JPH09154208A - 金属閉鎖形スイッチギヤ - Google Patents

金属閉鎖形スイッチギヤ

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Publication number
JPH09154208A
JPH09154208A JP7308789A JP30878995A JPH09154208A JP H09154208 A JPH09154208 A JP H09154208A JP 7308789 A JP7308789 A JP 7308789A JP 30878995 A JP30878995 A JP 30878995A JP H09154208 A JPH09154208 A JP H09154208A
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JP
Japan
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disconnector
mounting plate
main circuit
shutter
grounding
Prior art date
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Application number
JP7308789A
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English (en)
Inventor
Tomio Go
冨夫 郷
Ryoichi Kodama
良一 児玉
Tetsuo Kono
哲郎 河野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】主回路断路器と接地断路器の投入の鎖錠機構の
設置と構成を容易にすること。 【解決手段】主回路断路器と接地断路器の操作機構部を
共通の取付板に取り付ける。この取付板の前方に対し
て、鎖錠機構を組み込む取付板6Aを設ける。この取付
板6Aには、主回路の断路器操作口8Aの前方の位置に
シャッタ9Aを、接地断路器の操作口8B,8Cの前方
にはシャッタ9B,23Aを設ける。主回路断路器が投入
されると取付板6Aから突き出る爪24Bと、接地断路器
が投入されると取付板6Aから突き出る爪24Aを設け
る。シャッタ9Aには、シャッタ9Aを開動作すると爪
24Aで揺動を阻止されるリンク26A,26B,26Cなどを
連結する。シャッタ9B,23Aにも、同様に断路器が投
入状態では爪24Bで先端の移動を阻止されるリンクを連
結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属閉鎖形スイッ
チギヤに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の金属閉鎖形スイッチギヤ
が接続された主回路を示す単線結線図である。図4にお
いて、発電機Gの負荷側に接続された遮断器CBAの負
荷側には、昇圧変圧器T1を介して遮断器CBBが接続
されている。
【0003】この遮断器CBBの負荷側には、受電設備
に設置された金属閉鎖形ガス絶縁スイッチギヤ(以下、
C−GISと表わす)1がケーブルヘッドを介して接続
されている。このC−GIS1の負荷側には、降圧変圧
器T2が接続され、この降圧変圧器T2の更に負荷側に
は、図示しない負荷が接続されている。
【0004】このうち、C−GIS1の内部には、断路
器3Aと接地断路器4Aがケーブルヘッドを介して接続
され、断路器3Aの負荷側には、接地断路器4Bと真空
遮断器2が接続されている。この真空遮断器2の更に負
荷側には、断路器3Bと接地断路器4Cが接続され、断
路器3Bの負荷側には、前述した降圧変圧器T2が接続
されている。
【0005】このように接続されたC−GIS1では、
定常の受電状態では、各接地断路器4A,4B,4Cは
開極されており、保守・点検日において、その点検範囲
に従って閉極され、主回路が接地される。
【0006】例えば、真空遮断器2を点検する場合に
は、断路器3A,3Bを開極し、接地断路器4Bを投入
して接地する。また、負荷に給電するために断路器3A
を投入する場合には、接地断路器4A,4Bを開極して
