JPH09156892A - フォークリフト車におけるフォークの昇降機構 - Google Patents

フォークリフト車におけるフォークの昇降機構

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Publication number
JPH09156892A
JPH09156892A JP31767995A JP31767995A JPH09156892A JP H09156892 A JPH09156892 A JP H09156892A JP 31767995 A JP31767995 A JP 31767995A JP 31767995 A JP31767995 A JP 31767995A JP H09156892 A JPH09156892 A JP H09156892A
Authority
JP
Japan
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fork
mast
bracket
roller
width
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31767995A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Murase
裕士 村瀬
Akira Suzuki
明 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
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Publication of JPH09156892A publication Critical patent/JPH09156892A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷物の搬送時にはフォークの先端部が高くな
るように傾斜させる簡易な構造のフォークリフト車にお
けるフォークの昇降機構を提供する。 【解決手段】 マスト1にその長手方向に亘り線状のガ
イド5,6を固定して幅狭部B1 と幅広部B2 とを形成
し、ローラ4a,4b間の距離Lを一定に保ってマスト
1に沿いブラケット3及びフォーク2を一体的に上昇さ
せることによりフォーク2をティルトさせるようにした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフォークリフト車に
おけるフォークの昇降機構に関し、特に無人フォークリ
フト車及び無人ローリフト車に適用して有用なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】無人フォークリフト車、無人ローリフト
車等、フォークを有する無人車輛による荷役作業におい
て、フォークによりパレット等を持ち上げてこれを搬送
する場合には、搬送する荷物の落下を防止するため、フ
ォークをその基端部(車体側)で低くなるように傾けて
移動することが通常行なわれている。このようにフォー
クを傾ける動作をティルト動作と称す。
【0003】図3は従来技術に係るフォークリフト車の
フォークの昇降機構を示す構造図である。同図におい
て、1はマスト、2はフォーク、3はブラケット、4
a,4bはローラである。マスト1は、通常は、車体
(図示せず)に垂直に固定してある。フォーク2はその
基端部をブラケット3に固着されて車体の前方に水平に
突出させてある。ローラ4a,4bはブラケット3に、
その前後方向で180°の位相差を有する位置で回転可
能に支持され、マスト1の表面に当接させてある。
【0004】かくしてブラケット3は、ローラ4a,4
bがマスト1の表面に当接して転動することによりフォ
ーク2と一体となってマスト1に沿い昇降することがで
きる。
【0005】そして、ティルト動作は別途アクチュエー
タ(図示せず)を設けてマスト1をティルトさせること
により行なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く別途ティル
ト機構を設けた場合には次の様な問題がある。
【0007】1) アクチュエータが必要になるため構
造が複雑になり小形化も困難になる。 2) 制御対象が増加するとともにコストも高騰する。 3) 自動化した場合、ティルト動作を行なうための動
作時間が必要になり、サイクルタイム増の要因になる可
能性がある。
【0008】一方、ティルト機構を設けない場合には次
の様な問題がある。
【0009】1) 荷物の重量が大きくなるとフォーク
が撓み、落下の虞れがある。 2) フォークの剛性を上げて撓み量を小さくすると重
量,形状(幅,厚さ)が大となる。 3) 予めフォークの撓み分を見込んでその先端部が高
くなるように傾斜させておくと、荷物を載置したときの
姿勢は水平に保持し得るが、パレットの開口部へのフォ
ークの挿入時、この開口部の高さが充分大きく形成され
ていないとパレットとフォークが衝突してしまう。
【0010】本発明は、上記従来技術に鑑み、荷物の搬
