JPH09157317A - 光硬化性樹脂組成物 - Google Patents
光硬化性樹脂組成物Info
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- JPH09157317A JPH09157317A JP34630995A JP34630995A JPH09157317A JP H09157317 A JPH09157317 A JP H09157317A JP 34630995 A JP34630995 A JP 34630995A JP 34630995 A JP34630995 A JP 34630995A JP H09157317 A JPH09157317 A JP H09157317A
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Abstract
(B)、(C)、(D)で示される光重合開始剤の1種
又は2種以上を含む組成物である光硬化性樹脂組成物。 (A)成分中に下記一般式(1)の(メタ)アクリロイ
ルモルホリンを含有するラジカル重合性ビニル化合物 (1)式中、W1はH又はCH3 (B)下記一般式(2)のアシルフォスフィンオキサイ
ド化合物 (2)式中R1、R2はアルキル基、アルコキシ基な
ど、R3はアセチルオキシ基により置換されたアルキル
基など。 (C)α−アミノアセトフェノン化合物 (D)α−ジケトン化合物 【効果】光硬化性樹脂組成物を接着剤として用いること
により、光透過率の極めて低い部材を外観を損ねること
なく、短時間で容易に接着できる。
Description
に関するものである。
なビニル化合物を主成分とする組成物であり、一般に紫
外線を照射することによって短時間で重合硬化する硬化
性組成物である。
剤は低エネルギーの光で速やかに硬化することが要求さ
れており、例えばガラス等の紫外線透過性の良い透明材
料を接着するために多く用いられている。
性樹脂組成物はプラスチックに無機物を蒸着したり、紫
外線吸収剤を含有したものを接着する場合、これら材料
を透過する光のエネルギーが著しく低くなるため、接着
剤が硬化しないという問題があった。
長を受けることによりラジカルを生成する触媒が用いら
れたが、反応性が不十分であり、接着剤として満足でき
るものではなかった。
ンを含有するものが特開平1-304107号及び特開昭62-199
608 号に開示されるが、触媒系は検討されるておらず、
この発明に関わるところではない。
めることにより、不透明な材料を接着する場合にも光硬
化によって短時間で実用的な強度が得られ、信頼性の高
い接着剤を提供することを課題とするものである。
めに鋭意検討の結果、特定の光重合開始剤及びモノマー
を含有させることにより、光に対する感度が極めて高い
組成物が得られ、この組成物を接着剤として用いること
により、良好な接着力が得られることを見出し、この発
明を完成するに至った。
(A)に、以下の成分(B)、(C)、(D)で示され
る光重合開始剤の1種又は2種以上を含む組成物である
接着剤組成物を提案するものである。
物
基、低級アルコキシ基又は低級アルキル基により置換さ
れたフェニル基、R2 は未置換或は低級アルコキシ基、
又は低級アルキル基により置換されたフェニル基、R3
は未置換或はアセチルオキシ基により置換された炭素数
2〜18の直鎖状又は分岐状のアルキル基、炭素数3〜12
のシクロアルキル基、又は低級アルキル基、低級アルコ
キシ基もしくは未置換或はハロゲン原子により置換され
たアリール基、或は次式
p−フェニレン基を意味する)の原子団である。] (C)下記一般式のα−アミノアセトフェノン化合物
は分子内にエチレン性二重結合を少なくとも一つ有する
ものであり特に限定されるものではない。具体的な成分
としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ジ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、2,2−ビス
(4−メタクリロキシジエトキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−アリロキシジエトキシフェニル)プ
ロパン、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジ
シクロペンテニルオキシメチル(メタ)アクリレート、
(メタ)アクリル酸、シクロヘキシル(メタ)アクリレ
ート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、