主回路の地絡を防ぐことが条件となる。
【0007】そのため、これらの鎖錠条件を満足するた
めに、従来のC−GIS1では、これらの断路器3A,
3B及び接地断路器4A,4B,4Cの投入と開極を行
う操作回路において、これらの断路器3A,3B及び接
地断路器4A,4B,4Cの補助接点を接続することに
よって、相互間の電気的鎖錠を実施している。
【0008】また、機械的鎖錠は、関係する操作部に共
通な鍵を用いることによって、一方の操作部が操作され
ている状態では、鍵が抜けず、他の操作部を操作できな
いようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のC−
GISにおいては、各断路器や各接地断路器の操作部が
それぞれ個別に設けられ取り付けられているので、箱体
内の収容空間が広く必要となる。また、各操作部が離れ
ているので、各操作部間を鎖錠する機械的鎖錠機構を設
置するための空間が広く必要となる。
【0010】一方、金属閉鎖形スイッチギヤの信頼性と
安全性を上げるために、電気的鎖錠と機械的鎖錠の併用
が要求される場合が増えてきている。そこで、本発明の
目的は、設置が容易で機械的鎖錠を容易に実現すること
のできる金属閉鎖形スイッチギヤを得ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
金属閉鎖形スイッチギヤは、箱体内の断路器取付板に固
定され操作コイルと手動操作で駆動される主回路断路器
及び接地断路器と、この主回路断路器及び接地断路器の
前方に設けられた鎖錠機構とを備えたことを特徴とす
る。
【0012】また、請求項2に記載の発明の金属閉鎖形
スイッチギヤは、主回路断路器の手動操作軸の前面を遮
蔽する揺動自在の第1のシャッタと、接地断路器の手動
操作軸の前面を遮蔽する揺動自在の第2のシャッタと、
主回路断路器の投入によりこの主回路断路器の投入動作
に連動して第2のシャッタの揺動を阻止する第1の爪
と、接地断路器の投入動作に連動して第1のシャッタの
揺動を阻止する第2の爪とで鎖錠機構を構成したことを
特徴とする。
【0013】また、請求項3に記載の発明の金属閉鎖形
スイッチギヤは、先端が第2の爪と対置する第1のリン
クを第1のシャッタに連結し、先端が第1の爪と対置す
る第2のリンクを第2のシャッタに連結し、主回路断路
器の操作信号で励磁される第1の励磁コイルで駆動され
第1のリンクの動作を阻止する第1のアーマチュアと、
接地断路器の操作信号で励磁される第2の励磁コイルで
駆動され第2のリンクの動作を阻止する第2のアーマチ
ュアを設けたことを特徴とする。
【0014】また、請求項4に記載の発明の金属閉鎖形
スイッチギヤは、接地断路器を2台としたことを特徴と
し、さらに、請求項5に記載の発明の金属閉鎖形スイッ
チギヤは、鎖錠機構を1枚の取付板にユニットとして組
み込んだことを特徴とする。
【0015】このような手段によって、請求項1に記載
の発明においては、主回路断路器と接地断路器の鎖錠機
構を一括して鎖錠機構全体としての占有空間を小形化す
る。また、請求項2に記載の発明においては、接地断路
器が開状態においてのみ、主回路断路器の投入を可能と
し、主回路断路器が開状態においてのみ、接地断路器の
投入を可能とする。
【0016】また、請求項3に記載の発明においては、
主回路断路器と接地断路器が投入状態では、この主回路
断路器と接地断路器の手動による投入操作を不能とす
る。また、請求項4に記載の発明においては、1台の主
回路断路器と2台の接地断路器間の機構的鎖錠を可能と
し、請求項5に記載の発明においては、鎖錠機構の組立
を容易とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の金属閉鎖形スイッ
チギヤの一実施形態を図面を参照して説明する。図1
は、本発明のガス絶縁金属閉鎖形スイッチギヤの一例を
示す右側面図で、主回路の電気機器の接続は、図4で示
した単線結線図と同一である。
【0018】図1において、鋼板で製作された箱体1A
の図示左側の前端には、扉1aが開閉自在に設けられ、
箱体1Aの後端にも、扉1bが設けられている。箱体1
Aの中央左側には、この箱体1Aを前後に気密に仕切る
隔壁1cが設けられ、箱体1Aの中央右側には、同じく
隔壁1fが縦に設けられている。
