JPH09155263A - フィルム用塗工機 - Google Patents

フィルム用塗工機

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Publication number
JPH09155263A
JPH09155263A JP31939295A JP31939295A JPH09155263A JP H09155263 A JPH09155263 A JP H09155263A JP 31939295 A JP31939295 A JP 31939295A JP 31939295 A JP31939295 A JP 31939295A JP H09155263 A JPH09155263 A JP H09155263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin film
coating
film
coating machine
cleaning device
Prior art date
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Pending
Application number
JP31939295A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Ishiha
彰浩 石破
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム表面に付着しているオイル等の有機
汚染物をインラインで除去することにより塗工欠陥のな
い良好な塗工物を製造する塗工機を提供する。 【解決手段】 樹脂フィルムを巻出す巻出し装置と、樹
脂フィルムに塗工剤を塗工するロールコーターと、樹脂
フィルムに塗工された塗工剤を乾燥する乾燥装置と、塗
工された樹脂フィルムを巻取る巻取り装置とを備える塗
工機に於いて、巻出し装置とロールコーターの間にイン
ラインの紫外線洗浄装置を有する樹脂フィルム用の塗工
機である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂フィルム表面
の汚れによる塗工欠陥の発生を防止するための塗工機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】樹脂フィルムの塗工に際して、フィルム
表面の除塵のため、イオンエアーまたは除電バーによる
静電気除去、超音波エアーとバキュームを併用した方法
等が知られているが、これらの方法だけではフィルム表
面に付着しているオイル等の有機汚染物の場合は完全に
除去出来ないという欠点があった。また、過去に特開平
4−176361、特開平4−265176にて、基板
表面の汚れと付着塵埃を同時に除去するためにインライ
ンで湿式洗浄し、その後塗工を行うことを特徴とする内
容で出願されているが、その際、洗浄槽で使用される純
水は塗工物の塗工欠陥が発生しない程度の微小粒子除去
管理が必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、フィルム表
面に付着しているオイル等の有機汚染物をインラインで
除去することにより塗工欠陥のない良好な塗工物を製造
する塗工機を提供する。
【0004】
【課題を解決する為の手段】本発明は、樹脂フィルムを
巻出す巻出し装置と、樹脂フィルムに塗工剤を塗工する
ロールコーターと、樹脂フィルムに塗工された塗工剤を
乾燥する乾燥装置と、塗工されたフィルムを巻取る巻取
り装置とを備える塗工機に於いて、巻出し装置とロール
コータの間にインラインの紫外線洗浄装置有するもので
あり、更に、必要により物理的洗浄装置を併設した樹脂
フィルム用の塗工機である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる紫外線洗浄装
置は低圧水銀灯を用いたものであり、紫外線を照射させ
ることにより、樹脂フィルム表面に付着したオイル等の
有機汚染物の化学結合を切断することで、有機汚染物を
活性化し、酸化作用を起こしやすくする。同時に紫外線
の作用で発生したオゾンまたは活性化酸素の酸化作用で
分解された有機汚染物を揮発性の物質、例えば一酸化炭
素、二酸化炭素、二酸化窒素等に変化させて除去するこ
とによって樹脂フィルム表面を洗浄する。紫外線洗浄装
置の主要構成部は波長ピークを184.9nmと25
3.7nmにもつ低圧水銀灯及び発生したオゾンを洗浄
ゾーン外に拡散させないように回収するための吸引口か
らなっており、フィルム表面に付着している有機汚染物
の程度に応じて照射量を調整出来るようにランプ灯数は
2灯以上が好ましい。そして、塗工物の塗工欠陥を完全
に無くす為には、樹脂フィルム表面に付着している塵埃
粒子も除去する目的で、例えば超音波エアーとバキュー
