JPH09153685A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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Publication number
JPH09153685A
JPH09153685A JP7311438A JP31143895A JPH09153685A JP H09153685 A JPH09153685 A JP H09153685A JP 7311438 A JP7311438 A JP 7311438A JP 31143895 A JP31143895 A JP 31143895A JP H09153685 A JPH09153685 A JP H09153685A
Authority
JP
Japan
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hinge
knob
hinge unit
hinge shaft
unit
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7311438A
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English (en)
Inventor
Shinichi Hayashida
進一 林田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP7311438A priority Critical patent/JPH09153685A/ja
Publication of JPH09153685A publication Critical patent/JPH09153685A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヒンジユニットの取り外し時には容易に取り外
すことができ、かつ落下などの強い衝撃により取り外し
の意志がない場合にもヒンジユニットが容易には外れな
い。 【解決手段】ヒンジユニット21をカバーおよび本体か
ら取り外す際に、ヒンジ軸可動部材23のツマミ部材3
3を押し込むことによりばね部材31が圧縮されて、ツ
マミ部材33は奥に沈んで開口部39での係止状態が解
除され、ツマミ部材33をスライドさせてヒンジ軸22
をヒンジユニット21内に退かせ、ヒンジユニット21
をカバーおよび本体から取り外すことが可能となる。こ
のように、ツマミ部材33はヒンジユニット21の開口
部39でヒンジ軸22の出退方向に係止されているの
で、ツマミ部材33を強く押し込んで係止を解除させた
後にヒンジ軸22の退く方向にスライドさせない限り容
易には外れない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯情報ツ
ールや電子手帳、パーソナルコンピュータなどの電子機
器に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の電子機器の構成を示す分解
斜視図である。
【0003】図6において、電子機器本体1とその操作
表面保護用のハードカバー2との間に介在されるヒンジ
ユニット3は厚みのある長方形状に構成されており、そ
の両側面に連結手段としての合計4本のヒンジ軸4が設
けられている。これらのヒンジ軸4を介して回動自在
に、電子機器本体1とヒンジユニット3、このヒンジユ
ニット3とハードカバー2がそれぞれ軸支されている。
これにより、電子機器本体1の操作表面をハードカバー
2で開閉するとともに、ハードカバー2を電子機器本体
1の裏面側に折り返して使用することができる。
【0004】図7は図6のヒンジユニット3のヒンジ構
成を示す図であって、aはその平面図、bはその側面
図、cはその正面図である。図8a〜図8cは図6のヒ
ンジ軸4の取り外し動作を示す図7cのAA’断面図で
ある。
【0005】図7a〜図7cおよび図8a〜図8cにお
いて、ヒンジユニット3の端部内には、一対のヒンジ軸
4を有するヒンジ可動部材11が、ヒンジユニット3の
端部内で左右に移動自在に設けられると共に、ヒンジユ
ニット3の外部または内部にヒンジ軸4がその移動によ
り出退可能に設けられている。また、このヒンジ可動部
材11には、ヒンジ軸4の出退方向とは直角な方向にツ