【0019】箱体1Aの上部には、隔壁1cの後部に対
して、L字形の隔壁1eが気密に形成され、この隔壁1
eの上方には、箱体1Aの天井板に形成された長方形の
開口部の上面に対して、図示しないA−A矢視図では長
方形のフランジ1dが気密に溶接されている。
【0020】このうち、中央左側の隔壁1cの上部に
は、詳細省略した開口部が形成され、この開口部には、
後述する図2で示した取付板5Aと同一品の取付板5B
が気密に取り付けられている。
【0021】この取付板5Bには、図示しない前面図で
は右側に対して、断路器3Bが気密に貫設され、この断
路器3Bの操作機構部3aは、隔壁1cの左側に形成さ
れた気中絶縁の低圧室に突き出ている。さらに、取付板
5Bの前面から見て左側の上部には、図3で後述する接
地断路器4Cの図示しない操作機構部が取り付けられて
いる。
【0022】断路器3Bの上端には、取付板5Bの図示
しない正面図では左側上部に取り付けられ、ブレードが
下端を軸に弧状に揺動して開閉される前述した接地断路
器4Cが示されている。
【0023】なお、断路器3Bの右側に示した破線は、
断路器3Bのブレードの投入時又は開極時の先端の軌跡
を示している。これらの操作機構部3aと接地断路器4
Cの操作機構部の更に前面側には、図3で後述する取付
板6Bが取り付けられている。
【0024】断路器3Bの高圧部のガス室を形成する隔
壁1eの下端には、中心部に導体が貫設された絶縁スペ
ーサ20が貫設され、この絶縁スペーサ20の上端の端子部
は、上方の断路器3Bの下部端子に接続されている。
【0025】断路器3Bの下側には、取付ベースに組み
立てられた真空遮断器2が隔壁1cに形成された図示し
ない開口部に気密に貫設されている。この真空遮断器2
の左側の操作機構部2aも隔壁1cの左側の低圧室に突
設されている。
【0026】真空遮断器2の右側上部に突設された上部
端子は、L字状に形成された導体を介して前述した絶縁
スペーサ20の下端の端子に接続されている。真空遮断器
2の右側下部に突設された下部端子には、この下部端子
の下側に縦に配設された導体11Bの上端に接続され、こ
の導体11Bは、箱体1Aの中央部に対して紙面直行方向
に設けられた図示しない一対の支持金物の前面側にそれ
ぞれ固定された碍子19で上下を支えられている。
【0027】真空遮断器2の下側には、上側の取付板5
Bと外形が同一で図2の拡大図に示す取付板5Aが気密
に取り付けられている。この取付板5Aの図において右
側には、上側の断路器3Bと同一品の断路器3Aが断路
器3Bと対称的に貫設され、この断路器3Bの左側の下
部に接地断路器4Aが組み込まれ、この接地断路器4A
の上部に接地断路器4Bが組み込まれている。断路器3
Aの前面側には、図3で後述する取付板6Aが取り付け
られている。
【0028】断路器3Aの上部端子には、前述した導体
11Bの下端が接続されている。一方、断路器3Aの下部
端子には、箱体1Aの中央やや右側に縦に配設された略
J字状の導体11Aの下部左端が接続されている。
【0029】この導体11Aは、箱体1Aの中央部に対し
て紙面直行方向に設けられた図示しない一対の支持金物
の左側に固定された碍子19を介して支持されている。
【0030】断路器3Aの右側には、同じく図示しない
支持金物を介して検電器15が固定され、この検電器15の
下端に突設された図示しない端子は、導体11Cを介して
導体11Aに接続されている。
【0031】箱体1Aの天井板の中央部に溶接されたフ
ランジ1dには、図示しないA−A矢視図では円形の開
口部が三相分形成され、これらの開口部には、特開昭60
-160309 号公報で示されるT形ブッシングから改良され
たT形ブッシング7が図示しないOリングを介して気密
に貫設されている。
【0032】このT形ブッシング7は、略Ω字状に形成
され下端にフランジが溶接された図示しない取付サドル
と、この取付サドルのフランジに挿入されるボルトを介
して、箱体1Aのフランジ1dに固定されている。
【0033】これらのT形ブッシング7の両端(注;図
1においては、紙面直交の端部)には、高圧架橋ポリエ
チレンケーブル(以下、ケーブルという)14が接続され
ている。これらのケーブル14の外被は、図示しない保護
管やこの保護管の内側に挿入された図示しない押圧金具
