JPH09156302A - 車輪圧入・抜き取り方法および装置 - Google Patents

車輪圧入・抜き取り方法および装置

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JPH09156302A
JPH09156302A JP33826695A JP33826695A JPH09156302A JP H09156302 A JPH09156302 A JP H09156302A JP 33826695 A JP33826695 A JP 33826695A JP 33826695 A JP33826695 A JP 33826695A JP H09156302 A JPH09156302 A JP H09156302A
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JP
Japan
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wheel
ram
axle
press
wheels
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Pending
Application number
JP33826695A
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English (en)
Inventor
Saburo Kodama
三郎 児玉
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KOJIMA IRON WORKS
KOJIMA TEKKOSHO KK
Original Assignee
KOJIMA IRON WORKS
KOJIMA TEKKOSHO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KOJIMA IRON WORKS, KOJIMA TEKKOSHO KK filed Critical KOJIMA IRON WORKS
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Publication of JPH09156302A publication Critical patent/JPH09156302A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
    • B23P19/02Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes for connecting objects by press fit or for detaching same
    • B23P19/021Railroad wheels on axles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車軸への車輪の圧入作業を能率よく、かつ安
全に行い得る車輪圧入方法を提供すること。 【解決手段】 一方の車輪141の端面を当接させる端
面14と、この車輪141を圧入すべき車軸140の一
方の端面を押し当てて位置決めするストッパ17とを所
定の間隔をおいて設けた抵抗柱11を、ラムのセンタラ
インCLに対応させて設置し、車軸140の両端部に圧
入すべき車輪141,142を仮セットしたワーク14
4を、前記ラムと抵抗柱11間に持ち込み、ワーク14
4の車軸140の軸芯をラムのセンタラインCLに合わ
せるセンタリングを行った後、ラムにより車軸140を
抵抗柱11に向かって押し込み、一方の車輪141の端
面が抵抗柱11の端面に当接しかつ車軸140の端面が
ストッパ17に当接するまで押し込んで車軸140の所
定位置に一方の車輪141を圧入し、ついでラムにより
他方の車輪142を押し込み、所定位置に圧入された前
記一方の車輪141を基準として、車軸140の所定位
置に他方の車輪142を圧入するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両用の車軸
への両車輪の圧入、および車軸からの両車輪の抜き取り
を行うための車輪圧入・抜き取り方法と、前記方法を実
施するための車輪圧入・抜き取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図17〜図19に、鉄道車両用の車軸に
両車輪を圧入する従来技術を示す。
【0003】これらの図に示す車輪圧入の従来技術で
は、図17に示すように、ラム150と、C型治具15
2を取り付けた抵抗柱151とを用いる。
【0004】そして、同図17に示すように、ラム15
0と抵抗柱151のC型治具152間に、車軸140と
一方の車輪141とを持ち込み、車軸140を車軸受け
153,153により支持し、車軸140の押し込み側
端部にスペーサ154を被せ、抵抗柱151のC型治具
152の端面に車輪141を押し当て、センタリングを
行う。なお、符号143は車軸140に取り付けられて
いるギヤボックスを示す。
【0005】ついで、ラム150を前進させ、車輪14
2内に車軸140を圧入し、ラム150を後退させ、圧
入作業を終える。
【0006】次に、車軸140と一方の車輪141の組
み立て体を図18に矢印155で示すように反転させ
る。
【0007】ついで、前述したところと同様、抵抗柱1
51のC型治具152の端面に他方の車輪142を押し
当て、センタリングを行い、図19に示すように、再び
ラム150により車輪142の端部を押し、車輪142
内に圧入し、ラム150を後退させ、両方の車輪14
1,142の圧入作業を終了する。
【0008】また、図20〜図22に車軸から車輪を抜
き取る従来技術を示す。
【0009】これらの図に示す車輪抜き取りの場合に
も、ラム150と、C型治具152を取り付けた抵抗柱
151とを使用する。
【0010】そして、車軸140の所定位置に車輪14
1,142が装着されているワーク145を、抵抗柱1
51の位置に車輪141,142間の車軸部分を配置し
て持ち込み、車軸140におけるラム150側の端部に
スペーサ154を被せ、車軸140の両端部を車軸受け
153,153′で支持し、センタリングを行う。
【0011】ついで、ラム150を前進させ、そのラム
150により車軸140の端部を押し込み、抵抗柱15
1のC型治具152の端面に一方の車輪141を押し当
てた後、さらに押し込み、図21に示すように、車軸1
40から一方の車輪141を抜き取る。
【0012】次に、車軸140に他方の車輪142が装
着されているワークを図21に矢印155で示すように
反転させる。
【0013】ついで、車軸140におけるラム150側
の端部に当て金154を被せ、車軸140の両端部を車
軸受け153,153′により支持し、再びセンタリン
グを行う。
【0014】その後、ラム150を再び前進させ、車軸
140の端部を押し込み、抵抗柱151のC型治具15
2の端面に他方の車輪142を押し当てた後、さらに車
軸140を押し込み、他方の車輪142を抜き取り、ラ
ム150を後退させ、両方の車輪141,142の抜き
取り作業を終了する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車輪の圧入
に際して車軸140と車輪141,142とは、直角お
よび水平と、さらにセンタリングを必要とする。この条
件を満足されない場合、車軸140と車輪141,14
2とがカジリ現象を起こし、不良品となってしまう。
【0016】ところが、車輪圧入の従来技術では最初の
車輪141を圧入するとき、車軸受け153,153に
よって圧入条件に叶うようにセンタリングを行っても、
次の車輪142を圧入するとき、反転させてしまうた
め、再度センタリングを行わなければならず、したがっ
て作業能率が悪いという問題があった。
【0017】また、車輪圧入の従来技術では、車軸14
0の一方の端部側に車輪141を圧入したアンバランス
なワークを反転させるため、安全性が損なわれ、事故を
起こす危険性もあった。
【0018】そして、車輪の抜き取りに際しても、従来
技術では一方の車輪141を抜き取った後、他方の車輪
142を抜き取るときも、他方の車輪142が装着され
たままのアンバランスなワークを反転させるようにして
おり、再度センタリングを行う必要があるので、作業能
率が悪いという問題があり、危険性を伴うという問題も
あった。
【0019】本発明は、上記の事情に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、車軸への車輪の圧入作業
を能率よく、かつ安全に行い得る車輪圧入方法を提供す
ることにある。
【0020】また、本発明の他の目的は、より一層能率
の向上を図り得る車輪圧入方法を提供することにある。
【0021】また、本発明の他の目的は、車軸からの車
輪の抜き取り作業を能率よく、しかも安全に行い得る車
輪抜き取り方法を提供することにある。
【0022】また、本発明の他の目的は、狭軌道用及び
広軌道用の車輪抜き取りについて、より一層能率よく抜
き取り得る車輪抜き取り方法を提供することにある。
【0023】また、本発明の他の目的は、車輪抜き取り
作業をより一層迅速にかつ安全に遂行させ得る車輪抜き
