JPH09153257A - 等化器および磁気記録信号再生装置 - Google Patents

等化器および磁気記録信号再生装置

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JPH09153257A
JPH09153257A JP7311947A JP31194795A JPH09153257A JP H09153257 A JPH09153257 A JP H09153257A JP 7311947 A JP7311947 A JP 7311947A JP 31194795 A JP31194795 A JP 31194795A JP H09153257 A JPH09153257 A JP H09153257A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MRヘッドによる再生信号の非線形性を補償
した等化出力を生成可能な等化器および信頼性のある高
密度磁気記録再生装置を提供する。 【解決手段】 入力信号を一定時間遅延させる複数の遅
延素子1と、遅延素子の入力タップあるいは出力タップ
に設けられた複数の係数器2と、各係数器の出力の和を
求める加算器10とからなるFIR型フィルタ構成の等
化器において、各タップから係数器に入力される信号値
を所定閾値と比較し、比較結果に応じて、上記信号値と
乗算すべき係数値を切り替える。 【効果】 再生波形の歪みを比較的簡単な回路構成で補
正でき、非線形特性を持つMRヘッドの再生信号の復号
処理に各種の既存の信号処理方式を適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は等化器および磁気記
録信号再生装置に関し、更に詳しくは、特にMR再生ヘ
ッドによる再生信号の処理に適した等化器およびMR再
生ヘッドを用いた磁気記録信号再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置においては、高密度化
のために再生ヘッドの高感度化が進められており、従来
のインダクティブヘッドに代って磁気抵抗効果を用いた
再生ヘッド(以下、MRヘッドという)が開発されてい
る。MRヘッドの磁界−再生出力変換特性は、例えば、
図11に曲線76で示すような特性を持つ。MRヘッド
では、情報を記録した磁気記憶媒体からの入力磁界71
にバイアス磁界73を重畳することによって、上記変換
特性76の直線的な部分に動作領域74が設定される。
この場合、バイアス磁界のずれや、MR素子の磁気特性
のばらつき等に起因して、再生波形72には上下非対称
に代表される非線形特性が現われる。一般に、磁気ディ
スク装置の信号処理系は、記録ヘッド、再生ヘッドを含
む磁気記録再生系が線形であることを前提として回路設
計がなされているため、上述したMRヘッドの動作領域
に現われる非線形性は、磁気ディスク装置の性能劣化の
大きな要因となる。
【0003】従来装置においては、MRヘッドの上記非
線形特性は、例えば、図2に示すようなFIR型等化器
を用いることによって線形等化されている。FIR型等
化器は、入力信号を1ビット時間遅延する多段接続され
た複数個の遅延素子1(1−1〜1−n)と、初段の入
力信号タップおよび各段の出力信号タップに接続された
計数器2(2−0〜2−n)と、各計数器の出力を加算
するための加算器10とからなる。計数器2−iでは、
係数器入力となるタップ出力11−iに所定のタップ係
数を乗算している。タップ出力となる入力信号波形に歪
がある場合、各計数器では歪んだ信号を対象として線形
演算を行うことになり、上述した非線形特性を十分に補
償することは困難とある。そこで、性能劣化を防ぐため
に、等化器に入力する前の段階で再生信号の非線形性を
補正する案が提案されている。
【0004】例えば、特開平5−205205号公報で
は、等化器への入力と与えるA/D変換器において、入
力信号の極性(正または負)によってA/D変換スケー
ルを異なった値とすることによって、等化器に与えられ
る再生波形の上下非対称を補正する方式が提案されてい
る。特開平6−44510号公報では、MRヘッドから
出力された再生信号をA/D変換した後、ルックアップ
テーブルを用いて振幅値を補正(変換)する方法が提案
されている。上記提案において、ルックアップテーブル
に設定すべき振幅値の変換特性は、予めMRヘッドのバ
イアス磁界を変化させながら各MRヘッドの特性を測定
することによって得られたものであり、MRヘッドの特
性が変化した場合には、テーブルに記憶されたデータを
もとにフィッティングを行うようにしている。また、特
開平5−266403号公報では、FIRフィルタの等
化目標を最適化することによって非線形性による劣化を
低減する方法が提案されている。この他に、例えば、判
定帰還型等化器にRAMを取り入れた等化器を用いるこ
とによって、非線形ビットシフト等を含む非線形性の改
