JPH09156646A - チャック付き袋体 - Google Patents

チャック付き袋体

Info

Publication number
JPH09156646A
JPH09156646A JP8153480A JP15348096A JPH09156646A JP H09156646 A JPH09156646 A JP H09156646A JP 8153480 A JP8153480 A JP 8153480A JP 15348096 A JP15348096 A JP 15348096A JP H09156646 A JPH09156646 A JP H09156646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
ethylene
bag body
bag
mass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8153480A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3719779B2 (ja
Inventor
Minoru Yoshimori
実 芳森
Takashi Sato
孝 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kureha Corp filed Critical Kureha Corp
Priority to JP15348096A priority Critical patent/JP3719779B2/ja
Publication of JPH09156646A publication Critical patent/JPH09156646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3719779B2 publication Critical patent/JP3719779B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Package Specialized In Special Use (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリアミドを主体とする樹脂組成物からなる
単層フィルムのみで、シーラント層となる他の樹脂層を
必要とすることなく、充分なシール強度、耐寒性、耐熱
性および実質的に透明性を有するフィルムからなるチャ
ック付き袋体を提供する。 【解決手段】 第1成分として結晶融点190℃乃至2
70℃のポリアミド60質量%乃至90質量%と、第2
成分としてエチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・
メタクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸アルキル
エステル共重合体、エチレン・メタクリル酸アルキルエ
ステル共重合体より選ばれる1以上の樹脂40〜10質
量%とからなるフィルムからなるチャック付き袋体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脂肪族ポリアミド
を主体とする嵌合具(以下、チャックと言う)付き袋体
に関する。より詳しくは、結晶融点190℃乃至270
℃の脂肪族ポリアミドを主体とするエチレン・アクリル
酸またはメタクリル酸若しくはそれらの誘導体共重合体
との樹脂組成物からなるチャック付き袋体に関するもの
である。この袋体は冷凍食品や冷蔵食品を充填したまま
の状態で電子レンジによるマイクロウェーブ加熱して解
凍または調理できるものである。
【0002】
【従来の技術】開口部が容易に再封鎖できる合成樹脂製
の袋体は取り扱いが容易なこと、小分けしたものの保
管、保存に便利であることなどから食品包装、医薬品包
装などに使用されている。このうち食品包装用の用途と
して一般家庭での冷凍冷蔵用保存袋として、食品の小出
しが可能なチャック付き合成樹脂袋、さらに電子レンジ
による再加熱可能な耐熱性を有するフリージングバッグ
などが市販されている。ポリアミドをフィルム基材に使
用したチャック付き袋体としては、ポリカプラミド(以
下、ナイロン6と言う)にヒートシール可能な層(以
下、シーラント層またはシーラントと言う)としてポリ
エチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィンを積層
した多層バッグが市販されている。また、特開平7−1
25756号公報には、ナイロン6を40重量部乃至8
5重量部およびメタキシリレンアジパミドを15重量部
乃至60重量部含有した延伸易裂性ラミネートフィルム
が複数層の一層として形成された易裂性ラミネートフィ
ルムよりなる袋本体と、この袋本体の開封部に咬合具を
有する咬合具付き易裂性袋が開示されている。これらの
袋体のフィルムはシーラントとなる材料をポリアミド以
