JPH09155763A - 電動ホッチキス - Google Patents
電動ホッチキスInfo
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- JPH09155763A JPH09155763A JP7324517A JP32451795A JPH09155763A JP H09155763 A JPH09155763 A JP H09155763A JP 7324517 A JP7324517 A JP 7324517A JP 32451795 A JP32451795 A JP 32451795A JP H09155763 A JPH09155763 A JP H09155763A
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Abstract
ホッチキスを提供する。 【解決手段】 ホッチキス本体の打出部に対向して配置
されたテーブル100と、往復動して前記打出部からス
テープルを、前記打出部とテーブルとの間に挿入される
綴りシートに向けて打ち出していくドライバとを備え、
ステープルの先端部をクリンチするためのクリンチャ4
01,402をテーブル100に設けた電動ホッチキス
であって、前記ドライバを往復動させる駆動機構に連動
してクリンチャ401,402の後部を押すことにより
クリンチャ401,402を回動動作させるクリンチャ
作動部材410,411を設けた。
Description
の打出部に対向して配置されたテーブルと、往復動して
ステープルを打出部から打ち出していくドライバとを備
えた電動ホッチキスに関する。
が知られている。かかる電動ホッチキスは、未成形のシ
ートステープルSを積層収納したカートリッジK1と、
シートステープルSを打出部Uへ送り出していく送り機
構(図示せず)と、打出部Uに対向して配置されたテーブ
ルNと、往復動して打出部Uからステープルを打ち出し
ていくドライバD等とを備えている。
て回動することにより上下動(往復動)し、リンクR1
にはカムK2に当接したローラR2が設けられており、モ
ータMの回転によってギアG1〜G4を介してカムK2が
回転することによりリンクR1が軸J1を支点にして回動
するようになっている。
クR3と、駆動機構Vとが設けられており、クリンチャ
Qは軸J2によって枢支されて回動可能となっている。
リンクR3は、軸J3を支点にして回動可能となってお
り、図38に示すようにリンクR3の先端部Raがクリン
チャQの先端部Qaに当接している。リンクR3の後部に
は駆動機構VのカムV1に当接したローラR4が設けられ
ており、カムV1の回転によってリンクR3が軸J3を支
点にして回動するようになっている。カムV1は、駆動
機構VのモータV2によりギア列V3を介して回転するも
のである 。
回動すると、打出部UからステープルS1がテーブルN
上の綴りシートTに向けて打ち出され、図38に示すよ
うに、ステープルS1の先端部Sgが綴りシートTを貫通
する。
してリンクR3が鎖線で示す位置へ回動していくと、リ
ンクR3の先端部RaがクリンチャQの先端部Qaを押し
上げていき、クリンチャQは軸J2を支点にして鎖線で
示す位置へ回動する。このクリンチャQの回動より、ス
テープルS1の先端部Sgを平坦状に折り曲げてクリンチ
が完了することとなる。
電動ホッチキスにあっては、クリンチャQを鎖線位置ま
で回動させるために、リンクR3の先端部Raも鎖線位置
まで移動させなければならず、その移動距離が大きい。
このため、リンクR3を回動させるに必要なスペースが
大きくなり、さらに、テーブルN内にモータVやギア列
V3等を設けなければならないので、テーブルNが大型
化してしまい、その重量も大きくなってしまうという問
題があった。
もので、その目的は、テーブルの小型軽量化を図ること
のできる電動ホッチキスを提供することにある。
め、請求項1の発明では、ホッチキス本体の打出部に対
向して配置されたテーブルと、往復動して前記打出部か
らステープルを、前記打出部とテーブルとの間に挿入さ
れる綴りシートに向けて打ち出していくドライバとを備
え、ステープルの先端部をクリンチするための一対のク
リンチャを前記テーブルに設けた電動ホッチキスであっ
て、前記ドライバを往復動させる駆動機構に連動して前
記一対のクリンチャの後部を押圧させることにより該一
対のクリンチャを互いに近接する方向に移動させて前記
綴りシートを貫通したステープルの先端部をクリンチさ
せるクリンチャ作動部材を設けたことを特徴とする。
出部に対向して配置されたテーブルと、往復動して前記