ムを併用した方法、粘着ロールによる方法等の物理的洗
浄方法との併用が望ましい。なお、物理的洗浄装置は紫
外線洗浄装置の前又は後ろのどちらに配置してもよい。
【0006】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図は本発明を適用した樹脂フィルムの塗工機の一実
施例を示すもので、図1はその概略側面図であり、図2
はその要部の側面図である。 《実施例1》 図1より、塗工機1は、樹脂フィルムを
巻出す巻出装置2と、樹脂フィルムを洗浄する洗浄装置
3と、樹脂フィルムに塗工剤を塗工するロールコーター
4と、樹脂フィルムに塗工された塗工剤を乾燥する乾燥
装置5と、塗工された樹脂フィルムを巻取る巻取装置6
とを備えている。押出し成形されたPESフィルム(6
00mm幅、0.1mm厚)を巻出装置2から6m/m
inの速度にて走行させたこの基材表面に、波長ピーク
を184.9nmと253.7nmにもつ40W/cm
の低圧水銀灯10にて紫外線照射処理(10秒間照射相
当量)を行ってオイル等の有機汚染物を除去してから、
ロールコーター4にて塗工物を均一塗布・乾燥硬化処理
をした後、巻取装置6にて巻取った。巻取った基板を目
視観察したところ、汚染物による塗工欠陥は確認されな
かった。
【0007】《実施例2》 実施例1に於いて、超音波
洗浄装置7により基板表面に付着している塵埃粒子を除
去した後、紫外線洗浄装置8にて有機汚染物の除去を行
った。巻取った基板を目視観察したところ、汚染物によ
る塗工欠陥は無く、塵埃粒子による塗工欠陥も大きく減
少していた。 《比較例1》 実施例1に於いて、洗浄装置による処理
を行わずに塗工を行った。巻取った基板を目視観察した
ところ、塗工剤の抜け部及び異物による塗工欠陥が所々
に確認された。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、樹脂フィルムに、ロー
ルコーターで塗工剤を塗工する前に、樹脂フィルムをイ
ンラインで紫外線洗浄を行うことにより、有機汚染物に
よる塗工欠陥の無いコーティングフィルムの製造が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗工機の概要を示す側面図である。
【図2】本発明の塗工機の洗浄装置の要部を示す側面図
である。
【符号の説明】
1.塗工機 2. 巻出装置 3.洗浄装置 4.ロールコーター 5.乾燥装置 6.巻取装置 7.超音波洗浄装置 8.紫外線洗浄装置 9.超音波エアーノズル 10.低圧水銀灯 11.オゾン吸引口 12.樹脂フィルム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂フィルムを巻出す巻出し装置と、樹
    脂フィルムに塗工剤を塗工するロールコーターと、樹脂
    フィルムに塗工された塗工剤を乾燥する乾燥装置と、塗
    工された樹脂フィルムを巻取る巻取り装置とを備える塗
    工機に於いて、巻出し装置とロールコーターの間にイン
    ラインの紫外線洗浄装置を有することを特徴とするフィ
    ルム用塗工機。
  2. 【請求項2】 該紫外線洗浄装置の位置に物理的洗浄装
    置を併設したことを特徴とする請求項1記載のフィルム
    用塗工機。
JP31939295A 1995-12-07 1995-12-07 フィルム用塗工機 Pending JPH09155263A (ja)

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JP31939295A JPH09155263A (ja) 1995-12-07 1995-12-07 フィルム用塗工機

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JP31939295A JPH09155263A (ja) 1995-12-07 1995-12-07 フィルム用塗工機

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103537401A (zh) * 2012-07-13 2014-01-29 中国科学院深圳先进技术研究院 用于在金属基材上涂覆浆料的涂布设备、方法及涂布机构
CN113000314A (zh) * 2021-01-26 2021-06-22 杭州科斐新材料有限公司 锂电池加工用涂布设备

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CN103537401A (zh) * 2012-07-13 2014-01-29 中国科学院深圳先进技术研究院 用于在金属基材上涂覆浆料的涂布设备、方法及涂布机构
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