外の材料に求めている。これは一部のポリアミド例えば
ポリラウロラクタム(以下、ナイロン12と言う)およ
びその共重合体を除いて、ポリアミド単体では包装体に
必要なシール強度を得難いからである。したがって、ポ
リアミドからなる層とシーラント層との積層体とするこ
とが必要となり、そのためにはラミネーション法、共押
出し法などの工程を必要とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ナイロン6はそれ自体
シーラントとしての機能をもたないので従来のナイロン
6からなるチャック付き袋体を製造するには、更にシー
ラント層を配した積層構成であったり、チャック部材を
別に成形しこれを袋体本体に溶着するなど製造設備が複
雑であった。本発明の目的は、ポリアミド樹脂を主体と
する樹脂組成物からなり、シーラントとしての機能も併
せ持つ単層フィルムのみで、シーラント層となる他の樹
脂層を用いることなく、十分なシール強度、耐寒性、耐
熱性および透明性を有するチャック付き袋体を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するたの手段】本発明者らは、上記の課題
を解決するべく、脂肪族ポリアミドについて研究した結
果、結晶融点190℃乃至270℃の脂肪族ポリアミド
60質量%乃至90質量%と、これと相溶性を有する特
定の樹脂40質量%乃至10質量%とよりなるフィルム
が、それ自体シーラントとしての機能を有するとともに
上に述べたその他の性質を満足するチャック付き袋体を
得ることができることを見出し本発明を完成するに至っ
た。
【0005】即ち、本発明は、第1成分として結晶融点
190℃乃至270℃の脂肪族ポリアミド60質量%乃
至90質量%、好ましくは70質量%乃至85質量%
と、第2成分として、エチレン・アクリル酸共重合体、
エチレン・メタクリル酸共重合体、エチレン・アクリル
酸アルキルエステル共重合体およびエチレン・メタクリ
ル酸アルキルエステル共重合体からなる群から選ばれる
樹脂40質量%乃至10質量%、好ましくは30質量%
乃至15質量%である樹脂組成物からなるチャック付き
袋体である。
【0006】
【発明の実施の形態】第1成分の樹脂の使用量は耐熱性
を持たせる意味から60質量%以上必要であり、シール
強度を確保するために90質量%以下であることが必要
である。また、第2成分の樹脂はシール性を付与するた
めに10質量%以上が必要であり、フィルムの透明性維
持、耐熱性維持のためには40質量%を越えてはならな
い。本発明の袋体は、電子レンジによる再加熱に耐える
ことが必要であり、後述する試験法による耐熱温度18
0℃以上を確保するため、第1成分の樹脂は結晶融点は
190℃以上の樹脂を用いる。しかし、結晶融点が27
0℃を越える樹脂は製膜し難くなるので好ましくない。
第1成分の樹脂の好ましい融点は195℃乃至265℃
である。ナイロン6、カプロラクタム・ヘキサメチレン
ジアンモニウムアジペート共重合体(以下、ナイロン
6,66と言う)が好ましく用いられる。第2成分の樹
脂としてエチレン・メタクリル酸共重合体を用いるとき
は第1成分の樹脂としてナイロン6が特に好ましい。
【0007】第2成分の樹脂としては、上記第1成分の
樹脂と相溶性があること、ゴム弾性がありエラストマー
的挙動をすること、第1成分の樹脂より低い融点を有す
ることが好ましい。第2成分の樹脂として融点の低い樹
脂を用いるとASTM D3763に準拠した低温衝撃
強度を改善し得るが、耐熱性が低下する。従って、第2
成分の樹脂の選択はこれらのバランスを考慮して行えば
よい。また、第2成分を加えることはフィルムの透明性
を損なうことにつながるが、適切に選択することによ
り、実施例に示したように実用評価で透明性を損なうこ
とのない袋体を製造することができる。これらを考慮
し、またシール強度を維持する上からも、好ましい第2
成分の樹脂として、エチレン(含有量70質量乃至95
質量%)・メタクリル酸共重合体、エチレン・メタクリ
ル酸メチルエステル共重合体、エチレン・メタクリル酸
エチルエステル共重合体を好ましくあげることができ
る。さらにエチレン・メタクリル酸・アクリル酸アルキ
ルエステルの三元共重合体を好ましくあげることができ
る。
【0008】チャック付き袋体を製造する際のシール方
法として、シーラントとしてオレフィン系樹脂を用いる
公知の方法では面シールが採用されている。本発明にお
いては面シール、線シールの両方が可能であるが実施例
では溶断シール時の線シールを例示した。この方法はフ
ィルム同士を加熱した刃で溶融シールすると同時に切断
するものであり、シール部は線シールとなる。
【0009】本発明でシール強度とは、溶断シール時の
シール強度(線シール強度)を意味する。また、本発明
でシール性が発現するとは、シール温度280℃以下
で、次の条件を満足することである。 (1)シール強度は、1.5kgf/15mm幅(テス
トシーラ条件:圧力1kgf/cm2 、圧着時間1秒)