取り方法を提供することにある。
【0024】また、本発明の他の目的は、単一の装置で
前記車輪の圧入作業および車輪の抜き取り作業とも的確
に実施し得る車輪圧入・抜き取り装置を提供することに
ある。
【0025】また、本発明の他の目的は、車輪の圧入作
業および車輪の抜き取り作業をより安全に行い得る車輪
圧入・抜き取り装置を提供することにある。
【0026】また、本発明の他の目的は、車輪の圧入作
業および車輪の抜き取り作業をより一層能率よく遂行さ
せ得る車輪圧入・抜き取り装置を提供することにある。
【0027】さらに、本発明の他の目的は、広軌道用か
ら狭軌道用に至るまで正確な車輪間隔で車輪を圧入させ
得る車輪圧入・抜き取り装置を提供することにある。
【0028】さらにまた、本発明の他の目的は、狭軌道
用の車輪について、より一層能率よく抜き取り得る車輪
圧入・抜き取り装置を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では一方の車輪141の端面を当接させる端
面14と、この車輪141を圧入すべき車軸140の一
方の端面を押し当てて位置決めするストッパ17とを所
定の間隔をおいて設けた抵抗柱11を、ラムのセンタラ
インCLに対応させて設置し、車軸140の両端部に、
圧入すべき車輪141,142を仮セットしたワーク1
44を、前記ラムと抵抗柱11間に持ち込み、ワーク1
44の車軸140の軸芯をラムのセンタラインCLに合
わせるセンタリングを行った後、ラムにより車軸140
を抵抗柱11に向かって押し込むとともに、一方の車輪
141の端面が抵抗柱11の端面に当接しかつ車軸14
0の端面がストッパ17に当接するまで押し込んで車軸
140の所定位置に一方の車輪141を圧入し、ついで
ラムにより他方の車輪142を押し込み、所定位置に圧
入された前記一方の車輪141を基準として、車軸14
0の所定位置に他方の車輪142を圧入するようにして
いる。
【0030】また、前記目的を達成するため、本発明で
は前記一方の車輪141の圧入時に、その車輪141が
抵抗柱11の端面14に当接または至近距離までは車軸
140をラムにより高速低圧で前進させ、その後車軸1
40を低速高圧で押し込み、一方の車輪141を所定位
置に圧入後、そのラムを高速で後退させ、前記他方の車
輪142の圧入時に、少なくともその車輪142を圧入
すべき所定位置の至近距離に前進するまではラムにより
車輪142を高速低圧で押し込み、その後車輪142を
ラムにより低速高圧で押し込み、車輪142を所定位置
に圧入するようにしている。
【0031】また、前記目的を達成するため、本発明で
は一方の車輪141を当接させる端面14と、他方の車
輪142を当接させる端面15とを有する抵抗柱11
を、ラムのセンタラインCLに沿って移動および固定可
能に設置し、車軸140の所定位置に車輪141,14
2が装着されたワーク145を、前記車輪141,14
2を抵抗柱11の両側に配して持ち込み、ワーク145
における車軸140の軸芯をラムのセンタラインCLに
合わせるセンタリングを行った後、ラムにより車軸14
0の一方の端部より押し込み、固定されている抵抗柱1
1の一方の端面14に一方の車輪141を当接させた
後、さらに押し込んで車軸140から一方の車輪141
を抜き取り、ついで抵抗柱11を他方の車輪142側に
移動させかつ固定し、車軸140の一方の端部を押し込
んだラムを後退させ、他方のラムにより車軸140の他
方の端部より押し込み、抵抗柱11の他方の端面15に
他方の車輪142を当接させた後、さらに押し込んで車
軸140から他方の車輪142を抜き取るようにしてい
る。
【0032】また、前記目的を達成するため、本発明で
は前記ワーク145の車輪141,142が狭軌道用の
場合には、抵抗柱11を固定したまま、ラムにより車軸
140の一方の端部を押し込み、前記抵抗柱11の一方
の端面14を利用して一方の車輪141を抜き取り、続
いて他のラムにより車軸140の他方の端部を押し込
み、前記抵抗柱11の他方の端面15側を利用して他方
の車輪142を抜き取るようにしている。
【0033】また、前記目的を達成するため、本発明で
は前記車軸140の一方の端部を押し込むラムおよび他
方の端部を押し込むラムとも、当該車輪141,142
が抵抗柱11の当該端面14,15に当接または至近距
離に接近するまでは高速低圧で前進させ、ついでラムを
低速高圧で前進させ、車軸140から当該車輪141,
142を抜き取った後は、ラムを高速で後退させるよう
にしている。
【0034】また、前記目的を達成するため、本発明で
はベッド1と、車輪受け兼芯出し装置10,10と、車
軸受け兼芯出し装置9,9と、抵抗柱11と、主シリン
ダ48と、補助シリンダ80と、荷役装置130とを備
え、前記車輪受け兼芯出し装置10,10と車軸受け兼
芯出し装置9,9とを、ベッド1上でラムのセンタライ
ンCL方向に移動可能に設置し、前記抵抗柱11をベッ
ド1上でセンタラインCL方向に移動可能にかつベッド
1上の任意の位置に固定可能に設置し、抵抗柱11のボ
ディ12にワーク持ち込みまたは製品取り出し用の開口
部13を設け、ボディ12のセンタラインCL方向の両
側には車輪141,142を当接させる端面14,15
を形成し、ボディ12内には一方の端面14から所定間
隔をおいた位置に、車軸140の端面を押し当てるスト
ッパ17を着脱可能に設け前記荷役装置130を抵抗柱
11のボディ12に設けられた開口部13を通じてワー
クを持ち込み、かつ開口部13から製品を取り出し可能
に配置し、前記主シリンダ48をアウタシリンダ49と
インナシリンダ50とにより構成するとともに、アウタ
シリンダ49にはアウタラム56をセンタラインCL方
向に進退可能にかつ車輪141の端面を押し込み可能に
設け、インナシリンダ50にはインナラム57をセンタ
ラインCL方向に進退可能にかつ車軸140の一方の端
部を押し込み可能に設け、前記補助シリンダ80には補
助ラム84をセンタラインCL方向に進退可能にかつ車
軸140の他方の端部を押し込み可能に設け、前記油圧
ユニット93を少なくとも前記アウタラム56とインナ
ラム57と補助ラム84とをそれぞれ独立に進退操作可
能に構成している。なお、アウタラム5bとインナシリ
ンダ50は複動式で共通になっている。
【0035】また、前記目的を達成するため、本発明で
は前記アウタラム56とインナラム57と補助ラム84
とに、専用のストローク検出器63,70,87を付設
している。
【0036】また、前記目的を達成するため、本発明で
は前記油圧ユニット93をアウタラム56とインナラム
57と補助ラム84とについて、少なくとも前進速度を
前進行程途中でそれぞれ独立に変更可能に構成してい
る。
【0037】さらに、前記目的を達成するため、本発明
では前記ベッド1と、車輪受け兼芯出し装置10,10
と、車軸受け兼芯出し装置9,9と、抵抗柱11と、主
シリンダ48と、補助シリンダ80と、荷役装置130
のほかにレールゲージ131を備え、このレールゲージ
131を、広軌道用から狭軌道用の車輪間隔に合わせて
長さを調整可能に、かつ車軸140に最初に圧入された
車輪141を基準として、次に圧入される車輪142の
間隔を規定可能に、しかも待機位置と作用位置とに移動
可能に構成している。
【0038】さらにまた、前記目的を達成するため、本
発明では前記ベッド1と、車輪受け兼芯出し装置10,
10と、車軸受け兼芯出し装置9,9と、抵抗柱11
と、主シリンダ48と、補助シリンダ80と、荷役装置
130のほかに狭軌道の車輪抜き取り用の治具136を
備え、この治具136に、抜き取るべき車輪141,1
42のうちの補助ラム84側の車輪を当接させる当て金
137設け、前記治具136を待機位置と、前記抵抗柱
11の内部における補助ラム84側への組み込み位置と
に移動可能に構成している。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面により説明する。
【0040】図1〜図7は本発明方法を実施するための
装置の一例を示すもので、図1は車輪圧入・抜き取り装
置全体の正面図、図2は図1の平面図、図3は図1の右
側面図、図4は抵抗柱の拡大縦断側面図、図5は図4の
A−A矢視図、図6は主シリンダの拡大縦断側面図、図
7は油圧ユニットの一部分の回路図である。
【0041】これらの図に示す車輪圧入・抜き取り装置
は、図1〜図3に示すように、ベッド1と、主シリンダ
フレーム2と、補助シリンダフレーム3と、タイバー
4,5と、車輪受け兼芯出し装置10と、車軸受け兼芯
出し装置9と、抵抗柱11と、主シリンダ48と、補助
シリンダ80と、油圧ユニット93と、荷役装置130
と、レールゲージ131と、車輪抜き取り用の治具13
6と、操作盤139とを装備している。
【0042】前記ベッド1上には、図1および図2から
分かるように、主シリンダフレーム2、補助シリンダフ
レーム3、タイバー4,5等が固定され、また車輪受け
兼芯出し装置10,10、車軸受け兼芯出し装置9,9
や抵抗柱11等が搭載されている。
【0043】前記主シリンダフレーム2および補助シリ
ンダフレーム3は、図1および図2に示すように、ベッ
ド1上の一方の端部と他方の端部とに直立に設置されて
いる。
【0044】前記タイバー4,5は、図1および図3に
