JPH09153373A - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池

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Publication number
JPH09153373A
JPH09153373A JP7312712A JP31271295A JPH09153373A JP H09153373 A JPH09153373 A JP H09153373A JP 7312712 A JP7312712 A JP 7312712A JP 31271295 A JP31271295 A JP 31271295A JP H09153373 A JPH09153373 A JP H09153373A
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JP
Japan
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convex
stack
housing
battery stack
laminated
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Application number
JP7312712A
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English (en)
Inventor
Kazunari Ihara
和成 井原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタックを筐体内に収納する場合に、筐体の
小形化が可能であり、信頼性が高く、大容量の燃料電池
を提供する。 【解決手段】 スタックの下部締付板2と筐体の底板5
aとの間に、複数の絶縁支持具6を配置する。この絶縁
支持具6は、凸面球面支持具6aと凹面球面支持具6b
とからなる鉄鋼製の支持具と、絶縁板6cとからなる。
燃料電池本体の移動時等に、スタックの重量により筐体
の底板5aが変形した場合、凹面球面支持具6bが凸面
球面支持具6aの球面上をスライドし、絶縁板6cがそ
れに追随して移動する。これにより、絶縁支持具が損傷
及び破壊することがない。このような構成においては、
底板5aの高さ方向の寸法及び絶縁支持具の高さを低く
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料電池に係り、特
に燃料電池の支持構造を改良したものである。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は、燃料が持つ化学エネルギー
を、電気化学プロセスで酸化させることにより、酸化反
応に伴って放出されるエネルギーを直接電気エネルギー
に変換する装置である。この燃料電池を用いた発電シス
テムは、比較的小さな規模でも発電の熱効率が40〜5
0%にも達し、新鋭火力発電をはるかにしのぐと期待さ
れている。
【0003】また、近年大きな社会問題になっている公
害要因であるSOx 、NOx の排出が極めて少なく、発
電装置内に燃焼サイクルを含まないため大量の冷却水を
必要とせず、振動も小さいなどから、騒音・排ガスなど
の環境問題が少ないという利点がある。更に、負荷変動
に対して応答性が良く、原理的に高い変換効率が期待で
きると共に、発電と同時に熱も利用するコジェネシステ
ムに向いている等の特徴があることから、その研究開発
に期待と関心が寄せられている。
【0004】この種の装置としては、例えば、特開昭6
0−93765号公報に示されたものが知られている。
すなわち、電池本体は、図9に示すように、発電のため
に用いられる多数のセル9とこれらのセル9で発生する
熱を排出するための冷却板10とからなる積層電池スタ
ック(以下、単にスタック)、そのスタックを上下方向
から締付ける上部締付板3及び下部締付板2、シール材
12を介した反応ガス供給・排出用のガスマニホールド
13、冷却水供給・排出用の冷却水マニホールド14、
電気出力取出し用のブスバー4等によって構成されてい
る。そして、上記セル9には燃料ガスと空気が、また、
冷却板10には水等の冷媒が、外部から供給、排出され
るように構成されている。
【0005】また、一般に、反応ガス圧力が高圧である
場合には、上記スタックを円筒形タンクに収納している
が、反応ガス圧力がほぼ大気圧である常圧型燃料電池の
場合には、上記スタックの1個または複数個を1つの筐
体内に収納して用いている。このような常圧型燃料電池
は、構造及びシステムが簡単なため、一般需要家のオン
サイトとしての使用に適している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなオンサイ
ト燃料電池には、その需要規模により、例えば50kW
〜1000kWの出力幅があるが、これら出力段階に対
して夫々異なったセルサイズで設計するのは、セルを大
量生産する上で好ましくない。そのため、セルサイズは