より大きいこと。 (2)シール状態でのフィルムの伸度が50%より大き
いこと。 具体的には、シール強度が材質であるフィルムの降伏強
度を上回り、シール部が破断する前に材質のフィルムが
破断する状態が好ましい。シール強度があっても材質の
フィルムに伸度がない場合は、再調理の際、食品内容物
が高温下の衝撃などによりシール漏れを生じる懸念があ
る。本発明で採用するフィルムはシール温度280℃以
下で上記の要件を満たすことが必要であるが、シール操
作自体は充分なシール強度を得るためにより高い温度で
行うのが好ましい。
【0010】チャック付き袋体の製造は、チャック部と
袋本体を別々に成形した後、チャック部と袋本体とを溶
着する方式および袋本体を成形するときにダイ内で同時
にチャックを一体成形する方法があるが、本発明の単層
フィルムによる場合はどちらの方法によっても製造可能
である。本発明のフィルムの製造方法は特に限定された
ものではない。フィルムは延伸であってもよいし、未延
伸フィルムであってもよい。フィルムの厚みは30μm
乃至150μm、好ましくは40μm乃至100μmで
ある。チャック付き袋体の製造は、例えば次のようにし
て行うことができる。先ず、第1成分となる融点190
℃乃至270℃の脂肪族ポリアミドと、これと相溶性を
有する前記樹脂より選ばれる第2成分の樹脂を所定の割
合で混合する。この混合方法は特に限定されるものでは
なく、機器によるブレンドでもよいし、溶融混練機によ
り混合ペレットとしてもよい。この所定の樹脂混合物を
押出機に供給し、ダイにチャック部を形成させる雄型お
よび雌型の切り込みを設けた円筒ダイ内で、袋本体とな
るチューブフィルムの内側にチャックを一体成形し押し
出す。ダイから出たチャック付き溶融体を水冷し、イン
フレーション法で拡幅製膜し、未延伸チューブフィルム
を得る。このチャック付きチューブフィルムを溶断シー
ル機能の付いた製袋機により、製袋速度1ショット
(袋)/秒、シール温度300℃、シール圧力1kgf
/cm2 の条件でシールおよび溶断を行うことにより、
チャック付き袋体を得ることができる。このようにして
得られるチャック付き袋体の望ましい厚みは30μm乃
至150μm、さらに望ましくは40μm乃至100μ
mである。なお、チャック付き袋体を構成する単層フィ
ルムは未延伸フィルムであることが好ましい。また、チ
ャックの形状については特に制限はない。
【0011】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。実施例で用いた測定法は次の通りである。 シール強度:180度剥離試験法によりテンシロン万能
試験機(オリエンテック社製 TMIRTM 100
型)を用いてシール強度を測定した。シール部を含む試
験片(幅15mm、長さ50mm)のシール部を介した
両端を保持具で挟み、チャック速度200mm/分で引
張りシール部が切断するときの強度を測定した。同時に
試験片の伸度を測定した。 曇価(ヘイズ):JIS K−7105に従って測定し
た。測定は日本電色工業株式会社製曇度計(Z−Σ80
型)を用いて行った。 耐熱性:縦14cm、横3cmの試験片の両端2.5c
mの部分を試験片と同じ幅(3cm)の板目紙と重ねて
粘着テープで固定したものを試料とした。試験片と重な
った板目紙の両端2.5cmずつの部分の上部を治具に
固定し、下端に10gfの荷重をかけ、一定温度に調整
したギアオーブン中に迅速に入れ、1時間加熱し、加熱
後試料の切断の有無を調べる。試験温度は5℃刻みに設
定し、1時間経過後試料が切断しなかった場合は、温度
を5℃上げ前記の操作を繰り返す。表示した耐熱温度
は、試料が切断されない最高温度である。 耐寒衝撃強度:ASTM D−3763に準拠して測定
した。測定装置はREOMETRICS社製 Drop Weight Tester
(Model RDT-5000)を用い、試料温度を−10℃に設定し
て測定した。
【0012】実施例1 ナイロン6(東レ社製:商品名アミランCM1021
結晶融点225℃)80質量%とエチレン・メタクリル
酸共重合体(EMAA)樹脂(三井デュポンケミカル社
製:商品名ニュークレル0903HC 結晶融点98
℃、メタクリル酸含量9質量%)20質量%とをタンブ
ラーで混合し、口径40mmの押出機に雄型および雌型
の切り込みを設けた円筒ダイにより下向きに押し出し水
冷し、インフレーション法で製膜して、チューブフィル
ムの内側にチャックを一体成形したフィルム厚み50μ
m、直径100mmの未延伸チューブ状フィルムを得
た。このチャック付きチューブフィルムを溶断シール機
能の付いた製袋機により製袋速度1袋/秒、シール温度
300℃、シール圧力1kgf/cm2 でシールおよび
裁断を行い、横200mm、縦150mmのチャック付
き袋体を得た。
【0013】なお、上記のようにして得られた製袋機に
かける前のチャック付きチューブ状フィルムをヒート試
験機(テスター産業(株)社製)により圧着時間1秒、
圧力1kgf/cm2 を固定し、温度を変えて溶断ヒー