打出部からステープルを、前記打出部とテーブルとの間
に挿入される綴りシートに向けて打ち出していくドライ
バとを備え、前記綴りシートを貫通したステープルの先
端部をクリンチするクリンチャを前記テーブルに設け、
このクリンチャは軸に枢支されるとともにこの軸より先
端側にクリンチ部が形成され、クリンチャが回動するこ
とによりクリンチ部がステープルの先端部を平坦状にク
リンチする電動ホッチキスであって、前記ドライバを往
復動させる駆動機構に連動して前記クリンチャの後部を
押すことにより前記クリンチャを回動させるクリンチャ
作動部材を設けたことを特徴とする。
チキスの実施の形態を図面に基づいて説明する。
に取り付けられる電動ホッチキスであり、この電動ホッ
チキス1は、ホッチキス本体10と、ホッチキス本体1
0内に形成したカートリッジ室25に着脱可能に装着さ
れるカートリッジ700とから構成されている。
ブル100と、テーブル100を往復動させるテーブル
機構150と、カートリッジ700内に積層されたシー
トステープルSを打出部720へ送り出すための送り機
構(図示せず)と、打出部720からステープルSを打ち
出していく打出し機構300と、打ち出されたステープ
ルの先端部を折り曲げるクリンチャ機構400(図13
参照)と、各機構150,300,400を駆動する駆動
機構500と、テーブル100の位置を検知する検知機
構(図示せず)とが設けられている。また、ホッチキス本
体10の前面には、打出部720の間隙725(図19
参照)にコ字状に成形されたステープルS1があるか否
かを検知するためのアクチュエータ2が設けられてお
り、さらに、このアクチュエータ2の動きに基づいてス
テープルS1の有無を検知するマイクロスイッチ(図示せ
ず)が設けられている。このマイクロスイッチは基板3
に取り付けられている。
6および図7に示すように、本体10に設けられたモー
タMと、このモータMの駆動軸Maに取り付けられたギ
ア501と、ギア501に噛合した中間ギア502,5
03と、中間ギア503に噛合した駆動ギア504と、
この駆動ギア504とともに回転するカム駆動軸510
とから構成されている。
り各ギア501〜504を介して時計方向(図4におい
て)に回動していくようになっている(図3においては
反時計方向に回動)。
ム511と、一対の送りカム512と、一対のドライバ
カム513と、クリンチャカム514とが取り付けられ
ている。
14の側板12,13に形成された孔(図示せず)に挿入
されて回転自在に保持されている。中間ギア502,5
03はフレーム14の側板13に回転可能に取り付けら
れている(図4参照)。
往復動可能に設けられており、図3,図4および図8に
示すように、テーブル機構150によって往復動(図
3,図4および図8において上下動)するようになって
いる。
0は、図8に示すように、フレーム14の側板12,1
3の長孔18に上下動可能に挿入されたリンク軸151
と、このリンク軸151を支点にして回動動作するリン
ク部材152と、テーブルカム511と、このテーブル
カム511の周面に当接するとともにリンク部材152
の上部(図3および図4において)に回転可能に取り付
けられたローラ153とを備えている。
グによって反時計方向(図3において)に付勢されてお
り、常にローラ153がテーブルカム511の周面に当
接するようになっている。
に、反時計方向に回動していく際に、径が増加していく
増加部511Aと、径が最大となって一定となる大径部
511Bと、径が減少していく減少部511Cと、径が
最小となる小径部511Dとを有している。
端を固定保持した側板部152A,152Bと、この側
板部152A,152Bの下端を連結した連結板部15
2Cとから形成され、リンク軸151から下側の側板部
152A,152Bは斜め前方のテーブル100側へ延
びたアーム部152a,152bを形成しており、アーム
部152a,152bにはアーム部に沿って延びた長孔1
54が設けられている。長孔154にはテーブル100
に設けられた軸101が回動可能に挿入され、リンク部
材152がリンク軸151を支点にして時計方向(図3
において)に回動することによりテーブル100が矢印
方向へ上昇していくようになっている。
がテーブルカム511の小径部511Dの周面に当接し
ているとき図3および図4に示すホームポジション(初
期位置)に位置し、ローラ153がテーブルカム511
の増加部511Aの周面に当接していくとき上昇してい
き、ローラ153が大径部511Bの周面に当接してい
くとき打出部720の下面720Aに当接し、ローラ1
53が減少部511Cの周面に当接していくとき下降し
ていく。