マミ部12が一体的に設けられており、このツマミ部1
2はヒンジユニット3に設けられた長穴を介して外部に
若干出ている。さらに、ヒンジ可動部材11のほぼ中央
部には2個の貫通孔が設けられており、それらの貫通孔
間に、中央凸部13の両端が薄い肉厚で本体と連結され
た弾性形状部14が設けられている。この中央凸部13
が嵌合する凹部が2個連続して設けられたばね部材15
がヒンジユニット3側に固定されて設けられている。
【0006】上記構成により、ヒンジ可動部材11のツ
マミ部12をヒンジユニット3の外部より右方向に移動
操作すれば、一対のヒンジ軸4もヒンジユニット3内に
収納されるように移動して、ヒンジユニット3を電子機
器本体1およびハードカバー2から取り外すことができ
る。このように、ツマミ部12を左右に操作する際、ヒ
ンジ可動部材11の中央凸部13がばね部材15の一方
凹部に嵌合された状態から他方凹部に嵌合するように移
動されることになる。このとき、中央凸部13は一方凹
部と他方凹部間の山を乗り越えねばならないが、所定力
以上の力をツマミ部12に加えると、中央凸部13の両
端の薄い肉厚部である弾性形状部14のたわみにより、
ツマミ部12の移動方向とは直角方向に中央凸部13が
後退して移動可能となる。したがって、ヒンジ軸4の出
退位置をツマミ部12の左右操作時に所定抵抗をもたせ
てノッチ感覚で移動可能となり、ヒンジユニット3を取
り外すことができると共に、これを取り外す動作のない
場合にはヒンジユニット3が容易には外れないような構
造となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
ツマミ部12が小さくて力が入り難く、かつツマミ部1
2をヒンジ可動部材11と共に移動させるのにある程度
の力が必要なこともあって左右の移動操作が難しいとい
う問題を有していた。
【0008】このように、ヒンジ可動部材11は、中央
凸部13とばね部材14の凹部との嵌合により容易には
移動しないが、落下などの強い衝撃などによる取り外し
の意志がない場合にもヒンジ可動部材11が移動してヒ
ンジ軸4がヒンジユニット3の内部に入ってヒンジユニ
ット3が電子機器本体1およびハードカバー2から外れ
得るという問題を有していた。
【0009】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、ヒンジユニットの取り外し時には容易に取り外すこ
とができ、かつ落下などの強い衝撃による取り外しの意
志がない場合にはヒンジユニットが容易に外れない電子
機器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電子機器は、本
体と該本体表面を保護するカバーとの間に介装され、該
カバーおよび本体それぞれとヒンジ軸を中心として回動
自在に接続されたヒンジユニットを有する電子機器にお
いて、該ヒンジユニットの少なくとも一方側面側に該カ
バーおよび本体それぞれとの接続用のヒンジ軸が出退自
在に設けられたヒンジ軸部と、該ヒンジ軸部に接続さ
れ、該ヒンジ軸部との接続方向とは垂直な方向に圧縮ま
たは復帰自在なばね部材と、該圧縮または復帰方向の該
ばね部材の少なくとも一方側に接続されるとともに、該
少なくとも一方側の該ヒンジユニットの開口部に介装さ
れて該ヒンジ軸の出退方向に係止されているツマミ部材
とを備えたヒンジ軸可動部材が該ヒンジユニットに設け
られ、該ツマミ部材を押圧して該ばね部材を圧縮するこ
とにより該ツマミ部材の開口部との係止を解除し、該ツ
マミ部材のスライドにより該ヒンジ軸を出退自在に構成
したものであり、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0011】また、好ましくは、本発明の電子機器にお
けるヒンジユニットの壁とツマミ部材に、互いに係合す
るガイド部とガイド凸部とが設けられている。具体的に
は、ヒンジユニットの壁にヒンジ軸出退用のガイドあな
が設けられ、このヒンジ軸可動部材にガイドあなに係合
するガイド凸部が設けられていればよい。
【0012】さらに、好ましくは、本発明の電子機器に
おけるばね部材のヒンジ軸部接続側とは反対側に該ヒン
ジ軸側に付勢するばねが設けられている。
【0013】さらに、好ましくは、本発明の電子機器に
おけるツマミ部材は表面摩擦の大きい材料で構成する。
【0014】上記構成により、以下、本発明の作用を説
明する。
