JPH09156360A - 窓ガラス曇り防止システム - Google Patents

窓ガラス曇り防止システム

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JPH09156360A
JPH09156360A JP7346502A JP34650295A JPH09156360A JP H09156360 A JPH09156360 A JP H09156360A JP 7346502 A JP7346502 A JP 7346502A JP 34650295 A JP34650295 A JP 34650295A JP H09156360 A JPH09156360 A JP H09156360A
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window glass
humidity
vehicle
temperature
air
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JP7346502A
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Yasutaka Yamada
康敬 山田
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Aisan Industry Co Ltd
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Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内空気の状態と窓ガラスの温度に基づい
て、加湿装置、空調装置、ヒータを制御することによ
り、窓ガラスの曇りを防止する窓ガラス曇り防止システ
ムを提供すること。 【解決手段】 加湿装置用防止システム1Aでは、車内
の温度を車内温度センサ3で測定するとともに、車内の
湿度を車内湿度センサ3で測定して車内の空気の状態を
把握し、窓ガラス温度センサ4Aで測定するドアガラス
9Aの温度に基づいて「防止湿度」を算出して、制御回
路8が加湿装置7を制御することにより、車内の空気の
湿度を「快適湿度」または「快適湿度」になるべく近い
値で、ドアガラス9Aに曇りが発生することを防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓ガラスの曇りを
防止する窓ガラス曇り防止システムに関する。
【0002】
【従来の技術】寒冷時に車内を暖房すると、湿度がさら
に低くなって乗員の呼吸器系等を害する恐れがあり、車
内を加湿して適度な湿度に保つ必要がある。しかし、車
内を単に加湿するだけでは、噴霧された水滴が気化する
ときに必要な気化熱が車内から奪われて、室内温度を低
下させてしまう。そこで、暖められた加湿風を供給する
車内加湿装置が、特開平3−157221号公報におい
て提案されている。かかる車内加湿装置では、車内温湿
度と外気温度から加湿量を決定することにより、所望の
車内温度で適正な加湿風を供給することができ、特に、
加湿の際に生じる窓ガラスの曇りを防止するために、加
湿量を決定するにあたり外気温度を測定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
加湿装置の外気温度を測定する温度センサは、外気が吸
入される吸入口に取り付けられているので、ブロアファ
ン等により生じる外気の流れが原因となって、真の外気
温度より低い温度が測定され、その結果、窓ガラスの曇
りは防止できるものの、必要以上に加湿量が制限され
て、適正な加湿風を供給することができない問題点があ
った。
【0004】一方、車内の加湿等により窓ガラスの曇り
が一旦発生した場合に、窓ガラスの曇りを除去する方法
について注目すると、かかる窓ガラスがフロントガラス
であるときは、外気やエアコンで空調された空気をフロ
ントガラスの下にある吹き出し口から吹き出させること
により、窓ガラスの曇りを一旦除去することができる
が、窓ガラスの曇りが再び発生しないようにエアコンの
作動を継続したときには、エアコンは車内湿度とは無関
係に作動するので、必要以上に車内湿度を下げてしまう
問題があった。
【0005】また、曇りが発生した窓ガラスがリアガラ
スであるときは、かかるリアガラスにヒータ(以下、
「リアヒータ」という)が取り付けられていれば、リア
ヒータの出力によりリアガラスを加熱して、窓ガラスの
曇りを一旦除去することができるが、窓ガラスの曇りが
再び発生しないようにリアヒータの出力を継続したとき
には、リアヒータは車内湿度とは無関係に作動するの
で、車内湿度に対しリアガラスの曇りの防止に必要な温
度以上にリアガラスを加熱し続けて、電力を浪費する問
