JPH09157668A - 天然ガスの熱量調節方法及び装置 - Google Patents

天然ガスの熱量調節方法及び装置

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JPH09157668A
JPH09157668A JP31821195A JP31821195A JPH09157668A JP H09157668 A JPH09157668 A JP H09157668A JP 31821195 A JP31821195 A JP 31821195A JP 31821195 A JP31821195 A JP 31821195A JP H09157668 A JPH09157668 A JP H09157668A
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natural gas
gas
boil
calorific value
hydrocarbon mixture
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JP31821195A
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English (en)
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Masami Yamane
政美 山根
Yutaka Ito
裕 伊藤
Koichi Hayashi
浩一 林
Koichi Shinkai
光一 新開
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 LNG気化装置の始動時や負荷変動時等にお
けるNG熱量の変動を抑え、目標熱量に安定させる。 【解決手段】 LNG気化装置10から導出されるNG
の熱量を調節するための方法及び装置。上記NGを混合
器18に導入し、この混合器18で、LPG(もしくは
その他の高熱量炭化水素混合物)やBOGを上記NGに
添加する。上記混合器18内に導入されるNGの熱量が
低い場合には、上記LPGの添加量を増やしてNGの熱
量を上げ、NGの熱量が高い場合には、上記BOGの添
加量を増やしてNGの熱量を下げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液化天然ガス(以
下、LNGと称する。)気化装置で生成される天然ガス
(以下、NGと称する。)の熱量を目標熱量に調節する
ための方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、LNG気化装置で生成されるN
Gのもつ熱量は、定常運転時には安定しているが、それ
以外の時には大きく変動することがある。例えば、実公
平2−45650号公報に示されるように、LNG気化
装置の運転停止時にも同装置内に小量のLNGを導入し
ておき、このLNGによる予冷で装置の迅速な立ち上げ
を図る場合には、上記装置内でLNG中の重質成分が蒸
発し、同装置内に濃縮された残留液化ガスが残存するた
め、そのままの状態で装置を始動させると、上記残留液
化ガスが生成NGに混じることにより、実際のNG熱量
が目標熱量から大きくはね上がるおそれがある。また、
LNG気化装置の運転時においても、その運転途中で装
置の負荷が変更されると、これに応じてNG熱量が大き
く変動しやすい。このようにNG熱量が適正な熱量から
外れた状態のまま、当該NGが各種設備に供給される
と、これらの設備の運転に悪影響を与えるおそれがあ
る。
【0003】そこで従来は、上記LNG気化装置から排
出されるNGの熱量を調節する手段として、このNGに
LNGよりも単位体積当たりの熱量が高い液化石油ガス
(以下、LPGと称する。)を混合し、これにより最終
的なNG熱量を高める方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記方法の場合、実際
のNG熱量が目標熱量より低い場合には対応できるもの
の、NG熱量が目標熱量より高い場合には対応できない
不都合がある。
【0005】なお、上記実公平2−45650号公報に
は、LNG気化装置を立ち上げる前に、この装置内に上
部ヘッダ側から気化ガスを圧入して装置内の残留液化ガ
スを追い出す方法が提案されているが、このような残留
液化ガスの追い出し作業には長い時間を要し、却って装
置立ち上げの迅速化の妨げとなるおそれがある。また、
この方法はNG熱量を積極的に変化させるものではない
ので、このNG熱量に高い精度が要求される場合や、装
置の立ち上げ時以外の時に他の要因でNG熱量が変動す
