JPH09155638A - タッピング装置 - Google Patents

タッピング装置

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JPH09155638A
JPH09155638A JP32067895A JP32067895A JPH09155638A JP H09155638 A JPH09155638 A JP H09155638A JP 32067895 A JP32067895 A JP 32067895A JP 32067895 A JP32067895 A JP 32067895A JP H09155638 A JPH09155638 A JP H09155638A
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tap
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tapping
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JP32067895A
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Koji Kawaguchi
晃司 川口
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Amada Co Ltd
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、タップサイズに対応した回転数の
下でタップを回転させることを目的とする。 【解決手段】 各タップホルダ31に対応するタップ2
5のサイズ情報を含んだ被検知体43,45をそれぞれ
設け、各被検知体43,45のサイズ情報を検出するサ
イズ検出器49を設け、検出された各サイズ情報に基づ
いて、対応するタップホルダ31を回転させるときの回
転モータ33の回転数をそれぞれ選択する選択手段83
を設けてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タップを回転させ
つつ昇降(上昇又は下降)させることにより、金属板に
おける穴の内側に対してタッピング加工を行うタッピン
グ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タップを回転させつつ昇降させることに
より、金属板における穴の内側に対してタッピング加工
を行う従来のタッピング装置について説明する。
【0003】即ち、フレームには複数のタップステーシ
ョンを周方向へ適宜間隔に備えたタップタレットが設け
てあり、所定のタップステーションを加工ステーション
に位置決めするため、このタップタレットはタレット用
回転モータの駆動により回転可能である。上記タップタ
レットにおける各タップステーションにはタップを保持
するタップホルダが回転可能かつ昇降可能にそれぞれ設
けてある。そして、適宜位置には加工ステーションに位
置決めしたタップホルダを回転させるホルダ用回転モー
タが設けてあり、このホルダ用回転モータ(の出力軸)
の回転数はタップのサイズに応じて適宜に選択できるよ
うに構成してある。なお、タップホルダをタップステー
ションに対して回転させると、適宜のリードねじの作用
によりタップホルダは昇降する。
【0004】従って、タレット用回転モータの駆動によ
りタップタレットを回転させて所定のタップステーショ
ンを加工ステーションに位置決めする。又、金属板を適
宜方向へ移動させて金属板における穴を加工ステーショ
ンに位置決めする。次に、適宜のシリンダの作動により
タップホルダを昇降させて、タップを金属板における穴
に接近せしめる。そして、ホルダ用回転モータの駆動に
より所定のタップのサイズに対応した回転数のもとで所
定のタップホルダを回転させることにより、リードねじ
の作用も相俟ってタップを回転させつつ昇降させて、金
属板における穴の内側に対してタッピング加工を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のタッ
ピング装置においては、一般にNC装置等の制御装置に
加工情報を入力することにより、加工情報に基づいてタ
ップのサイズに対応した回転数のもとでタップホルダ
(タップ)を回転させており、以下の問題がある。即
ち、加工情報の入力ミス又は加工情報が不適切である
と、タップホルダの回転数がタップのサイズに対応した
所定の回転数よりもかなり速い場合が生じることがあ
り、この場合にはタップが焼き付いたり、タッピング加
工の精度が悪化したりするという問題がある。一方、タ
ップホルダの回転数がタップのサイズに対応した所定の
回転数よりもかなり遅い場合も生じることがあり、この
場合にはタッピング加工の時間が必要以上に長くなり、