2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、メトキシカ
ルボニルメチル(メタ)アクリレート、エトキシカルボ
ニルメチル(メタ)アクリレート、アシッドホスホオキ
シエチル(メタ)アクリレート、イソボロニル(メタ)
アクリレート、水添ジシクロペンタジエニルジ(メタ)
アクリレート、酢酸ビニル、メチルビニルエーテル、ス
チレン、ビニルトルエン、N−ビニルピロリドン等があ
る。
ビニル化合物の1種又は2種以上を混合して用いること
ができる。また上記以外のビニル化合物として分子内に
ウレタン結合を有する(メタ)アクリレート及び1分子
中に2個以上のビニル基を有するエポキシ(メタ)アク
リレート、ポリブタジエン(メタ)アクリレートがあ
り、所望によりこれらの化合物を上記のビニル化合物
(A)と併用することにより、光硬化性組成物の柔軟
性、耐熱性等の特性を広範囲に亙って調整できる。
ロイルモルホリン及び/又はアクリロイルモルホリンを
含有させることで光反応性を向上させることができ、中
でもより反応性の高いアクリロイルモルホリンが好まし
い。
ホリンは併用するラジカル重合性化合物によって異なる
が、(A)成分100 部中に1〜90部、より好ましくは10
〜30部である。1部未満では光反応性を向上させるため
に不十分であり、90部を越えると組成物の安定性が低下
する。
ド化合物の下記の一般式で表される。
基、低級アルコキシ基又は低級アルキル基により置換さ
れたフェニル基、R2 は未置換或は低級アルコキシ基、
又は低級アルキル基により置換されたフェニル基、R3
は未置換或はアセチルオキシ基により置換された炭素数
2〜18の直鎖状又は分岐状のアルキル基、炭素数3〜12
のシクロアルキル基、又は低級アルキル基、低級アルコ
キシ基もしくは未置換或はハロゲン原子により置換され
たアリール基、或は次式
ェニレン基を意味する)の原子団である。]
R1 は直鎖状又は分岐状の低級アルコキシ基、例えばメ
チル基、エチル基、イソプロピル基、n−ブチル基、低
級アルコキシ基、例えばメトキシ基、エトキシ基、イソ
プロポキシ基、プトキシ基、またはエチルオキシエトキ
シ基、アリール基、例えばフェニル基、ナフチル基、ハ
ロゲン置換アリール基、例えばモノもしくはジクロルフ
ェニル基、アルキル置換フェニル基、例えばメチルフェ
ニル基、エチルフェニル基、イソプロピルフェニル基、
3級ブチルフェニル基、ジメチルフェニル基であってよ
い。R2 は低級アルキル基を除いてR1 と同じものであ
ってよい。
ソプロピル基、n−プロピル基、n−ブチル基、イソブ
チル基、3級ブチル基、イソアミル基、n−ヘキシル
基、ヘプチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル
基、イソノニル基、ジメチルヘプチル基、ラウリル基、
ステアリル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シ
クロペンチル基、1−メチルシクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基、1−メチルシクロヘキシル基、ノルボルナ
ジエニル基、アダマンチル基、ジメチルオクチル基、ジ
メチルノニル基、ジメチルデシル基、メチルフェニル
基、ジメチルフェニル基、トリメチルフェニル基、3級
ブチルフェニル基、イソプロピルフェニル基、メトキシ
フェニル基、ジメトキシフェニル基、イソプロポキシフ
ェニル基、α及びβ−ナフチル基、β−アセトキシエチ
ル基、特に好ましくは2,6−ジメチルフェニル基、
2,6−ジメトキシフェニル基、2,6−ジクロフェニ
ル基、2,6−ジブロムフェニル基。
結合中に重合含有させることを可能にするC−C二重結
合を含有することができる。
化合物の例は次のものである。イソブチリル−メチルフ
ォスフィン酸メチルエステル、イソブチリル−フェニル
フォスフィン酸メチルエステル、ピバロイル−フェニル
フォスフィン酸メチルエステル、2−エチルヘキサノイ
ル−フェニルフォスフィン酸メチルエステル、ピバロイ
ル−フェニルフォスフィン酸イソプロピルエステル、p
−トルイル−フェニルフォスフィン酸メチルエステル、
o−トルイル−フェニルフォスフィン酸メチルエステ
ル、2,4−ジメチルベンゾイル−フェニルフォスフィ
ン酸メチルエステル、p−3級ブチルベンゾイル−フェ
ニルフォスフィン酸イソプロピルエステル、ビバロイル
−(4−メチルフェニル)−フォスフィン酸メチルエス