1種類とし、セルの積層数を変化させることによって出
力を調整することが一般的に行われている。
【0007】ところが、出力が1000kWに達する
と、現在の技術では、積層されるセルの高さが陸上輸送
限界を大きく越えてしまうため、更に大きなセルを製作
するか、または複数のスタックを必要としていた。
【0008】また、セルは比較的脆い材料で構成されて
いるため、製作時の取扱や大量生産に適した寸法形状と
する必要があり、現在の技術では、1辺が約1m程度の
正方形のものが適当と考えられている。また、電池本体
の効率、直交変換器の性能上の制約から、電圧を大きく
し、電流を制御することが望ましい。このため、大容量
のオンサイト用燃料電池としては、正方形セルを積層し
た複数のスタックを直列に接続した状態で、できるだけ
小さい筐体に収納する必要がある。
【0009】図10は、従来のスタック2個を直列に接
続した状態で1個の筐体内に収納する場合の、スタック
の配置及び接続方法の一例を示したものである。すなわ
ち、スタック1a及び1bは、共に負極を上にした状態
で配置されている。この2個のスタック1a,1bを直
列に接続するため、集電板を兼ねているスタック1aの
下部締付板2aと、スタック1bの上部締付板3bと
が、ブスバー4aによって接続されている。また、スタ
ック1bの下部締付板2bが、ブスバー4bによって外
部に接続されている。
【0010】また、スタック1a及び1bは直列に接続
されるため、それぞれ対地電位が異なり、スタック1a
はスタック1bよりさらに対地に対して高電圧となる。
そのため、これらのスタック1a,1bを筐体5内に配
置する際には、支持碍子15を介して設置する必要があ
る。また、大容量機の場合は、支持碍子15の高さは1
00mm〜150mm程度必要とされる。
【0011】また、図11に示すように、各スタック1
a,1bの四側面に取り付けられているガスマニホール
ド13には、配管接手17が接続されており、内部配管
を筐体5内の配管18を介して外部と取合うこととな
る。従って、通常、筐体5の4側面のうち1面または2
面に集中させて配管を取り合う構造となるため、セルの
1辺が1mとなる場合、筐体5の幅Wは3mにも達する
寸法となる。
【0012】更に、このようにしてスタック1a,1b
2個を直列に接続した状態で1個の筐体5に収納する場
合には、筐体5は、その底板5aの高さ寸法を大きくと
ることにより十分強度のものとする必要がある。すなわ
ち、収納された燃料電池を移動のために吊り上げた場合
に、内部のスタック1a,1bの重量によって底板5a
に変形が生じると、底板5aとスタック1a,1bの下
面とが平行でなくなり、スタック1a,1bの下部の支
持硝子15が局部的に損傷して破壊する恐れがあるから
である。
【0013】具体的には、筐体高さHが3m以上であっ
て、幅Wが3mに及ぶ大きさの大容量の燃料電池本体に
おいては、底板5aの最大たわみ寸法が数mm以下でな
ければならず、底板5aの高さ寸法は、250mm以上
必要であった。
【0014】従って、輸送限度の高さである筐体5の高
さHのうち、底板5aの高さ寸法h1 及び支持碍子15
の高さh2 分だけ、スタック1a,1bの高さを低くし
なければならず、容積効率上不利であった。
【0015】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、スタ
ックを筐体内に収納する場合に、筐体の小形化が可能で
あり、信頼性が高く、大容量の燃料電池を提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
る燃料電池は、複数個の単位電池を積み重ねた積層電池
スタックが筐体内に収納された燃料電池において、前記
積層電池スタックの下部には、当該積層電池スタックを
下方から支持する複数の支持部材が、一端が前記筐体の
底面に設置され他端が前記積層電池スタックの下端部に
接して設けられ、前記支持部材には、球面の凸部を有す
る凸面部材と、前記凸面部材の凸部に対応する凹面を有
する凹面部材とが互いの凹凸部で接触して設けられ、前
記凸面部材及び凹面部材のうちいずれか一方が前記筐体
の底面に設置され、他方が前記積層電池スタックの下端
部に接しており、前記積層電池スタックの重量により前
記筐体の底面が変形した場合に、前記凹面部材及び前記
凸面部材がその接触部分でスライドするように配置され
ていることを特徴としている。
【0017】請求項1記載の発明によれば、筐体に収納
された燃料電池を移動のために吊り上げた場合等に、筐
体の底面が前記積層電池スタックの重量によって変形
し、筐体の底面と積層電池スタックの下面とが平行でな
くなる場合がある。そのような場合に、例えば、凸面部
材が積層電池スタックの下面に接しており、凹面部材が
筐体の底面に設置されている場合には、筐体の底面の変
形に伴い、凹面部材が凸面部材の凸部上をスライドす
る。そのため、積層電池スタック下部に設けられた支持
部材が、局部的に損傷することにより破壊されることが
ない。
【0018】従って、筐体の底面の高さ方向の寸法を従
