ流入し、燃料噴射は圧縮空気と良好に混
合を促進して着火燃焼し、副室2内の圧力が上昇する。
副室2内の火炎及び混合ガスは連絡孔13を通じて噴出
して膨張行程に移行し、そこで、ピストン15は仕事し
て膨張行程が終了する。次いで、排気弁30が開弁して
排気ポート32が開放し、排気行程に移行して排気ポー
ト32を通じて燃焼ガスが排気され、連絡孔弁4が連絡
孔13を閉鎖する。次いで、吸気弁29が開弁して吸気
ポート31が開放し、吸入空気が主室1へ導入される。
【0027】エンジンの運転状態が安定すると、副室2
の壁面温度が上昇し、副室2に噴射された燃料噴射は、
壁面から熱を吸収し、壁面に付着することなく活性化し
て良好な霧化状態を維持形成できる。そこで、コントロ
ーラ20は、エンジン定常運転時であることに応答し
て、予め設定されている副室2への燃料噴射タイミング
で燃料噴射ノズル5を制御する。
【0028】エンジン定常運転時には、膨張行程でピス
トン15は仕事して終了し、次いで、排気弁30が開弁
して排気ポート32が開放し、排気行程に移行して排気
ポート32を通じて燃焼ガスが排気され、連絡孔弁4が
連絡孔13を閉鎖する。連絡孔弁4が連絡孔13を閉鎖
した排気行程中間において、コントローラ20は燃料噴
射ノズル4から副室2へ燃料噴射を開始する。次いで、
吸気行程に移行し、吸気弁29が開弁して吸気ポート3
1が開放され、吸入空気が主室1へ導入される。吸入行
程では燃料噴射ノズル4から副室2への燃料噴射は継続
され、副室2内へ所定量の燃料を噴射し、圧縮行程初期
近傍で燃料噴射は終了する。次いで、圧縮行程に移行す
るが、圧縮行程において副室2内の燃料噴射は副室2の
壁面から熱エネルギーを吸収し、燃料噴射は活性化して
霧化状態が良好に維持される。圧縮行程終端付近で連絡
孔弁4が開弁し、副室2内の活性化された燃料噴射は主
室1で圧縮された圧縮空気が連絡孔13を通じて副室2
内へ流入することで圧縮空気と良好に混合を促進して着
火燃焼し、副室2内の圧力が上昇する。副室2内の火炎
及び混合ガスは連絡孔13を通じて噴出して膨張行程に
移行し、そこでピストン15は仕事して膨張行程が終了
する。次いで、排気弁30が開弁して排気ポート32が
開放され、排気行程に移行して排気ポート32を通じて
燃焼ガスが排気され、連絡孔弁4が連絡孔13を閉鎖す
る。
【0029】
【発明の効果】この発明による灯油や植物油を燃料とす
る遮熱形エンジンは、上記のように、主室及び副室の燃
焼室は遮熱構造に構成され、セタン価10以下でオクタ
ン価20以下の灯油や植物油を燃料として使用すること
ができ、該燃料をエンジン作動に応じて効果的に燃焼さ
せることができ、灯油や植物油を燃料とするエンジンを
成立させる。また、この遮熱形エンジンは、燃料を連絡
孔弁で閉鎖された副室に噴射するので、燃料供給ポンプ
の噴射圧力を大きくする必要がなく、また、主室に導入
された空気は副室が閉鎖されて燃料が存在しない状態で
圧縮され、圧縮比を大きくすることができ、熱効率を向
上できる。
【0030】この灯油や植物油を燃料とする遮熱形エン
ジンは、特に、副室に燃料を供給する燃料ポンプを高圧
にする必要がなく、噴射ノズルも低圧用の使用でよく、
エンジンそのものが低コストで製造でき、しかも灯油が
ガソリン、軽油、天然ガスに比較して低コストであるの
で、ランニングコストを低くできる。また、灯油自体の
移送もタンクローリ等を利用できるので、山間僻地にコ
ージェネレーションエンジンを設置したとしても、燃料
を簡単に移送できる。それ故に、この遮熱形エンジンを
発電装置のコージェネレーションエンジンに利用するこ
とによって、安価な電力を容易に供給するとができる。
【0031】また、この遮熱形エンジンでは、上記のよ
うに、燃料噴射がほぼ終了した時点で、連絡孔弁が圧縮
行程の終端付近で開弁されるように設定されている。燃
料噴射ノズルからの副室への燃料噴射圧力は、10Mp
a以下と低く設定されているが、安定したエンジン運転
中における燃料噴射期間はエンジンのストローク中の排
気行程中間から吸気行程を過ぎて圧縮行程中間までの極
めて長い期間であるので、所定の燃料量を副室に供給す
ることができる。更に、燃料を副室に噴射して、副室壁
面から熱を奪って霧化状態を良好にし、副室で一次燃焼
を行うことによってNOX の発生を抑制できる。しか
も、副室から主室への噴出通路には、火炎及び混合ガス
がシリンダ周辺へ向かって噴出するようにガイド溝が形
成されているので、二次燃焼を短期間に終了させること
ができ、HC等の発生を抑制することができ、熱効率を
向上させ、燃費を低減できる。また、エンジン始動時に
は、燃料噴射タイミングを圧縮行程中に行うように変更
して連絡孔弁が開き始める時に継続して噴射させ、微粒
化した燃料噴射が残存し、且つ副室が高圧に成らない時
期に設定されているので、グロープラグを必要とせず、
また、燃料が副室や連絡孔弁の壁面に付着することもな
く、良好に着火燃焼する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による灯油や植物油を燃料とする遮熱
形エンジンの一実施例を示す説明図である。
【図2】図1の遮熱形エンジンの吸気弁、排気弁及び連
絡孔弁の開閉タイミングと燃料噴射ノズルの燃料噴射タ
イミングを示す線図である。
【符号の説明】
1 主室 2 副室 3 燃焼室構造体 4 連絡孔弁 5 燃料噴射ノズル 6 ガイド溝 7 シリンダヘッド 8 シリンダ 9,19 キャビティ 10 ヘッドライナ 13 連絡孔 15 ピストン 16 ピストンヘッド 17 ピストンスカート 20 コントローラ 21,26,35 遮熱空気層 29 吸気弁 30 排気弁 31 吸気ポート 32 排気ポート 42 ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02B 23/06 F02B 23/06 X F02F 1/24 F02F 1/24 D E C 3/00 301 3/00 301Z 302 302A 3/26 3/26 C D