示すように、上下部に設けられている。上下2本のタイ
バー4,5は、前記主シリンダフレーム2と補助シリン
ダフレーム3とを強固に連結し、ベッド1上に固定して
いる。また、タイバー4,5同士は図3に示すように、
連結部材6により傾斜状に連結されていて、車軸140
および車輪141,142の単体または組み立て体の搬
入・搬出作業を容易に行い得るようにしている。さら
に、タイバー4,5には図1,図3〜図5から分かるよ
うに、長さ方向に等間隔をおいて抵抗柱固定用のコッタ
穴7,8である長穴が複数個設けられている。
【0045】前記車輪受け兼芯出し装置10は、図1お
よび図2に示すように、ベッド1上に2台、それぞれラ
ムのセンタラインCL方向に走行可能に搭載されてい
る。各車輪受け兼芯出し装置10は、スクリュージャッ
キを内蔵し、車輪141,142を受け止め、車輪14
1,142の上下方向の位置を調整することによって、
車軸140をラムのセンタラインCLに芯合わせ可能に
構成されている。
【0046】前記車軸受け兼芯出し装置9は、前記車輪
受け兼芯出し装置10,10の外側にそれぞれ1台ずつ
配置されており、ベッド1上にそれぞれラムのセンタラ
インCL方向に走行可能に配置されている。この車軸受
け兼芯出し装置10も、前記車輪受け兼芯出し装置10
と同様、スクリュージャッキを内蔵しており、車軸14
0を受け止め、その車軸140をラムのセンタラインC
Lに芯合わせし得るように構成されている。
【0047】前記抵抗柱11は、図4および図5に拡大
示したように、側面から見てC型に形成されたボディ1
2と、ストッパ用の嵌合溝16と、ボディ12の下部両
側に設けられた走行輪19と、この走行輪19の自動駆
動系および手動駆動系と、両駆動系を選択的に切り換え
るクラッチ30と、前記タイバー4,5に設けられたコ
ッタ穴7,8に挿入するコッタ42,43とを備えて構
成されている。
【0048】前記ボディ12には、ワーク持ち込みまた
は製品取り出し用の開口部13が設けられている。ま
た、前記ボディ12におけるラムのセンタラインCL方
向の両側には、車輪141,142を当接させる端面1
4,15が形成されている。さらに、前記ボディ12の
内部にはストッパ用の嵌合溝16が形成されている。
【0049】前記ストッパ用の嵌合溝16は、車輪当接
用の端面14,15のうちの一方の端面14から、圧入
される車輪の位置に相当する所定の間隔をおいた位置に
形成されている。そして、この嵌合溝16には車軸14
0の端面を押し当てるストッパ17が着脱可能に設けら
れている。
【0050】前記走行輪19は、前記ボディ12の下部
におけるラムのセンタラインCL方向の両側に張り出し
た脚部18に被動輪37を介して設けられている。
【0051】前記走行輪19の自動駆動系は、図4およ
び図5に示すように、前記抵抗柱11のボディ12に設
置された可逆モータ20と、減速機21と、駆動軸22
に取り付けられた駆動スプロケットホイール23と、軸
24に取り付けられた中間スプロケットホイール26
と、前記スプロケットホイール23,26に掛け渡され
たチェーン27と、このチェーン27のテンション用の
スプロケットホイール28とを備え、さらに軸24,2
5に設けられかつ互いに噛合されたギヤ34,35と、
軸25に取り付けられた中間スプロケットホイール36
と、被動軸37に取り付けられた被動スプロケットホイ
ール38と、両スプロケットホイール36,38間に掛
け渡されたチェーン39と、走行輪19,19が取り付
けられている被動軸37,37に設けられた被動スプロ
ケットホイール38,38と、両被動スプロケットホイ
ール38,38間に掛け渡されたチェーン41とを経
て、抵抗柱11の前後部に設けられた走行輪19,19
を回転させ、抵抗杭11を前方または後方に走行させる
ようになっている。
【0052】一方、手動駆動系は図4に示すように、軸
29の一方の端部に取り付けられたハンドル31と、ク
ラッチ30に設けられかつ軸29の他方の端部に配置さ
れたギヤ32と、前記軸25に取り付けられかつ前記ギ
ヤ32に噛合されたギヤ33とを備え、クラッチ30を
入れ、ハンドル31を回転させるに伴い、前記軸29、
ギヤ32,33、軸25、中間スプロケットホイール3
6、チェーン39、被動スプロケットホイール38、走
行輪19,19が取り付けられている被動軸37,37
に設けられたスプロケットホイール40,40、両スプ
ロケットホイール40,40間に掛け渡されたチェーン
41とを経て、抵抗柱11の前後部に設けられた走行輪
19,19を回転させ、抵抗杭11を前方または後方に
走行させるようになっている。
【0053】前記コッタ42,43は、上下部のタイバ
ー4,5に設けられたコッタ穴7,8に対応させて抵抗
柱11のボディ12の上下部に進退可能に支持されてい
る。また、各コッタ42,43はピストンロッド45を
介して油圧シリンダ44に連結されている。前記油圧シ
リンダ44は、油圧ユニット93に連係されているが、
その部分については図面では省略されている。そして、
上下部のタイバー4,5にそれぞれ複数個ずつ設けられ
たコッタ穴7,8のうちの選択されたコッタ穴7,8
に、コッタ42,43を挿入することにより、抵抗柱1
1を作業に適する位置に固定し得るようになっている。
【0054】前記主シリンダ48は、図6に拡大示して
いるように、アウタシリンダ49と、インナシリンダ5
0と、アウタピストン54と、インナピストン55と、
アウタラム56と、インナラム57と、アウタラム用の
ストローク検出器63と、インナラム用のストローク検
出器70とを備えている。
【0055】前記アウタシリンダ49とインナシリンダ
50とは、同一軸上に連接されている。
【0056】前記アウタシリンダ49とインナシリンダ
50には、第1,第2,第3のポート51,52,53
が設けられている。そして、第1のポート51よりイン
ナシリンダ50に圧油を供給すると、インナピストン5
5を介してインナラム57が進出操作される。また、第
2のポート52よりアウタシリンダ49に圧油を供給す
ると、アウタピストン54を介してアウタラム56が進
出操作され、またはインナピストン55を介してインナ
ラム57が後退操作される。さらに、第3のポート53
を通じてアウタシリンダ49に圧油を供給すると、アウ
タピストン54を介してアウタラム56が後退操作され
る。
【0057】前記アウタラム56は、中空筒状に形成さ
れている。また、アウタラム56には窓60が形成され
ており、この窓60を形成することによってアウタラム
56の軽量化を図り、かつ窓60を通じてインナラム5
7の動作が見えるようにしている。さらに、アウタラム
56にはアダプタを介してアウタラムヘッド58が取り
付けられている。さらにまた、アウタラム56にはこれ
と平行にガイドバー62が取り付けられている。このガ
イドバー62は、上部のタイバー4に形成されたガイド
穴61に挿入され、このガイド穴61に沿って摺動し、
アウタラム56の前ダレを防止している。
【0058】前記インナラム57は、中空筒状のアウタ
ラム56に嵌合されていて、前記アウタラム56をガイ
ドとして摺動するようになっている。このインナラム5
7にも、アダプタを介してインナラムヘッド59が取り
付けられている。
【0059】前記アウタラム用のストローク検出器63
は、図6および図7に示すように、前記ガイドバー62
に摩擦的に接して回転する回転子64と、これと同じ軸
65に回転可能に設けられた回転板66と、エンコーダ
(図示せず)とを有して構成されている。そして、前記
回転板66の回転数をエンコーダにより検出し、その回
転数からアウタラム56のストロークを演算するように
なっている。
【0060】また、アウタラム56の前進位置と後退位
置には、リミットスイッチ67,68が設置されてい
る。しかして、前記ガイドバー62に設けられたストラ
イカ(図示せず)がリミットスイッチ67または68に
接触することによって、アウタラム56の前進位置と後
退位置とを規制するようにしている。
【0061】なお、図7では説明の都合上、ガイドバー
62と、アウタラム用のストローク検出器63と、リミ
ットスイッチ67,68とを、主シリンダ48の上方に
位置を換えて示している。
【0062】前記インナラム用のストローク検出器70
は、図7に示すように、ケーシング71と、同じ軸72
上に取り付けられたプーリ73および回転板76と、ロ
ープ74と、エンコーダ(図示せず)とを備えている。
前記ロープ74は、一端部はインナピストン55の後端
面に結ばれ、中間部はプーリ73に掛けられ、他端部に
は重錘75が取り付けられている。したがって、このイ
ンナラム用のストローク検出器70では、インナピスト
ン55を介してインナラム57が進出または後退する
と、これにロープ74が追従し、このロープ74により
プーリ73が回転し、これに同調して回転板76が回転
し、その回転角度をエンコーダにより検出し、前記回転
板76の回転角度からインナラム57のストロークを演
算するように構成されている。
【0063】また、前記インナラム用のストローク検出
器70の軸72には、円盤型のストライカ77が取り付
けられている。このストライカ77の周囲には、互いに
所定の間隔をおいてリミットスイッチ78,79が設置
されている。そして、前記ストライカ77がリミットス
イッチ78または79に接触することによって、インナ