る場合(例えばLNG気化装置の運転中に負荷が変更さ
れる場合)に対応できない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、液化天然ガス気化装置で液化
天然ガスが気化されることにより生成された天然ガスの
熱量を目標熱量に調節するための天然ガスの熱量調節方
法であって、上記液化天然ガス気化装置から排出される
天然ガスの熱量が上記目標熱量よりも低い場合には、上
記液化天然ガスよりも単位体積当たりの熱量が高い炭化
水素混合物の添加によって上記天然ガスの熱量を上げる
一方、上記液化天然ガス気化装置から排出される天然ガ
スの熱量が上記目標熱量よりも高い場合には、上記液化
天然ガスのボイルオフガスの添加によって上記天然ガス
の熱量を下げるものである。
【0007】この方法によれば、LNG気化装置から排
出されるNGの熱量が上記目標熱量よりも低い場合に
は、上記LNGよりも単位体積当たりの熱量が高い炭化
水素混合物(例えばLPG)の添加により、NG熱量を
上げて上記目標熱量に調節できる一方、上記NG熱量が
上記目標熱量より低い場合にも、このNGに上記LNG
のボイルオフガス(以下、BOGと称する。)、すなわ
ちLNGよりも単位体積当たりの熱量が低いガスの添加
によってNG熱量を下げることにより、上記と同様にN
G熱量を目標熱量に調節することができる。
【0008】なお、上記炭化水素混合物やBOGの添加
は、実際にNGの熱量に変動があった時点から開始して
も良いが、この熱量変動が予測できるものである場合に
は、前もって炭化水素混合物及びBOGをNGに適量添
加しておき、もしくはその添加の準備をしておくことに
より、高い応答性を得ることができる。
【0009】具体的に、上記LNG気化装置の始動によ
りこのLNG気化装置からNGが排出され始める際に
は、これに先立って上記炭化水素混合物とBOGとを上
記目標熱量に対応する割合で混合して上記LNG気化装
置の下流側に流しておき、その後、上記LNG気化装置
より排出されるNGを上記炭化水素混合物とBOGの混
合物に混合するとともに、上記NGの熱量変動に応じて
上記炭化水素混合物、BOGの少なくとも一方の添加量
を変化させるようにすればよい。
【0010】また、上記LNG気化装置の負荷変動によ
りこのLNG気化装置から排出されるNGの熱量が変動
することが予測される場合には、その変動前に予め上記
炭化水素混合物とBOGとを上記目標熱量に対応する割
合でNGに添加しておき、上記LNG気化装置の負荷変
動に伴うNGの熱量変動が生じた時点から、このNGの
熱量変動に応じて上記炭化水素混合物、BOGの少なく
とも一方の添加量を変化させるようにすればよい。
【0011】例えば、NGの熱量が目標熱量よりも下が
った場合には、炭化水素混合物の添加量を増やし、もし
くはBOGの添加量を減らせば良く、逆にNGの熱量が
目標熱量よりも上がった場合には、炭化水素混合物の添
加量を減らし、もしくはBOGの添加量を増やせば良
い。
【0012】上記方法において、炭化水素混合物とBO
Gの双方をNGに添加する場合、これらを個別に添加す
るようにしてもよいが、予め上記炭化水素混合物とBO
Gとを混合してから両者を上記NG内に噴霧するように
すれば、炭化水素混合物を単独で添加するよりもその気
化を促進できる利点が得られる。
【0013】また本発明は、上記方法を実施するための
NGの熱量調節装置であって、上記LNG気化装置で気
化されたNGが導入される混合器と、この混合器内に上
記LNGよりも単位体積当たりの熱量が高い炭化水素混
合物を導入する炭化水素混合物導入手段と、この炭化水
素混合物導入手段による炭化水素混合物の導入量を変化
させる炭化水素混合物操作手段と、上記混合器内に上記
LNGのBOGを導入するBOG導入手段と、このBO
G導入手段によるBOGの導入量を変化させるBOG操
作手段とを備え、上記混合器内に導入される炭化水素混
合物及びBOGがこの混合器内で上記NGに混合される
ように構成したものである。
【0014】さらに、上記LNG気化装置から排出され
るNGの熱量を検出する熱量検出手段と、上記NGの流
量を検出する流量検出手段と、これら熱量検出手段及び
流量検出手段で検出されたNGの熱量及び流量に基づ
き、このNGの熱量を予め設定された目標熱量に調節す
るための上記炭化水素混合物の添加量及び上記BOGの
添加量を演算する演算手段と、この演算手段の演算結果
に基づいて上記炭化水素混合物導入手段による上記混合
器内への炭化水素混合物導入量を調節する炭化水素混合
物調節手段と、上記演算手段の演算結果に基づいて上記
BOG導入手段による上記混合器内へのBOG導入量を