て常に上方(図8において)に付勢されて長孔18の上
部に位置し、綴りシートTの厚さが厚い場合にリンク軸
151をスプリング155に抗して長孔18に沿って下
方へ逃がすようになっている。これにより、綴りシート
Tの厚さに拘らずテーブルカム511の回動をスムーズ
に行わせるものである。
9〜図12に示すように、上面100aが平面上に形成
されており、このテーブル100の後部の両側には上方
に延びたガイド部111が設けられている。このガイド
部111の内側には上方に延びたガイド溝112が形成
され、このガイド溝112にはフレーム14の側板1
2,13に設けた突起15が係合されている。このガイ
ド溝112と突起15によりテーブル100は所定の姿
勢を保ったまま上下動するようになっている。
01,402がホルダー403を介して設けられてい
る。クリンチャ401,402は、軸404,405を支
点にして矢印方向(図11において)に回動して、テー
ブル100の上面100aに開口された開口部115か
ら侵入してくるステープルの先端部を平坦状に折り曲げ
る。
に示す410,411は、上下方向に延びたクリンチャ
作動部材であり、このクリンチャ作動部材410,41
1の下部には押圧部412,413が設けられており、
この押圧部412,413がクリンチャ401,402の
後部401A,402Aに当接している。クリンチャ作
動部材410,411は、テーブル盤110の後部に設
けた軸117に軸支され、この軸117を支点にして矢
印方向(図12参照)に回動可能となっている。クリン
チャ作動部材410,411の下端部410B,411B
はテーブル100の後面100Bに当接しており、クリ
ンチャ作動部材410,411の時計方向(図12にお
いて)への回動が規制されている。また、クリンチャ作
動部材410,411はコイルバネ415により時計方
向(図12において)に付勢されていることにより常時
起立した状態となっている。
ルバネ415に抗して反時計方向(図12において矢印
方向)に回動すると、クリンチャ作動部材410,41
1の押圧部412,413がクリンチャ401,402の
後部401A,402Aを下方に押し下げる。これによ
り、クリンチャ401,402が軸404,405を支点
にして図11に示す矢印方向に回動する。クリンチャ4
01,402の回動によりクリンチ部401B,402B
がステープルの先端部をクリンチする。
は、テーブル100の上下動とともに上下動するように
なっており、クリンチャ作動部材410,411の上端
部には傾斜面410A,411Aが形成されている。
14に示すように、クリンチャカム514と、クリンチ
ャリンク420と、クリンチャ作動部材410,411
と、クリンチャ401,402等とから構成されてい
る。クリンチャリンク420は図示しないスプリングに
よって時計方向(図13において)に回動するように付
勢されており、クリンチャカム514の周面に後述する
軸427が常に当接するようになっている。
421と、この一対の側板部421の上部を連結してい
る連結板部422とを有している。
ン30の上部側壁33の孔33Aに設けた軸424に取
り付けられている。また、両側板部421には駆動軸5
10を貫装した長孔425が設けられており、この長孔
425によりクリンチャリンク420が軸424を支点
にして矢印方向に回動可能となっている。
には長孔426が設けられており、この長孔426には
図14に示すように軸427の両端部が挿入されるとと
もに軸427が駆動軸510に取り付けられたクリンチ
ャカム514の周面に当接している。そして、軸427
と連結板部422との間にスプリング428が設けられ
ており、このスプリング428によって軸427が長孔
426の上部側へ付勢されている。
持したコ字状の挟持部431が形成され、軸430の両
端部は、マガジン30の上部側壁32の長孔32Bを貫
通して上部側壁32から外側へ突出するとともに、クリ
ンチャ作動部材410,411の上面410A,411A
の上方に位置している(図14参照)。
ように、径が最小となる小径部514Aと、段部514
Bと、径が最大となる大径部514Cと、径が小さくな
っていく減少部514Dとが設定されており、クリンチ
ャカム514が反時計方向に回動して段部514Bが軸
427に当接すると、クリンチャリンク420はクリン
チャカム514の回動とともに軸424を支点にして矢
印方向(反時計方向)に回動していくようになってい
る。
動により、挟持部431の軸430がマガジン30の上
部側壁32の長孔32Bに沿って下降していく。この軸
430は下降することによりクリンチャ作動部材41