送時にはフォークの先端部が高くなるように傾斜させる
簡易な構造のフォークリフト車におけるフォークの昇降
機構を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は、次の点を特徴とする。
【0012】1) 前方に水平に突出するようフォーク
の基端部を固定しているブラケットを有し、このブラケ
ットにその前後方向で相互に180°の位相差を有する
位置で回転可能に支持された少なくとも2個のローラが
マストの表面に当接して転動することによりフォークが
ブラケットとともにマストに沿い昇降し得るように構成
したフォークリフト車におけるフォークの昇降機構にお
いて、前後のローラ間の距離が一定であるのに対しマス
トの幅が下部よりも上部が大となるように構成するとと
もに、フォークと同じ側の前方のローラが後方のローラ
よりも下方でマストに当接するように構成し、さらにマ
ストの幅狭部においてフォークがマストに対し直角な水
平方向に突出するように構成したこと。
【0013】2) 1)において、幅狭部と幅広部とを
マストの長手方向に沿う複数箇所に設けたこと。
【0014】3) 1)または2)において、幅広部
は、最下部が下方に向かって漸低するテーパ部となって
いる線状のガイドをマストのフォークと同じ側の表面で
ある前面に固定することにより構成したこと。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づき詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の第1の実施の形態を示す構
造図で、同図(a)は通常時、同図(b)はフォークの
ティルト時である。
【0017】両図に示すように、本形態は図3に示す昇
降機構にガイド5,6を追加したものである。そこで、
図3と同一部分には同一番号を付し重複する説明は省略
する。
【0018】ガイド5,6は最下部が下方に向かって漸
低するテーパ部5a,6aとなっている線状の部材で、
ブラケット2の昇降に伴ないローラ4a,4bが当接し
てこれらの表面に沿い転動するように構成してある。す
なわち、ガイド5はマスト1のフォーク2と同じ側の表
面である前面に固定され、ガイド6はその反対側である
後面に固定されており、これらガイド5,6が存在しな
い部分が幅狭部B1 、存在する部分が幅広部B2 となっ
ている。
【0019】ローラ4a,4bは、ローラ4bがローラ
4aの斜め上方でブラケット3に支持されている。した
がって、両者の距離Lは一定である。
【0020】また、ローラ4a,4bがガイド5,6の
テーパ部5a,5bの下端より下方の部分である幅狭部
1 にブラケット3が在るとき、すなわち図1(a)に
示す状態であるとき、フォーク2はマスト1に対し直角
な水平方向に突出するように構成してある。
【0021】かくして図1(a)に示す状態からブラケ
ット3がマスト1に沿い上昇するとローラ4a,4bが
テーパ部5a,6aを介して平坦部に至る。このとき、
距離Lが一定であるのに対しローラ4a,4bが当接す
る部分の水平方向の寸法である幅は幅狭部B1 の幅から
徐々に増大して幅広部B2 の幅に移行する。この結果、
フォーク2は先端が上方を向くように徐々に傾斜して図
1(b)に示すような状態になる。
【0022】したがって、図1(a)に示す通常時の状
態からフォーク2に所定の荷物を積載し、ブラケット3
を上昇することにより荷物を上昇させれば、この荷物は
自動的にマスト1側に傾斜した状態で安定に積載され
る。
【0023】上記実施の形態における傾斜角は幅狭部B
1 と幅広部B2 との差により一義的に定まる。すなわ
ち、差が大である程傾斜角も大となる。また、ガイド
5,6は原理的にはガイド5だけでも良い。ガイド6は
傾斜角との兼合いで適宜設ければ良い。
【0024】さらに、無人車の場合には荷取り位置がシ
ステムにより決まっていることが多いため、ガイド5,
6のマスト1に対する取付け位置は変更し得るように構
成しておいた方が良い。これは、例えばガイド5,6を
ボルト止め構造とすることにより容易に実現し得る。
【0025】図2は本発明の第2の実施の形態を示す構
造図である。同図に示すように本形態は幅狭部をマスト
1の複数箇所に設けたものである。すなわち、ガイド
7,8は同一直線上でマスト1の前面に固定してあり、
図1に示すガイド5を複数に分割した構造となってい
る。各ガイド7,8は上下方向の両端部で上方又は下方
に向かって漸低するテーパ部7a,8a,7b,8bを
有しており、テーパ部7a,8bは相対向するように形
成してある。かくしてガイド5が存在しない部分及びテ
ーパ部7a,8bの終端の部位及びテーパ部8aの終端
の部位が幅狭部となっている。各幅狭部ではフォーク2
が水平に保持される。
【0026】他の構成は図1に示す実施の形態と同様で
ある。そこで、図1と同一部分には同一番号を付し、重
複する説明は省略する。
【0027】かかる本形態においては第1の実施の形態
と同態様でフォーク2のティルト動作を行なう。このと
き、ガイド7,8の数に対応した数の幅狭部B1 がマス