調節するBOG調節手段とを付加したものでは、実際の
NG熱量に応じて炭化水素混合物添加量及びBOG添加
量が自動的に調節されることになる。
【0015】上記混合器は、炭化水素混合物及びBOG
を個別にNGに添加するものでもよいが、導入された炭
化水素混合物とBOGとを予め混合してから両者を上記
NG内に向けて噴霧するものが、より好ましい。
【0016】また、上記BOG導入手段とBOG操作手
段との間にBOG貯留器を介在させ、上記BOG導入手
段により送られるBOGの少なくとも一部が上記BOG
貯留器内に貯留されるように構成したものによれば、B
OG必要量が低い場合に余剰のBOGを上記BOG貯留
器に貯留しておき、BOG必要量が高い場合や、BOG
必要量が急上昇した場合(例えば緊急でLNG気化装置
が急速に立ち上げられる場合)に上記BOG貯留器から
BOGを払い出すことにより、常に適正な量のBOGの
供給ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
及び図2に基づいて説明する。
【0018】図1に示す装置は、LNG気化装置10、
LPGタンク12、LPGポンプ14、BOG圧縮機1
6、及び混合器18を備えている。
【0019】LNG気化装置10は、図略のLNGタン
クから導入されたLNGを気化し、NG配管20を通じ
て上記混合器18に排出するものであり、オープンラッ
ク型をはじめとする各種気化装置が適用可能なものであ
る。
【0020】LPGタンク12は、LPG(すなわち、
メタンよりも炭素数の多い炭化水素からなる混合ガスを
液化したもの)を貯留し、LPGポンプ(炭化水素混合
物導入手段)14は、上記LPGタンク12内に貯留さ
れたLPGをLPG配管22を通じて上記混合器18へ
送出するものであり、上記LPG配管22の途中には、
LPG流量を変化させるための流量調節弁(炭化水素混
合物操作手段)24が設けられている。
【0021】BOG圧縮機(ボイルオフガス導入手段)
16は、上記LNGタンク内で発生したLNGのBOG
を圧縮し、BOG配管26を通じて上記混合器18内に
導入するものであり、BOG配管26の途中には、BO
G流量を変化させるための流量調節弁(ボイルオフガス
操作手段)28が設けられている。
【0022】混合器18は、LNG気化装置10から送
られてくるNGに、上記LPG配管22を通じて導入さ
れるLPGと、上記BOG配管26を通じて導入される
BOGとを混合するためのものであり、図2に示すよう
なNG管30と導入管32とで構成されている。NG管
30の一端は、上記NG配管20が接続されるNG入口
33とされ、他端は、図略の発電設備(もしくはその他
NGが利用される設備)に接続されるNG出口34とさ
れている。導入管32の一方の端部は、LPG入口35
とBOG入口36とに分岐しており、LPG入口35に
上記LPG配管22が接続され、BOG入口36に上記
BOG配管26が接続されている。導入管32の他方の
端部は、上記NG管30内に側方から挿入され、かつこ
のNG管30内でNGの流れ方向を向くように屈曲して
おり、その最先端は、中央に小径の噴霧口38をもつノ
ズル部39とされている。
【0023】さらに、前記図1に示す装置は、熱量計
(熱量検出手段)40、流量計(流量検出手段)42、
演算器(演算手段)44、及び流量調節計46,48を
備えている。
【0024】熱量計40は、上記NG配管20内を流れ
るNGの単位体積当たりの熱量を検出するものであり、
流量計42は、上記NGの流量を検出するものである。
【0025】演算器44は、次の演算動作を行うもので
ある。
【0026】A)LNG気化装置10が始動してNG配
管20内にNGが流れ始めるまでの期間:LPGとBO
Gとを混合した場合にその混合物の熱量が予め設定され
た目標熱量に合致するようなLNGとBOGの混合比率
を演算し、この混合比率に基づいてLNG及びBOGの
初期導入量(単位時間当たりの最低添加量)を演算す
る。そして、LNG気化装置10の始動時点よりも前の
時点から両流量調節計46,48に指令信号を出力す
る。
【0027】B)NG配管20内にNGが流れ始めた後
の期間:上記熱量計40及び流量計42から入力される
検出信号に基づき、単位時間当たりに上記混合器18内
へ導入されるNGの保有熱量を演算する。そして、この
熱量を予め設定された目標熱量に合わせるための単位時
間当たりのLPG添加量及びBOG添加量を演算する。
【0028】流量調節計46は、流量調節弁24の下流
側のLPG流量を検出し、このLPG流量を上記演算器
44で演算されたLPG添加量に合わせるように流量調
節弁24の開度を変えるものである。同様に、流量調節
