JPH0915305A - 論理回路のテストパターン生成システム - Google Patents

論理回路のテストパターン生成システム

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JPH0915305A
JPH0915305A JP7167477A JP16747795A JPH0915305A JP H0915305 A JPH0915305 A JP H0915305A JP 7167477 A JP7167477 A JP 7167477A JP 16747795 A JP16747795 A JP 16747795A JP H0915305 A JPH0915305 A JP H0915305A
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signal line
signal
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failure
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JP7167477A
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English (en)
Inventor
Genichi Yonemori
玄一 米森
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 故障影響により初期化不可能なフリップフッ
プの出力がある周期において0又は1の何方であって
も、故障検出可能なテストパターンを生成する。 【構成】 0にも1に確定させられないことを表す信号
値Uを全ての信号線に設定して記号シミュレーションを
実行する。これにより信号線1の0縮退故障においては
従来方法の適用が不可能であることが予め判別される。
周期1において、先ず外部入力9及び信号線1の正常回
路での信号値を1とし、FF7の出力値をV7として、
故障影響を励起させる。次に、外部クロック入力10及
び信号線2にクロック信号値Pを印加すると、FF7の
出力値は1/バーV7となる。更に周期2において、外
部入力9及び信号線1の正常回路での信号値を1とし、
クロック信号値Pを印加すると、FF7の出力値に1/
V7が伝搬し、故障検出となり、テストパターンの生成
が完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、集積回路内に仮定さ
れる故障を検出するためのテストパターンを生成する、
ソフトウェア技術を駆使したシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来技術としては、例えば特開昭63−
24173号公報に開示されたものがある。この従来技
術は、故障影響によって出力が決定できない各記憶素子
の出力値に各々0又は1を表す信号値(固有初期値)を
割り当て、この信号値を割り当てられた記憶素子の出力
値を常に同じ値に固定してテストパターンを生成するも
のである。
【0003】図13及び図14は、上記の従来技術を具
体的に説明するための論理回路の一例を示した図であ
る。両図において、1〜5は信号線、6はORゲート、
7は記憶素子としてのフリップフロップ(以下、FFと
略記する)、8はインバータ、9は外部入力、10は外
部クロック入力、11は外部出力である。また、FF7
のDはデータ入力ピンを、CLKはクロック入力ピンを
示す。また、両図中、四角で囲んだ部分は各信号線の論
理値を示しており、Pはクロック信号値を示す。
【0004】また、例えばP/0と書かれた信号値は、
〔正常回路(故障の存在しない回路)での信号値〕/
〔故障回路(故障の存在する回路)での信号値〕という
意味を示す。SA0は、その信号線が0に固定されてし
まう故障(0縮退故障)を示している。又、上記四角の
枠で囲まれた部分内に1→0と書かれた信号値は、1周
期目が1、2周期目が0であることを示す。
【0005】図13及び図14とも、故障回路に対して
FF7を初期化することができないものである。ただ
し、図13の方は、故障回路におけるFF7の実際の出
力値は0または1のどちらかに固定されるが、図14の
方は、FF7の実際の出力値は、クロック信号値を印加
するたびに0になったり1になったりする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、図13における様なFF7の出力値が固定されるも
のについては、その出力値11をVn(nは素子番号)
とおき、出力値Vnが実際には0である場合と1である
場合との両方を想定して、0/Vn(または1/バーV
n)と1/Vn(または0/バーVn)の両者が外部出
力に現れた場合に、その故障が検出される、と判定して
いた。そして、この点を利用して、テストパターンを生
成していた。
【0007】しかし、図14の場合には、FF7の出力
値が固定されるわけではなく、クロック信号値に応じて
変わるので、上記従来技術の手法を適用することができ
ず、この故障を検出するテストパターンを生成すること
ができなかった。
【0008】この発明は、このような従来技術の問題点
を克服すべくなされたものであり、その目的は、記憶素
