JPH09155038A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH09155038A
JPH09155038A JP34456995A JP34456995A JPH09155038A JP H09155038 A JPH09155038 A JP H09155038A JP 34456995 A JP34456995 A JP 34456995A JP 34456995 A JP34456995 A JP 34456995A JP H09155038 A JPH09155038 A JP H09155038A
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JP34456995A
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Sadao Ioki
定男 井置
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技盤表面の遊技領域外側を装飾する装飾部
材を、遊技盤とは別個に扱うことができ、遊技盤の交換
時にこの装飾部材を付替える必要も、また遊技盤ととも
に交換する必要もない遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技盤10の表面における遊技領域10
a以外の領域を装飾する装飾部材(装飾板部62)を、
クリア部材保持枠(ガラス枠13)を閉鎖したときにそ
の中央開口部13aから臨める状態で、クリア部材保持
枠の裏面側に配設する。これにより、遊技盤の交換作業
性向上や遊技盤の生産性向上及び製造コスト低減、さら
にはこの装飾部材の共用化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の遊
技機に係わり、詳しくは遊技盤表面の遊技領域外側を装
飾する装飾部材を、遊技盤とは別個に扱うことができ、
遊技盤の交換作業性向上や遊技盤の生産性向上及び製造
コスト低減等が図れる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より遊技機の遊技盤は、各種役物装
置や障害釘等の遊技構成部材が配設され、発射された遊
技球の落下により遊技を行う遊技領域と、遊技領域の外
側の領域とに区切られていた。遊技領域以外の箇所に
は、サイドケースと呼ばれる装飾部材が取付けられ、内
蔵された電気的発光源により遊技状態や賞球状態や遊技
球の補給状態等の各種状態の報知や装飾を行っていた。
またサイドケースには、その遊技盤における機種名や賞
球数、或いはその遊技盤が適正なものであることを証明
する表示などが、印刷やシールを貼ることにより表示さ
れていた。また遊技盤には、発射レールから発射される
遊技球を遊技領域の上方まで案内する金属製の外レール
と、外レールの内側であり遊技領域の略下方部に位置
し、遊技領域を落下した結果アウトとなったアウト球を
アウト口へ集める内レールとが備えられていた。そし
て、外レールと内レールと上記サイドケースの一部によ
り遊技領域を略円形に囲うことにより遊技領域の外縁を
構成していた。
【0003】そして、遊技盤における遊技領域を透視可
能な中央開口部を形成し、中央開口部に対してクリア部
材(例えば透明ガラス)を装着可能なクリア部材保持枠
(例えばガラス枠)が遊技機の前面側に開閉可能に備え
られていた。また、従来のクリア部材保持枠は、遊技盤
を収納する前面枠(本体枠)の開口部の周縁部に金属製
の縁飾り枠を固定し、この縁飾り枠に対して開閉可能に
備えられていた。そして、従来のクリア部材保持枠は、
金属製であり取付け等が困難であったため、装飾部材は
備えられていなかった。また従来より、本体枠と遊技盤
とは分離可能な構成になっていて、予め大量生産され複
数の機種で共通な本体枠に対して、機種毎に違う遊技盤
を組み付けることにより、1台のパチンコ機としてい
た。そして、遊技店における新台の入れ替え時には、本
体枠毎入れ替える場合と、本体枠は従来のものを使用し
て遊技盤のみ入れ替える場合とがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の遊技
機にあっては、遊技盤の交換時の作業性、遊技盤の交換
コスト或いは製造コスト等の面で、以下のような問題点
があった。 (イ)従来は、遊技盤にサイドケースを取付けていたた
め、機種変更等のために遊技盤を交換しようとする場合
には、新たな遊技盤としてサイドケース付きのものを供
給し、サイドケースとともに一体的に交換するか、或い
は、前面枠から取外した遊技盤からさらにサイドケース
を取外し、このサイドケースを新たな遊技盤に取付ける
といっためんどうな作業が余分に必要であった。このた
め、遊技盤とサイドケースを一体品として扱う場合に
は、新品の遊技盤としてサイドケース付きのものを供給
する必要があり、遊技盤交換のための部品コスト増を招
くとともに、サイドケースが遊技盤毎に製造され廃棄さ
れることになって、廃棄物を増やすという問題もある。
一方、サイドケースを新たな遊技盤にその都度付替える
場合には、遊技盤交換作業の作業性が著しく悪化すると
いう問題があった。
【0005】(ロ)また、遊技盤にサイドケースを取付
けるための位置決めボス穴や配線用開口部等の加工が必
要であり、遊技盤自体の製造において、部品点数が多く
なるるとともに、作業工程や加工が余分に必要になっ
て、製造コスト高となる問題点があった。特に、遊技盤
とサイドケースを一体品として扱う場合には、遊技盤の
製造において、遊技盤本体部分にサイドケースを取付け
る作業工程も必要となり、さらに遊技盤の製造コストが
高くなっていた。 (ハ)また、従来のサイドケースには、遊技盤の種類に
応じた機種名や賞球数等の表示を印刷やシールを貼るこ
とにより行っていたため、これら表示が機種毎に異なる
サイドケースを用意しなければならず、印刷やシールを
貼る手間がかかり、部品の共通化といった点で問題があ
り、この点でも遊技盤の生産性或いは遊技盤の交換作業
性等を悪化させていた。
【0006】そこで本発明は、遊技盤表面の遊技領域外
側を装飾する装飾部材を、遊技盤とは別個に扱うことが
でき、遊技盤の交換時にこの装飾部材を付替える必要
も、また遊技盤とともに交換する必要もなく、遊技盤の
交換作業性向上や遊技盤の生産性向上及び製造コスト低
減、さらにはこの装飾部材の共用化が図れる遊技機を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による遊技機は、本体枠に対して着脱
可能な遊技盤と、該遊技盤に形成され、遊技球が打込ま
れることにより遊技可能であり、複数の遊技構成部材が
配設された遊技領域と、該遊技領域を透視可能な中央開
口部を有し、該中央開口部に対応した箇所にクリア部材
を保持可能であり、遊技盤の前面側に開閉可能に備えら
れるクリア部材保持枠と、からなる遊技機において、前
記遊技盤の表面における遊技領域以外の領域を装飾する
装飾部材を、前記クリア部材保持枠を閉鎖したときに前
記中央開口部から臨める状態で、前記クリア部材保持枠
の裏面側に配設したことを特徴とする。また、好ましい
態様として、例えば請求項2記載のように、前記装飾部
材が、遊技状態或いは遊技球の排出に関する状態の報知
或いは装飾を電気的に行う、電気的装飾報知部材を含ん
だ構成としてもよい。
【0008】また、例えば請求項3記載のように、前記
遊技盤における遊技領域以外の領域には、遊技盤の種類
に対応した表示、或いは遊技盤の仕様又は品質を証明す
る表示が施され、前記装飾部材には該表示を前記中央開
口部から透視可能にする表示用開口部を形成してもよ
い。さらに、例えば請求項4記載のように、前記装飾部
材における遊技領域との境界部には、打球の落下領域を
規制することにより遊技領域の外縁を構成する遊技領域
囲い部材を形成してもよい。
【0009】さらに、例えば請求項5記載のように、前
記クリア部材保持枠は、前記本体枠に開閉可能に配設さ
れるクリア部材保持本体枠部と、該クリア部材保持本体
枠部に開閉可能に配設され、前記装飾部材とクリア部材
を保持するクリア部材保持部とを備えたクリア部材保持
機能枠部と、から構成してもよい。さらに、例えば請求
項6記載のように、発射され前記遊技領域に到達しない
で戻ってきた遊技球を案内するファール球ガイドを、前
記クリア部材保持枠の裏面側に配設してもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、パ
チンコ装置に適用した一例として図面を参照して説明す
る。 A.パチンコ装置の正面構成及び全体構造 まず、図1及び図2により、本パチンコ装置の正面構成
及び全体構造について説明する。図1はパチンコ装置の
パチンコ機(遊技機)を示す正面斜視図、図2は同パチ
ンコ機の正面図である。パチンコ装置は、例えばいわゆ
るCR機(カードリーディング機)と称されるものの場
合、大きく分けてパチンコ機と、遊技媒体貸出装置とし
てのカード式玉貸機(以下、単に玉貸機或いはカードサ
ンドという)によって構成され、これらが対をなして設
置されるが、この場合図1及び図2においては、玉貨機
の図示を省略している。なお、この玉貸機(いわゆるカ