0,411の傾斜面410A,411Aを下方へ押す(図
27参照)。これにより、クリンチャ作動部材410,
411は軸117を支点にして反時計方向へ回動し(図
29参照)、これにより、クリチャ401,402が回
動してクリンチする。
は、図16〜図20に示すように、駆動軸510に設け
たドライバカム513と、打出しリンク310とから構
成されている。打出しリンク310はカムカバー331
で強制的にリターンするようになっており、ドライバカ
ム513の周面に後述するローラ315が常に当接する
ようになっている。
小径部513Aと、径が増加していく増加部513B
と、径が最大となる大径部513Cと、径が小さくなっ
ていく減少部513Dとが設定されている。
1と、両側板部311の上部を連結している連結板部3
12とを有している。両側板部312の下部には下方に
突出した枢支部313が形成され、この枢支部313が
マガジン30の上部側壁32の孔32Aに設けた軸31
4に枢支されており、打出しリンク310は軸314を
支点にして回動可能となっている。
0が設けられており、この軸330にドライバカム51
3の周面に当接しているローラ315が回転自在に設け
られている。また、両側板部311の前側には長孔31
6が設けられている。この長孔316には、マガジン3
0の保持部36の長孔37を貫挿して設けられたドライ
バ軸317の両端部が嵌入し、ドライバ軸317が両側
板部311に保持された状態となっており、打出しリン
ク310の回動によりドライバ軸317が長孔37に沿
って往復動するようになっている。331はローラ31
5およびドライバカム513を覆ったカバーである、ド
ライバ軸317には図21に示すようにフォーミングプ
レート320が取り付けられており、フォーミングプレ
ート320にはドライバ321が装着されている。そし
て、フォーミングプレート320およびドライバ321
はドライバ軸317とともに往復動する。
ステープルガイドの前端に設けられた突出部を跨ぐよう
に下降するものであり、このフォーミングプレート32
0の下降により、その突出部に送り出されたステープル
をコ字上に成形するものである。ドライバ321は、コ
字状に成形されたステープルを打ち出していくものであ
る。
うに構成される電動ホッチキス1の動作について説明す
る。
に、テーブル100を下側に打出部720が上側となる
ように複写機に取り付けて使用する場合について説明す
る。
トリッジ700をホッチキス本体10に予め装着してお
く。モータMが駆動していないときには、テーブル10
0は図3および図22に示す初期位置に位置し、テーブ
ルカム511も図3および図22に示す初期位置に位置
しており、テーブルカム511の小径部511Dにロー
ラ153が当接している。
駆動されると、ギア501〜ギア504を介してカム駆
動軸510が反時計方向(図3において)に回転してい
き、カム駆動軸510とともに各カム511〜514も
回転していく。
53が、テーブルカム511の小径部511Dの周面か
ら増加部511Aの周面に当接し始めると、リンク部材
152が軸151を支点にして時計方向へ回動してい
く。このリンク部材152が回動すると、ガイド部11
1のガイド溝112にフレーム14の側板12,13の
突起15が係合していることによって、テーブル100
は図46に示すように所定の姿勢を保ったまま上昇して
いく。
3がテーブルカム511の大径部511Bの周面に当接
し始めると、すなわち、カム駆動軸510がほぼ90度
回転すると、テーブル100は打出部720の下面72
0A位置(上死点)まで上昇し、綴りシートTを挟持す
る(図19の破線参照)。また、テーブル100ととも
にクリンチャ作動部材410,411も上昇し、クリン
チャ作動部材410,411の傾斜面410A,411B
が軸430(図27参照)に当接する。
線に示すように、テーブル100は上死点まで上昇しな
いので、リンク部材152は所定角度まで回動しないこ
ととなるが、このときには、テーブルカム511がロー
ラ153を下方へ押す状態となり、これによりリンク軸
151がスプリング155に抗して長孔18に沿って下
方へ移動する。この移動によりテーブルカム511は綴
りシートTの厚さに拘らずスムーズに回動していくこと
となる。
部511Bの周面に当接している期間は、テーブル10
0は上死点(綴りシートTが厚い場合には図19の鎖線
位置)に停止し続け、綴りシートTは挟持された状態の
ままとなる。一方、ドライバーカム513は、カム駆動
軸510とともに図20に示す位置(初期位置)から反
時計方向に回転していき、ローラ315はドライバカム