テル、ピバロイル−フェニルフォスフィン酸ビニルエス
テル、アクリロイル−フェニルフォスフィン酸メチルエ
ステル、イソブチリル−ジフェニルフォスフィンオキサ
イド、ピバロイル−ジフェニルフォスフィンオキサイ
ド、1−メチル−1−シクロヘキサノイル−ジフェニル
フォスフィンオキサイド、2−エチルヘキサノイル−ジ
フェニルフォスフィンオキサイド、p−トルイル−ジフ
ェニルフォスフィンオキサイド、o−トルイル−ジフェ
ニルフォスフィンオキサイド、p−3級ブチルベンゾイ
ル−ジフェニルフォスフィンオキサイド、アクリロイル
ジフェニルフォスフィンオキサイド、ベンゾイル−ジフ
ェニルフォスフィンオキサイド、2,2−ジメチル−ヘ
プタノイル−ジフェニルフォスフィンオキサイド、テレ
フタロイル−ビス−ジフェニルフォスフィンオキサイ
ド、アジポイル−ビス−ジフェニルフォスフィンオキサ
イド、そして特に2,6−ジメチルベンゾイル−ジフェ
ニルフォスフィンオキサイド、2,6−ジメトキシベン
ゾイル−フェニルフォスフィン酸メチルエステル、2,
6−ジメチルベンゾイル−ジフェニルフォスフィンオキ
サイド、2,6−ジメトキシベンゾイル−ジフォスフィ
ンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイル−フ
ェニルフォスフィン酸メチルエステル、2,4,6−ト
リメチルベンゾイル−ジフェニルフォスフィンオキサイ
ド、2,3,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニルフ
ォスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾ
イル−トリフォスフィン酸メチルエステル、2,4,6
−トリメトキシベンゾイル−ジフェニルフォスフィンオ
キサイド、2,6−ジクロルベンゾイル−フェニルフォ
スフィン酸エステル、2,6−ジクロルベンゾイル−ジ
フェニルフォスフィンオキサイド、2,3,4,6−テ
トラメチルベンゾイル−ジフェニルフォスフィンオキサ
イド、2,6−ジブロムベンゾイル−ジフェニルフォス
フィンオキサイド、1,3−ジメチルナフタリン−2−
カルボニル−ジフェニルフォスフィンオキサイド、2,
8−ジメチルナフタリン−1−カルボニル−ジフェニル
フォスフィンオキサイド、1,3−ジメトキシナフタリ
ン−2−カルボニル−ジフェニルフォスフィンオキサイ
ド、1,3−ジクロルナフタリン−2−カルボニル−ジ
フェニルフォスフィンオキサイド、2,6−ジメチルベ
ンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、2,4,
6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキ
サイド、2,4,6−トリメチルベンゾイル−フェニル
フォスフィン酸メチルエステル、2,6−ジクロルベン
ゾイル−若しくは2,6−ジメトキシベンゾイル−ジフ
ェニルフォスフィンオキサイドである。中でも2,4,
6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキ
サイド(以下、TMDPOと略記する)が最も好まし
い。
合物は下記の一般式で表される。
(a)、(b)、(c)で表される基
基、炭素数1〜12のアルキル基、又はOH基、ハロゲン原
子、-N(X10)2( 式中X10 は水素原子、炭素数1〜8のア
ルキル基、炭素数3〜5のアルケニル基、炭素数7〜9
のフェニルアルキル基、炭素数1〜4のヒドロキシアル
キル基、もしくはフェニル基)、炭素数1〜12のアルコ
キシ基、-COOR(R は炭素数1〜18のアルキル)基、-CO
(OCH2OCH2)nOCH3もしくは-OCOR(R は炭素数1〜4のア
ルキル基)基により置換された炭素数1〜4のアルキル
基、又は炭素数1〜12のアルコキシ基、又は-COOR(R は
炭素数1〜18のアルキル)基もしくは-CO(OCH2CH2)nOCH
3 によって置換された炭素数1〜4のアルコキシ基、-
(OCH2CH2)nOH、-(OCH2CH2)nOCH3、炭素数1〜8のアルキ
ルチオン基、フェノキシ基、-COOR(R は炭素数1〜18の
アルキル)基、-CO(OCH2CH2)nOCH3 (nは1〜20) 、フ
ェニル基もしくはベンジル基によって置換されたフェニ
ル基、ナフチル基、フリル基、チエニル基もしくはピリ
ジル基、X12は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基も
