JPH09153474A - 基板洗浄ユニット - Google Patents

基板洗浄ユニット

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JPH09153474A
JPH09153474A JP31251095A JP31251095A JPH09153474A JP H09153474 A JPH09153474 A JP H09153474A JP 31251095 A JP31251095 A JP 31251095A JP 31251095 A JP31251095 A JP 31251095A JP H09153474 A JPH09153474 A JP H09153474A
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JP
Japan
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substrate
cleaning liquid
cleaning
nozzle
liquid discharge
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Application number
JP31251095A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yoshii
弘至 吉井
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリコンウェハなどの基板を洗浄する洗浄液
を吐出する洗浄液吐出ノズルの位置を決定後、簡単かつ
短時間で洗浄液吐出ノズルを固定することが可能な基板
洗浄ユニットを提供することである。 【解決手段】 ノズル位置固定部12は、洗浄液吐出ノ
ズル11の径とほぼ同一径の貫通孔有する、取付用ボル
ト122と位置決め用ナット123と弾性部材124と
を備えている。取付用ボルト122に螺合する位置決め
用ナット123を締めると、取付用ボルト122と位置
決め用ナット123とで形成される紡錘状の空間が徐々
に小さくなり、その空間に挿入された弾性物質124は
洗浄液吐出ノズル11に押しつけられ、洗浄液吐出ノズ
ル11を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、基板処理装置にお
ける基板洗浄ユニットに関し、より特定的には、基板の
裏面を洗浄するための基板洗浄ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のごとく、半導体製造工程において
は、フォトレジストを基板の表面に塗布する。しかしな
がら、フォトレジストは、基板の裏面に付着すると、こ
の基板の裏面を汚染する原因ともなる。したがって、基
板の表面にフォトレジストを塗布する装置(レジスト塗
布装置)は、基板の裏面を洗浄するための基板洗浄ユニ
ットを備える。なお、現像処理を実行する現像装置も、
この基板洗浄ユニットを備えることがある。
【0003】図4は、従来の基板洗浄ユニットにおける
洗浄液吐出ノズル近傍の構成を示す断面図である。図4
において、金属製(ステンレス製)の洗浄液吐出ノズル
41は、基板Wの裏面に向けて外部から供給された洗浄
液を、先端に形成された洗浄液吐出孔(図示せず)から
吐出する。この洗浄液吐出ノズル41の近傍には、ねじ
孔421と貫通孔422とを有し上下方向に可動する可
動台42と、可動台42の上面と一部において接触し全
体的に可動台42を覆うように配置され洗浄液吐出ノズ
ル41を固定するための樹脂製のノズル取付基板43
と、洗浄液吐出ノズル41の外面を覆うように配置され
る樹脂製のカバー44とが配置される。可動台42の下
部には、可動台42の上下方向への可動量の基準となる
ベース45と、このベース45に固定的に立設されたネ
ジ451とが配置されている。ネジ451は、可動台4
2の貫通孔422を貫通しており、このネジ451に螺
合する2つのナット452によって、可動台42の底面
