JPH09156003A - 合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱吸音材及びその製造法 - Google Patents

合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱吸音材及びその製造法

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JPH09156003A
JPH09156003A JP27724596A JP27724596A JPH09156003A JP H09156003 A JPH09156003 A JP H09156003A JP 27724596 A JP27724596 A JP 27724596A JP 27724596 A JP27724596 A JP 27724596A JP H09156003 A JPH09156003 A JP H09156003A
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隆 坂東
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正孝 八須
Kiichi Yamatsuta
紀一 山蔦
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無機質繊維マットの全面を合成樹脂フィルム
で被覆してなる断熱吸音材と、この断熱吸音材を合成樹
脂フィルムの接着不良等を生じることなく、生産性よく
製造できるようにした製造法を提供する。 【解決手段】 無機質繊維マット12の表裏面及び長辺
方向に沿った両側面を合成樹脂フィルム13、14で被
覆すると共に、合成樹脂フィルム13、14の長さ方向
の両端部を無機質繊維マット12の短辺方向の両側面か
ら延出させて、無機質繊維マット12の短辺方向に沿っ
た両側面も被覆し、合成樹脂フィルム14の幅方向の一
部に、長さ方向に沿って断続的又は連続的に塗布された
接着剤15によって、無機質繊維マット12と合成樹脂
フィルム13、14、及び合成樹脂フィルム13、14
どうしを部分的に接着し、未接着部分において空気の流
通を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無機質繊維の飛散
による取扱者の不快感が防止された合成樹脂フィルム被
覆無機質繊維断熱吸音材及びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】グラスウール、ロックウール等の無機質
繊維からなる無機質繊維マットは、住宅等の建築物の断
熱吸音材として広く使用されている。この無機質繊維断
熱吸音材は、取扱時に無機質繊維が飛散して取扱者にチ
クチクした刺激を伴う不快感を与えるのを防止するた
め、及び無機質繊維マットに防湿性を付与するために、
無機質繊維マットの表裏面及び長辺方向に沿った両側面
を表皮材で被覆しているのが一般的である。
【0003】すなわち、上記一般的な無機質繊維断熱吸
音材は、連続して供給される無機質繊維マットの表裏面
に表皮材をそれぞれ供給し、表裏面の表皮材の両側部を
接合して、無機質繊維マットの表裏面及び長手方向に沿
った両側面を被覆した後、所定の長さに切断することに
よって製造されている。
【0004】しかしながら、上記のような方法で製造さ
れた一般的な無機質繊維断熱吸音材は、所定の長さに切
断した端面、すなわち短辺方向に沿った両側面が表皮材
で被覆されず、無機質繊維マットが露出した状態となっ
ている。したがって、この部分からの無機質繊維の飛散
による不快感は避けられなかった。
【0005】また、無機質繊維マットが露出した無機質
繊維断熱吸音材を、住宅の壁等の断熱吸音材として用い
た場合、湿気が室内から室外側に向けて壁内に侵入する
と、その湿気が無機質繊維マットの上記露出部分から断
熱吸音材内部に侵入して滞留し、外気温の低下に伴って
結露するおそれがある。この結露によって、断熱性能が
低下し、また、結露が長期に及ぶと、住宅の土台、桁等
が腐食することがあった。
【0006】この問題を解決するため、特開平6-79849
号公報には、無機質繊維マットを所定長さに切断して供
給し、その表裏面に熱可塑性樹脂シートを供給して、そ
の長手方向両側部を熱溶着すると共に、無機質繊維マッ
トどうしの間で、表裏の熱可塑性樹脂シートを部分的に
熱溶着して切断することにより、無機質繊維マットの全
面を熱可塑性樹脂シートで覆うと共に、熱可塑性樹脂シ
ートの非溶着部分を空気孔としたものが開示されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6-79849 号の無機質繊維断熱吸音材は、無機質繊維マッ
トを被覆している熱可塑性樹脂シートどうしが熱溶着さ
れていることから、次に示すような問題点を有してい
る。
【0008】まず、一般的に表皮材として使用する熱可
塑性樹脂シートは、部分的にある程度の厚さのばらつき
を有しているため、温度、圧力等の溶着条件を一定にし
て熱溶着させると、シートの厚さが比較的厚い部分では
加熱不足により溶着が十分になされず、また、比較的薄
い部分では加熱、加圧され過ぎてシートが溶着される前
に切れてしまうなど、熱溶着状態が不安定になるという
問題があった。
【0009】また、無機質繊維マットどうしの間での熱
可塑性樹脂シートの熱溶着にはある程度の時間がかかる
ため、そこで熱可塑性樹脂シートの移動が一時的にスト
ップし、その結果、熱可塑性樹脂シートのテンションの
ばらつきが生じやすく、それによって、上記と同様に熱
溶着状態が不安定になったり、シートにしわが生じたり
するという問題があった。
【0010】このように、十分に溶着されなかったり、
シートが切れて溶着されなかったりすると、その部分か
ら内部の無機質繊維が飛散して、取扱者にチクチクとし
た刺激感を与えることになる。
【0011】また、熱可塑性樹脂シートの熱溶着にはあ
る程度の時間がかかるため、熱可塑性樹脂シートの供給
速度を速くし過ぎると溶着されず、熱可塑性樹脂シート
の材質や厚さにもよるが、例えば、35m/分を超えると熱
溶着に支障をきたす。したがって、無機質繊維断熱吸音
材の製造ラインの速度にも限度があり、生産性が低くな
るという問題もあった。
【0012】更に、無機質繊維マットどうしの間におけ
る、無機質繊維マットの短辺方向に沿った両側部に位置
する熱可塑性樹脂シートの熱溶着は、熱可塑性樹脂シー
