JPH09156305A - 陳列什器のキャスター取付構造 - Google Patents

陳列什器のキャスター取付構造

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JPH09156305A
JPH09156305A JP32021195A JP32021195A JPH09156305A JP H09156305 A JPH09156305 A JP H09156305A JP 32021195 A JP32021195 A JP 32021195A JP 32021195 A JP32021195 A JP 32021195A JP H09156305 A JPH09156305 A JP H09156305A
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JP
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caster
base
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casters
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JP32021195A
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Takahiro Yamazaki
高宏 山▲崎▼
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 陳列什器を起立させた状態でキャスターを着
脱可能にすること。 【解決手段】 ベース11の両側前後にアジャスタ21
が設けられるとともに、これらのアジャスタ21の近傍
位置で、キャスター20が横桟19にそれぞれ固定され
ている。キャスター20は保持板44を備えており、こ
の保持板44は、そのコーナー部分が横桟19に設けら
れた切り起こし片47に係合でき、この係合状態で、保
持板44のボルト挿入穴と横桟19側のボルト締結穴4
8との軸線一致が図られる。そして、ボルト挿入穴より
ボルト45をねじ込むことによってキャスター20を取
り付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキャスター取付構造
に係り、更に詳しくは、陳列什器におけるキャスターを
容易に着脱することができるキャスター取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種の陳列什器には、ベース
の設置面側複数箇所にキャスターを備えたものが多く採
用されている。一般的なキャスターは、キャスターと一
体化された保持板を四本のボルトでベース側に固定する
ことによって取り付けられている。
【0003】従って、キャスターを交換する必要が生じ
たときには、陳列什器を倒伏しておき、ベースの設置面
側を側方に向けた状態で各ボルトを弛めてキャスターを
取り外す必要がある。この一方、新たなキャスターの固
定は、その保持板に形成されているボルト挿入穴とベー
ス側のボルト締結穴とを目視しながら一致させ、この状
態でボルトを締め付けることによって行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、比較的
大型の陳列什器は、それ自体の重量が相当に重いもので
あるため、これを倒伏する作業を単独で行うことが困難
な場合が多い。この場合、キャスターの取り付けや交換
作業を複数人で行わなければならなず、これがキャスタ
ーの取り付け、ひいては陳列什器の組み立て作業を省力
化できないという要因をもたらしていた。しかも、前述
のキャスター取付構造にあっては、ボルトによって保持
板をベース側に固定する構造であるため、保持板のボル
ト挿入穴とベース側のボルト締結穴とを位置決めしなけ
ればならない。従って、特に、高荷重が加えられるタイ
プの陳列什器にあっては、キャスター自体も大きく、且
つ、重いものが採用されるのが通常であるため、位置決
め作業を行いながらボルトを挿入する作業にも労力を要
するという問題があった。
【0005】また、陳列什器には、棚板等の上面に商品
が載せられているのが通常であるため、陳列什器を倒伏
する前の段階で、商品を一旦降ろした後、キャスター交
換後に改めて商品を陳列し直さなければならない等の面
倒な作業も要求されることとなる。
【0006】ところで、キャスターの取付構造は、前述
の陳列什器以外にも、運搬用の台車等にも利用されて種
々の改良が行われている(例えば、実開平5−7490
5号公報参照)。これらのキャスター取付構造は、キャ
スターを一体として備えた保持体を被取付面に固定する
ボルトの使用数を削減して着脱作業の容易化を図ること
ができるが、陳列什器のように、起立させた状態でキャ
スターの着脱を行うことをも可能とする構成は何等採用
されていない。
【0007】そこで、本発明の目的は、陳列什器を倒伏
することなくキャスターの交換が可能なキャスター取付