ードサンド)は、後述する図9においては符号240で
示される。
【0011】このパチンコ機は、図1に示すように、前
面枠11(本体枠)が機枠12に対して開閉自在に取付
けられ、遊技領域が形成された遊技盤10(図5に示
す)は、この前面枠11の上側中央部に取付けられてい
る。また、この前面枠11には、その前面上側を覆うよ
うにガラス枠13(クリア部材保持枠)が開閉自在に取
付けられ、このガラス枠13により保持されるガラス1
4(クリア部材)を介して前面枠11に取付けられた遊
技盤前面(特に遊技領域)が視認可能となっている。ま
た、このガラス枠13の下側には、前面枠11の前面下
側を覆うように、開閉パネル15が配置され、前面枠1
1に対して開閉自在に取付けられている。さらに、この
開閉パネル15の下側には、下部パネル16が前面枠1
1に対して一体的に設けられている。なお、下部パネル
16は、前面枠11に一体成形されていてもよいし、前
面枠11に対して別体のパネル部材をネジ止め等により
固定して設けてもよい。またこのパチンコ機は、遊技
盤、前面枠11、機枠12、ガラス枠13、開閉パネル
15、及び下部パネル16等を構成する主な構成部材
が、全て合成樹脂により形成されている。またクリア部
材は、上記ガラス14(ガラス板)に限られず、例えば
透明又は半透明のプラスチックボードであってもよいこ
とはいうまでもない。
【0012】また、遊技盤の前面には、後述するように
パチンコ玉を上方から落下させつつアウトあるいはセー
フの判定を行う領域(遊技領域)が形成され、入賞口に
玉が入って有効にセーフとなる場合は、所定数の賞品玉
が上皿22に排出されるように制御される構成となって
いる。なおここでは、遊技盤における遊技領域はどのよ
うなものでもよく、遊技球を使用するパチンコ遊技機で
あれば、任意の構成を取り得る。例えば、いわゆる「第
1種」に属するもので、複数の図柄を可変表示可能な可
変表示装置を備え、この表示装置における可変表示結果
が予め定められた特別図柄で表示されたことを条件に遊
技者に有利な特別遊技状態(大当り状態)を発生可能な
遊技機でもよい。また、表示装置の図柄内容を変化させ
てゲームを行うもので、「第3種」に属する遊技機、あ
るいは表示装置を備えた他の種類の遊技機、いわゆる
「第2種」に属する遊技機、又はその他の機種(例え
ば、他種タイプ)等に幅広く適用が可能である。また、
表示装置を備えていない各種類の遊技機にも適用するこ
とができる。本例では「第1種」に属するタイプのもの
を用いた例を以下説明する。
【0013】前面枠11は、図1に示すように、上側ヒ
ンジ17と下側ヒンジ18とにより、機枠12に対して
開閉自在に取付けられ、上部の左右両側には、スピーカ
ー(図9において符号203で示す)が内蔵され、この
箇所の表面に複数形成された放音孔19又は20を経由
して前面側にステレオ音が放音される構成となってい
る。なお、この前面枠11のスピーカが配置された部分
は、この場合本発明の機能部材の一つに相当しており、
図1及び図2に示すように外観上左右対称形状とされて
いる。また、前面枠11の開閉側(右側)の縁部には、
前面枠及びガラス枠の施錠装置(図示省略)の鍵挿入部
21が形成されている。前面枠11を開く場合には、鍵
挿入部21に所定のキーを挿入して一方向(例えば時計
回り方向)に回動操作すれば、施錠装置のロック状態が
解除されて前面枠11のみがオープンし、また鍵挿入部
21に所定のキーを挿入して他方向(例えば反時計回り
方向)に回動操作すれば、ガラス枠13が前面枠11に
対してオープンする。なお、挿入したキーを一方向に所
定角度(例えば90度)回転させると前面枠11がオー
プンし、さらに一方向に所定角度(例えばさらに90
度)回転させるとガラス枠13もオープンするといった
構成とすることもできる。
【0014】また、開閉パネル15は、例えばガラス枠
13を開けることにより、オープン可能となり、ガラス
枠13が閉じていると、図示省略した係止部によりガラ
ス枠13に対して係止し開動不能とされる(即ち、ロッ
クされる)。或いは、開閉パネル15を前面枠11に対
して施錠する施錠装置を設け、この施錠装置の解錠操作
部を内部(ガラス枠13の裏側等)に設けて、ガラス枠
13を開けることにより、この解除操作部が操作可能と
なる構成でもよい。なお、図1に示すように、鍵挿入部
21は若干ガラス枠13側に食込むように配置されてお
り、ガラス枠13の側端面には、図示省略しているが、
これに対応する位置に断面半円状の切り欠きが形成され
ている。なお、図2においては、鍵挿入部21の図示を
省略している。
【0015】ガラス枠13は、ほぼ中央に開口部13a
(中央開口部)が形成され、開口部13aを通して遊技
盤前面(特に遊技領域)が見えるようになっている。こ
のガラス枠13の上部、即ちガラス面(視認領域)上部
は、上方まで大きく延びており、またこのガラス枠13
の上部左右両側は、前述のスピーカーの配置場所を避け
るように、傾斜した外形となっていて、結果としてガラ
ス枠13は全体として左右対称の6角形状の外形となっ
ている。なお、ガラス枠13の詳細構成については図5
乃至図6により後述する。
【0016】開閉パネル15には、発射前の遊技球を一
時保持して前面枠11の下側に設けられた発射装置(図
示省略)に供給可能な上皿22(遊技球貯留皿)が設け
られている。またこの上皿22には、図1乃至図4に示
す如く上皿22の玉を後述の下皿28(遊技球受け皿)
に移す玉通路開閉用の押し釦23と、玉貨機に投入され
たプリペードカードの残高を表示するカード残高表示器
24と、玉を購入するときに操作される玉貸釦25と、
プリペイドカードを排出するときに操作されるカード排
出釦26aと、玉貨機にプリペードカードが投入された
ときに玉貸しが可能であることを表示する玉貸し有効表
示器26bとが設けられている。なお、この場合上皿2
2は、本発明の機能部材の一つであり、少なくとも正面
から見た外観上の形状が左右対称となっている。また、
この上皿22に設けられた各種操作関連要素(押し釦2
3,カード残高表示器24,玉貸釦25,カード排出釦
26a,玉貸し有効表示器26b)は、本発明の操作部
材であり、上皿22の中央に図示の如く左右対称状態に
配設されている。
【0017】またこの上皿22の内部には、図3乃至図
4に示すように、左右両側から遊技球が円滑に流入可能
となり、また内部の遊技球が両側から円滑に流れ落ちて
下皿28側に抜き出されるように、左右両側に導入傾斜
面22b,22cが形成されている。そして、この場合
右側の導入傾斜面22cの奥側下方には、図4に示すよ
うに、左側の導入傾斜面22bの延長方向に傾斜して、
図示省略した発射装置の発射部に遊技球を一列状態にし
て案内する導入路22dが形成され、右側の導入傾斜面
22cに沿って上皿22の中央部に流れ落ちる遊技球
が、図4の矢印に示すように向きを変えて、左側の導入
傾斜面22bに沿って流れ落ちる遊技球と混ざりあって
この導入路22dに流入する構成となっている。なおこ
の場合には、図8に示すように、右側の導入傾斜面22
cの下流奥側の端縁に沿って斜め又は鉛直方向に立設さ
れた案内リブ22eを形成し、遊技球が上皿22の中央
部に流れ落ちる前に横方向に流れて直接導入路22d上
に落下する流れ(いわゆるショートパス)を確実に阻止
する構成とするのが好ましい。このようにすれば、前記
ショートパスにより、右側の導入傾斜面22cから流れ
落ちる遊技球と、左側の導入傾斜面22bから流れ落ち
る遊技球とが、導入路22dにおいて対向状態に衝突し
て、複数の遊技球が押しあって流路を閉塞するいわゆる
ブリッジ現象が起こるのを、確実に防止できる。
【0018】一方、下部パネル16には、灰皿27と、
下皿28(遊技球受け皿)と、下皿28に貯留された玉
を外部下方に抜くための玉抜きレバー29と、前面枠1
1の下側に設けられた発射装置(図示略)の操作を行う
発射操作ハンドル30(発射操作部)とが設けられてい
る。この場合、灰皿27、下皿28、及び発射操作ハン
ドル30は、本発明の機能部材を構成しており、下皿2
8が中央に配置された左右対称形状のものとされるとと
もに、灰皿27及び発射操作ハンドル30が同一形状、
即ち略同径の球形状とされ、しかも下皿28の左右両側
の左右対称位置にそれぞれ配置されている。また灰皿2
7は、左右の支軸により回転可能になっていて、灰皿の
掃除がしやすくなっているとともに、開口部(灰収納
部)をパチンコ機側に向けてロックすることにより、禁
煙台としても使用できる構成となっている。
【0019】なお、図1において符号22aで示すもの
は、前面枠11の裏面等に設けられた排出装置(図示
略)から送出される賞球や貸玉を上皿22内に排出する
ための上皿排出口であり、また符号28aで示すもの
は、発射されたが遊技領域に達しなかったファール球
や、上皿22から抜き出された玉や、上皿22がいっぱ
いになったときに図示省略したオーバーフロー流路から
流出する賞球等(いわゆるオーバーフロー球)を、下皿
28内に排出するための下皿排出口である。
【0020】そして、このパチンコ機前面には、パチン
コ機前面の比較的外周側を囲むように、一連状態に配設
された帯状の電気的装飾部材40(機能部材)が設けら
れている。この電気的装飾部材40は、この場合ガラス