トの供給方向と直交する方向、すなわち無機質繊維断熱
吸音材の製造ラインの流れ方向と直交する方向であるの
で、熱溶着のための加熱、加圧時間を十分とるために
は、熱溶着装置を無機質繊維断熱吸音材の製造ラインの
流れ方向に、一定時間追従して移動させなければなら
ず、そのために特殊な装置が必要になるという問題もあ
った。
【0013】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、無機質繊維マットの全面を合成樹脂
フィルムで被覆してなる断熱吸音材と、この断熱吸音材
を合成樹脂フィルムの接着不良等を生じることなく、生
産性よく製造できるようにした製造法を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1は、無機質繊維マットの表裏面及び長
辺方向に沿った両側面が合成樹脂フィルムで被覆される
と共に、前記表面側の合成樹脂フィルムと前記裏面側の
合成樹脂フィルムとが前記無機質繊維マットの短辺方向
に沿った両側面から延出されて接着されることにより、
前記無機質繊維マットの短辺方向に沿った両側面も前記
合成樹脂フィルムで被覆されており、前記無機質繊維マ
ットと前記合成樹脂フィルム、及び前記合成樹脂フィル
ムどうしが、接着剤を用いて前記無機質繊維マットの短
辺方向において部分的に接着され、前記合成樹脂フィル
ムどうしの未接着部分において空気の流通が可能とされ
ていることを特徴とする合成樹脂フィルム被覆無機質繊
維断熱吸音材を提供するものである。
【0015】本発明の第2は、前記第1の発明におい
て、前記無機質繊維マットが、表面側と裏面側の二枚の
合成樹脂フィルムで被覆され、前記二枚の合成樹脂フィ
ルムが、それらの両側を前記無機質繊維マットの長辺方
向に沿って接着されている合成樹脂フィルム被覆無機質
繊維断熱吸音材を提供するものである。
【0016】本発明の第3は、前記第1の発明におい
て、前記無機質繊維マットが、一枚の合成樹脂フィルム
で筒状に包むように被覆され、前記一枚の合成樹脂フィ
ルムの両側が前記無機質繊維マットの長辺方向に沿って
接着されている合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱吸
音材を提供するものである。
【0017】本発明の第4は、前記第1〜3の発明のい
ずれか一つにおいて、前記合成樹脂フィルムが、前記無
機質繊維マットの長辺方向に沿って断続的に接着され、
前記合成樹脂フィルムどうしの未接着部分において空気
の流通が可能とされている合成樹脂フィルム被覆無機質
繊維断熱吸音材を提供するものである。
【0018】本発明の第5は、前記第1〜4の発明のい
ずれか一つにおいて、前記合成樹脂フィルムが、前記無
機質繊維マットの長辺方向に沿った両側面及び短辺方向
に沿った両側面から延出されている合成樹脂フィルム被
覆無機質繊維断熱吸音材を提供するものである。
【0019】本発明の第6は、前記第1〜5の発明のい
ずれか一つにおいて、前記合成樹脂フィルムの前記無機
質繊維マットの長辺方向に沿った両側面から延出した長
さが10〜100mm である合成樹脂フィルム被覆無機質繊維
断熱吸音材を提供するものである。
【0020】本発明の第7は、前記第1〜6の発明のい
ずれか一つにおいて、前記合成樹脂フィルムの前記無機
質繊維マットの短辺方向に沿った両側面から延出した長
さが10〜200mm である合成樹脂フィルム被覆無機質繊維
断熱吸音材を提供するものである。
【0021】本発明の第8は、前記第1〜7の発明のい
ずれか一つにおいて、前記接着剤がホットメルト系接着
剤である合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱吸音材を
提供するものである。
【0022】本発明の第9は、無機質繊維に熱硬化性樹
脂を主成分とするバインダーを付与して堆積させ、前記
バインダーを加熱硬化させてマット状に成形し、所定寸
法に切断して無機質繊維マットとし、所定間隔をおいて
供給する工程と、二枚の合成樹脂フィルムを、この二枚
の合成樹脂フィルムの少なくとも一方の幅方向の一部
に、長手方向に連続的又は断続的に接着剤を塗布しなが
ら、前記無機質繊維マットの表面側及び裏面側から挟む
ように供給する工程と、前記無機質繊維マット及び前記
合成樹脂フィルムの、前記接着剤が塗布された部分に対
応する部分を連続的に押圧して、前記無機質繊維マット
と前記合成樹脂フィルム、及び合成樹脂フィルムどうし
を接着させる工程と、前記無機質繊維マットと前記無機
質繊維マットとの間で、前記表面側及び裏面側の合成樹
脂フィルムを、押圧して接着させると同時に全幅にわた
って切断する工程とを含むことを特徴とする合成樹脂フ
ィルム被覆無機質繊維断熱吸音材の製造法を提供するも
のである。
【0023】本発明の第10は、無機質繊維に熱硬化性
樹脂を主成分とするバインダーを付与して堆積させ、前
記バインダーを加熱硬化させてマット状に成形し、所定
寸法に切断して無機質繊維マットとし、所定間隔をおい
て供給する工程と、一枚の合成樹脂フィルムを、この合
成樹脂フィルムの幅方向の一部に、長手方向に連続的又
は断続的に接着剤を塗布しながら、前記無機質繊維マッ
トの裏面側から供給する工程と、前記合成樹脂フィルム
を幅方向に折り返して前記無機質繊維マットの表裏面及
び長辺方向に沿った両側面を被覆する工程と、前記無機
質繊維マット及び前記合成樹脂フィルムの、前記接着剤
が塗布された部分に対応する部分を連続的に押圧して、
前記無機質繊維マットと前記合成樹脂フィルム、及び合
成樹脂フィルムどうしを接着させる工程と、前記無機質
繊維マットと前記無機質繊維マットとの間で、前記表面
側及び裏面側の合成樹脂フィルムを、押圧して接着させ
ると同時に全幅にわたって切断する工程とを含むことを
特徴とする合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱吸音材
の製造法を提供するものである。
【0024】本発明の第1の合成樹脂フィルム被覆無機
質繊維断熱吸音材によれば、無機質繊維マットの表裏面
及び長辺方向に沿った両側面が合成樹脂フィルムで被覆
されると共に、表面側の合成樹脂フィルムと裏面側の合
成樹脂フィルムとが無機質繊維マットの短辺方向に沿っ
た両側面から延出されて接着されることにより、無機質
繊維マットの短辺方向に沿った両側面も前記合成樹脂フ
ィルムで被覆されており、したがって、無機質繊維マッ