子の出力値が常に同じ値に固定される場合のみならず、
そうでない場合にも、故障検出を可能とするテストパタ
ーンを生成可能とすることにある。又、従来技術の方法
をも組み合わせて効率良くテストパターンを生成可能と
することをも、本発明の目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
設計データ中の回路データに基づき設定された論理回路
中に、外部入力と、外部クロック入力と、前記外部入力
に接続された第1信号線と、前記外部クロック入力に接
続された第2信号線と、そのデータ入力ピンが前記第1
信号線に直接又は論理ゲートを介して接続され且つその
クロック入力ピンが前記第2信号線に直接又は論理ゲー
トを介して接続された記憶素子とを備え、前記第1及び
第2信号線の何れか一方が故障信号線となるために、そ
の故障影響により前記記憶素子が初期化不能となる場合
に適用される論理回路のテストパターン生成システムで
あって、前記第1信号線が前記故障信号線となる場合
に、(a) 前記記憶素子の出力値が周期に応じて異な
った値を取り得ることとして、ある周期において前記故
障影響を励起してその故障影響を前記記憶素子の出力に
迄伝搬させる手段と、(b) 前記ある周期よりも以後
の別のある周期において再び前記故障影響を励起してそ
の故障影響を前記記憶素子の出力に迄伝搬させる手段
と、(c) 前記手段(a)による前記故障影響の伝搬
により得られた前記記憶素子の出力値、及び前記手段
(b)による前記故障影響の伝搬により得られた前記記
憶素子の出力値に基づき、前記論理回路に於ける故障が
検出されたものと判断して、前記テストパターンの生成
を行う手段とを備えている。
【0010】請求項2に係る発明では、請求項1記載の
論理回路のテストパターン生成システムにおいて、前記
手段(a)は、前記外部入力と前記第1信号線とに所定
の信号値を設定し、且つ故障回路での前記記憶素子の出
力値として前記周期に応じて異なった値を取り得る信号
値Vを設定して含意操作を行うことにより、前記故障影
響の励起を行う手段と、前記外部クロック入力と前記第
2信号線とに所定のクロック信号値を設定して前記故障
影響の伝搬を行う手段とを備え、前記手段(b)は、前
記外部入力と前記第1信号線とに前記所定の信号値を設
定して前記故障影響の励起を行う手段と、前記外部クロ
ック入力と前記第2信号線とに前記所定のクロック信号
値を設定して前記故障影響の伝搬を行う手段とを備えて
いる。
【0011】請求項3に係る発明では、請求項2記載の
論理回路のテストパターン生成システムにおいて、前記
手段(c)は、前記ある周期における前記記憶素子の出
力の(正常回路での信号値)/(前記故障回路での信号
値)が0/V又は1/バーVに、且つ前記別のある周期
における前記記憶素子の出力の(前記正常回路での信号
値)/(前記故障回路での信号値)が1/V又は0/バ
ーVになった場合に、前記故障が検出されたものと判断
する手段を備えている。
【0012】請求項4に係る発明は、設計データ中の回
路データに基づき設定された論理回路中に、外部入力
と、外部クロック入力と、前記外部入力に接続された第
1信号線と、前記外部クロック入力に接続された第2信
号線と、そのデータ入力ピンが前記第1信号線に直接又
は論理ゲートを介して接続され且つそのクロック入力ピ
ンが前記第2信号線に直接又は論理ゲートを介して接続
された記憶素子とを備え、前記第1及び第2信号線の何
れか一方が故障信号線となるために、その故障影響によ
り前記記憶素子が初期化不能となる場合に適用される論
理回路のテストパターン生成システムであって、前記第
1信号線が前記故障信号線となる場合に、(a) 前記
論理回路中の全ての信号線の信号値を、信号値0にも信
号値1にも確定させられないことを表す信号値Uに設定
する手段と、(b) 前記手段(a)による設定後に、
前記第1信号線から信号値0を、前記外部入力及び前記
外部クロック入力から信号値0か信号値1の何れにも確
定させ得ることを表す信号値Xを、それぞれ発生させ
て、前記論理回路に対する記号シミュレーションを実行
する手段と、(c) 前記記号シミュレーションの結
果、前記記憶素子の出力の信号値が依然前記信号値Uに
有るか否かを判断し、前記信号値Uに有るときには所定
の故障影響伝搬方法を適用しないと判定する手段とを備
えている。
【0013】請求項5に係る発明では、請求項4記載の
論理回路のテストパターン生成システムにおいて、前記
手段(c)が前記信号値Uに有ると判定した場合には、
(d) 前記記憶素子の出力値が周期に応じて異なった
値を取り得ることとして、ある周期において前記故障影
響を励起してその故障影響を前記記憶素子の出力に迄伝
搬させる手段と、(e) 前記ある周期よりも以後の別
のある周期において再び前記故障影響を励起してその故
障影響を前記記憶素子の出力に迄伝搬させる手段と、
(f) 前記手段(d)による前記故障影響の励起とそ
の際の伝搬により得られた前記記憶素子の出力値、及び
前記手段(e)による前記故障影響の励起とその際の伝
搬により得られた前記記憶素子の出力値に基づき、前記
論理回路に於ける故障が検出されたものと判断して、前
記テストパターンの生成を行う手段とを更に備えてい
る。
【0014】請求項6に係る発明では、請求項4記載の
論理回路のテストパターン生成システムにおいて、前記
