JP2975326B2 - 錠 - Google Patents

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JP2975326B2
JP2975326B2 JP9103928A JP10392897A JP2975326B2 JP 2975326 B2 JP2975326 B2 JP 2975326B2 JP 9103928 A JP9103928 A JP 9103928A JP 10392897 A JP10392897 A JP 10392897A JP 2975326 B2 JP2975326 B2 JP 2975326B2
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博道 橋本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、引き戸用錠や開き戸用
錠の錠箱内に配設される作動体やハブ等の回動部材を中
立状態に維持する弾性装置を有する錠に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、回動部材を中立状態に維持す
るための弾性装置としては、回動部材の受部を両側から
2つの同じ強さのばねで押圧しているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において
は、ばねを2つ使用するので不経済であるという問題
や、たとえ同じ強さのばねを使用しても、長期の使用や
製造上の誤差等によって微妙に強さが相違し、中立状態
から若干ずれる場合があるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題を
解決するため、錠箱に回動可能に取り付けられる回動部
材を中立状態に維持する弾性装置を有する錠であって、
弾性装置は、スライド具、弾性体及び介在具を有し、回
動部材は、弾性装置に挟まれる受部を設けて成り、スラ
イド具及び介在具は、錠箱に摺動可能に取り付けられ、
スライド具は、一端部に設けた挟部と他端部に設けた止
部とを連結部で連結して成り、弾性体は、一端部が介在
具を介して挟部と対向し、他端部が止部に受け止められ
るように配設し、回動部材の受部を弾性装置の対向する
介在具と挟部との間に直接又は間接的に挟まれるように
配設し、スライド具及び介在具は、回動部材の受部に押
圧される方向にのみ摺動可能にして成るものである。
【0005】
【作用】上記のように構成されているので、回動部材を
どちら側に回動しても、同一の弾性体が中立状態に復元
する。
【0006】
【実施例】引き戸Sに取り付けられる錠箱1内には、回
動部材2、受動体3、鎌体4、ロック体5、介在具6、
スライド具7、弾性体8及びばね9・10・11が収容
されている。そして、鎌体4は錠箱1から出没可能で、
戸枠に取り付けられる受具24に係止できるようになっ
ている。引き戸Sの表裏面には引手12・12が取り付
けられ、引手12には操作体13が回動可能に取り付け
られ、操作体13は、角軸23によって回動部材2と連
結され連動するようになっている。なお、操作体13を
動かして、回動部材2を回動するようになっていれば、
本実施例には限定されない。
【0007】回動部材2は、その下部を錠箱1に回動可
能に取り付けられ、上部からロック部14・鎌体作動部
15・受動体作動部16及び受部17を設けてある。ロ
ック部14は上向きの突起であり、鎌体作動部15及び
受動体作動部16は前向きの突起であり、受部17は下
向きの突起である。回動部材2は、受部17が弾性装置
Dによって直立の中立状態に維持されている。
【0008】弾性装置Dは、介在具6、スライド具7及
び弾性体8から成る。スライド具7は、挟部26と止部
27を連結部28で連結し、止部27の上部には被部2
9を設けたもので、連結部28と被部29の間に弾性体
8を収容し、その弾性体8の先端に介在具6を配設し、
スライド具7及び介在具6の双方ともスライド自在に錠
箱1内に収容したものである。スライド具7は、止部2
7の外面部が錠箱1の内面部に当接して規制されてお
り、挟部26を回動部材2の受部17に押圧される方向
と逆方向へは摺動できないようになっている。介在具6
の表裏面には突起30・30を設け、この突起30・3
0が錠箱1に設けた案内孔25・25に摺動可能に遊嵌
合して規制されており、介在具6は回動部材2の受部1
7に押圧される方向と逆方向へは摺動できないようにな
っている。そして、介在具6の後端とスライド具7の挟
部26との間に回動部材2の受部17を挟んだもので、
受部17が前方に回動しても後方に回動しても弾性体8
の力で、回動部材2は元の中立の直立位置に復帰するよ
うになっている。回動部材2が直立状態の時、介在具6
は、その突起30・30が案内孔25・25の一端部に
当接し、それ以上後方へは摺動できないように規制され
ていると共に、スライド具7は、錠箱1に当接し、それ
以上前方へは摺動できないように規制されている。
【0009】受動体3は、その下部を錠箱1に回動可能
に取り付けられ、下部には、回動部材2の受動体作動部
16からの力を受ける当接部18を設け、上端部に阻止
部19を設けてある。阻止部19は、後述するロック体
5が下に動くのを阻止するためのものである。受動体3
は、ばね9によって後方に付勢されている。なお、受動
体3は、錠箱1に摺動可能に取り付けてもよく、要する
に、回動部材2によって動かされるようになっていれば