作業能率が悪くなるという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の如き従来の問題点
を解決するために、本発明においては、第1の手段とし
て、タップを回転させつつ昇降させることにより、金属
板における穴の内側に対してタッピング加工を行うタッ
ピング装置において、上記タップを保持するタップホル
ダを回転可能かつ昇降可能に設け、タップホルダを回転
させる回転モータを設け、このタップホルダにタップの
サイズ情報を含んだ被検知体を設け、この被検知体のサ
イズ情報を検出するサイズ検出器を設け、検出されたサ
イズ情報に基づいて、タップホルダを回転させるときの
回転モータの回転数を選択する選択手段を設けてなるこ
とを特徴とする。
【0007】第2の手段として、タップを回転させつつ
昇降させることにより、金属板における穴の内側に対し
てタッピング加工を行うタッピング装置において、フレ
ームに複数のタップステーションを周方向へ適宜間隔に
備えたタップタレットを設け、所定のタップステーショ
ンを加工ステーションに位置決めするため、上記タップ
タレットを回転可能に構成し、タップタレットにおける
各タップステーションに上記タップを保持するタップホ
ルダを回転可能かつ昇降可能にそれぞれ設け、加工ステ
ーションに位置決めしたタップホルダを回転させる回転
モータを設け、各タップホルダに対応するタップのサイ
ズ情報を含んだ被検知体をそれぞれ設け、各被検知体の
サイズ情報を検出するサイズ検出器を設け、検出された
各サイズ情報に基づいて、対応するタップホルダを回転
させるときの回転モータの回転数をそれぞれ選択する選
択手段を設けてなることを特徴とする。
【0008】第3の手段として、第1又は第2の手段の
構成要件の他に、前記被検知体は前記タップホルダにお
ける複数箇所にそれぞれ位置する複数の被検知面であっ
て、前記サイズ情報は複数の被検知面において凹部の有
無によって示されていることを特徴とする。
【0009】第4の手段として第3の手段の構成要件の
他に、前記サイズ検出器は、対応する被検知面にそれぞ
れ上下に対向可能な複数の導電部材と、前記タップホル
ダに対する相対的な上記導電部材の昇降により各導電部
材が対応する被検知面に導通したことを検出する複数の
導通検出器を備えてなることを特徴とする。
【0010】第5の手段として、第1〜第4の手段のう
ちいずれかの手段の構成要件の他に、選択された回転数
になるように前記回転モータを制御する制御手段を設け
てなることを特徴とする。
【0011】前記の構成により、サイズ検出器により被
検知体(各被検知体)のサイズ情報を検出する。このと
き、第3の手段にあっては、タップホルダ(各タップホ
ルダ)における複数の被検知面の凹部の有無を検出する
ことによりサイズ情報を検出する。特に、第4の手段に
あっては、導電部材をタップホルダに対して相対的に昇
降させて適宜の導通検出器により適宜の導電部材が対応
する被検知面に導通したことが検出されると対応する被
検知面には凹部がないことが検出され、一方、適宜の導
電部材が対応する被検知面に導通したことが検出されな
いと、対応する被検知面には凹部があることが検出され
る。
【0012】そして、制御手段により検出されたサイズ
情報(各サイズ情報)に基づいて、タップホルダ(対応
するタップホルダ)を回転させるときの回転モータ(の
出力軸)の回転数を選択する。
【0013】回転モータの回転数を選択した後に、(タ
ップタレットを回転させて所定のタップステーションを
加工ステーションに位置決めすると共に、金属板におけ
る穴を加工ステーションに位置決めする。)タップホル
ダを昇降させてタップを金属板における穴に接近せしめ
る。そして、サイズ情報(所定のサイズ情報)に基づく
回転数のもとで回転モータを駆動させることにより、サ
イズ情報に基づく回転数のもとでタップ(所定のタッ
プ)を回転させると共に、タップホルダ(所定のタップ
ホルダ)を昇降させることにより、タップ(所定のタッ
プ)を昇降させる。これによって、金属板における穴の
内側に対してタッピング加工を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0015】図1,図6を参照するに、複合加工機1は
金属板Wにおける穴の内側に対してタッピング加工を行
うタッピング加工部3と金属板Wにおける被加工部に対
してパンチング加工(打ち抜き加工等を含む)を行うパ
ンチング加工部5を備えている。又、複合加工機1はブ
リッジ型の本体フレーム7をベースにしており、この本
体フレーム7は上下に対向した上部フレーム9及び下部
フレーム11を備えている。下部フレーム11には前後
方向(図1において右左方向、図6において下上方向)
へ延伸した固定テーブル13が設けてあり、下部フレー
ム11における固定テーブル13の左右(図1において