題があった。
【0006】ところで、車内の加湿等により窓ガラスに
曇りが生じるのは、外気で冷やされた窓ガラスに車内空
気の一部が接触することにより、接触した車内空気の一
部が飽和温度以下に冷却されるためである。冷却された
車内空気の一部の温度は窓ガラスの温度にほぼ等しいこ
とから、車内空気の状態と窓ガラスの温度に基づいて窓
ガラスの曇りを防止することができれば、上記問題点に
対して有効である。
【0007】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、室内の温度と湿度を測
定して室内空気の状態を把握するとともに室内の窓ガラ
スの温度を測定し、室内空気の状態と窓ガラスの温度に
基づいて、加湿装置、空調装置、ヒータを制御すること
により、窓ガラスの曇りを防止する窓ガラス曇り防止シ
ステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の窓ガラス曇り防止システムは、室内の湿度を測
定する室内湿度センサと、前記室内の温度を測定する室
内温度センサと、前記室内の窓ガラスの温度を測定する
窓ガラス温度センサと、前記室内を加湿する加湿装置
と、前記室内湿度センサと前記室内温度センサと前記窓
ガラス温度センサとの測定結果に基づいて前記加湿装置
を制御する制御手段とを備え、前記室内の窓ガラスの曇
りを防止することを特徴とする。
【0009】また、請求項1に記載する窓ガラス曇り防
止システムであって、前記室内を空調する空調装置を備
え、前記制御手段が前記空調装置を制御することによ
り、前記室内の窓ガラスの曇りを防止することを特徴と
する。また、請求項1に記載する窓ガラス曇り防止シス
テムであって、前記室内の窓ガラスに取り付けられたヒ
ータを備え、前記制御手段が前記ヒータを制御すること
により、前記室内の窓ガラスの曇りを防止することを特
徴とする。
【0010】さらに、車内の湿度を測定する車内湿度セ
ンサと、前記車内の温度を測定する車内温度センサと、
前記車内の窓ガラスの温度を測定する窓ガラス温度セン
サと、前記車内を加湿する加湿装置と、前記車内湿度セ
ンサと前記車内温度センサと前記窓ガラス温度センサと
の測定結果に基づいて前記加湿装置を制御する制御手段
とを備え、前記車内の窓ガラスの曇りを防止することを
特徴とする。
【0011】また、請求項4に記載する窓ガラス曇り防
止システムであって、前記車内を空調する空調装置を備
え、前記制御手段が前記空調装置を制御することによ
り、前記車内の窓ガラスの曇りを防止することを特徴と
する。また、請求項4に記載する窓ガラス曇り防止シス
テムであって、前記車内のリアガラスに取り付けられた
ヒータを備え、前記窓ガラス温度センサが前記車内のリ
アガラスの温度を測定するとともに、前記制御手段が前
記ヒータを制御することにより、前記車内のリアガラス
の曇りを防止することを特徴とする。
【0012】このような構成を有する本発明の窓ガラス
曇り防止システムにおいて、制御手段が加湿装置を制御
する場合には、室内の空気が快適になる湿度(以下、
「快適湿度」という)になるように、加湿装置の加湿量
を制御するが、室内の空気の湿度を「快適湿度」にすれ
ば、室内の窓ガラスに曇りが発生すると判断されたとき
は、室内の空気の湿度を室内の窓ガラスに曇りが発生し
ない湿度(以下、「防止湿度」という)になるように、
加湿装置の加湿量を制御して、室内の窓ガラスに曇りが
発生することを防止している。尚、「快適湿度」は室内
の温度によって変化するものであるから、室内の各温度
に対応して予め設定される。
【0013】室内の空気の湿度を「快適湿度」にすれ
ば、室内の窓ガラスに曇りが発生するか否かの判断は、
以下のようにして行なわれる。先ず、室内湿度センサで
測定する室内の湿度と、室内温度センサで測定する室内
の温度とから、室内の空気の状態を把握する。そして、
現在の室内の温度における「快適湿度」と室内湿度セン
サで測定された現在の室内の湿度との差から、室内を快
適にするために必要な加湿量(以下、「快適加湿量」と
いう)を算出する。
【0014】また、窓ガラス温度センサで現在の窓ガラ
スの温度を把握し、窓ガラスの温度における湿度の値1
00%RHを、現在の室内の温度における湿度の値に換
算する。換算された値が「防止湿度」であり、「防止湿
度」と現在の室内の温度における室内の湿度(室内湿度
センサで測定されたものである)との差から、室内の窓
ガラスの曇りの発生を防止できる最大の加湿量(以下、
「防止加湿量」という)を算出する。
【0015】ここで、かかる「防止湿度」を、窓ガラス
の温度における湿度の値100%RHから換算するの
は、室内の空気の一部が窓ガラスに接触すると、室内の
空気の一部の温度が窓ガラスの温度にほぼ等しくなり、
