JP4097367B2 - 表皮材被覆無機質繊維断熱材及びその製造方法 - Google Patents

表皮材被覆無機質繊維断熱材及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅等の建築物の断熱材に係り、特に、無機質繊維の飛散を防止した表皮材被覆無機質繊維断熱材及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
無機質繊維断熱材の場合、施工時の繊維の飛散によるチクチク等の皮膚への刺激を少なくするため、合成樹脂フィルム、紙等の表皮材で全面を覆う対策が施される場合があるが、全面を空気の流通が困難な方法で被覆すると圧縮梱包する場合に製品の圧縮が非常に困難であり生産性に大きな障害がある。そのため、部分的に表皮材を被覆しない部分を必ず設ける、或いは表皮材の一部に穴をあける、或いはその組合せ等の対策を施す必要があった。
【0003】
例えば、特許第285484号公報には、図5に示すように無機質繊維マット1の表裏面及び長辺方向に沿った両側面を合成樹脂フィルム3、4で被覆すると共に、合成樹脂フィルム3、4の長さ方向の両端部を無機質繊維マット1の短辺方向の両側面から延出させて、無機質繊維マット1の長辺方向の両端部も被覆し、合成樹脂フィルム4の幅方向のー部に、長さ方向に沿って断続的又は連続的に塗布された接着剤5によって、無機質繊維マット1と合成樹脂フィルム3、4、及び合成樹脂フィルム3、4どうしを部分的に接着し、未接着部分において空気の流通を可能とする合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱材が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許第285484号公報の合成樹脂フィルム被覆無機質繊維断熱材は、圧縮梱包の際に開口部が必要とされるが、取扱いの際に当該開口部より繊維の飛散が起こりやすかった。このように無機質繊維断熱材の開口部より繊維の飛散が起こると取扱者にチクチクとした刺激感を与えることになる。
【0005】
本発明は、このような従来の問題点を解決するもので、無機質繊維マットの全面を表皮材で被覆した表皮材被覆無機質繊維断熱材のうち、大きな開口部が必要でなく、取扱い時に繊維の飛散が少ない表皮材被覆無機質繊維断熱材を圧縮梱包時に空気の流通が容易に可能で生産性よく製造できるようにした製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1は、無機質繊維マットの表裏面及び長辺方向に沿った両側面が合成樹脂フィルム、紙等の表皮材で被覆されると共に、前記表面側の表皮材と前記裏面側の表皮材とが前記無機質繊維マットの長辺方向の両端部から延出されて接着強度の異なる2種以上の接着剤で接着されることにより、前記無機質繊維マットの長辺方向の両端部も前記表皮材で被覆されており、前記無機質繊維マットと前記表皮材、及び前記表皮材どうしが、接着強度を異ならせた2種以上の接着剤を用いて前記無機質繊維マットの短辺方向において全面的に接着され、前記無機質繊維マットの長辺方向の両端部から延出された前記表裏面側の表皮材どうしの接着部分が切断され、圧縮梱包時に前記表皮材どうしの接着強度の弱い接着部分のみが剥がれて空気の流通口が形成される表皮材被覆無機質繊維断熱材を提供するものである。
【0007】
本発明の第2は、前記第1の発明において、接着剤は接着強度の強弱関係が隣接するように各接着剤が前記表皮材に長辺方向に線条に連続して塗布される表皮材被覆無機質繊維断熱材を提供するものである。
【0008】
本発明の第3は、前記第1、第2の発明のいずれかーつにおいて、前記表皮材の接合方法は接合される1つの辺に対し接着強度の強い側或いは接着強度の弱い側のいずれかが2以上の複数箇所である表皮材被覆無機質繊維断熱材を提供するものである。
【0009】