構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の問題を
解消するため、キャスターを固定する領域に手をアクセ
スすることのできる空間を備えたベースを採用した。こ
のベースには、アジャスタ及びキャスターの被取付部材
を設けるとともに、当該被取付部材にキャスターの保持
板或いは軸を係合させることのできる係合部を設け、こ
の係合部に前記保持板或いは軸を係合させてボルトによ
る固定を可能とする。アジャスタが設置面側に伸長する
ことでキャスターを設置面から浮上させるようにし、陳
列什器が起立状態となっていても、容易にキャスターの
交換を行えるようにした。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、設置面側にアジャスタ
及びキャスターが設けられたベースを備え、当該ベース
の上方が陳列領域として構成された陳列什器において、
前記ベースは陳列什器の起立状態で設置面との間に手を
アクセス可能な空間を備えた形状に設けられ、この空間
内にキャスターの被取付部材を固定するとともに、当該
被取付部材にキャスターを備えた保持板の外縁部分を係
合可能とする少なくとも二以上の係合部と、前記保持板
に設けられたボルト挿入穴に一致するボルト締結穴とを
設けてキャスターを着脱自在とし、且つ、前記アジャス
タが設置面側に伸長した状態で前記キャスターを浮上可
能に設ける、という構成を採っている。
【0010】キャスターをベースから取り外す場合に
は、前記アジャスタをベースから伸長させた状態として
キャスターを設置面から浮上させる。ここで、ベースに
は、その外側から手を入れることができる空間が設けら
れているため、陳列什器が起立した状態でもボルトへの
アクセスが可能となる。従って、ボルトを弛めたときに
キャスターは保持板が係合部に係合しただけの状態とな
る。そこで、保持板を面方向に若干シフトさせること
で、前記係合状態が解除されて取り外しが可能となる。
別個のキャスターを固定する場合には、前述とは逆の要
領にて保持板を係合部に係合させる。すると、係合部は
二以上設けられているため、保持板のボルト挿入穴は被
取付部材のボルト締結穴に位置決めされることとなる。
従って、この状態でボルトを挿入してこれを締め付ける
ことでキャスターの固定を行うことができる。
【0011】前記キャスター取付構造におけるベースは
設置面と略直交する方向に起立する一対のベース側板
と、これら側板の上部に配置される受け台とを備えて前
後又は左右に開通する門型形状をなし、前記被取付部材
は受け台の下面側において前記ベース側板の上部間に掛
け渡される、という構成を採ることが好ましい。この構
成により、キャスターの着脱作業を行うために手をアク
セスする領域を大きく確保できる。また、被取付部材が
ベース側板間に掛け渡される状態となるため、被取付部
材がベース構造に剛性をも付与することが可能となる。
【0012】また、本発明は、設置面側にアジャスタ及
びキャスターが設けられたベースを備え、当該ベースの
上方が陳列領域として構成された陳列什器において、前
記ベースは陳列什器の起立状態で設置面との間に手をア
クセス可能な空間を備えた形状に設けられ、この空間内
にキャスターの被取付部材を固定するとともに、当該被
取付部材にキャスターを備えた保持板を面方向にスライ
ド操作することで当該キャスターを着脱自在に設ける、
という構成も採用されている。この構成においては、前
記保持板を被取付部材に出し入れ方向にスライドするだ
けでよく、キャスターの交換作業を一層簡易、迅速に行
うことができる。
【0013】更に、本発明は、設置面側にアジャスタ及
びキャスターが設けられたベースを備え、当該ベースの
上方が陳列領域として構成された陳列什器において、前
記ベースは設置面と略直交する方向に起立する一対のベ
ース側板と、これら側板の上部に配置される受け台とを
備えて前後又は左右に開通する門型形状をなし、前記ベ
ース側板の内側面にキャスターの被取付部材を固定し、
この被取付部材にキャスターの軸を受容可能なスリット
状の係合部を設けるとともに、前記軸の先端側からナッ
トを螺合可能に設ける、という構成も採用されている。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0015】図1には、キャスター取付構造が適用され
た第1の実施例に係る陳列什器の概略斜視図が示され、
図2にはその底面図が示されている。これらの図におい
て、陳列什器10は、ベース11と、このベース11の
後端側に設けられた左右一対の支柱12と、これら支柱
12間に設けられたメッシュ14と、図示しない棚板等
を備えて構成されている。
【0016】前記ベース11は、全体的に見て、前後に
開通する門型に設けられている。すなわち、ベース11
は、設置面と略直交する方向に起立する一対のベース側
板15,15と、これらベース側板15,15の上部に
支持された受け台16とにより構成され、それらの内側
に外側から手をアクセスすることのできる空間Sを備え