ラム57の前進位置と後退位置とを規制するようにして
いる。
【0064】前記補助シリンダ80には、図1および図
7に示すように、第1のポート81と、第2のポート8
2とが設けられている。また、補助シリンダ80にはピ
ストン83が嵌挿されており、このピストン83には補
助ラム84が連接されている。この補助ラム84には、
補助ラムヘッド85と、ガイドバー86とが設けられて
いる。さらに、補助ラム84にはこれのストローク検出
器87とが配備されている。
【0065】前記補助シリンダ80に設けられた第1の
ポート81に圧油が供給されると、ピストン83を介し
て補助ラム84が前進操作され、第2のポート82に圧
油が供給されると、同ピストン83を介して補助ラム8
4が後退操作される。
【0066】前記ガイドバー86は、補助シリンダフレ
ーム3に形成されたガイド穴(図示せず)に挿入され、
補助ラム84を前ダレしないようにガイドする。
【0067】前記補助ラム用のストローク検出器87
は、図7に示すように、前記アウタラム用のストローク
検出器63と同様、前記ガイドバー86に摩擦的に接し
て回転する回転子88と、これと同じ軸89上に回転可
能に設けられた回転板90と、エンコーダ(図示せず)
とを備えている。そして、前記回転子88と一緒に回転
する回転板90の回転数をエンコーダにより検出し、そ
の回転数から補助ラム84のストロークを演算するよう
になっている。
【0068】さらに、補助ラム84の前進位置と後退位
置には、リミットスイッチ91,92が設置されてい
る。これらのリミットスイッチ91,92は、前記ガイ
ドバー86に設けられたストライカ(図示せず)が接触
することにより、補助ラム84の前進位置と後退位置と
を規制するようになっている。
【0069】なお、図7では前記ガイドバー86と、補
助ラム用のストローク検出器87と、リミットスイッチ
91,92とを、補助シリンダ80の上方に位置を換え
て示している。
【0070】前記油圧ユニット93は、油圧により作動
させる機器全体を制御すべく設置されているが、ここで
は主シリンダ48および補助シリンダ80の制御に必要
な回路についてのみ説明する。
【0071】しかして、前記油圧ユニット93は図7に
示すように、モータ94と、高圧側の油圧ポンプ95
と、低圧側の油圧ポンプ96と、油圧ポンプ95の吐出
側の配管97に設けられた流量調整弁99および切換弁
100と、前記油圧ポンプ95,96の吐出側の配管9
7,98とを結ぶ配管101と、この配管101と主シ
リンダ48側の機器とを結ぶ配管102と、油圧ポンプ
96の吐出側の配管98から分岐された配管103に設
けられたリリーフ弁104および絞り弁モジュール10
5ならびに切換弁106と、この切換弁106に配管1
07を通じて互いに並列に接続された切換弁108,1
09と、切換弁108に接続されたインナシリンダ50
側のリリーフ弁110と、前記切換弁108,109に
接続されたアウタシリンダ49側のリリーフ弁111お
よび低圧側のリリーフ弁112と、前記切換弁108と
前記配管102とを結ぶ配管113と、この配管113
に設けられたリリーフ弁114と、前記配管102に互
いに並列に設けられた切換弁115,116と、両切換
弁115,116間を結ぶ配管117と、前記切換弁1
18と主シリンダ48の第1のポート51とを結ぶ配管
118と、主シリンダ48の第2のポート52と前記配
管102とを結ぶ配管119と、同主シリンダ48の第
3のポート53と前記切換弁116とを結ぶ配管120
と、この配管120に設けられたチェック弁付絞り弁1
21と、前記油圧ポンプ95,96の吐出側の配管9
7,98を結ぶ配管101と補助シリンダ80側の機器
とを結ぶ配管122と、この配管122に設けられた切
換弁123と、前記補助シリンダ80の第1のポート8
1と切換弁123とを結ぶ配管124と、同補助シリン
ダ80の第2のポート82と切換弁123とを結ぶ配管
125と、配管124に設けられたチェック弁付絞り弁
126と、配管125に設けられたリリーフ弁127と
を備えている。ほかには、ラム選択スイッチ128と、
モノレバースイッチ129とが配備されている。
【0072】前記切換弁100,106,108,10
9,115,116および123には、それぞれ電磁操
作切換弁が用いられている。
【0073】前記ラム選択スイッチ128は、主シリン
ダ48をインナラム側作動と、アウタラム側作動とに選
択的に切り換え、さらに補助ラム作動に切り換え得るよ
うになっている。
【0074】前記モノレバースイッチ129は、中立モ
ードNと、高速前進モードHと、低速前進モードLとに
切り換え得るようになっている。
【0075】そして、前記油圧ユニット93は次のよう
に作動し、目的とする機器を制御する。
【0076】(1)インナラム57の高速前進モード ラム選択スイッチ128をインナラム57側作動に切り
換え、モノレバースイッチ129を高速前進に切り換え
る。これにより、切換弁106はイ位置に、切換弁10
8は中立位置に、切換弁109は中立位置に、切換弁1
15はイ位置に、切換弁116は中立位置にそれぞれ切
り換えられる。したがって、低圧側の油圧ポンプ96よ
り吐出された圧油が配管98→配管102→切換弁11
5→配管118→主シリンダ48の第1のポート51→
インナシリンダ50のインナピストン55側に供給さ
れ、インナラム57は高速低圧で前進操作される。この
とき、インナシリンダ50におけるインナラム57側の
圧油は、第2のポート52→配管119→切換弁115
→タンクへ戻される。
【0077】(2)インナラム57の低速前進モード モノレバースイッチ129を低速前進に切り換える。こ
れにより、切換弁100がイ位置に切り換えられる。そ
の結果、高圧側の油圧ポンプ95から吐出された圧油が
配管97→切換弁100→配管102→切換弁115→
配管118→第1のポート51→インナシリンダ50の
インナピストン55側に供給され、インナラム57は低
速高圧で前進操作される。このとき、高圧側の油圧ポン
プ95の吐出側の配管97に設けられた流量調整弁99
により加圧速度を、ダイヤルを操作することによって例
えば0.5〜5.0mm/sの範囲で調整することがで
きる。また、切換弁108に接続されたリリーフ弁11
0により、加圧力をハンドル操作で例えば100〜30
0tonの範囲で無段階に調整することができる。この
場合も、インナシリンダ55におけるインナラム57側
の圧油は、第2のポート52→配管119→切換弁11
5→タンクへ戻される。
【0078】(3)インナラム57の高速後退モード モノレバースイッチ129を中立モードに切り換える。
これにより、切換弁106はロ位置に、切換弁108は
イ位置に、切換弁109はイ位置に、切換弁115はロ
位置にそれぞれ切り換えられる。その結果、低圧側の油
圧ポンプ96から供給された圧油が配管98→配管10
2→切換弁115→配管117→配管119→主シリン
ダ48の第2のポート52→インナシリンダ50のイン
ナラム57側に供給され、インナラム57は高速低圧で
後退操作される。このとき、インナシリンダ50におけ
るインナピストン55側の圧油は、第1のポート51→
配管118→切換弁115→タンクへ戻される。
【0079】(4)アウタラム56の高速前進モード ラム選択スイッチ128をアウタラム56側作動に切り
換え、モノレバースイッチ129を高速前進に切り換え
る。これにより、切換弁115はロ位置に、切換弁11
6はイ位置に切り換えられ、他の切換弁は前記(1)と
同様である。その結果、低圧側の油圧ポンプ96から吐
出された圧油が配管98→配管102→切換弁115→
配管117→配管119→主シリンダ48の第2のポー
ト52→アウタシリンダ49のアウタピストン54側に
供給され、アウタラム56は高速低圧で前進操作され
る。このとき、アウタシリンダ49におけるアウタラム
56側の圧油は、第3のポート53→配管120→切換
弁116→タンクへ戻される。
【0080】(5)アウタラム56の低速前進モード モノレバースイッチ129を低速前進に切り換える。こ
れにより、切換弁100がイ位置に切り換えられる。そ
の結果、高圧側の油圧ポンプ95から吐出された圧油が
配管97→切換弁100→配管101→配管102→切
換弁115→配管117→配管119→主シリンダ48
の第2のポート52→アウタシリンダ49のアウタピス
トン54側に供給され、アウタラム56は低速高圧で前
進操作される。このとき、加圧速度および加圧力を調整
できることは、前記(2)と同様である。この場合も、
アウタシリンダ49におけるアウタラム56側の圧油
は、第3のポート53→配管120→切換弁116→タ
ンクへ戻される。
【0081】(6)アウタラム56の後退モード アウタラム56を後退操作する場合は、この実施例では
アウタラム56の受圧面積が小さいため、低圧側の圧油
による高速での後退操作に馴染まない。そこで、高圧側
の圧油を用いる。ここで、モノレバースイッチ129を
中立モードに切り換えることによって、切換弁100は
イ位置に、切換弁115はイ位置に、切換弁116はロ
位置にそれぞれ切り換えられる。そのほかは、前記
(3)と同様である。これにより、高圧側の油圧ポンプ
95から吐出された圧油が配管97→切換弁100→配
管101→配管102→切換弁116→チェック弁付絞