枠13と開閉パネル15と下部パネル16とにかけて連
続状態にしかも左右対称形状に配設され、内側の連続方
向複数箇所に電気的発光源(LED等)が備えられて、
点灯制御可能となっている。また、この電気的装飾部材
40は、ガラス枠13の前面縁部における上辺部と左右
の側辺部とに連続状態に配設され、内側に電気的発光源
が備えられた前面開閉枠レンズ部材41(前面開閉枠装
飾部材)と、この前面開閉枠レンズ部材41の左右両側
下端に連続した状態で、開閉パネル15の左右両側に配
設され、内側に電気的発光源が備えられた開閉パネルレ
ンズ部材42,43(開閉パネル装飾部材)と、これら
開閉パネルレンズ部材42,43の下端にそれぞれ連続
した状態で、下部パネル16の左右両側に配設され、内
側に電気的発光源が備えられた下部パネルレンズ部材4
4,45(下部パネル装飾部材)とよりなる。
【0021】これら各レンズ部材41〜45は、前面側
に突出する膨出状の形状とされ、透明又は半透明で、内
蔵された発光源の点灯光を透過可能である。これら各レ
ンズ部材41〜45の表面には一定の色彩が施されてい
てもよいし、統一された模様をなすカラフルな色彩が施
されていてもよい。なお、ガラス枠13に配設された前
面開閉枠レンズ部材41は、内部の電気的発光源(LE
D等)が区分けされてそれぞれ別個の基板に搭載される
ことにより、図2に示すように、上部41a、斜部41
b,41c、横部41d,41eとに分割されており、
後述する図9に示すように別個に点灯制御される。ま
た、前面開閉枠レンズ部材41の左側の斜部41bにお
ける外周側の特定位置は、図2に示すように、他の部分
と色分けされており、この場合賞球状態表示部85と補
給状態表示部86とが形成され、内部にはやはり独立の
基板に搭載された電気的発光源が配設されている。
【0022】B.ガラス枠の構成(第1例) 次に、ガラス枠13の詳細構成について、図5乃至図6
により説明する。ガラス枠13は、従来遊技盤に取付け
られて遊技領域の周囲を装飾していた装飾部材(いわゆ
るサイドケース)に相当する構成を裏面側に備えるもの
で、図6に示すように、本体枠50(クリア部材保持本
体枠部)と、この本体枠50の裏面側に開動自在に取付
けられたガラス保持機能枠60(クリア部材保持機能枠
部)とよりなる。本体枠50は、合成樹脂よりなるもの
で、前面に膨出状に形成され前述の前面開閉枠レンズ部
材41を構成する枠体部51と、この枠体部51のヒン
ジ側(正面から見て左側)に一体に形成された縦長板状
の支持部52とよりなる。枠体部51の裏面開口は、複
数の金属製の補強板53a,53b,53cがはめ込ま
れてネジ止め等により固定されており、これにより、枠
体部51の裏面が閉塞されて補強されるとともに、内部
に設けられた前述の電気的発光源が保護され、さらにこ
の電気的発光源の配置空間及び配線空間が形成される。
なお、枠体部51の中央開口が図1により説明した前述
の開口部13aを構成している。また、補強板53aの
裏面には、前述の鍵挿入部21から挿入されたキーによ
り操作される施錠装置(図示省略)の係合部が係合する
係合片54a,54bと、ガラス保持機能枠60の後述
の磁石65が磁力により密着する磁石受け用金属突起5
4cが設けられている。
【0023】この枠体部51内の電気的発光源、即ち前
述の前面開閉枠レンズ部材41の電気的発光源は、図示
省略しているが、例えば具体的には枠体部51の長手方
向に連続的に配設された複数のLEDであり、これらL
EDは、前述した上部41a、斜部41b,41c、横
部41d,41e、賞球状態表示部85及び補給状態表
示部86のそれぞれの区分け毎にグループ分けされて別
個の基板に搭載されている。なお上記電気的発光源とし
ては、LEDに限らず、ランプ(白熱灯)や蛍光燈を用
いてもよい。また、これら各LED基板からの配線は、
この場合一束のフラットケーブル55として、ヒンジ側
の補強板53aに形成された開口より引出され、前面枠
11の裏面(或いは遊技盤の裏面)等に配置された後述
の遊技盤制御装置200或いは排出制御装置220に接
続されている。支持部52の上下両面には、前面枠11
の左側部の上下に形成されたヒンジ穴(図示略)に回動
自在に嵌合するピンヒンジ(図6では上面側のみを符号
56で示す)が形成され、このピンヒンジが前記ヒンジ
穴に嵌合することにより、ガラス枠13の全体が前面枠
11に対して開閉可能となっている。また、支持部52
の裏面には、図6に示すようにガラス保持機能枠60を
開閉可能に支持するピンヒンジ57a,57bが上下に
形成されている。
【0024】ガラス保持機能枠60は、例えば合成樹脂
の一体成形品であり、図6に示すように、内周にガラス
板14が2枚挿入される溝が形成された枠体部61(ク
リア部材保持部)と、この枠体部61の裏面側に形成さ
れ、外形が6角形状の装飾板部62(装飾部材)とを有
する構造とされ、正面から見た外形形状が全体として本
体枠50より一回り小さい6角形とされたものである。
このガラス保持機能枠60の枠体部61は、上面側が開
口しており、この上面の開口から6角形状のガラス板1
4が2枚挿入され、ガラス板14の下縁及び両側縁が保
持される構成となっている。また枠体部61の左側面に
は、図6に示す如くヒンジ受け63,64が上下に形成
され、これらヒンジ受け63,64にそれぞれ形成され
たヒンジ穴に前述のピンヒンジ57a,57bのピン部
分(軸部分)が回動自在にはめ込まれることにより、ガ
ラス保持機能枠60が本体枠50に対して開閉可能に揺
動する構成となっている。また、枠本体部61の開閉側
の側端部前面には、前述の磁石受け用金属突起54cに
対向する位置に磁石65が固設されており、このガラス
保持機能枠60が本体枠50に対して閉じられると、磁
石65が前述の磁石受け用金属突起54cに磁力により
密着しこの閉じ状態が保持される構成となっている。
【0025】ガラス保持機能枠60の装飾板部62は、
従来には遊技盤に取付けられていた装飾部材(いわゆる
サイドケース)に相当するもので、ガラス枠13の全体
が閉じられたときに遊技盤10の遊技領域10a(図5
に示す)を囲むように位置して、ガラス14(即ち本体
枠50の中央開口)を介して前面側から視認可能となる
ものである。この装飾板部62には、図5及び図6に示
すように、遊技領域を露出させるための略円形の開口7
0が中央に形成され、さらにこの開口70の周囲に、ガ
ラス枠装飾レンズ部材71,72(ガラス枠装飾ラン
プ)、補給ランプレンズ部材73(ガラス枠補給ラン
プ)、排出ランプレンズ部材74(ガラス枠排出ラン
プ)、表示用開口部75,76が設けられたものであ
る。
【0026】この場合、ガラス枠装飾レンズ部材71,
72は、装飾板部62の正面から見て左側或いは上側に
それぞれ設けられた円弧状のもので、内部に設けられた
LED又はランプ等の電気的発光源とともに、遊技領域
周囲を電気的に装飾するガラス枠装飾ランプを構成して
いる。また、補給ランプレンズ部材73は、装飾板部6
2の正面から見て左上の比較的外周側に設けられたもの
で、内部に設けられたLED又はランプ等の電気的発光
源とともに、ガラス枠補給ランプを構成している。ま
た、排出ランプレンズ部材74は、装飾板部62の正面
から見て左上の比較的内周側に設けられたもので、内部
に設けられたLED又はランプ等の電気的発光源ととも
に、ガラス枠排出ランプを構成している。すなわち、こ
れらレンズ部材71,72,73,74,75は、本発
明の電気的装飾報知部材である各種ランプ類を構成して
いる。なお、これらレンズ部材の裏面側には、図5に示
すように共通の蓋部材77が取付けられ、各レンズ部材
とこの蓋部材77との間の空間に上記LED又はランプ
等の電気的発光源を搭載した基板が配置されている。そ
してこれら基板の配線は、図5に示すように、蓋部材7
7のヒンジ側の端部に形成された開口から引出されたケ
ーブル78により遊技盤制御装置200或いは排出制御
装置220に接続されており、上記ガラス枠装飾ラン
プ,ガラス枠補給ランプ及びガラス枠排出ランプの各電
気的発光源が点灯制御される。なお、この点灯制御につ
いては、後述する。
【0027】また、表示用開口部75は、この場合装飾
板部62の正面から見て右上側に設けられた円弧状のも
ので、図5に示すように、遊技盤10の表面セルの右上
側に設けられた表示81を正面側から視認可能とするも
のである。なお、ここでの表示81は、この場合遊技盤
10の表面セルに印刷されたもので、パチンコ機の機種
名と賞球数を記載した表示である。また、表示用開口部
76は、この場合装飾板部62の正面から見て右下側に
設けられた四角形状のもので、図5に示すように、遊技
盤10の表面セルの右下側に設けられた表示82を正面
側から視認可能とするものである。なお、ここでの表示
82は、この場合遊技盤10の表面セルに取付けられた
表示板よりなり、この表示板にはパチンコ機が適正なも
のであることを証明する証紙が貼付されている。なお、
この場合遊技盤10には、図5に示すような外レール8
3及び内レール84といった遊技領域囲い部材が取付け
られ、打球の落下領域が規制されることにより、この内
部にいわゆる遊技領域が形成されているが、この例で
は、遊技盤10の右上部分にはレールが配設されておら