本発明の第4は、前記第1、第2の発明のいずれかーつにおいて、前記接着剤は、接着強度の強い接合部が、弱い側に対して引き剥がし強度において2倍以上である表皮材被覆無機質繊維断熱材を提供するものである。
【0010】
本発明の第5は、所定寸法に切断した無機質繊維マットを所定間隔をおいて供給する工程と、二枚の表皮材の少なくともー方の幅方向で接着強度の強弱を異ならせて隣接するように長手方向に各接着剤を線条に連続して塗布しながら、前記無機質繊維マットの表面側及び裏面側から挟むように供給する工程と、前記無機質繊維マットの長辺方向の両端部から延出された前記表裏面側の表皮材どうしの接着部分を切断する工程とを含むことを特徴とする表皮材被覆無機質繊維断熱材の製造方法を提供するものである。
【0011】
本発明の第1の表皮材被覆無機質繊維断熱材によれば、無機質繊維マットの表裏面及び長辺方向に沿った両側面が合成樹脂フィルム、紙等の表皮材で被覆されると共に、前記表面側の表皮材と前記裏面側の表皮材とが前記無機質繊維マットの長辺方向の両端部から延出されて接着強度の異なる2種以上の接着剤で接着されることにより、前記無機質繊維マットの長辺方向の両端部も前記表皮材で被覆されており、前記無機質繊維マットと前記表皮材、及び前記表皮材どうしが、接着強度を異ならせた2種以上の接着剤を用いて前記無機質繊維マットの短辺方向において全面的に接着されており、したがって、無機質繊維マットの全面が表皮材で被覆されるため、取扱時に無機質繊維が取扱者の肌に直接触れることがない。
【0012】
そして、この状態で前記無機質繊維マットの長辺方向の両端部から延出された前記表裏面側の表皮材どうしの接着部分において切断され、無機質繊維マットが合成樹脂フィルムの中で動くことを防止できると共に、圧縮梱包時には前記表皮材どうしの接着強度の弱い接着部分のみが剥がれて空気の流通口が容易に形成され必要な空気の流出、流入が十分になされる。
【0013】
本発明の第2によれば、表皮材被覆無機質繊維断熱材は接着強度の強弱関係が隣接するように各接着剤が表皮材に線条に連続して塗布されるので、接着剤の種類を適宜選択することにより、接着強度の異なる部分の範囲を任意に設定できる。
【0014】
本発明の第3によれば、前記表皮材の接合方法は接合される1つの辺に対し接着強度の強い側或いは接着強度の弱い側のいずれかが2以上の複数箇所であるため圧縮梱包時に、前記表皮材どうしの接着強度の弱い部分において空気の流通口が容易に形成され、また、接着強度の強い側はバランス良く無機質繊維と表皮材あるいは表皮材どうしの接合を維持することができる。
【0015】
本発明の第4によれば、前記接着剤は、接着強度の強い接合部が、弱い側に対して引き剥がし強度において2倍以上であるため圧縮梱包時に、大きな圧力が掛かった場合、接着強度の弱い部分においては容易に空気の流通口が形成され、また、接着強度の強い側は完全な接着状態を保つため、無機質繊維と表皮材あるいは表皮材どうしの接合は機能的に十分な状態で維持される。
【0016】
本発明の第5によれば、所定寸法に切断した無機質繊維マットを所定間隔をおいて供給する工程と、二枚の表皮材の少なくともー方の幅方向で接着強度の強弱を異ならせて隣接するように所定方向に各接着剤を線条に連続して塗布しながら、前記無機質繊維マットの表面側及び裏面側から挟むように供給して接着するようにしたので、接着剤の種類を適宜選択することにより、接着強度の異なる部分の範囲を任意に設定できる。
【0017】
また、前記無機質繊維マットの長辺方向の両端部から延出された前記表裏面側の表皮材どうしの接着部分を切断することで、接着強度の強弱が異った切断面が形成され、圧縮梱包時に大きな圧力が掛かった場合に表皮材どうしの接着強度の弱い部分の切断面において空気の流通口が容易に形成される。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明において無機質繊維は、特に限定されず、通常の無機質繊維断熱材に使用されているグラスウール、ロックウール等を用いることができる。