り弁121→主シリンダ48の第3のポート53→アウ
タシリンダ49のアウタラム56側に供給され、アウタ
ラム56が後退操作される。このとき、アウタシリンダ
49のアウタピストン54側の圧油は、第2のポート5
2→配管119→配管117→切換弁115→タンクへ
戻される。
【0082】(7)補助ラム84の高速前進モード ラム選択スイッチ128を補助ラム84作動に切り換
え、モノレバースイッチ129を高速前進に切り換え
る。これにより、補助シリンダ87の切換弁123がイ
位置に切り換えられる。その結果、低圧側の油圧ポンプ
96より吐出された圧油が配管98→配管101→配管
102→切換弁123→配管124→チェック弁付絞り
弁126→第1のポート81→補助シリンダ80のピス
トン83側に供給され、補助ラム84は高速低圧で前進
操作される。このとき、補助シリンダ80における補助
ラム84側の圧油は、第2のポート82→配管125→
切換弁123→タンクへ戻される。
【0083】(8)補助ラム84の低速前進モード モノレバースイッチ129を低速前進に切り換える。こ
れにより、切換弁100がイ位置に切り換えられる。そ
の結果、高圧側の油圧ポンプ95から吐出された圧油が
配管97→切換弁100→配管102→切換弁123→
配管124→チェック弁付絞り弁126→第1のポート
81→補助シリンダ80のピストン83側に供給され、
補助ラム84は低速高圧で前進操作される。この場合
も、補助ラム84の加圧速度および加圧力を調整できる
ことは、前記(2)と同様である。このときも、補助シ
リンダ80における補助ラム84側の圧油は、第2のポ
ート82→配管125→切換弁123→タンクへ戻され
る。
【0084】(9)補助ラム84の高速後退モード モノレバースイッチ129を中立モードに切り換える。
これにより、切換弁123はロ位置に切り換えられる。
したがって、低圧側の油圧ポンプ96から吐出された圧
油が配管98→配管101→配管122→切換弁123
→配管125→第2のポート82→補助シリンダ80に
おける補助ラム84側に供給され、補助ラム84が高速
低圧で後退操作される。このとき、補助シリンダ80に
おけるピストン83側の圧油は、第1のポート81→チ
ェック弁付絞り弁126→配管124→切換弁123→
タンクへ戻される。
【0085】前記レールゲージ131は、図1に示すよ
うに、ブラケット132に取り付けられた基準バー13
3と、これの一方の端部に連結された基準部134と、
基準バー133の他方の端部に設けられたリミットスイ
ッチ135とを有している。
【0086】前記ブラケット132は、上部のタイバー
4に沿って待機位置と、ラムのセンタラインCLの上方
の作用位置とに移動可能に支持されている。
【0087】前記基準バー133は、広軌道用と狭軌道
用にわたる任意の長さに調整し得るようになっている。
【0088】前記基準部134は、車軸140に最初に
圧入された車輪141をまたぐ形状に形成されている。
【0089】前記リミットスイッチ135には、他の車
輪142の圧入時に、この車輪142の内側の端面が接
触し、そのとき所定の車輪間隔に圧入されたことを確認
し得るようになっている。
【0090】前述のごとく構成した車輪圧入・抜き取り
装置の作用に関連して、本発明の方法の一例を説明す
る。
【0091】図8〜図10は車輪圧入の過程を示す説明
図である。
【0092】車軸140に車輪141,142を圧入す
る場合には、車軸140の両端部に車軸保護用のスリー
ブ147,147を嵌合しておく。さらに、車軸140
の両端部に当該車輪141,142を仮セットする。な
お、この実施例では車軸140の一方の端部寄りにギヤ
ボックス143が固定されている場合もある。
【0093】また、主シリンダ48のアウタラムヘッド
58の前端面と、抵抗柱11における主シリンダ48側
の端面14とにそれぞれ当て金148を配置し、各当て
金148を吊り下げ部材149により上部のタイバー4
に移動可能に支持しておく。
【0094】さらに、抵抗柱11内の所定位置に形成さ
れた嵌合溝16に、車軸用のストッパ17を設け、この
ストッパ17における主シリンダ48側の端面にリミッ
トスイッチ17aを取り付け、このリミットスイッチ1
7aを取り囲むように当て金17bをセットしておく。
【0095】前述のごとく準備を整えた後、車軸140
の両端部にスリーブ147,147を嵌めかつ車輪14
1,142を仮セットしたワーク144をホイスト等の
荷役装置130により吊り下げ、主シリンダ48と抵抗
柱11間に持ち込む。
【0096】そして、持ち込まれたワーク144の車輪
141,142に対応する位置に、車輪受け兼芯出し装
置9,9を移動させ、当該車輪受け兼芯出し装置9,9
に車輪141,142を持たせ、荷役装置130から車
輪受け兼芯出し装置10,10にワーク144を引き渡
し、荷役装置130を退去させる。
【0097】次に、車輪受け兼芯出し装置10,10に
内蔵のスクリュージャッキを介して車輪受け部分を上下
方向に作動させ、ラムのセンタラインCLに車軸140
の軸芯を合わせるセンタリングを行う。
【0098】前記センタリングを行った後、抵抗柱11
を主シリンダ48側に移動させ、予め決められた位置
で、上下部のタイバー4,6に形成されたコッタ穴7,
8に、抵抗柱11に設けられた上下部のコッタ42,4
3を挿入し、抵抗柱11を所定位置に固定する。
【0099】この状態から、油圧ユニット93により主
シリンダ48のインナシリンダ50におけるインナピス
トン55側に圧油を供給し、しかも当初は前記(1)の
モード、つまりインナラム57を高速低圧で前進させ、
図8から分かるようにインナラムヘッド59で車軸14
0を押すと、車軸140に仮セットされている車輪14
1,142も車軸140と一緒に移動し、一方の車輪1
41が抵抗柱11の端面14に配置されている当て金1
48に当接する位置または至近距離まで移動する。
【0100】ここで、インナラム57の前進操作を前記
(2)のモードに切り換え、インナラム57を低速高圧
で前進させる。その結果、図9に示すように、車輪14
1は抵抗柱11の端面14に配置された当て金148に
当接した位置に規制され、車軸140がインナラム57
により強力に押し込まれ、軸端が抵抗柱11内に設けら
れたストッパ17の当て金17bに当接し、かつストッ
パ17の端面のリミットスイッチ17aに接触する位置
まで押し込まれ、このリミットスイッチ17aに接触し
た位置でインナラム57の前進が停止する。
【0101】これにより、図8から分かるように、車軸
140の一方の端部の所定位置に車輪141が圧入され
る。
【0102】前述のごとく、車軸140に一方の車輪1
41を圧入後、インナラム57を前記(3)のモード、
つまり高速低圧で後退させる。
【0103】その後、車軸140と車輪141,142
のセット換えを行わず、車輪141,142を車輪受け
兼芯出し装置10,10に支持したままの状態で、主シ
リンダ48のアウタシリンダ49のアウタピストン54
側に圧油を供給し、アウタラム56を当初は前記(4)
のモード、つまり高速低圧で前進させる。その結果、図
10から分かるように、当て金148をはさんでアウタ
ラム56により他方の車輪142が押され、車輪142
が抵抗柱11方向に押し込まれる。
【0104】前記車輪142をこれの圧入すべき所定位
置に接近した位置まで押し込んだ後、レールゲージ13
1を待機位置から作用位置に移動させ、既に圧入された
車輪141を基準としてラムのセンタラインCLと平行
に配置する。なお、レールゲージ131の基準バー13
3における基準位置からリミットスイッチ135までの
長さを、広軌道用の車輪間隔か,狭軌道用の車輪間隔か
の仕様に合わせて予め調整しておく。
【0105】ついで、前記アウタラム56を前記(5)
のモード、つまり低速高圧で前進させ、前記車輪142
をレールゲージ131の基準バー133の端部に設けら
れたリミットスイッチ135に接触するまで押し込む。
これにより、他方の車輪142も車軸140の所定位置
に圧入される。
【0106】前述のごとく、他方の車輪142をも所定
位置に圧入後、アウタラム56を前記(6)のモードで
後退させ、レールゲージ131を待機位置に戻し、製品
である車軸140と車輪141,142の組み立て体を
荷役装置130で吊り上げ、製品置き場等に搬送する。
【0107】以上の説明からも分かるように、この実施
例によれば、車軸140に車輪141,142を仮セッ
トしたワーク144を装置内に持ち込み、1度センタリ
ングを行うだけで、車軸140に対する所定位置に両方
の車輪141,142を圧入することができるので、車
軸140に車輪141,142を能率よく、かつ安全に
圧入することが可能である。
【0108】また、車軸140に一方の車輪141を圧
入するときは、インナラム57を一方の車輪141が抵
抗柱11の端面14側に配置された当て金148に当接
する位置または至近距離まで高速低圧で前進させ、その
後インナラム57を高速低圧で後退させ、他方の車輪1
42を圧入するときは、アウタラム56を車輪142の
圧入すべき所定位置に接近するまで高速低圧で前進させ
るようにしているので、車軸140に両車輪141,1
42をより一層能率よく圧入することができる。
【0109】その際、インナラム57のストロークはそ