ず、装飾板部62の内周面79の一部がこの部分の遊技
領域囲い部材として機能している。なお、図5において
符号101で示すものは、遊技領域10aの底部に設け
られたアウト口である。またなお、図示省略している
が、遊技領域10aには、アウト口101の他に遊技構
成部材である各種の要素(例えば可変表示器、普通電動
始動口、特別入賞装置、普通図柄表示器、釘、風車等)
が設けられている。
【0028】C.ガラス枠の構成(第2例) 次に、ガラス枠の構成の第2の形態例を図7により説明
する。なお、前述した図5に示す構成と同様の要素には
同符号を付して、その説明を省略する。この例のガラス
枠13aは、装飾板部62aの中央開口70aの内周形
状が、図5に示す例と若干異なっており、この装飾板部
62aの内周面79a(遊技領域囲い部材)が前述の外
レール83としても、また前述の内レール84の一部と
しても機能している点に主な特徴を有する。すなわち、
この場合遊技盤10には、アウト口101よりも左側部
分のみを囲う内レール84aのみが取付けられ、その他
の部分の遊技領域囲い部材は、外レールの基端部分83
aを除いて、全てが装飾板部62aの内周面79aによ
り構成されている。また外レールの基端部分83aは、
この場合開閉パネル15の裏側に取付けられている。な
お、ガラス枠13が閉じられたときには、外レールの基
端部分83aの先端が装飾板部62aの内周面79aに
形成された段部93(図7に示す)に接合し、またこれ
と同時に、内レール84aの右下端部が装飾板部62a
の内周面79aに形成された段部94(図7に示す)に
接合する構成となっている。
【0029】そしてこの場合には、装飾板部62aの内
周面79aのうちで、特に遊技球が強い圧力で転動又は
摺動するアウトレールに相当する部分に、金属片91
(遊技領域囲い部材)が取付けられている。金属片91
は、装飾板部62aの内周に密着するように円弧状に湾
曲した帯板状のもので、取付けネジを挿通する貫通孔が
形成された取付け片92が複数箇所に形成され、この取
付け片92に挿通したネジを装飾板部62aに捩じ込む
ことにより固定状態に取付けられる。この金属片91に
より、合成樹脂よりなる装飾板部62aの内周が遊技球
によって摩耗したり汚れたりすることが防止される。ま
た、ガラス枠13の本体枠50における裏面側の下縁中
央には、図7に示すように、ファール球ガイド95が固
定状態に設けられている。このファール球ガイド95
は、図示省略した発射装置により発射され、外レール
(この場合、基端部分83a及び内周面79aよりなる
レール)に沿って打ち上げられたが、遊技領域10a内
に到達できずに、再び外レールに沿って落下して戻って
きた遊技球を、開閉パネル15の中央裏面側に設けられ
たファール球回収流路(図示省略)に確実かつ迅速に導
入するための部材である。すなわち、このファール球ガ
イド95は、ガラス枠13が閉じられたときに、前記フ
ァール球回収流路の上部開口の正面から見て右側に位置
し、前述したように戻ってきた遊技球に当接することで
この遊技球が前記ファール球回収流路の上方を右側に行
き過ぎてしまうのを阻止し、このように戻ってきた全て
の遊技球を確実かつ円滑に前記ファール球回収流路に流
入させる機能を発揮する。
【0030】D.制御系の構成 次に、図9は本発明を適用したパチンコ装置における制
御系の一例を示すブロック図である。図9において、こ
の制御系は大きく分けると、遊技盤制御装置200、発
射制御装置210、排出制御装置220、及びこれら各
制御装置に接続されるセンサや表示器等の各種機器によ
って構成される。遊技盤制御装置200は、マイクロコ
ンピュータを含む回路で、例えば遊技盤の裏面に取付け
られたボードユニット(図示省略)により実現されてい
る。この遊技盤制御装置200は、図9に示すように、
遊技盤に設けられた各種電気機器201(例えば普通電
動始動口の始動スイッチや駆動ソレノイド、特別入賞装
置のカウントスイッチや継続スイッチ或いは駆動ソレノ
イド、普通図柄表示器等)や、表示制御装置202との
間で信号の授受を行い、遊技盤上の特別入賞装置や普通
図柄表示装置、或いは可変表示装置(特別図柄表示装
置)を制御して遊技を進行させるものである。また遊技
盤制御装置200は、スピーカー203や、電気的装飾
部材40の各レンズ部材41,42,43,44,45
内の各電気的発光源、さらにガラス枠装飾ランプを構成
する前述のレンズ部材71,72内の各電気的発光源に
それそれ接続されて、これらを制御し、後述するような
遊技状態に関する各種報知又は演出(枠LED制御処
理)を行う機能も有する。
【0031】なお、ここで表示制御装置202は、遊技
盤制御装置200から命令やデータを受けて可変表示装
置(図示略)の図柄を可変作動させるための制御を行う
ものである。また、遊技盤制御装置200は、遊技盤外
部入出力端子204及び中継装置231を介して、遊技
ホールの集中管理コンピュータ230に接続され、各種
の遊技情報(例えば大当り回数等)が送受信されるよう
になっている。ここで、中継装置231は、例えば遊技
ホールにおいて複数の遊技機が設置される遊技島に遊技
機毎に設けられるものであって、この場合店員を呼出す
ための呼出ランプを備える。
【0032】発射制御装置210は、発射関連機器21
1(例えば、発射装置や発射操作ハンドル30等)との
間で信号の授受を行い、発射操作ハンドル30の操作に
応じて遊技球を発射させる発射制御を行うものである。
また発射制御装置210は、電気的装飾部材40の開閉
パネル15又は下部パネル16に位置するレンズ部材4
2,43,44,45内の電気的発光源にそれそれ接続
されて、これらを制御し、後述するような発射状態に関
する各種報知又は演出(枠LED制御処理)を行う機能
も有する。
【0033】次に、排出制御装置220は、排出関連機
器221(例えば入賞球センサ、排出装置等)や補給ス
イッチ222、オーバーフロースイッチ223或いはガ
ラス枠スイッチ(図示略)との間で信号の授受を行うと
ともに、中継装置224を介して玉貸機(カードサン
ド)240と信号を送受信して、排出制御を行うもので
ある。ここで、排出制御とは、入賞があったときに所定
数の賞球を排出したり、玉貸し指令に基づいて貸し玉を
排出する制御である。また、排出制御装置220は、電
気的装飾部材40内の各電気的発光源のうち、ガラス枠
13のレンズ部材41の上部41a内の電気的発光源を
除く全ての電気的発光源にそれそれ接続されて、これら
を制御し、後述するような排出状態やその他の枠情報
(補給スイッチオン状態、オーバーフロースイッチオン
状態、ガラス枠開放状態含む)に関する各種報知又は演
出(枠LED制御処理)を行う機能も有する。
【0034】また、発射制御装置210及び排出制御装
置220は、枠外部入出力端子212及び中継装置23
1を介して、遊技ホールの集中管理コンピュータ230
に接続され、各種の枠情報が送受信されるようになって
いる。ここで、枠情報には、例えば、玉補給信号
(大)、玉補給信号(小)、玉発射信号、賞球排出信
号、及びガラス枠開放信号等がある。なお、ガラス枠開
放信号は、ガラス枠13の施錠装置等に設けられてガラ
ス枠13の開放を検出するガラス枠スイッチ(図示略)
の信号を受けて、この場合排出制御装置220より出力
される。
【0035】E.制御系の動作 次に、上記の制御系により行われるパチンコ機の制御に
ついて説明する。なおここでは、繁雑になるのを避ける
ため、発射制御装置210による発射制御、及び排出制
御装置220による排出制御についての説明は省略す
る。 (a)遊技制御 まず、遊技制御の概要について説明する。遊技制御は、
遊技盤制御装置200により行われる。始動スイッチか
らの信号により、遊技盤上の普通電動始動口(図示略)
に玉が入ったことを検知した遊技盤制御装置200は、
可変表示装置の表示図柄を回転させるとともに、所定の
大当り確率に基づいて、所定のタイミングで乱数抽出等
を行って特別遊技状態(大当り状態)を発生させるか否
かの判定処理を実行し、さらに可変表示装置の停止図柄
を決定して、これに応じて可変表示装置の表示図柄を変
化させる。例えば、大当りと決定した場合には、可変表
示装置の表示図柄を最終的にゾロ目(例えば「77
7」)で停止させ、大当りでない場合には、表示図柄を
ゾロ目以外の状態(例えば「227」)で停止させる。
なおこの際の大当り確率の設定は、例えば乱数抽出にお
いて大当りとなる数字の設定数の増減等により行われ
る。この大当り確率は、いわゆる確率変動を行わないノ
ーマル機においては予め設定された一定値であるが、い
わゆる確率変動機と呼ばれる機種の場合には、遊技盤制
御装置200の遊技制御中の処理において、遊技状態に
応じて自動的に設定変更され増減する。例えば、大当り
したときの表示図柄が、所定の確率変動図柄であること
を条件に、その後の大当り確率を一定期間増加させる等
の処理が行われる。
【0036】また、可変表示装置の表示図柄の回転を停
止させる際には、所定の条件によりリーチ発生か否かを
決定し、リーチ発生の場合には所定のリーチアクション
を行う。例えば、大当りを発生させないと決定した場合
でも、決定された停止図柄の左右が等しい場合(例えば
「232」)には、まず、左右の図柄を所定の停止図柄