しくはフェニル基、X13、X14及びX15は互いに独立し
て水素原子もしくは炭素数1〜4のアルキル基、或はX
13とX14とは架橋して炭素数3〜7のアルキレン基を形
成する基」
素数5もしくは6のシクロアルキル基、又は未置換もし
くは炭素数1〜4のアルコキシ基、フェノキシ基、ハロ
ゲン原子もしくはフェニル基によって置換された炭素数
1〜12のアルキル基、又は未置換或はハロゲン原子、炭
素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基
によって置換されたフェニル基、
で表される基を形成する基、
アルキル基、又はヒドロキシル基、炭素数1〜4のアル
コキシ基、-CN もしくは-COOR(R は炭素数1〜4のアル
キル)基によって置換された炭素数2〜4のアルキル
基、又は炭素数3〜5のアルケニル基、炭素数5〜12の
シクロアルキル基もしくは炭素数7〜9のフェニルアル
キル基、
基、又はヒドロキシル基、炭素数1〜4のアルコキシル
基、-CN もしくは-COOR(R は炭素数1〜4のアルキル)
基によって置換された炭素数2〜4のアルキル基、又は
炭素数3〜5のアルケニル基、炭素数5〜12のシクロア
ルキル基もしくは炭素数7〜9のフェニルアルキル基、
フェニル基、又はハロゲン原子、炭素数1〜12のアルキ
ル基、炭素数1〜4のアルコキシ基もしくは-COOR(R は
炭素数1〜4のアルキル)基により置換されたフェニル
基、
〜7のアルキレン基、炭素数7〜10のノェニルアルキレ
ン基、o-キシリレン基、2-ブテニレン基、又は炭素数2
もしくは3のオキサ−もしくはアザアルキレン基を形成
する基、
はヒドロキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基、-COOR
(R は炭素数1〜4のアルキル)基により置換された炭
素数3〜7のアルキレン基、もしくは結合中に-O-、-S-、
-CO-、 もしくは−N(X16)- {X16は水素原子、又は炭素数
1〜12のアルキル基、又は結合鎖中に1もしくはそれ以
上の-O-、炭素数3〜5のアルケニル基、炭素数7〜9の
フェニルアルキル基、炭素数1〜4のヒドロキシアルキ
ル基、−CH2CH2CN、-CH2CH2COOR(Rは炭素数1〜4のアル
キル)基、炭素数2〜8のアルカノイル基もしくはベン
ゾイル基を介在させた炭素数1〜12のアルキル基} を介
在させた炭素数3〜7のアルキレン基を形成する基、
互いに独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜12
のアルキル基、炭素数5もしくは6のシクロアルキル
基、フェニル基、ベンジル基、ベンゾイル基、又は基-O
X17 、-SX18 、-SO-X18 、-SO2-X18、−N(X19)(X20) 、
-NH-SO2-X21 、又は次式で表される基:
11-N(X10)-もしくは次式で表される基:X1 、X2 、X
3 、X4 は前記と同じ)
2〜16の直鎖もしくは枝分れ鎖のアルキレン基或はこれ
らの鎖中に1 以上の-O-、-S-、もしくは-N(X10) が介在す
る炭素数が2〜16の直鎖もしくは枝分れ鎖のアルキレン
基(X10は前記と同じ)、X17は水素原子、炭素数1〜
12のアルキル基、又は-CN、-OH、炭素数1〜4のアルコキ
シ基、炭素数3〜6のアルケノキシ基、-OCH2CH2CN、-CH
2CH2COOR(Rは炭素数1〜4のアルキル)基、-COOH もし
くは-COOR(R は炭素数1〜4のアルキル)基によって置
換された炭素数1〜6のアルキル基、又は-(CH2CH2O)nH
(nは2〜20) 、炭素数2〜8のアルカノイル基、炭素数
3〜12のアルケニル基、シクロヘキシル基、ヒドロシク
ロヘキシル基、フェニル基、又はハロゲン原子、炭素数
1〜12のアルキル基もしくは炭素数1〜4のアルコキシ
基により置換されたフェニル基、又は炭素数7〜9のフ
ェニルアルキル基、もしくは-Si(R4)r(R5)3-r (R4は炭
素数1〜8のアルキル、R5はフェニル、r は1、2もし
くは3)基、X18は水素原子、炭素数1〜12のアルキル
基、炭素数3〜12のアルケニル基、シクロヘキシル基、
又は-SH、-OH、-CN、-COOR(R は炭素数1〜4のアルキル)
基、炭素数1〜4のアルコキシ基、-OCH2CH2CNもしくは
-OCH2CH2COOR(Rは炭素数1〜4のアルキル)基によって
置換された炭素数1〜6のアルキル基又はフェニル基、
又はハロゲン原子、炭素数1〜12のアルキル基もしくは