のストローク検出器70により検出されたストローク長
を視認しながら高速前進から低速前進に切り換え、アウ
タラム56のストロークはそのストローク検出器63に
より検出されたストローク長を確認しながら高速前進か
ら低速前進に切り換えることができるので、切り換え時
を誤らずに操作することが可能となる。
【0110】さらに、広軌道用から狭軌道用にわたって
長さを調整可能なレールゲージ131を用いて、車軸1
40に両車輪141,142を圧入するようにしている
ので、広軌道から狭軌道に至るまで、車軸140に両車
輪141,142を正確な車輪間隔で圧入することがで
きる。
【0111】ついで、図11〜図13は車輪抜き取り過
程を示す説明図である。
【0112】車軸140から車輪141,142を抜き
取る場合にも、車軸140の当該端部にスリーブ14
7,147を嵌めて保護する。車軸140から車輪14
1,142を抜き取る場合にも、車軸140の端部にス
リーブ147,147を嵌めて保護する理由は、車軸1
40に再利用の可能性があるからである。
【0113】そして、車軸140に抜き取るべき車輪1
41,142が装着されているワーク145を荷役装置
130で吊り下げ、図11から分かるように、抵抗柱1
1のC型のボディ12の開口部13に、車軸140に取
り付けられているギヤボックス143を収容し、抵抗柱
11におけるラムのセンタラインCL方向の両側に車輪
141,142を配置した形態で装置内にワーク145
を持ち込む。
【0114】ついで、車軸140の端部の支持位置に当
該車軸受け兼芯出し装置9を移動させ、ワーク145の
車軸140の両端部を車軸受け兼芯出し装置9,9に持
たせ、荷役装置130から車軸受け兼芯出し装置9,9
にワーク145を引き渡し、荷役装置130を退去させ
る。
【0115】次に、車軸受け兼芯出し装置9,9に内蔵
しているスクリュージャッキを作動させ、車軸140の
軸芯をラムのセンタラインCLに合わせるセンタリング
を行う。
【0116】また、上下部のタイバー4,5に形成され
たコッタ穴7,8から、抵抗柱11の上下部に設けられ
たコッタ42,43を引き抜いた状態で、最初にインナ
ラム57により車輪141を抜き取るようにしたこの実
施例では、抵抗柱11を車輪141を抜き取るために適
当な位置へ移動させ、その位置で上下部のタイバー4,
5に形成されたコッタ穴7,8に、抵抗柱11の上下部
に設けられたコッタ42,43を挿入し、抵抗柱11を
固定する。
【0117】その後、主シリンダ48のインナシリンダ
50のインナピストン55側に圧油を供給し、インナラ
ム57を前記(1)のモードで前進させ、図11に示す
ように、抵抗柱11の端面14に車輪141が当接また
は至近距離までインナラム57により車軸140を押し
込む。
【0118】抵抗柱11の端面14に車輪141が当接
する位置または至近距離まで前進させた後、インナラム
57の操作を前記(1)から前記(2)のモードに切り
換え、インナラム57を低速高圧で前進させ、車軸14
0を強力に押し込み、抵抗柱11の端面14を利用して
車軸140から車輪141を抜き取る。その後、インナ
ラム57を前記(3)のモードで後退操作する。
【0119】車軸140から車輪141を抜き取った
後、コッタ穴7,8からコッタ42,43を引き抜き、
抵抗柱11を他方の車輪142の抜き取りに適する位置
へ移動させ、その位置でコッタ穴7,8にコッタ42,
43を挿入し、抵抗柱11を再び固定する。
【0120】次に、図12に示すように、補助シリンダ
80のピストン83側に圧油を供給し、補助ラム84を
前記(7)のモード、つまり高速低圧で前進させ、補助
ラム84により車軸140の端部を押し、抵抗柱11の
端面15に車輪142の端面が当接する位置または至近
距離まで押し込む。
【0121】その後、補助ラム84の操作を前記(7)
のモードから前記(8)のモードに切り換え、補助ラム
84を低速高圧で前進させる。これにより、抵抗柱11
の端面15に車輪142が当接された状態で車軸140
が強力に押し込まれる結果、図13に示すように、抵抗
柱11の端面15を利用して車軸140から車輪142
を抜き取ることができる。
【0122】車軸140から車輪142を抜き取った
後、補助ラム84を前記(8)のモード、つまり高速低
圧で後退させる。
【0123】車軸140から両方の車輪141,142
を抜き取った後、その車輪141,142をスリーブ1
47,147の位置で仮止めする。ついで、荷役装置1
30により吊り上げ、抵抗柱11の開口部13から取り
出し、置き場等まで搬送する。
【0124】かかる車輪141,142の抜き取りに際
しても、車軸140から抜き取るべき車輪141,14
2が装着されているワーク145を装置内に持ち込み、
1度センタリングを行うだけで、両方の車輪141,1
42を順次抜き取ることができるので、車輪141,1
42を能率よくかつ安全に抜き取ることが可能となる。
【0125】また、一方の車輪141を抜き取るための
インナラム57における車輪141が抵抗柱11の端面
14に当接する位置または至近距離までの前進行程と、
後退行程とを高速低圧で行い、他方の車輪142を抜き
取るための補助ラム84における車輪142が抵抗柱1
1の端面15に当接する位置または至近距離までの前進
行程と、後退行程とを高速低圧で行っているので、車軸
140からの車輪141,142の抜き取り作業をより
一層能率よく行うことができる。
【0126】しかも、インナラム57のストロークはそ
のストローク検出器70により検出されたストローク長
を視認しながら高速前進から低速前進に切り換え、補助
ラム84のストロークもそのストローク検出器87によ
り検出されたストローク長を確認しながら高速前進から
低速前進に切り換え得るので、切り換え時を誤らずに操
作することができる。
【0127】続いて、図14〜図16は狭軌道用の車輪
抜き取り過程を示す説明図である。
【0128】車軸140から狭軌道用の車輪141,1
42を抜き取る場合には、抵抗柱11における補助シリ
ンダ80側に、当て金137を有する治具136をセッ
トする。この治具136は、図1に示すように、吊り下
げ支持部材138により支持されている。前記吊り下げ
支持部材138は、上部のタイバー4に支持されてい
て、治具136を待機位置と抵抗柱11にセットし使用
する位置とに移動させ得るようになっている。
【0129】そこで、前記抵抗柱11に治具136をセ
ットしたうえで、前記図11〜図13に示す車輪14
1,142の抜き取り作業の場合と同様、車軸140に
抜き取るべき車輪141,142が装着されたワーク1
45を装置内に持ち込み、車軸140の両端部を車軸受
け兼芯出し装置9,9で受け取り、センタリングを行
う。また、抵抗柱11を両方の車輪141,142を抜
き取るために適当な位置に固定する。
【0130】なお、この実施例ではワーク145の車軸
140にブレーキ146が固定されている。
【0131】前述のごとくセンタリングを行った後、イ
ンナラム57を前記(1)のモードで前進させ、インナ
ラム57により車軸140を、車輪141の端面が抵抗
柱11の端面14に当接する位置または至近距離まで押
し込む。その後、インナラム57の動作を前記(1)の
モードから前記(2)のモードに切り換える。これによ
り、車軸140をインナラム57で強力に押し込み、図
14に示すように、抵抗柱11の端面14を利用して車
輪141を抜き取ることができる。この車輪141を抜
き取った後、インナラム57を前記(3)のモードで後
退させる。
【0132】車軸140から車輪141を抜き取った
後、抵抗柱11を固定したまま、補助ラム84を前記
(7)のモードで前進させ、補助ラム84により車軸1
40を図15に示すように、車輪142の端面が抵抗柱
11の端部にセットされた治具136の当て金137に
当接する位置または至近距離まで押し込む。その後、補
助ラム84の動作を前記(7)のモードから前記(8)
のモードに切り換える。したがって、車軸140を補助
ラム84により強力に押し込み、図16に示すように、
治具136の当て金137を利用して車輪142を抜き
取ることができる。車軸140から車輪142を抜き取
った後、補助ラム84を前記(9)のモードで後退させ
る。
【0133】以上により、この実施例では抵抗柱11
を、車輪141,142を抜き取るために適する位置に
移動し、両方の車輪141,142を抜き取ることがで
きるため、さらに能率よく車輪抜き取り作業を遂行する
ことができる。
【0134】そのほかは、前記図11〜図13に示す実
施例の場合と同様である。
【0135】以上の説明からも分かるように、この車輪
圧入・抜き取り装置によれば、単一の装置で車軸140
への両車輪141,142の圧入と、車軸140からの
両車輪141,142の抜き取りとを要領よく行うこと
が可能である。
【0136】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1記載の発
明によれば、一方の車輪141の端面を当接させる端面
14と、この車輪141を圧入すべき車軸140の一方
の端面を押し当てて位置決めするストッパ17とを所定
の間隔をおいて設けた抵抗柱11を、ラムのセンタライ
ンCLに対応させて設置し、車軸140の両端部に、圧
入すべき車輪141,142を仮セットしたワーク14