トの全面が合成樹脂フィルムで被覆されているので、取
扱時に無機質繊維が取扱者の肌に直接触れることがな
く、また、無機質繊維が飛散して、取扱者がチクチクと
した刺激による不快感を感じることが大きく軽減され
る。更に、住宅の壁等の断熱吸音材として用いた場合、
室内の湿気が室外側に向けて壁内に侵入しても、この湿
気が断熱吸音材の内部に侵入することが防止される。し
たがって、断熱吸音材の内部で結露が発生しないので、
断熱性能の低下や、土台、桁等の腐食の発生が防止され
る。
【0025】また、無機質繊維マットと合成樹脂フィル
ム、及び合成樹脂フィルムどうしが、接着剤を用いて無
機質繊維マットの短辺方向において部分的に接着され、
合成樹脂フィルムどうしの未接着部分において空気の流
通が可能とされているので、無機質繊維マットが合成樹
脂フィルムの中で動くことを防止できると共に、梱包時
の圧縮、施工時の復元に必要な空気の流出、流入が十分
になされる。
【0026】本発明の第2によれば、無機質繊維マット
が表面側と裏面側の二枚の合成樹脂フィルムで被覆さ
れ、二枚の合成樹脂フィルムの両側が無機質繊維マット
の長辺方向に沿って接着されるので、無機質繊維マット
の長辺方向に沿った両側面から合成樹脂フィルムを容易
に延出させることができる。
【0027】本発明の第3によれば、無機質繊維マット
を一枚の合成樹脂フィルムで被覆することにより、合成
樹脂フィルムの供給装置の構造が簡略化されると共に、
製品形態に変化をもたせることができる。
【0028】本発明の第4によれば、合成樹脂フィルム
が、無機質繊維マットの長辺方向に沿って断続的に接着
され、合成樹脂フィルムどうしの未接着部分において空
気の流通が可能とされているので、梱包時の圧縮、施工
時の復元に必要な空気の流出、流入が更に十分になされ
る。
【0029】本発明の第5によれば、合成樹脂フィルム
が、無機質繊維マットの長辺方向に沿った両側面及び短
辺方向に沿った両側面、すなわち四側面の全てから延出
されているので、住宅の壁等の断熱吸音材として用いる
際に、この延出された部分の全てを柱、間柱、土台及び
桁にステープル止めすることができ、従来の二側面に形
成された耳部のみを固定する断熱吸音材に比べて、しっ
かり固定することができる。また、無機質繊維マットの
四側面から延出された合成樹脂フィルムの全てをステー
プル止めすると、柱、間柱、土台及び桁で囲まれた空間
が全て合成樹脂フィルムで覆われるので、この空間に湿
気が侵入することを効果的に防止することができ、柱等
の周辺及び無機質繊維マットの内部における結露を防ぐ
ことができる。
【0030】本発明の第6によれば、合成樹脂フィルム
の、無機質繊維マットの長辺方向に沿った両側面から延
出した長さが10〜100mm であるので、断熱吸音材として
施工する際にステープル止めしやすく、経済的にも有利
である。
【0031】本発明の第7によれば、合成樹脂フィルム
の、無機質繊維マットの短辺方向に沿った両側面から延
出した長さが10〜200mm であるので、製造工程において
押圧切断装置により接着及び切断することが容易であ
り、また、断熱吸音材として施工する際にステープル止
めしやすく、更に、包装、施工時等に長過ぎて邪魔にな
ることもなく、経済的にも有利である。
【0032】本発明の第8によれば、接着剤としてホッ
トメルト系接着剤を用いるので、無機質繊維マットと合
成樹脂フィルム、あるいは合成樹脂フィルムどうしを、
短時間に、容易に接着することができる。
【0033】本発明の第9、10によれば、無機質繊維
マットと合成樹脂フィルム、及び合成樹脂フィルムどう
しを、接着剤を用いて接着するようにしたので、接着剤
の種類を適宜選択することにより、熱溶着により接着す
る場合よりも接着に必要な時間を短くすることができ、
その結果、製造ラインの速度を60〜100 m/分程度まで速
くすることができる。また、製造ラインの流れと直交す
る方向、すなわち、無機質繊維マットの短辺方向に沿っ
た両側面での合成樹脂フィルムの接着、切断も0.1 秒以
下の短時間で行うことができるので、接着、切断のため
の装置を製造ラインの流れ方向に一定時間追従して移動
させるという特殊な装置も不要である。したがって、合
成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱吸音材を、合成樹脂
フィルムの接着不良を生じることなく、生産性よく製造
することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明において無機質繊維は、特
に限定されず、通常の無機質繊維断熱吸音材に使用され
ているグラスウール、ロックウール等を用いることがで
きる。
【0035】また、無機質繊維マットも、特に限定され
ず、通常の無機質繊維断熱吸音材に使用されているも
の、すなわち、無機質繊維に熱硬化性樹脂を主成分とす
るバインダーを付与して堆積させ、バインダーを加熱硬
化させてマット状に成形したものを用いることができ
る。また、無機質繊維マットの密度も、通常の無機質繊
維断熱吸音材に使用されている程度とすればよく、例え
ば、5〜100 kg/m3 程度とするのが好ましい。
【0036】本発明において合成樹脂フィルムは、通常
の無機質繊維断熱吸音材の被覆に用いるものを用いるこ
とができ、例えば、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリエステル、ポリカーボネート等
の熱可塑性樹脂のフィルム、これらの積層品、これらに
アルミニウム等の金属を蒸着したもの、異種の合成樹脂
フィルムやアルミニウム箔等をラミネートしたもの等を
用いるのが好ましく、中でも高密度ポリエチレンフィル
ムがより好ましい。
【0037】また、合成樹脂フィルムの厚さは、10〜50
μmが好ましく、15〜30μmがより好ましい。合成樹脂
フィルムの厚さが10μm未満の場合には、引裂強度が不
十分であり、50μmを超えると、重量が重くなり過ぎて
好ましくない。
【0038】なお、無機質繊維マットの表面側を被覆す
る合成樹脂フィルムには、無機質繊維断熱吸音材の梱包
時の圧縮、施工時の復元に必要な空気の流出、流入を容
易にするため、及び内部の湿気を通気によって逃がすた
めに、直径1〜5mm程度の小孔を多数設けておくことが
好ましい。
【0039】また、合成樹脂フィルムは、無機質繊維マ
ットの全面を被覆することができれば、一枚で被覆して
も、二枚で被覆してもよい。
【0040】本発明において接着剤は、用いる合成樹脂