論理回路は、前記外部入力と前記第1信号線と前記外部
クロック入力と前記第2信号線と前記記憶素子とを含ん
だ第1伝搬経路の他に、更に前記第1信号線に接続され
た第3信号線と前記第2信号線と新たな記憶素子とを含
んだ第2伝搬経路を備えており、前記新たな記憶素子は
そのデータ入力ピン及びそのクロック入力ピンにおいて
それぞれ前記第3信号線及び前記第2信号線に直接又は
論理ゲートを介して接続されており、前記手段(a),
(b)及び(c)は前記第1及び第2伝搬経路の両方に
ついて機能するとともに、前記手段(c)が前記第1伝
搬経路については前記信号値Uに有ると判定し、前記第
2伝搬経路については前記信号値Uではないと判定した
場合には、(d) 前記第2伝搬経路について所定の故
障影響伝搬方法を適用し、前記新たな記憶素子の出力に
故障影響が伝搬するか否かを判定する手段と、(e)
前記手段(d)が前記故障影響の伝搬ありと判断したと
きには、故障検出と判断して前記テストパターンの生成
を完了とする手段と、(f) 前記手段(d)が前記故
障影響の伝搬なしと判断したときには、前記第1伝搬経
路について、前記記憶素子の出力値が周期に応じて異な
った値を取り得ることとして、ある周期において前記故
障影響を励起してその故障影響を前記記憶素子の出力に
迄伝搬させ、前記ある周期よりも以後の別のある周期に
おいて再び前記故障影響を励起してその故障影響を前記
記憶素子の出力に迄伝搬させると共に、前記ある周期に
於ける前記故障影響の励起とその際の伝搬により得られ
た前記記憶素子の出力値、及び前記別のある周期に於け
る前記故障影響の励起とその際の伝搬により得られた前
記記憶素子の出力値に基づき、前記テストパターンの生
成を行う手段とを更に備えている。
【0015】
【作用】請求項1に係る発明では、手段(a)により求
められる記憶素子の出力値と、手段(b)により求めら
れる記憶素子の出力値とは、それぞれの周期に於ける故
障影響の励起に応じて異なった値を取り得る。そして、
これらの記憶素子の出力値に基づき、手段(c)はテス
トパターンの生成を行う。
【0016】請求項2に係る発明では、手段(a)は、
先ず含意操作により故障影響の励起を行い、次に所定の
クロック信号値を設定して故障影響の伝搬を実行するこ
とにより、ある周期に於ける記憶素子の出力値を求め
る。又、手段(b)も、先ず含意操作により故障影響の
再励起を行い、次に所定のクロック信号値を設定して故
障影響の伝搬を実行することにより、別のある周期に於
ける記憶素子の出力値を求める。
【0017】請求項3に係る発明では、手段(c)は、
ある周期での記憶素子の出力値が0/V又は1/バーV
になり、別のある周期での記憶素子の出力値が1/V又
は0/バーVになった場合に、故障が検出されたものと
判断してテストパターンの生成を行う。
【0018】請求項4に係る発明では、手段(b)及び
(c)は、記号シミュレーションにより、当該論理回路
について所定の故障影響伝搬方法を適用できないか否か
を、テストパターンの生成に先んじて判別する。
【0019】請求項5に係る発明では、手段(b)及び
(c)は、記号シミュレーションにより、当該論理回路
について所定の故障影響伝搬方法を適用できないか否か
を、テストパターンの生成に先んじて判別し、上記方法
を適用できないと判別されたときには、手段(d),
(e),及び(f)による新たな方法によりテストパタ
ーンの生成が行われる。即ち、手段(d)により求めら
れる記憶素子の出力値と、手段(e)により求められる
記憶素子の出力値とは、それぞれの周期に於ける故障影
響の励起に応じて異なった値を取り得る。そして、これ
らの記憶素子の出力値に基づき、手段(f)はテストパ
ターンの生成を行う。
【0020】請求項6に係る発明では、手段(c)の判
定結果に基づき、手段(d)は第2伝搬経路を選択して
この経路に対して所定の故障影響伝搬方法を適用しよう
と機能する。適用可能なときには、手段(e)は上記方
法に基づきテストパターンの生成を行うが、適用不可能
なときには、手段(f)は、第1伝搬経路に対して、あ
る周期に於ける故障影響の励起・伝搬を行って記憶素子
の出力値を求め、更に別のある周期において再度故障影
響の励起・伝搬を行って記憶素子の出力値を求め、両出
力値に基づきテストパターンの生成を行う。
【0021】
【実施例】図1は、以下に述べる各実施例1〜3に共通
した、論理回路のテストパターン生成システムのブロッ
ク構成を示したものである。同システム中、その中核と
なるべきCPU70の動作が以下に述べる各実施例1〜
3の内容である。メモリ71には、テストパターン生成
のためのシステムのプログラムと、図示しない設計デー
タベースより取込んだ回路データが格納されている。上
記回路データは、以下の各実施例1〜3で述べる各論理
回路を与えるデータである。CPU70は、上記システ
ムのプログラムと回路データとに基づき動作する。
【0022】(実施例1)図2は、この発明の実施例1
を説明するために一例として示した、メモリ71内の回
路データに基づき設定される論理回路構成の図である。
同図において、1〜11は、従来技術で述べた図6中の
対応する符号と同一のものを示す。従って、FF7も故
障影響により初期化不可能なFFである。尚、信号線1
及び2は、それぞれ第1信号線及び第2信号線に該当す
る。