(「2」)に停止させた後、中央の図柄をゆっくり回転
させた後、最終的に所定の停止図柄(「3」)に停止さ
せるという表示動作を行って、遊技のスリル等を高める
演出を行う。なおこの際、遊技盤制御装置200の制御
により、電気的装飾部材40(レンズ部材41〜45)
内の電気的発光源やガラス枠装飾レンズ部材71,72
内の電気的発光源が点灯制御(詳細後述する)され、ス
ピーカー433から効果音出力が行われることによって
も、このリーチアクションの演出が行われる。
【0037】そして、前述の判定で大当りと決定し、可
変表示装置の表示図柄を最終的にゾロ目(例えば「77
7」)で停止させると(即ち、大当りが発生すると)、
遊技盤制御装置200は以下の大当り処理を行う。すな
わち、特別変動入賞装置の大入賞口を所定期間開放して
開く動作を複数回連続させる。例えば、特別変動入賞装
置のカウントスイッチから検知される入賞球の数をカウ
ントして所定数となったときに大入賞口を閉じる処理を
行い、また大入賞口の開放中に継続スイッチの信号によ
りいわゆるV入賞した玉があったことを判別した場合に
は、一定の限界に達するまで再度連続して大入賞口を開
放する処理を実行し、大当り状態を継続する。なおこの
大当り状態においても、遊技盤制御装置200の制御に
より、電気的装飾部材40(レンズ部材41〜45)内
の電気的発光源やガラス枠装飾レンズ部材71,72内
の電気的発光源が点灯制御(詳細後述する)されること
により、或いはスピーカー433から効果音が放音され
ることによって、この大当り状態の演出が行われる。
【0038】また、遊技盤制御装置200は、上記大当
りに関する処理を行う一方で、普通図柄表示器(通常一
桁の数字等を回転表示する表示器で、以下普図とい
う。)の動作を伴う普図当りに関する処理も行う。すな
わち、所定のセンサによりいわゆる遊技盤上の普図始動
ゲート(いわゆるゴーチャッカー)を玉が通過したこと
を検知した遊技盤制御装置200は、遊技盤上の普図の
表示図柄を回転させるとともに、所定の普図当り確率に
基づいて、所定のタイミングで乱数抽出等を行って普図
当り状態を発生させるか否かの判定処理を実行し、さら
に普図の停止図柄を決定して、これに応じて普図の表示
図柄を変化させる。例えば、普図当りと決定した場合に
は、普図の表示図柄を最終的に所定の図柄(例えば
「7」)で停止させ、普図当りでない場合には、表示図
柄を所定の図柄以外の状態(例えば「2」)で停止させ
る。
【0039】そして、上述の判定で普図当りと決定し、
普図の表示図柄を最終的に所定の図柄(例えば「7」)
で停止させると(即ち、普図当りが発生すると)、遊技
盤制御装置200は以下の普図当り処理を行う。すなわ
ち、例えばチューリップタイプの普通電動始動口を所定
時間(通常0.5秒程度)開く動作を行い、普通電動始
動口に入賞し易くする。なお、上記普図当り処理におい
て、普図の表示図柄の回転を開始し、最終的にいずれか
の図柄に停止させるまでの時間(以下、普図回転時間と
いう。)は、通常は例えば60秒程度であるが、例えば
前述の大当りが発生した後の一定期間においては、この
普図回転時間を例えば5〜6秒に短くして、単位時間当
りの普図の当り回数を多くする処理(以下、普図時短制
御)が行われる。そして、この普図時短制御中に普図当
りとなると、普通電動始動口を開く時間を例えば3秒程
度に長くする。また、この普図時短制御は、例えば可変
表示装置の表示図柄回転(大当り判定処理)が所定回数
(例えば50回)行われると終了する。
【0040】(b)遊技盤制御装置による枠LED制御
処理 次に、電気的装飾部材40内の電気的発光源を点灯又は
点滅させることによって行われる報知又は演出処理(以
下、枠LED制御処理という。)であって、遊技盤制御
装置200により行われるものについて、図10のフロ
ーチャートにより説明する。なおこの処理は、上記遊技
制御の処理の一部であって、プログラム上では、上記遊
技制御のメインルーチン(図示省略)、或いはその下位
のサブルーチンに対するサブルーチンとして実行される
処理である。そして、遊技制御のメインルーチンは、パ
チンコ装置の電源投入と同時に開始され、例えば最終ス
テップ終了後のリセット待ち処理において所定のサイク
ルタイムでハード的に割込みがかかって繰返し実行さ
れ、これに伴ってこの処理もメインルーチンの一部とし
て繰返し実行される。
【0041】この処理のサブルーチンが開始されると、
まずステップS100で大当り状態であるか否か判定さ
れ、大当り状態であればステップS102に進み、大当
り状態でなければステップS104に進む。ステップS
102では、大当り状態の報知及び演出のために、電気
的装飾部材40の全てのレンズ部材41(41a〜41
e),42,43,44,45内の全ての電気的発光源
(例えばLED)を点灯又は点滅及び移動点滅させる処
理を行い、ステップS103を実行した後ステップS1
08に進む。具体的には、電気的装飾部材40内の各基
板の全発光源を同期させて一体的に点灯又は点滅させて
もよいし、各基板毎に同期させて一体的に点灯又は点滅
させてもよい。また、区分けされた各基板毎の領域にお
いてそれぞれ連続的な点滅(即ち移動点滅)を行っても
よいし、電気的装飾部材40の全範囲で各領域の境界を
またぐように全LEDを移動点滅させてもよい。さら
に、これら点灯又は点滅動作が部分的に組合わされたよ
うな制御を行ってもよい。これにより、大当り状態の枠
側装飾による報知及び演出が従来にない効果的なものと
なる。すなわち、前面開閉枠であるガラス枠13とその
下部の開閉パネル15と、さらにその下部に位置する下
部パネル16とにかけて、全体的に電気的な光の装飾に
よる演出がなされる。なおここで、移動点滅とは、点灯
している発光源の位置が順次一方向又は両方向に進んで
行くような点滅制御の方式をいい、各領域の境界で区切
られることなく行うようにすると、より斬新的な演出効
果が得られる。
【0042】そして、電気的装飾部材40の上記点灯制
御を行うとともに、ステップS103では、前述のガラ
ス保持機能枠60の装飾板部62に設けられたガラス枠
装飾レンズ部材71,72内の発光源(ガラス枠装飾ラ
ンプ)を、比較的短い周期で点滅させる処理を行う。こ
れにより、遊技領域の周囲近傍においても、光の装飾に
よる大当り状態の演出がなされる。
【0043】次にステップS104では、リーチ状態で
あるか否か判定され、リーチ状態であればステップS1
06及びステップS107に順次進み、リーチが発生し
ていなければステップS108に進む。ステップS10
6では、リーチ状態の報知及び演出のために、前面開閉
枠の装飾部材(即ち、ガラス枠13に配された前面開閉
枠レンズ部材41(41a〜41e)内の全ての発光
源)を点滅及び移動点滅させる処理を行い、ステップS
107を実行してステップS108に進む。具体的に
は、前面開閉枠レンズ部材41内の各基板の全発光源を
同期させて一体的に点灯又は点滅させてもよいし、各基
板毎に同期させて一体的に点灯又は点滅させてもよい。
また、区分けされた各基板毎の領域においてそれぞれ連
続的な点滅(即ち移動点滅)を行ってもよいし、前面開
閉枠レンズ部材41の全範囲で各領域の境界をまたぐよ
うに全発光源を移動点滅させてもよい。さらに、これら
点灯又は点滅動作が部分的に組合わされたような制御を
行ってもよい。これにより、リーチ状態の枠側装飾によ
る報知及び演出が従来にない効果的なものとなる。すな
わち、前面開閉枠であるガラス枠13の周縁(即ち遊技
領域の周囲)において、電気的な光の装飾による演出が
なされる。
【0044】そして、前面開閉枠の装飾部材41の上記
点灯制御を行うとともに、ステップS107では、前述
のガラス保持機能枠60の装飾板部62に設けられたガ
ラス枠装飾レンズ部材71,72内の発光源(ガラス枠
装飾ランプ)を、連続的に点灯させる処理を行う。これ
により、遊技領域の周囲近傍においても、光の装飾によ
るリーチ状態の演出がなされる。
【0045】次にステップS108では、確率変動状態
であるか否か判定され、確率変動状態であればステップ
S110に進み、確率変動状態でなければステップS1
12に進む。ステップS110では、確率変動状態の報
知及び演出のために、前面開閉枠の上辺部と傾斜部の装
飾部材(即ち、前面開閉枠レンズ部材41の上部41
a,斜部41b,41c内の発光源)のみを点滅及び移
動点滅させる処理を行い、ステップS111を経てステ
ップS112に進む。具体的には、前面開閉枠の上辺部
と傾斜部の各基板の全発光源を同期させて一体的に点灯
又は点滅させてもよいし、各基板毎に同期させて一体的
に点灯又は点滅させてもよい。また、区分けされた各基
板毎の領域においてそれぞれ連続的な点滅(即ち移動点
滅)を行ってもよいし、各基板の全範囲で各領域の境界
をまたぐように全発光源を移動点滅させてもよい。さら
に、これら点灯又は点滅動作が部分的に組合わされたよ
うな制御を行ってもよい。これにより、確率変動状態の
枠側装飾による報知及び演出が従来にない効果的なもの
となる。すなわち、前面開閉枠であるガラス枠13の上
辺部及び傾斜部(即ち遊技領域の上部及び斜め上部)に
おいて、電気的な光の装飾による演出がなされる。
【0046】そして、前面開閉枠の装飾部材41の上記
点灯制御を行うとともに、ステップS111では、前述
のガラス保持機能枠60の装飾板部62に設けられたガ
ラス枠装飾レンズ部材71,72内の発光源(ガラス枠
装飾ランプ)を、比較的長い周期で点滅させる処理を行
う。これにより、遊技領域の周囲近傍においても、光の
装飾による確率変動状態の演出がなされる。
【0047】次にステップS112では、普図時短制御
中か否か判定され、普図時短制御中であればステップS
114に進み、普図時短制御中でなければメインルーチ
ン等にリターンする。ステップS114では、普図時短
状態の報知及び演出のために、前面開閉枠の上辺部の装
飾部材(即ち、前面開閉枠レンズ部材41の上部41a
内の発光源)のみを点滅及び移動点滅させる処理を行
い、終了後にメインルーチン等にリターンする。具体的
には、前面開閉枠レンズ部材41の上部41a内の基板
に搭載された複数の発光源の全てを同期させて一体的に
点灯又は点滅させてもよいし、前記基板の複数の発光源
により連続的な点滅(即ち移動点滅)を行ってもよい。
さらに、これら点灯又は点滅動作が部分的に組合わされ
たような制御を行ってもよい。これにより、普図時短状
態の枠側装飾による報知及び演出が従来にない効果的な
ものとなる。すなわち、前面開閉枠であるガラス枠13
の上辺部(即ち遊技領域の上部)において、電気的な光
の装飾による演出がなされる。
【0048】そして、前面開閉枠の装飾部材41の上記
点灯制御を行うとともに、ステップS115では、前述
のガラス保持機能枠60の装飾板部62に設けられたガ
ラス枠装飾レンズ部材71,72内の発光源(ガラス枠
装飾ランプ)を、比較的長い周期で点滅させる処理を行
う。これにより、遊技領域の周囲近傍においても、光の
装飾による普図時短状態の演出がなされる。
【0049】(c)発射制御装置によるによる枠LED
制御処理 次に、発射制御装置210により行われる枠LED制御
処理について、図11のフローチャートにより説明す
る。なおこの処理は、発射制御の処理の一部であって、
プログラム上では、発射制御のメインルーチン(図示省
略)、或いはその下位のサブルーチンに対するサブルー
チンとして実行される処理である。そして、発射制御の
メインルーチンは、パチンコ装置の電源投入と同時に開
始され、例えば最終ステップ終了後のリセット待ち処理
において所定のサイクルタイムでハード的に割込みがか
かって繰返し実行され、これに伴ってこの処理もメイン
ルーチンの一部として繰返し実行される。
【0050】この処理のサブルーチンが開始されると、
まずステップS120で発射処理中であるか否か判定さ
れ、発射処理中であればステップS122に進み、発射
処理中でなければステップS124に進む。ステップS
122では、発射状態の報知及び演出のために、下部パ
ネル16の右側の装飾部材(即ち、下部パネルレンズ部
材45内の発光源)を点灯又は点滅及び移動点滅させる
処理を行い、ステップS124に進む。具体的には、下
部パネルレンズ部材45内の基板の複数の発光源を同期
させて一体的に点灯又は点滅させてもよいし、これら複
数の発光源により連続的な点滅(即ち移動点滅)を行っ
てもよい。さらに、これら点灯又は点滅動作が部分的に
組合わされたような制御を行ってもよい。これにより、
発射状態の枠側装飾による報知及び演出が従来にない効
果的なものとなる。すなわち、下部パネル16の右側部
分の電気的な光の装飾がなされる。下部パネル16の右
側部分には発射操作ハンドル30が配置され、この場合
この発射操作ハンドル30の近傍の下部パネルレンズ部
材45が発光することになるため、特に発射状態の報知
が確実になる。
【0051】次にステップS124では、止め打ち遊技
監視処理を行う。これは、例えば発射操作ハンドル30
に設けられた単発スイッチ或いはタッチスイッチを利用
して、連続的に遊技球の発射を行わないで、一定の間隔
で(例えばメトロノーム等の特別な装置を使用して、乱
数の更新周期に合わせて)遊技球を一発ずつ又は複数発
射するといった止め打ち操作(遊技ホールによっては、
遊技者に平等な遊技を行わせるため禁止される操作)を
監視する処理で、例えば遊技球の発射間隔等を検出する
ことにより行われる。そして、ステップS126では、
上記止め打ち遊技監視処理により止め打ち遊技が行われ
ているか否か判定され、止め打ち遊技中であればステッ
プS128に進み、止め打ち遊技中でなければメインル
ーチン等にリターンする。ステップS128では、止め
打ち遊技状態の報知のために、開閉パネル15及び下部
パネル16の装飾部材(即ち、開閉パネルレンズ部材4
2,43及び下部パネルレンズ部材44,45内の発光
源)を移動点滅させる処理を行う。具体的には、例え
ば、左側の開閉パネルレンズ部材42及び下部パネルレ
ンズ部材44内の複数の発光源により、連続的な点滅
(即ち移動点滅)を行い、また同時に、右側の開閉パネ
ルレンズ部材43及び下部パネルレンズ部材45内の複
数の発光源により、連続的な点滅(即ち移動点滅)を行
う。これにより、止め打ち遊技状態の報知が従来にない
効果的なものとなる。すなわち、開閉パネル15と下部
パネル16の左右両側部分の区切り無しの発光により、
止め打ち遊技状態の報知が的確になされ、係員に直ちに
報知される。
【0052】なお、止め打ち遊技状態の報知処理として
は、上記装飾部材の点灯又は点滅の他に、スピーカー
(例えばスピーカー203)により警報音を出力しても
よい。また、上記止め打ち遊技の監視処理(例えば上記
ステップS126,S128の処理)は、適宜実行しな
いように設定できるようにし、ホール側の設備(例えば
ホールコンピュータ)により上記止め打ち遊技の監視処
理を行わないように設定解除できる機能(例えばスイッ
チ操作等による設定解除機能)、或いは特定の止め打ち
周期のみを監視するための監視周期の調整機能を備えて
もよい。
【0053】(d)排出制御装置によるによる枠LED
制御処理 次に、排出制御装置220により行われる枠LED制御
処理について、図12のフローチャートにより説明す
る。なおこの処理は、排出制御の処理の一部であって、
プログラム上では、排出制御のメインルーチン(図示省
略)、或いはその下位のサブルーチンに対するサブルー
チンとして実行される処理である。そして、排出制御の
メインルーチンは、パチンコ装置の電源投入と同時に開
始され、例えば最終ステップ終了後のリセット待ち処理
において所定のサイクルタイムでハード的に割込みがか
かって繰返し実行され、これに伴ってこの処理もメイン
ルーチンの一部として繰返し実行される。
【0054】この処理のサブルーチンが開始されると、
まずステップS130で賞球処理中(賞球排出処理中)
であるか否か判定され、賞球処理中であればステップS
132及びステップS133に順次進み、賞球処理中で
なければステップS134に進む。ステップS132で
は、賞球処理の報知及び演出のために、前面開閉枠の左
上傾斜部の装飾部材(即ち、前面開閉枠レンズ部材41
の賞球状態表示部85内の発光源)を点灯させる処理を
行い、ステップS134に進む。具体的には、賞球状態
表示部85内の複数の発光源を例えば同期させて一体的
に点灯させる。これにより、前面開閉枠レンズ部材41
において他の部分と異なる固有の色彩が施された賞球状
態表示部85のみが発光して、賞球処理の枠側装飾によ
る報知及び演出が的確かつ効果的なものとなる。
【0055】そして、ステップS133では、やはり賞
球処理の報知及び演出のために、前述のガラス保持機能
枠60の装飾板部62に設けられた排出ランプレンズ部
材74内の発光源(ガラス枠排出ランプ)を、点灯させ
る処理を行う。これにより、遊技領域の周囲近傍におい
ても、賞球処理の電気的な報知及び演出がなされる。
【0056】次にステップS134では、玉貸し処理中
(貸し玉排出処理中)であるか否か判定され、玉貸し処
理中であればステップS136及びステップS137に
順次進み、玉貸し処理中でなければステップS138に
進む。ステップS136では、玉貸し処理の報知のため
に、開閉パネル15の左側の装飾部材(即ち、開閉パネ
ルレンズ部材42内の発光源)を点灯させる処理を行
う。具体的には、開閉パネルレンズ部材42内の基板に
搭載された複数の発光源を例えば同期させて一体的に点
灯させる。これにより、開閉パネル15の左側部分の発
光により、玉貸し処理の報知が的確になされる。
【0057】そして、ステップS137では、やはり玉
貸し処理の報知のために、前述のガラス保持機能枠60
の装飾板部62に設けられた排出ランプレンズ部材74
内の発光源(ガラス枠排出ランプ)を、点灯させる処理
を行う。これにより、遊技領域の周囲近傍においても、
玉貸し処理の電気的な報知がなされる。
【0058】次に、ステップS138で補給スイッチ2
22がオンであるか否か判定され、オンであればステッ
プS140及びステップS141に順次進み、オンでな
ければステップS142に進む。なおここで、補給スイ
ッチ222とは、前面枠の裏面上部等に取付けられて遊
技島側から補給される遊技球を一時的に貯留する貯留タ
ンク内に設けられたセンサで、この貯留タンク内の遊技
球が残り少なくなるとオンするものであり、この補給ス
イッチのオンにより遊技球の補給処理が島側に指令され
て実行される。ステップS140では、補給スイッチの