善提案がある。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】然るに、等化器の入
力前でMR非線形性を補正する従来の方式によれば、非
線形性を完全に取り除くためにはキャンセラに複雑な特
性が必要があり、演算回路の複雑化、メモリ容量の増大
など、回路規模の大型化と製造コストの上昇を伴うとい
う問題がある。また、従来方式によれば、再生信号経路
の途中に設けた付加回路における回路遅延が位相制御、
振幅制御等のフィードループ系に悪影響を与えることに
なる。一方、A/D変換器そのものでMR非線形性を補
正する方式によれば、例えば、スケーリングを変えるた
めに基準電圧を変更すると、A/D変換器を構成する回
路素子の印可電圧や負荷が変化するため、精度よくLS
I化することが困難となる。また、A/D変換器の基準
電圧でスケーリングを変更しようとすると、補正係数が
アナログ値となるため、回路素子のばらつき等が原因と
なって精度良く補正することは困難である。
【0006】本発明の目的は、比較的簡単な回路構成で
MRヘッドの非線形性を補償できる等化器を提供するこ
とにある。本発明の他の目的は、高密度で情報を記録し
た磁気記録媒体からの再生信号を線形信号処理可能な磁
気記録信号再生装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の等化器は、入力信号を一定時間ずつ順次に
遅延させるための互いに多段接続された複数の遅延素子
と、それぞれ何れかの遅延素子の入力タップあるいは出
力タップからの信号に係数値を乗算して出力するための
複数の係数器と、各係数器からの出力信号を加算するた
めの加算器とからなり、各係数器の入力信号に応じて演
算に適用する係数値を選択するようにしたことを特徴と
する。尚、各係数器で行う係数値の選択は、例えば2つ
の係数値を準備しておき、係数器への入力信号の正、負
によって係数値を切り替えるようにしてもよい。
【0008】本発明によるディジタル記録信号再生装置
は、記録媒体に記録された符号信号を読み出すための磁
気抵抗効果素子を用いた再生ヘッドと、上記再生ヘッド
から出力される再生信号を増幅するための増幅手段と、
上記増幅手段の出力信号を所定の周期でサンプリングす
るための手段と、上記サンプリング手段からの出力信号
を所定の等化規則に従って等化するための手段と、上記
等化手段からの出力信号に基づいて、上記再生ヘッドが
読み出した記録符号を識別するための手段とからなり、
上記等化手段が、上記サンプリング手段からの出力信号
に含まれる上記再生ヘッドに固有の信号歪を補正するた
めの手段を備えることを特徴とする。
【0009】上記補正手段は、例えば、サンプリング手
段からの出力信号の正、負によって異なる振幅歪を補正
する。
【0010】
【発明の実施の形態】図3は、本発明の等化器を適用す
るPRML(Partial Response MaximumLikelihood)信
号処理方式の信号再生系を有する高密度磁気記録再生装
置のブロック構成図を示す。上位装置107から送られ
てきた記録データは、記録符号化器91によって8/9
符号に符号化(8ビットの記録データを9ビットの記録
符号に変換)された後、記録アンプ92で増幅され、記
録ヘッド93によって磁気記録媒体94に記録される。
記録媒体上の記録信号はMR再生ヘッド95によって再
生される。
【0011】再生信号は、プリアンプ103によって増
幅し、可変利得の再生アンプ96によって振幅を調整
し、ローパスフィルタ97によって余分な高周波雑音を
カットした後、ディジタル系処理回路108に入力され
る。ディジタル系処理回路108に入力された再生信号
は、A/Dコンバータ98によって量子化され、A/D
コンバータ98から出力されたデジタル信号は、上下非
対称補正用の波形等化器99と「1+D」処理回路10
0によってクラス4パーシャルレスポンス特性に波形等
化された後、最尤復号器101によって符号判定され
る。なお、ここに示した例では、等化機能を波形等化器
99と「1+D」処理回路100に分けているが、「1
+D」処理回路100を省略し、最尤復号器101が必
要とする波形等化を波形等化器99のみで行うようにし
てもよい。最尤復号器101の出力は、記録符号化器9
1の符号化則に対応した記録符号用復号器102で復号
された後、上位装置107に出力される。104は、
「1+D」処理回路100から出力される等化器出力信
号に基づいて、A/Dコンバータ98その他の回路に供
給すべきデジタル系のクロック信号および再生アンプ9
6のゲイン制御信号を生成するPLL/AGCを示す。
【0012】第1の実施例:図1は、上下非対称補正用
の波形等化器99の第1の実施例を示す。波形等化器9
9は、記録符号のビット間隔に相当する1サンプル(1
ビット)分の遅延時間をもつ複数個の遅延素子1(1−