【0023】四角で囲んだ枠内に例えば1→1と書かれ
た信号値は、1周期目が1、2周期目が1であることを
示す。又、図中、四角で囲んだ部分は各信号線の論理値
を示しており、Pはクロック信号値を、Xは未定値を示
している。ただし、外部出力11についてはクロック信
号値印加後の信号値を示すが、信号線3、4、5につい
てはクロック信号値印加前の信号値を示す。そして、同
図において、信号値を例えば1/V7と表記している
が、これは、図13と同様に、〔正常回路における信号
値〕/〔故障回路における信号値〕を意味するものであ
る。
【0024】更に、実施例1における手順(CPU70
の機能)を、図3及び図4のフローチャートに示す。
【0025】以下、図3及び図4を参照しつつ、図2の
論理回路例を基に本実施例1を説明する。
【0026】ここでは、故障信号線である信号線1の0
縮退故障(SA0)におけるテストパターンを生成する
時に、FF7の出力値について、以下に述べる実施例1
の方式を用いることが必要であることが、例えば後述す
る実施例2の故障判別方法により、すでに判定されてい
るものとする。
【0027】(1) 今、周期(ある時刻ないしある周期
に該当)1において故障影響を励起させるために(ステ
ップSA)、外部入力9及び信号線1の正常回路におけ
る信号値を1(所定の信号値)にする(ステップSA
1)。また、周期1での故障回路におけるFF7の出力
値をV7とおき(ステップSA2)、これらの信号値の
設定の下で含意操作を行なう(ステップSA3)。ここ
に、「含意操作」とは、外部入力9及び信号線1の正常
回路時の信号値設定に基づき、以降の各信号線の信号値
を求めていく操作をいう。その結果、信号線1が1/0
(正常回路で1、故障回路で0)、信号線5がX/V7
(正常回路で未定値X,故障回路で出力値V7)、4が
X/バーV7、3が1/バーV7となる。
【0028】次に、故障影響を伝搬させるために(ステ
ップSB)、外部クロック入力10及び信号線2にクロ
ック信号値P(所定のクロック信号値)を印加すると
(ステップSB1)、外部出力11には信号値1/バー
V7が伝搬する(ステップSB2)。
【0029】ここで、一般的には、外部出力端子の(正
常回路における信号値)/(故障回路における信号値)
が、ある周期では0/V又は1/バーVとなり、かつそ
の後のある周期では、1/V又は0/バーVとなった場
合に、故障が検出されたものと判定されるので、上記V
はここでのV7にあたることにより、これ以後の手順に
おいて、1/V7または0/バーV7の信号値が外部出
力11に伝搬するならば、この故障は“検出”というこ
とになる。
【0030】(2) 2周期目のクロック信号値の印加前
には、信号線5の信号値が1/バーV7、4が0/V7
となる。信号線3の故障回路での信号値はV7と決まる
が、2周期目の外部入力9及び信号線1の信号値が未定
のため、信号線3の正常回路での信号値は未定である。
しかし、前述した通り、2周期目に1/V7または0/
バーV7の信号値を外部出力11に伝搬したいので、そ
のためには2周期目のクロック信号値の印加前の信号線
3の信号値を1/V7にした方が良い、ということがわ
かる。そのために、CPU70は、2周期目の外部入力
9及び信号線1の正常回路における信号値を1に決定す
る(ステップSC1)。その結果、信号線3の信号値は
1/V7になる。
【0031】次に、外部クロック入力10及び信号線2
にクロック信号値Pを印加すると(ステップSD1)、
外部出力11には信号値1/V7が伝搬する(ステップ
SD2)。
【0032】これにより、1周期目及び、2周期目の外
部出力11には、それぞれ1/バーV7、及び1/V7
の信号値が伝搬したので、この故障は“検出”というこ
とになり、テストパターン生成は完了する。
【0033】結局、この故障を検出するテストパターン
は、図5に示すように生成されることになる。
【0034】なお、上記説明は、1周期目に引き続いて
2周期目で故障検出を完了する例であったが、2周期目
に完了させる必要はなく、1周期目(ある周期)に対し
て数周期分経過した、別のある周期目で完了させること
としても良い。又、図1の例では、信号線1が論理ゲー
ト6を介してFF7のデータ入力ピンDに接続されてい
る例を示しているが、信号線1が直接データ入力ピンD
に接続されるような場合でも良い。又、FF7のクロッ
ク入力ピンCLKは、信号線2に直接に接続されるので
はなくて、論理ゲートを介して接続されるように設定さ
れていても良い。又、FF7の出力は、直接に外部出力
11に接続されるのではなくて、論理ゲートを介して外
部出力に接続されるように設定されていても良い。上記
したFF7の各ピンD、CLKとその出力についての変
形例は、後述する図6,図7のFF7や図10の第1及
び第2FF29,30や図11の第1及び第2FF5
4,55についてもあてはまる。
【0035】以上より、この実施例1によれば、従来、
故障を検出するテストパターンを生成できなかった場合
に対しても、テストパターンを生成することが可能とな
る。
【0036】(実施例2)図6及び図7は共に、この発
明の実施例2を説明するために例示した、図1のメモリ
71内の回路データに基づき設定される論理回路の構成
図である。又、実施例2における手順(CPU70の機
能)を図8のフローチャートに示す。