炭素数1〜4のアルコキシ基により置換されたフェニル
基、又は炭素数7〜9のフェニルアルキル基、X19及び
X20は互いに独立した水素原子、炭素数1〜12のアルキ
ル基、炭素数2〜4のヒドロキシアルキル基、炭素数2
〜10のアルコキシアルキル基、炭素数3〜5のアルケニ
ル基、炭素数5〜12のシクロアルキル基、炭素数7〜9
のフェニルアルキル基、フェニル基、又はハロゲン原
子、炭素数1〜12のアルキル基もしくは炭素数1〜4の
アルコキシ基により置換されたフェニル基、又は炭素数
2もしくは3のアルカノイル基もしくはベンゾイル基又
はX19とX20とは架橋して未置換或はヒドロキシル基、
炭素数1〜4のアルコキシ基もしくは-COOR(R は炭素数
1〜4のアルキル)基により置換された炭素数2〜8の
アルキレン基、或は結合鎖中に-O-、-S-、もしくは-N
(X16)-を介在させた炭素数2〜8のアルキレン基(X16
は前記と同じ)を形成する基、X21は炭素数1〜18のア
ルキル基、又は未置換或はハロゲン原子、炭素数1〜12
のアルキル基もしくは炭素数1〜8のアルコキシ基によ
って置換されたフェニル基、又はナフチル基」で表され
る化合物又は該化合物の酸付加塩。
2−(ジメチルアミノ)−2−エチル−1−(4−モル
ホリノフェニル)−4−ペンテル−1−オン、(2) 2−
(ジメチルアミノ)−2−メチル−1−(4−モルホリ
ノフェニル)−4−ペンテン−1−オン、(3) 2−ベン
ジル−2−(ジメチルアミノ)−1−(4−モルホリノ
フェニル)−プロパン−1−オン、(4) 4−モルホリノ
−4−(4−モルホリノベンジル)−ヘプタ−1,6ジ
エン、(5) 2−エチル−2−モルホリノ−1−(4−モ
ルホリノフェニル)−4−ペンテン−1−オン、(6) 2
−ベンジル−2−(ジメチルアミノ)−1−[4−(ジ
メチルアミノ)−フェニル]−ブタン−1−オン (7) 4−ジメチルアミノ−4−(4−ジメチルアミノベ
ンゾイル)−ヘプタ−1,6−ジエン、(8) 4−(ジメ
チルアミノ)−4−(4−モルホリノベンゾイル)−ヘ
プタ−1,6−ジエン、(9) 2−(ジメチルアミノ)−
2−(4−ジメチルアミノフェニル)2−エチル4−ペ
ンテン−1−オン、(10)2−ベンジル−2−(ジメチル
アミノフェニル)−2−エチル−4−ペンテン−1−オ
ン、(11)2−ベンジル−2−(ジメチルアミノ)−1−
[4−(ジメチルアミノ)−フェニル]−4−ペンテン
−1−オン、(12)2−ベンジル−1−[4−(ジメチル
アミノ)−フェニル]−2−(ジメチエルアミノ)3−
フェニル−プロパン−1−オン、(13)2−エチル−1−
[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリン−4
−ペンテン−1−オン、(14)2−メチル−1−[4−
(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノ−プロパン
−1−オン、(15)4−[4−(メチルチオ)−ベンゾイ
ル]−4−モルホリノ−ヘプタ−1,6−ジエン、(16)
4−(ジメチルアミノ)−4−(4−メトキシベンゾイ
ル)−ヘプタ−1,6−ジエン、(17)2−ベンジル−2
−(ジメチルアミノ)−1−[4−(メチルチオ)フェ
ニル]−ブタン−1−オン、(18)2−ベンジル−2−
(ジメチルアミノ)−1−(4−モルホリノフェニル)
−3−フェニル−プロパン−1−オン、(19)2−ベンジ
ル−2−(ジメチルアミノ)−1−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−ブタン−1−オン、(20)2−ベンジル−2−
(ジメチルアミノ)−1−フェニル−プロパン−1−オ
ン、(21)2−ベンジル−2−(ベンジルメチルアミノ)
−1−(4−モルホリノフェニル)−4−ブタン−1−
オン、(22)2−ベンジル−2−(ジメチルアミノ)−1
−(4−モルホリノフェニル)−ペンタン−1−オン、
(23)2−ベンジル−2−(ジエチルアミノ)−1−(4
−モルホリノフェニル)−ブタン−1−オン、(24)2−
ベンジル−2−(ジメチルアミノ)−1−(4−モルホ
リノフェニル)−ヘキサン−1−オン、(25)2−ベンジ
ル−2−(ジメチルアミノ)−1−(4−モルホリノフ
ェニル)−ブタン−1−オンである。中でも2−ベンジ
ル−2−(ジメチルアミノ)−1−(4−モルホリノフ
ェニル)−ブタン−1−オン(以下、No.25 と記す)が
最も好ましい。
一般式で表される。 一般式
換又は非置換アルキル基、アルケニル基、又はアリール