トシールを行った。このフィルムについて180度剥離
強度(シール強度)、伸度、ヘイズ、耐熱性および−1
0℃における耐寒衝撃強度を測定した結果を表1に示し
た。また、上記により得られたチャック付き袋体につい
て、以下の実用評価を行った。このチャック付き袋体5
枚の各々にカレー600gを詰めて冷蔵庫で1日冷凍保
存し、これを電子レンジにより解凍した。チャック部の
咬み合わせ具合を観察したが、この部分からのカレーの
滲み出しは5袋すべてについて認められなかった。ま
た、フィルム部分からの滲み出しも5袋すべてについて
認められなかった。さらに、電子レンジ(東芝社製 M
R−M220型)により「強」で30分加熱したが、シ
ール部の漏れ、フィルム面のピンホールなどは認められ
なかった。袋内の内容物は外から充分見ることができ、
透明性を損なうものではなかった。
【0014】
【表1】
【0015】実施例2 実施例1のEMAAに替えてエチレン・メタクリル酸・
イソブチルアクリレート共重合体(EMAAI)樹脂
(三井デュポンポリケミカル社製:商品名ニュークレル
AN−42171C、結晶融点89℃、メタクリル酸含
量10質量%)を用いた以外は、実施例1と同様にチャ
ック付き袋体を製造し、実用評価を行ったところ、実施
例1と同様な結果を得た。また、このフィルムについ
て、実施例1と同じ試験をした結果を表1に示した。
【0016】実施例3 実施例2のナイロン6をナイロン6,66(東レ社製:
商品名アミランCM6041、結晶融点195℃)にに
替えた以外は、実施例1と同様にチャック付き袋体を製
造し、実用評価を行ったところ、実施例1と同様な結果
を得た。また、このフィルムについて、実施例1と同じ
試験をした結果を表1に示した。
【0017】実施例4 実施例2のナイロン6をポリヘキサメチレンセバカミド
(ナイロン6、10)(東レ社製:商品名アミランCM
2001、結晶融点222℃)に替えた以外は、実施例
2と同様にチャック付き袋体を製造し、実用評価を行っ
たところ、実施例1と同様な結果を得た。
【0018】実施例5 実施例2のナイロン6をポリヘキサメチレンアジパミド
(ナイロン66)(東レ社製:商品名アミランCM30
01、結晶融点265℃)に替えた以外は、実施例2と
同様にチャック付き袋体を製造し、実用評価を行ったと
ころ、実施例1と同様な結果を得た。
【0019】比較例1 EMAAを用いることなく、ナイロン6単体のみを用い
たこと以外は、実施例1と同様に行った。このフィルム
について実施例1と同じ試験をした結果を表1に示し
た。また、実施例1と同様な実用評価を行った。カレー
を詰めて冷蔵庫で1日冷凍保存をしたものを電子レンジ
で解凍すると、5袋のすべてについてチャック部の咬み
合わせ部分からカレーの滲み出しが認められた。さら
に、電子レンジ(東芝社製 MR−M220型)により
「強」で30分加熱すると、シール部分の漏れが5袋の
うち2袋に認められた。
【0020】比較例2 実施例1におけるEMAAに替えてエチレン・酢酸ビニ
ル共重合体(住友化学社製:商品名エバテートD201
1、結晶融点103℃、酢酸ビニル含量5質量%)を用
いた以外は、実施例1と同様に行った。このフィルムの
試験結果を表1に示した。実施例1と同様な実用評価で
は、カレーを詰めて冷蔵庫で1日冷凍保存したものを電
子レンジで解凍した結果では、チャック部の咬み合わせ
部分からカレーの滲み出しは5袋のすべてについて認め
られなかったが、さらに、電子レンジ(東芝社製 MR
−M220型)により「強」で30分加熱すると、シー
ル部分での漏れが5袋のうち4袋に認められた。
【0021】比較例3 実施例1におけるEMAAに替えてエチレン・メタクリ
ル酸共重合体の亜鉛イオンを用いた部分中和物(三井デ
ュポンポリケミカル社製:商品名ハイミラン1601、
結晶融点96℃)を用いた以外は、実施例1と同様にし
てフィルムを製造した。実施例1と同様な実用評価で
は、カレーを詰めて冷蔵庫で1日冷凍保存したものを電
子レンジで解凍した結果では、チャック部の咬み合わせ
部分からカレーの滲み出しは5袋のすべてについて認め
られなかったが、さらに、電子レンジ(東芝社製 MR
−M220型)により「強」で30分加熱すると、シー
ル部分での漏れが5袋のうち4袋に認められた。
【0022】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物よりなるチャック付
き袋体は、実施例に示したように単層フィルムのみで、
脂肪族ポリアミド単独フィルムおよび脂肪族ポリアミド
・酢酸ビニルの2層フィルムと比較してより低いシール
温度で所定のシール強度を発現し、透明性を実質的に損
なうことがなく、耐熱性、耐寒性を具備している。さら
に、チャックを一体成形できるので、生産設備、工程が
複雑にならない利点がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 77/00 LQS C08L 77/00 LQS