窓ガラスの温度になった室内の空気の一部の湿度が10
0%RHを越えたときに、室内の窓ガラスに曇りが発生
するためである。尚、実際には、室内の窓ガラスの曇り
の発生を確実に防止するために、100%RHの値より
小さい湿度に基づいて換算される。
【0016】次に、「快適加湿量」と「防止加湿量」と
を比較する。「快適加湿量」が「防止加湿量」以下であ
る場合は、室内の空気の湿度を「快適湿度」にしたとき
に、室内の窓ガラスに接触する室内の空気の一部の湿度
が100%RHを越えないため、室内の窓ガラスに曇り
が発生しないと判断し、加湿装置の加湿量が「快適加湿
量」になるように制御する。一方、「快適加湿量」が
「防止加湿量」より大きい場合は、室内の空気の湿度を
「快適湿度」にしたときに、室内の窓ガラスに接触する
室内の空気の一部の湿度が100%RHを越えるため、
室内の窓ガラスに曇りが発生すると判断し、加湿装置の
加湿量が「防止加湿量」になるように制御する。以上に
より、室内の空気の湿度を「快適湿度」または「快適湿
度」になるべく近い値で、室内の窓ガラスに曇りが発生
することを防止できる。
【0017】また、制御手段が空調装置を制御する場合
には、現在の室内の空気の湿度において室内の窓ガラス
に曇りが発生すると判断されたときに、室内の空気の湿
度を室内の窓ガラスに曇りが発生しない湿度(上述した
「防止湿度」である)になるように、空調装置から吹き
出される空気の状態を制御して、室内の窓ガラスに曇り
が発生することを防止している。
【0018】現在の室内の空気の湿度において室内の窓
ガラスに曇りが発生するか否かの判断は、上述した「防
止湿度」を同様に求めた後に、以下のようにして行なわ
れる。 「防止湿度」が現在の室内の温度における室内
の湿度以上の場合は、室内の窓ガラスに接触する室内の
空気の一部の湿度が100%RHを越えないため、現在
の室内の湿度において室内の窓ガラスに曇りが発生しな
いと判断し、空調装置から吹き出される空気の状態を維
持するように制御する。一方、「防止湿度」が現在の室
内の温度における室内の湿度より小さい場合は、室内の
窓ガラスに接触する室内の空気の一部の湿度が100%
RHを越えるため、現在の室内の湿度において室内の窓
ガラスに曇りが発生すると判断し、室内の湿度を「防止
湿度」にするように、空調装置から吹き出される空気の
状態を制御する。以上により、室内の空気の湿度を「快
適湿度」にした場合に、室内の窓ガラスに曇りが発生す
ると判断されたときは、制御手段が空調装置を制御する
ことにより、室内の空気の湿度を上述した「快適湿度」
になるべく近い値で、室内の窓ガラスに曇りが発生する
ことを防止できる。
【0019】さらに、制御手段がヒータを制御する場合
には、現在の室内の空気の湿度においては、ヒータが取
り付けられた室内の窓ガラス(以下、「ヒータ付窓ガラ
ス」という)に曇りが発生すると判断されたときに、ヒ
ータ付窓ガラスに曇りが発生しない温度(以下、「防止
温度」という)になるように、ヒータの出力を制御し
て、ヒータ付窓ガラスに曇りが発生することを防止して
いる。尚、「防止温度」は、現在の室内の空気の湿度の
値が100%RHになるときの、室内の空気の温度の値
(以下、「防止温度」という)として、算出される。
【0020】ここで、現在の室内の空気が100%RH
の湿度になるときの温度を「防止温度」とするのは、室
内の空気の一部がヒータ付窓ガラスに接触すると、室内
の空気の一部の温度がヒータ付窓ガラスの温度にほぼ等
しくなり、ヒータ付窓ガラスの温度になった室内の空気
の一部の湿度が100%RHを越えたときに、ヒータ付
窓ガラスに曇りが発生するためである。尚、実際には、
室内の窓ガラスの曇りの発生を確実に防止するために、
100%RHの値より小さい湿度に基づいて換算され
る。
【0021】現在の室内の空気の湿度において、ヒータ
付窓ガラスに曇りが発生するか否かの判断は、以下のよ
うにして行なわれる。先ず、窓ガラス温度センサでヒー
タ付窓ガラスの温度を把握し、現在のヒータ付窓ガラス
の温度と「防止温度」を比較する。「防止温度」が現在
のヒータ付窓ガラスの温度より小さい場合は、ヒータ付
窓ガラスに接触する室内の空気の一部の湿度が100%
RHを越えないため、現在の室内の湿度においてヒータ
付窓ガラスに曇りが発生しないと判断し、ヒータの状態
を維持するように制御する。一方、「防止温度」が現在
のヒータ付窓ガラスの温度以上である場合は、ヒータ付
窓ガラスに接触する室内の空気の一部の湿度が100%
RHを越えるため、現在の室内の湿度ではヒータ付窓ガ
ラスに曇りが発生すると判断し、ヒータ付窓ガラスの温
度を「防止温度」にするように、ヒータの出力を制御す
る。以上により、室内の空気の湿度を「快適湿度」にし
た場合に、ヒータ付窓ガラスに曇りが発生すると判断さ
れたときに、制御手段がヒータを制御することにより、