及びストレスコーンなどとともに、T形ブッシング7の
絶縁層の両側に形成された図示しない円錐台状のケーブ
ル受容口の内周面に対して、詳細を前述した特開昭60-1
60309 号公報の第8図に示すようにボルトで押圧され気
密に固定されている。
【0034】各ケーブル14の図示しない他端は、箱体1
Aに隣接された図示しない降圧変圧器に接続されてい
る。一方、箱体1Aの中央右側に縦に設けられた隔壁1
fの上端右側には、ケーブルヘッド13の左端が気密に固
定され、この左端に突設された端子には、前述した導体
11Aの上端が接続されている。
【0035】ケーブルヘッド13の下側には、上下に隣設
された貫通形の一対の変流器20が隔壁1fの背面に固定
され、この変流器20の更に下側には、ケーブルサポート
21が取り付けられている。
【0036】このケーブルサポート21と変流器20には、
箱体1Aの設置床に設けられたピット22から立ち上げら
れた電源側のケーブル12が貫通し、このケーブル12は、
ケーブルサポート21で支えられ、上端はケーブルヘッド
13に接続されている。
【0037】このように構成されたガス絶縁金属閉鎖形
スイッチギヤにおいては、隔壁1cとこの右側の隔壁1
e及び隔壁1fとの間の気密室には、六フッ化硫黄ガス
(SF6 ガス)10が封入され、この六フッ化硫黄ガス10
の絶縁特性によって、箱体1A及びこの箱体に配設され
た取付金物と導体11A,11Bとの間の耐電圧値を上げる
とともに、箱体1Aの小形化による受変電設備などの所
要設置面積の縮少化が図られ、例えば、都市のビルの内
部に設置されるガス絶縁金属閉鎖形スイッチギヤに要請
されるユーザの仕様に応えている。
【0038】さらに、取付板6Aには、図3で以下説明
する鎖錠機構が1枚の取付板に取り付けられている。す
なわち、断路器3Aと各接地断路器4A,4Bが開状態
を示す図3において、取付板6Aには、図1のB−B矢
視拡大詳細図を示す図3に示すように、右側に対してシ
ャッタ9Aが中心を貫通した段付きピン31Aを介して矢
印で示すように左右に揺動自在に取り付けられている。
なお、取付板6Aの各四隅には、取付板6Aを図1,図
2で示した取付板5Aに対して支柱を介して固定する取
付穴6aが示されている。
【0039】また、取付板6Aの図3において左上方に
は、段付きピン31Dを介してシャッタ9Aと同一品のシ
ャッタ9Bが、同じく矢印で示すように左右に揺動自在
に取り付けられ、取付板6Aの左側下方にも、段付きピ
ン31Cを介してシャッタ23Aが左右に揺動自在に取り付
けられている。
【0040】このうち、右側のシャッタ9Aの下部の裏
面には、破線で示す断路器操作口8Aが取付板6Aに形
成され、この断路器操作口8Aの後方に対して、断路器
3Aを手動で操作する操作ロッドの前端のハンドル操作
部が対置している。
【0041】同様に、左側上端のシャッタ9Bの下部の
裏面には、破線で示す断路器操作口8Cが取付板6Aに
形成され、この断路器操作口8Cの後方に対して、接地
断路器4Bを手動で操作する操作ロッドの前端のハンド
ル操作部が対置している。
【0042】同じく、左側下端のシャッタ23Aの下部の
裏面にも、破線で示す断路器操作口8Bが取付板6Aに
形成され、この断路器操作口8Bの後方に対して、接地
断路器4Aを手動で操作する操作ロッドの前端のハンド
ル操作部が対置している。
【0043】右側のシャッタ9Aの上端には、つまみ32
Aの後端が固定され、右端にはピン9aが貫設されてい
る。このピン9aには、帯板状のリンク26Aの下端が連
結され、このリンク26Aの上端には、長い帯板状のリン
ク26Bの右端がピン26aを介して連結されている。
【0044】このリンク26Bの中央部は、段付きピン26
bを介して揺動自在に取付板6Aに支えられている。リ
ンク26Bの左端には、ピン26cを介して短いリンク26C
の上端が連結されている。
【0045】リンク26Bの左端の上部には、取付板6A
の裏面に対して、断路器3Aの投入時に励磁される鎖錠
コイル28Aが破線で示すように設けられ、この鎖錠コイ
ル28Aの励磁によって前方に駆動されるアーマチュア28
aは、リンク26Bの左端の上方に対置している。
【0046】鎖錠コイル28Aの下部には、略台形状のレ
バー25Aがこのレバー25Aの右端上部の段付きピン31B