下上、図6において左右)両側には一対の可動テーブル
15が前後方向へ移動可能に設けてある。
【0016】金属板Wをタッピング加工部3又はパンチ
ング加工部5に対して移動位置決めする板材位置決め装
置17が設けてある。即ち、上部フレーム9には左右方
向へ延伸し且つ一対の可動テーブル15に連結したキャ
レッジベース19が前後方向へ移動可能に設けてあり、
このキャレッジベース19には金属板Wの前端部をクラ
ンプする複数のクランプ装置21を備えたキャレッジ2
3が左右方向へ移動可能に設けてある。
【0017】可動フレーム11の適宜位置には複数のタ
ップステーションS1 を周方向へ適宜間隔に備えたタッ
プタレット27が設けてあり、所定のタップステーショ
ンS1 をタッピング加工ステーションS2 に位置決めす
るため、タップタレット27はタレット用回転モータ2
9の駆動により回転可能である。尚、タレット用回転モ
ータ29は下部フレーム11の適宜位置に設けてある。
上記タップタレット27における各タップステーション
1 にはタップ25を着脱自在に保持するタップホルダ
31が設けてあり、各タップホルダ31は、ホルダ用昇
降シリンダ(図示省略)の作動により一旦所定位置まで
上昇せしめた後においてはホルダ用回転モータ33の駆
動により回転可能であり、リードねじ(図示省略)の作
動により回転により昇降するものである。尚、各ホルダ
用昇降シリンダはタップタレット27の内部に設けてあ
り、ホルダ用回転モータ33は下部フレーム11の適宜
位置に設けてある。
【0018】固定テーブル13の後部左側には旋回プレ
ート35が設けてあり、この旋回プレート35によりタ
ップタレット27の左側部分の上方を開放封鎖するた
め、旋回プレート35は適宜手段により一旦上昇させて
固定テーブル13の上側に位置した状態のもとで、旋回
シリンダ(図示省略)の作動により水平方向へ旋回でき
るように構成してある。上記旋回プレート35には金属
板Wにおける穴の周縁部を支持する環状のワーク支持部
材37が設けてあり、旋回プレート35がタップタレッ
ト27の左側部分の上方を封鎖したときにワーク支持部
材37はタッピング加工ステーションS2 に位置するよ
うに構成してある。タッピング加工ステーションS2
位置したワーク支持部材37の上方には金属板Wにおけ
る穴の周縁部を上方向から押圧するワーク押圧部材39
が設けてあり、このワーク押圧部材39は、上部フレー
ム9の適宜位置に設けた押圧シリンダ41の作動により
昇降するものである。
【0019】次に、タッピング加工部3の要部について
図1〜図4を参照して説明する。
【0020】各タップホルダ31には第1被検知面43
及び第2被検知面45が設けてあり、第1被検知面43
及び第2被検知面45において凹部47の有無によって
対応するタップ25のサイズ情報が示されている。即
ち、図4に示すように、タップ25のタップサイズがM
1 ,M2 の場合には第1被検知面43及び第2被検知面
45の両方に凹部47が無く、タップサイズがM3 ,M
4 の場合には第1被検知面43のみに凹部47が有るよ
うに構成してある。又、タップサイズがM5 ,M6 の場
合には第2被検知面のみに凹部47が有り、タップサイ
ズがM7 ,M8 の場合には第1被検知面43及び第2被
検知面45の両方に凹部47が有るように構成してあ
る。
【0021】各タップホルダ31における第1被検知面
43及び第2被検知面45において凹部47の有無を検
出するため、換言すれば対応する各タップ25のサイズ
情報を検出するため、適宜位置にはサイズ検出器49が
設けてある。即ち、タップタレット27の中央部には昇
降プレート51が昇降可能に設けてあり、この昇降プレ
ート51における各タップステーションS1 に近接した
位置には対応する第1傾斜面43に上下に対向可能な第
1スプリングプランジャ53及び対応する第2被検知面
45に上下に対向可能な第2スプリングプランジャ55
が絶縁体57を介して設けてある。そして、昇降プレー
ト51の昇降により各第1スプリングプランジャ53が
対応する第1被検知面43に導通したことを検出する第
1導通検出器59がそれぞれ設けてあり、同様に各第2
スプリングプランジャ55が対応する第2被検知面45
に導通したことを検出する第2導通検出器61がそれぞ
れ設けてある。ここで、第1導通検出器59は、一端を
第1スプリングプランジャ53に接続すると共に他端を
下部フレーム11の適宜位置に接続したリード線63
と、このリード線63に直列的に接続したスイッチ6
5,電源67,コイル69と、このコイル69に並列的
に接続した第1電圧計71を備えており、同様に、第2
導通検出器61は、リード線73,スイッチ75,電源
77,コイル79,第2電圧計81を備えている。そし
て、各第1電圧計71及び各第2電圧計81は図5に示