フィルムを接着できるものであればよく、例えばエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体樹脂等のホットメルト系接着
剤、クロロプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム等の
ゴム糊、アクリル樹脂、ポリビニルアルコール等の水溶
性接着剤、アクリル樹脂、ポリビニルアルコール等のエ
マルジョン系接着剤等を用いるのが好ましいが、接着に
要する時間が短いことから、粘着系のホットメルト系接
着剤がより好ましい。
【0041】また、接着剤を合成樹脂フィルムに塗布す
る方法は、均一に塗布できれば特に限定されず、例え
ば、スプレーを用いる方法、ロールコーターを用いる方
法等が採用できるが、接着剤を断続的に塗布する場合に
は、エアアトマイズ方式、スパイラルスプレー方式、広
幅スプレー方式等のスプレーを用いる方法が好ましく、
塗布幅を一定に保ち易いことから広幅スプレー方式が特
に好ましい。なお、スプレーを用いて、接着剤を断続的
に塗布するには、スプレー装置の接着剤吐出口に、電磁
式等の弁を設け、この弁を所定間隔で開閉するように制
御して、接着剤を断続的に吐出させればよい。
【0042】本発明においては、一枚又は二枚の合成樹
脂フィルムを用い、無機質繊維マットの表裏面及び長辺
方向に沿った両側面を被覆すると共に、無機質繊維マッ
トの短辺方向に沿った両側面(両端面)から合成樹脂フ
ィルムを延出させて、無機質繊維マットの短辺方向に沿
った両側面も合成樹脂フィルムで被覆する。無機質繊維
マットを合成樹脂フィルムで被覆した後、合成樹脂フィ
ルムの重なり合う部分、すなわち、合成樹脂フィルムの
長辺方向に沿った端縁部、及び合成樹脂フィルムの短辺
方向に沿った端縁部を接着して、無機質繊維マットを合
成樹脂フィルムで完全に被覆する。この場合、本発明で
は、合成樹脂フィルムどうしの接着部分に未接着部分が
残るようにし、梱包時の圧縮、施工時の復元の際の空気
の流出、流入を助けるようにする。
【0043】合成樹脂フィルムどうしの未接着部分は、
合成樹脂フィルムの幅方向の一部に接着剤を塗布するこ
とによって、無機質繊維マットの短辺方向に沿って合成
樹脂フィルムが重なり合う部分に形成することができ、
また、合成樹脂フィルムの長さ方向に沿って断続的に接
着剤を塗布することにより、無機質繊維マットの長辺方
向に沿って合成樹脂フィルムが重なり合う部分にも形成
することができる。
【0044】また、合成樹脂フィルムどうしの接着と同
時に、合成樹脂フィルムの中で無機質繊維マットが動か
ないようにするため、無機質繊維マットと合成樹脂フィ
ルムも接着剤を用いて部分的に接着する。その塗布位置
は、無機質繊維マットの表面及び/又は裏面に、長手方
向に沿って、合成樹脂フィルムどうしの接着位置に隣接
する部分、無機質繊維マットの短辺方向の略中央部等と
するのが好ましい。また、接着剤の塗布幅は、無機質繊
維断熱吸音材の幅の1/5 〜1/2 程度とするのが好まし
く、例えば、通常の住宅用無機質繊維断熱吸音材の場合
には、100 mm程度とするのが好ましい。
【0045】なお、上記において、単位面積当たりの接
着剤の塗布量は、1〜10g/m2が好ましく、1〜5g/m2
より好ましい。
【0046】更に、合成樹脂フィルムで無機質繊維マッ
トの全面を被覆し、無機質繊維マットと合成樹脂フィル
ム、及び合成樹脂フィルムどうしを上記のように接着剤
で接着したとき、合成樹脂フィルムが、無機質繊維マッ
トの長辺方向に沿った両側面及び短辺方向に沿った両側
面から耳状(フランジ状)に延出されるようにすること
が好ましい。この延出部の全てを柱、間柱、土台及び桁
にステープル止めすることにより、従来の二側面に形成
された耳部のみを固定する場合に比べて、しっかり固定
することができると共に、柱、間柱、土台及び桁で囲ま
れた空間を合成樹脂フィルムで完全に覆い、この空間に
湿気が侵入することを効果的に防止することができ、柱
等の周辺及び無機質繊維マットの内部結露を防ぐことが
できる。
【0047】合成樹脂フィルムを、無機質繊維マットの
短辺方向に沿った両側面から延出させる長さは、10〜20
0mm が好ましく、70〜170mm がより好ましい。上記合成
樹脂フィルムの延出長さが10mm未満の場合には、製造工
程において、押圧切断装置により接着及び切断すること
が困難であると共に、断熱吸音材の施工時にステープル
止めしにくくなるので好ましくない。また、上記合成樹
脂フィルムの延出長さが200mm を超える場合には、断熱
吸音材の包装や施工の際に邪魔になることがあると共
に、合成樹脂フィルムの必要長さが増え、経済的に不利
になる。
【0048】また、合成樹脂フィルムを、無機質繊維マ
ットの長辺方向に沿った両側面から延出させる長さは、
10〜100mm が好ましく、20〜50mmがより好ましい。合成
樹脂フィルムの延出長さが10mm未満の場合には、断熱吸
音材の施工時にステープル止めしにくくなり、100mm を
超える場合には、幅の広い合成樹脂フィルムが必要とな
って、経済的に不利になるので好ましくない。
【0049】次に、図面を参照して、本発明の好ましい
例を説明する。なお、無機質繊維マットの合成樹脂フィ
ルムでの被覆の仕方、及び接着位置等は、以下に挙げる
例に限定されるものではない。
【0050】図11、12には、本発明の合成樹脂フィ
ルム被覆無機質繊維断熱吸音材を製造するための装置の
一例が示されている。
【0051】まず、図示しない製造工程にて、無機質繊
維に熱硬化性樹脂を主成分とするバインダーを付与して
堆積させ、バインダーを加熱硬化させてマット状に成形
し、所定の長さに切断することにより、無機質繊維マッ
ト12を製造する。この無機質繊維マット12は、図1
1におけるコンベア65aに載って所定の間隔を設けて
搬送される。
【0052】コンベア65aと、それに隣接するコンベ
ア65bとの間に、無機質繊維マット12を覆うため
の、表面側合成樹脂フィルム13と、裏面側合成樹脂フ
ィルム14とが供給されるようになっている。表面側合
成樹脂フィルム13は、ロール61から帯状をなして供
給され、複数本の被包ロール62(図11では便宜上一
側について4本しか記載されていないが、実際にはもっ
と多数のロールで構成される)及び押えロール63によ
って、無機質繊維マット12の表面、長辺方向に沿った
両側面、更には裏面の長辺方向に沿った両側部を被覆す
る。
【0053】また、裏面側合成樹脂フィルム14は、ス
