JPH09155629A - 手動大径電線切断装置 - Google Patents

手動大径電線切断装置

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JPH09155629A
JPH09155629A JP32580695A JP32580695A JPH09155629A JP H09155629 A JPH09155629 A JP H09155629A JP 32580695 A JP32580695 A JP 32580695A JP 32580695 A JP32580695 A JP 32580695A JP H09155629 A JPH09155629 A JP H09155629A
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JP
Japan
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electric wire
blade
fixed
manual
cutting device
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JP32580695A
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Akito Sato
明人 佐藤
Atsushi Handa
淳 半田
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大径の電線を簡単に手動で切断することがで
きる電線切断装置を提供する。 【解決手段】 フレーム31内に収納した歯車倍力構造
の一部を構成する回転軸45の一端に手動レバー47を
取り付ける。手動レバー47を下げると、ロッド部材3
3が下に移動し、ロッド部材33の先端に固定した移動
刃21が固定刃17の側面に沿って下降する。手動レバ
ー47を離すと、スプリング36のばね力でロッド部材
33が上に移動して移動刃21も上に移動する。固定刃
17に隣接して、移動刃21をガイドする一対の回転ロ
ーラ部材27,29を設ける。また電線の長さを決める
ために、電線ガイド71にストッパ75を位置調整可能
に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電線を手動で所定長
さに切断する電線切断装置に関し、特に大径で太い電線
を切断するのに適した手動大径電線切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電線を用途に応じた長さに切断する場合
には、片手で握って操作することのできるニッパあるい
はラチェットカッタが多く用いられている。しかしニッ
パは大きな切断力を加えることができないために大径電
線を切断するのには不向きであり、また、ラチェットカ
ッタは大径電線を切断するのに数十回にも及ぶストロー
クを経なければならないので作業効率上問題がある。そ
こで、大径電線の切断には普通、図7に示すような両手
で操作する大型のニッパであるケーブルカッタAが用い
られる。このケーブルカッタAはハンドルB,Cを両手
で操作して先端刃部D,E間に挟んだ電線を切断するも
のであるが、大きな操作力を必要とするので切断作業性
が悪い。しかも図8に示すように先端刃部D,Eが電線
Fと直交していない状態で切断が行われて電線Fの切断
面G´が傾いてしまう(角度θ参照)ことを防止するた
めに慎重な作業が必要となって切断作業効率が良くな
い。また、ケーブルカッタAは大型で重量が大きいため
に取扱いの安全性の点からも問題がある。そこで、油圧
式又は空圧式のシリンダ装置を用いて、このシリンダ装
置によって切断刃を自動的に移動させることにより、自
動送り装置によって送られてくる電線を順次切断する大
型の自動電線切断設備も開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この自動電線切断設備
を用いれば、簡単かつ効率的に、しかも安全に大径電線
を切断できるのであるが、このような大がかりな設備は
大きな設置スペースを必要とする上、高額なものであ
り、また条件設定などの操作が複雑であって頻繁にメン
テナンスを行わなければならない。
【0004】本発明の目的は、手動式でありながら、大
径電線に対して優れた切断作業性及び切断作業効率を有
する手動大径電線切断装置を提供することにある。
【0005】
【解決を解決するための手段】本発明は、大径電線を手
動で切断する手動大径電線切断装置を対象とする。本発
明の装置は、固定台に刃部を上に向けて起立状態で固定
された固定刃と、刃部を下に向けて固定刃の側面に沿う
ようにして上下に移動する移動刃と、固定台に固定され
て移動刃を上側の退避位置から下側の切断位置に移動さ
せる手動倍力機構とを具備している。手動倍力機構は固
定台に対して固定され、手動レバーの回転力を増幅して
移動刃を切断位置に移動させるように構成される。固定
刃の刃部は上に向かって開く湾曲形状を有しており、ま
た移動刃の刃部は下に向かって開く湾曲形状を有してい
る。手動レバーを回転させることにより移動刃を下側の
切断位置に移動させると、電線は固定刃の刃部と移動刃
の刃部とに挟まれて切断される。固定台に対して取り付
けられている手動レバーを回転させるだけで電線を切断
できるので安全に切断作業を遂行することができる。ま
た、手動レバーの回転力は手動倍力機構により増幅され
るので、小さな力で簡単に電線を切断することができ
る。したがって、女性でも熟練を要することなく操作す
ることが可能である。移動刃を上側の退避位置から下側
の切断位置に移動させる手動倍力機構は固定台に対して
固定されているので、移動刃は傾くことなく垂直方向に
上下動することとなり、その結果、電線を固定刃及び移
動刃に対して直交するように配置しておけば、電線の切
断面の直角度は精度の高いものとなる。
【0006】電線の切断後には端部の心材を露出させる
ために皮剥作業を行わなければならない。この皮剥作業
の効率を向上させるためには切断面の形状をできるだけ
円形に維持しておく必要がある。しかし刃部が小さな曲
率の湾曲形状の場合には(図8の湾曲形状Hの曲率参
照)、切断中に電線が幅方向に膨らむことができるので
上下方向につぶれ、その結果、断面形状が上下方向につ
ぶれた楕円形状となってしまう(図8の切断面G´の楕
円形状参照)。そこで固定刃の刃部が上に向かって開く
半円形形状を有し、移動刃の刃部が下に向かって開く半
円形形状を有するように構成すると、切断面をより円形
に近い形状とすることができる。
【0007】手動倍力機構としては耐久性があり、しか
も操作性に優れたものを採用すべきである。そこで手動
倍力機構としては、下端が固定台に固定された脚部材
と、この脚部材の上端に設けられたフレームと、このフ
レームに回転自在に支持された回転軸と、この回転軸を
中心にして第1の位置と第2の位置との間を回転可能な
手動レバーと、前記フレーム内に取り付けられて回転軸
の回転を駆動源とする歯車倍力構造と、この歯車倍力構
造の出力歯車に連結され、第1の位置と第2の位置との
間を変位する手動レバーの移動に応じて上部位置と下部
位置との間を移動する、下側端部に移動刃が固定された
ロッド部材と、手動レバーが第1の位置から第2の位置
に移動する際に蓄勢されるスプリングを備え、第2の位
置にある手動レバーに対する操作力が解除されると、ス
プリングの力でこの手動レバーを第2の位置から第1の
位置に戻すレバー自動復帰構造とから構成される、いわ
ゆるハンドプレスを用いるのが好ましい。
【0008】電線をスムーズに切断するためには固定刃
と移動刃との間隔をできるだけ小さくしておかなければ
ならない。そこで、本発明では、切断中において固定刃
の側面と移動刃の側面との間に形成される隙間ができな
いように移動刃をガイドする移動刃ガイド機構を更に設
けるのが好ましい。この移動刃ガイド機構としては移動
刃の移動に対して小さい摩擦力しか加えない簡単な構成
のものが好ましい。そのためには一対の回転ローラ部材
を用い、この一対の回転ローラ部材を移動刃の幅方向両
側に配置して移動刃の側面と接触するように固定台に対
して取り付けて移動刃ガイド機構を構成する。回転ロー
ラ部材の周面は固定刃の側面より多少移動刃側に突出す
ることとなる。
【0009】電線は所定の長さに切断しなければならな
い。したがって、切断作業の度に電線の先端を所定位置
に配置することが必要になるが、通常の作業では、同じ
長さの電線を連続して切断することが多い。そのための
電線の先端を同一位置に配置する作業を繰り返すことと
なる。そこで、この電線配置作業の効率性を向上させる
目的で、本発明では固定刃と電線の先端との間の長さを
予め定めた長さに規制して切断すべき電線の長さを決め
る切断寸法決定機構を用いる。この切断寸法決定機構
は、固定刃を越えて延びる電線を直線状に延ばした状態
でガイドする電線ガイドと、この電線ガイドにガイドさ
れた電線の先端が当接するストッパとを備えている。こ
のストッパを所定位置に配置し、電線ガイドを通ってこ
のストッパに当接するまで電線を固定刃側から送り込め
ば、切断される電線の長さ(切断寸法)は予め定められ
たものとなる。電線ガイドは電線がストッパまで直線状
に延びて切断寸法に誤差やバラツキが生じないような構
成のものが好ましい。
【0010】電線をスムーズに送り込むためには、電線
ガイドの少なくとも固定刃寄りの部分を電線の全周を囲
むように構成する必要がある。また、ストッパは切断寸
法を任意に設定できるように位置調整可能に構成されて
いる必要がある。このストッパは電線ガイドに取り付け
られるのが適当であり、そして、簡単な構造でストッパ
を位置調整可能に取り付けるためには電線ガイドのスト
ッパ取付け箇所を電線の全周を囲むように構成しておく
のは好ましくない。そこで、電線ガイドを固定刃側に配
置されて電線の周囲を囲む電線囲繞部と、電線をガイド
してしかもストッパが位置調整可能に取り付けられる構
造を有する主ガイド部とから構成する。そしてストッパ
をこの主ガイド部に位置調整可能に取り付ける取付機構
を設ける。電線囲繞部によって電線の跳ね上がりや浮き
上がりが防止されるので、主ガイド部が開口を有するよ
うに構成されていても電線の先端が主ガイド部から外れ
てしまうことがない。主ガイド部を断面形状がU字状ま
たはコ字状の長尺レールに形成し、取付機構をストッパ
に固定されて長尺レールの側壁の外側に配置されるベー
スと、長尺レールの側壁の外面と当接する第1の位置と
長尺レールの側壁の外面から離れる第2の位置との間を
変位する当接部材と、ベースに設けられて手動操作によ
り当接部材を第1の位置または第2の位置に選択的に位
置させる手動操作部とから構成することが効果的であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明に係る手動大径電線
切断装置の斜視図である。図1において、固定台1には
前壁部3及び後壁部5を有する取付け部材7が固定され
ていて、この前壁部3及び後壁部5のそれぞれの右端部
には支持部材9,11が固定されている。支持部材9,
11には、上に向かって開く半円形形状を有する刃部1
3を上部に備えた固定刃17が起立状態で挟まれるよう
に取り付けられている。そして、下に向かって開く半円
形形状を有する刃部19を下部に備えた移動刃21がこ
の固定刃17の右側面に沿うようにして上下動できるよ
うに配置されている。移動刃21は、右側面の幅方向両
側がそれぞれ、固定台1に取付けられた部材22に固定
されたガイド部材23(前側のもののみ図示されてい
る)にガイドされている。また移動刃21の左側面25
(固定刃17側の面)の幅方向両側(前後向両側)は、
それぞれ支持部材9,11の上端内側に取り付けられて
移動刃ガイド機構を構成する一対のローラ部材27,2
9と接触して上下動する。これによって移動刃21は、
左右方向にぶれることなく、図2に示すように固定刃1
7と隙間をあけないようにして退避位置(図示の状態)
と切断位置(図3の仮想線参照)との間を移動する。
【0012】固定台1の後方には下端がこの固定台1に
固定されて上方に延びる脚部材30が配置されている。
この脚部材30の上端には、固定刃17の上方に位置す
るように手動倍力機構を収納するするためのフレーム3
1が設けられている。このフレーム31には、フレーム
31の中央部を上下方向に貫通し、上下動可能に配置さ
れたロッド部材33が支持されている。このロッド部材
33の下端には、固定部材35を介して移動刃21が固
定されている。ロッド部材33の上端部36はフレーム
31の上壁外面37に設けられたスプリング受け筒39
内を通過して上方に延びており、ロッド部材33の上端
にはねじ込み量を調整できるように取り付けられた押さ
え部材41が取り付けられている。この押さえ部材41
とフレーム31の上壁外面37との間には、スプリング
受け筒39内に収まるように圧縮コイルスプリング43
が配置されており、このスプリング43を含んでレバー
自動復帰構造が構成されている。フレーム31にはま
た、このフレーム31を左右方向に貫通する回転軸45
が回転自在に設けられていて、この回転軸45の一端に
は手動レバー47が取り付けられている。
【0013】フレーム31の内部には、回転軸45の回
転を駆動源とするラックアンドピニオン等の歯車倍力構
造が収納されている。ロッド部材33の中央部には、こ
の歯車倍力構造の出力歯車に連結される直線状歯車が形
成されており、第1の位置と第2の位置との間を変位す
る手動レバー47の移動に応じてロッド部材33は上部
位置と下部位置との間を移動する。スプリング43は、
手動レバー47が第1の位置(図1の位置)から第2の
位置(下に下がった位置)に移動する際に蓄勢される。
手動レバー47は、手動レバーに対する操作力が解除さ
れると、スプリング43の復元力で第2の位置から第1
の位置に戻る。
【0014】したがって、図3に示すように、手動レバ
ー47を上側の第1の位置(図示の位置)から下側(矢
印方向)に回転させて下側の第2の位置(仮想線参照)
に移動させると、回転軸45の回転力は倍力歯車機構を
介して増幅されてロッド部材33に伝達され、その結果
増幅された下向きの駆動力がロッド部材33に加えられ
てこのロッド部材33は上部位置(図示の位置)から下
部位置(仮想線参照)に移動し、ロッド部材33の下端
に取り付けられている移動刃21が退避位置から切断位
置(仮想線参照)まで下降して電線Fを切断する。電線
Fの切断面Gは図4に示すように多少上下方向につぶれ
た形状となっているが、図8に示す切断面G´と比較し
てはるかに真円に近い形状を有している。
【0015】なお、押さえ部材41のねじ込み量を調整
することにより圧縮コイルスプリング43のバネ力を調
整できるので、手動レバー47の復帰速度を適当に設定
することができる。
【0016】電線Fは移動刃21と固定刃17との間に
形成された円形口65を通って図1で見て右側に送り込
まれる。固定台1にはこの円形口65に入口部が接続さ
れるように電線ガイド67の一端が取付け部材68(前
側のもののみ図示)によって固定されている。電線ガイ
ド67は、一端側(固定刃17側)の横断面形状が矩形
状に形成された筒状の電線囲繞部69と、この電線囲繞
部69の先端に取り付けられて図面上右側に延びる横断
面形状がコ字状に形成されて上方に開口する長尺レール
71(主ガイド部)とから構成されている。
【0017】長尺レール71内には長尺レール71の長
手方向に移動可能な状態でストッパ75の一部が嵌合さ
れている。このストッパ75は、上端の幅方向両側に突
出部73,73を備えた板状を呈している。これら突出
部73の突出寸法は、これらの突出部73が長尺レール
71の上端縁上に載るように定められている。このスト
ッパ75を含んで切断寸法決定機構が構成されている。
ストッパ75の一方の突出部73の端部には板状のベー
ス77が固定されていて、このベース77は長尺レール
71の一方の側壁79の外側に配置されている。このベ
ース77には図5に詳細に示すように、当接ピン81
(当接部材)と切替レバー83(手動操作部)とからな
る取付機構が取り付けられている。当接ピン81は外側
の端部が支持バー85の先端に多少の遊びを有して取り
付けられ、内側端部がベース77に設けられたピン孔8
7を通過して長尺レール71の側壁79の外面に向かっ
て延びている。そして、支持バー85は後端よりの中心
軸89を中心として揺動できるようにベース77に取り
付けられている。また、切替レバー83は中心軸91を
中心として回転できるように取り付けられていて、倒れ
状態のときに支持バー85の中心軸89よりも後側を押
圧する後方押圧突起93を有し、さらに、起立状態のと
きに支持バー85の中心軸89よりも前側を押圧する前
方押圧突起95を有している。したがって、切替レバー
83を倒れ状態に回転させると当接ピン81は長尺レー
ル71の側壁79外面から離れた第2の位置に移動し、
その結果、ストッパ75を長尺レール71に沿って移動
させることが可能となる。また切替レバー83を起立状
態に回転させると、当接ピン81は長尺レール71の側
壁79の外面に当接する第1の位置に移動し、その結
果、ストッパ75は長尺レール71に固定されることと
なる(仮想線参照)。
【0018】なお、長尺レール71の両側壁79、97
に長さ方向に沿って複数の溝を形成しておき、適当な溝
を選択して溝内にストッパを差し入れることによりスト
ッパを位置調整可能に取り付けることとしてもよい。ま
た、図1中99はストッパ75の位置決めを行う際に使
用するスケールである。
【0019】図6は本発明に係る手動大径電線切断装置
を操作するのに要する操作力を示すグラフ図である。こ
のグラフ図では横軸に切断する電線の断面積を示し、縦
軸に電線を切断する際に要する操作力を示してある。本
発明に係る手動大径電線切断装置は、電線の断面積に関
係なく図7に示すケーブルカッタに比べて小さい操作力
で操作することができるが、手動大径電線切断装置のグ
ラフの傾きはケーブルカッタのグラフの傾きより小さく
なっているので(二点鎖線参照)、電線の断面積が増加
するにしたがって必要とされる操作力の差は大きくな
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の手動大径
電線切断装置を用いれば、小さな操作力で大径電線を簡
単かつ安全に、しかも精度よく切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る手動大径電線切断装置の斜視図で
ある。
【図2】固定刃と移動刃との配置状態を示す図である。
【図3】移動刃の移動状態を示す図である。
【図4】電線Fの切断面を示す図である。
【図5】ベース部分の詳細を示す図である。
【図6】本発明に係る手動大径電線切断装置を操作する
のに要する操作力を示すグラフ図である。
【図7】ケーブルカッタの斜視図である。
【図8】ケーブルカッタを用いて電線を切断した状態を
示す図である。
【符号の説明】
1 固定台 13,19 刃部 17 固定刃 21 移動刃 27,29 ローラ部材 30 脚部材 31 フレーム 33 ロッド部材 43 圧縮コイルスプリング 45 回転軸 47 手動レバー 67 電線ガイド 69 電線囲繞部 71 長尺レール(主ガイド部) 75 ストッパ 77 ベース 79 側壁 81 当接ピン(当接部材) 83 切替レバー(手動操作部) F 電線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径電線を手動で切断する手動大径電線
    切断装置であって、 固定台(1)に刃部を上に向けて起立状態で固定された
    固定刃(17)と、 刃部を下側に向けて前記固定刃(17)の側面に沿うよ
    うにして上下に移動する移動刃(21)と、 前記固定台(1)に固定されて前記移動刃(21)を上
    側の避難位置から下側の切断位置に移動させる手動倍力
    機構とを具備し、 前記手動倍力機構は前記固定台(1)に対して固定さ