来に比べて低くしても、筐体の底面に弾性変形が生じた
場合に対応することができるため、筐体全体の高さを低
くすることができる。
【0019】請求項2記載の発明による燃料電池は、請
求項1記載の発明において、前記凸面部材が、略半球形
状であり、その平面部分が前記積層電池スタックの下面
に接しており、前記凹面部材が、前記筐体の底面に設置
されていることを特徴としている。
【0020】請求項2記載の発明によれば、筐体の底面
が変形すると、それに伴って凹面部材が半球もしくはそ
れに近い形状の凸面部材上をスライドする。
【0021】請求項3記載の発明による燃料電池は、請
求項1または2記載の発明において、前記支持部材が、
当該支持部材を前記積層電池スタックの下部における所
定の位置に配置するための締結部材によって、前記積層
電池スタックの下部に締結されていることを特徴として
いる。
【0022】請求項3記載の発明によれば、支持部材
は、締結部材によって所定の位置に締結されているた
め、筐体の底面の変形により凸面部材と凹面部材とがス
ライドした際にも、その位置がずれることがない。
【0023】請求項4記載の発明による燃料電池は、複
数個の単位電池を積み重ねた積層電池スタックが筐体内
に収納された燃料電池において、前記積層電池スタック
の下部には、当該積層電池スタックを下方から支持する
複数の支持部材が、一端が前記筐体の底面に設置され他
端が前記積層電池スタックの下端部に接して設けられ、
前記支持部材の前記積層電池スタックとの接触部分に
は、球面の凸部を有する凸面部材が設けられ、前記積層
電池スタックの下端部における前記支持部材との接触部
分には、当該支持部材に形成された凸面部材の凸部に対
応する凹部が加工形成され、前記積層電池スタックの重
量により前記筐体の底面が変形した場合に、前記積層電
池スタックに形成された凹部と前記支持部材の凸面部材
とがその接触部分でスライドすることを特徴としてい
る。
【0024】請求項5記載の発明による燃料電池は、複
数個の単位電池を積み重ねた積層電池スタックが筐体内
に収納された燃料電池において、前記積層電池スタック
の下部には、当該積層電池スタックを下方から支持する
複数の支持部材が、一端が前記筐体の底面に設置され他
端が前記積層電池スタックの下端部に接して設けられ、
前記積層電池スタックの下端部における前記支持部材と
の接触部分には、球面の凸部を有する凸面部材が設けら
れ、前記支持部材の前記積層電池スタックとの接触部分
には、前記積層電池スタックに形成された凸面部材の凸
部に対応する凹部が加工形成され、前記積層電池スタッ
クの重量により前記筐体の底面が変形した場合に、前記
積層電池スタックの凸面部材と前記支持部材の凹部とが
その接触部分でスライドすることを特徴としている。
【0025】請求項4記載の発明によれば、積層電池ス
タック自身に凹部が加工形成されており、支持部材の凸
面部材が、この凹部との接触部分でスライドするように
なっている。また、請求項5記載の発明によれば、積層
電池スタック自身に凸面部材が設けられており、支持部
材の凹部が、この凸面部材の凸面上をスライドするよう
になっている。従って、請求項4及び5記載の発明によ
っても、積層電池スタック下部に設けられた支持部材
が、局部的に損傷することにより破壊されることがな
い。そのため、筐体の底面の高さ方向の寸法を従来に比
べて低くしても、筐体の底面に弾性変形が生じた場合に
対応することができるため、筐体全体の高さを低くする
ことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
1〜図5を参照して具体的に説明する。なお、図8及び
図9に示した従来型と同一の部材には、同一符号を付し
てその説明は省略する。
【0027】<構成>図1及び図2は、本実施の形態に
よる燃料電池の構成を示す正面図及び側面図である。こ
れらの図は、2個のスタック1a,1bを直列に接続し
た状態で1個の筐体5に収納する場合の、スタック1
a,1bの配置及び接続方法の一例を示す。スタック1
a及び1bは,共に同極を上にした状態で配置されてい
る。この2個のスタック1a,1bを直列に接続するた
め、集電板を兼ねているスタック1aの下部締付板2a
とスタック1bの上部締付板3bとが、ブスバー4aに
よって接続されている。また、スタック1bの下部締付
板が、ブスバー4bによって外部に接続されている。
【0028】また、スタック1a,1bの下部締付板2
a、2bと、筐体5の底板5aとの間には、それぞれ4
個の絶縁支持具6が配置されている。更に、各スタック
1a,1bの下部締付板2a,2bの周辺部分に、絶縁
性のずれ止め7が配置されている。
【0029】絶縁支持具6の具体的な構成例を、図3及
び図4に示す。図3は、絶縁支持具6の取付け平面図で
あり、図4はその横断面図である。すなわち、絶縁支持
具6は、スタック1a,1bの下部締付板2a,2bに
接する凸面球面支持具6aと凹面球面支持具6bとから
なる鉄鋼製の支持具と、これら支持具と筐体5の底板5
aとを絶縁する絶縁板6cとからなる。また、絶縁板6