【0019】
また、無機質繊維マットも、特に限定されず、通常の無機質繊維断熱材に使用されているもの、すなわち、無機質繊維に熱硬化性樹脂を主成分とするバインダーを付与して堆積させ、バインダーを加熱硬化させてマット状に成形したものを用いることができる。
【0020】
本発明において表皮材は、無機質繊維マットの全面を被覆することができれば、合成樹脂フィルムで被覆しても、紙、熱可塑性樹脂シートをラミネートした紙等で被覆してもよい。
【0021】
なお、表皮材には、無機質繊維断熱材の施工時の復元に必要な空気の流入を容易にするため、及び内部の湿気を通気によって逃がすために、直径1〜5mm程度の孔を多数設けておくことが好ましい。尚、湿気を逃がす孔は、防湿層としない表側の表皮材に設けるのが好ましい。
【0022】
また、表皮材として合成樹脂フィルムを使用する場合は、通常の無機質繊維断熱材の被覆に適したものを用いることができ、例えば、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエステル、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂のフィルム、これらの積層品、これらにアルミニウム等の金属を蒸着したもの、異種の合成樹脂フィルムやアルミニウム箔等をラミネートしたもの等を用いるのが好ましく、中でも高密度ポリエチレンフィルムがより好ましい。
【0023】
次に、図面を参照して、本発明を説明する。なお、無機質繊維マツトの表被材との被覆の対応、及び接着位置等は、以下に挙げる例に限定されるものではない。
【0024】
図3には、本発明の表皮材被覆無機質繊維断熱材を製造するための装置のー例が示されている。
まず、図示しない製造工程にて、無機質繊維に熱硬化性樹脂を主成分とするバインダーを付与して堆積させ、バインダーを加熱硬化させてマット状に成形し、所定の長さに切断することにより、無機質繊維マット11を製造する。この無機質繊維マット11は、図3におけるコンベア35aに載って所定の間隔を設けて搬送される。
【0025】
コンベア35aと、それに隣接するコンベア35bとの間に、無機質繊維マット11を覆うための、表面側表皮材13と、裏面側表皮材14とが供給されるようになっている。表面側表皮材13は、図示しない供給ロールから帯状をなして供給され、複数本の被包ロール32及び押えロール33によって、無機質繊維マット11の表面、長辺方向に沿った両側面、更には裏面の長辺方向に沿った両側部を被覆する。
【0026】
また、裏面側表皮材14は、中央部分に接着強度の弱い接着剤17が所定幅で連続的に塗布され、その両側部全面に接着強度の強い接着剤15、16を連続的に塗布され、無機質繊維マット11の下面に当接されて、コンベア35bと無機質繊維マット11との間に挿入される。なお、接着剤の塗布には、供給装置によって接着剤及び空気が供給される図示しないスプレーガンが使用される。
【0027】
また、裏面側表皮材14の幅は、無機質繊維マット11の長辺方向に沿った両側面から所定長さ延出される長さとされており、コンベア35bの両側部に設けた折り曲げガイド34,34によって、上記接着剤の塗布された表皮材14の両側端部は、その両側部の延出部を所定幅での内側に折り返され、表面側表皮材13の両側部の延出部の上側に接着されて無機質繊維マット11の長辺方向に沿った両側面11bから延出された耳部を形成している。
【0028】
こうして、表裏面を表皮材13、14で被覆された無機質繊維マット11は、コンベア35bに載って搬送され、コンベア35b上で押えロール36、37によって圧着され、裏面側表皮材14に塗布された接着強度の強い接着剤15、16により、表面側表皮材13の裏面折り返し部と、無機質繊維マット11の裏面とが接着される。
【0029】
コンベア35bと、それに隣接するコンベア35cとの間には、切断刃40が配置されている。この切断刃40は、搬送ラインに対して直交して配置され、図示しない駆動手段によって昇降動作する。