ト1の長手方向に分散して形成されており、各幅狭部B
1 でフォーク2が水平になるため、段積み及び荷取り、
荷置きの場所が複数で、しかも高さが異なる場合でも各
高さに応じてフォーク2の位置を調整すれば良い。すな
わち、複数の高さに対応した荷役作業が可能となる。
【0028】上記実施の形態においてガイド7,8の数
には特別な制限はない。段積みの段の数等に合わせて適
宜設定すれば良い。このためにも第1の形態と同様にガ
イド7,8は着脱可能に形成しておくのが好適である。
【0029】
【発明の効果】以上実施の形態とともに具体的に説明し
たように本発明によれば特別なアクチュエータを設ける
ことなく、フォークをティルトさせることができる。ま
た、荷役作業の高さ位置が複数箇所ある場合でも各高さ
位置で所定の荷役作業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す構造図。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す構造図。
【図3】従来技術の昇降機構を示す構造図。
【符号の説明】
1 マスト 2 フォーク 3 ブラケット 4a,4b ローラ 5,6,7,8 ガイド B1 幅狭部 B2 幅広部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方に水平に突出するようフォークの基
    端部を固定しているブラケットを有し、このブラケット
    にその前後方向で相互に180°の位相差を有する位置
    で回転可能に支持された少なくとも2個のローラがマス
    トの表面に当接して転動することによりフォークがブラ
    ケットとともにマストに沿い昇降し得るように構成した
    フォークリフト車におけるフォークの昇降機構におい
    て、 前後のローラ間の距離が一定であるのに対しマストの幅
    が下部よりも上部が大となるように構成するとともに、
    フォークと同じ側の前方のローラが後方のローラよりも
    下方でマストに当接するように構成し、さらにマストの
    幅狭部においてフォークがマストに対し直角な水平方向
    に突出するように構成したことを特徴とするフォークリ
    フト車におけるフォークの昇降機構。
  2. 【請求項2】 幅狭部と幅広部とをマストの長手方向に
    沿う複数箇所に設けたことを特徴とする[請求項1]に
    記載するフォークリフト車におけるフォークの昇降機
    構。
  3. 【請求項3】 幅広部は、最下部が下方に向かって漸低
    するテーパ部となっている線状のガイドをマストのフォ
    ークと同じ側の表面である前面に固定することにより構
    成したことを特徴とする[請求項1]又は[請求項2]
    に記載するフォークリフト車におけるフォークの昇降機
    構。
JP31767995A 1995-12-06 1995-12-06 フォークリフト車におけるフォークの昇降機構 Withdrawn JPH09156892A (ja)

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JP31767995A JPH09156892A (ja) 1995-12-06 1995-12-06 フォークリフト車におけるフォークの昇降機構

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JP31767995A JPH09156892A (ja) 1995-12-06 1995-12-06 フォークリフト車におけるフォークの昇降機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09156892A true JPH09156892A (ja) 1997-06-17

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ID=18090821

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31767995A Withdrawn JPH09156892A (ja) 1995-12-06 1995-12-06 フォークリフト車におけるフォークの昇降機構

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016030677A (ja) * 2014-07-29 2016-03-07 ニチユ三菱フォークリフト株式会社 マスト装置、及び、該マスト装置を備えるフォークリフト

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016030677A (ja) * 2014-07-29 2016-03-07 ニチユ三菱フォークリフト株式会社 マスト装置、及び、該マスト装置を備えるフォークリフト

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