た形状に設けられている。前記受け台16の前後二箇所
領域の直下において、ベース側板15の上部間にはキャ
スター20の被取付部材を構成する横桟19が固定され
ている。また、ベース側板15に沿う前後二箇所には、
図1中上下方向に進退可能なアジャスタ21がそれぞれ
配置されている。
【0017】前記ベース側板15は、受け台16の前後
幅に応じて前後方向に延在する長さを備えており、その
縦断面形状が略コ字状となるように一枚の金属板材等を
適宜折り曲げることによって形成されている。このベー
ス側板15は、図3及び図4に示されるように、略垂直
方向に位置する側板面25と、この側板面25の上端か
ら内側に折り曲げられて前記受け台16を支持可能に形
成された上面26と、この上面26に連設された垂下面
27と、前記側板面25の下端から内側に折り曲げられ
て床面と略平行に位置する底面28と、前記側板面25
の手前側に連設された前面29と、側板面25の後部側
を内側に折り曲げて形成された後端面30とを備えて構
成されている。
【0018】前記後端面30には、ベース側板15の延
出方向に沿って延びる板状片31が連設されている。こ
の板状片31は、前記後端面30と略直交、且つ、垂直
方向に位置し、前記側板面25より内側に落ち込んだ位
置に設けられている。ここで、板状片31と後端面30
とによって支柱12の固定領域が形成されている。板状
片31の上縁には傾斜切欠部32が形成されている。こ
の傾斜切欠部32は、支柱12の内側側面に固定された
ピン軸34を受容するようになっているとともに、その
下部が後端面30寄りに若干傾斜した方向に形成されて
いる。
【0019】前記板状片31の下端には片部材35が連
設されている。この片部材35は、板状片35の下端に
連なる水平面部37(図2参照)と、この水平面部37
に連設されるとともに、前記板状片35と略平行に上方
へ若干向けられた舌片状の起立片部38とにより構成さ
れている。起立片部38において、前記後端面30側の
縁は、上方から下方に向かって外側へ傾斜しており、起
立片部38と後端面30との間のクリアランスが次第に
狭くなるように形成されている。従って、支柱12の固
定領域における前端面をベース側板15の後端面30に
対して平行に押し付けできることとなる。
【0020】なお、図4に示されるように、前記板状片
31の下方側には穴40が穿設されており、この穴40
は、支柱12を前記固定領域内にセットした時に、当該
支柱12の側面に設けられた図示しない穴に一致するよ
うになっている。従って、穴40と図示しない穴にボル
トをねじ込んだ時に、支柱15はピン軸34とボルトと
の二箇所にて板状片31に固定されることとなる。
【0021】図2ないし図5に示されるように、受け台
16の下面側において、当該受け台16と略平行となっ
た横桟19がベース側板15間に掛け渡されている。陳
列什器10における手前側の横桟19とベース側板15
との連結は、横桟19の両端部分をベース側板15の内
面と溶接すること等によって行われている。この一方、
奥行側の横桟19は、後述するブラケットによって下面
側が支持固定されている。これらの横桟19は、その横
断面形状が略U字状をなし、底面41の四箇所にキャス
ター20の取付領域が設けられている。この取付領域に
固定されるキャスター20は、図2に示されるように、
二種類のものが採用されている。すなわち、奥行側に固
定されるキャスター20は、略方形の保持板44のコー
ナーに一本のボルト45を挿入する一個のボルト挿入穴
(図示せず)を備えたタイプである一方、手前側に固定
されるキャスター20は、二本のボルト45を挿入する
二個のボルト挿入穴を備えて構成されている。
【0022】奥行側におけるキャスター20の取付領域
は、図2に示されるように、保持板44の三つのコーナ
ーに略対応した係合部としての切り起こし片47と、残
る一個のコーナーに対応した一個のボルト締結穴48が
形成されている。このボルト締結穴48は、本実施例で
は、横桟19の底面41に形成された穴49と、横桟1
9の底面41上で前記穴49と同軸位置に設けられた固
定ナット50とにより構成されている。この一方、手前
側のキャスター20の取付領域は、二個の切り起こし片
47と二個のボルト締結穴48とにより構成されてい
る。
【0023】なお、前記アジャスタ21のうち、手前側
のアジャスタ21は、ベース側板15の底面28に設け
られている一方、奥行側のアジャスタ21は、ベース側
板15の内側面に溶接等によって固定されたブラケット
52を介して設けられている。このブラケット52は、
図5に示されるように、側面形状がコ字状となる部分を
備えており、その上片52Aで奥行側における横桟19
の両端側を支持、固定できるようになっている。
【0024】以上の構成において、例えば、図5中左側
に示されるように、キャスター20が固定されている状
態から別個のキャスター20に交換する場合には、先
ず、アジャスタ21を伸長させてキャスター20を設置
面から浮上させる。キャスター20が浮上した状態で受