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1成分として結晶融点190℃乃至2
    70℃の脂肪族ポリアミド60質量%乃至90質量%
    と、第2成分としてエチレン・アクリル酸共重合体、エ
    チレン・メタクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸
    アルキルエステル共重合体およびエチレン・メタクリル
    酸アルキルエステル共重合体よりなる群から選ばれる1
    以上の樹脂40質量%乃至10質量%との混合樹脂から
    なるフィルムのチャック付き袋体。
  2. 【請求項2】 第1成分がカプロラクタム・ヘキサメチ
    レンジアンモニウムアジペート共重合体、第2成分がエ
    チレン・メタクリル酸共重合体である請求項1または2
    に記載のチャック付き袋体。
  3. 【請求項3】 チャック部がフィルムと一体押出成形さ
    れてなるチャック付きフィルムからなる請求項1に記載
    のチャック付き袋体。
JP15348096A 1995-10-06 1996-05-24 チャック付き袋体 Expired - Fee Related JP3719779B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15348096A JP3719779B2 (ja) 1995-10-06 1996-05-24 チャック付き袋体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28665295 1995-10-06
JP7-286652 1995-10-06
JP15348096A JP3719779B2 (ja) 1995-10-06 1996-05-24 チャック付き袋体

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005206640A Division JP4200153B2 (ja) 1995-10-06 2005-07-15 チャック付き袋体成形用樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09156646A true JPH09156646A (ja) 1997-06-17
JP3719779B2 JP3719779B2 (ja) 2005-11-24

Family

ID=26482086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15348096A Expired - Fee Related JP3719779B2 (ja) 1995-10-06 1996-05-24 チャック付き袋体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3719779B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11292102A (ja) * 1998-04-10 1999-10-26 Seisan Nipponsha Kk 合成樹脂製チャック付の袋体
JP2001286308A (ja) * 2000-04-10 2001-10-16 Aichi Shokai:Kk チャック及びチャック付きプラスチック包装袋

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11292102A (ja) * 1998-04-10 1999-10-26 Seisan Nipponsha Kk 合成樹脂製チャック付の袋体
JP2001286308A (ja) * 2000-04-10 2001-10-16 Aichi Shokai:Kk チャック及びチャック付きプラスチック包装袋

Also Published As

Publication number Publication date
JP3719779B2 (ja) 2005-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6231975B1 (en) Sealable film
EP0269325B1 (en) Multiple-layer, cook-in film
AU647461B2 (en) Cook-in film with improved seal strength
AU765377B2 (en) New high resistance heat-shrinkable thermoplastic film
JPH0326542A (ja) 架橋度の異なる多層フィルム
EP0141555A1 (en) Oriented polymeric films, packaging made from such films and methods of making the films and packaging
JPH0858042A (ja) 多層の延伸/収縮フィルム
EP0323852B1 (en) Multilayer thermoplastic film
FI98900C (fi) Lihaan tarttuva, kypsentämisen kestävä kutistuskalvo
JPH1086300A (ja) 線状低密度ポリエチレン系複合フィルム
EP0562496A1 (en) Multilayer stretch/shrink film
CA1336158C (en) Low temperature impact and puncture resistant termoplastic films and bags therefrom
JP3367348B2 (ja) 線状低密度ポリエチレン系フィルム
JPH09156646A (ja) チャック付き袋体
WO2000078545A1 (en) Easy-openable pouch and oriented multi-layer thermoplastic film suitably employed in the manufacture thereof
JP2505031B2 (ja) ポリオレフィン組成物またはその積層体からなる易開封性シ―ル材料
JPH068383A (ja) 改善されたシール強度を有するクックインフィルム
EP0731033B1 (en) Snap zipper and bag with the same
JP4200153B2 (ja) チャック付き袋体成形用樹脂組成物
JP4389063B2 (ja) シーラント用樹脂組成物、シーラントフィルムおよびその用途
JP3543456B2 (ja) イージーピールシール用フィルムおよび容器
JPH10315409A (ja) 高速ヒートシール性を有する包装材料
WO2002000430A2 (en) Multi-layer film with high gauge evoh heat seal layer
JPH0511549B2 (ja)
JPS6280043A (ja) 熱可塑性多層包装フイルム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040929

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050516

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050715

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050906

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080916

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090916

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090916

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100916

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100916

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110916

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120916

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130916

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees