JP2589232Y2 - 合板端縁切断装置 - Google Patents

合板端縁切断装置

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JP2589232Y2
JP2589232Y2 JP1992048910U JP4891092U JP2589232Y2 JP 2589232 Y2 JP2589232 Y2 JP 2589232Y2 JP 1992048910 U JP1992048910 U JP 1992048910U JP 4891092 U JP4891092 U JP 4891092U JP 2589232 Y2 JP2589232 Y2 JP 2589232Y2
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rack
base frame
rotary blade
cutter
guide rail
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JP1992048910U
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JPH0616001U (ja
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功 熊木
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は合板の端縁を切断する切
断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば建築に使用されている既成
の合板の端縁は必ずしもそのまま使用できるとは限ら
ず、直接作業者が鋸を使用して合板を押さえつつ切断す
るか、あるいは合板を作業者が保持しつつ鋸盤にかけて
合板の端縁側部を適宜切断して所望の切断端面としてい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
合板の切断方法によっては、合板を固定状態に確実に保
持することが困難であるため、合板の端縁を所望の直線
状態あるいは曲線状態に切り口をきれいに切断すること
が困難であった。本考案は上記事情に鑑みてなされたも
ので、作業者が合板を保持しなくても合板の端縁を自動
的にかつきれいに切断することができる合板端縁切断装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案では係る目的を達
成するために、基枠と、該基枠の表面側に設けられた横
棧及び縦棧と、該縦棧と同方向に向けて該縦棧に固定さ
れたラックと、該ラックと平行にかつ前記ラックに対し
て水平方向に離間した状態で前記基枠の表面側に設けら
れたガイドレールと、前記基枠の表面側において前記ラ
ックとガイドレールとに移動自在に設けられたカッタ
と、前記基枠に対し進退自在とされた押さえ板を有し前
記縦棧に付設された押さえ機構とからなり、前記カッタ
が、前記ラックとガイドレールとの間に配設され該ラッ
ク及びガイドレールの長さ方向に移動自在にかつ回転自
在に設けられた回転刃と、前記ラックに噛み合うピニオ
ンと、前記回転刃に連結され該回転刃を回転させる回転
刃回転用のモータと、前記ピニオンを介し前記ラックに
沿って前記回転刃を移動させる回転刃移動用のモータと
を備えた構成としている。
【0005】
【作用】基枠の上部にカッタがあり、基枠の前面から押
さえ板が離間した状態で、横棧の上に合板を載せて基枠
と押さえ板との間に合板の切断側端縁部を挿入し、押さ
え機構を作動させると、押さえ板が基枠側へ進んで基枠
に合板を押さえ付ける一方、カッタの回転刃回転用のモ
ータを作動して、回転刃を回転させると共に、回転刃移
動用のモータを作動し、ピニオンを回転させることによ
って、ピニオンを介してラック及びガイドレールに沿っ
てカッタ(回転刃)を下方へ移動して合板の端縁側部を
切断する。この場合、回転刃は、その両側をラック及び
ガイドレールに支持されてがたつくことなく安定した状
態で移動する。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1ないし図3
基づいて説明する。図1において1は立設された方形の
基枠であり、この基枠1は、方形のそれぞれ同一の前枠
と後枠とが連結棧により連結され下端に複数の車輪1a
が設けられたものである。基枠1には水平に横棧2が固
定されている(この横棧2は位置変更可能に固定できる
一般によく知られた固定構造としてもよい。)。この横
棧2は基枠1の手前側(図1の紙面の表側)に設けられ
ている。また、基枠1には、等辺山形鋼(アングル)か
らなる縦棧3が前記横棧2のさらに手前側に位置しかつ
横棧3と直交して連結固定されている。また基枠1の前
枠には、受け棧1bが縦棧3の真後ろに位置して設けら
れている。受け棧1bの前面は基枠1の前枠の前面と同
一平面上に設けられている。
【0007】また、基枠1に設けられた縦棧3の図1に
おける右側部には、縦棧3と平行に縦棧3から水平方向
所定間隔離間してガイドレール4が固定されている。
ガイドレール4は、基枠1の手前側に設けられている。
このガイドレール4には、このガイドレール4に沿って
移動自在にカッタ5が取り付けられている。カッタ5
は、2つのモータ6,7と、モータ7に連結されていて
このモータ7の駆動により回転させられる回転刃(円板
形鋸)8と、モータ6に連結されたピニオン9とを有し
ている。回転刃8は縦棧3と平行に配置され、ピニオン
9は縦棧3と直交する軸を中心に回転するようになされ
ている。一方、縦棧3のガイドレール側の所定箇所には
ガイドレール4に対向してラック10が固定されてい
る。このラック10には前記ピニオン9が噛み合わせら
れている。
【0008】他方、縦棧3のラック10と反対側には、
押さえ機構11が設けられている。この押さえ機構11
は、縦棧3のラック10と反対側所定箇所に縦棧3に平
行に配され、縦棧3に水平軸を介して基端部が回動自在
に取り付けられたシリンダ機構12と、このシリンダ機
構12のピストンロッド13の先端に、基端部が回動自
在に連結され中間部が縦棧3の所定箇所に支持ピン14
により回動自在に支持されたレバー15と、シリンダ機
構12及びレバー15の基枠1側において縦棧3に沿っ
て設けられ、レバー15の先端部に回動自在に取り付け
られた細長い長方形板からなる押さえ板16と、縦棧3
の図1におけるレバー15の先端部のさらに下方に取り
付けられた補助押さえ17とからなっている。この補助
押さえ17は、縦棧3に固定されたコ字枠18とこのコ
字枠18内に、押さえ板16に対し進退自在にかつ所定
位置で固定可能に設けられた押し棒19とからなってい
る。
【0009】また、縦棧3の下部(図1における横棧2
の下方部)には第1のリミットスイッチ21が固定され
ており、この第1のリミットスイッチ21は、カッタ5
が下降して回転刃8が横棧2を通過した後このカッタ5
の所定箇所が第1のリミットスイッチ21の接触子を押
圧すると、カッタ5を上方(シリンダ機構12側)へ反
転移動させ得るようになされている。またこの第1のリ
ミットスイッチ21のさらに下方に、安全用の別の第2
のリミットスイッチ22が設けられている。また、縦棧
3のシリンダ機構12の上方には別の第3のリミットス
イッチ(図示せず)と第4のリミットスイッチ24が設
けられている。なお、27はシリンダ機構12の縦棧3
への取付板であり、28は止ねじである。
【0010】カッタ5がその移動範囲の最上位置にあ
り、シリンダ機構12が縮小状態にあって押さえ板16
が基枠1及び受け棧1bの前面から離間した状態におい
て、これらと押さえ板16との間に、合板の切断すべき
端縁側を挿入し、あるスイッチを入れると、シリンダ機
構12が伸長作動し、レバー15が回動して押さえ板1
6が基枠1側へ進み、基枠1及び受け棧1bに合板25
を、押さえ板16により押し付ける。このとき、押し棒
19を合板25側へ移動させて止ねじ28により固定
し、予め押さえ板16の浮き上がりを防止し得るように
しておく。
【0011】次に、別のスイッチを入れると回転刃8が
回転し、さらに別のスイッチを入れると、回転している
回転刃8が下降し、合板25を切断する。合板25を切
断したカッタ5はさらに下降し、その一部が第1のリミ
ットスイッチ21をONさせる。すると、カッタ5が反
転移動即ち、上昇しその上部の第3のリミットスイッチ
(図示せず)をONさせる。これにより、カッタの上昇
が停止し、スイッチを切ると回転刃が停止する。ここ
で、別のスイッチを切ると、シリンダ機構12が縮小作
動し、これに伴いレバー15が回動し、押さえ板16が
基枠1及び受け棧1bから退き、合板25から離れる。
そこで、基枠1及び受け棧1bと押さえ板16との間か
ら合板25を抜き出す。
【0012】以上の作動において、万一、カッタ5が第
1のリミットスイッチ21を越えて下降したときには、
カッタ5が第2のリミットスイッチ22をONさせ、カ
ッタ5が停止するので、安全である。また、万一、カッ
タ5が上昇して、第3のリミットスイッチ(図示せず)
を越えて上昇したときには、カッタ5が第4のリミット
スイッチ24をONさせ、カッタ5が停止するので、安
全である。
【0013】なお、前記実施例においては、押し棒19
により押さえ板16の浮き上がりを防止するようにした
が、これに限られることなく、レバー15の下方にこの
レバー15と同様のレバーを直列に設け、このレバーを
前記レバー15と連動して同一動作をするようにしても
よい。
【0014】
【考案の効果】基枠と、該基枠の表面側に設けられた横
棧及び縦棧と、該縦棧と同方向に向けて該縦棧に固定さ
れたラックと、該ラックと平行にかつ前記ラックに対し
て水平方向に離間した状態で前記基枠の表面側に設けら
れたガイドレールと、前記基枠の表面側において前記ラ
ックとガイドレールとに移動自在に設けられたカッタ
と、前記基枠に対し進退自在とされた押さえ板を有し前
記縦棧に付設された押さえ機構とからなり、前記カッタ
が、前記ラックとガイドレールとの間に配設され該ラッ
ク及びガイドレールの長さ方向に移動自在にかつ回転自
在に設けられた回転刃と、前記ラックに噛み合うピニオ
ンと、前記回転刃に連結され該回転刃を回転させる回転
刃回転用のモータと、前記ピニオンを介し前記ラックに
沿って前記回転刃を移動させる回転刃移動用のモータと
を備えた構成としたので、基枠の上部にカッタがあり、
基枠の前面から押さえ板が離間した状態で、横棧の上に
合板を載せて基枠と押さえ板との間に合板の切断側端縁
部を挿入し、押さえ機構を作動させると、押さえ板が基
枠側へ進んで基枠に合板を押さえ付ける一方、カッタの
回転刃回転用のモータを作動して、回転刃を回転させる
と共に、回転刃移動用のモータを作動し、ピニオンを回
転させることによって、ピニオンを介してラック及びガ
イドレールに沿ってカッタ(回転刃)を下方へ移動して
合板の端縁側部を切断することにより、基枠に合板を、
押さえ板により押さえ付けた状態で自動的に合板端縁部
を切断することができ、作業者が合板を保持しなくても
合板の端縁を自動的にかつきれいに切断することができ
る。また、カッタを基枠の表面側に配置し、かつラック
とガイドレールを基枠の表面側に平行にかつ水平方向に
離間して配置し、かつラックとガイドレールとの間にカ
ッタの回転刃を配置して、カッタの回転刃回転用のモー
タによりピニオンを回転させラック及びガイドレールに
沿って回転刃(カッタ)を移動させる構成としたので、
回転刃の両側にラックとガイドレールとをふりわけて配
置することにより、ラックを単に移動用の部材として機
能させるだけでなく、ラックに回転刃支持の機能をもた
せたから、回転刃をその両側からラック及びガイドレー
ルによって安定した状態で支持することができ、回転刃
のガタツキを防止することができる上に、基枠内に設置
された部材がないことにより、基枠を小型化することが
できると共に、ラックをカッタの支持に利用することが
できることにより、カッタ支持のための部材を節減する
ことができる。従って、この基枠の小型化とラックによ
るカッタの支持とが相俟って、切断装置全体の小型化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】本考案の一実施例を示す要部の正面図である。
【符号の説明】
1 基枠 2 横棧 3 縦棧 4 ガイドレール 5 カッタ6 (回転刃移動用の)モータ 7 (回転刃回転用の)モータ 8 回転刃 9 ピニオン 10 ラック 11 押さえ機構 16 押さえ板 25 合板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基枠と、該基枠の表面側に設けられた横
    棧及び縦棧と、該縦棧と同方向に向けて該縦棧に固定さ
    れたラックと、該ラックと平行にかつ前記ラックに対し
    て水平方向に離間した状態で前記基枠の表面側に設けら
    れたガイドレールと、前記基枠の表面側において前記ラ
    ックとガイドレールとに移動自在に設けられたカッタ
    と、前記基枠に対し進退自在とされた押さえ板を有し前
    記縦棧に付設された押さえ機構とからなり、前記カッタ
    が、前記ラックとガイドレールとの間に配設され該ラッ
    ク及びガイドレールの長さ方向に移動自在にかつ回転自
    在に設けられた回転刃と、前記ラックに噛み合うピニオ
    ンと、前記回転刃に連結され該回転刃を回転させる回転
    刃回転用のモータと、前記ピニオンを介し前記ラックに
    沿って前記回転刃を移動させる回転刃移動用のモータと
    を備えたことを特徴とする合板端縁切断装置。
JP1992048910U 1992-07-13 1992-07-13 合板端縁切断装置 Expired - Lifetime JP2589232Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0616001U JPH0616001U (ja) 1994-03-01
JP2589232Y2 true JP2589232Y2 (ja) 1999-01-27

Family

ID=12816416

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Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5016410Y1 (ja) * 1967-06-30 1975-05-22
JPS5014454B1 (ja) * 1967-07-26 1975-05-28
JPS5126738B1 (ja) * 1968-02-21 1976-08-09
JPS5137727U (ja) * 1974-09-14 1976-03-22
JPS5322984Y2 (ja) * 1975-05-21 1978-06-14
JPS5440851B1 (ja) * 1975-05-26 1979-12-05
JPS5334179Y2 (ja) * 1975-05-30 1978-08-22
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JPS4820158U (ja) * 1971-07-02 1973-03-07
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JPH03281303A (ja) * 1990-03-30 1991-12-12 Shinko Kogyo Co Ltd 走行丸のこ盤の切断装置

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JPH0616001U (ja) 1994-03-01

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Effective date: 19981013