を介して取付板6Aの前面側に揺動自在に取り付けられ
ている。このレバー25Aの左端上部には、ピン25a1が
貫挿され、このピン25a1には、前述したリンク26Cの
下端が連結されている。
【0047】レバー25Aの下端の右側には、ピン29aの
後端が取付板6Aに固定されている。このピン29aに
は、復帰ばね29Aの右端のフック部が係止され、この復
帰ばね29Aの左端のフック部は、レバー25Aの下端に固
定されたピン25a2に係止されている。
【0048】レバー25Aの左側には、上下方向に長い角
穴が取付板6Aに形成されている。この角穴には、接地
断路器3Aと接地断路器4A,4Bの投入時に駆動軸に
連動して前方に駆動されて取付板6Aの前面に突き出る
鎖錠板24Aの前端が遊嵌している。
【0049】左側上方のシャッタ9Bの上端には、つま
み32Bの後端が固定され、右端にはピン31dが貫設され
ている。このピン31dには、帯板状のリンク27Cの上端
が連結され、このリンク27Cの下端には、ピン27cを介
して略直角三角形のレバー25Bの左端の上部が連結され
ている。
【0050】このレバー25Bの中央部は、段付きピン31
Eを介して揺動自在に取付板6Aに支えられている。レ
バー25Bの下端には、ピン25bを介して後述する長いリ
ンク27Bの左側が連結されている。
【0051】このリンク27Bの中間部の後方には、取付
板6Aの裏面に対して、接地断路器4Bの投入時に励磁
される鎖錠コイル28Cが破線で示すように設けられ、こ
の鎖錠コイル28Cの励磁によって前方に駆動されるアー
マチュア28cは、リンク27Bの中央部の上方に対置して
いる。
【0052】リンク27Bには、ピン25bの右側に隣設し
て長方形の爪部27bが上向に突設されている。リンク27
Bには、右端に対して長円穴27aが水平に形成され、こ
の長円穴27aの右端には、取付板6Aに後端が固定され
たピン27cの前端が遊嵌している。
【0053】リンク27Bの左端には、ピンを介して復帰
ばね29Cの右端のフック部が係止され、この復帰ばね29
Cの左端のフック部は、取付板6Aに固定されたピン29
cに係止されている。一方、シャッタ23Aの上端には、
長いリンク27Aの左側がピン23aを介して連結されてい
る。
【0054】リンク27Aの中間部の後方には、取付板6
Aの裏面に対して、接地断路器4Aの投入時に励磁され
る鎖錠コイル28Bが破線で示すように設けられ、この鎖
錠コイル28Bの励磁によって前方に駆動されるアーマチ
ュア28bは、リンク27Aの中央部の下方に対置してい
る。
【0055】リンク27Aには、アーマチュア28bの左側
に隣設して爪部27bが下向に突設されている。リンク27
Aには、リンク27Bと同様に右端に対して長円穴27aが
水平に形成され、この長円穴27aの右端には、取付板6
Aに後端が固定されたピン27cの前端が遊嵌している。
【0056】リンク27Aの左端にも、ピン23aを介して
復帰ばね29Bの右端のフック部が係止され、この復帰ば
ね29Bの左端のフック部も、取付板6Aに固定されたピ
ン29bに係止されている。
【0057】リンク27A,27Bの右端の更に右側には、
上下方向に長い角穴がリンク27A,27Bの右端に近接し
て取付板6Aに形成されている。この角穴の後方には、
断路器3Aの投入動作に連動して断路器3Aの駆動軸と
ともに駆動され、前方に突き出る、鎖錠板24Bの前端が
遊嵌している。
【0058】一方、図1で示した取付板6Bには、図3
で示したシャッタ23A,レバー25B,鎖錠コイル28Bや
リンク27A及び復帰ばね29Bなどは省かれており、これ
らの用品の取付穴だけが加工されて、取付板6Aと共用
となっている。
【0059】このように構成された鎖錠機構が組み込ま
れた金属閉鎖形スイッチギヤにおいては、下段の取付板
6Aに対して断路器3Aと接地断路器4A,4Bを組み
込むとともに、これらの鎖錠機構をこれらの前方に設け
た取付板6Aにユニットとして組み込むことで、これら
の断路器の動作を鎖錠する鎖錠機構を容易且つコンパク
トに構成することができる。
【0060】また、接地断路器4A,4Bが投入された
状態においては、鎖錠板24Aが取付板6Aの表面から前
方に突出して、断路器3Aを投入するためのハンドルの