【0030】
そして、表裏面の表皮材13、14で被覆された無機質繊維マット11どうしの間の接着強度の強弱の異なる接着剤により接着された部分が、上記切断刃40の下方に達すると、図示しない駆動手段によって切断刃40が下降し、表皮材13、14が幅方向の全幅に亙って切断される。
【0031】
図1は本発明に係る表皮材被覆無機質繊維断熱材の斜視図、図2は図1に示される表皮材被覆無機質繊維断熱材の製造工程の部分断面図、図4は本発明に係る裏面側表皮材への接着剤の塗布状態を示す平面図である。
【0032】
図1、図2および図4において、表皮材被覆無機質繊維断熱材10は、無機質繊維マット11を表面側表皮材13と、裏面側表皮材14とにより被覆して構成されている。表面側表皮材13は、長手方向に沿った両側部を折り曲げてコ字状に形成され、この折り曲げた先端をさらに折り返されて、無機質繊維マット11の表面11aと、長辺方向に沿った両側面11bを覆い、さらに折り返された先端は無機質繊維マット11の裏面11cと略同一面をなす。
【0033】
そして、図4に示すように、裏面側表皮材14には、長手方向両側部に接着強度の強い接着剤15、16が2本の帯状に一定の間隔を空けて塗布されている。また、裏面側表皮材14に表皮材被覆無機質繊維断熱材10が載置される位置を図4に四角形状に一点鎖線10aで示したが、表皮材被覆無機質繊維断熱材10が載置される位置10aの下面の中央部分に接着強度の弱い接着剤17が所定幅で連続的に塗布され、その両側部に接着強度の強い接着剤15、16を所定幅で連続的に塗布されている。この接着剤17は、接着後にかるく手で剥がせる程度の弱い接着強度のもので十分である。
【0034】
図4に示す二点鎖線20、21は、裏面側表皮材14に表面側表皮材13の長手方向両側部の延出端縁部が接着配置される位置を示している。そして、接着強度の強い接着剤15、16が塗布された裏面側表皮材14の両側端部は、略二点鎖線20、21に沿って、その両側部の延出部を所定幅で内側に折り返されて、表面側表皮材13の両側部の延出端縁部の上側に接着される。こうして無機質繊維マット11の長辺方向に沿った両側面11bに延出部が形成される。
【0035】
また、裏面側表皮材14の長手方向を横切る破線26は、表皮材被覆無機質繊維断熱材10どうし間の中央付近を切断する切断刃40装置の切断する位置を示しており、表皮材被覆無機質繊維断熱材10どうし間のを連結する表皮材13、14は、切断刃40によりその長手方向を横切って、破線26に沿って切断される。
【0036】
こうして、切断刃40により切断されると無機質繊維マット11の長辺方向に沿った両側面11bの表皮材13、14の延出部は、表皮材被覆無機質繊維断熱材10の耳部を形成する。ここでの説明では、表面側表皮材13との裏面側表皮材14の各両側部の延出端縁部どうしの接合を接着剤で行ったものについて説明したが、表皮材13、14を熱可塑性樹脂シートを使用して熱溶着により結合することもできる。
【0037】
また、表面側表皮材13,14の長手方向の端部は、無機質繊維マット11の長辺方向の端部11dから延出され、この延出部分が、裏面側表皮材14の同じく無機質繊維マット11の長辺方向の端部11dから延出した部分と、接着強度の強弱の異なる複数の接着剤15,16,17による接着がなされた状態で切断される。
【0038】