すように選択手段83に接続してあり、この選択手段8
3は、検出された各サイズ情報(凹部47の有無)に基
づいて、対応するタップホルダ31を回転させるときの
ホルダ用回転モータ33(の出力軸)の回転数をそれぞ
れ選択する作用を有する。即ち、第1被検知面43及び
第2被検知面45の両方に凹部47が無い場合にはホル
ダ用回転モータ33の回転数としてm1 を選択し、第1
被検知面43にのみ凹部47が有る場合には回転数とし
てm2 を選択する。又、第2被検知面45にのみ凹部4
7が有る場合にはホルダ用回転モータ33の回転数とし
てm3 を選択し、第1被検知面43及び第2被検知面4
5の両方に凹部47が有る場合には回転数としてm4
選択する。上記選択手段83は制御手段85に接続して
あり、この制御手段85は、選択された回転数になるよ
うにホルダ用回転モータ33を制御する作用を有する。
【0022】前記パンチング加工部5はパンチ87とダ
イ89の協働により金属板Wにおける被加工部に対して
パンチング加工を行うものであって、構成は以下の通り
である。
【0023】即ち、上部フレーム9には周方向へ複数の
パンチ87を備えた上部タレット91が設けてあり、下
部フレーム11には周方向へ複数のダイ89を備えた下
部タレット93が上部タレット91に上下に対向して設
けてある。そして、所定のパンチ87及びダイ89をパ
ンチング加工ステーションS3 に位置決めするため、上
部タレット91及び下部タレット93はタレット用サー
ボモータ(図示省略)の駆動により同期して回転可能で
ある。更に、上部タレット91の上方には所定のパンチ
87を上方向から押圧するストライカ95が設けてあ
り、このストライカ95はストライカ用昇降シリンダ
(図示省略)の作動により昇降するものである。
【0024】次に、本発明の実施の形態の作用について
説明する。
【0025】クランプ装置21により金属板Wの前端部
をクランプした状態のもとで、キャレッジベース19を
前後方向へ移動させると共にキャレッジ23を左右方向
へ移動させることにより、金属板Wを前後及び左右方向
へ移動位置決めして、金属板Wにおける被加工部をパン
チング加工ステーションS3 に位置決めする。又、タレ
ット用サーボモータの駆動により上部タレット91及び
下部タレット93を同期して回転させることにより、所
定のパンチ87及び所定のダイ89をストライカ95の
垂直下方位置に位置決めする。そして、ストライカ用昇
降シリンダの作動によりストライカ95を下降させて所
定のパンチ87を上方向から押圧することにより、金属
板Wにおける被加工部に対してパンチング加工を行って
穴を形成せしめることができる。
【0026】金属板Wにおける穴の内側に対してタッピ
ング加工を行う前に、サイズ検出器49により各タップ
ホルダ31における第1被検知面43及び第2被検知面
45の凹部47の有無を検出する。即ち、昇降プレート
51を上昇させることによって、適宜の第1導通検出器
59及び適宜の第2導通検出器61により適宜の第1ス
プリングプランジャ53及び適宜の第2スプリングプラ
ンジャ55が対応する第1被検知面43及び対応する第
2被検知面45に導通したことが検出されると、対応す
る第1被検知面43及び対応する第2被検知面45には
凹部47が無いことがわかる。一方、適宜の第1スプリ
ングプランジャ53及び適宜の第2スプリングプランジ
ャ55が対応する第1被検知面43及び対応する第2被
検知面45に導通したことが検出されないと、対応する
第1被検知面43及び対応する第2被検知面45に凹部
47が有ることがわかる。従って、図4に示すように各
タップホルダ31における第1被検知面43及び第2被
検知面45の凹部47の有無によりタップ25のサイズ
情報がわかるものである。そして、選択手段83によ
り、検出された各サイズ情報に基づいて、対応するタッ
プホルダ31を回転するときのホルダ用回転モータ33
(の出力軸)の回転数を選択する。
【0027】ホルダ用回転モータ33の回転数を選択し
た後であって、上述の如きパンチング加工を施した金属
板Wにおける穴の内側に対してタッピング加工を行う場
合には、まずクランプ装置21により金属板Wの前端部
をクランプした状態のもとで、キャレッジベース19を
前後方向へ移動させると共にキャレッジ23を左右方向
へ移動させることにより、金属板Wを前後及び左右方向
へ移動位置決めして、金属板における穴をタッピング加
工ステーションS2 に位置決めする。又、タレット用回
転モータ29の駆動によりタップタレット27を回転さ
せて所定のタップステーションS1 をタッピング加工ス
テーションS2 に位置決めする。次に、押圧シリンダ4
1の作動によりワーク押圧部材39を下降させて金属板
Wにおける穴の周縁部を上方向から押圧する。そして、
所定のタップホルダ31を一旦上昇させて、所定のサイ
ズ情報に基づく回転数のもとでホルダ用回転モータ33