cは、スタック1a,1bの下部締付板2a、2bの所
定位置に配置されるように、取付けボルト6dによって
位置決めされている。
【0030】上記凸面球面支持具6aは、半球形状であ
って、その平面部分がスタックの下部締付板2a,2b
に接している。また、この凸面球面支持具6aの球面部
分には、上記凹面球面支持具6bが、当該球面部分上を
スライド可能に接している。そのため、取付けボルト6
dは、凹面球面支持具6bのスライド動作に対応可能な
ように、間隙Zをあけて締付けられている。
【0031】すなわち、図5に示すように、筐体5の底
板5aが変形した場合、凹面球面支持具6bが凸面球面
支持具6aを矢印A方向にスライドするのに伴い、絶縁
板6cも共に移動する。この移動量に対応して、上記間
隙Zが設けられている。すなわち、底板5aの変形に伴
って絶縁板6cが移動した場合に、その絶縁板6cが下
部締付板2a,2bに接して破壊することがないように
設定されている。また、筐体5の底板5aと絶縁支持具
6との間には、フッ素樹脂等からなる絶縁シート8が配
設されている。
【0032】<作用効果>以上のような構成を有する本
実施の形態の作用効果は以下の通りである。
【0033】すなわち、燃料電池本体の輸送または移動
等のために全体を吊り上げた場合、スタック1a,1b
の重量により、図2に示す底板5aの中央部分CNTが
弾性変形する。これにより、図5に示すように、スタッ
ク1a,1bの下部締付板2a,2bと底板5aとが平
行でなくなる。
【0034】これに伴い、絶縁支持具6の凹面球面支持
具6bが凸面球面支持具6aの球面上をスライドし、絶
縁板6cがそれに追随して移動する。このため、絶縁板
6cが局部的に損傷することによって破壊されることが
ない。従って、底板5aが変形して下部締付板2a,2
bと平行でなくなっても、絶縁支持具6自体が破壊され
ない。
【0035】このため、筐体5の底板5aの弾性変形に
よるたわみが10数mm以下の場合は、従来のように、
底板5aの高さ寸法を大きくとる必要がなく、より低く
設定することができる。従って、筐体5の高さHが3m
以上であって、幅Wが3mに及ぶ大きさの燃料電池本体
においては、許容たわみ寸法を10数mmとした場合、
底板5aの高さを150mm程度とすることができる。
【0036】また、従来は、支持硝子の高さとして10
0mm〜150mm程度が必要であったが、本実施の形
態における絶縁支持具6の高さは、50mm程度とする
ことができる。このため、筐体全体の高さHを、約20
0mm低くすることができるという効果がある。従っ
て、スタック1a,1bの高さhも十分に確保すること
ができるため、燃料電池の容量も小さくする必要がな
い。
【0037】<他の実施の形態>図6は、本発明の他の
実施の形態を示す。同図において、下部締付板2a,2
bには、凹面球面切欠部19が設けられており、絶縁支
持具6には、上記凹面球面切欠部19と接する鉄鋼製の
凸面球面支持具6eが設けられている。この凸面球面支
持具6eと筐体5の底板5aとの間には、それらを絶縁
する絶縁板6fが配置されている。
【0038】そして、図7に示すように、筐体5の底板
5aが弾性変形した場合には、凸面球面支持具6eが凹
面球面切欠部19を矢印B方向にスライドする。このた
め、絶縁支持具6自体が局部的に損傷して破壊されるこ
とがない。また、スタック1a,1bを組み立てる際
や、吊り下ろす際にも、スタック1a,1bの重量によ
る衝撃にも耐えることができる。
【0039】また、図8に示すように、図6に示す凹面
球面支持具6e及び絶縁板6fを、例えばポリイミド樹
脂積層板等の高強度の単一材料からなる絶縁板6gとし
てもよい。この場合も、上記と同様の作用・効果が得ら
れると共に、部品点数が少なく、単純な構造で、かつ、
信頼性の高い装置とすることができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、燃料電
池の移動又は輸送時等に単位電池の重量によって筐体の
変形が生じた場合にも、支持部材の破壊を防止すること
ができる。また、支持部材の高さ方向の寸法を大きくす
ることなく、大容量の電池を用いることも可能である。
そのため、信頼性が高く、小型かつ大容量の燃料電池を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による燃料電池の構成を示
す平面図。
【図2】同実施の形態による燃料電池の構成を示す側面
図。
【図3】同実施の形態における絶縁支持具6の構成を示
す平面図。
【図4】同実施の形態における絶縁支持具6の横断面
図。
【図5】同実施の形態において、底板5aが変形した場
合の絶縁支持具6の状態を示す横断面図。
【図6】本発明の他の実施の形態による燃料電池におけ
る絶縁支持具6の構成を示す正面図。
【図7】同実施の形態において、底板5aが変形した場
合の絶縁支持具6の状態を示す正面図。
【図8】同実施の形態における絶縁支持具6の他の例を
示す正面図。
【図9】一般的な燃料電池の一構成例を示す正面図。
【図10】従来の燃料電池の一構成例を示す正面図。