け台16の下に手を入れてボルト45を外すと、キャス
ター20の保持板44は前記切り起こし片47に単に係
合している状態となる。従って、この時、保持板44を
面方向にシフトしてキャスター20を取り外すことがで
きる。そして、新たなキャスター20の取り付けに際し
ては、保持板44のコーナーを各切り起こし片47に入
り込むようにすると、保持板44のボルト挿入用の穴と
前記ボルト締結穴48(図2参照)とが同軸線上に一致
して自動的に位置決めされることとなる。従って、この
状態でボルト45をねじ込んで締め付けることでキャス
ター20の取り付けを完了することができる。
【0025】従って、このような実施例によれば、キャ
スター20の保持板44が、そのコーナーにて係合支持
される構成であるため、陳列什器10を倒伏しなくても
取付位置を容易に決定しながらキャスター20の取り付
けが可能となる一方、取り外し作業も少ない労力にて行
えるという効果を得る。
【0026】次に本発明の前記以外の実施例について説
明する。なお、以下の説明において、前記第1の実施例
と同一若しくは同等の構成部分については、必要に応じ
て同一符合を用いるものとし、説明を省略若しくは簡略
にする。
【0027】図6には、本発明に係るキャスター取付構
造の第2の実施例が示されている。この実施例は、被取
付部材として、内部空間を備えた下部開放型の角柱部材
60が採用されている。この角柱部材60には、当該角
柱部材60の内側をスライド可能な下部開放型の保持板
61が設けられ、この保持板61にキャスター20が固
定された構成となっている。この実施例における角柱部
材60は、例えば、溶接等の適宜な手段によって、受け
台16或いは適宜なブラケットを介してベース側板15
の内面側に固定することができ、これを複数箇所に設け
ることによって角柱部材60にキャスター20をそれぞ
れ固定することが可能となる。なお、ここでは図示省略
しているが、前記角柱部材60と保持板61との間に
は、適宜な係合構造が内部に採用されており、角柱部材
60の中に保持板61が収容された所定位置で、両者の
相互係合がなされるようになっており、これにより、保
持板61の軸方向移動を不能として当該保持板61の脱
落防止が図られている。
【0028】なお、前記保持板61は、図7に示される
ように、上部側が開放したものも採用することができ、
この保持板61にボルト64を用いてキャスター20を
固定する構成としてもよい。この構成では、保持板61
を取り出した後にキャスター20のみが交換されること
となる。
【0029】このような第2の実施例によれば、前記保
持板61を軸方向に出し入れ操作して適宜な位置にて保
持板61が脱落不能となるため、第1の実施例よりも更
に簡易、且つ、迅速にキャスター20の着脱を行うこと
ができる。特に、図7の構成では、ボルト64を用いて
キャスター20を固定する構成であるため、保持板61
自体は継続的に利用することができる。
【0030】図8には、本発明の第3の実施例が示され
ている。この実施例は、ベース側板15の内面側にスリ
ット状の係合部70を備えた被取付部材としてのブラケ
ット71を設けるとともに、係合部70にキャスター2
0の軸72を受容可能に設けたものである。そして、ブ
ラケット71の上面側からは、前記軸72が挿通可能と
なる穴73を備えたスペーサ74が配置可能となってお
り、このスペーサ74の上面側からナット75が締め付
けできるようになっている。この実施例におけるブラケ
ット71は、ベース側板15の内面側四箇所に溶接等に
よって固定される。
【0031】従って、このような第3の実施例によれ
ば、スリット状の係合部70にキャスター20の軸72
を受容させるだけで固定位置決定ができ、軸72と一個
のナット75とによって難なく着脱作業を行うことがで
きる。
【0032】なお、前記各実施例におけるキャスター2
0は、特に特に限定されるものでなく、ベース側への位
置決めが容易となる保持板等を備えたものであれば、そ
の他のキャスターを採用することができる。要するに、
本発明は、陳列什器10を倒伏することなくベース下面
側に手をアクセスしてキャスター20の着脱作業が行え
る限りにおいて、その他の構造も変更可能である。
【0033】また、前記第1の実施例における切り起こ
し片47は、保持板44の各コーナーに対応する位置に
設けるものとしたが、本発明はこれに限定されるもので
なく、コーナー以外の保持板の端縁と係合可能な切り起
こし片としてもよい。但し、キャスター固定時の位置決
めを容易に行う上では、前記実施例構成を採用すること
が好ましい。
【0034】なお、前記実施例では、ベース11が前後
に開通する門型形状としたが、このベース11の左右に
開通する門型形状を採用してもよい。また、ベース11
の前記空間Sは少なくともキャスター20の交換に際し
て外側から手をアクセスすることが容易となる程度の空
間が形成されていれば足りる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