プレーガン64によって、その両側部に接着剤15を所
定幅で断続的に塗布され、無機質繊維マット12の下面
に当接されて、コンベア65bと無機質繊維マット12
との間に挿入される。なお、スプレーガン64には、図
示しない供給装置によって接着剤及び空気が供給され
る。また、裏面側合成樹脂フィルム14の幅は、無機質
繊維マット12の長辺方向に沿った両側面から所定長さ
延出される長さとされており、上記接着剤の塗布位置
は、その延出部の内側とされている。
【0054】こうして、表裏面を合成樹脂フィルム1
3、14で被覆された無機質繊維マット12は、コンベ
ア65bに載って搬送され、コンベア65b上で押えロ
ール66、67によって圧着され、裏面側合成樹脂フィ
ルム14の接着剤15に、表面側合成樹脂フィルム13
の裏面折り返し部と、無機質繊維マット12の裏面とが
接着される。
【0055】コンベア65bと、それに隣接するコンベ
ア65cとの間には、押圧切断装置70が配置されてい
る。この押圧切断装置70は、図12に示すように、搬
送ラインに対して直交して配置された切断刃68と、そ
の両側に配置された一対の押圧板69とを有し、図示し
ない駆動手段によって昇降動作する。また、一対の押圧
板69と対応する下方には、一対の受け板74が配置さ
れている。
【0056】そして、表裏面の合成樹脂フィルム13、
14で被覆された無機質繊維マット12どうしの間の部
分が、上記押圧切断装置70の下方に達すると、図示し
ない駆動手段によって押圧切断装置70が下降し、切断
刃68によって合成樹脂フィルム13、14が幅方向の
全幅に亙って切断されると共に、表裏面の合成樹脂フィ
ルム13、14の無機質繊維マット12の短辺方向の両
側面(長さ方向に位置する端面)から延出する部分が、
押圧板69と受け板74との間で挟まれて接着される。
【0057】図1、2には、こうして得られた本発明の
一実施例である合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱吸
音材が示されている。この合成樹脂フィルム被覆無機質
繊維断熱吸音材11は、無機質繊維マット12が、表面
側合成樹脂フィルム13と、裏面側合成樹脂フィルム1
4とにより被覆されている。
【0058】表面側合成樹脂フィルム13は、長手方向
に沿った両側部をコ字状に折り返されて、無機質繊維マ
ット12の表面12aと、長辺方向に沿った両側面12
bと、裏面12dの中央部を除く両側部分とを覆ってい
る。そして、表面側合成樹脂フィルム13の無機質繊維
マット12の下面に折り返された部分、及びそれに隣接
する無機質繊維マット12の下面両側部が、裏面側合成
樹脂フィルム14に塗布された接着剤15によって、裏
面側合成樹脂フィルム14に接着されている。この場
合、接着剤15が搬送ラインに沿って断続的に塗布され
ているため、未接着部分16bが形成されている。そし
て、裏面側合成樹脂フィルム14の長手方向に沿った両
側縁部が、無機質繊維マット12の長辺方向に沿った両
側面12bから延出されて耳部をなしている。
【0059】また、表面側合成樹脂フィルム13の長手
方向の端部は、無機質繊維マット12の短辺方向に沿っ
た両側面12cから延出され、この延出部分が、裏面側
合成樹脂フィルム14の同じく無機質繊維マット12の
短辺方向に沿った両側面12cから延出した部分に、接
着剤15によって接着されており、それにより無機質繊
維マット12の短辺方向に沿った両側面12cも、合成
樹脂フィルム13、14で被覆されている。この場合、
接着剤15が、裏面側合成樹脂フィルム14の両側部に
塗布されているため、未接着部分16aが形成されてい
る。
【0060】したがって、無機質繊維マット12は、表
裏面12a、12d、長辺方向に沿った両側面12b、
短辺方向に沿った両側面12cの全面を、合成樹脂フィ
ルム13、14で被覆され、表裏面の合成樹脂フィルム
13、14の連結部には、未接着部分16a、16bが
形成され、この未接着部分16a、16bから空気の流
出、流入が可能とされている。
【0061】図13には、本発明の合成樹脂フィルム被
覆無機質繊維断熱吸音材を製造するための装置の他の例
が示されている。なお、図11、12に示した装置と実
質的に同一部分には、同符号を付してその説明を省略す
ることにする。
【0062】この装置においても、コンベア65aと6
5bとの間で、表面側合成樹脂フィルム13と裏面側合
成樹脂フィルム14とが、無機質繊維マット12の表裏
を覆うように供給される。ただし、この実施例の場合、
表面側合成樹脂フィルム13が、折り曲げ装置71によ
って、無機質繊維マット12の表面を覆うと共に、長辺
方向に沿った両側面を覆い、更に、長辺方向に沿った両
側面からフランジ状に延出するように折り曲げられる。
【0063】また、裏面側合成樹脂フィルム14には、
その長手方向に沿った両側縁部に接着剤15が断続的に
塗布される。そして、コンベア65b上で、表面側合成
樹脂フィルム13の上記フランジ状に延出された両側縁
部が、コンベア65bの両側部に配置された一対の押圧
ローラ66aによって、裏面側合成樹脂フィルム14の
両側縁部に押圧されると共に、表面側合成樹脂フィルム
13の無機質繊維マット12の表面を覆う部分が、コン
ベア65bの幅方向全体に亙って配置されたもう一つの
押圧ローラ67によって押圧される。なお、接着剤15
の塗布幅は、表面側合成樹脂フィルム13のフランジ状
に延出された両側縁部と、無機質繊維マット12の下面
両側部とを、裏面側合成樹脂フィルム14に接着できる
幅とされている。
【0064】こうして、表面側合成樹脂フィルム13と
裏面側合成樹脂フィルム14の両側縁部、及び裏面側合
成樹脂フィルム14と無機質繊維マット12の下面両側
部を接着剤15で接着した後、図12に示したのと同様
な押圧切断装置70により、無機質繊維マット12どう
しの間で、表面側合成樹脂フィルム13と裏面側合成樹
脂フィルム14とを押圧して接着すると共に、全幅に亙
って切断する。
【0065】図3、4には、こうして得られた本発明の
合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱吸音材の他の実施
例が示されている。なお、図1、2に示したものと実質
的に同一部分には同符号を付して、その説明を省略する
ことにする。
【0066】この合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱
吸音材21は、無機質繊維マット12が、表面側合成樹