513の小径部513Aの周面から増加部513Bの周
面へと当接していく。ローラ315の増加部513Bの
周面への当接により、打出しリンク310は軸314を
支点にして反時計方向(図20において)へ回動してい
き、ドライバ軸317がマガジン30の保持部36の長
孔37に沿って下降していく。そして、ドライバ軸31
7とともにフォーミングプレート320およびドライバ
321が下降していくこととなる。
は、カム駆動軸510がほぼ90度回転しているので、
ローラ315はドライバカム513の増加部513Bの
位置513bに当接し、ドライバ軸317,フォーミング
プレート320およびドライバ321が図25に示すよ
うに少し下降した状態となる。
て、ローラ315がドライバカム513の増加部513
Bの周面から、図26に示すように、大径部513Cの
周面へと当接していくと、フォーミングプレート320
およびドライバ321がドライバ軸317とともにさら
に下降して、フォーミングプレート320およびドライ
バ321が打出部720の間隙725,726に進入し
ていき、図34に示すようにフォーミングプレート32
0がステープルS2をコ字状に成形し、ドライバ321
がコ字状に成形されたステープルS1を打出部720の
打出口725Bから綴りシートTへ打ち出していく。
S1がドライバ321によって下方へ押し出されるとき
にプッシャ731の傾斜面733に沿って下降していく
ので、プッシャ731はスプリング732に抗して保持
部材730の孔735内へ後退していく。
シートTへ打ち出すときには、綴りシートTがテーブル
100と打出部720に挟持されているので、ステープ
ルS1の先端部は綴りシートTの所定位置に確実に貫通
していくこととなる。
示す状態(初期位置)から駆動軸510とともに反時計
方向に回転していき、テーブル100が上死点に達した
時点では、図27に示すように、軸427がクリンチャ
カム514の小径部514Aの周面に当接した状態なの
で、クリンチャリンク420は静止したままである。そ
して、ローラ315がドライバカム513の大径部51
3Cの周面に当接して、ステープルが打出部720の打
出口725Bから打ち出されたとき、図28に示すよう
に、軸427がクリンチャカム514の段部514Bに
当接し始める。
反時計方向へ回転していくと、軸427がクリンチャカ
ム514の段部514Bにより下方へ押されていき、ク
リンチャリンク420が軸424を支点にして反時計方
向へ回動していく。このクリンチャリンク420の回動
により、軸430がマガジン30の上部側壁32の長孔
32Bに沿って下降していき、クリンチャ作動部材41
0,411の傾斜面410A,411Aを下方へ押してい
く。これにより、図29に示すようにクリンチャ作動部
材410,411は軸117を支点にして反時計方向へ
回動していく。
すると、図30に示すクリンチャ作動部材410,41
1の押圧部412,413がクリンチャ401,402の
後部401A,402Aを押し下げる。これにより、ク
リンチャ401,402は図31に示すように軸403,
404を支点にして矢印方向に回動し、綴りシートTを
貫通したステープルS1の先端部Sc(図34参照)を平
坦状に折り曲げてクリンチする。
ラ315がドライバカム513の大径部513Cの周面
に当接している期間内となるように、また、ローラ15
3がテーブルカム511の大径部511Bの周面に当接
している期間内となるように設定しておくので、テーブ
ル100は上死点(綴りシートTが厚い場合には図19
の鎖線位置)に停止した状態にあり、さらに、ドライバ
321は最下方位置に停止した状態にある。このため、
クリンチは確実に行われることとなる。
綴りシートTを挟持した後にステープルS1を打ち出
し、この後にクリンチするようにしたものであるから、
すわわち、時間をズラしてテーブル100の上昇とステ
ープルS1の打ち出しとクリンチとを行うようにしたの
で、テーブル100の上昇に必要な駆動力と、ステープ
ルS1の打出しに必要な駆動力と、クリンチに必要な駆
動力とが同時に必要とされない。このため、モータMの
駆動力は小さなもので済み、小型のモータを使用するこ
とが可能となる。
するだけでカートリッジ700が装着されたホッチキス
本体10は上下動しないので、騒音は小さなものとな
る。
402の後部401A,402Aをクリンチャ作動部材
410,411で押し下げて行っているので、クリンチ
部401B,402Bの長さを軸404,405から後部
401A,402Aまでの長さより長く設定することに
よりクリンチャ401,402の後部401A,402A