室内の空気の湿度を上述した「快適湿度」になるべく近
い値で、ヒータ付窓ガラスに曇りが発生することを防止
できる。また、ヒータは必要最低限の電力消費で制御さ
れる。
【0022】また、本発明の窓ガラス曇り防止システム
を車内で実施した場合に、制御手段が加湿装置または空
調装置を制御するときは、同様にして、車内の窓ガラス
に曇りが発生することを防止できる。また、制御手段が
ヒータを制御するときは、ヒータの出力を制御してリア
ガラスの温度を調節することにより、リアガラスに曇り
が発生することを防止できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照にして説明する。先ず、加湿装置を制御して車内
の窓ガラスの曇りを防止する窓ガラス曇り防止システム
(以下、「加湿装置用防止システム」という)について
説明する。図1に、加湿装置用防止システムの構成を表
わしたブロック図を示す。加湿装置用防止システム1A
は、車内湿度センサ2と、車内温度センサ3と、窓ガラ
ス温度センサ4Aと、本体5と駆動回路6からなる加湿
装置7と、制御手段である制御回路8を有している。
【0024】車内湿度センサ2は車内の空気の湿度を測
定するものであり、車内湿度センサ2の出力は制御回路
8に入力される。車内湿度センサ2は高分子電気抵抗式
湿度センサ等からなる。また、車内温度センサ3は車内
の空気の温度を測定するものであり、窓ガラス温度セン
サ4Aはドアガラス9Aの温度を測定するものである。
車内温度センサ3と窓ガラス温度センサ4Aはサーミス
タ等からなり、それらの出力は制御回路8に入力され
る。
【0025】ここで、車内湿度センサ2、車内温度セン
サ3、窓ガラス温度センサ4Aの車内の設置場所の一例
を図2に示す。車内湿度センサ2と車内温度センサ3
は、車内の空気の温度や湿度を代表する場所に設置する
のが望ましく、フロントパネル10の中央付近に設置さ
れている。また、窓ガラス温度センサ4Aは、窓ガラス
からの視界を遮らないような場所に設置するのが望まし
く、ドアガラス9Aの下方に設置されている。
【0026】加湿装置7の本体5は、吸引口11、ブロ
アファン12、隔板13、貯水部14、超音波振動子1
5、吹出口16等を有している。吸引口11からブロア
ファン12により吸い込まれた空気は、隔板13を介し
て、貯水部14の上部に送られる。貯水部14の上部に
送られた空気は、超音波振動子15により貯水部14に
貯められた水17が水滴18となって供給されて加湿空
気となり、かかる加湿空気は吹出口16から吹き出され
る。尚、吹出口16は、車内において、フロントパネル
10の中央付近に設置されている(図2参照)。
【0027】加湿装置7の駆動回路6は、本体5の超音
波振動子15を駆動する発振回路を有している。図3に
発振回路の構成を示す。発振回路20は、車載バッテリ
ー18、コイル23、コンデンサ24、25、26、抵
抗27、28、トランジスタ29よりなる公知のLC発
振回路であり、制御回路8のD/Aコンバータ(図示せ
ず)で、トランジスタ21のベース抵抗22への出力電
圧を変更することにより、超音波振動子15に印加され
る発振電圧をリニアに変化することができる。かかる発
振電圧を変更することにより、加湿装置7の本体5の貯
水部14の上部に送られた空気に供給される水滴18の
量、すなわち、加湿装置7の加湿量を増減させることが
できる。
【0028】制御回路8は、加湿装置用防止システム1
A等の作動を制御するものであり、図示しないCPU、
ROM、RAM等を有している。かかるROMには、図
4、5に示す湿度表30、31等が記憶されている。湿
度表30、31は、車内の空気が窓ガラスの温度となっ
たときの湿度を示している。例えば、車内の空気の状態
が温度20℃、湿度50%RH、窓ガラスの温度が10
℃の場合に、車内の空気の温度が20℃から10℃にな
ったときは、図4の湿度表30を使用して、車内の空気
の湿度は95%RHになると求めることができる。ま
た、窓ガラスの温度が8℃のときは、同様にして、車内
の空気の湿度は109%RHになると求めることができ
る。
【0029】逆に、湿度表30、31は、窓ガラスの温
度とする車内の空気が現在の温度となったときの湿度を
示している。例えば、窓ガラスの温度である10℃の車
内の空気が湿度95%RHである場合に、車内の空気の
温度が10℃から20℃になったときは、図4の湿度表
30を使用して、車内の空気の湿度は50%RHになる
と求めることができる。尚、湿度が100%RHを越え
ると、車内の空気が含有する水蒸気の一部が液化し、車
内の窓ガラスに曇りが発生する。
【0030】本実施の形態では、車内の空気の温度が2
0℃(図4)、30℃(図5)の湿度表30、31しか
記載していないが、その他の各温度に対する湿度表も制