基又はW2 とW3 は架橋して同種又は異種の置換又は非
置換アルキル基、アルケニル基、又はアリール基を形成
する基」
ものがある。カンファーキノン、ベンジル、α−ナフチ
ル、アセトナフセン、p,p’−ジメトキシベンジル、
p,p’−ジクロロベンジルアセチル、ブタンジオン、
ペンタンジオン、1,2-フェナントレンキノン、1,4-フェ
ナントレキノン、3,4-フェナントレキノン、9,10−フェ
ナントレキノン、及びナフトキノンがあり、中でもカン
ファーキノンが最も好ましい。
(D)成分の中から1種或は2種以上を混合して用いる
ことができる。好ましい配合割合としては、光重合触媒
として働き、組成物に光硬化性を与えるに十分な触媒量
であれば良く、用いるラジカル重合性化合物によって異
なるが、成分の合計100 部当たり0.01〜20部より好まし
くは0.05〜10部である。0.01部未満では反応が極めて遅
くなり、反応が十分に進行せず、20部を越えると安定性
が悪くなり、また硬化物の性能低下を来す。
合、透過光のエネルギーが著しく損なわれるため、この
発明による光反応性の高い接着剤が極めて有効である。
更に具体的にこの発明を説明するが、この発明はこれら
の実施例に限定されるものではない。 [調合]調合容器の周囲を遮光し、所定のラジカル重合
性ビニル化合物に所定の光重合触媒を配合し、60℃に加
温しながら混合撹拌することにより均一な調合液とし、
光硬化型接着剤を調整した。 [評価]アルミを蒸着したポリカーボネート板に接着剤
を塗布し、貼り合わせた後、光を照射し、接着した。接
着面を剥離し、介在する接着剤の硬化状況を指触により
評価した。評価結果を表1に示し、硬化した場合は〇、
タックが残っている場合は△、液状の場合は×とした。
いて記す。 UN-9200A: ポリカーボネート変性ウレタンアクリレート
(根上工業株式会社製商品名) No.25 :前記アミノアセトフェノン化合物 BDK :ベンジルジメチルケタール
て、上記実施例及び比較例に示した結果により、従来の
光重合触媒を配合した光硬化型接着剤では未硬化若しく
は半硬化であったのに対し、この発明における光硬化型
接着剤を用いると、速やかに接着し、極めて短時間で硬
化が完了することが判る。
より、光透過率の極めて低い部材を外観を損ねることな
く、短時間で容易に接着できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 下記(A)成分中に下記(B)成分、
(C)成分、(D)成分の1種又は2種以上を含む光硬
化性樹脂組成物。 (A)成分中に下記一般式の(メタ)アクリロイルモル
ホリンを含有するラジカル重合性ビニル化合物 【化1】 「式中、W1 はH又はCH3 」 (B)アシルフォスフィンオキサイド化合物 一般式 【化2】 「式中のR1 は未置換或は低級アルキル基、低級アルコ
キシ基又は低級アルキル基により置換されたフェニル
基、R2 は未置換或は低級アルコキシ基、又は低級アル
キル基により置換されたフェニル基、R3 は未置換或は
アセチルオキシ基により置換された炭素数2〜18の直鎖
状又は分岐状のアルキル基、又は炭素数3〜12のシクロ
アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基、又は
未置換或はハロゲン原子により置換されたアリール基、
或は次式 【化3】 (R1 及びR2 は前記と同じ、Xはp−フェニレン基を
意味する)の原子団である。] (C)α−アミノアセトフェノン化合物 【化4】 (1) 式中X1 は互いに独立して下記(a)、(b)、
(c)で表される基 【化5】 【化6】 【化7】 「式中、Yは未置換又はハロゲン原子、OH基、炭素数1
〜12のアルキル基、又はOH基、ハロゲン原子、-N(X10)2
( 式中X10 は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭
素数3〜5のアルケニル基、炭素数7〜9のフェニルア
ルキル基、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基、もし
くはフェニル基)、炭素数1〜12のアルコキシ基、-COO
R(R は炭素数1〜18のアルキル)基、-CO(OCH2OCH2)nOC
H3もしくは-OCOR(R は炭素数1〜4のアルキル)基によ
り置換された炭素数1〜4のアルキル基、又は炭素数1
〜12のアルコキシ基、又は-COOR(R は炭素数1〜18のア
ルキル)基もしくは-CO(OCH2CH2)nOCH3 によって置換さ