計48は、流量調節弁28の下流側のBOG流量を検出
し、このBOG流量を上記演算器44で演算されたBO
G添加量に合わせるように流量調節弁28の開度を変え
るものである。
【0029】次に、この装置の作用を説明する。
【0030】まず、LNG気化装置10の始動に先立っ
て、演算器44より各流量調節計46,48へ指令信号
が出力され、この信号を受けた各流量調節計46,48
は、それぞれ流量調節弁24,28を適当な開度だけ開
く。これにより、LPGタンク12内のLPGがLPG
ポンプ14を通じて混合器18へ送られるとともに、L
NGタンク内のBOGもBOG圧縮機16を通じて混合
器18へ送られる。これらLPG及びBOGは、混合器
18の導入管32内で予混合され、ノズル部39の噴霧
口38からNG管33内に噴霧される。
【0031】ここで、各流量調節弁24,28の開度
は、演算器44で演算されたLPG初期導入量及びBO
G初期導入量が得られる開度に調節されているため、上
記ノズル部39から噴霧される混合流体のもつ単位体積
当たりの熱量は、NGの目標流量と略合致している。
【0032】その後、LNG気化装置10が始動してN
Gが生成され、NG配管20内を流れ始めると、このN
Gの熱量及び流量が熱量計40及び流量計42により検
出され、演算器44に入力される。演算器44は、この
入力された検出値に基づいて、単位時間当たりに混合器
18内に導入されるNGの保有熱量を演算し、この演算
熱量と上記目標流量とを比較する。そして、演算熱量が
目標流量よりも低い場合には、その差分に応じた量だけ
LPG添加量を増加し、逆に演算熱量が目標流量よりも
高い場合には、その差分に応じた量だけBOG添加量を
増加するように、各流量調節計46,48に信号を出力
する。
【0033】このような添加量調節が行われながら、L
PGとBOGの混合気がノズル部39からNG管30内
のNGガス中に噴霧され、添加されることにより、混合
器18を出るNGガスの熱量は常に上記目標流量にほぼ
保たれる。従って、このNGガスを支障なく次の発電設
備等へ供給することができる。
【0034】その後、LNG気化装置10が始動運転か
ら定常運転に移行し、このLNG気化装置10から排出
されるNGの熱量が目標熱量に安定すると、LNG添加
量及びBOG添加量は元の初期導入量(最小添加量)に
戻される。ただし、定常運転へ移行した後も、その運転
中にLNG気化装置10の運転負荷が大きく変更される
等してNG熱量の変動が生じた場合には、上記と同様の
添加量調節動作が再実行される。
【0035】第2の実施の形態を図3に示す。ここで
は、前記図1に示したBOG配管26が途中でバイパス
配管26aとホルダ配管26bとに分岐し、流量調節弁
28の手前で合流しており、上記ホルダ配管26bの途
中にBOGホルダ(ボイルオフガス貯留手段)50が設
けられている。このBOGホルダ50は、必要BOG添
加量が低い期間(すなわち流量調節弁28の開度が小さ
い期間)に、BOGの余剰分を貯留するように構成され
ている。
【0036】この装置によれば、必要BOG添加量が非
常に高い場合や、必要BOG添加量が急激に上昇した場
合(例えばLNG気化装置10が緊急で迅速に立ち上げ
られる場合)にも、バイパス配管26aを流れるBOG
に加え、BOGホルダ50から貯留BOGを払い出すこ
とにより、十分な対応ができる。
【0037】なお、本発明の実施形態は上記のものに限
定されるものでなく、例として次のような形態をとるこ
とも可能である。
【0038】(1) 上記実施形態では、LNGよりも単位
体積当たりの熱量が高い炭化水素混合物として、LPG
(すなわちメタンよりも炭素数の多い炭化水素からなる
液化ガス)を用いているが、本発明はこれに限らず、メ
タンを一部含んだ炭化水素混合物であってもその熱量が
LNGよりも高ければ、適用が可能である。
【0039】(2) 図1及び図3に示した装置において、
実際にNG配管20内をNGが流れ始めてからLPGも
しくはBOGの添加を開始するような制御を行っても、
熱量調節は可能である。ただし、この場合には、NGが
流れ始めてから流量調節弁46もしくは48をいきなり
開弁することになるため、LPGやBOGの添加量が安
定せず、高い応答性が望めないのに対し、上記実施形態
のように、NGが流れ始める時点よりも前の時点(LN
G気化装置10が始動してから実際にNGが流れ始める
までの間の時点でもよい。)から既に適当な比率(目標
熱量が得られる比率)でLPG及びBOGを流してお
き、実際にNGが流れ始めてから弁開度を増減して添加
率を変化させるといった制御を行えば、NGが流れ始め
る当初から高精度で安定した熱量調節ができる利点があ
る。
【0040】(3) 上記LPG等の炭化水素混合物とBO
Gとを、それぞれ個別にNGに添加するようにしても、
熱量調節は可能である。ただし、上記実施形態のように
予めLPG等とBOGとを混合してからその混合流体を
NGガス内に噴霧するようにすれば、混合器18内での
LPG等の分散蒸発性能を向上させることが可能とな
る。
【0041】(4) 図1及び図3には、混合器18よりも
上流側のNG配管20に熱量計40や流量計42を設け
たものを示したが、これら熱量計40や流量計42を混
合器18の下流側に設けるようにしてもよい。ただし、
上記のように混合器18の上流側に熱量計40や流量計
42を設け、この混合器18に導入される前のNGの熱
量や流量を検出するようにすれば、より応答性の高い熱
量制御ができる。
【0042】
【実施例】前記図1に示した装置において、LNG気化
装置10の定常運転時における生成NGガス熱量を 105
10kcal/Nm3とし、この熱量を目標熱量に設定して上記と
同様の制御動作を実行した。この時のNG流量、LNG
添加量、及びBOG添加量の時間変化を図4(a)に示
し、調節前のNG熱量(すなわちNG配管20内を流れ
るNGの熱量の時間変化を同図(b)に示す。
【0043】ただし、両図において横軸は、NG配管2
0内を実際にNGが流れ始めてからの経過時間を示す。
【0044】まず、実際にNGが流れ始めるまでの準備
期間(図外の期間)では、LPG添加量が最低添加量
0.36ton/h に保たれ、BOG添加量も最低添加量 2ton/
h に保たれており、これらLPGとBOGとの混合流体
のもつ熱量は上記目標熱量 10510kcal/Nm3に合致してい
る。
【0045】そして、実際にNGが流れ始めると、図4
(a)に示すようにNG流量は時間に比例して増大し、
同図(b)に示すように、NGの熱量は目標熱量よりも
低い熱量 9350kcal/Nm3でしばらく安定する。この期間
では、BOG添加量は上記最低添加量 2ton/h に保たれ
る一方、LPG添加量は最低添加量 0.36ton/h から少
しずつ増加され、これによりNG熱量の増加がなされて
いる。
【0046】その後、約12分が経過した時点より、そ
れまでLNG気化装置内に残存していた高熱量残存液化
ガスがNGとともに導出され始め、この残存液化ガスの
混入分だけNG熱量がはね上がる。これに対応して、L
PG添加量が元の最低添加量まで下げられる一方、BO
G添加量が最低添加量 2ton/h から急増され、これによ
りNG熱量の削減がなされている。
【0047】上記のように急増したNG熱量は、やがて
低下し、約24分が経過した時点で上記目標熱量に落ち
着く。この時、上記NG熱量の低下に伴ってBOG添加
量が下げられ、NG熱量が安定するのとほぼ同時に最低
添加量に復帰している。
【0048】このようなLPG添加量及びBOG添加量
の調節により、図4(b)に示すようなNG熱量(混合
器18に導入されるNG熱量)の変動にかかわらず、混
合器18から排出されるNGの熱量は終始ほぼ安定して
上記目標熱量に保たれるのを確認することができた。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明は、NGの熱量が低
い場合にはこれに高熱量炭化水素混合物を加えて熱量を
上げる一方、NGの熱量が高い場合にはこれにBOGを
加えて熱量を下げるようにしたものであるので、LNG
気化装置の始動時や負荷変動時にも、このLNG気化装
置から排出されるNGの熱量の変動を効果的に抑制して
目標熱量に安定させることができる。しかも、上記BO
GはLNGから自然発生するものであるので、コストの
大幅な増加や、NGの成分に対する悪影響を伴わずに、
上記熱量調節ができる。
【0050】ここで、上記LNG気化装置の始動により
このLNG気化装置からNGが排出され始める前に、予
め上記炭化水素混合物とBOGとを上記目標熱量に対応
する割合で混合して上記LNG気化装置の下流側に流し
ておき、その後、上記LNG気化装置より排出されるN
Gを上記炭化水素混合物とBOGの混合物に混合すると
ともに、上記NGの熱量変動に応じて上記炭化水素混合
物、BOGの少なくとも一方の添加量を変化させたり、
上記LNG気化装置の負荷変動によりこのLNG気化装
置から排出されるNGの熱量が変動する前に、予め上記
炭化水素混合物とBOGとを上記目標熱量に対応する割
合で上記NGに添加しておき、上記LNG気化装置の負
荷変動に伴うNGの熱量変動が生じた時点から、このN
Gの熱量変動に応じて上記炭化水素混合物、BOGの少
なくとも一方の添加量を変化させたりすれば、実際にN
Gの熱量が変化した時点から炭化水素混合物やBOGの
添加を開始する場合に比べ、応答性を大幅に向上させる
ことができ、より精度の高い熱量調節ができる効果が得
られる。
【0051】また、上記炭化水素混合物とBOGの双方
をNGに添加する場合、両者を予め混合してからNG内
に噴霧するようにすれば、炭化水素混合物を単独で添加
するよりもその気化を促進でき、NG内への分散、混合
性を大幅に向上できる効果が得られる。
【0052】上記LNG気化装置で気化されたNGが導
入される混合器と、この混合器内に上記LNGよりも単
位体積当たりの熱量が高い炭化水素混合物を導入する炭
化水素混合物導入手段と、この炭化水素混合物導入手段
による炭化水素混合物の導入量を変化させる炭化水素混
合物操作手段と、上記混合器内に上記LNGのBOGを
導入するBOG導入手段と、このBOG導入手段による
BOGの導入量を変化させるBOG操作手段とを備え、
上記混合器内に導入される炭化水素混合物及びBOGが
この混合器内で上記NGに混合されるように構成した装
置において、さらに、上記LNG気化装置から排出され
るNGの熱量を検出する熱量検出手段と、上記NGの流
量を検出する流量検出手段と、これら熱量検出手段及び
流量検出手段で検出されたNGの熱量及び流量に基づ
き、このNGの熱量を予め設定された目標熱量に調節す
るための上記炭化水素混合物の添加量及び上記BOGの
添加量を演算する演算手段と、この演算手段の演算結果
に基づいて上記炭化水素混合物導入手段による上記混合
器内への炭化水素混合物導入量を調節する炭化水素混合
物調節手段と、上記演算手段の演算結果に基づいて上記
BOG導入手段による上記混合器内へのBOG導入量を
調節するBOG調節手段とを付加した装置によれば、実
際のNG熱量に応じた炭化水素混合物添加量及びBOG
添加量の自動調節を実現できる。
【0053】さらに、上記BOG導入手段とBOG操作
手段との間にBOG貯留器を介在させ、上記BOG導入
手段により送られるBOGの少なくとも一部が上記BO
G貯留器内に貯留されるように構成すれば、BOG必要
量が高い場合や急上昇した場合にも、上記BOG貯留器
からのBOGの払い出しによって難なく対応することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるNG熱量調
節装置のフローシートである。
【図2】上記装置における混合器の一部断面正面図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるNG熱量調
節装置のフローシートである。
【図4】(a)は図1の装置の運転時におけるNG流
量、LPG添加量、及びBOG添加量の時間変化を示す
グラフ、(b)はNG熱量の時間変化を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
10 LNG気化装置 14 LPGポンプ(炭化水素混合物導入手段) 16 BOG圧縮機(ボイルオフガス導入手段) 18 混合器 20 NG配管 24 流量調節弁(炭化水素混合物操作手段) 28 流量調節弁(ボイルオフガス操作手段) 40 熱量計(熱量検出手段) 42 流量計(流量検出手段) 44 演算器(演算手段) 46 流量調節計(炭化水素混合物調節手段) 48 流量調節計(ボイルオフガス調節手段) 50 BOGホルダ(ボイルオフガス貯留手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新開 光一 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液化天然ガス気化装置で液化天然ガスが
    気化されることにより生成された天然ガスの熱量を目標
    熱量に調節するための天然ガスの熱量調節方法であっ
    て、上記液化天然ガス気化装置から排出される天然ガス
    の熱量が上記目標熱量よりも低い場合には、上記液化天
    然ガスよりも単位体積当たりの熱量が高い炭化水素混合
    物の添加によって上記天然ガスの熱量を上げる一方、上
    記液化天然ガス気化装置から排出される天然ガスの熱量
    が上記目標熱量よりも高い場合には、上記液化天然ガス
    のボイルオフガスの添加によって上記天然ガスの熱量を
    下げることを特徴とする天然ガスの熱量調節方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の天然ガスの熱量調節方法
    において、上記液化天然ガス気化装置の始動によりこの
    液化天然ガス気化装置から天然ガスが排出され始める前
    に、予め上記炭化水素混合物とボイルオフガスとを上記
    目標熱量に対応する割合で混合して上記液化天然ガス気
    化装置の下流側に流しておき、その後、上記液化天然ガ
    ス気化装置より排出される天然ガスを上記炭化水素混合
    物とボイルオフガスの混合物に混合するとともに、上記
    天然ガスの熱量変動に応じて上記炭化水素混合物、ボイ
    ルオフガスの少なくとも一方の添加量を変化させること
    を特徴とする天然ガスの熱量調節方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の天然ガスの熱量調節方法
    において、上記液化天然ガス気化装置の負荷変動により
    この液化天然ガス気化装置から排出される天然ガスの熱
    量が変動する前に、予め上記炭化水素混合物とボイルオ
    フガスとを上記目標熱量に対応する割合で天然ガスに添
    加しておき、上記液化天然ガス気化装置の負荷変動に伴
    う天然ガスの熱量変動が生じた時点から、この熱量変動
    に応じて上記炭化水素混合物、ボイルオフガスの少なく
    とも一方の添加量を変化させることを特徴とする天然ガ
    スの熱量調節方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の天然ガ
    スの熱量調節方法において、予め上記炭化水素混合物と
    ボイルオフガスとを混合してから両者を上記天然ガス内
    に噴霧することを特徴とする天然ガスの熱量調節方法。
  5. 【請求項5】 液化天然ガス気化装置で液化天然ガスが
    気化されることにより生成された天然ガスの熱量を目標
    熱量に調節するための天然ガスの熱量調節装置であっ
    て、上記液化天然ガス気化装置で気化された天然ガスが
    導入される混合器と、この混合器内に上記液化天然ガス
    よりも単位体積当たりの熱量が高い炭化水素混合物を導
    入する炭化水素混合物導入手段と、この炭化水素混合物
    導入手段による炭化水素混合物の導入量を変化させる炭
    化水素混合物操作手段と、上記混合器内に上記液化天然
    ガスのボイルオフガスを導入するボイルオフガス導入手
    段と、このボイルオフガス導入手段によるボイルオフガ
    スの導入量を変化させるボイルオフガス操作手段とを備
    え、上記混合器内に導入される炭化水素混合物及びボイ
    ルオフガスがこの混合器内で上記天然ガスに混合される
    ように構成したことを特徴とする天然ガスの熱量調節装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の天然ガスの熱量調節装置
    において、上記液化天然ガス気化装置から排出される天
    然ガスの熱量を検出する熱量検出手段と、上記天然ガス
    の流量を検出する流量検出手段と、これら熱量検出手段
    及び流量検出手段で検出された天然ガスの熱量及び流量
    に基づき、この天然ガスの熱量を予め設定された目標熱
    量に調節するための上記炭化水素混合物の添加量及び上
    記ボイルオフガスの添加量を演算する演算手段と、この
    演算手段の演算結果に基づいて上記炭化水素混合物導入
    手段による上記混合器内への炭化水素混合物導入量を調
    節する炭化水素混合物調節手段と、上記演算手段の演算
    結果に基づいて上記ボイルオフガス導入手段による上記
    混合器内へのボイルオフガス導入量を調節するボイルオ
    フガス調節手段とを備えたことを特徴とする天然ガスの
    熱量調節装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の天然ガスの熱量
    調節装置において、導入された炭化水素混合物とボイル
    オフガスとを予め混合してから両者を上記天然ガス内に
    向けて噴霧するように上記混合器を構成したことを特徴
    とする天然ガスの熱量調節装置。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7のいずれかに記載の天然ガ
    スの熱量調節装置において、上記ボイルオフガス導入手
    段とボイルオフガス操作手段との間にボイルオフガス貯
    留手段を介在させ、上記ボイルオフガス導入手段により
    送られるボイルオフガスの少なくとも一部が上記ボイル
    オフガス貯留手段に貯留されるように構成したことを特
    徴とする天然ガスの熱量調節装置。
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