が挟持されている。ノズル取付基板43の一端には、貫
通孔431が形成されている。また、カバー44の一端
にも貫通孔441が形成されている。ネジ46が貫通孔
431および441を貫通し、ネジ孔421に螺合する
ことによって、ノズル取付基板43およびカバー441
が可動台42に対して固定される。
【0004】基板洗浄処理が開始されると、洗浄液吐出
ノズル41には、洗浄液導入管47を介して純水などの
洗浄液(矢印参照)が導入される。この洗浄液は、洗浄
液吐出ノズル41の先端に形成された洗浄液吐出孔から
基板Wの裏面に向けて吐出される。これによって、基板
Wの表面から回り込んだ処理液が洗い流され、また飛散
した小さなゴミなどが基板の裏面に付着することが防止
される。
【0005】上記のように、洗浄液吐出ノズル41は、
基板Wの裏面に向けて洗浄液を吐出するが、洗浄液の基
板Wに対する着液点の調整が精密に行われないと、洗浄
液が基板の外周方向へと供給されず、洗浄効果が低下す
る。さらに、基板Wの裏面の中心部分は、基板を水平面
内での回転が可能なように保持するために真空吸着され
ている。この真空吸着される部分に洗浄液が流れ込むと
真空ポンプ(図示せず)などに不都合が生じるため着液
点の調整は精密に行われる必要がある。そのため、上記
洗浄液吐出ノズル41の高さは、微調整可能であること
が要求される。以下、その微調整について説明する。オ
ペレータは、まず、すべての洗浄液吐出ノズル41に対
するネジ46を抜き取り、可動台42からノズル取付基
板43およびカバー44を取り外す。なお、図4中に
は、1つの洗浄液ノズル41しか図示されていないが、
実際には、洗浄液吐出ノズル41は基板処理装置内に複
数個設置されている。その後、オペレータは、ナット4
52を回転させることによって、可動台42が上下方向
に所定量移動するように調整する。オペレータは、可動
台42が所定の高さに到達すると、ノズル取付基板43
およびカバー44を取り付け、ネジ46を締めて洗浄液
吐出ノズル41を固定させる。その後、オペレータは、
すべての洗浄液吐出ノズル41の先端と基板Wの裏面と
の間の距離が、所望の距離Δxに揃うまで、上記一連の
動作を繰り返し実行する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の基板洗
浄ユニットにおいて、可動台42は、ネジ451に対す
る2つのナット452の螺合位置を変えることによっ
て、上下方向に移動するように構成されている。可動台
42は、内部に空間を有しており、この空間内にレンチ
などを差し入れてナット452の調整作業が行われる。
ところで、可動台42の内部空間にレンチを入れるため
には、ノズル取付基板43およびカバー44が邪魔にな
るため、それらを取り外さなければならない。しかしな
がら、ノズル取付基板43を取り外すと、可動台42に
対する洗浄液吐出ノズル43の固定位置が決まらない。
従って、オペレータは、基板Wに対する可動台42の上
下位置だけを目安として、高さ調整を行っていた。この
ように、従来の高さ調整は、勘に頼るところが大きく、
到底、1回の調整だけでは、洗浄液吐出ノズル43の先
端と基板Wの裏面との間の距離を所望の距離Δxに追い
込むことができなかった。従って、従来は、「ノズル取
付基板43およびカバー44の取り外し作業→ナット4
52による可動台42の高さ調整→ノズル取付基板43
およびカバー44の取り付け作業→基板Wに対する洗浄
液吐出ノズル43の先端位置の確認作業」という一連の
作業を、何回も繰り返す必要があり、極めて煩雑であっ
た。しかも、洗浄液吐出ノズル43は、1つの基板洗浄
ユニットに対して複数個配置されているため、各洗浄液
吐出ノズル43に対して、上記一連の作業を必要とし、
オペレータに対する作業負担が極めて大きいという第1
の問題点があった。
【0007】また、従来の基板洗浄ユニットは、洗浄液
吐出ノズル41が金属によって構成されているため、そ
こから吐出される洗浄液が、金属汚染される可能性があ
った。そのため、基板を清潔に保つという基板洗浄処理
の本来の趣旨が害されるという第2の問題点があった。
