JPH09155872A - 多心光コネクタの金型 - Google Patents

多心光コネクタの金型

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Publication number
JPH09155872A
JPH09155872A JP33811795A JP33811795A JPH09155872A JP H09155872 A JPH09155872 A JP H09155872A JP 33811795 A JP33811795 A JP 33811795A JP 33811795 A JP33811795 A JP 33811795A JP H09155872 A JPH09155872 A JP H09155872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
hole forming
pin
fiber
forming pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33811795A
Other languages
English (en)
Inventor
Akito Nishimura
顕人 西村
Yoshio Kikuchi
佳夫 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP33811795A priority Critical patent/JPH09155872A/ja
Publication of JPH09155872A publication Critical patent/JPH09155872A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下型10のV溝14,16にファイバ穴形成
ピン24,かん合穴形成ピン26を入れ、上型30で押
さたとき、V溝14,16が深すぎると、ピン24,2
6の位置が不安定になる。また浅いと、ピン24,26
が潰れたり、V溝14,16が変形したりする。そのた
め、V溝14,16の深さを適当な値に調節する手間の
かかる作業が必要があった。 【解決手段】 V溝駒12と押え駒32の材質を、ハイ
ス等の硬くて変形しにくいものとする。また押え駒32
の下面に、バネ鋼等の弾性に富みかつ柔らかい材料の層
コーティング層38を設ける。そして、形成ピン24,
26を、それらの一部が前記V溝駒12の上面13より
上に出る状態で入れておいて押え駒32で押さえたと
き、ファイバ穴形成ピン24及びかん合穴形成ピン26
の一部がコーティング層38内に食い込むようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多心光コネクタ
のフェルールの成型用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に金型の一例を示した。金型は、下
型10と入り子20と上型30とからなる。
【0003】下型10のV溝駒12は、一般にダイス鋼
(炭素工具鋼、合金工具鋼等)等で造られており、その
上面13に、ファイバピン用V溝14とかん合ピン用V
溝16が形成されている。
【0004】入り子20の基部22から、ファイバ穴形
成ピン24とかん合穴形成ピン26が突出する。
【0005】上型30の押え駒32もダイス鋼(炭素工
具鋼、合金工具鋼等)等で造られており、その下面34
に、U溝36が形成されている。
【0006】下型10上に入り子20をセットし、ファ
イバ穴形成ピン24をファイバピン用V溝14に入れ、
かん合穴形成ピン26をかん合ピン用V溝16に入れ
る。その上に上型30をセットし、下面34でファイバ
穴形成ピン24を押さえ、U溝36でかん合穴形成ピン
26を押さえる。そして、金型内に樹脂を圧入し、フェ
ルールを成形する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように金型を組
み立てて締めたとき、図4(a)のように、ファイバピ
ン用V溝14、かん合ピン用V溝16が深すぎて隙間4
0ができると、ファイバ穴形成ピン24,かん合穴形成
ピン26の位置が不安定になる。また、同図(b)のよ
うに、ファイバピン用V溝14,かん合ピン用V溝16
が浅いと、ファイバ穴形成ピン24,かん合穴形成ピン
26が潰れたり、ファイバピン用V溝14,かん合ピン
用V溝16が変形したりして、成型品(フェルール)の
精度を悪くする。そのため、ファイバピン用V溝14,
かん合ピン用V溝16の深さを適当な値に調節して、同
図(c)のように、ファイバピン用V溝14と押え駒3
2の下面34にファイバ穴形成ピン24がピッタリと内
接し、またかん合ピン用V溝16とU溝36にかん合穴
形成ピン26がピッタリと内接するようにする必要があ
った。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1、図2に例示するよ
うに、 ・V溝駒12,押え駒32の材質を、硬くて変形しにく
いものとするとともに、 ・押え駒32の、記ファイバ穴形成ピン24及びかん合
穴形成ピン26に接する面に、押え駒32よりも弾性に
富みかつ柔らかい材料の層コーティング層38を設け、 ・ファイバ穴形成ピン24及びかん合穴形成ピン26
を、それらの一部が前記V溝駒12の上面13より上に
出る状態で入れておいて、押え駒32で押さえたとき、
ファイバ穴形成ピン24およびかん合穴形成ピン26の
一部がコーティング層38内に食い込むようにする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1,図2について説明する。上
型30の押え駒32を、高速度工具鋼(通称ハイス)や
超硬合金等(従来のダイス鋼より一段と硬い材料)の、
硬さが大で、変形性の小さい材料で造る。そして、押え