脂フィルム13と、裏面側合成樹脂フィルム14とによ
り被覆されている。表面側合成樹脂フィルム13は、無
機質繊維マット12の表面12aと、長辺方向に沿った
両側面12bとを覆い、更に両側面12bから外方に所
定長さフランジ状に延出されている。そして、無機質繊
維マット12の下面12dの両側部と、表面側合成樹脂
フィルム13の上記フランジ状に延出された部分の下面
とが、接着剤15によって、裏面側合成樹脂フィルム1
4に接着されている。この場合、接着剤15が長さ方向
に断続的に塗布されているため、未接着部分16bが形
成される。
【0067】また、表面側合成樹脂フィルム13の無機
質繊維マット12の短辺方向に沿った両側面12cから
延出する部分が、裏面側合成樹脂フィルム14の同じく
両側面12cから延出する部分に押圧されて、接着剤1
5により接着されている。この場合、接着剤15が裏面
側合成樹脂フィルム14の幅方向における両側部のみに
塗布されているので、未接着部分16aが形成される。
【0068】こうして、無機質繊維マット12の全ての
面が、表面側合成樹脂フィルム13又は裏面側合成樹脂
フィルム14によって覆われると共に、未接着部分16
a、16bによって空気の流出、流入が可能とされてい
る。
【0069】図5、6には、本発明の合成樹脂フィルム
被覆無機質繊維断熱吸音材の更に他の実施例が示されて
いる。
【0070】この合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱
吸音材31は、無機質繊維マット12が、表面側合成樹
脂フィルム13と、裏面側合成樹脂フィルム14とによ
り、図3、4に示した合成樹脂フィルム被覆無機質繊維
断熱吸音材21と同様に被覆されている。そして、表面
側合成樹脂フィルム13の、無機質繊維マット12の長
辺方向に沿った両側面12bからの延出部と、それに対
応する位置の裏面側合成樹脂フィルム14とが接着剤1
5により断続的に接着されて、未接着部分16bが形成
されている。また、無機質繊維マット12の裏面12d
の略中央部と、裏面側合成樹脂フィルム14とが、接着
剤15により、所定の幅で長辺方向に沿って連続的に接
着されて、未接着部分16c、16cが形成されてい
る。
【0071】なお、この合成樹脂フィルム被覆無機質断
熱吸音材31は、図13に示した装置を用い、接着剤1
5の塗布を、裏面側合成樹脂フィルム14の両側部及び
略中央部の3箇所とし、かつ、略中央部の塗布はライン
の流れ方向に沿って連続的に行うことによって製造する
ことができる。
【0072】図14には、本発明の合成樹脂フィルム被
覆無機質繊維断熱吸音材を製造するための装置の更に他
の例が示されている。なお、図11、12に示した装置
と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略
することにする。
【0073】この装置では、コンベア65a、65bの
間で、一枚の合成樹脂フィルム17が、無機質繊維マッ
ト12の裏面側から供給されるようになっている。合成
樹脂フィルム17には、その幅方向の中央部と、幅方向
の一側部とに、接着剤15がライン方向に連続的に塗布
される。
【0074】また、合成樹脂フィルム17は、包み込み
装置72によって、その両側部を無機質繊維マット12
の長辺方向に沿った両側面を覆うように上方に折り曲げ
られ、更に無機質繊維マット12の上面を覆うように折
り曲げられ、無機質繊維マット12の上面において両側
端部を重ねられる。この包み込み装置72は、合成樹脂
フィルム17の送入側がラッパ状に広がっていて、送出
側が無機質繊維マット12の外周形状に適合するように
すぼんだ形状をなしている。
【0075】そして、合成樹脂フィルム17で被覆され
た無機質繊維マット12は、コンベア65b上に載って
移動する途中で、押えロール66、67によって上から
押えられ、合成樹脂フィルム17の重なり合った両側縁
部どうし、及び無機質繊維マット12の下面中央部と合
成樹脂フィルム17とが、接着剤15によって接着され
る。
【0076】更に、図12に示したのと同様な押圧切断
装置70により、無機質繊維マット12どうしの間で、
合成樹脂フィルム17の無機質繊維マット12の短辺方
向に沿った両側面から延出された部分を、上下に押圧し
て接着すると共に、全幅に亙って切断する。
【0077】図7、8には、こうして得られた本発明の
合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱吸音材の更に他の
実施例が示されている。
【0078】この合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱
吸音材41は、無機質繊維マット12の裏面12d、長
辺方向に沿った両側面12b、及び表面12aが、一枚
の合成樹脂フィルム17で筒状に包むように被覆され、
無機質繊維マット12の表面12aの短辺方向のほぼ中
央部で、合成樹脂フィルム17の長さ方向に沿った両側
縁部が重なり合い、その重なり部分が、合成樹脂フィル
ム17の一方の側縁部に塗布された接着剤15により接
着されている。
【0079】また、合成樹脂フィルム17の長さ方向に
位置する両端縁部は、無機質繊維マット12の短辺方向
に沿った両側面12cから延出され、無機質繊維マット
12の裏面12d方向に扁平に押圧されて、合成樹脂フ
ィルム17の幅方向のほぼ中央部に塗布された接着剤1
5により接着されている。また、無機質繊維マット12
の裏面12の中央部も、上記接着剤15により合成樹脂
フィルム17に接着されている。なお、合成樹脂フィル
ム17の長さ方向に位置する両端縁部に、未接着部分1
6d、16eが形成され、空気の流入、流出を可能とし
ている。
【0080】図9、10には、本発明の合成樹脂フィル
ム被覆無機質繊維断熱吸音材の更に他の例が示されてい
る。
【0081】この合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱
吸音材51は、無機質繊維マット12が、一枚の合成樹
脂フィルム17で筒状に包むように被覆され、合成樹脂
フィルム17の長さ方向に沿った両側縁部が、無機質繊
維マット12の長辺方向に沿った側面12bの一方から
延出されて重ねられ、その重なり部分が接着剤15によ
って長さ方向に断続的に接着されており、これらの接着
部分の間に未接着部分16bが形成されている。
【0082】また、接着剤15は、上記無機質繊維マッ