【0008】図5は、外部から供給された洗浄液を洗浄
液吐出ノズル41へと供給するための洗浄液供給ユニッ
トを模式的に示した図である。以下、図5を参照して洗
浄液の供給経路について説明する。なお、ここでは、基
板処理装置内に設置される洗浄液吐出ノズル41の個数
は4個の場合を想定している。図5において、図示しな
い外部の洗浄液供給源から供給された洗浄液は、第1導
入管58によってユニット内に導入される。第1導入管
58によって導入された洗浄液は、まず、第1分岐配管
59によって2分岐される。第1分岐配管59によって
2分岐された洗浄液は、それぞれ第2導入管510およ
び導入管接続部511を介して、第2導入管510より
も径の小さい第3導入管512に導入される。各第3導
入管512に導入された洗浄液は、さらに第2分岐配管
513で2分岐された後、洗浄液導入管47と導入され
る。
【0009】上記のように、従来の洗浄液供給ユニット
は、洗浄液吐出ノズル41の設置個数に応じて、必要な
回数だけ分岐を繰り返した後に、洗浄液を洗浄液吐出ノ
ズル41に供給する構成となっていた。そのため、従来
の洗浄液供給ユニットでは、分岐配管や導入管接続部な
どの本数が多くなり、配管施工が困難になるという第3
の問題点があった。この第3の問題点ゆえに、従来は、
基板処理装置の外部に洗浄液供給ユニットを設置せざる
を得なかった。
【0010】それゆえに、本発明の第1の目的は、洗浄
液吐出ノズルを所望する高さで容易に固定することが可
能な基板洗浄ユニットを提供することである。本発明の
第2の目的は、洗浄液の金属汚染を防止することが可能
な基板洗浄ユニットを提供することである。本発明の第
3の目的は、洗浄液吐出ノズルに洗浄液を供給するため
の洗浄液供給経路を簡素な構成にすることが可能な基板
洗浄ユニットを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、基板の裏面を洗浄するための基板洗浄ユニット
であって、基板の裏面と近接し、先端部分に設けられた
洗浄液吐出孔から洗浄液を吐出する基板洗浄ノズルと、
基板洗浄ノズルの先端部分を所定位置で固定するノズル
固定手段とを備え、基板洗浄ノズルは、耐薬品性を有す
る樹脂によって構成されており、ノズル固定手段は、弾
性を有しており、基板洗浄ノズルの一部において周囲を
覆う弾性部材と、弾性部材を収納する空間領域を形成
し、当該空間領域の大きさを調節可能な空間領域形成手
段とを含み、空間領域形成手段は、基板洗浄ノズルの先
端部分が所定位置に位置したとき、空間領域を弾性部材
よりも小さくすることによって当該基板洗浄ノズルを圧
迫固定することを特徴とする。
【0012】上記のように、第1の発明では、基板洗浄
ノズルが耐薬品性を有する樹脂によって構成されるた
め、基板に吐出される洗浄液を汚染することがない。ま
た、空間領域形成手段によって形成される空間領域が小
さくなると、その内部に収納されている弾性部材は、基
板洗浄ノズルを圧迫し固定する。したがって、基板洗浄
ノズルを所定位置に保ったままで容易に固定することが
できるため、基板洗浄ノズルの高さ調整に係るオペレー
タの負担が軽減される。
【0013】第2の発明は、基板の裏面を洗浄するため
の基板洗浄ユニットであって、基板の裏面と近接し、先
端部分に設けられた洗浄液吐出孔から洗浄液を吐出する
複数の基板洗浄ノズルと、外部の洗浄液供給源から供給
された洗浄液を一括的に分岐し、分岐された洗浄液を各
前記基板洗浄ノズルへ供給する洗浄液分岐/供給手段と
を備えている。
【0014】上記のように、第2の発明では、外部の洗
浄液供給源から供給された洗浄液は、洗浄液分岐/供給
手段によって一括的に分岐された後、各基板洗浄ノズル
に供給される。そのため、洗浄液供給源から基板洗浄ノ
ズルまでの配管設備の簡素化および小型化を図ることが
可能となる。
【0015】第3の発明は、基板の裏面を洗浄するため
の基板洗浄ユニットであって、基板の裏面と近接し、先
端部分に設けられた洗浄液吐出孔から洗浄液を吐出する
複数の基板洗浄ノズルと、基板洗浄ノズルの先端部分を