【0015】本発明においては、ヒンジユニットをカバ
ーおよび本体から取り外す際に、ヒンジ軸可動部材のツ
マミ部材を押し込むことによりばね部材が圧縮されて、
ツマミ部材は奥に沈んで開口部での係止状態が解除さ
れ、ツマミ部材をスライドさせてヒンジ軸をヒンジユニ
ット内に退かせて、ヒンジユニットをカバーおよび本体
から取り外すことが可能となる。このように、ツマミ部
材はヒンジユニットの開口部でヒンジ軸の出退方向に係
止されているので、ツマミ部材を強く押し込んで係止を
解除させた後にヒンジ軸の退く方向にスライドさせる2
アクションをしない限り、ヒンジユニットは容易には外
れない。ここで、ヒンジユニットを取り外す操作を行う
ツマミ部を上下に2個設ければ、操作時には常にヒンジ
ユニットをつかんでいる状態とし、ヒンジユニットの取
り付け取り外しの操作は全て上下のツマミ部材をつかん
だ状態にて可能となる。これにより、ヒンジユニットの
取り付け取り外し操作中にヒンジユニットを持ち替る必
要をなくすことが可能となり、その操作性は向上する。
【0016】また、ヒンジユニットの壁に設けられたガ
イド部に係合するガイド凸部がヒンジ軸可動部材のツマ
ミ部材に設けられていれば、ツマミ部材を押し込む力を
横方向の力に変えることが可能となり、従来は、ツマミ
部材を押し込みながら横方向にスライドさせる2工程が
必要であったが、ツマミ部材を押し込む操作のみで、ヒ
ンジ軸をヒンジユニット内に退かせて、ヒンジユニット
をカバーおよび本体から取り外すことが可能となって、
その操作性が向上する。
【0017】さらに、ばねによりヒンジ軸を突出させる
側に付勢するようにすれば、ツマミ部材をスライドさせ
てヒンジ軸を退かせたとしても、ツマミ部材に加えてい
る力を取り除けば、ツマミ部材を押圧する取り外し操作
前の状態に自動復帰する。
【0018】さらに、ツマミ部材の材質を表面摩擦の大
きなものにすれば、ツマミ部材を操作する際にも滑るよ
うなことはなくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0020】(実施形態1)図1は本発明の実施形態1
の電子機器におけるヒンジユニットの構成を示す分解斜
視図である。図2は図1のヒンジユニット21の構成を
示す図であって、aはその平面図、bはその側面図、c
はその正面図である。
【0021】図1および図2a〜図2cにおいて、この
ヒンジユニット21は、一端側に一対のヒンジ軸22を
有するヒンジ可動部材23、このヒンジ可動部材23に
所定方向(ヒンジ軸22の突出方向)の付勢力を与える
コイルばね24、これらのヒンジ可動部材23およびコ
イルばね24を収納する収納凹部25を有するヒンジキ
ャビネット26、および、このヒンジキャビネット26
をカバーする蓋としてヒンジキャビネット27から構成
されている。
【0022】このヒンジ可動部材23は、一対のヒンジ
軸22間に腕部28が掛け渡されたほぼコ字状のヒンジ
軸部29と、この腕部28の中央位置に一端部が連結さ
れ、中央部に長穴30が貫通しておりその長穴30の周
囲に設けられた比較的肉厚の薄いばね性のあるばね部材
としての弾性樹脂部31と、この弾性樹脂部31の一端
部とは反対側の他端部に設けられてコイルばね24に嵌
合する突起部32と、この一端部から他端部の方向とは
直角方向に設けられると共に、弾性樹脂部31の長手方
向中央外側にそれぞれ設けられたツマミ部33とを有し
ている。
【0023】また、ヒンジキャビネット26には左右長
手方向の両端部に所定肉厚部34を有し、これらの所定
肉厚部34の対向面に、ヒンジキャビネット27を取り
付ける取付用穴35が設けられている。また、これらの
所定肉厚部34の右側面側には、一対のヒンジ軸36が
外側に向かって設けられ、また、左側面側には一対のヒ
ンジ軸22が貫通する貫通孔37が設けられている。こ
れら左右の所定肉厚部34の両端部間にそれぞれ連結さ
れた壁部38が設けられている。これら壁部38のうち
左側上下位置は取り除かれて上下に開口部39を形成し
ている。これら上下の壁部38、左右の所定肉厚部34
および板状部40の壁で収納凹部25が形成されてい
る。この収納凹部25の右側位置にコイルばね24の固
定用突起部41が設けられている。
【0024】さらに、ヒンジキャビネット27は長方形
の板状樹脂で構成されており、上記開口部39に対応し
た右側上下端部にはそれぞれ切り欠き部42が設けられ