駒32の下面34とU溝36の内面に、バネ鋼等の、弾
性に富み(塑性変形し難い)かつ柔らかい金属材料のコ
ーティング層38を形成する。コーティング層38は、
メッキや蒸着により形成する。
【0010】下型10のV溝駒12も、押え駒32と同
じ高速度工具鋼(通称ハイス)や超硬合金等の、硬さが
大で変形性小の材料で造る。また、各V溝の深さとして
は、たとえばファイバピン用V溝14,かん合ピン用V
溝16を従来より少し浅めにして、ファイバ穴形成ピン
24が上面13より若干突出し、また、かん合穴形成ピ
ン26が従来より若干多く突出するようにして、図2
(a)のように、下型10上に上型30重ねたとき(型
締め前)、僅かな隙間42(図では誇張してある)がで
きるようにする。
【0011】あるいは、このように意図的な隙間形成で
なく、ちょうど重ね合わせたときに隙間ができぬように
設計しても、工作精度により隙間ができる場合もある。
【0012】[金型組立]従来同様に、下型10上に入
り子20をセットし、ファイバ穴形成ピン24をファイ
バピン用V溝14に入れ、かん合穴形成ピン26をかん
合ピン用V溝16に入れ、その上に上型30をセットす
る。上記のように、型締め前は、下型10〜上型30に
僅かな隙間42ができる(図2(a))。金型を締める
と、同図(b)のように、コーティング層38が弾性変
形をしてファイバ穴形成ピン24,かん合穴形成ピン2
6を押さえる。そのため、ファイバ穴形成ピン24,か
ん合穴形成ピン26は潰れない。また、V溝駒12のフ
ァイバピン用V溝14,かん合ピン用V溝16は変形し
ないし、押え駒32の下面34,U溝36も変形しな
い。
【0013】その結果、成型品(フェルール)のファイ
バ穴及びかん合穴の位置精度は、V溝駒12,押え駒3
2の加工精度に相応するものとなる。
【0014】なお、金型の製作精度によって、コーティ
ング層38は、ファイバ穴形成ピン24とかん合穴形成
ピン26を同時に押さえることもあるし、またはいずれ
か一方、あるいは一部だけを押さえることもある。
【0015】金型を解体すると、コーティング層38
は、元の形状に復帰する。よって、繰り返し使用可能で
ある。
【0016】
【発明の効果】ファイバピン用V溝14,かん合ピン用
V溝16の深さの調整が不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の説明図。
【図2】図1の実施形態における金型の使用状態の説明
図。
【図3】従来技術の説明図。
【図4】発明が解決しようとする課題の説明図。
【符号の説明】
10 下型 12 V溝駒 13 上面 14 ファイバピン用V溝 16 かん合ピン用V溝 20 入り子 22 入り子の基部 24 ファイバ穴形成ピン 26 かん合穴形成ピン 30 上型 32 押え駒 34 下面 36 U溝 38 コーティング層 40,42 隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型10のV溝駒12のファイバピン用
    V溝14及びかん合ピン用V溝16にファイバ穴形成ピ
    ン24及びかん合穴形成ピン26をそれぞれ入れ、当該
    ファイバ穴形成ピン24及びかん合穴形成ピン26を、
    上型30の押え駒32の下面34で押さえる方式の多心
    光コネクタの金型において、前記V溝駒12及び押え駒
    32の材質を、硬くて変形しにくいものとするととも
    に、前記押え駒32の、前記ファイバ穴形成ピン24及
    びかん合穴形成ピン26に接する面に、前記押え駒32
    よりも弾性に富みかつ柔らかい材料のコーティング層3
    8を形成し、前記ファイバピン用V溝14及びかん合ピ
    ン用V溝16に、前記ファイバ穴形成ピン24及びかん
    合穴形成ピン26を前記押え駒32で押さえたとき、前
    記コーティング層38内に、前記ファイバ穴形成ピン2
    4およびまたはかん合穴形成ピン26の一部が食い込む
    ようになっていることを特徴とする、多心光コネクタの
    金型。
JP33811795A 1995-12-01 1995-12-01 多心光コネクタの金型 Pending JPH09155872A (ja)

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Publications (1)

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JPH09155872A true JPH09155872A (ja) 1997-06-17

Family

ID=18315076

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JP33811795A Pending JPH09155872A (ja) 1995-12-01 1995-12-01 多心光コネクタの金型

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JP (1) JPH09155872A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014519616A (ja) * 2011-02-01 2014-08-14 アムルター・コーポレーション・エスディーエヌ・ビーエイチディー 光ファイバー接続システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014519616A (ja) * 2011-02-01 2014-08-14 アムルター・コーポレーション・エスディーエヌ・ビーエイチディー 光ファイバー接続システム

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