4を、前記ラムと抵抗柱11間に持ち込み、ワーク14
4の車軸140の軸芯をラムのセンタラインCLに合わ
せるセンタリングを行った後、ラムにより車軸140を
抵抗柱11に向かって押し込むとともに、一方の車輪1
41の端面が抵抗柱11の端面に当接しかつ車軸140
の端面がストッパ17に当接するまで押し込んで車軸1
40の所定位置に一方の車輪141を圧入し、ついでラ
ムにより他方の車輪142を押し込み、所定位置に圧入
された前記一方の車輪141を基準として、車軸140
の所定位置に他方の車輪142を圧入するようにしてお
り、車軸140に一方の車輪141を圧入後、車軸14
0とこれに圧入された車輪141を反転させる必要が全
くないので、車軸140への車輪141,142の圧入
作業を能率よくかつ安全に行い得る効果がある。
【0137】また、本発明の請求項2記載の発明によれ
ば、前記一方の車輪141の圧入時に、その車輪141
が抵抗柱11の端面14に当接または至近距離までは車
軸140をラムにより高速低圧で前進させ、その後車軸
140を低速高圧で押し込み、一方の車輪141を所定
位置に圧入後、そのラムを高速で後退させ、前記他方の
車輪142の圧入時に、少なくともその車輪142を圧
入すべき所定位置の至近距離に前進するまではラムによ
り車輪142を高速低圧で前進させ、その後車輪142
をラムにより低速高圧で押し込み、車輪142を所定位
置に圧入するようにしているので、車軸140への車輪
141,142の圧入作業の能率をより一層向上させ得
る効果がある。
【0138】また、本発明の請求項3記載の発明によれ
ば、一方の車輪141を当接させる端面14と、他方の
車輪142を当接させる端面15とを有する抵抗柱11
を、ラムのセンタラインCLに沿って移動および固定可
能に設置し、車軸140の所定位置に車輪141,14
2が装着されたワーク145を、前記車輪141,14
2を抵抗柱11の両側に配して持ち込み、ワーク145
における車軸140の軸芯をラムのセンタラインCLに
合わせるセンタリングを行った後、ラムにより車軸14
0の一方の端部より押し込み、固定されている抵抗柱1
1の一方の端面14に一方の車輪141を当接させた
後、さらに押し込んで車軸140から一方の車輪141
を抜き取り、ついで抵抗柱11を他方の車輪142側に
移動させかつ固定し、車軸140の一方の端部を押し込
んだラムを後退させ、他方のラムにより車軸140の他
方の端部より押し込み、抵抗柱11の他方の端面15に
他方の車輪142を当接させた後、さらに押し込んで車
軸140から他方の車輪142を抜き取るようにしてい
るので、車軸140からの車輪141,142の抜き取
り作業を能率よく、しかも安全に行い得る効果がある。
【0139】また、本発明の請求項4記載の発明によれ
ば、前記ワーク145の車輪141,142が狭軌道用
の場合には、抵抗柱11を介し、インナラムにより車軸
140の一方の端部を押し込み、前記抵抗柱11の一方
の端面14を利用して一方の車輪141を抜き取り、続
いて補助ラムにより車軸140の他方の端部を押し込
み、前記抵抗柱11の他方の端面15側を利用して他方
の車輪142を抜き取るので、作業能率をより一層能率
よく行い得る効果がある。
【0140】また、本発明の請求項5記載の発明によれ
ば、前記車軸140の一方の端部を押し込むラムおよび
他方の端部を押し込むラムとも、当該車輪141,14
2が抵抗柱11の当該端面14,15に当接または至近
距離に接近するまでは高速低圧で前進させ、ついでラム
を低速高圧で前進させ、車軸140から当該車輪14
1,142を抜き取った後は、ラムを高速で後退させる
ようにしているので、車輪抜き取り作業をより一層迅速
にかつ安全に遂行し得る効果がある。
【0141】また、本発明の請求項6記載の発明によれ
ば、ベッド1と、車輪受け兼芯出し装置10,10と、
車軸受け兼芯出し装置9,9と、抵抗柱11と、主シリ
ンダ48と、補助シリンダ80と、荷役装置130とを
備え、前記車輪受け兼芯出し装置9,9と車軸受け兼芯
出し装置10,10とを、ベッド1上でラムのセンタラ
インCL方向に移動可能に設置し、前記抵抗柱11をベ
ッド1上でセンタラインCL方向に移動可能にかつベッ
ド1上の任意の位置に固定可能に設置し、抵抗柱11の
ボディ12にワーク持ち込みまたは製品取り出し用の開
口部13を設け、ボディ12のセンタラインCL方向の
両側には車輪141,142を当接させる端面14,1
5を形成し、ボディ12内には一方の端面14から所定
間隔をおいた位置に、車軸140の端面を押し当てるス
トッパ17を着脱可能に設け前記荷役装置130を抵抗
柱11のボディ12に設けられた開口部13を通じてワ
ークを持ち込み、かつ開口部13から製品を取り出し可
能に配置し、前記主シリンダ48をアウタシリンダ49
とインナシリンダ50とにより構成するとともに、アウ
タシリンダ49にはアウタラム56をセンタラインCL
方向に進退可能にかつ車輪141の端面を押し込み可能
に設け、インナシリンダ50にはインナラム57をセン
タラインCL方向に進退可能にかつ車軸140の一方の
端部を押し込み可能に設け、前記補助シリンダ80には
補助ラム84をセンタラインCL方向に進退可能にかつ
車軸140の他方の端部を押し込み可能に設け、前記油
圧ユニット93を少なくとも前記アウタラム56とイン
ナラム57と補助ラム84とをそれぞれ独立に進退操作
可能に構成しているので、単一の装置で前記車輪の圧入
作業および車輪の抜き取り作業をも的確に実施し得る効
果がある。
【0142】また、本発明の請求項7記載の発明によれ
ば、前記アウタラム56とインナラム57と補助ラム8
4とに、専用のストローク検出器63,70,87を付
設しているので、車輪の圧入作業および車輪の抜き取り
作業をより安全に行い得る効果がある。
【0143】また、本発明の請求項8記載の発明によれ
ば、前記油圧ユニット93をアウタラム56とインナラ
ム57と補助ラム84とについて、少なくとも前進速度
を前進行程途中でそれぞれ独立に変更可能に構成してい
るので、車輪の圧入作業および車輪の抜き取り作業をよ
り一層能率よく遂行し得る効果がある。
【0144】さらに、本発明の請求項9記載の発明によ
れば、前記ベッド1と、車輪受け兼芯出し装置10,1
0と、車軸受け兼芯出し装置9,9と、抵抗柱11と、
主シリンダ48と、補助シリンダ80と、荷役装置13
0のほかにレールゲージ131を備え、このレールゲー
ジ131を、広軌道用から狭軌道用の車輪間隔に合わせ
て長さを調整可能に、かつ車軸140に最初に圧入され
た車輪141を基準として、次に圧入される車輪142
の間隔を規定可能に、しかも待機位置と作用位置とに移
動可能に構成しているので、広軌道用から狭軌道用に至
るまで正確な車輪間隔で車輪を圧入させ得る効果があ
る。
【0145】さらにまた、本発明の請求項10記載の発
明によれば、前記ベッド1と、車輪受け兼芯出し装置1
0,10と、車軸受け兼芯出し装置9,9と、抵抗柱1
1と、主シリンダ48と、補助シリンダ80と、荷役装
置130のほかに狭軌道の車輪抜き取り用の治具136
を備え、この治具136に、抜き取るべき車輪141,
142のうちの補助ラム84側の車輪を当接させる当て
金137設け、前記治具136を待機位置と、前記抵抗
柱11の内部における補助ラム84側への組み込み位置
とに移動可能に構成しているので、狭軌道用の車輪につ
いて、より一層能率よく抜き取り得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための車輪圧入・抜き取り装
置の正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の右側面図である。
【図4】図1に示す車輪圧入・抜き取り装置の抵抗柱の
拡大縦断側面図である。
【図5】図4のA−A矢視図である。
【図6】図1に示す車輪圧入・抜き取り装置の主シリン
ダの拡大縦断側面図である。
【図7】図1に示す車輪圧入・抜き取り装置の油圧ユニ
ットの一部分の一回路例の概要図である。
【図8】本発明方法における車輪圧入の一過程を示す説
明図である。
【図9】図8に続く車輪圧入過程を示す説明図である。
【図10】図9に続く車輪圧入過程を示す説明図であ
る。
【図11】本発明方法における車輪抜き取りの一過程を
示す説明図である。
【図12】図11に続く車輪抜き取り過程を示す説明図
である。
【図13】図12に続く車輪抜き取り過程を示す説明図
である。
【図14】狭軌道用の車輪抜き取りの一過程を示す説明
図である。
【図15】図14に続く車輪抜き取り過程を示す説明図
である。
【図16】図15に続く車輪抜き取り過程を示す説明図
である。
【図17】車輪圧入方法の従来技術の一過程を示す説明
図である。
【図18】図17に続く車輪圧入過程を示す説明図であ
る。
【図19】図18に続く車輪圧入過程を示す説明図であ
る。
【図20】車輪抜き取りの従来技術の一過程を示す説明
図である。
【図21】図20に続く車輪抜き取り過程を示す説明図
である。
【図22】図21に続く車輪抜き取り過程を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 ベッド 4,5 上下部のタイバー 7,8 コッタ穴 9 車輪受け兼芯出し装置 10 車軸受け兼芯出し装置 11 抵抗柱 12 抵抗柱のボディ 13 抵抗柱の開口部 14,15 車輪当接用の端面 17 車輪の一方の端部のストッパ 19 抵抗柱の走行輪 42,43 上下部のコッタ 48 主シリンダ 49 アウタシリンダ 50 インナシリンダ 51,52,53 主シリンダの第1,第2,第3のポ