装着を、鎖錠板24Aによって時計方向に揺動不能となっ
たレバー25Aとシャッタ9Aで不能としたので、断路器
3Aの投入を防ぐことができるだけでなく、誤った投入
動作を防ぐことができるので、投入用の付勢ばねのいわ
ゆる空打ちを防ぎ、寿命の低下を防ぐこともできる。
【0061】さらに、断路器3Aの投入状態では、鎖錠
コイル28Aにより前方に突き出たアーマチュア28aによ
って、リンク26Bの時計方向の揺動を阻止したので、鎖
錠機構の信頼性を上げることができる。
【0062】同様に、断路器3Aが投入時においては、
鎖錠板24Bが取付板6Aの表面から前方に突出して、接
地断路器4A,4Bを投入するためのハンドルの装着
を、鎖錠板24Bによって時計方向に揺動不能となったシ
ャッタ9B,23Aで不能としたので、接地断路器4A,
4Bの投入を防ぐことができるだけでなく、断路器3A
と同様に、投入用の付勢ばねの寿命の低下を防ぐことも
できる。
【0063】さらに、接地断路器4A,4Bの投入状態
では、鎖錠コイル28B,28Cにより前方に突き出たアー
マチュア28b,28cによって、リンク27A,27Bの右方
向の移動を阻止したので、鎖錠機構の信頼性を上げるこ
とができる。
【0064】なお、図1に示した上側の取付板6Bに
は、前述したように、図3で示した鎖錠部品のうち、シ
ャッタ23A,リンク27A,鎖錠コイル28Bや復帰ばね29
Bを除く部品が組み込まれていて、断路器3Bと接地断
路器4C間の鎖錠作用と各断路器自体の鎖錠作用は、図
3で説明した下側の断路器鎖錠機構と同一のため、説明
を省略する。
【0065】また、上記実施例においては、電源側の断
路器3Aの取付板5Aに対して、接地断路器を2台設
け、負荷側の断路器3Bに対しては、1台の接地断路器
を負荷側に設けた例で説明したが、接地断路器の数の如
何にかかわらず適用することができる。
【0066】さらに、上記実施例では、ガス絶縁金属閉
鎖形スイッチギヤに適用した場合で説明したが、絶縁気
体の種別の如何にかかわらず、断路器と接地断路器がこ
れらの鎖錠機構とともに近接して取り付けられるスイッ
チギヤであれば適用することができる。
【0067】
【発明の効果】以上、請求項1に記載の発明によれば、
箱体内の断路器取付板に固定され操作コイルと手動操作
で駆動される主回路断路器及び接地断路器と、これらの
主回路断路器及び接地断路器の前方に設けられた鎖錠機
構とを備えることで、主回路断路器と接地断路器の鎖錠
機構を一括してコンパクト化したので、設置が容易で機
械的鎖錠を容易に実現することのできる金属閉鎖形スイ
ッチギヤを得ることができる。
【0068】また、請求項2に記載の発明によれば、主
回路断路器の手動操作軸の前面を遮蔽する揺動自在の第
1のシャッタと、接地断路器の手動操作軸の前面を遮蔽
する揺動自在の第2のシャッタと、主回路断路器の投入
によりこの主回路断路器の投入動作に連動して第2のシ
ャッタの揺動を阻止する第1の爪と、接地断路器の投入
動作に連動して第1のシャッタの揺動を阻止する第2の
爪とで鎖錠機構を構成することで、接地断路器が開状態
においてのみ、主回路断路器の投入を可能とし、主回路
断路器が開状態においてのみ、接地断路器の投入を可能
としたので、設置が容易で機械的鎖錠を容易に実現する
ことのできる金属閉鎖形スイッチギヤを得ることができ
る。
【0069】また、請求項3に記載の発明によれば、先
端が第2の爪と対置する第1のリンクを第1のシャッタ
に連結し、先端が第1の爪と対置する第2のリンクを第
2のシャッタに連結し、主回路断路器の操作信号で励磁
される第1の励磁コイルで駆動され第1のリンクの動作
を阻止する第1のアーマチュアと、接地断路器の操作信
号で励磁される第2の励磁コイルで駆動され第2のリン
クの動作を阻止する第2のアーマチュアを設けること
で、主回路断路器と接地断路器が投入状態では、この主
回路断路器と接地断路器の手動による投入操作を不能と
したので、設置が容易で機械的鎖錠を容易に実現するこ
とのできる金属閉鎖形スイッチギヤを得ることができ
る。
【0070】また、請求項4に記載の発明によれば、接
地断路器を2台とすることで、1台の主回路断路器と2
台の接地断路器間の機構的鎖錠を可能としたので、ま
た、請求項5に記載の発明においては、鎖錠機構を1枚
の取付板にユニットとして組み込んだので、設置が容易