キャスターを保持する保持板の外縁部分を係合部によっ
て係合可能としたから、アジャスタを伸長させてキャス
ターが設置面から浮上する状態で当該キャスターを難な
く着脱することができるという効果を得る。しかも、こ
の着脱作業に際しては、陳列什器を倒伏する必要性が全
くないため、特に、高重量となる陳列什器の場合の作業
性も大幅に改善することができる他、陳列された商品等
を除去してキャスターを交換していた従来の問題を確実
に解消することができる。また、被取付部材は一対のベ
ース側板間に掛け渡された構造であるため、この被取付
部材によってベース全体の剛性も付与され、被取付部材
に補強作用をも生じさせることができる。
【0036】更に、被取付部材として内部空間を備えた
角柱部材を用いるとともに、この角柱部材にキャスター
の保持板をスライド移動可能に設けているため、角柱部
材に保持板を出し入れすることのみでキャスターの着脱
操作が迅速に行えるという効果も得る。
【0037】また、ベース側板の内面側に、スリット状
の係合部を有する被取付部材を固定した構成では、キャ
スター側の軸を受容させるだけでキャスターの固定位置
が決定でき、キャスターと一体となった保持板を設ける
必要性も一掃して当該キャスター自体の構造を簡易化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャスター取付構造が適用された
第1の実施例を示す陳列什器の概略斜視図である。
【図2】図1の底面図である。
【図3】図1のA−A線矢視断面図である。
【図4】図1のベース右側面図である。
【図5】ベース側の正面図である。
【図6】第2の実施例を示す要部概略斜視図である。
【図7】第2の実施例の変形例を示す要部概略斜視図で
ある。
【図8】第3の実施例を示す要部概略斜視図である。
【符号の説明】
10 陳列什器 11 ベース 19 被取付部材としての横桟 20 キャスター 21 アジャスタ 44 保持板 45 ボルト 47 係合部としての切り起こし片 48 ボルト締結穴 50 ナット 60 被取付部材としての角柱部材 61 保持板 70 係合部 71 被取付部材としてのブラケット 72 軸 75 ナット S 空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設置面側にアジャスタ及びキャスターが
    設けられたベースを備え、当該ベースの上方が陳列領域
    として構成された陳列什器において、前記ベースは陳列
    什器の起立状態で設置面との間に手をアクセス可能な空
    間を備えた形状に設けられ、この空間内にキャスターの
    被取付部材を固定するとともに、当該被取付部材にキャ
    スターを備えた保持板の外縁部分を係合可能とする少な
    くとも二以上の係合部と、前記保持板に設けられたボル
    ト挿入穴に一致するボルト締結穴とを設けてキャスター
    を着脱自在とし、且つ、前記アジャスタが設置面側に伸
    長した状態で前記キャスターを浮上可能に設けたことを
    特徴とする陳列什器のキャスター取付構造。
  2. 【請求項2】 前記ベースは設置面と略直交する方向に
    起立する一対のベース側板と、これら側板の上部に配置
    される受け台とを備えて前後又は左右に開通する門型形
    状をなし、前記被取付部材は受け台の下面側において前
    記ベース側板の上部間に掛け渡されていることを特徴と
    する請求項1記載の陳列什器のキャスター取付構造。
  3. 【請求項3】 設置面側にアジャスタ及びキャスターが
    設けられたベースを備え、当該ベースの上方が陳列領域
    として構成された陳列什器において、前記ベースは陳列
    什器の起立状態で設置面との間に手をアクセス可能な空
    間を備えた形状に設けられ、この空間内にキャスターの
    被取付部材を固定するとともに、当該被取付部材にキャ
    スターを備えた保持板を面方向にスライド操作すること
    で当該キャスターを着脱自在に設けたことを特徴とする
    陳列什器のキャスター取付構造。
  4. 【請求項4】 設置面側にアジャスタ及びキャスターが
    設けられたベースを備え、当該ベースの上方が陳列領域
    として構成された陳列什器において、前記ベースは設置
    面と略直交する方向に起立する一対のベース側板と、こ
    れら側板の上部に配置される受け台とを備えて前後又は
    左右に開通する門型形状をなし、前記ベース側板の内側
    面にキャスターの被取付部材を固定し、この被取付部材
    にキャスターの軸を受容可能なスリット状の係合部を設
    けるとともに、前記軸の先端側からナットを螺合可能に
    設けたことを陳列什器のキャスター取付構造。
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JP (1) JPH09156305A (ja)

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