の押し下げる量は小さくて済む。また、クリンチャ作動
部材410,411によってクリンチャ401,402を
回動させているので、クリンチャ401,402を回動
させるためのモータをテーブル100内に設ける必要が
ない。このため、テーブル100の厚さを薄くすること
ができるとともに軽量化を図ることができる。
りシートTを貫通して綴りシートTから突出したステー
プルS1の先端部Sc(図34参照)の長さは短いため、
クリンチャ401,402は軸404,405を支点にし
て回動する回動量が小さなものとなる。すなわち、クリ
ンチャ作動部材410,411の軸117を支点にして
の回動量は小さくなり、クリンチャリンク420の回動
量も小さくなる。この結果、クリンチャカム514がロ
ックされる状態となるが、しかし、図32に示すよう
に、クリンチャカム514の回動とともに軸427はス
プリングに抗して長孔426に沿って下降するので、ク
リンチャカム514はロックされずにスムーズに回動し
ていくこととなる。
と、図33および図36に示すように、ドライバカム5
13およびクリンチャカム514の減少部513D,5
14Dの周面に、ローラ315および軸427が当接し
ていく。これにより、打出しリンク310およびクリン
チャリンク420が時計方向に回動していき、コイルバ
ネ415の付勢力によって時計方向へ回動して元の起立
状態に戻るとともにクリンチャ401,402が元の状
態に戻る。そして、フォーミングプレート320および
ドライバ321が上昇していく。
402を上下動するテーブル100に設け、クリンチャ
作動部材410,411によってクリンチャ401,40
2を回動させているが、固定されたテーブルにクリンチ
ャ401,402を設けてクリンチャ作動部材410,4
11によりクリンチャ401,402を回動させるよう
にしてもよい。すなわち、テーブルを固定したタイプの
電動ホッチキスに適用してもよい。
ス1を複写機に取り付けて使用する場合について説明し
たが、これに限らず、例えば印刷機やファクシミリ等に
取り付けて使用することも可能である。
よれば、ドライバを往復動させる駆動機構に連動して一
対のクリンチャの後部を押圧させることによりクリンチ
ャを互いに近接する方向に移動させてステープルの先端
部をクリンチさせるクリンチャ作動部材を設けたもので
あるから、クリンチャを動作させるためのモータをテー
ブル内に設ける必要がなく、このため、テーブルの厚さ
を薄くすることができ、小型軽量化を図ることができ
る。
を往復動させる駆動機構に連動してクリンチャの後部を
押す作動部材を設けたものであるから、クリンチする際
に、クリンチャの後部を押す量を小さくすることがで
き、さらに、作動部材がドライバを往復動させる駆動機
構に連動してクリンチャの後部を押すので、クリンチャ
を回動させるためのモータをテーブル内に設ける必要が
ない。これらにより、テーブルの厚さを薄くすることが
でき、小型軽量化を図ることができる。
た正面図である。
ある。
る。
した説明図である。
係を示した説明図である。
る。
説明するための斜視図である。
明図である。
である。
ンクの状態を示した説明図である。
と打出しカムの状態を示した説明図である。
打出しカムの状態を示した説明図である。
ンクの状態を示した説明図である。
の状態を示した説明図である。
状態を示した説明図である。
チャの説明図である。
示した説明図である。
作を示した説明図である。
である。
を示した説明図である。 (B)ステープルが打ち出されて綴りシートを貫通した
状態を示した説明図である。
である。
を示した説明図である。
である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】ホッチキス本体の打出部に対向して配置さ
れたテーブルと、往復動して前記打出部からステープル
を、前記打出部とテーブルとの間に挿入される綴りシー
トに向けて打ち出していくドライバとを備え、ステープ
ルの先端部をクリンチするための一対のクリンチャを前
記テーブルに設けた電動ホッチキスであって、 前記ドライバを往復動させる駆動機構に連動して前記一
対のクリンチャの後部を押圧させることにより該一対の
クリンチャを互いに近接する方向に移動させて前記綴り
シートを貫通したステープルの先端部をクリンチさせる
クリンチャ作動部材を設けたことを特徴とする電動ホッ
チキス。 - 【請求項2】ホッチキス本体の打出部に対向して配置さ
れたテーブルと、往復動して前記打出部からステープル
を、前記打出部とテーブルとの間に挿入される綴りシー
トに向けて打ち出していくドライバとを備え、前記綴り
