JPH09155965A - 熱可塑性樹脂発泡シートの成形用金型 - Google Patents

熱可塑性樹脂発泡シートの成形用金型

Info

Publication number
JPH09155965A
JPH09155965A JP31987895A JP31987895A JPH09155965A JP H09155965 A JPH09155965 A JP H09155965A JP 31987895 A JP31987895 A JP 31987895A JP 31987895 A JP31987895 A JP 31987895A JP H09155965 A JPH09155965 A JP H09155965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
manifold
molding
vacuum
thermoplastic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31987895A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Inoue
啓司 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP31987895A priority Critical patent/JPH09155965A/ja
Publication of JPH09155965A publication Critical patent/JPH09155965A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、各成形用駒内を均一に真空状態と
して、成形品の形状を均一にすることができる熱可塑性
樹脂発泡シートの成形用金型を提供しようとするもので
ある。 【解決手段】 本発明は、雌雄嵌合金型からなる熱可塑
性樹脂発泡シートの成形用金型において、真空用及び/
又は加圧用配管13、14を金型に導き、その先にマニホー
ルド11を設け、そのマニホールド11と各成形用駒を細管
17で連結したことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリスチレンペーパ
ーシート(以下、PSPシートと称す)を用いて作製さ
れる容器(以下、PSP容器と称す)、そのなかでも特
に即席麺等の食品を収容するカップ容器の成形用金型に
関し、より詳しくは熱可塑性樹脂発泡シートから多数個
取りの深絞り成形にて製造される個々の成形品の形状を
均一に金型形状と一致させて、いわゆるシャープに出現
する熱可塑性樹脂発泡シートの成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来においては、例えばPSP容器の形
状をシャープに出すには、PSPシートを金型で成形
後、成形用駒を真空吸引して形状を出すのが一般的な方
法である。更に、従来の金型からの真空吸引方法は、多
数の成形用駒を設置した金型において、各成形用駒と接
続した金型真空ボックスを介し、各成形用駒を吸引して
いるが通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法で
あると、多量の空気を除去する必要があり、短時間で各
成形用駒を高真空に且つ均一に吸引することができない
という問題点があった。
【0004】そこで、本発明は、各成形用駒内を均一に
真空状態として、成形品の形状を均一にすることができ
る熱可塑性樹脂発泡シートの成形用金型を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、雌雄嵌合金型からなる熱可塑性樹脂発泡
シートの成形用金型において、真空用及び/又は加圧用
配管を金型に導き、その先にマニホールドを設け、その
マニホールドと各成形用駒を細管で連結したことを特徴
とするものである。
【0006】更に、金型に第1マニホールド及び第2マ
ニホールドを設け、第1マニホールドと第2マニホール
ドを主分配管にて連結するとともに、第2マニホールド
と各成形用駒を細管で連結するほうが好ましい。
【0007】また、真空用及び加圧用配管の開閉を行う
電磁弁を、金型に設けてもよい。
【0008】更に、上記マニホールドと各成形用駒を結
ぶ細管が均一の直径、均一の長さにする方が効果的であ
る。
【0009】また、上記マニホールドと各成形用駒を結
ぶ細管の合計の断面積が真空用配管の断面積と同一か、
又は大きく設定する方がより好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の熱可塑性樹脂発泡シートの成形用金型を具体化
した実施の形態について説明する。図4はPSPシート
より製作されたカップ容器の1例であり、図1及び図2
に示す熱可塑性樹脂発泡シートの成形用金型である雄雌