こうして、図1に示す表皮材被覆無機質繊維断熱材10が形成される。表皮材被覆無機質繊維断熱材10の切断面には、接着強度の強弱の異なる複数の接着剤15,16,17による接着面が形成されている。その後、圧縮梱包時に大きな圧力が掛かった場合に、表皮材被覆無機質繊維断熱材10の切断面で接着強度の弱い接着部分17が容易に剥がれるので空気が十分流通し、大きな圧力が掛からなくなると再び軽く接合するので、梱包時以外の例えば施工時にも繊維の飛散が極めて少ない。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の表皮材被覆無機質繊維断熱材及びその製造方法によれば、無機質繊維マットと表皮材、及び表皮材どうしが、接着強度を異ならせた2種以上の接着剤を用いて無機質繊維マットの短辺方向において全面的に接着され、無機質繊維マットの長辺方向の両端部から延出された表裏面側の表皮材どうしの接着部分において切断されるから、圧縮梱包時に表皮材どうしの接着強度の弱い接着部分のみが剥がれて空気の流通口が容易に形成されるから、梱包時の圧縮、施工時の復元に必要な空気の流出、流入が容易かつ十分になされる。
【0040】
また、無機質繊維マットと表皮材、及び表皮材どうしが、接着強度を異ならせた2種以上の接着剤を用いて無機質繊維マットの短辺方向において全面的に接着され、接着強度の弱い部分において空気の流通が可能とされており、また、大きな圧力が掛からなくなると再び軽く接着するので、梱包時以外の例えば施工時に無機質繊維マットの内部の無機質繊維の飛散を最小限に押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表皮材被覆無機質繊維断熱材の斜視図である。
【図2】図1に示す表皮材被覆無機質繊維断熱材の製造工程での部分断面図である。
【図3】本発明に係る表皮材被覆無機質繊維断熱材の製造装置の斜視図である。
【図4】本発明に係る裏面側表皮材への接着剤の塗布状態を示す平面図である。
【図5】従来の表皮材被覆無機質繊維断熱材の斜視図である。
【符号の説明】
10…表皮材被覆無機質繊維断熱材
11…無機質繊維マット
13…表面側表皮材
14…裏面側表皮材
15、16…接着強度の強い接着剤
17…接着強度の弱い接着剤
26…切断線
33、36、37…押えロール
34…折り曲げガイド
35a、35b、35c…コンベア
40…切断刃

Claims (5)

  1. 無機質繊維マットの表裏面及び長辺方向に沿った両側面が合成樹脂フィルム、紙等の表皮材で被覆されると共に、前記表面側の表皮材と前記裏面側の表皮材とが前記無機質繊維マットの長辺方向の両端部から延出されて接着強度の異なる2種以上の接着剤で接着されることにより、前記無機質繊維マットの長辺方向の両端部も前記表皮材で被覆されており、前記無機質繊維マットと前記表皮材、及び前記表皮材どうしが、接着強度を異ならせた2種以上の接着剤を用いて前記無機質繊維マットの短辺方向において全面的に接着され、前記無機質繊維マットの長辺方向の両端部から延出された前記表裏面側の表皮材どうしの接着部分が切断され、圧縮梱包時に前記表皮材どうしの接着強度の弱い接着部分のみが剥がれて空気の流通口が形成されることを特徴とする表皮材被覆無機質繊維断熱材。
  2. 前記接着剤は接着強度の強弱関係が隣接するように各接着剤が前記表皮材に長辺方向に線条に連続して塗布されることを特徴とする請求項1記載の表皮材被覆無機質繊維断熱材。
  3. 前記表皮材の接合方法は接合される1つの辺に対し接着強度の強い側或いは接着強度の弱い側のいずれかが2以上の複数箇所あることを特徴とする請求項1、請求項2記載の表皮材被覆無機質繊維断熱材。
  4. 前記接着剤は、接着強度の強い接合部が、弱い側に対して引き剥がし強度において2倍以上あることを特徴とする請求項1、請求項2記載の表皮材被覆無機質繊維断熱材。
  5. 所定寸法に切断した無機質繊維マットを所定間隔をおいて供給する工程と、二枚の表皮材の少なくともー方の幅方向で接着強度の強弱を異ならせて隣接するように長手方向に各接着剤を線条に連続して塗布しながら、前記無機質繊維マットの表面側及び裏面側から挟むように供給する工程と、前記無機質繊維マットの長辺方向の両端部から延出された前記表裏面側の表皮材どうしの接着部分を切断する工程とを含むことを特徴とする表皮材被覆無機質繊維断熱材の製造方法。
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