【0037】ここでは、故障信号線からは故障値を、外
部クロック入力からはXSという信号値をそれぞれ発生
させて前方に伝搬させる記号シミュレーションを、CP
U70は行なう。そして、この記号シミュレーションで
は、0、1、XS、U、U0、U1の6種類の信号値を
使用する。この内、信号値0及び1は、故障により常に
その信号値に固定されることを表す。信号値XSは、外
部クロック入力によって0か1のいずれにも確定させ得
ることを表す。信号値Uは、逆に0にも1にも確定させ
られないことを表し、U0は0にならば確定させ得るこ
とを表し、U1は1にならば確定させ得ることを表す。
【0038】AND、OR、NOTの各ゲート及びFF
の、この記号シミュレーションにおける真理値表を、図
9の(a)〜(d)に示す。CPU70は、この真理値
表に基づき、以下に具体的に述べる記号シミュレーショ
ンを実行する。
【0039】記号シミュレーションは、外部出力の信号
値にイベント(変化)が生じなくなった時点でSTOP
する。もし記号シミュレーションの結果、FFの出力信
号値がUのままで残ると、そこは0にも1にも確定させ
られない、すなわち、対象故障のテストパターンの生成
を行う時に、そのFFの出力値について、前述した実施
例1の方式の適用が必要であると、CPU70は判定す
る。
【0040】図8に基づき、先ず図6の場合について説
明する。図6において、符号1〜11は図1における対
応する符号と同一のものを示す。ここでの故障は、信号
線1のSA0(0縮退故障)である。最初に、予め全信
号線1〜5の信号値をUにしておく(ステップS1)。
【0041】次に、CPU70は、故障信号線1からそ
の故障値である信号値0を、外部入力9、外部クロック
入力10から信号値XSを発生させて(ステップS
2)、上記記号シミュレーションを実行すると(ステッ
プS3)、信号線2の信号値はXSとなる。図9(d)
より明かな通り、FF7の出力信号線5の信号値はUと
なり、記号シミュレーションはこれで終了する。したが
って、この故障検出のテストパターンを生成する時に、
FF7の出力値について、従来の方式を適用できず、前
述した実施例1の方式が必要であると判定される(ステ
ップS4,S5)。
【0042】次に、図7の場合について説明する。同図
において、符号1〜8及び10、11は、図1中の対応
する符号と同一のものを示す。12はANDゲート、1
3、14は信号線(14:第1信号線)、15、16は
第1及び第2外部入力である。この例では、故障は、信
号線14のSA1である。ここにSA1とは、信号線が
1に固定されてしまう故障(1縮退故障)を示す。
【0043】先ず、全信号線を信号値Uにしておく(ス
テップS1)。次に、故障信号線14から故障信号値で
ある信号値1を、外部クロック入力10、第1及び第2
外部入力15及び16から信号値XSを発生させて(ス
テップS2)、記号シミュレーションを行う(ステップ
S3)。その結果、図9(a),(b)より明かな通
り、信号線13、1、2は信号値XSとなり、信号線3
は信号値Uと信号値XSのORにより信号値U1とな
る。このため、図9(d)に示される通り、信号線5は
信号値U1に、従って信号線4は信号値U0になり(図
9(c)参照)、それにつれて信号線3は信号値XSに
変化する(図9(b)参照)。さらに、信号線5及び4
も信号値XSに変化する(図9(c),(d)参照)。
CPU70による記号シミュレーションはここで終了
し、FF7の出力信号線5の信号値はXSとなる。
【0044】したがって、CPU70は、この故障検出
のテストパターンの生成を行う時に、FF7の出力値に
ついては、実施例1の方式を用いる必要はなく、従来技
術の方式をそのまま適用できると判定する(ステップS
4,S6)。
【0045】以上のように、本実施例2によれば、実施
例1の手法を用いる必要のある故障、すなわち、ここで
は故障影響により初期化不可能なFFを、上述した記号
シミュレーションによって判別することが可能となる。
【0046】(実施例3)図10及び図11は、共にこ
の発明の実施例3を説明するために例示した、図1のメ
モリ71内の回路データに基づき設定される論理回路の
構成図である。又、図12は、この実施例3における手
順を示したフローチャートである。
【0047】先ず、図10の場合について図12を参照
しつつ説明する。図10において、21〜26は信号線
(21:第1信号線,22:第2信号線,21A:第3
信号線)を、27はORゲートを、28はインバータ
を、29及び30は第1及び第2FF(第2FF:新た
な記憶素子)を、31及び32は各々外部入力及び外部
クロック入力を、33及び34は第1及び第2外部出力
(34:新たな外部出力)を示す。
【0048】ここでは、故障は、信号線21のSA0で
ある。前述した実施例2の故障判別方法の適用により、
この故障検出のテストパターンの生成を行う時に、第1
FF29の出力値については実施例1の方式を用いるこ
とが必要であるが、第2FF30の出力値についてはそ
の必要はない、と判定される(ステップT1)。
【0049】そこで、CPU70は、最初に故障の影響
を励起させるために、外部入力31及び信号線21の正
常回路における信号値を1にする(ステップT2)。
【0050】次に、故障伝搬を行うが、ここでは、OR