【図11】従来の燃料電池の一構成例を示す側面図。
【符号の説明】
1(1a,1b)…スタック 2(2a,2b)…下部締付板 3(3a,3b)…上部締付板 4(4a,4b)…ブスバー 5…筐体 5a…底板 6…絶縁支持具 6a…凸面球面支持具 6b…凹面球面支持具 6c…絶縁板 6d…取付けボルト 6e…凸面球面支持具 6f…絶縁板 6g…凸面球面支持具 7…ずれ止め 8…絶縁シート 9…セル 10…冷却板 11…締付板 12…シール材 13…ガスマニホールド 14…冷却水マニホールド 15…支持碍子 16…筐体 17…配管接手 18…配管 19…凹面球面切欠部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の単位電池を積み重ねた積層電池
    スタックが筐体内に収納された燃料電池において、 前記積層電池スタックの下部には、当該積層電池スタッ
    クを下方から支持する複数の支持部材が、一端が前記筐
    体の底面に設置され他端が前記積層電池スタックの下端
    部に接して設けられ、 前記支持部材には、球面の凸部を有する凸面部材と、前
    記凸面部材の凸部に対応する凹面を有する凹面部材とが
    互いの凹凸部で接触して設けられ、前記凸面部材及び凹
    面部材のうちいずれか一方が前記筐体の底面に設置さ
    れ、他方が前記積層電池スタックの下端部に接してお
    り、 前記積層電池スタックの重量により前記筐体の底面が変
    形した場合に、前記凹面部材及び前記凸面部材がその接
    触部分でスライドするように配置されていることを特徴
    とする燃料電池。
  2. 【請求項2】 前記凸面部材は、略半球形状であり、そ
    の平面部分が前記積層電池スタックの下面に接してお
    り、前記凹面部材は、前記筐体の底面に設置されている
    ことを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
  3. 【請求項3】 前記支持部材は、当該支持部材を前記積
    層電池スタックの下部における所定の位置に配置するた
    めの締結部材によって、前記積層電池スタックの下部に
    締結されていることを特徴とする請求項1または2記載
    の燃料電池。
  4. 【請求項4】 複数個の単位電池を積み重ねた積層電池
    スタックが筐体内に収納された燃料電池において、 前記積層電池スタックの下部には、当該積層電池スタッ
    クを下方から支持する複数の支持部材が、一端が前記筐
    体の底面に設置され他端が前記積層電池スタックの下端
    部に接して設けられ、 前記支持部材の前記積層電池スタックとの接触部分に
    は、球面の凸部を有する凸面部材が設けられ、 前記積層電池スタックの下端部における前記支持部材と
    の接触部分には、当該支持部材に形成された凸面部材の
    凸部に対応する凹部が加工形成され、 前記積層電池スタックの重量により前記筐体の底面が変
    形した場合に、前記積層電池スタックに形成された凹部
    と前記支持部材の凸面部材とがその接触部分でスライド
    することを特徴とする燃料電池。
  5. 【請求項5】 複数個の単位電池を積み重ねた積層電池
    スタックが筐体内に収納された燃料電池において、 前記積層電池スタックの下部には、当該積層電池スタッ
    クを下方から支持する複数の支持部材が、一端が前記筐
    体の底面に設置され他端が前記積層電池スタックの下端
    部に接して設けられ、 前記積層電池スタックの下端部における前記支持部材と
    の接触部分には、球面の凸部を有する凸面部材が設けら
    れ、 前記支持部材の前記積層電池スタックとの接触部分に
    は、前記積層電池スタックに形成された凸面部材の凸部
    に対応する凹部が加工形成され、 前記積層電池スタックの重量により前記筐体の底面が変
    形した場合に、前記積層電池スタックの凸面部材と前記
    支持部材の凹部とがその接触部分でスライドすることを
    特徴とする燃料電池。
JP7312712A 1995-11-30 1995-11-30 燃料電池 Pending JPH09153373A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7312712A JPH09153373A (ja) 1995-11-30 1995-11-30 燃料電池

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003086209A (ja) * 2001-09-06 2003-03-20 Equos Research Co Ltd 燃料電池装置
JP2022052840A (ja) * 2020-09-24 2022-04-05 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム

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