で機械的鎖錠を容易に実現することのできる金属閉鎖形
スイッチギヤを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属閉鎖形スイッチギヤの一実施形態
を示す右側面図。
【図2】図1の部分左側面拡大図。
【図3】図1のA−A矢視拡大詳細図。
【図4】従来の金属閉鎖形スイッチギヤの一例を示す主
回路単線結線図。
【符号の説明】
1…金属閉鎖形ガス絶縁スイッチギヤ、2…真空遮断
器、3A,3B…断路器、4A,4B,4C…接地断路
器、5A,5B,6A,6B……取付板、7…T形ブッ
シング、8A,8B,8C…断路器操作口、9A,9
B,23A…シャッタ、10…絶縁ガス、11A,11B…導
体、12,14…高圧架橋ポリエチレンケーブル、13…ケー
ブルヘッド、15…検電器、19…碍子、20…変流器、21…
ケーブル支え、24A,24B…爪、25A,25B…レバー、
26A,26B,26C,27A,27B,27C…リンク、28A,
28B,28C…鎖錠コイル、29A,29B,29C…復帰ば
ね、31A,31B,31C,31D,31E…段付きピン、32
A,32B…つまみ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体内に設けられた断路器取付板と、こ
    の断路器取付板に固定され操作コイルと手動操作で駆動
    される主回路断路器及び接地断路器と、この主回路断路
    器及び接地断路器の前方に設けられた鎖錠機構とを備え
    た金属閉鎖形スイッチギヤ。
  2. 【請求項2】 前記主回路断路器の手動操作軸の前面を
    遮蔽する揺動自在の第1のシャッタと、前記接地断路器
    の手動操作軸の前面を遮蔽する揺動自在の第2のシャッ
    タと、前記主回路断路器の投入によりこの主回路断路器
    の投入動作に連動して前記第2のシャッタの揺動を阻止
    する第1の爪と、前記接地断路器の投入動作に連動して
    前記第1のシャッタの揺動を阻止する第2の爪とで前記
    鎖錠機構を構成したことを特徴とする請求項1に記載の
    金属閉鎖形スイッチギヤ。
  3. 【請求項3】 先端が前記第2の爪と対置する第1のリ
    ンクを前記第1のシャッタに連結し、先端が前記第1の
    爪と対置する第2のリンクを前記第2のシャッタに連結
    し、前記主回路断路器の操作信号で励磁される第1の励
    磁コイルで駆動され前記第1のリンクの動作を阻止する
    第1のアーマチュアと、前記接地断路器の操作信号で励
    磁される第2の励磁コイルで駆動され前記第2のリンク
    の動作を阻止する第2のアーマチュアを設けたことを特
    徴とする請求項2に記載の金属閉鎖形スイッチギヤ。
  4. 【請求項4】 前記接地断路器を2台としたことを特徴
    とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の金属閉
    鎖形スイッチギヤ。
  5. 【請求項5】 前記鎖錠機構を1枚の取付板にユニット
    として組み込んだことを特徴とする請求項1乃至請求項
    4のいずれかに記載の金属閉鎖形スイッチギヤ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010098776A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Hitachi Ltd スイッチギヤ
CN102208759A (zh) * 2010-03-15 2011-10-05 株式会社日立制作所 开关设备
JP2013208004A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Shindengen Electric Mfg Co Ltd インターロック構造
WO2020059032A1 (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 三菱電機株式会社 スイッチギヤの操作ロッド挿入口の開閉装置及びこれを用いたスイッチギヤ

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