1〜1−n)と、上記遅延素子の各出力タップおよび初
段遅延素子の入力タップに設けられた複数の係数器2
(2−0〜2−n)と、各係数器の出力を加算するため
の加算器10とからなる。各係数器2−iは、閾値発生
回路6と、タップからの入力信号11−iの値を上記閾
値発生回路6から与えられた閾値と比較するための比較
器3と、互いに異なった係数値を発生する少なくとも2
つの係数発生器4と、上記比較器3からの出力(比較結
果)に応じて係数値を切り換える入力(係数)選択器5
と、タップからの入力信号に上記選択器で選択された係
数値を乗算し、乗算結果を出力する乗算器7とからな
る。各係数器からの出力信号は上記加算器10によって
加算され、加算結果が等化器の出力信号として後段回路
に供給される。なお、各係数発生器4には、再生波形の
上下非対称補正に適した係数値が設定される。
【0013】第2の実施例:図4は、上下非対称補正用
の波形等化器99の第2の実施例を示す。この実施例で
は、図1に示した等化器(フィルタ)99に係数値を最
適化するための係数学習部15を設けた構成となってい
る。係数学習部15は、等化器入力11と、加算器10
からの等化器出力12と、等化目標値13との基づい
て、等化誤差が最少となるような係数値を求め、各係数
器2に与える。等化目標値13としては、等化器出力1
2をレベル判定器16で判定した結果を用いる。各係数
器に予め設定されたタップ係数がある程度最適値に近い
値となっていれば、上記レベル判定による誤判定は少な
く、係数学習に悪影響を及ぼさない。
【0014】図5は、上記実施例における係数器2−n
の構成を示す。他の係数器2−0〜2−(n-1)も同様の
構成をもつ。ここでは、閾値発生回路6からゼロの値を
発生し、比較器3で係数器入力11−nの極性を判定す
る。この判定結果によって選択器25を制御し、係数を
切り替える。係数器発生器は、係数学習部15内の係数
テーブル41で構成される。図6は、係数学習部の構成
を示す。係数更新部40は、等化器入力11と対応する
等化目標値13と等化器の出力値12とから、等化誤差
が最少となるように係数テーブル41内の各係数器用の
係数値C1〜Cnを漸次に更新する。係数テーブル41
内の各係数値と、これに上下非対称補正係数asとを乗
じた値とがそれぞれ入力信号の正、負に対応した係数値
として等化器99の各係数器2に与えられる。
【0015】第3の実施例:図7に示す実施例は、高速
クロックで動作させるために、図3におけるADコンバ
ータ98と上下非対称補正用等化器99に改良を加えた
ものである。図7において、ADコンバータ(ADC)
98’でサンプリングされた信号は、奇数クロック(OD
D Clock)でのサンプリング信号(ODD sample)55
と、偶数クロック(EVEN Clock)でのサンプリング信号
(EVEN sample)56とに分けて等化器99’に入力さ
れる。等化器99’では、同一特性の2系統の等化器ブ
ロックで等化を行い、奇数クロックの等化出力と偶数ク
ロックの等化出力とを出力する。これらの出力に演算回
路100’で「1+D」演算を行い、最尤復号器10
1’で記録符号を識別する。
【0016】図8は、等化器99’の構成を示す。OD
D等化器ブロック115と、EVEN等化器ブロック1
16とからなり、これらの等化器ブロックは、入力信号
のサンプリング信号55と56との関係が入れ替わって
いる点と、動作クロックが異なる点を除いて互いに同一
の構成となっている。各等化器ブロックは、クロックタ
イミングで第1サンプリング入力の取り込み動作するラ
ッチ111と、ラッチ出力を順次に遅延する遅延素子1
A−1、1A−2、……と、第2サンプリング入力を順
次に遅延する遅延素子1B−1、1B−2、…と、上記
ラッチおよび各遅延素子の出力タップに設けられた係数
器21(21−0〜21−N)と、各係数器の出力を加
算する加算器10とからなる。各係数器21は、第2の
実施例と同様に、入力信号の極性によって2つの係数値
Cip、Cin(i=1〜N)を切り替えることによ
り、入力信号の上下非対称を補正する。
【0017】第4の実施例:上述した第1〜第3の実施
例では、各係数器で入力信号の値またはその極性を判定
し、判定結果に応じて係数を決定し、係数値と入力信号
値との乗算を行うようにしているため、入力値の判定が
済むまで乗算動作を行えず、演算終了までに時間がかか
っている。本実施例は、図9に示すように、各係数器2
2(22−1〜22−n)の比較器に前段タップの出力
信号を入力し、入力信号の値または極性の判定を乗算対
象となる信号の1クロック前の信号で行うようにしたも
のである。
【0018】図10に、係数器22−nの構成を示す。
比較器22は、前段のタップ出力信号11−(n-1)につ
いて極性判定を行い、判定結果に応じて2つの係数Cn
−pとCn−nのうちの1つを選択し、ラッチ8に新た
な係数値として記憶する。一方、演算対象となる当該タ