ゲート27及び第1FF29を通る第1伝搬経路と、第
2FF30を通る第2伝搬経路の、2つの伝搬経路があ
る。しかし、第2FF30については実施例1の方式を
適用する必要がないと既に判定しているので、CPU7
0は第2FF30を通る第2伝搬経路の方が容易である
と判断する(ステップT3)。
【0051】そこで、CPU70は、故障影響を伝搬さ
せるために、外部クロック入力32及び信号線22にク
ロック信号値Pを印加すると(ステップT4)、第2F
F30の出力信号線26及び第2外部出力34に信号値
1/0が伝搬し、この時点で、この故障は“検出”とい
うことになり(ステップT5)、テストパターンの生成
が完了する(ステップT7)。このように、第2FF3
0を通る第2伝搬経路について、従来技術の方式を用い
たテストパターン生成を行ったことになる。ここで、第
2FF30を通る第2伝搬経路について用いた従来技術
の方式を、所定の故障影響伝搬方法と呼ぶことにする。
【0052】次に、図11の例について説明する。同図
中、41〜49は信号線を(41:第1信号線,42:
第2信号線,41A:第3信号線)、50はORゲート
を、51はインバータを、52はANDゲートを、53
はORゲートを、54及び55は第1及び第2FFを、
56及び58を第1及び第2外部入力を、57は外部ク
ロック入力を、59及び60は第1及び第2外部出力
(60:新たな外部出力)を示す。
【0053】ここでは、故障は、信号線41のSA0で
ある。ここでも、前述の実施例2の故障判別方法の適用
により、この故障のテストパターン生成を行う時に、第
1FF54の出力値については実施例1の方式を適用す
ることが必要であるが、第2FF55の出力値について
はその必要はない、と判定される(ステップT1)。
【0054】そこで、CPU70は、最初に、故障の影
響を励起させるために、第1外部入力56及び信号線4
1の正常回路における信号値を1にする(ステップT
2)。
【0055】次に、故障伝搬を行なうが、この論理回路
では、ORゲート50及び第1FF54を通る第1伝搬
経路と、第2FF55を通る第2伝搬経路の、2つの伝
搬経路がある。しかし、第2FF55については実施例
1の方式の適用が必要ないと判定されているので、CP
U70は第2FF55を通る第2伝搬経路の方が容易で
あると判断する(ステップT3)。
【0056】そこで、CPU70は、故障影響を伝搬さ
せるために、外部クロック入力57及びその信号線42
にクロック信号値Pを印加すると(ステップT4)、第
2FF55の出力信号線46に信号値1/0が伝搬す
る。更に、CPU70は、ANDゲート52の出力に故
障影響を伝搬させるために、第2外部入力58及びその
信号線47に信号値1を印加すると(ステップT4)、
信号線48の信号値は1/0になるが、信号線49の信
号値は1/1になり、CPU70は、図10で述べた従
来技術の方式を適用する限りでは、この経路での故障伝
搬を行うことが不可能であると判定する(ステップT
5)。そこで、CPU70は、第2FF55を通る第2
伝搬経路をやめて、その代わりにORゲート50及び第
1FF54を通る第1伝搬経路を改めて選ぶ(ステップ
T6)。
【0057】その後は、CPU70は実施例1と同様の
手順を経て、実施例1の方式を使用したテストパターン
を生成する(ステップT6〜T7)。
【0058】以上のように、この実施例3では、状況に
応じて、実施例1の方式と従来の方式(所定の故障影響
伝搬方法)とを使い分けることにより、効率的にテスト
パターンを生成することができる。
【0059】なお、図10の第2FF30を通る第2伝
搬経路及び図11の第2FF55を通る第2伝搬経路で
用いた従来の方式に代えて、図13で述べた従来の方式
を、「所定の故障影響伝搬方法」として用いても良く、
その他多くの従来方法を上記所定の方法として用いるこ
ともできる。
【0060】以上のように、各実施例1〜3を適用する
ことにより、検出するテストパターンをこれまで生成で
きなかった故障に対しても、テストパターンを生成でき
るようになり、より高い故障検出率を得ることができる
ようになる。
【0061】
【発明の効果】請求項1ないし請求項3に係る各発明に
よれば、記憶素子の出力がある周期において0または1
のどちらになろうとも、その様な論理回路に於ける故障
検出を常に可能とするテストパターンを生成することが
できる。これにより、より高い故障検出率を得ることが
できる。
【0062】請求項4に係る発明によれば、従来用いら
れてきた所定の故障影響伝搬方法を用いたのではテスト
パターンを生成することができないのか否かを予め判別
することができる。
【0063】請求項5に係る発明によれば、従来用いら
れてきた所定の故障影響伝搬方法を用いたのではテスト
パターンを生成することができないことを予め判別した
上で、この判別結果に基づき、その様な論理回路に於け
る故障検出を常に可能とするテストパターンの生成を実
現することができる。これにより、確実に、より高い故
障検出率を得ることができる。
【0064】請求項6に係る発明によれば、従来用いら
れてきた所定の故障影響伝搬方法を用いたのではテスト
パターンを生成することができないことを予め判別した
上で、この判別結果を基に、その様な所定の故障影響伝
搬方法との組み合わせを実現することができ、これによ