オン状態の報知のために、前面開閉枠の左上傾斜部の装
飾部材(即ち、前面開閉枠レンズ部材41の補給状態表
示部86内の発光源)を点灯させる処理を行う。具体的
には、補給状態表示部86内の複数の発光源を例えば同
期させて一体的に点灯させる。これにより、前面開閉枠
レンズ部材41において他の部分と異なる固有の色彩が
施された補給状態表示部86のみが発光して、補給スイ
ッチオン状態の枠側装飾による報知が的確になされる。
【0059】そして、ステップS141では、やはり補
給スイッチのオン状態の報知のために、前述のガラス保
持機能枠60の装飾板部62に設けられた補給ランプレ
ンズ部材73内の発光源(ガラス枠補給ランプ)を、点
灯させる処理を行う。これにより、遊技領域の周囲近傍
においても、補給スイッチのオン状態の電気的な報知が
なされる。
【0060】次にステップS142では、ガラス枠スイ
ッチがオンであるか否か判定され、オンであればステッ
プS144に進み、オンでなければステップS146に
進む。なおここで、ガラス枠スイッチ(図示省略)と
は、ガラス枠13の施錠装置等に設けられてガラス枠1
3の開放を検出するスイッチである。ステップS144
では、ガラス枠開放状態の報知のために、ガラス枠13
の両側辺部の装飾部材(即ち、前面開閉枠レンズ部材4
1の横部41d,41e内の発光源)を点灯させる処理
を行う。具体的には、前面開閉枠レンズ部材41の横部
41d,41e内の基板に搭載された複数の発光源を例
えば同期させて一体的に点灯させる。これにより、ガラ
ス枠13が開放されると、このガラス枠13の両サイド
が発光し、ガラス枠13が開放状態であることの報知が
的確になされる。
【0061】次にステップS146では、オーバーフロ
ースイッチ223がオンであるか否か判定され、オンで
あればステップS148に進み、オンでなければステッ
プS150に進む。なおここで、オーバーフロースイッ
チ223とは、下皿28(遊技球受け皿)に賞球等をオ
バーフローさせる流路内に設けられ、この流路内に遊技
球が充満したこと、即ち下皿28がいっばいであること
(オバーフロー状態)を検出するスイッチである。ステ
ップS148では、上記オバーフロー状態の報知のため
に、下部パネル16の左右両側の装飾部材(即ち、下部
パネルレンズ部材44,45内の発光源)を例えば移動
点滅させる処理を行う。具体的には、下部パネルレンズ
部材44内の基板に搭載された複数の発光源を順次連続
的に点灯させるとともに、これと同時に、下部パネルレ
ンズ部材45内の基板に搭載された複数の発光源を順次
連続的に点灯させて、左右両側それぞれで移動点滅を行
う。これにより、オバーフロー状態であることが、下部
パネル16の左右両側の発光(この場合移動点滅)によ
り、的確に報知される。特に、この場合下部パネルレン
ズ部材44,45は、下皿28に向うように下皿28の
両側において傾斜した状態に配置されているため、下皿
28に関連した報知であることが一見して分り、報知内
容を誤る可能性が特に少ない。
【0062】次にステップS150では、玉貸機(カー
ドサンド240)からの信号により、玉貸機にいわゆる
パッキーカードと呼ばれるプリペイドカードが挿入され
ているか否か判定され、挿入中であればステップS15
2に進み、挿入されてなければメインルーチン等にリタ
ーンする。ステップS152では、パッキーカードが挿
入中であることの報知のために、開閉パネル15の右側
の装飾部材(即ち、開閉パネルレンズ部材43内の発光
源)を点灯させる処理を行う。具体的には、開閉パネル
レンズ部材43内の基板に搭載された複数の発光源を例
えば同期させて一体的に点灯させる。これにより、パッ
キーカードが挿入中であることが、開閉パネル15の右
側の発光により、的確に報知される。
【0063】以上のように本実施例では、遊技盤10の
表面における遊技領域10a以外の領域を装飾する装飾
部材(装飾板部62)を、クリア部材保持枠(ガラス枠
13)を閉鎖したときにその中央開口部13aから臨め
る状態で、クリア部材保持枠の裏面側に配設した。ま
た、前記装飾部材(装飾板部62)は、遊技状態或いは
遊技球の排出に関する状態の報知或いは装飾を電気的に
行う、電気的装飾報知部材(ガラス枠装飾レンズ部材7
1,72(ガラス枠装飾ランプ)、補給ランプレンズ部
材73(ガラス枠補給ランプ)、排出ランプレンズ部材
74(ガラス枠排出ランプ))を備えている。また、遊
技盤10における遊技領域10a以外の領域には、遊技
盤10の種類に対応した表示81、或いは遊技盤10の
仕様又は品質を証明する表示82が施され、前記装飾部
材には該表示を中央開口部13aから透視可能にする表
示用開口部75,76を形成した。また、装飾部材(装
飾板部62)における遊技領域10aとの境界部(装飾
板部62の内周)により、打球の落下領域を規制するこ
とにより遊技領域10aの外縁を構成する遊技領域囲い
部材を形成した。また、クリア部材保持枠(ガラス枠1
3)を、前記本体枠(前面枠11)に開閉可能に配設さ
れるクリア部材保持本体枠部(本体枠50)と、該クリ
ア部材保持本体枠部に開閉可能に配設され、前記装飾部
材とクリア部材を保持するクリア部材保持部(枠体部6
1)とを備えたクリア部材保持機能枠部(ガラス保持機
能枠60)と、から構成した。また、発射され前記遊技
領域に到達しないで戻ってきた遊技球を案内するファー
ル球ガイド95を、クリア部材保持枠(ガラス枠13)
の裏面側に配設した。
【0064】したがって、以下の効果を得ることができ
る。 (1)遊技盤10における遊技領域10a以外の装飾を
行う装飾部材(装飾板部62)を、クリア部材保持枠
(ガラス枠13)に配設したことにより、装飾部材を遊
技盤10とは別個に扱うことができるようになり、遊技
盤10の交換時にこの装飾部材を付替える必要も、また
遊技盤10とともに交換する必要もなく、遊技盤10の
交換作業性向上や遊技盤10の生産性向上及び製造コス
ト低減、さらにはこの装飾部材の共用化が図れる。すな
わち、遊技盤10を交換する場合でも、装飾部材(装飾
板部62)はそのままガラス枠13に取付けたままとし
て、遊技盤10のみの脱着を行えば遊技盤10の交換作
業が完了する。また遊技盤10には、装飾部材が一体に
取り付けられる必要はなくなり、遊技盤10の製造にお
いて、装飾部材を取付ける工程も、装飾部材を取付ける
ための位置決めボス穴や配線用開口部等の加工も必要な
い。また装飾部材は、それ自体が故障している、遊技盤
10のデザインに合ったものにする必要があるといった
特段の事情がない限り、遊技盤10を交換してもそのま
ま使用できるので、部品の共用化に貢献でき、廃棄物の
減量にも寄与できる。
【0065】(2)また、この場合装飾部材は電気的な
報知や装飾が可能であるため、遊技盤とは別個に扱える
装飾部材でありながら、遊技機で発生する各種状態を遊
技者が最も注目する遊技領域の極めて近傍において的確
に報知及び装飾が可能となる効果もある。また、従来よ
りも装飾部材をガラス面に近づけることが可能であり、
遊技者に近い位置での効率よい装飾や報知が行えるとと
もに、遊技領域面に対して立体的な装飾が可能となる。 (3)また、遊技盤10の種類に対応した表示81,8
2を遊技盤10の表面に表示して、クリア部材保持枠
(ガラス枠13)に備えられた装飾部材(装飾板部6
2)にその表示が透視可能な開口部75,76を形成し
ているため、このような表示が遊技盤10の種類により
変る場合でも、遊技盤10さえ交換すればよく、装飾部
材はそのまま使用できるようになる。このため、遊技盤
交換時の作業性等のさらなる向上や、さらなる部品の共
用化が実現できる。すなわち、例えば従来のサイドケー
スのように装飾部材側にこの種の表示が施される構成で
あると、この表示を変えなければならないという理由だ
けで、遊技盤10の機種に応じてこの装飾部材も交換し
なければならない。或いは、少なくとも、表示を構成す
るシール等を貼付し直すというめんどうな作業が必要と
なる。ところが、本例の構成であれば、この種の表示が
遊技盤10になされ、これを装飾部材の開口部75,7
6からガラス14を介して前面側に視認可能としている
ので、このような表示が変更される場合でも遊技盤10
さえ交換すればよいことになる。そして、装飾部材とし
ては、このような表示の異なるものを製作する必要がな
くなり、装飾部材の種類が統一されることになる。
【0066】(4)装飾部材の内周面が遊技領域の外縁
を構成する囲い部材として機能しているため、遊技盤に
は簡単な構成の内レール等の他には遊技領域を囲う部材
が必要なくなり、クリア部材保持枠(ガラス枠13)を
閉鎖すれば、装飾及び報知を行う装飾部材(装飾板部6
2)と区分けして、遊技領域10aを確実に囲うことが
可能となる。したがって、遊技盤のさらなるコスト低減
等が実現できる。 (5)クリア部材保持枠(ガラス枠13)は、本体枠
(前面枠11)に開閉可能に取付けられるクリア部材保
持本体枠部(本体枠50)に対して、装飾部材(装飾板
部62)とクリア部材保持部(枠体部61)とを備えた
クリア部材保持機能枠部(ガラス保持機能枠60)が開
閉する構造とした。このため、クリア部材保持枠(ガラ
ス枠13)は、例えば図6に示すように、本体枠(前面
枠11)に対して全体を開動させ、さらにその状態から