ップの出力信号11−nが乗算器7に入力されたタイミ
ングで、上記ラッチ8に既に設定されていた係数値を用
いて乗算動作が行われ、乗算結果が加算器10に出力さ
れる。
【0019】上記構成によれば、乗算対象となるタップ
出力と対応した係数値がラッチ8に設定済の状態で、乗
算器7に乗算対象となるタップ出力が供給されるため、
極性判定を待つこと無く乗算を行うことが可能となり、
高速動作が可能となる。尚、この構成は、第3の実施例
のような並列等化器の構成にも適用可能である。
【0020】尚、以上の実施例では、PRML信号処理
方式の復号回路について説明したが、本発明の等化器
は、EPRML(Extended PRML)方式
等、他の方式の信号処理にも適用可能である。
【0021】MRヘッドの磁界−再生出力変換特性が、
図12に実線62で示すように、理想的な線形変換特性
61からずれた曲線(非線形特性)となっている場合、
この非線形特性62を補正するためには、理想的には、
図13に曲線64で示すような磁界−再生出力変換特性
逆特性が必要となる。実際の応用においては、上記逆特
性64を折れ線的な変換特性で近似した上下非対称補正
回路特性63によって非線形を補正することになる。
【0022】MR再生ヘッドによって、例えば、図14
の(A)に示すように上下非対称な波形81で再生信号
が入力された場合、上下非対称補正機能の無いFIR型
等化器で等化すると、同図(B)に示すように、上下非
対称の等化波形82となり、破線100Pで示す等化目
標レベルからずれてしまう。これに対して、本発明の構
成による上下非対称の補正機能を付加すると、等化器へ
の入力波形は、同図(C)に波形83で示すように、上
下が略対称な信号波形に補正される。このように補正さ
れた信号をFIRフィルタで等化すると、同図(D)に
波形84で示すように、等化器の出力は正負の歪がなく
なり、等化目標レベル100P、100Nからのずれを
解消できる。なお、実施例で示したように、等化器の内
部に上下非対称補正機能を設けた場合、回路遅延の増加
を最小限に抑えることが可能となり、PLL/AGC等
の制御ループへの影響を小さくすることができる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、MRヘッドの非線形特性による再生波形の歪
みを比較的簡単な回路構成で補正可能である。従って、
本発明を既存の各種の信号処理方式と組み合わせること
により、MRヘッドの利点を活かして、信頼性のディジ
タル記録信号再生回路および磁気ディスク装置が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による等化器の第1の実施例を示す図。
【図2】従来のFIR型等化器の構成を示す図。
【図3】本発明の等化器を適用する磁気記録再生装置の
1例を示すブロック構成図。
【図4】本発明による等化器の第2の実施例を示す図。
【図5】図4の実施例における係数器2の詳細を示す構
成図。
【図6】図4の実施例における係数学習部15の詳細を
示す構成図。
【図7】本発明による等化器の第3の実施例を示す図。
【図8】図7の実施例における等化器99’の詳細を示
す構成図。
【図9】本発明による等化器の第4の実施例を示す図。
【図10】図9の実施例における係数器22の詳細を示
す構成図。
【図11】MRヘッドの磁界−再生出力変換の原理を説
明するための図。
【図12】MRヘッドの磁界−再生出力変換特性を示す
図。
【図13】上下非対称補正回路の特性を示す図。
【図14】本発明の効果を説明するための信号波形図。
【符号の説明】
1(1−1〜1−n)…遅延素子、2(2−0〜1−
n)、21、22…係数器、3…比較器、4…係数発生
回路、5…入力選択器、6…閾値発生回路、7…乗算
器、8…ラッチ、10…加算器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 善寿 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビット周期でサンプリングされた入力信号
    をビット間隔に相当する時間ずつ順次に遅延させるため
    の互いに多段接続された複数の遅延素子と、それぞれ上
    記何れかの遅延素子の出力タップまたは初段遅延素子の
    入力タップに接続され、接続タップからの入力信号に所
    定の係数値を乗算して出力する複数の係数器と、各係数
    器の出力信号を加算するための加算器とからなり、上記
    各係数器が、それぞれの入力信号の値に応じて該入力信
    号との乗算に適用すべき係数値を選択するための手段を
    備えたことを特徴とする等化器。
  2. 【請求項2】前記係数値選択手段が入力信号の正、負に
    よって係数値を切り替えることを特徴とする請求項1に
    記載の等化器。
  3. 【請求項3】前記各係数器で使用する係数値を補正する