ている。また、ヒンジキャビネット27の両側面にはそ
れぞれ外方に向けて、ヒンジキャビネット26側の取付
用穴35と嵌合する固定突起43が設けられている。
【0025】上記各部の構成により、以下のようにして
本実施形態1のヒンジユニット21が組み立てられる。
【0026】まず、両ツマミ部33を指で摘んで弾性樹
脂部31を圧縮した状態で、ヒンジ可動部材23の一対
のヒンジ軸22の先端を、所定肉厚部34の貫通孔37
に貫通させた後、両ツマミ部33から指を放してそれぞ
れ両開口部39内に介在させる。次に、コイルばね24
の一端を、ヒンジ可動部材23の突起部32に嵌合させ
ると共に、その他端部を固定用突起部41に係合させて
固定する。このとき、コイルばね24の付勢力はツマミ
部33の一方側面33aを介して壁部38の対向面38
aを押圧した状態で、ヒンジキャビネット26の収納凹
部25にヒンジ可動部材23が固定されている。この状
態で、一対のヒンジ軸22は所定肉厚部34の貫通孔3
7を貫通して外部に突出している。
【0027】さらに、板状のヒンジキャビネット27を
たわませて固定突起43を、所定肉厚部34の対向面に
設けられた取付用穴35に挿入して、ヒンジ可動部材2
3が収納されたヒンジキャビネット26に蓋としてのヒ
ンジキャビネット27を取り付ける。以上により本実施
形態1のヒンジユニット21が組み立てられ、このヒン
ジユニット21のヒンジ軸22,36により電子機器本
体およびハードカバーをそれぞれ回動自在に連結するこ
とができる。
【0028】上記構成により、以下、その動作を説明す
る。
【0029】図3a〜図3cは図1のヒンジユニット2
1の取り外し機構を説明するための各状態における図2
cのBB’断面図である。
【0030】まず、ヒンジユニット21を電子機器本体
およびハードカバーから取り外すに際して、図3aに示
す両ツマミ部33を指で摘んで押圧すれば、図3bに示
すように弾性樹脂部31がたわんで長穴30が潰れ、そ
の分だけ両ツマミ部33は圧縮されことになる。この圧
縮時、両ツマミ部33の表面には段差が付いているが、
この段差の低い側の表面33bは壁部38の内側に潜る
程度に沈んでおり、一方、段差の高い側の表面33cは
壁部38の対向面38aには当接している。
【0031】この状態のまま、図3cに示すように、両
ツマミ部33の段差の低い側の表面33bを壁部38の
内側に挿入させるように、ヒンジ可動部材23を一対の
ヒンジ軸22と共に横方向にスライドさせると、一対の
ヒンジ軸22は所定肉厚部34の貫通孔37内に引っ込
むことになる。これにより、ヒンジユニット21が電子
機器本体およびハードカバーから容易に取り外すことが
できる。
【0032】なお、その後、ヒンジユニット21の取り
外し操作のために、両ツマミ部33に加えていた圧縮力
を取り除くと、ヒンジ可動部材23はコイルばね24の
付勢力により、図3aの状態に戻ることになる。また、
両ツマミ部33の材質を例えばゴムなどの摩擦の大きな
ものとすることにより操作時の滑り止めとすることもで
きる。
【0033】したがって、ヒンジユニット21が電子機
器本体およびハードカバーから容易に取り外すことがで
きると共に、通常、両ツマミ部33は両開口部39内に
それぞれ介在しており、また、ツマミ部33の一方側面
33aを介して壁部38の対向面38aを押圧した状態
で、ヒンジキャビネット26の収納凹部25内にヒンジ
可動部材23を固定しているため、落下などの強い衝撃
による、取り外しの意志がない場合にもヒンジユニット
21は、従来のようにヒンジ軸の出退方向とロック解除
方向とが同じではなく、容易に外れるようなことはな
い。即ち、ヒンジ軸の出退方向である左右方向の衝撃に
対しては、対向する壁部38間の開口部39内に両ツマ
ミ部33が介在しているために動くことはなく、また、
上下方向の衝撃に対しては弾性樹脂部31がたわんで長
穴30が潰れる分だけ圧縮される可能性はあるが、この
場合、一対のヒンジ軸22が引っ込む方向とは垂直方向
に異なっているために、一対のヒンジ軸22が引っ込ん
で、ヒンジユニット21が電子機器本体およびハードカ
バーから容易に外れるようなことはない。また、上下方
向の衝撃に対して、弾性樹脂部31がたわんで長穴30
が潰れる分だけ圧縮されたとしても、コイルばね24の
付勢力で所定方向にヒンジ可動部材23を付勢して固定
しているため、弾性樹脂部31がたわんで長穴30が潰