よい。
【0010】鎌体4は、その中間部を受動体3に回動可
能に取り付けられ、前部には、鎌部20を設け、後部に
は、回動部材2の鎌体作動部15が係合する係合部21
を設けてある。鎌体4は、ばね10によって上方に付勢
されている。なお、鎌体4は、受動体3に上下方向に摺
動可能に取り付けてもよく、要するに、移動可能に取り
付け、回動部材2によって動かされるようになっていれ
ばよい。
【0011】ロック体5は、錠箱1に上下動可能に取り
付けられ、ばね11によって上方と下方に振り分けられ
るようになっている。このロック体5には、下方に開口
する凹部22が設けられ、鎌体4が受具24に係止して
いる時、回動部材2の上端のロック部14に係合できる
ようになっており、係合すると回動部材2は回動不能と
なり操作体13による解錠はできない状態となる。ま
た、鎌体4が受具24に係止しておらず錠箱1内に没し
ている時は、ロック体5は、受動体3の上端の阻止部1
9に当接してロック部14と係合できないようになって
いる。なお、このロック体5は必ずしも必要ではない。
【0012】鎌体4が錠箱1から突出していない状態
(図3の状態)から、引き戸Sを閉めるべく操作体13
を操作すると、操作体13は前方に回動し、これと連動
する回動部材2も同様に前方に回動し、受動体作動部1
6が受動体3の当接部18を押圧し、受動体3は前方に
回動し、受動体3に取り付けられている鎌体4の鎌部2
0が錠箱1から突出し、回動部材2の受部17は後方に
回動し、スライド具7の挟部26を押圧してスライド具
7を後方へ摺動させ、介在具6は後方へ摺動しないの
で、スライド具7の止部27が弾性体8を押圧して縮退
させる(図4及び図8の状態)。この状態で引き戸Sを
戸枠まで摺動させると、鎌部20が受具24に当接し
て、ばね10に抗して上方に回動し(図9の状態)、ば
ね10の力で戻り受具24に係止される(図10の状
態)。手を放すと、操作体13及び回動部材2は、弾性
体8の力で元の直立状態に戻る(図11の状態)。鎌部
20が受具24に係合している状態では、受動体3は、
ばね9によって後方に付勢されているが、鎌部20が受
具24に係合しているので、後方へは回動できないよう
になっている。なお、引き戸Sが軽く動く場合は、操作
体13を閉操作しても操作体13及び回動部材2は、回
動せず直立状態のまま引き戸Sは走行し、戸枠に当接し
た時、操作体13及び回動部材2が前方に回動し、上記
と同様に受動体3が前方に回動して鎌体4が受具24に
係合する。
【0013】次に、引き戸Sを開けるべく操作体13を
操作すると、操作体13は後方に回動し、これと連動す
る回動部材2も同様に後方に回動し、鎌体作動部15が
鎌体4の係合部21を押圧し、鎌体4は上方に回動し、
受具24との係止が外れる(図12の状態)。すると、
受動体3がばね9の力で後方に回動し、鎌体4の鎌部2
0が錠箱1内に収容され、回動部材2の受部17は、前
方に回動し介在具6を押圧して前方へ摺動させ、スライ
ド具7は前方へ移動しないので、介在具6が弾性体8を
押圧して縮退させる(図5及び図13の状態)。手を放
すと、操作体13及び回動部材2は、弾性体8の力で元
の直立状態に戻る(図3の状態)。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、回動部材
を1つの弾性体で中立状態に維持することができるの
で、経済的であると共に、中立状態に確実に維持するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】取付状態の正面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】錠箱の蓋を外した状態の正面図。
【図4】回動部材を前方に回動した時の要部正面図。
【図5】回動部材を後方に回動した時の要部正面図。
【図6】図3のB−B線断面図。
【図7】錠箱の蓋を外した状態の斜視図。
【図8】動作を説明するための正面図。
【図9】同じく、動作を説明するための正面図。
【図10】同じく、動作を説明するための正面図。
【図11】同じく、動作を説明するための正面図。
【図12】同じく、動作を説明するための正面図。
【図13】同じく、動作を説明するための正面図。
【図14】分解斜視図。
【符号の説明】
1 錠箱 2 回動部材 6 介在具 7 スライド具 8 弾性体 26 挟部 27 止部 28 連結具 S 引き戸 D 弾性装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】錠箱に回動可能に取り付けられる回動部材
    を中立状態に維持する弾性装置を有する錠であって、弾
    性装置は、スライド具、弾性体及び介在具を有し、回動
    部材は、弾性装置に挟まれる受部を設けて成り、スライ
    ド具及び介在具は、錠箱に摺動可能に取り付けられ、ス
    ライド具は、一端部に設けた挟部と他端部に設けた止部
    とを連結部で連結して成り、弾性体は、一端部が介在具
    を介して挟部と対向し、他端部が止部に受け止められる
    ように配設し、回動部材の受部を弾性装置の対向する介
    在具と挟部との間に直接又は間接的に挟まれるように配
    設し、スライド具及び介在具は、回動部材の受部に押圧
    される方向にのみ摺動可能にしたことを特徴とする錠。
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