ート 54 アウタピストン 55 インナピストン 56 アウタラム 57 インナラム 62 アウタラムのガイドバー 63 アウタラム用のストローク検出器 70 インナラム用のストローク検出器 80 補助シリンダ 81,82 補助シリンダの第1,第2のポート 83 ピストン 84 補助ラム 86 補助ラムのガイドバー 87 補助ラム用のストローク検出器 93 油圧ユニット 94 モータ 95 高圧側の油圧ポンプ 96 低圧側の油圧ポンプ 106,108,109 切換弁 115,116 切換弁 123 切換弁 130 荷役装置 131 レールゲージ 136 治具 137 当て金 140 車軸 141,142 車輪 144 車輪圧入のためのワーク 145 車輪抜き取りのためのワーク

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車軸140の両端部の所定位置に、車輪
    141,142を圧入する車輪圧入方法において、 一方の車輪141の端面を当接させる端面14と、この
    車輪141を圧入すべき車軸140の一方の端面を押し
    当てて位置決めするストッパ17とを所定の間隔をおい
    て設けた抵抗柱11を、ラムのセンタラインCLに対応
    させて設置し、 車軸140の両端部に、圧入すべき車輪141,142
    を仮セットしたワーク144を、前記ラムと抵抗柱11
    間に持ち込み、 ワーク144の車軸140の軸芯をラムのセンタライン
    CLに合わせるセンタリングを行った後、 ラムにより車軸140を抵抗柱11に向かって押し込む
    とともに、一方の車輪141の端面が抵抗柱11の端面
    に当接しかつ車軸140の端面がストッパ17に当接す
    るまで押し込んで車軸140の所定位置に一方の車輪1
    41を圧入し、 ついでラムにより他方の車輪142を押し込み、所定位
    置に圧入された前記一方の車輪141を基準として、車
    軸140の所定位置に他方の車輪142を圧入する、こ
    とを特徴とする車輪圧入方法。
  2. 【請求項2】 前記一方の車輪141の圧入時に、その
    車輪141が抵抗柱11の端面14に当接または至近距
    離までは車軸140をラムにより高速低圧で前進させ、
    その後車軸140を低速高圧で押し込み、 一方の車輪141を所定位置に圧入後、そのラムを高速
    で後退させ、 前記他方の車輪142の圧入時に、少なくともその車輪
    142を圧入すべき所定位置の至近距離に前進するまで
    はラムにより車輪142を高速低圧で前進させ、その後
    車輪142をラムにより低速高圧で押し込み、車輪14
    2を所定位置に圧入する、ことを特徴とする請求項1記
    載の車輪圧入方法。
  3. 【請求項3】 車軸140の所定位置に圧入された車輪
    141,142を抜き取る車輪抜き取り方法において、 一方の車輪141を当接させる端面14と、他方の車輪
    142を当接させる端面15とを有する抵抗柱11を、
    ラムのセンタラインCLに沿って移動および固定可能に
    設置し、 車軸140の所定位置に車輪141,142が装着され
    たワーク145を、前記車輪141,142を抵抗柱1
    1の両側に配して持ち込み、 ワーク145における車軸140の軸芯をラムのセンタ
    ラインCLに合わせるセンタリングを行った後、 ラムにより車軸140の一方の端部より押し込み、固定
    されている抵抗柱11の一方の端面14に一方の車輪1
    41を当接させた後、さらに押し込んで車軸140から
    一方の車輪141を抜き取り、 ついで抵抗柱11を他方の車輪142側に移動させかつ
    固定し、車軸140の一方の端部を押し込んだラムを後
    退させ、 他方のラムにより車軸140の他方の端部より押し込
    み、抵抗柱11の他方の端面15に他方の車輪142を
    当接させた後、さらに押し込んで車軸140から他方の
    車輪142を抜き取る、ことを特徴とする車輪抜き取り
    方法。
  4. 【請求項4】 前記ワーク145の車輪141,142
    が狭軌道用の場合には、抵抗柱11を固定したまま、ラ
    ムにより車軸140の一方の端部を押し込み、前記抵抗
    柱11の一方の端面14を利用して一方の車輪141を
    抜き取り、 続いて他のラムにより車軸140の他方の端部を押し込
    み、前記抵抗柱11の他方の端面15側を利用して他方
    の車輪142を抜き取る、ことを特徴とする請求項3記
    載の車輪抜き取り方法。
  5. 【請求項5】 前記車軸140の一方の端部を押し込む
    ラムおよび他方の端部を押し込むラムとも、当該車輪1
    41,142が抵抗柱11の当該端面14,15に当接
    または至近距離に接近するまでは高速低圧で前進させ、 ついでラムを低速高圧で前進させ、 車軸140から当該車輪141,142を抜き取った後
    は、ラムを高速で後退させる、ことを特徴とする請求項
    3または4記載の車輪抜き取り方法。
  6. 【請求項6】 ベッド1と、車輪受け兼芯出し装置1
    0,10と、車軸受け兼芯出し装置9,9と、低抗柱1
    1と、主シリンダ48と、補助シリンダ80と、荷役装
    置130とを備え、 前記車輪受け兼芯出し装置10,10と車軸受け兼芯出
    し装置9,9とを、ベッド1上でラムのセンタラインC
    L方向に移動可能に設置し、 前記抵抗柱11をベッド1上でセンタラインCL方向に
    移動可能にかつベッド1上の任意の位置に固定可能に設
    置し、抵抗柱11のボディ12にワーク持ち込みまたは
    製品取り出し用の開口部13を設け、ボディ12のセン
    タラインCL方向の両側には車輪141,142を当接
    させる端面14,15を形成し、ボディ12内には一方
    の端面14から所定間隔をおいた位置に、車軸140の
    端面を押し当てるストッパ17を着脱可能に設け、 前記荷役装置130を抵抗柱11のボディ12に設けら
    れた開口部13を通じてワークを持ち込み、かつ開口部
    13から製品を取り出し可能に配置し、 前記主シリンダ48をアウタシリンダ49とインナシリ
    ンダ50とにより構成するとともに、アウタシリンダ4
    9にはアウタラム56をセンタラインCL方向に進退可
    能にかつ車輪141の端面を押し込み可能に設け、イン
    ナシリンダ50にはインナラム57をセンタラインCL
    方向に進退可能にかつ車軸140の一方の端部を押し込
    み可能に設け、 前記補助シリンダ80には補助ラム84をセンタライン
    CL方向に進退可能にかつ車軸140の他方の端部を押
    し込み可能に設け、 前記油圧ユニット93を少なくとも前記アウタラム56
    とインナラム57と補助ラム84とをそれぞれ独立に進
    退操作可能に構成した、ことを特徴とする車輪圧入・抜
    き取り装置。
  7. 【請求項7】 前記アウタラム56とインナラム57と
    補助ラム84とに、専用のストローク検出器63,7
    0,87を付設したことを特徴とする請求項6記載の車
    輪圧入・抜き取り装置。
  8. 【請求項8】 前記油圧ユニット93をアウタラム56
    とインナラム57と補助ラム84とについて、少なくと
    も前進速度を前進行程途中でそれぞれ独立に変更可能に
    構成したことを特徴とする請求項6記載の車輪圧入・抜
    き取り装置。
  9. 【請求項9】 前記ベッド1と、車輪受け兼芯出し装置
    10,10と、車軸受け兼芯出し装置9,9と、抵抗柱
    11と、主シリンダ48と、補助シリンダ80と、荷役
    装置130のほかにレールゲージ131を備え、 このレールゲージ131を、広軌道用から狭軌道用の車
    輪間隔に合わせて長さを調整可能に、かつ車軸140に
    最初に圧入された車輪141を基準として、次に圧入さ
    れる車輪142の間隔を規定可能に、しかも待機位置と
    作用位置とに移動可能に構成した、ことを特徴とする請
    求項6記載の車輪圧入・抜き取り装置。
  10. 【請求項10】 前記ベッド1と、車輪受け兼芯出し装
    置10,10と、車軸受け兼芯出し装置9,9と、抵抗
    柱11と、主シリンダ48と、補助シリンダ80と、荷
    役装置130のほかに狭軌道の車輪抜き取り用の治具1
    36を備え、 この治具136に、抜き取るべき車輪141,142の
    うちの補助ラム84側の車輪を当接させる当て金137
    設け、前記治具136を待機位置と、前記抵抗柱11の
    内部における補助ラム84側への組み込み位置とに移動
    可能に構成した、ことを特徴とする請求項6記載の車輪
    圧入・抜き取り装置。
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