嵌合金型Cが用いられる。PSPとは、ポリスチレン樹
脂、及びスチレンと無水マレイン酸、メタクリル酸等と
の共重合体、並びにこれらのスチレン系樹脂とポリフェ
ニレンオキサイド樹脂等との混合樹脂の発泡シート、及
び該発泡シートにポリスチレン樹脂、ハイインパクトポ
リスチレン樹脂等のスチレン系樹脂、ポリエステル、ポ
リプロピレン等のオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニリデ
ン樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂、ポリ
エステル樹脂、ポリアミド樹脂等の樹脂フィルムを積層
した発泡シート等が挙げられる。
【0011】図1はPSP容器の製造装置の全体構成を
示している。この装置はロール状に巻回したPSPシー
トを供給するシート供給装置A、供給されたPSPシー
トを軟化させ且つ二次発泡させる加熱装置B、加熱直後
のPSPシートを多数個取り成形する雄雌嵌合金型C、
成形品の連設体から個々の成形品を抜き取る型抜き装置
Dとから構成される。シート供給装置Aから繰り出され
たPSPシートは加熱装置Bを通過することによって軟
化すると同時に二次発泡し、次いで加熱装置Bを出たP
SPシートは幅方向両端をクランプされたまま雄雌嵌合
金型Cに到達し、このPSPシートを雄金型1と雌金型
2との間に挟むことにより所定形状の容器、例えばカッ
プ容器3を多数個同時に成形する。雄雌嵌合金型Cに到
達したPSPシートは金型を嵌合させる前においては十
分な変形温度に達している。
【0012】雄雌嵌合金型Cは、1個のカップ容器3を
形成するための雄型駒4をベース板5の上に縦横配列或
いは千鳥配列で連設した雄金型1と、前記雄型駒4を受
け入れる雌型駒6を連設した雌金型2とより構成され、
図例の雄雌嵌合金型Cでは36個取りのものが示されて
いる。図2は、雌型駒6と雄型駒4を嵌合させた状態を
示し、図中7はヒーター、8は温度センサー、9は真空
孔である。
【0013】図2は雄金型の底面図であり、雄金型1に
はベース板5の底面には1個の第1マニホールド11及び
4個の第2マニホールド12が設けられている。これらの
マニホールド11、12は、内容積を大きくするために、断
面積の大きな凹部を細長く設けて形成されている。
【0014】第1マニホールド11は、ベース板5の送り
方向の前部の中央部に設けられており、真空用配管13及
び加圧用配管14が連結され、更に図例の雄金型1では、
真空用配管13及び加圧用配管14の開閉の切替えを行う電
磁弁15を、雄金型1内である第1マニホールド11内に設
けている。また、電磁弁15を設ける位置は、雄金型1の
表面であってもよい。更に、上述した例では、真空用配
管13及び加圧用配管14を電磁弁15に接続しているが、真
空用配管13又は加圧用配管14のいずれか一方のみの配管
を接続する場合であってもよい。
【0015】また、図2に示すように、雄金型1の底面
にはベース板5の両側端に大径の第2マニホールド12a
を設け、該第2マニホールド12aと金型の中心線の間に
は小径の第2マニホールド12bを雄型駒4の間に位置す
るように設けており、更に第1マニホールド11と大径の
第2マニホールド12aを2本の主分配管16にてそれぞれ
連結し、第1マニホールド11と小径の第2マニホールド
12bを1本の主分配管16でそれぞれ連結し、大径の第2
マニホールド12a及び小径の第2マニホールド12bと各
雄型駒4を細管17で連結している。具体的には、大径の
第2マニホールド12aからは12本の細管17と各雄型駒
4の真空孔9を連結し、小径の第2マニホールド12bか
らは6本の細管17と各雄型駒4の第1真空孔9及び第2
真空孔10を連結することにより、第2マニホールド12b
と全ての雄型駒4を連結している。
【0016】尚、上述した雄金型1では、第1マニホー
ルド11及び第2マニホールド12を設けているが、第1マ
ニホールド11のみを設け、この第1マニホールド11と各
雄型駒4とを細管17で連結することも可能であり、そう
する場合には、第1マニホールド11をベース板5の中央
部に移動させる方が好ましい。
【0017】そして、雄雌嵌合金型Cを用いることによ
り、PSPシートを雄金型1と雌金型2で挟み込み、雄
金型1内に設けた電磁弁15が作動し、真空ポンプと連結
した真空用配管13にて第1マニホールド11内に真空に引
くと、主分配管16を通じて第2マニホールド12内が減圧
され、細管17にて同時に各成形用駒内が減圧状態とな
り、多数のカップ容器3を同時に成形することができ
る。終了後は、電磁弁15が作動して加圧用配管14から空
気が供給されて真空が解かれて雄金型1と雌金型2が開
放されて型抜き装置Dに送られる。
【0018】更に、第2マニホールド12と各雄型駒4を
繋ぐ細管17には、均一の直径、均一の長さのものを用い