り効率よくテストパターンの生成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る論理回路のテストパターン生
成システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例1を説明するための論理回路
を例示する図である。
【図3】 実施例1の手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】 実施例1の手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】 実施例1の結果、生成されるテストパターン
を表す図である。
【図6】 この発明の実施例2を説明するための論理回
路を例示する図である。
【図7】 この発明の実施例2を説明するための論理回
路を例示する図である。
【図8】 実施例2の手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】 実施例2で使用する記号シミュレーションの
真理値表を示す図である。
【図10】 この発明の実施例3を説明するための論理
回路を例示する図である。
【図11】 この発明の実施例3を説明するための論理
回路を例示する図である。
【図12】 実施例3の手順を示すフローチャートであ
る。
【図13】 従来技術を説明するための論理回路図であ
る。
【図14】 従来技術を説明するための論理回路図であ
る。
【符号の説明】
1〜5,13,14,21〜26,41〜49 信号
線、7 FF、9 外部入力、10,57 外部クロッ
ク入力、11 外部出力、15,56 第1外部入力、
16,58 第2外部入力、29,54 第1FF、3
0,55 第2FF、33,59 第1外部出力、3
4,60 第2外部出力。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設計データ中の回路データに基づき設定
    された論理回路中に、外部入力と、外部クロック入力
    と、前記外部入力に接続された第1信号線と、前記外部
    クロック入力に接続された第2信号線と、そのデータ入
    力ピンが前記第1信号線に直接又は論理ゲートを介して
    接続され且つそのクロック入力ピンが前記第2信号線に
    直接又は論理ゲートを介して接続された記憶素子とを備
    え、前記第1及び第2信号線の何れか一方が故障信号線
    となるために、その故障影響により前記記憶素子が初期
    化不能となる場合に適用される論理回路のテストパター
    ン生成システムであって、 前記第1信号線が前記故障信号線となる場合に、 (a) 前記記憶素子の出力値が周期に応じて異なった
    値を取り得ることとして、ある周期において前記故障影
    響を励起してその故障影響を前記記憶素子の出力に迄伝
    搬させる手段と、 (b) 前記ある周期よりも以後の別のある周期におい
    て再び前記故障影響を励起してその故障影響を前記記憶
    素子の出力に迄伝搬させる手段と、 (c) 前記手段(a)による前記故障影響の伝搬によ
    り得られた前記記憶素子の出力値、及び前記手段(b)
    による前記故障影響の伝搬により得られた前記記憶素子
    の出力値に基づき、前記論理回路に於ける故障が検出さ
    れたものと判断して、前記テストパターンの生成を行う
    手段とを、備えたことを特徴とする論理回路のテストパ
    ターン生成システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の論理回路のテストパター
    ン生成システムにおいて、 前記手段(a)は、 前記外部入力と前記第1信号線とに所定の信号値を設定
    し、且つ故障回路での前記記憶素子の出力値として前記
    周期に応じて異なった値を取り得る信号値Vを設定して
    含意操作を行うことにより、前記故障影響の励起を行う
    手段と、 前記外部クロック入力と前記第2信号線とに所定のクロ
    ック信号値を設定して前記故障影響の伝搬を行う手段と
    を、備え、 前記手段(b)は、 前記外部入力と前記第1信号線とに前記所定の信号値を
    設定して前記故障影響の励起を行う手段と、 前記外部クロック入力と前記第2信号線とに前記所定の
    クロック信号値を設定して前記故障影響の伝搬を行う手
    段とを、備えたことを特徴とする論理回路のテストパタ
    ーン生成システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の論理回路のテストパター
    ン生成システムにおいて、 前記手段(c)は、 前記ある周期における前記記憶素子の出力の(正常回路
    での信号値)/(前記故障回路での信号値)が0/V又
    は1/バーVに、且つ前記別のある周期における前記記
    憶素子の出力の(前記正常回路での信号値)/(前記故
    障回路での信号値)が1/V又は0/バーVになった場
    合に、前記故障が検出されたものと判断する手段を備え
    たことを特徴とする論理回路のテストパターン生成シス
    テム。
  4. 【請求項4】 設計データ中の回路データに基づき設定
    された論理回路中に、外部入力と、外部クロック入力