クリア部材を保持し装飾部材が設けられた部分(即ちク
リア部材保持機能枠部)を開くことができる。このた
め、工具の挿入や手の挿入が楽に行えるようになり、ク
リア部材の取付け取外し作業が容易になり、また各部品
(例えば装飾部材に取付けられたランプ類)の交換作業
も容易に行えるようになる。 (6)また、発射され前記遊技領域に到達しないで戻っ
てきた遊技球を案内するファール球ガイド95を、クリ
ア部材保持枠(ガラス枠13)の裏面側に配設した場合
(図7に示す形態例の場合)には、このようなファール
球ガイドを遊技盤10に設ける場合と比較して、遊技盤
10のさらなるコスト低減等が図れる。
【0067】なお、本発明はカードリーダを備えていな
いパチンコ機にも適用できるのは勿論である。また、本
発明に係わる遊技機は上記実施例のようなプリペイドカ
ード方式のパチンコ機に適用する例に限らない。例え
ば、クレジット方式のパチンコ機にも適用することがで
きる。遊技盤の構成、機種はどのようなものでもよい。
また、プリペイドカード方式でなく、全くカードを使用
しないパチンコ機についても幅広く適用することが可能
である。また、アレンジボール機や雀球遊技機にも適用
することができる。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、遊技盤における遊技領
域以外の装飾を行う装飾部材を、クリア部材保持枠に配
設したことにより、装飾部材を遊技盤とは別個に扱うこ
とができるようになり、遊技盤の交換時にこの装飾部材
を付替える必要も、また遊技盤とともに交換する必要も
なく、遊技盤の交換作業性向上や遊技盤の生産性向上及
び製造コスト低減、さらには前記装飾部材の共用化が図
れる。また、前記装飾部材に、遊技状態或いは遊技球の
排出に関する状態の報知或いは装飾を電気的に行う電気
的装飾報知部材を備えた場合には、遊技盤とは別個に扱
える装飾部材でありながら、遊技機で発生する各種状態
を遊技者が最も注目する遊技領域の極めて近傍において
的確に各種状態の報知及び装飾が可能となる効果があ
る。また、従来よりも装飾部材をクリア部材に近づける
ことが可能であり、遊技者に近い位置での効率よい装飾
や報知が行えるとともに、遊技領域面に対して立体的な
装飾が可能となる。
【0069】また、遊技盤における遊技領域以外の領域
に、遊技盤の種類に対応した表示、或いは遊技盤の仕様
又は品質を証明する表示が施され、前記装飾部材には該
表示をクリア部材保持枠の中央開口部から透視可能にす
る表示用開口部を形成した場合には、このような表示が
遊技盤の種類により変る場合でも、遊技盤さえ交換すれ
ばよく、装飾部材はそのまま使用できるようになる。こ
のため、遊技盤交換時の作業性等のさらなる向上や、さ
らなる部品の共用化が実現できる。また、装飾部材にお
ける遊技領域との境界部に、打球の落下領域を規制する
ことにより遊技領域の外縁を構成する遊技領域囲い部材
を形成した場合は、遊技盤には簡単な構成の内レール等
の他には遊技領域を囲う部材を設ける必要がなくなり、
遊技盤のさらなるコスト低減等が実現できる。
【0070】また、クリア部材保持枠を、本体枠に開閉
可能に配設されるクリア部材保持本体枠部と、該クリア
部材保持本体枠部に開閉可能に配設され、前記装飾部材
とクリア部材を保持するクリア部材保持部とを備えたク
リア部材保持機能枠部と、から構成した場合には、本体
枠に対して開閉可能なクリア部材保持本体枠部に対し
て、装飾部材とクリア部材保持部とを備えたクリア部材
保持機能枠部が開閉する構造となる。このため、工具の
挿入や手の挿入が楽に行えるようになり、クリア部材の
取付け取外し作業が容易になり、また各部品(例えば装
飾部材に取付けられたランプ類)の交換作業も容易に行
えるようになる。また、発射され前記遊技領域に到達し
ないで戻ってきた遊技球を案内するファール球ガイド
を、クリア部材保持枠の裏面側に配設した場合には、こ
のようなファール球ガイドを遊技盤に設ける場合と比較
して、遊技盤のさらなるコスト低減等が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例であるパチンコ機の全体を示す正
面斜視図である。
【図2】同パチンコ機の正面構成を示す正面図である。
【図3】同パチンコ機の正面下部構成を示す図である。
【図4】同パチンコ機の遊技球貯留皿(上皿)の詳細構
成を示す図である。
【図5】同パチンコ機のガラス枠が開いた状態を示す図
である。
【図6】同パチンコ機のガラス枠の詳細構成を示す斜視
図である。
【図7】本発明の他の例であるパチンコ機のガラス枠が
開いた状態を示す図である。
【図8】本発明の他の例であるパチンコ機の遊技球貯留
皿(上皿)の底面構成を示す図である。
【図9】本発明の一例であるパチンコ機の制御系の構成
を示すブロック図である。
【図10】同パチンコ機の制御系の動作を示すフローチ
ャートであって、遊技盤制御装置による電気的発光源
(枠LED)の制御処理を示すフローチャートである。
【図11】同パチンコ機の制御系の動作を示すフローチ
ャートであって、発射制御装置による電気的発光源(枠
LED)の制御処理を示すフローチャートである。
【図12】同パチンコ機の制御系の動作を示すフローチ
ャートであって、排出制御装置による電気的発光源(枠
LED)の制御処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 遊技盤 10a 遊技領域 11 前面枠(本体枠) 13 ガラス枠(クリア部材保持枠) 13a 開口部(中央開口部) 14 ガラス(クリア部材) 50 本体枠(クリア部材保持本体枠部) 60 ガラス保持機能枠(クリア部材保持機能枠部) 61 枠体部(クリア部材保持部) 62 装飾板部(装飾部材) 71 ガラス枠装飾レンズ部材(ガラス枠装飾ランプ、
電気的装飾報知部材) 72 ガラス枠装飾レンズ部材(ガラス枠装飾ランプ、
電気的装飾報知部材) 73 補給ランプレンズ部材(ガラス枠補給ランプ、電
気的装飾報知部材) 74 排出ランプレンズ部材(ガラス枠排出ランプ、電
気的装飾報知部材) 75,76 表示用開口部 79,79a 装飾板部の内周面(遊技領域囲い部材) 91 金属片(遊技領域囲い部材) 95 ファール球ガイド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体枠に対して着脱可能な遊技盤と、該
    遊技盤に形成され、遊技球が打込まれることにより遊技
    可能であり、複数の遊技構成部材が配設された遊技領域
    と、該遊技領域を透視可能な中央開口部を有し、該中央
    開口部に対応した箇所にクリア部材を保持可能であり、
    遊技盤の前面側に開閉可能に備えられるクリア部材保持
    枠と、からなる遊技機において、 前記遊技盤の表面における遊技領域以外の領域を装飾す
    る装飾部材を、前記クリア部材保持枠を閉鎖したときに
    前記中央開口部から臨める状態で、前記クリア部材保持
    枠の裏面側に配設したことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記装飾部材は、遊技状態或いは遊技球
    の排出に関する状態の報知或いは装飾を電気的に行う、
    電気的装飾報知部材を含んでいることを特徴とする請求
    項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技盤における遊技領域以外の領域
    には、遊技盤の種類に対応した表示、或いは遊技盤の仕
    様又は品質を証明する表示が施され、前記装飾部材には
    該表示を前記中央開口部から透視可能にする表示用開口
    部を形成したを特徴とする請求項1又は2記載の遊技
    機。
  4. 【請求項4】 前記装飾部材における遊技領域との境界
    部には、打球の落下領域を規制することにより遊技領域
    の外縁を構成する遊技領域囲い部材を形成したことを特
    徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記クリア部材保持枠は、前記本体枠に
    開閉可能に配設されるクリア部材保持本体枠部と、該ク
    リア部材保持本体枠部に開閉可能に配設され、前記装飾
    部材とクリア部材を保持するクリア部材保持部とを備え
    たクリア部材保持機能枠部と、から構成したことを特徴
    とする請求項1乃至4の何れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 発射され前記遊技領域に到達しないで戻
    ってきた遊技球を案内するファール球ガイドを、前記ク
    リア部材保持枠の裏面側に配設したことを特徴とする請
    求項1乃至5の何れかに記載の遊技機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007117517A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Sanyo Product Co Ltd パチンコ遊技機
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