ると配管抵抗を一定にして応答速度を一定にすることが
でき、更に細管17の合計の断面積が真空用配管13の断面
積と同一か、又は大きく設定すればより応答速度を早く
することができる。
【0019】このように、本実施例の雄雌嵌合金型Cに
よれば、雄金型1内に第1マニホールド11及び第2マニ
ホールド12を設けているので、細管17を短くして配管抵
抗を小さくでき、更に真空用配管13及び加圧用配管14の
開閉を行う電磁弁15を雄金型1内に設けているため、雄
金型1まで真空用配管13及び加圧用配管14を用いて直接
接続することができるので、配管抵抗をより小さくする
ことができる。従って、応答速度を早くしかも均一に減
圧することができ、カップ容器3の形状を均一に金型形
状と一致させて、いわゆるシャープに出現させることが
できる。
【0020】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、次に記
載する作用及び効果を奏する。請求項1の熱可塑性樹脂
発泡シートの成形用金型によれば、加熱されたPSPシ
ートを雄金型と雌金型で挟み込み、真空ポンプと連結し
た真空用配管にてマニホールド内に真空に引くと、細管
にて同時に各成形用駒内が減圧状態となり、多数のカッ
プ容器を同時に成形することができる。終了後は、加圧
用配管から空気が供給されて真空が解かれて雄金型と雌
金型が開放されて型抜き装置に送られる。このように熱
可塑性樹脂発泡シートの成形用金型によれば、雄金型に
マニホールドを設けることにより、細管を短くして配管
抵抗を小さくできるため、応答速度を早くしかも均一に
減圧することができるので、成形品の形状を均一に金型
形状と一致させて、いわゆるシャープに出現させること
ができる。
【0021】請求項2の熱可塑性樹脂発泡シートの成形
用金型によれば、PSPシートを雄金型と雌金型で挟み
込み、真空ポンプと連結した真空用配管にて第1マニホ
ールド内に真空に引くと、主分配管を通じて第2マニホ
ールド内が減圧され、細管にて同時に各成形用駒内が減
圧状態となり、多数のカップ容器を同時に成形すること
ができる。このように熱可塑性樹脂発泡シートの成形用
金型によれば、第1マニホールドに加えて第2マニホー
ルドを設けることにより、第2マニホールドと各成形用
駒を連結する細管をより短くして配管抵抗を小さくでき
るため、応答速度をより早くすることができる。
【0022】請求項3の熱可塑性樹脂発泡シートの成形
用金型によれば、真空用配管及び加圧用配管の開閉を行
う電磁弁を雄金型に設けているため、雄金型まで真空用
配管及び加圧用配管を用いて直接接続することができる
ので、配管抵抗をより小さくすることができる。従っ
て、応答速度を早くすることができる。
【0023】請求項4の熱可塑性樹脂発泡シートの成形
用金型によれば、上記マニホールドと各成形用駒を結ぶ
細管が均一の直径、均一の長さであるので、応答速度を
一定にすることができる。
【0024】請求項5の熱可塑性樹脂発泡シートの成形
用金型によれば、上記マニホールドと各成形用駒を結ぶ
細管の合計の断面積が真空用配管の断面積と同一か、又
は大きく設定しているので、応答速度を早くすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】PSP容器の製造装置の全体構成を示す説明図
【図2】雄金型の底面図
【図3】雄型駒と雌型駒を嵌合させた状態を示す断面説
明図
【図4】カップ容器の断面図
【符号の説明】
A シート供給装置 B 加熱
装置 C 雄雌嵌合金型 D 型抜
き装置 1 雄金型 2 雌金
型 3 カップ容器 4 雄型
駒 5 ベース板 6 雌型
駒 7 モーター 8 温度
センサー 9 真空孔 11 第1マニホールド 12 第2
マニホールド 13 真空用配管 14 加圧
用配管 15 電磁弁 16 主分
配管 17 細管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌雄嵌合金型からなる熱可塑性樹脂発泡
    シートの成形用金型において、真空用及び/又は加圧用
    配管を金型に導き、その先にマニホールドを設け、その
    マニホールドと各成形用駒を細管で連結したことを特徴
    とする熱可塑性樹脂発泡シートの成形用金型。
  2. 【請求項2】 金型に第1マニホールド及び第2マニホ
    ールドを設け、第1マニホールドと第2マニホールドを
    主分配管にて連結するとともに、第2マニホールドと各
    成形用駒を細管で連結した請求項1記載の熱可塑性樹脂
    発泡シートの成形用金型。
  3. 【請求項3】 真空用及び加圧用配管の開閉を行う電磁
    弁を、金型に設けた請求項1又は2記載の熱可塑性樹脂
    発泡シートの成形用金型。
  4. 【請求項4】 上記マニホールドと各成形用駒を結ぶ細