を駆動させることにより、所定のサイズ情報に基づく回
転数のもとで所定のタップ25を回転させると共に、リ
ードねじの作用も相俟って所定のタップ25を上昇させ
る。これによって、金属板Wにおける穴の内側に対して
タッピング加工を行うことができる。
【0028】以上の如き本発明の実施の形態によれば、
サイズ検出器49によりサイズ情報を検出し、選択手段
83によりサイズ情報に基づいてホルダ用回転モータ3
3の回転数を選択しているため、タップサイズに対応し
た所定の回転数のもとでタップ25を回転させることが
できる。従って、タップ25が焼き付いたりすることを
極力回避すると共に、タッピング加工時間の短縮を図る
ことができる。
【0029】
【発明の効果】以上の如き発明の実施の形態により理解
されるように、請求項1〜請求項5のうちのいずれかの
請求項に記載の発明によれば、サイズ検出器によりサイ
ズ情報を検出し、選択手段によりサイズ情報に基づいて
回転モータの回転数を選択しているため、タップサイズ
に対応した所定の回転数のもとでタップを回転させるこ
とができる。従って、タップが焼き付いたりすることを
極力回避すると共に、タッピング加工時間の短縮化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タッピング加工部を示す図である。
【図2】タップホルダとサイズ検出器の関係を示す図で
ある。
【図3】図2におけるIII −III 線に沿った図である。
【図4】タップサイズと、凹部の有無及びモータの回転
数との関係を示した図である。
【図5】制御ブロック図である。
【図6】複合加工機の平面図である。
【符号の説明】
1 複合加工機 25 タップ 27 タップタレット 31 タップホルダ 33 ホルダ用回転モータ 43 第1被検知体 45 第2被検知体 49 サイズ検出器 83 選択手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タップを回転させつつ昇降させることに
    より、金属板における穴の内側に対してタッピング加工
    を行うタッピング装置において、 上記タップを保持するタップホルダを回転可能かつ昇降
    可能に設け、タップホルダを回転させる回転モータを設
    け、このタップホルダにタップのサイズ情報を含んだ被
    検知体を設け、この被検知体のサイズ情報を検出するサ
    イズ検出器を設け、検出されたサイズ情報に基づいて、
    タップホルダを回転させるときの回転モータの回転数を
    選択する選択手段を設けてなることを特徴とするタッピ
    ング装置。
  2. 【請求項2】 タップを回転させつつ昇降させることに
    より、金属板における穴の内側に対してタッピング加工
    を行うタッピング装置において、 フレームに複数のタップステーションを周方向へ適宜間
    隔に備えたタップタレットを設け、所定のタップステー
    ションを加工ステーションに位置決めするため、上記タ
    ップタレットを回転可能に構成し、タップタレットにお
    ける各タップステーションに上記タップを保持するタッ
    プホルダを回転可能かつ昇降可能にそれぞれ設け、加工
    ステーションに位置決めしたタップホルダを回転させる
    回転モータを設け、各タップホルダに対応するタップの
    サイズ情報を含んだ被検知体をそれぞれ設け、各被検知
    体のサイズ情報を検出するサイズ検出器を設け、検出さ
    れた各サイズ情報に基づいて、対応するタップホルダを
    回転させるときの回転モータの回転数をそれぞれ選択す
    る選択手段を設けてなることを特徴とするタッピング装
    置。
  3. 【請求項3】 前記被検知体は前記タップホルダにおけ
    る複数箇所にそれぞれ位置する複数の被検知面であっ
    て、前記サイズ情報は複数の被検知面において凹部の有
    無によって示されていることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載のタッピング装置。
  4. 【請求項4】 前記サイズ検出器は、対応する被検知面
    にそれぞれ上下に対向可能な複数の導電部材と、前記タ
    ップホルダに対する相対的な上記導電部材の昇降により
    各導電部材が対応する被検知面に導通したことを検出す
    る複数の導通検出器を備えてなることを特徴とする請求
    項3に記載のタッピング装置。
  5. 【請求項5】 選択された回転数になるように前記回転
    モータを制御する制御手段を設けてなることを特徴とす
    る請求項1〜請求項4のうちのいずれかの請求項に記載
    のタッピング装置。
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