れるのを抑えることができる。
【0034】(実施形態2)図4は本発明の実施形態2
の電子機器におけるヒンジユニットの構成を示す分解斜
視図である。なお、図1と同様の作用効果を奏するもの
には同一の部品番号を付けてその説明を省略する。
【0035】図4において、このヒンジユニット51
は、一端側に一対のヒンジ軸22を有するヒンジ可動部
材52、このヒンジ可動部材52を収納する収納凹部5
3を有するヒンジキャビネット54、および、このヒン
ジキャビネット54をカバーする蓋としてヒンジキャビ
ネット27から構成されている。
【0036】このヒンジ可動部材52は、一対のヒンジ
軸22間に腕部28が掛け渡されたほぼコ字状のヒンジ
軸部29と、この腕部28の中央位置に一端部が連結さ
れ、中央部に長穴30が貫通しておりその長穴30の周
囲に設けられた比較的肉厚の薄いばね性のあるばね部材
としての弾性樹脂部31と、この長穴30の長手方向と
は直角方向に設けられると共に、弾性樹脂部31の長手
方向中央外側にそれぞれ設けられたツマミ部33とを有
している。これら両ツマミ部33と弾性樹脂部31とを
それぞれ連結する連結部の側面側にガイド凸部55がそ
れぞれ設けられている。
【0037】また、ヒンジキャビネット54の壁である
板状部40には上記ガイド凸部55をガイドするガイド
孔56が設けられている。このガイド孔56の形状は垂
直方向に導く部分と、ヒンジ軸22を退かせる斜め方向
に導く部分とを有しており、ほぼブーメランのような形
状をしている。
【0038】このように、ヒンジ可動部材52の上下位
置にツマミ部33、その側面に、ヒンジキャビネット5
4のガイド孔56にガイドされるガイド凸部55、およ
び、両ツマミ部33間に樹脂の弾性を利用した弾性樹脂
部31が設けられている。
【0039】上記構成により、以下、その動作を説明す
る。
【0040】図5a〜図5cは図4のヒンジユニット5
1の取り外し機構を説明するための各状態における断面
図である。
【0041】まず、ヒンジユニット51を電子機器本体
およびハードカバーから取り外すに際して、図5aに示
す両ツマミ部33を指で摘んで押圧すれば、図5bに示
すように弾性樹脂部31がたわんで長穴30が潰れ、そ
の分だけ両ツマミ部33は圧縮されることになる。この
圧縮時、ガイド凸部55はガイド孔56の垂直部分から
斜め方向部分に沿って導かれている。即ち、両ツマミ部
33の表面には段差が付いているが、この段差の低い側
の表面33bは壁部38の内側に潜る程度に沈んで、壁
部38との係合を解除した後に、図5cに示すようにヒ
ンジ軸22をヒンジユニット51内に退かせるように右
方向にスライドさせることになる。
【0042】このように、ヒンジ可動部材52の圧縮操
作は上下のツマミ部33を壁部38の内側に押し込むこ
とにより、弾性樹脂部31がたわむ。このとき、ガイド
凸部55は溝部であるガイド孔56に挿入されているた
め、ガイド凸部55は溝部に沿ってしか動作ができな
い。これにより、上下方向に加わっている押圧力を横方
向(ヒンジ軸22が退く方向)の力に自動的に変換する
ことができて、ヒンジ軸22をヒンジユニット51内に
収納させることが可能となる。なお、ツマミ部33に加
えている押圧力を取り除けば弾性樹脂部31の復帰力に
より、図5aの状態に自動的に戻ることになる。
【0043】なお、上記実施形態1,2では、ツマミ部
33は上下方向に2個設けたが、何れか1個でもよい。
また、上記実施形態1,2では、ヒンジ可動部材23,
52を左側に1カ所設けたが、右側に1カ所または両側
に2カ所設けてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ヒンジユ
ニットの取り外し時には容易に取り外すことができ、か
つ落下などの強い衝撃により取り外しの意志がない場合
にも、ヒンジ軸の出退方向は通常は係止されているの
で、ヒンジ可動部材は従来のように容易には動くことは
なく、ヒンジユニットは容易には外れない。
【0045】また、上下2箇所にツマミ部材を設けれ
ば、両ツマミ部材を指2本で摘んでヒンジユニットを取
り外す操作をすることができるため、力が入りやすく従
来のものに比べてツマミサイズも大きくすることができ
るなど、操作性の向上を図ることができる。
【0046】さらに、ガイド部にガイド凸部を係合させ
てこれに沿わせることで、ツマミ部材の押し込み動作を
ヒンジ軸出退方向の力に変えることができ、ツマミ部材