所定位置で固定するノズル固定手段と、外部の洗浄液供
給源から供給された洗浄液を一括的に分岐し、分岐され
た洗浄液を各基板洗浄ノズルへ供給する洗浄液分岐/供
給手段とを備え、基板洗浄ノズルは、耐薬品性を有する
樹脂によって構成されており、ノズル固定手段は、弾性
を有しており、基板洗浄ノズルの一部において周囲を覆
う弾性部材と、弾性部材を収納する空間領域を形成し、
当該空間領域の大きさを調節可能な空間領域形成手段と
を含み、空間領域形成手段は、基板洗浄ノズルの先端部
分が所定位置に位置したとき、空間領域を弾性部材より
も小さくすることによって当該基板洗浄ノズルを圧迫固
定することを特徴とする。
【0016】上記のように、第3の発明では、基板洗浄
ノズルが耐薬品性を有する樹脂によって構成されるた
め、基板に吐出される洗浄液を汚染することがない。ま
た、空間領域形成手段によって形成される空間領域が小
さくなると、その内部に収納されている弾性部材は、基
板洗浄ノズルを圧迫し固定する。したがって、基板洗浄
ノズルを所定位置に保ったままで容易に固定することが
できるため、基板洗浄ノズルの高さ調整に係るオペレー
タの負担が軽減される。さらに、外部の洗浄液供給源か
ら供給された洗浄液は、洗浄液分岐/供給手段によって
一括的に分岐された後、各基板洗浄ノズルに供給され
る。そのため、洗浄液供給源から基板洗浄ノズルまでの
配管設備の簡素化および小型化を図ることが可能とな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る基板洗浄ユニットの洗浄液吐出ノズル近傍の構成を示
す縦断面図である。図1において、基板Wの裏面には、
外部から供給された洗浄液を吐出する洗浄液吐出ノズル
11が配置される。この洗浄液吐出ノズル11の近傍に
は、所望する位置において洗浄液吐出ノズル11を固定
するためのノズル位置固定部12と、貫通孔131を有
し現像装置の図示しないベースに固定された取付パッド
13とが配置される。なお、洗浄液吐出ノズル11近傍
には、これらの構成以外にも様々な構成部が配置される
が、説明を簡素化するため、図1には、洗浄液吐出ノズ
ル11の位置を固定するための構成のみを示している。
【0018】洗浄液吐出ノズル11は、耐薬品性を有す
る樹脂、例えばテフロン(商品名)製のチューブで形成
されており、その先端が袋状に加工される。その先端の
所定位置には、外部から供給された洗浄液を基板Wの裏
面に向けて吐出するための洗浄液吐出孔が形成されてい
る(図2参照)。
【0019】ノズル位置固定部12は、取付用ナット1
21と、取付用ボルト122と、位置決め用ナット12
3と、ゴムなど弾性を有する材料で構成される紡錘形の
弾性部材124とを含む。取付用ボルト122の中央に
は、洗浄液吐出ノズル11の径とほぼ同一径を有する貫
通孔が形成されている。貫通孔の一端は、この貫通孔の
中心軸を中心とする底面を有する円錐形状に加工されて
いる。円錐形状に加工された側の取付用ボルト122の
外径は、取付パッド13に形成された貫通孔131の直
径よりも大きくされ、それ以外の部分の外径は貫通孔1
31とほぼ同一とされる。これによって、取付用ボルト
122は、取り付けパッド13によってによって係止さ
れ、貫通孔131から抜け落ちないようにされている。
この取付用ボルト122の外周には、ネジ山が形成され
ている。取付用ナット121は、取付用ボルト122の
径の小さい側に螺合するナットである。位置決め用ナッ
ト123は、取付用ボルト122の径の大きい側に螺合
するナットであり、ネジ山以外の部分においては、洗浄
液吐出ノズル11の径とほぼ同一径を有する貫通孔が形
成されている。この貫通孔の下端は、この貫通孔の中心
軸を中心とする底面を有する円錐形状に加工されてい
る。したがって、この取付用ボルト122と、位置決め
用ナット123とを螺合させていくと、その接合部に、
紡錘形の空間領域が形成される。弾性部材124は、取
付用ボルト122と位置決め用ナット123とで形成さ
れる紡錘形の空間領域よりも若干大きな紡錘形状を有し
ており、中心部には洗浄液吐出ノズル11の径とほぼ同