    ための学習手段を備えたことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の等化器。
  4. 【請求項4】ビット周期でサンプリングされた入力信号
    を1ビット間隔に相当する時間ずつ順次に遅延させるた
    めの互いに縦続接続された複数の遅延素子と、それぞれ
    上記何れかの遅延素子の出力タップまたは初段遅延素子
    の入力タップに接続され、該接続タップからの入力信号
    に所定の係数値を乗算して出力する複数の係数器と、各
    係数器の出力信号を加算するための加算器とからなり、
    上記各係数器が、前段タップからの出力信号の値に応じ
    て係数値を選択するための手段と、上記選択手段で選択
    された係数値を一時的に記憶するための手段と、上記接
    続タップからの出力信号に上記記憶手段から読み出した
    係数値を乗算するための手段とを備えたことを特徴とす
    る等化器。
  5. 【請求項5】前記係数値選択手段が入力信号の正、負に
    よって係数値を切り替えることを特徴とする請求項4に
    記載の等化器。
  6. 【請求項6】前記各係数器で使用する係数値を補正する
    ための学習手段を備えたことを特徴とする請求項4また
    は5に記載の等化器。
  7. 【請求項7】アナログ入力信号をビット周期でサンプリ
    ングし、奇数ビットの信号列と偶数ビットの信号列とに
    分けて出力するための手段と、上記奇数ビットおよび偶
    数ビットの信号列を処理し、それぞれ奇数ビットの等化
    出力信号および偶数ビットの等化出力信号として出力す
    る奇数ビット用および偶数ビット用の2つの等化回路と
    からなり、 上記各等回路は、入力された奇数ビットの信号列と偶数
    ビットの信号列をそれぞれ1ビット時間ずつ遅延させる
    ための2系統の多段接続遅延素子群と、上記各遅延素子
    の出力タップ毎に設けられ、該当タップからの入力信号
    に所定の係数値を乗算して出力する複数の係数器と、各
    係数器の出力信号を加算するための加算器とからなり、 上記各係数器が、該当タップからの出力信号の値に応じ
    て係数値を選択するための手段と、上記該当タップから
    の出力信号に上記選択手段で選択された係数値を乗算す
    るための手段とを備えたことを特徴とする等化器。
  8. 【請求項8】前記係数値選択手段が入力信号の正、負に
    よって係数値を切り替えることを特徴とする請求項7に
    記載の等化器。
  9. 【請求項9】記録媒体に記録された符号信号を読み出す
    ための磁気抵抗効果素子を用いた再生ヘッドと、上記再
    生ヘッドから出力される再生信号を増幅するための増幅
    手段と、上記増幅手段の出力信号を所定の周期でサンプ
    リングするための手段と、上記サンプリング手段からの
    出力信号を所定の等化規則に従って等化するための手段
    と、上記等化手段からの出力信号に基づいて、上記再生
    ヘッドが読み出した記録符号を識別するための手段とか
    らなるディジタル記録信号再生装置において、 上記等化手段が、上記サンプリング手段からの出力信号
    に含まれる上記再生ヘッドに固有の信号歪を補正するた
    めの手段を備えることを特徴とする磁気記録信号再生装
    置。
  10. 【請求項10】前記補正手段が、前記サンプリング手段
    からの出力信号の正、負によって異なる振幅歪を補正す
    ることを特徴とする請求項9に記載の磁気記録信号再生
    装置。
  11. 【請求項11】前記等化手段手段が、前記サンプリング
    手段からの出力信号を記録符号のビット間隔に相当する
    時間ずつ遅延させるための多段接続された複数の遅延素
    子と、それぞれ上記何れかの遅延素子の出力タップまた
    は初段遅延素子の入力タップに接続され、接続タップか
    らの入力信号に所定の係数値を乗算して出力する複数の
    係数器と、各係数器の出力信号を加算するための加算器
    とからなり、 前記信号歪補正手段が、上記各係数器において入力信号
    に応じて係数値を選択する係数選択手段から構成される
    ことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の磁
    気記録信号再生装置。
  12. 【請求項12】前記増幅手段からの出力信号のうち、所
    定の周波数範囲の信号成分を前記サンプリング手段に供
    給するためのフィルタ手段を備えることを特徴とする請
    求項9〜請求項11の何れかに記載の磁気記録信号再生
    装置。
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