シートを貫通したステープルの先端部をクリンチするク
リンチャを前記テーブルに設け、このクリンチャは軸に
枢支されるとともにこの軸より先端側にクリンチ部が形
成され、クリンチャが回動することによりクリンチ部が
ステープルの先端部を平坦状にクリンチする電動ホッチ
キスであって、 前記ドライバを往復動させる駆動機構に連動して前記ク
リンチャの後部を押すことにより前記クリンチャを回動
させるクリンチャ作動部材を設けたことを特徴とする電
動ホッチキス。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32451795A JP3526682B2 (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 電動ホッチキス |
EP96119854A EP0779134B1 (en) | 1995-12-11 | 1996-12-11 | Electric stapler |
DE69607729T DE69607729T2 (de) | 1995-12-11 | 1996-12-11 | Elektrischer Heftapparat |
US08/764,019 US5791543A (en) | 1995-12-11 | 1996-12-11 | Electric stapler |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32451795A JP3526682B2 (ja) | 1995-12-13 | 1995-12-13 | 電動ホッチキス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09155763A true JPH09155763A (ja) | 1997-06-17 |
JP3526682B2 JP3526682B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=18166690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32451795A Expired - Lifetime JP3526682B2 (ja) | 1995-12-11 | 1995-12-13 | 電動ホッチキス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3526682B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001300866A (ja) * | 2000-04-25 | 2001-10-30 | Max Co Ltd | 電動ホッチキス |
JP2002052482A (ja) * | 2000-06-01 | 2002-02-19 | Max Co Ltd | 電動ステープラ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0373279A (ja) * | 1989-08-07 | 1991-03-28 | Maruzen Kk | 電動ステプラー |
WO1994000277A1 (en) * | 1992-06-30 | 1994-01-06 | Isaberg Ab | Stapler having a clinching mechanism |
-
1995
- 1995-12-13 JP JP32451795A patent/JP3526682B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0373279A (ja) * | 1989-08-07 | 1991-03-28 | Maruzen Kk | 電動ステプラー |
WO1994000277A1 (en) * | 1992-06-30 | 1994-01-06 | Isaberg Ab | Stapler having a clinching mechanism |
Cited By (3)
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JP4644973B2 (ja) * | 2000-06-01 | 2011-03-09 | マックス株式会社 | 電動ステープラ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3526682B2 (ja) | 2004-05-17 |
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