    管が均一の直径、均一の長さであることを特徴とする請
    求項1、2又は3記載の熱可塑性樹脂発泡シートの成形
    用金型。
  5. 【請求項5】 上記マニホールドと各成形用駒を結ぶ細
    管の合計の断面積が真空用配管の断面積と同一か、又は
    大きく設定した請求項1、2、3又は4記載の熱可塑性
    樹脂発泡シートの成形用金型。
JP31987895A 1995-12-08 1995-12-08 熱可塑性樹脂発泡シートの成形用金型 Pending JPH09155965A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31987895A JPH09155965A (ja) 1995-12-08 1995-12-08 熱可塑性樹脂発泡シートの成形用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31987895A JPH09155965A (ja) 1995-12-08 1995-12-08 熱可塑性樹脂発泡シートの成形用金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09155965A true JPH09155965A (ja) 1997-06-17

Family

ID=18115252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31987895A Pending JPH09155965A (ja) 1995-12-08 1995-12-08 熱可塑性樹脂発泡シートの成形用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09155965A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101021517B1 (ko) * 2008-10-17 2011-03-16 이성산업 (주) 벌집구조를 가진 판재 형상 심재를 제조하는 진공흡착성형기 및 이 진공흡착성형기를 이용하여 상기 심재를 제조하는 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101021517B1 (ko) * 2008-10-17 2011-03-16 이성산업 (주) 벌집구조를 가진 판재 형상 심재를 제조하는 진공흡착성형기 및 이 진공흡착성형기를 이용하여 상기 심재를 제조하는 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR840000174B1 (ko) 열가소성 합성수지의 동공체 몰딩 제품의 몰딩 방법
NZ203013A (en) Plastics sheet thermoforming tool with porous and non-porous parts of different thermal conductivity
CA2098067C (en) Method and apparatus for vacuum/pressure thermoforming
EP0868285B1 (en) Multi-layer container blow molding
JPH09155965A (ja) 熱可塑性樹脂発泡シートの成形用金型
WO1983001412A1 (en) Improvements relating to containers
JPH03199030A (ja) 熱可塑性樹脂シートの熱成形方法及び装置
JP3560092B2 (ja) 熱可塑性樹脂発泡シートの成形方法
JP2522368B2 (ja) プラスチック容器の成形方法および成形装置
JPH09136352A (ja) 熱可塑性樹脂シートの成形用金型及び成形方法
JPH0528974B2 (ja)
JPS5850579B2 (ja) 発泡成形方法
JPH0333453Y2 (ja)
JPS61148021A (ja) ブロ−成形方法及びその装置
JPS625838A (ja) 表面化粧層を有する樹脂発泡成形品の製造方法
JPS62108039A (ja) 表皮材の同時成形方法
JP3482754B2 (ja) スチレン系樹脂発泡容器成形用金型
JPH01316250A (ja) 表皮材付発泡成形品の製造方法
JPH0355228A (ja) 発泡成形装置
JPS625839A (ja) 被覆層を有する樹脂発泡成形品の製造方法
JPS61163829A (ja) 熱可塑性樹脂シ−トより容器類を製造する方法および装置
JPH05228925A (ja) 多層薄肉容器用プリフォーム
CN114083781A (zh) 一种箱胆成型吸塑模具
JPH02175127A (ja) プラスチックシートの成形方法
JPH0740358A (ja) 発泡樹脂製複合成形体の製造方法