ト12の裏面12dの一方の側縁部にも及ぶ幅で塗布さ
れており、それによって無機質繊維マット12の裏面1
2dの一方の側縁部も合成樹脂フィルム17に接着され
ている。
【0083】更に、合成樹脂フィルム17の長さ方向に
位置する両端縁部は、無機質繊維マット12の短辺方向
に沿った両側面12cから延出され、無機質繊維マット
12の裏面12d方向に扁平に押圧されて、上記接着剤
15により接着されている。なお、合成樹脂フィルム1
7の長さ方向に位置する両端縁部にも、未接着部分16
fが形成され、上記長さ方向に沿った未接着部分16b
と共に、空気の流入、流出を可能としている。
【0084】
【実施例】図11、12に示す装置を用いて、本発明の
合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱吸音材を製造し
た。
【0085】無機質繊維マット12としては、幅430mm
、長さ1370mm、厚さ50mm、密度10kg/m3 のグラスウー
ルマットを用いた。表面側合成樹脂フィルム13として
は、幅660mm 、厚さ20μmの高密度ポリエチレンフィル
ムを用いた。そして、表面側合成樹脂フィルム13の長
手方向に沿った両側部を、被包ロール62によって折り
曲げて、無機質繊維マット12の表面、長辺方向に沿っ
た両側面、及び裏面の両側部を被覆した。表面側合成樹
脂フィルム13の長手方向に沿った両側縁部の、無機質
繊維マット12の裏面への折り返し幅は、65mmとした。
【0086】一方、裏面側合成樹脂フィルム14とし
て、幅490mm 、厚さ20μmの高密度ポリエチレンフィル
ムを用い、その長手方向に沿った両側端から内側へ30mm
の部分に、広幅スプレーによって、ホットメルト系接着
剤を、単位面積当たりの塗布量1g/m2で、幅150mm で、
長手方向に沿って断続的に塗布した。この裏面側合成樹
脂フィルム14を、上記表面側合成樹脂フィルム13で
被覆された無機質繊維マット12の裏面に当接させた
後、コンベア65b上で押圧ロール66、67により押
圧した。
【0087】その後、無機質繊維マット12どうしの間
で、図12に示す押圧切断装置70により、表面側合成
樹脂フィルム13と裏面側合成樹脂フィルム14とを押
圧して接着すると同時に、接着部分の中央部を全幅に亙
って切断した。こうして、図1、2に示すような合成樹
脂フィルム被覆無機質繊維断熱吸音材11を得た。
【0088】この断熱吸音材は、裏面側合成樹脂フィル
ム14の長手方向に沿った両側縁部が、無機質繊維マッ
ト12の長辺方向に沿った両側面12bから延出されて
耳部をなし、この耳部の幅は30mmであった。接着剤15
は、この耳部の内側に幅150mmで塗布されており、それ
によって表面側合成樹脂フィルム13の両側部と、無機
質繊維マット12の両側部とが、裏面側合成樹脂フィル
ム14に接着されている。なお、表裏面の合成樹脂フィ
ルム13、14の長さ方向の両端部、すなわち無機質繊
維マット12の短辺方向に沿った両側面12cから延出
された部分は、その延出長さが125mm とされ、扁平に押
圧されて接着されているが、その中央部に、130 mmの幅
で未接着部分16aが設けられている。また、表裏面の
合成樹脂フィルム13、14の長さ方向に沿った両側縁
部にも、未接着部分16bが形成されている。
【0089】この合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱
吸音材の製造ラインの速度は60m/分であったが、合成樹
脂フィルムの接着不良等の問題はなかった。また、梱包
時の圧縮、施工時の復元の際、空気の流出、流入が良好
になされ、圧縮、復元を容易に行うことができた。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の合成樹脂
フィルム被覆無機質繊維断熱吸音材及びその製造法によ
れば、無機質繊維マットの全面を合成樹脂フィルムから
なる表皮材で被覆して、無機質繊維マットと合成樹脂フ
ィルム、及び合成樹脂フィルムどうしを部分的に接着す
ることを構成要件とするので、取り扱い時に無機質繊維
の飛散がなく、また、住宅の壁等に施工した場合に断熱
吸音材内部に湿気が侵入して結露することを防止でき、
更に、表皮材の厚さのばらつきや供給時のテンションの
ばらつきによる接着不良がおこりにくく、合成樹脂フィ
ルムを溶着する方法に比べて製造ラインの速度を速くす
ることができ、製造ラインの流れに沿って移動させるよ
うな特殊な装置を備える必要もないので、生産性に優れ
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱
吸音材の一実施例を示す部分斜視図である。
【図2】同実施例の断熱吸音材の断面図である。
【図3】本発明の合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱
吸音材の他の実施例を示す部分斜視図である。
【図4】同実施例の断熱吸音材の断面図である。
【図5】本発明の合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱
吸音材の更に他の実施例を示す部分斜視図である。
【図6】同実施例の断熱吸音材の断面図である。
【図7】本発明の合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱
吸音材の更に他の実施例を示す部分斜視図である。
【図8】同実施例の断熱吸音材の断面図である。
【図9】本発明の合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱
吸音材の更に他の実施例を示す部分斜視図である。
【図10】同実施例の吸音断熱材の断面図である。
【図11】本発明の合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断
熱吸音材を製造するための装置の一例を示す概略斜視図
である。
【図12】同装置における押圧切断部分を示す概略斜視
図である。
【図13】本発明の合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断
熱吸音材を製造するための装置の他の例の一部を示す概
略斜視図である。
【図14】本発明の合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断
熱吸音材を製造するための装置の更に他の例の一部を示
す概略斜視図である。