御回路8のROMに多数記憶している。
【0031】次に、図6に示すフローチャート図に基づ
いて、制御回路8が行う加湿装置用防止システム1Aの
作動を説明する。尚、ここでは、車内の空気の温度はエ
アコン等で設定されているものとする。また、以下の説
明においては、説明の把握を容易にするために、具体的
な数字の一例を挙げて記述する。
【0032】先ず、ステップ(以下、「S」という)1
において、車内湿度センサ2と車内温度センサ3とか
ら、車内の空気の湿度(「10%RH」とする)と温度
(「20℃」とする)を取り込んで、車内の空気の状態
を把握する。次のS2では、車内の空気を「快適湿度」
にするための「快適加湿量」を決定する。尚、「快適湿
度」は、車内の空気の温度に対応して予め設定されてお
り、制御回路8のROMに記憶されている。
【0033】「快適加湿量」の決定方法は、S1で測定
された車内の空気の温度20℃と湿度10%RHの結果
に基づいて、現在の車内の空気が含有する水蒸気量を算
出する。また、現在の車内の空気の温度20℃における
「快適湿度」(「50%RH」とする)を制御回路8の
ROMから読み取り、読み取った結果に基づいて、現在
の車内の空気の温度である20℃において、「快適湿
度」50%RHの車内の空気が含有する水蒸気量を算出
する。後者から前者を差し引くことにより、「快適加湿
量」が算出される。尚、上述した「快適加湿量」、「防
止加湿量」を算出する際に用いる車内の空気の体積は、
制御回路8のROMに記憶されている。
【0034】次のS3では、窓ガラス温度センサ4Aか
らドアガラス9Aの温度(「6℃」とする)を取り込ん
で、ドアガラス9Aの温度を把握する。次のS4では、
車内の空気を「防止湿度」にするための「防止加湿量」
を決定する。「防止加湿量」の決定方法は、先ず、S3
で測定されたドアガラス9Aの温度6℃における湿度1
00%RHの値を、現在の車内の空気の温度20℃にお
ける湿度に換算して、「防止湿度」を算出する。かかる
換算には図4の湿度表30を使用し、「防止湿度」の値
として40%RHを得る。次に、現在の車内の空気の温
度である20℃において、「防止湿度」40%RHの車
内の空気が含有する水蒸気量を算出する。算出された水
蒸気量から現在の車内の空気が含有する水蒸気量(上述
した「快適加湿量」の決定方法において算出済)を差し
引くことにより、「防止加湿量」が算出される。
【0035】次のS5では、S2で算出した「快適加湿
量」とS4で算出された「防止加湿量」とを比較してお
り、「快適加湿量」が「防止加湿量」より小さい場合に
は、加湿装置7の加湿量として「快適加湿量」が設定さ
れる。一方、「快適加湿量」が「防止加湿量」以上であ
る場合には、加湿装置7の加湿量として「防止加湿量」
が設定される。そして、次のS6において、S5で設定
された加湿量となるように、車内湿度センサ2で車内の
空気の湿度を監視しながら、駆動回路6を介して、加湿
装置7の加湿量が制御される。
【0036】ここでは、「快適湿度」50%RHが「防
止湿度」40%RHを上回るので、「快適加湿量」が
「防止加湿量」以上となり、加湿装置7の加湿量として
「防止加湿量」が設定される。尚、「快適湿度」が「防
止湿度」を下回れば、「快適加湿量」が「防止加湿量」
より小さくなり、加湿装置7の加湿量として「快適加湿
量」が設定される。以上より、車内の空気の湿度を「快
適湿度」または「快適湿度」になるべく近い値で、ドア
ガラス9Aに曇りが発生することを防止できる。
【0037】尚、ドアガラス9Aの曇りの発生を確実に
防止するためには、100%RHの値より小さい湿度に
基づいて、「防止湿度」を算出すればよい。
【0038】次に、エアコンを制御して車内の窓ガラス
の曇りを防止する窓ガラス用曇り防止システム(以下、
「エアコン用防止システム」という)について説明す
る。図7に、エアコン用防止システムの構成を表わした
ブロック図を示す。エアコン用防止システム1Bは、車
内湿度センサ2と、車内温度センサ3と、窓ガラス温度
センサ4Bと、空調装置であるエアコン42と、制御手
段である制御回路8を有している。尚、車内湿度センサ
2、車内温度センサ3、制御回路8は、上述した加湿装
置用防止システム1Aと同様のものである。
【0039】窓ガラス温度センサ4Bはフロントガラス
9Bの温度を測定するものである。窓ガラス温度センサ
4Bはサーミスタ等からなり、それらの出力は制御回路
8に入力される。また、窓ガラス温度センサ4Bは、窓
ガラスからの視界を遮らないような場所に設置するのが
望ましく、フロントガラス9Bの下方に設置されてい
る。さらに、エアコン42は本体40と駆動回路41か
らなり、本体40には吹き出し口43がフロントガラス
9Bの下方に取り付けられている。また、エアコン42
はハンドルSの近傍に設置されている。
【0040】次に、図8に示すフローチャート図に基づ
いて、制御回路8が行うエアコン用防止システム1Bの
作動を説明する。先ず、S11において、車内湿度セン
サ2と車内温度センサ3とから、車内の空気の湿度
(「70%RH」とする)と温度(「20℃」とする)
を取り込んで、S12において、車内の空気の湿度70
%RHを把握する。次のS13では、窓ガラス温度セン
サ4Bからフロントガラス9Bの温度(「12℃」とす
る)を取り込んで、フロントガラス9Bの温度を把握す
る。
【0041】次のS14では、S13で測定されたフロ
ントガラス9Bの温度12℃における湿度100%RH
の値を、現在の車内の空気の温度20℃における湿度に
換算して、「防止湿度」を算出する。かかる換算には図
4の湿度表30を使用し、「防止湿度」の値として60
%RHを得る。そして、S12で測定した現在の車内の
空気の湿度と「防止湿度」とを比較し、「防止湿度」が
現在の車内の空気の湿度以上場合には、次のS15にお
いて、駆動回路41を介して、エアコン42の吹き出し
口43から吹き出される空気の状態を維持する。尚、吹
き出し口43から空気が吹き出されていない(エアコン
42が作動していない)場合は、エアコン42が作動し
ない状態を維持する。
【0042】一方、「防止湿度」が現在の車内の空気の
湿度より小さい場合には、車内の空気の湿度を「防止湿
度」として、フロントガラス9Bに曇りが発生しない湿
度を決定する。そして、次のS15では、車内湿度セン
サ2で車内の空気の湿度を監視しながら、車内の空気の
湿度が「防止湿度」となるように、駆動回路41を介し
て、エアコン42の吹き出し口43から吹き出される空
気の状態を制御する。
【0043】ここでは、「防止湿度」60%RHが現在
の車内の空気の湿度70%RHより小さいので、車内の
空気の湿度が70%RHから60%RHとなるように、
駆動回路41を介して、エアコン42の吹き出し口43
から吹き出される空気の状態を制御する。以上により、
車内の空気の湿度を「快適湿度」にした場合に、車内の
フロントガラス9Bに曇りが発生するときに、制御回路
8がエアコン42を制御することにより、車内の空気の
湿度を上述した「快適湿度」になるべく近い値で、車内
のフロントガラス9Bに曇りが発生することを防止でき
る。
【0044】尚、フロントガラス9Bの曇りの発生を確
実に防止するためには、100%RHの値より小さい湿
度に基づいて、「防止湿度」を算出すればよい。
【0045】次に、リアヒータを制御して車内の窓ガラ
スの曇りを防止する窓ガラス用曇り防止システム(以
下、「リアヒータ用防止システム」という)について説
明する。図9に、リアヒータ用防止システムの構成を表
わしたブロック図を示す。リアヒータ用防止システム1
Cは、車内湿度センサ2と、車内温度センサ3と、窓ガ
ラス温度センサ4Cと、ヒータであるリアヒータ50
と、制御手段である制御回路8を有している。尚、車内
湿度センサ2、車内温度センサ3、制御回路8は、上述
した加湿装置用防止システム1Aと同様のものである。
【0046】窓ガラス温度センサ4Cはリアガラス9C
の温度を測定するものである。窓ガラス温度センサ4C
はサーミスタ等からなり、それらの出力は制御回路8に
入力される。また、窓ガラス温度センサ4Bは、窓ガラ
スからの視界を遮らないような場所に設置するのが望ま
しく、リアガラス9Cの下方に設置されている。
【0047】リアヒータ50は熱線式ヒータであり、リ
アガラス9Cに取り付けられて、リアガラス9Cを加熱
するものである。リアヒータ50の駆動回路51は、リ
アヒータ50を通電する通電回路を有している。図10
に通電回路の構成を示す。リアヒータ50はパワートラ
ンジスタ61を介して車載バッテリー18に接続されて
おり、パワートランジスタ61の導通度が、制御回路8
のD/Aコンバータ(図示せず)より、ベース抵抗62
への出力電圧を変更することにより、リアヒータ50に
印加される電圧をリニアに変化することができる。かか
る電圧を変更することにより、リアヒータ50の出力
(発熱量)を増減させることができる。
【0048】次に、図11に示すフローチャート図に基
づいて、制御回路8が行うリアヒータ用防止システム1
Cの作動を説明する。先ず、S21において、車内湿度
センサ2と車内温度センサ3とから、車内の空気の湿度
(「60%RH」とする)と温度(「20℃」とする)
を取り込んで、S22において、車内の空気の湿度60
%RHを把握する。次のS23では、窓ガラス温度セン
サ4Cからリアガラス9Cの温度(「10℃」とする)
を取り込んで、現在のリアガラス9Cの温度を把握す
る。
【0049】次のS24では、S21で測定された車内
の空気の温度20℃の車内の空気について、湿度の値が
100%RHになるときの温度を、「防止温度」として
算出する。かかる算出には図4の湿度表30を使用し、
「防止温度」の値として12℃を得る。そして、S23
で測定した現在のリアガラス9Cの温度と「防止温度」
とを比較し、「防止温度」が現在のリアガラス9Cの温
度以上の場合には、リアガラス9Cの温度を「防止温
度」として、リアガラス9Cに曇りが発生しない温度を
決定する。そして、次のS25では、窓ガラス温度セン
サ4Cでリアガラス9Cの温度を監視しながら、リアガ
ラス9Cの温度が「防止温度」となるように、駆動回路
51を介して、リアヒータ51の出力を制御する。一
方、「防止温度」が現在のリアガラス9Cの温度より小
さい場合には、次のS25において、駆動回路51を介
して、リアヒータ51の出力を維持する。
【0050】ここでは、「防止温度」12℃が現在のリ
アガラス9Cの温度10℃以上なので、窓ガラス温度セ
ンサ4Cでリアガラス9Cの温度を監視しながら、リア
ガラス9Cの温度が10℃から12℃となるように、駆
動回路51を介して、リアヒータ50の出力を制御す
る。以上により、車内の空気の湿度を「快適湿度」にし
た場合に、車内のリアガラス9Cに曇りが発生すると判
断されたときに、制御回路8がリアヒータ50を制御す
ることにより、車内の空気の湿度を上述した「快適湿
度」になるべく近い値で、車内のリアガラス9Cに曇り
が発生することを防止できる。また、リアヒータ50は
必要最低限の電力消費で制御できる。
【0051】尚、リアガラス9Cの曇りの発生を確実に
防止するためには、100%RHの値より小さい湿度に
基づいて、「防止温度」を換算すればよい。
【0052】以上詳細に説明したように、車内の温度を
車内温度センサ3で測定するとともに、車内の湿度を車
内湿度センサ2で測定して車内の空気の状態を把握し、
加湿装置用防止システム1Aでは、窓ガラス温度センサ
4Aで測定するドアガラス9Aの温度に基づいて「防止
湿度」を算出して、制御回路8が加湿装置7を制御する
ことにより、車内の空気の湿度を「快適湿度」または
「快適湿度」になるべく近い値で、ドアガラス9Aに曇
りが発生することを防止でき、また、エアコン用防止シ
ステム1Bでは、窓ガラス温度センサ4Bで測定するフ
ロントガラス9Bの温度に基づいて「防止湿度」を算出
して、制御回路8がエアコン42を制御することによ
り、車内の空気の湿度を「快適湿度」になるべく近い値
で、フロントガラス9Bに曇りが発生することを防止で
き、さらに、リアヒータ用防止システム1Cでは、窓ガ
ラス温度センサ4Cで測定するリアガラス9Cの温度に
基づいて「防止温度」を算出して、制御回路8がリアヒ
ータ50を制御することにより、車内の空気の湿度を
「快適湿度」になるべく近い値で、かつ、必要最低限の
電力消費で、リアガラス9Cに曇りが発生することを防
止でき、よって、室内の空気の状態と窓ガラスの温度に
基づいて、加湿装置、空調装置、ヒータを制御すること
により、窓ガラスの曇りを防止する窓ガラス曇り防止シ
ステムを提供することができる。
【0053】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。例えば、上記実施の形態の加湿装置用防止
システム1Aではドアガラス9Aのの曇りの発生を防止
しているが、窓ガラスセンサ4Bまたは4Cに基づい
て、「防止湿度」を算出すれば、フロントガラス4Bま
たはリアガラス4Cの曇りの発生の防止を、加湿装置用
防止システム1Aで行うことが可能である。また、エア
コン用防止システム1Bではフロントガラス9Bの曇り
の発生を防止しているが、エアコン42の吹き出し口4
3をドアガラス9Aやリアガラス4Cに備えるととも
に、窓ガラスセンサ4Aまたは4Cに基づいて「防止湿
度」を算出すれば、ドアガラス4Aまたはリアガラス4
Cの曇りの発生を防止を、エアコン用防止システム1B
で行うことが可能である。
【0054】また、加湿装置用防止システム1A、エア
コン用防止システム1B、リアヒータ用防止システム1
Cは、車内で実施しているが、ショーウィンドウや展望
台等の室内においても同様に実施することができる。
【0055】
【発明の効果】以上、説明したことから明らかなよう
に、車内の温度を車内温度センサで測定するとともに、
車内の湿度を車内湿度センサで測定して車内の空気の状
態を把握し、加湿装置用防止システムでは、窓ガラス温
度センサで測定するドアガラスの温度に基づいて「防止
湿度」を算出して、制御回路が加湿装置を制御すること
により、車内の空気の湿度を「快適湿度」または「快適
湿度」になるべく近い値で、ドアガラスに曇りが発生す
ることを防止でき、また、エアコン用防止システムで
は、窓ガラス温度センサで測定するフロントガラスの温
度に基づいて「防止湿度」を算出して、制御回路がエア
コンを制御することにより、車内の空気の湿度を「快適
湿度」になるべく近い値で、フロントガラスに曇りが発
生することを防止でき、さらに、リアヒータ用防止シス
テムでは、窓ガラス温度センサで測定するリアガラスの
温度に基づいて「防止温度」を算出して、制御回路がリ
アヒータを制御することにより、車内の空気の湿度を
「快適湿度」になるべく近い値で、かつ、必要最低限の
電力消費で、リアガラスに曇りが発生することを防止で
き、よって、室内の空気の状態と窓ガラスの温度に基づ
いて、加湿装置、空調装置、ヒータを制御することによ
り、窓ガラスの曇りを防止する窓ガラス曇り防止システ
ムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】加湿装置用防止システムの構成を表わすブロッ
ク図である。
【図2】車内湿度センサ、車内温度センサ、窓ガラス温
度センサの設置場所を示す図である。
【図3】超音波振動子を駆動する発振回路を表わす図で
ある。
【図4】湿度表を示す図である。
【図5】湿度表を示す図である。
【図6】加湿装置用防止システムの作動を表わすフロー
チャート図である。
【図7】エアコン用防止システムの構成を表わすブロッ
ク図である。
【図8】エアコン用防止システムの作動を表わすフロー
チャート図である。
【図9】リアヒータ用防止システムの構成を表わすブロ
ック図である。
【図10】リアヒータの通電回路を表わす図である。
【図11】リアヒータ用防止システムの作動を表わすフ
ローチャート図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C 窓ガラス曇り防止システム 2 車内湿度センサ 3 車内温度センサ 9A、9B、9C 窓ガラス温度センサ 7 加湿装置 8 制御回路 42 エアコン 50 リアヒータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の湿度を測定する室内湿度センサ
    と、 前記室内の温度を測定する室内温度センサと、 前記室内の窓ガラスの温度を測定する窓ガラス温度セン
    サと、 前記室内を加湿する加湿装置と、 前記室内湿度センサと前記室内温度センサと前記窓ガラ
    ス温度センサとの測定結果に基づいて前記加湿装置を制
    御する制御手段とを備え、 前記室内の窓ガラスの曇りを防止することを特徴とする
    窓ガラス曇り防止システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する窓ガラス曇り防止シ
    ステムにおいて、 前記室内を空調する空調装置を備え、 前記制御手段が前記空調装置を制御することにより、前
    記室内の窓ガラスの曇りを防止することを特徴とする窓
    ガラス曇り防止システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載する窓ガラス曇り防止シ
    ステムにおいて、 前記室内の窓ガラスに取り付けられたヒータを備え、 前記制御手段が前記ヒータを制御することにより、前記
    室内の窓ガラスの曇りを防止することを特徴とする窓ガ
    ラス曇り防止システム。
  4. 【請求項4】 車内の湿度を測定する車内湿度センサ
    と、 前記車内の温度を測定する車内温度センサと、 前記車内の窓ガラスの温度を測定する窓ガラス温度セン
    サと、 前記車内を加湿する加湿装置と、 前記車内湿度センサと前記車内温度センサと前記窓ガラ
    ス温度センサとの測定結果に基づいて前記加湿装置を制
    御する制御手段とを備え、 前記車内の窓ガラスの曇りを防止することを特徴とする
    窓ガラス曇り防止システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載する窓ガラス曇り防止シ
    ステムにおいて、 前記車内を空調する空調装置を備え、 前記制御手段が前記空調装置を制御することにより、前
    記車内の窓ガラスの曇りを防止することを特徴とする窓
    ガラス曇り防止システム。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載する窓ガラス曇り防止シ
    ステムにおいて、 前記車内のリアガラスに取り付けられたヒータを備え、 前記窓ガラス温度センサが前記車内のリアガラスの温度
    を測定するとともに、前記制御手段が前記ヒータを制御
    することにより、前記車内のリアガラスの曇りを防止す
    ることを特徴とする窓ガラス曇り防止システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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