JPH09157911A - ブラジャー - Google Patents

ブラジャー

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JPH09157911A
JPH09157911A JP32754595A JP32754595A JPH09157911A JP H09157911 A JPH09157911 A JP H09157911A JP 32754595 A JP32754595 A JP 32754595A JP 32754595 A JP32754595 A JP 32754595A JP H09157911 A JPH09157911 A JP H09157911A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cloth
edge
cup
brassiere
wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP32754595A
Other languages
English (en)
Inventor
Kuniko Nakajima
久仁子 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
F L KK
Original Assignee
F L KK
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Publication date
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Priority to JP32754595A priority Critical patent/JPH09157911A/ja
Publication of JPH09157911A publication Critical patent/JPH09157911A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カップの下縁に沿って埋め込んだワイヤーに
より、乳房を持ち上げ、かつ中央へ寄せて乳房間の谷間
を強調すると共に、ワイヤーの両端部によって身肉に疼
痛感を与えないようにすることである。 【解決手段】 カップ21の外側縁36の外端を円弧状
縫合部37の上端に達せしめ、該カップ21の下縁34
と外側縁36とにわたる縫合部37に、円弧状に弾性変
形させたワイヤー42を埋め込み、そのワイヤー42の
内端を縫合部37に沿って内方へ所要距離おいた範囲内
に存在するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はブラジャーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】女性の胸のシルエットを美しく出すため
に従来からブラジャーのカップの下縁にワイヤを円弧状
に弾性変形させて埋め込み、これにより乳房を持上げる
ことが行われている。
【0003】図8はこの一例であり、このブラジャーに
おいては、フロント布1とサイド布2とを縫合線3にお
いて縫合一体化し、両者にわたり円弧状の凹所4を形成
している。カップ5は、下カップ布6と上カップ布7と
により形成され、下カップ布6の下縁8、上カップ布7
の内側縁9及び外側縁11とを前記の凹所4に縫合し、
その円弧状の縫合部12の内端から外端に至る全長にワ
イヤー13を埋め込んでいる。
【0004】なお、上カップ布7にストラップ14が設
けられ、上カップ布7の上縁15がストラップ14の内
側縁に連続する。またストラップ14の外側縁は、上カ
ップ布7とサイド布2とにわたる脇線16に連続してお
り、前記のワイヤー13の内端はフロント布1の胸中心
側及び外端は脇線16に達している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のごときブラジャ
ーを着用した場合、ワイヤー13は乳房の下半部外周を
押し上げる作用をなすが、このとき、ワイヤー13の内
端が胸中心部の身肉を圧迫し、また外端が脇部分の身肉
を圧迫して着用者に疼痛感を与える。
【0006】これは、ワイヤー13の端部がブラジャー
の縁(へり)に達している(即ち、内端はフロント布1
の上端、外端は脇線16に達している)ことに起因す
る。即ち、ブラジャーの縁の内側ではブラジャー自体の
押圧力により身肉が圧迫されるが、縁の外側では圧迫力
が作用しないので、縁の部分で身肉に段差が生じ、更に
その部分にワイヤー13の端部が存在することにより圧
迫力が集中し、疼痛感を与える原因となる。
【0007】そこで、この発明はワイヤーの両端部によ
る上記のごとき疼痛感を解消すると共に、乳房を単に持
上げるだけでなく、中心に寄せる機能をもったブラジャ
ーを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の第1の手段は、一対のカップ、フロン
ト布、ストラップ付きのサイド布、バック布から成り、
上記フロント布と一体のサイド布に円弧状の一対の凹所
を形成し、上記凹所にカップの下縁と該下縁の内外両端
に連続したカップの内側縁と外側縁とを縫合し、その縫
合部にワイヤーを埋め込み、上記サイド布にバック布を
一体化してなるブラジャーにおいて、前記縫合部の外端
をカップの上縁とストラップの内側縁との交点に達せし
め、前記ワイヤーの内端を前記縫合部の内端から縫合部
に沿って内方へ所定距離おいた点と該縫合部のボトム部
との間に存在せしめた構成としたものである。
【0009】上記構成のブラジャーは、ワイヤーの内端
が円弧状縫合部の内端から内方へ寄った位置に存在して
いる。
【0010】このためワイヤーの内端が身肉に対する圧
迫力は、その周囲の縫合部に面的に分散して加えられ
る。その結果、身肉に対する圧迫力が減少し、その分だ
け疼痛感が減少する。また、ワイヤーは乳房を持上げる
と共に乳房を中央に向けて押圧する作用を行う。
【0011】また、この発明の第2の手段は、一対のカ
ップと、フロント布と、ストラップ付きのサイド布と、
バック布とから成り、上記フロント布と一体のサイド布
に円弧状の一対の凹所を形成し、上記凹所にカップの下
縁と該下縁の内外両端に連続したカップの内側縁と外側
縁とを縫合して縫合部を形成し、上記サイド布にバック
布を一体化してなるブラジャーにおいて、上記縫合部の
外端をカップの上縁とストラップの内側縁との交点に達
せしめ、上記縫合部のボトム部から該縫合部の外端に達
する円弧部と、サイド布のサイド辺と、該サイド辺の上
端からサイド布の脇線に沿ってストラップ付け根に達す
る脇線部と、上記サイド辺の下縁からブラジャー下辺
と、上記円弧部上端と脇線部上端相互間の上端部とによ
って囲まれた範囲のブラジャー裏面に、上記範囲に合致
する所要の剛性の当て布を縫合一体化した構成としたも
のである。
【0012】上記構成のブラジャーは、当て布によって
カップ下縁部及びカップ外側部が面的に補強される。こ
れによって乳房を持上げると共に、中央に向けて押圧す
る作用を行う。ワイヤーによるものと比べ力が一層面的
に分散されるので、疼痛感は皆無となる。
【0013】
【実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付の図面
に基づいて説明する。
【0014】図1及び図2に示した第1の実施形態は、
ストラップ付きのフロントクロス型ブラジャーの例であ
る。このブラジャーは、一対のカップ21、フロント布
22、サイド布23及びバック布24からなり、サイド
布23にストラップ26が一体に設けられる。
【0015】カップ21は上カップ布27と下カップ布
28とにより構成され、縫合線29において一体化され
る。
【0016】フロント布22は大略三角形をなし、各カ
ップ21に対応して2枚形成される。2枚のフロント布
22はその下辺31を合わせて縫合し前後に重ねられ
る。各フロント布22の外側辺にサイド布23が縫合線
32において縫合される。
【0017】上記の各フロント布22及びこれに縫合一
体化されたサイド布23に円弧状の凹所33が形成さ
れ、その凹所33に下カップ布28の下縁34、該下縁
34の内端に連続した上カップ布27の内側縁35及び
該下縁34の外端に連続した上カップ布27の外側縁3
6をそれぞれ円弧状に縫合一体化する。この円弧状の縫
合部37の外端は、上カップ布27の上縁39の上端と
ストラップ26の内側縁41の交点に達する。
【0018】上記縫合部37の下縁34の中央(前記フ
ロント布22とサイド布23との縫合線32の部分)か
ら上カップ布27の上縁39の上端にわたる範囲に、ワ
イヤー42を円弧状に弾性変形させて埋め込んでいる。
【0019】上記上カップ布27の上縁39の下端はフ
ロント布22の非縫合縁43に連続する。
【0020】サイド布23の脇線50は、ストラップ2
6の外側縁41’に連続する。サイド布23にバック布
24が縫合線44において一体に縫合され、その縫合部
分にサイドボーン45が埋め込まれる。
【0021】図3は前記の各カップ21に属するフロン
ト布22とサイド布23とを一枚の布(フロント・サイ
ド布46)により形成したフロントクロス型ブラジャー
の場合を示す。この場合は、ワイヤー42の下端はカッ
プ21の下縁34のボトム部から若干内端寄りの位置に
設定される。その他の構成は前述の場合と同様である。
【0022】また、図4に示した第2の実施形態は、ス
タンダードなフルカップ型のブラジャーである。
【0023】上記のフロント布22とサイド布23に円
弧状の凹所33が形成され、その凹所33にカップ21
の下カップ布28の下縁34、上カップ布27の内側縁
35及び外側縁36が縫合される。その縫合部37の下
縁34と外側縁36にわたる範囲に円弧状に弾性変形さ
せたワイヤー42が埋め込まれる。
【0024】ワイヤー42の内端が下縁34に存在する
こと、及びその外端が縫合部37の上端(上縁39の上
端)に存在することが従来の場合(図8参照)と相違す
る。
【0025】上記の各実施形態のブラジャーは、ワイヤ
ー42の内端がブラジャーの縁(ヘり)の内側に存在
し、その部分はブラジャー自体の機能により全体的に身
肉を圧迫する部分であって、身肉に与える圧迫力が分散
される。このためワイヤー42の内端による疼痛感が減
少する。なお、この内端は、図4に示すように、縫合部
37の内端から所要距離aだけ内側に寄った点から下縁
34のボトム部までの範囲L内に存在すればよい。
【0026】また、ワイヤー42の外端は、縫合部37
の上端に達している。この部分はブラジャーの機能上脇
線50の部分に比べると身肉を圧迫することが少ないの
で左程疼痛感を与えないが、ワイヤー42の外端は、図
4の図示の場合よりも更に若干の距離bだけ内方へ寄っ
た位置に存在するように設定することが疼痛感を減少さ
せるうえで望ましい。
【0027】上記のワイヤー42は、下縁34に属する
部分が乳房を持上げる作用を行うと共に、外側縁36の
部分が乳房の外側部分に内向きの押圧力Fを及ぼし、こ
れにより乳房を中央に寄せる作用を行なう。この場合、
ワイヤー42の内端を前記の範囲L内でボトム部分(縫
合線32の部分)に近い位置に存在するように設定して
おくと、乳房の下縁から内側部分にはワイヤー42が存
在しないので、乳房が中央に寄りやすくなる。
【0028】次に、図5から図7に示した第3の実施形
態は、前記の第1の実施形態と同様の、フロントクロス
型のブラジャーにおいて、ワイヤーに代えて当て布47
を用いている。この当て布47は不織布、プラスチック
シート、ウレタンフォームシートなど、着用者に必要以
上の圧迫感を与えることがなく、しかも乳房の持上げ、
及び中央側への寄せ機能を損わない程度の剛性を有する
素材により形成される。
【0029】この当て布47の大きさと形状は、次の
〜の辺で囲まれたものである(図7参照)。
【0030】 下カップ布28のボトム部から、これ
に連続した外側縁36を含む円弧部48 サイド布23のサイド辺49 サイド辺49の上端からサイド布23の脇線50に
沿ってストラップ26の外側縁41’に至る脇線部51 サイド辺49の下端からサイド布23の下辺に沿っ
た下辺部52 上記下辺部52の内端と前記円弧部48との内端相
互間の内端部53 上記円弧部48の上端からストラップ26の内側縁
41に沿った前端部54 前端部54の上端から前記脇線部51の上端に至る
上端部55 なお、上記の前端部54を省略し、円弧部48の上
端と脇線部51の上端間に上端部55’を設けてもよい
(図5及び図7の一点鎖線参照)。
【0031】なお、前記の第2の実施形態に示したスタ
ンダード型のブラジャー(図4参照)においても、ワイ
ヤー42に代えて上述の場合と同様の当て布47をブラ
ジャーの裏面に縫合一体化することもできる。
【0032】上記のブラジャーを着用すると、当て布4
7の円弧部48の下カップ布28に沿った部分が乳房を
持ち上げ、また、上カップ布27に沿った部分で乳房を
中央へ寄せる作用をなす。この場合、当て布47は着用
者の身肉に対して圧迫力を与えるが、その圧迫力は当て
布47の広い面に分散されるので、疼痛感を与えること
はない。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、乳房
を持ち上げると共に中央へ寄せる作用により乳房間の谷
間が強調される効果があると共に、ワイヤーの両端部に
よる疼痛感が減少する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の斜視図
【図2】同上のII−II線の拡大断面図
【図3】同上の変形例の斜視図
【図4】第2の実施形態の斜視図
【図5】第3の実施形態の斜視図
【図6】同上のVI−VI線の断面図
【図7】同上の当て布の正面図
【図8】従来例の斜視図
【符号の説明】
21 カップ 22、22’ フロント布 23 サイド布 24 バック布 26 ストラップ 27 上カップ布 28 下カップ布 29 縫合線 31 下辺 32 縫合線 33 凹所 34 下縁 35 内側縁 36 外側縁 37 縫合部 39 上縁 41 内側縁 41’ 外側縁 42 ワイヤー 43 非縫合縁 44 縫合線 45 サイドボーン 46 フロント・サイド布 47 当て布 48 円弧部 49 サイド辺 50 脇線 51 脇線部 52 下辺部 53 内端部 54 前端部 55、55’ 上端部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のカップ、フロント布、ストラップ
    付きのサイド布、バック布から成り、上記フロント布と
    一体のサイド布に円弧状の一対の凹所を形成し、上記凹
    所にカップの下縁と該下縁の内外両端に連続したカップ
    の内側縁と外側縁とを縫合し、その縫合部にワイヤーを
    埋め込み、上記サイド布にバック布を一体化してなるブ
    ラジャーにおいて、前記縫合部の外端をカップの上縁と
    ストラップの内側縁との交点に達せしめ、前記ワイヤー
    の内端を前記縫合部の内端から縫合部に沿って内方へ所
    定距離おいた点と該縫合部のボトム部との間に存在せし
    めたことを特徴とするブラジャー。
  2. 【請求項2】 前記ワイヤーの外端を前記縫合部の外端
    から縫合部に沿って内方へ所定の距離をおいた点に存在
    せしめたことを特徴とする請求項1に記載にのブラジャ
    ー。
  3. 【請求項3】 一対のカップと、フロント布と、ストラ
    ップ付きのサイド布と、バック布とから成り、上記フロ
    ント布と一体のサイド布に円弧状の一対の凹所を形成
    し、上記凹所にカップの下縁と該下縁の内外両端に連続
    したカップの内側縁と外側縁とを縫合して縫合部を形成
    し、上記サイド布にバック布を一体化してなるブラジャ
    ーにおいて、上記縫合部の外端をカップの上縁とストラ
    ップの内側縁との交点に達せしめ、上記縫合部のボトム
    部から該縫合部の外端に達する円弧部と、サイド布のサ
    イド辺と、該サイド辺の上端からサイド布の脇線に沿っ
    てストラップ付け根に達する脇線部と、上記サイド辺の
    下縁からブラジャー下辺と、上記円弧部上端と脇線部上
    端相互間の上端部とによって囲まれた範囲のブラジャー
    裏面に、上記範囲に合致する所要の剛性の当て布を縫合
    一体化したことを特徴とするブラジャー。
JP32754595A 1995-12-15 1995-12-15 ブラジャー Pending JPH09157911A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008266848A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Japcon Enterprise有限会社 ブラジャー
RU2494659C2 (ru) * 2011-12-02 2013-10-10 Владимир Антонович Лященко Физиотерапевтический бюстгальтер расширенного функционального назначения
RU2633244C2 (ru) * 2012-12-11 2017-10-11 Сергей МАЗУРИК Функциональный бюстгальтер

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008266848A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Japcon Enterprise有限会社 ブラジャー
RU2494659C2 (ru) * 2011-12-02 2013-10-10 Владимир Антонович Лященко Физиотерапевтический бюстгальтер расширенного функционального назначения
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