    と、前記外部入力に接続された第1信号線と、前記外部
    クロック入力に接続された第2信号線と、そのデータ入
    力ピンが前記第1信号線に直接又は論理ゲートを介して
    接続され且つそのクロック入力ピンが前記第2信号線に
    直接又は論理ゲートを介して接続された記憶素子とを備
    え、前記第1及び第2信号線の何れか一方が故障信号線
    となるために、その故障影響により前記記憶素子が初期
    化不能となる場合に適用される論理回路のテストパター
    ン生成システムであって、 前記第1信号線が前記故障信号線となる場合に、 (a) 前記論理回路中の全ての信号線の信号値を、信
    号値0にも信号値1にも確定させられないことを表す信
    号値Uに設定する手段と、 (b) 前記手段(a)による設定後に、前記第1信号
    線から信号値0を、前記外部入力及び前記外部クロック
    入力から信号値0か信号値1の何れにも確定させ得るこ
    とを表す信号値Xを、それぞれ発生させて、前記論理回
    路に対する記号シミュレーションを実行する手段と、 (c) 前記記号シミュレーションの結果、前記記憶素
    子の出力の信号値が依然前記信号値Uに有るか否かを判
    断し、前記信号値Uに有るときには所定の故障影響伝搬
    方法を適用しないと判定する手段とを、備えたことを特
    徴とする論理回路のテストパターン生成システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の論理回路のテストパター
    ン生成システムにおいて、 前記手段(c)が前記信号値Uに有ると判定した場合に
    は、 (d) 前記記憶素子の出力値が周期に応じて異なった
    値を取り得ることとして、ある周期において前記故障影
    響を励起してその故障影響を前記記憶素子の出力に迄伝
    搬させる手段と、 (e) 前記ある周期よりも以後の別のある周期におい
    て再び前記故障影響を励起してその故障影響を前記記憶
    素子の出力に迄伝搬させる手段と、 (f) 前記手段(d)による前記故障影響の励起とそ
    の際の伝搬により得られた前記記憶素子の出力値、及び
    前記手段(e)による前記故障影響の励起とその際の伝
    搬により得られた前記記憶素子の出力値に基づき、前記
    論理回路に於ける故障が検出されたものと判断して、前
    記テストパターンの生成を行う手段とを、更に備えたこ
    とを特徴とする論理回路のテストパターン生成システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の論理回路のテストパター
    ン生成システムにおいて、 前記論理回路は、前記外部入力と前記第1信号線と前記
    外部クロック入力と前記第2信号線と前記記憶素子とを
    含んだ第1伝搬経路の他に、更に前記第1信号線に接続
    された第3信号線と前記第2信号線と新たな記憶素子と
    を含んだ第2伝搬経路を備えており、前記新たな記憶素
    子はそのデータ入力ピン及びそのクロック入力ピンにお
    いてそれぞれ前記第3信号線及び前記第2信号線に直接
    又は論理ゲートを介して接続されており、 前記手段(a),(b)及び(c)は前記第1及び第2
    伝搬経路の両方について機能するとともに、 前記手段(c)が前記第1伝搬経路については前記信号
    値Uに有ると判定し、前記第2伝搬経路については前記
    信号値Uではないと判定した場合には、 (d) 前記第2伝搬経路について所定の故障影響伝搬
    方法を適用し、前記新たな記憶素子の出力に故障影響が
    伝搬するか否かを判定する手段と、 (e) 前記手段(d)が前記故障影響の伝搬ありと判
    断したときには、故障検出と判断して前記テストパター
    ンの生成を完了とする手段と、 (f) 前記手段(d)が前記故障影響の伝搬なしと判
    断したときには、前記第1伝搬経路について、前記記憶
    素子の出力値が周期に応じて異なった値を取り得ること
    として、ある周期において前記故障影響を励起してその
    故障影響を前記記憶素子の出力に迄伝搬させ、前記ある
    周期よりも以後の別のある周期において再び前記故障影
    響を励起してその故障影響を前記記憶素子の出力に迄伝
    搬させると共に、前記ある周期に於ける前記故障影響の
    励起とその際の伝搬により得られた前記記憶素子の出力
    値、及び前記別のある周期に於ける前記故障影響の励起
    とその際の伝搬により得られた前記記憶素子の出力値に
    基づき、前記テストパターンの生成を行う手段とを、更
    に備えたことを特徴とする論理回路のテストパターン生
    成システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008120389A1 (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Fujitsu Limited メモリテスト回路、半導体集積回路およびメモリテスト方法
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