【符号の説明】
11、21、31、41、51 合成樹脂フィルム被覆
無機質繊維断熱吸音材 12 無機質繊維マット 13 表面側合成樹脂フィルム 14 裏面側合成樹脂フィルム 15 接着剤 16a、16b、16c、16d、16e、16f 未
接着部 62 被包ロール 64 接着剤を塗布するためのスプレーガン 66、66a、67 押圧ロール 68 切断刃 69 押圧板 70 押圧切断装置 71 折り曲げ装置 72 包み込み装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 103:04 105:08 B29L 9:00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機質繊維マットの表裏面及び長辺方向
    に沿った両側面が合成樹脂フィルムで被覆されると共
    に、 前記表面側の合成樹脂フィルムと前記裏面側の合成樹脂
    フィルムとが前記無機質繊維マットの短辺方向に沿った
    両側面から延出されて接着されることにより、前記無機
    質繊維マットの短辺方向に沿った両側面も前記合成樹脂
    フィルムで被覆されており、 前記無機質繊維マットと前記合成樹脂フィルム、及び前
    記合成樹脂フィルムどうしが、接着剤を用いて前記無機
    質繊維マットの短辺方向において部分的に接着され、前
    記合成樹脂フィルムどうしの未接着部分において空気の
    流通が可能とされていることを特徴とする合成樹脂フィ
    ルム被覆無機質繊維断熱吸音材。
  2. 【請求項2】 前記無機質繊維マットが、表面側と裏面
    側の二枚の合成樹脂フィルムで被覆され、前記二枚の合
    成樹脂フィルムが、それらの両側を前記無機質繊維マッ
    トの長辺方向に沿って接着されている請求項1記載の合
    成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱吸音材。
  3. 【請求項3】 前記無機質繊維マットが、一枚の合成樹
    脂フィルムで筒状に包むように被覆され、前記一枚の合
    成樹脂フィルムの両側が前記無機質繊維マットの長辺方
    向に沿って接着されている請求項1記載の合成樹脂フィ
    ルム被覆無機質繊維断熱吸音材。
  4. 【請求項4】 前記合成樹脂フィルムが、前記無機質繊
    維マットの長辺方向に沿って断続的に接着され、前記合
    成樹脂フィルムどうしの未接着部分において空気の流通
    が可能とされている請求項1〜3のいずれか一つに記載
    の合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱吸音材。
  5. 【請求項5】 前記合成樹脂フィルムが、前記無機質繊
    維マットの長辺方向に沿った両側面及び短辺方向に沿っ
    た両側面から延出されている請求項1〜4のいずれか一
    つに記載の合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱吸音
    材。
  6. 【請求項6】 前記合成樹脂フィルムの前記無機質繊維
    マットの長辺方向に沿った両側面から延出した長さが10
    〜100mm である請求項1〜5のいずれか一つに記載の合
    成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱吸音材。
  7. 【請求項7】 前記合成樹脂フィルムの前記無機質繊維
    マットの短辺方向に沿った両側面から延出した長さが10
    〜200mm である請求項1〜6のいずれか一つに記載の合
    成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱吸音材。
  8. 【請求項8】 前記接着剤がホットメルト系接着剤であ
    る請求項1〜7のいずれか一つに記載の合成樹脂フィル
    ム被覆無機質繊維断熱吸音材。
  9. 【請求項9】 無機質繊維に熱硬化性樹脂を主成分とす
    るバインダーを付与して堆積させ、前記バインダーを加
    熱硬化させてマット状に成形し、所定寸法に切断して無
    機質繊維マットとし、所定間隔をおいて供給する工程
    と、 二枚の合成樹脂フィルムを、この二枚の合成樹脂フィル
    ムの少なくとも一方の幅方向の一部に、長手方向に連続
    的又は断続的に接着剤を塗布しながら、前記無機質繊維
    マットの表面側及び裏面側から挟むように供給する工程
    と、 前記無機質繊維マット及び前記合成樹脂フィルムの、前
    記接着剤が塗布された部分に対応する部分を連続的に押
    圧して、前記無機質繊維マットと前記合成樹脂フィル
    ム、及び合成樹脂フィルムどうしを接着させる工程と、 前記無機質繊維マットと前記無機質繊維マットとの間
    で、前記表面側及び裏面側の合成樹脂フィルムを、押圧
    して接着させると同時に全幅にわたって切断する工程と
    を含むことを特徴とする合成樹脂フィルム被覆無機質繊
    維断熱吸音材の製造法。
  10. 【請求項10】 無機質繊維に熱硬化性樹脂を主成分と
    するバインダーを付与して堆積させ、前記バインダーを
    加熱硬化させてマット状に成形し、所定寸法に切断して
    無機質繊維マットとし、所定間隔をおいて供給する工程
    と、 一枚の合成樹脂フィルムを、この合成樹脂フィルムの幅
    方向の一部に、長手方向に連続的又は断続的に接着剤を
    塗布しながら、前記無機質繊維マットの裏面側から供給
    する工程と、 前記合成樹脂フィルムを幅方向に折り返して前記無機質
    繊維マットの表裏面及び長辺方向に沿った両側面を被覆
    する工程と、 前記無機質繊維マット及び前記合成樹脂フィルムの、前
    記接着剤が塗布された部分に対応する部分を連続的に押
    圧して、前記無機質繊維マットと前記合成樹脂フィル
    ム、及び合成樹脂フィルムどうしを接着させる工程と、 前記無機質繊維マットと前記無機質繊維マットとの間
    で、前記表面側及び裏面側の合成樹脂フィルムを、押圧
    して接着させると同時に全幅にわたって切断する工程と
    を含むことを特徴とする合成樹脂フィルム被覆無機質繊
    維断熱吸音材の製造法。
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