一径を有する貫通孔が形成されている。
【0020】上記のような構成を有するノズル位置固定
部12は、上述したように、取付パッド13に、取付用
ナット121と取付用ボルト122とで固定される。こ
の取付用ボルト122に加工された円錐状の穴には弾性
部材124が挿入される。そして、位置決め用ナット1
23が取付用ボルト122に螺合される。この取付用ボ
ルト122と弾性部材124と位置決め用ナット123
とで形成される貫通孔に洗浄液吐出ノズル11は挿入さ
れる。位置決め用ナット123が緩められた状態におい
て、この貫通孔に挿入された洗浄液吐出ノズル11は、
弾性部材124との間の摩擦力によって静止状態にあ
る。しかしながら、位置決め用ナット123が緩んだ状
態にあるため、洗浄液吐出孔の高さ微調整が容易にでき
る状態にある。この洗浄液吐出ノズル11の先端と基板
Wとの近接距離が所定の距離に達したとき、位置決め用
ナット123を締めていくと、弾性部材124は位置決
め用ナット123と取付用ボルト122とで形成される
空間領域よりも若干大きな形状を有しているため、洗浄
液吐出ノズル11に押しつけられる。より具体的には、
位置決め用ナット123を締めると、弾性部材124と
位置決め用ナット123との接触面に関する垂直抗力が
働く。この垂直抗力の水平方向成分によって、弾性部材
124は洗浄液吐出ノズル11に押しつけられる。これ
によって、洗浄液吐出ノズル11は、所定位置に圧迫固
定される。仮にこの時、洗浄液吐出ノズル11の位置ズ
レなどが起きた場合には、位置決め用ナット123を緩
めて、洗浄液吐出ノズル11の位置を再度調整し、位置
決め用ナット123を締めてやればよい。
【0021】上記のように、本実施形態に係る基板洗浄
ユニットにおいては、洗浄液吐出ノズル11の高さを微
調整する際に、洗浄液吐出ノズル11自体を取付パッド
13から取り外す必要性がない。従って、洗浄液吐出ノ
ズル11の先端と基板Wの裏面との間の距離を確認した
状態で、位置決め用ナット123を締め付けるだけで、
容易に洗浄液吐出ノズル11を固定することができる。
その結果、従来のように高さ調整を繰り返すことなく、
洗浄液吐出ノズル11を所望の高さに調整でき、オペレ
ータの手間を軽減できる。また、洗浄液吐出ノズル11
は、耐薬品性の高い樹脂、例えばテフロンによって構成
されているため、外部から供給された洗浄液が金属汚染
されることはない。
【0022】図3は、外部から供給された洗浄液を、図
1の洗浄液吐出ノズル11へと供給するための洗浄液供
給ユニットを模式的に示した図である。以下、図3を参
照して、本実施形態で採用される洗浄液の供給経路につ
いて説明する。なお、ここでは一例として、基板処理装
置内に設置される洗浄液吐出ノズル11の個数が4個の
場合を想定している。
【0023】図3において、本実施形態で採用される洗
浄液供給ユニットは、外部の洗浄液供給源から供給され
た洗浄液をユニット内へと導入する第1導入管31と、
第1導入管31によって導入された洗浄液を洗浄液吐出
ノズル11の本数に応じた数に一括的に分岐するマニホ
ールド32と、マニホールド32によって分岐された洗
浄液を洗浄液吐出ノズル11へ導く第2導入管33とを
備える。マニホールド32は、第1導入管31により導
入された洗浄液を、各第2導入管33へ一様な圧力で分
配するように設計される。
【0024】上記のように、マニホールド32は、供給
された洗浄液を一括的に所定数に分岐させるため、分岐
配管や導入管接続部などが不必要となる。そのため、洗
浄液供給ユニットが小型化でき、基板処理装置内に設置
することが可能となる。
【0025】上述した基板洗浄ユニットおよび洗浄液供
給ユニットは、基板処理装置の一例である、レジスト塗
布装置や現像装置などに適用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る洗浄液吐出ユニット
の洗浄液吐出ノズル近傍の構成を示す断面図である。
【図2】図1に示す洗浄液吐出ノズルの先端部を模式的