れた炭素数1〜4のアルコキシ基、-(OCH2CH2)nOH、-(OC
H2CH2)nOCH3、炭素数1〜8のアルキルチオン基、フェノ
キシ基、-COOR(R は炭素数1〜18のアルキル)基、-CO
(OCH2CH2)nOCH3 (n は1〜20) 、フェニル基もしくは
ベンジル基によって置換されたフェニル基、ナフチル
基、フリル基、チエニル基もしくはピリジル基、X12は
水素原子、炭素数1〜8のアルキル基もしくはフェニル
基、X13、X14及びX15は互いに独立して水素原子もし
くは炭素数1〜4のアルキル基、或はX13とX14とは架
橋して炭素数3〜7のアルキレン基を形成する基」 (2) 式中X2 は前記X1 と同じ基、又は炭素数5もしく
は6のシクロアルキル基、又は未置換もしくは炭素数1
〜4のアルコキシ基、フェノキシ基、ハロゲン原子もし
くはフェニル基によって置換された炭素数1〜12のアル
キル基、又は未置換或はハロゲン原子、炭素数1〜12の
アルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基によって置換
されたフェニル基、(3) 或は式中X1 とX2 とは架橋し
て次式で表される基を形成する基、 【化8】 (4) 式中X3 は水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、
又はヒドロキシル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、-C
N もしくは-COOR(R は炭素数1〜4のアルキル)基によ
って置換された炭素数2〜4のアルキル基、又は炭素数
3〜5のアルケニル基、炭素数5〜12のシクロアルキル
基もしくは炭素数7〜9のフェニルアルキル基、(5) 式
中X4 は炭素数1〜12のアルキル基、又はヒドロキシル
基、炭素数1〜4のアルコキシル基、-CN もしくは-COO
R(R は炭素数1〜4のアルキル)基によって置換された
炭素数2〜4のアルキル基、又は炭素数3〜5のアルケ
ニル基、炭素数5〜12のシクロアルキル基もしくは炭素
数7〜9のフェニルアルキル基、フェニル基、又はハロ
ゲン原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜4の
アルコキシ基もしくは-COOR(R は炭素数1〜4のアルキ
ル)基により置換されたフェニル基、(6) 或はX2 とX
4 とは架橋して炭素数1〜7のアルキレン基、炭素数7
〜10のノェニルアルキレン基、o-キシリレン基、2-ブテ
ニレン基、又は炭素数2もしくは3のオキサ−もしくは
アザアルキレン基を形成する基、(7) 或はX3 とX4 と
は架橋して未置換或はヒドロキシ基、炭素数1〜4のア
ルコキシ基、-COOR(R は炭素数1〜4のアルキル)基に
より置換された炭素数3〜7のアルキレン基、もしくは
結合鎖中に-O-、-S-、-CO-、 もしくは−N(X16)- {X16は水
素原子、炭素数1〜12のアルキル基、又は結合中に1も
しくはそれ以上の-O-、炭素数3〜5のアルケニル基、炭
素数7〜9のフェニルアルキル基、炭素数1〜4のヒド
ロキシアルキル基、−CH2CH2CN、-CH2CH2COOR(Rは炭素数
1〜4のアルキル)基、炭素数2〜8のアルカノイル基
もしくはベンゾイル基を介在させた炭素数1〜12のアル
キル基} を介在させた炭素数3〜7のアルキレン基を形
成する基、(8) 式中X5 、X6 、X7 、X8 、X9 は互
いに独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜12の
アルキル基、炭素数5もしくは6のシクロアルキル基、
フェニル基、ベンジル基、ベンゾイル基、又は基-OX
17 、-SX18 、-SO-X18 、-SO2-X18、−N(X19)(X20) 、-
NH-SO2-X21 又は次式で表される基: 【化9】 (式中、Zは-O-、-S-、-N(X10)-、-N(X10)-X11-N(X10)-も
しくは次式で表される基:X1 、X2 、X3 、X4 は前
記と同じ) 【化10】 「式中X10は前記と同じ、X11は炭素数が2〜16の直鎖
もしくは枝分れ鎖のアルキレン基或はこれらの鎖中に1
以上の-O-、-S-、もしくは-N(X10) が介在する炭素数が2
〜16の直鎖もしくは枝分れ鎖のアルキレン基(X10は前
記と同じ)、X17は水素原子、炭素数1〜12のアルキル
基、又は-CN、-OH、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数