    れ、手動レバー(47)の回転力を増幅して前記移動刃
    (21)を前記切断位置に移動させるように構成され、 前記固定刃(17)の前記刃部(13)は上に向かって
    開く湾曲形状を有しており、 前記移動刃(21)の前記刃部(19)は下に向かって
    開く湾曲形状を有していることを特徴とする手動大径電
    線切断装置。
  2. 【請求項2】 前記固定刃の前記刃部(13)は上に向
    かって開く半円形形状を有しており、 前記移動刃の前記刃部(19)は下に向かって開く半円
    形形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の
    手動大径電線切断装置。
  3. 【請求項3】 前記手動倍力機構は、下端が前記固定台
    (1)に固定された脚部材(30)と、この脚部材の上
    端に設けられたフレーム(31)と、このフレームに回
    転自在に支持された回転軸(45)と、この回転軸を中
    心にして第1の位置と第2の位置との間を回転可能な手
    動レバー(47)と、前記フレーム内に取り付けられて
    前記回転軸の回転を駆動源とする歯車倍力構造と、この
    歯車倍力構造の出力歯車に連結され、前記第1の位置と
    前記第2の位置との間を変位する前記手動レバーの移動
    に応じて上部位置と下部位置との間を移動する、下側端
    部に前記移動刃(21)が固定されたロッド部材と、前
    記手動レバーが前記第1の位置から前記第2の位置に移
    動する際に蓄勢されるスプリング(43)を備え、前記
    第2の位置にある前記手動レバーに対する操作力が解除
    されると、前記スプリングの力でこの手動レバーを前記
    第2の位置から前記第1の位置に戻すレバー自動復帰構
    造とを具備することを特徴とする請求項1または2に記
    載の手動大径電線切断装置。
  4. 【請求項4】 切断中において前記固定刃(17)の側
    面と前記移動刃(21)の側面との間に隙間ができない
    ように前記移動刃(21)をガイドする移動刃ガイド機
    構が更に設けられていることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の手動大径電線切断装置。
  5. 【請求項5】 前記移動刃ガイド機構は一対の回転ロー
    ラ部材(27,29)からなり、この一対の回転ローラ
    部材は前記移動刃の幅方向両側に配置されてこの移動刃
    の前記側面と接触するように前記固定台(1)に対して
    取付けられていることを特徴とする請求項4に記載の手
    動大径電線切断装置。
  6. 【請求項6】 前記固定刃と電線の先端との間の長さを
    予め定めた長さに規制して切断すべき電線の長さを決め
    る切断寸法決定機構を更に備えており、 この切断寸法決定機構は前記固定刃を越えて延びる電線
    を直線状に延ばした状態でガイドする電線ガイド(6
    7)と、この電線ガイドにガイドされた前記電線の先端
    が当接するストッパ(75)とを備えていることを特徴
    とする請求項1または2に記載の手動大径電線切断装
    置。
  7. 【請求項7】 前記電線ガイド(67)は、前記固定刃
    (17)側に配置されて前記電線の周囲を囲む電線囲繞
    部(69)と、前記電線をガイドしてしかも前記ストッ
    パ(75)が位置調整可能に取り付けられる構造を有す
    る主ガイド部(71)とから構成され、 更に前記ストッパ(75)をこの主ガイド部に位置調整
    可能に取り付ける取付機構が設けられていることを特徴
    とする請求項6に記載の手動大径電線切断装置。
  8. 【請求項8】 前記主ガイド部は断面形状がU字状また
    はコ字状の長尺レール(71)からなり、 前記取付機構は前記ストッパ(75)に固定されて前記
    長尺レールの側壁の外側に配置されるベース(77)
    と、前記長尺レールの側壁の外面と当接する第1の位置
    と前記長尺レールの側壁の外面から離れる第2の位置と
    の間を変位する当接部材(81)と、前記ベースに設け
    られて手動操作により前記当接部材を前記第1の位置ま
    たは前記第2の位置に選択的に位置させる手動操作部
    と、からなることを特徴とする請求項7に記載の手動大
    径電線切断装置。
JP32580695A 1995-12-14 1995-12-14 手動大径電線切断装置 Pending JPH09155629A (ja)

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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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