に示した図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る洗浄液吐出ユニット
で使用される洗浄液供給ユニットを模式的に示した図で
ある。
【図4】従来の基板洗浄ユニットにおける洗浄液吐出ノ
ズル近傍の構成を示す断面図である。
【図5】従来の洗浄液供給ユニットを模式的に示した図
である。
【符号の説明】
W…基板 11…洗浄液吐出ノズル 12…ノズル位置固定部 121…取付用ナット 122…取付用ボルト 123…位置決め用ナット 124…弾性部材 13…取付パッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の裏面を洗浄するための基板洗浄ユ
    ニットであって、 前記基板の裏面と近接し、先端部分に設けられた洗浄液
    吐出孔から洗浄液を吐出する基板洗浄ノズルと、 前記基板洗浄ノズルの先端部分を所定位置で固定するノ
    ズル固定手段とを備え、 前記基板洗浄ノズルは、耐薬品性を有する樹脂によって
    構成されており、 前記ノズル固定手段は、 弾性を有しており、前記基板洗浄ノズルの一部において
    周囲を覆う弾性部材と、 前記弾性部材を収納する空間領域を形成し、当該空間領
    域の大きさを調節可能な空間領域形成手段とを含み、 前記空間領域形成手段は、前記基板洗浄ノズルの先端部
    分が所定位置に位置したとき、前記空間領域を前記弾性
    部材よりも小さくすることによって当該基板洗浄ノズル
    を圧迫固定することを特徴とする、基板洗浄ユニット。
  2. 【請求項2】 基板の裏面を洗浄するための基板洗浄ユ
    ニットであって、 前記基板の裏面と近接し、先端部分に設けられた洗浄液
    吐出孔から洗浄液を吐出する複数の基板洗浄ノズルと、 外部の洗浄液供給源から供給された洗浄液を一括的に分
    岐し、分岐された洗浄液を各前記基板洗浄ノズルへ供給
    する洗浄液分岐/供給手段とを備える、基板洗浄ユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 基板の裏面を洗浄するための基板洗浄ユ
    ニットであって、 前記基板の裏面と近接し、先端部分に設けられた洗浄液
    吐出孔から洗浄液を吐出する複数の基板洗浄ノズルと、 前記基板洗浄ノズルの先端部分を所定位置で固定するノ
    ズル固定手段と、 外部の洗浄液供給源から供給された洗浄液を一括的に分
    岐し、分岐された洗浄液を各前記基板洗浄ノズルへ供給
    する洗浄液分岐/供給手段とを備え、 前記基板洗浄ノズルは、耐薬品性を有する樹脂によって
    構成されており、 前記ノズル固定手段は、 弾性を有しており、前記基板洗浄ノズルの一部において
    周囲を覆う弾性部材と、 前記弾性部材を収納する空間領域を形成し、当該空間領
    域の大きさを調節可能な空間領域形成手段とを含み、 前記空間領域形成手段は、前記基板洗浄ノズルの先端部
    分が所定位置に位置したとき、前記空間領域を前記弾性
    部材よりも小さくすることによって当該基板洗浄ノズル
    を圧迫固定することを特徴とする、基板洗浄ユニット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008518767A (ja) * 2004-11-03 2008-06-05 ズス・マイクロテック・リソグラフィ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 基板を保持する回転式装置

Cited By (2)

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JP2008518767A (ja) * 2004-11-03 2008-06-05 ズス・マイクロテック・リソグラフィ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 基板を保持する回転式装置
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