3〜6のアルケノキシ基、-OCH2CH2CN、-CH2CH2COOR(Rは
炭素数1〜4のアルキル)基、-COOH もしくは-COOR(R
は炭素数1〜4のアルキル)基によって置換された炭素
数1〜6のアルキル基、又は-(CH2CH2O)nH(nは2〜20)
、炭素数2〜8のアルカノイル基、炭素数3〜12のア
ルケニル基、シクロヘキシル基、ヒドロシクロヘキシル
基、フェニル基、又はハロゲン原子、炭素数1〜12のア
ルキル基もしくは炭素数1〜4のアルコキシ基により置
換されたフェニル基、又は炭素数7〜9のフェニルアル
キル基、もしくは-Si(R4)r(R5)3-r (R4は炭素数1〜8
のアルキル、R5はフェニル、r は1、2もしくは3)
基、X18は水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭素
数3〜12のアルケニル基、シクロヘキシル基、又は-SH、
-OH、-CN、-COOR(R は炭素数1〜4のアルキル)基、炭素
数1〜4のアルコキシ基、-OCH2CH2CNもしくは-OCH2CH2
COOR(Rは炭素数1〜4のアルキル)基によって置換され
た炭素数1〜6のアルキル基又はフェニル基、又はハロ
ゲン原子、炭素数1〜12のアルキル基もしくは炭素数1
〜4のアルコキシ基により置換されたフェニル基、又は
炭素数7〜9のフェニルアルキル基、X19及びX20は互
いに独立した水素原子、炭素数1〜12のアルキル基、炭
素数2〜4のヒドロキシアルキル基、炭素数2〜10のア
ルコキシアルキル基、炭素数3〜5のアルケニル基、炭
素数5〜12のシクロアルキル基、炭素数7〜9のフェニ
ルアルキル基、フェニル基、又はハロゲン原子、炭素数
1〜12のアルキル基もしくは炭素数1〜4のアルコキシ
基により置換されたフェニル基、又は炭素数2もしくは
3のアルカノイル基もしくはベンゾイル基又はX19とX
20とは架橋して未置換或はヒドロキシル基、炭素数1〜
4のアルコキシ基もしくは-COOR(R は炭素数1〜4のア
ルキル基)基により置換された炭素数2〜8のアルキレ
ン基、或は結合鎖中に-O-、-S-、もしくは-N(X16)-を介在
させた炭素数2〜8のアルキレン基(X16 は前記と同
じ)を形成する基、X21は炭素数1〜18のアルキル基、
又は未置換又はハロゲン原子、炭素数1〜12のアルキル
基もしくは炭素数1〜8のアルコキシ基によって置換さ
れたフェニル基、又はナフチル基」で表される化合物又
は該化合物の酸付加塩。 (D)α−ジケトン化合物 一般式 【化11】 「式中、W2 及びW3 は同種又は異種の置換又は非置換
アルキル基、アルケニル基、又はアリール基又はW2 と
W3 は架橋して同種又は異種の置換又は非置換アルキル
基、アルケニル基、又はアリール基を形成する基」
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34630995A JP3470482B2 (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 光硬化性樹脂組成物 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH09157317A true JPH09157317A (ja) | 1997-06-17 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008184538A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Bridgestone Corp | 紫外線硬化樹脂組成物 |
JP2017214550A (ja) * | 2016-05-27 | 2017-12-07 | 日本合成化学工業株式会社 | ポリカーボネート系部材用活性エネルギー線硬化性接着剤組成物およびこれを用いてなるポリカーボネート系部材用接着剤 |
-
1995
- 1995-12-13 JP JP34630995A patent/JP3470482B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2017214550A (ja) * | 2016-05-27 | 2017-12-07 | 日本合成化学工業株式会社 | ポリカーボネート系部材用活性エネルギー線硬化性接着剤組成物およびこれを用いてなるポリカーボネート系部材用接着剤 |
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