を押し込む操作のみでヒンジ軸をヒンジユニット内に退
かせ、ヒンジユニットをカバーおよび本体から容易に取
り外すことができて、その操作性は向上する。
【0047】さらに、ばねによりヒンジ軸の突出側に付
勢すれば、ツマミ部材をスライドさせてヒンジ軸を退か
せたとしても、ツマミ部材に加えている力を取り除け
ば、ツマミ部材を押圧する取り外し操作前の状態に自動
的に復帰させることができて、その操作性は向上する。
【0048】さらに、ツマミ部材の材質を表面摩擦の大
きい材料に変更することにより操作時の滑り止めとする
ことができて、その操作性は向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の電子機器におけるヒンジ
ユニットの構成を示す分解斜視図である。
【図2】図1のヒンジユニット21の構成を示す図であ
って、aはその平面図、bはその側面図、cはその正面
図である。
【図3】a〜cは図1のヒンジユニット21の取り外し
機構を説明するための各状態における図2cのBB’断
面図である。
【図4】本発明の実施形態2の電子機器におけるヒンジ
ユニットの構成を示す分解斜視図である。
【図5】a〜cは図4のヒンジユニット51の取り外し
機構を説明するための各状態における断面図である。
【図6】従来の電子機器の構成を示す分解斜視図であ
る。
【図7】図6のヒンジユニット3のヒンジ構成を示す図
であって、aはその平面図、bはその側面図、cはその
正面図である。
【図8】a〜cは図6のヒンジ軸4の取り外し動作を示
す図7cのAA’断面図である。
【符号の説明】
21,51 ヒンジユニット 22,36 ヒンジ軸 23,52 ヒンジ可動部材 24 コイルばね 25,53 収納凹部 26,27,54 ヒンジキャビネット 28 腕部 29 ヒンジ軸部 30 長穴 31 弾性樹脂部 32 突起部 33 ツマミ部 34 所定肉厚部 35 取付用穴 37 貫通孔 38 壁部 39 開口部 40 板状部 41 固定用突起部 42 切り欠き部 43 固定突起 55 ガイド凸部 56 ガイド孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と該本体表面を保護するカバーとの
    間に介装され、該カバーおよび本体それぞれとヒンジ軸
    を中心として回動自在に接続されたヒンジユニットを有
    する電子機器において、 該ヒンジユニットの少なくとも一方側面側に該カバーお
    よび本体それぞれとの接続用のヒンジ軸が出退自在に設
    けられたヒンジ軸部と、 該ヒンジ軸部に接続され、該ヒンジ軸部との接続方向と
    は垂直な方向に圧縮または復帰自在なばね部材と、 該圧縮または復帰方向の該ばね部材の少なくとも一方側
    に接続されるとともに、該少なくとも一方側の該ヒンジ
    ユニットの開口部に介装されて該ヒンジ軸の出退方向に
    係止されているツマミ部材とを備えたヒンジ軸可動部材
    が該ヒンジユニットに設けられ、 該ツマミ部材を押圧して該ばね部材を圧縮することによ
    り該ツマミ部材の開口部との係止を解除し、該ツマミ部
    材のスライドにより該ヒンジ軸を出退自在に構成した電
    子機器。
  2. 【請求項2】 前記ヒンジユニットの壁とツマミ部材
    に、互いに係合するガイド部とガイド凸部とが設けられ
    た請求項1記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 前記ばね部材のヒンジ軸部接続側とは反
    対側に該ヒンジ軸側に付勢するばねが設けられた請求項
    1または2記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 前記ツマミ部材は表面摩擦の大きい材料
    で構成した請求項1または2記載の電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011055065A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Canon Inc 電子機器
JP2020142816A (ja) * 2019-03-05 2020-09-10 三甲株式会社 容器

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