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドに配置した遮熱構造の副
    室を構成する燃焼室構造体、前記副室とシリンダ側に形
    成した遮熱構造の主室とを連通する連絡孔、前記連絡孔
    を開閉するため圧縮行程終端付近で開弁し且つ排気行程
    中間以降で閉弁する連絡孔弁、燃料供給源からの灯油や
    植物油の燃料を圧力の小さい噴射圧で送り出す燃料噴射
    ポンプ、前記燃料噴射ポンプからの燃料を前記副室へ圧
    力の小さい噴射圧で供給する燃料噴射ノズル、前記シリ
    ンダヘッドに形成した吸、排気ポートを開閉する吸、排
    気弁、前記シリンダ内を往復動するピストン、及びエン
    ジン定常運転時には前記連絡孔弁が閉鎖した後の排気行
    程中間から圧縮行程初期付近までの期間に前記燃料噴射
    ポンプから送られた燃料を前記燃料噴射ノズルから前記
    副室内に噴射する制御を行うコントローラ、から構成し
    た灯油や植物油を燃料とする遮熱形エンジン。
  2. 【請求項2】 前記コントローラは、エンジン始動時に
    応答して圧縮行程初期から前記連絡孔弁の開き始めに継
    続して圧縮行程終端までの期間に前記燃料噴射ノズルか
    ら前記副室内に燃料を噴射する制御を行なう請求項1に
    記載の遮熱形エンジン。
  3. 【請求項3】 セタン価10以下でオクタン価20以下
    の燃料でも燃焼させることができる請求項1又は2に記
    載の遮熱形エンジン。
  4. 【請求項4】 前記燃料噴射ノズルは前記連絡孔に向か
    って燃料を噴射するように設定されている請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の遮熱形エンジン。
  5. 【請求項5】 前記副室はシリンダ中央に配置され、前
    記燃焼室構造体に形成された前記連絡孔には前記副室か
    ら前記主室への火炎が前記シリンダ周辺部へ噴出するよ
    うにガイド溝が形成されている請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の遮熱形エンジン。
  6. 【請求項6】 前記副室はシリンダ中央に配置され、前
    記主室を構成する前記シリンダヘッドのキャビティに配
    置されたヘッドライナの下面と前記ピストンのピストン
    頂面とで形成されるガイド部がシリンダ周辺に向かって
    楔状に小さくなるように形成されている請求項1〜5の
    いずれか1項に記載の遮熱形エンジン。
  7. 【請求項7】 前記燃焼室構造体、前記主室を構成する
    ヘッドライナ及び前記ピストンのピストンヘッドはセラ
    ミックスで構成され、前記燃焼室構造体と前記ヘッドラ
    イナとの外側に遮熱層が形成され、前記ピストンヘッド
    とそれに取り付けたピストンスカートとの間に遮熱層が
    形成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の遮
    熱形エンジン。
  8. 【請求項8】 発電装置のコージェネレーションエンジ
    ンに適用される請求項1〜7のいずれか1項に記載の遮
    熱型エンジン。
JP7345096A 1995-12-08 1995-12-08 灯油や植物油を燃料とする遮熱形エンジン Pending JPH09158730A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020105355A1 (ja) * 2018-11-20 2020-05-28 ヤンマー株式会社 副室式ディーゼル機関
WO2020105350A1 (ja) * 2018-11-20 2020-05-28 ヤンマー株式会社 副室式ディーゼル機関

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WO2020105355A1 (ja) * 2018-11-20 2020-05-28 ヤンマー株式会社 副室式ディーゼル機関
WO2020105350A1 (ja) * 2018-11-20 2020-05-28 ヤンマー株式会社 副室式ディーゼル機関

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