JPH09152368A - 静電容量型液量計 - Google Patents

静電容量型液量計

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JPH09152368A
JPH09152368A JP8048804A JP4880496A JPH09152368A JP H09152368 A JPH09152368 A JP H09152368A JP 8048804 A JP8048804 A JP 8048804A JP 4880496 A JP4880496 A JP 4880496A JP H09152368 A JPH09152368 A JP H09152368A
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JP
Japan
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liquid
electrode pair
electrode
fuel
liquid volume
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JP8048804A
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Inventor
Hiroshi Kobayashi
博 小林
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 どのようなタンクへも簡単に装着でき、小型
で安価な静電容量型液量計を提供する。 【解決手段】 第1の円筒状導電部材11の内側に第2
の円筒状導電部材12を互いに接触しないように挿入し
て第1および第2の円筒状導電部材により液量計測用電
極対11,12を形成し、液量計測用電極対11,12
の静電容量に基づいて液量を計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタンク内の液量を計
測する静電容量型液量計に関する。
【0002】
【従来の技術】タンク内の液量を計測する静電容量型液
量計が知られている(例えば、特開昭59−31414
号公報参照)。この種の液量計では、タンク内の垂直方
向に複数個の並行平板電極対を配置し、各並行平板電極
対の静電容量の平均値に基づいてタンク内の液量を計測
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の静電容量型液量計では、タンクの形状が複雑になる
と、並行平板電極対の形状が複雑になってコストが増加
するとともに、タンク内への組付けが難しくなり、タン
ク内に複数個の並行平板電極対を形成することが困難に
なるという問題がある。
【0004】本発明の目的は、どのようなタンクへも簡
単に装着でき、小型で安価な静電容量型液量計を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、 (1) 請求項1の発明は、第1の円筒状導電部材の内
側に第2の円筒状導電部材を互いに接触しないように挿
入して第1および第2の円筒状導電部材により液量計測
用電極対を形成し、液量計測用電極対の静電容量に基づ
いて液量を計測する。 (2) 請求項2の静電容量型液量計は、第1の円筒状
導電部材の内側に第2の円筒状導電部材を互いに接触し
ないように挿入して第1および第2の円筒状導電部材に
より液量計測用電極対を形成し、液量計測用電極対の静
電容量に基づいて液量を計測する。そして、第1の円筒
状導電部材の下部の外側に互いに接触しないように第3
の円筒状導電部材を被せて第1および第3の円筒状導電
部材により液量補正用電極対を形成し、液量補正用電極
対の静電容量に基づいて計測結果の液量を補正する。 (3) 請求項3の静電容量型液量計は、第1の円筒状
導電部材の内側に第2の円筒状導電部材を互いに接触し
ないように挿入して第1および第2の円筒状導電部材に
より液量計測用電極対を形成し、液量計測用電極対の静
電容量に基づいて液量を計測する。そして、第2の円筒
状導電部材の下部の内側に互いに接触しないように第4
の円筒状電極を挿入して第2および第4の円筒状導電部
材により液量補正用電極対を形成し、液量補正用電極対
の静電容量に基づいて計測結果の液量を補正する。 (4) 請求項4の静電容量型液量計は、液量計測用電
極対の下端部に、液量計測用電極対の隙間への液の流出
入を遅延させる開口部材を設ける。 (5) 請求項5の静電容量型液量計は、開口部材によ
る遅延時間を略30秒とする。 (6) 請求項6の静電容量型液量計は、開口部材の開
口部にメッシュを設ける。 (7) 請求項7の静電容量型液量計は、メッシュの粗
さを略100ミクロンとする。 (8) 請求項8の静電容量型液量計は、液量補正用電
極対の上端部および下端部の液の流出入口に粗さが略1
00ミクロンのメッシュを設ける。 (9) 請求項9の静電容量型液量計は、第1〜第3の
円筒状導電部材の下端部に、各導電部材間の間隔を固定
するとともに、液量計測用電極対の隙間への液の流出入
を遅延させる開口を有する支持部材を備える。 (10) 請求項10の静電容量型液量計は、第1〜第
3の円筒状導電部材の下端部に設けられた指示部材の開
口と、液量補正用電極対の上端部および下端部の液の流
出入口とに、粗さが略100ミクロンのメッシュを設け
る。 (11) 請求項11の静電容量型液量計は、各円筒状
導電部材の下端部に支持部材を貫通して棒状端子を接続
し、液量計測用電極対と液量補正用電極対の静電容量を
電気信号に変換する計測回路と棒状端子とを接続する。 (12) 請求項12の静電容量型液量計は、計測回路
を収納する収納部材と支持部材とを一体に成型する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の静電容量型液量計を自動
車の燃料残量計に応用した一実施形態を説明する。図1
は一実施形態の燃料残量計の正面図である。一実施形態
の燃料残量計は、計測器1、計測回路2およびコネクタ
ー3を有する。計測器1と計測回路2はフランジ4に垂
直に吊り下げた取り付け板5に支持部材6によって固定
し、コネクター3はフランジ4に貫通して固定する。計
測器1および計測回路2の出力信号線はコネクター3に
接続する。この燃料残量計は、自動車の燃料タンク7の
上部にフランジ4を固定してほぼ垂直に取り付ける。計
測器1は燃料タンク7内の燃料残量に比例して静電容量
が変化する。計測回路2は計測器1の静電容量を検出
し、コネクター3を介して燃料残量に応じた信号を出力
する。
【0007】図2は計測器1の正面図(部分的に構造を
表わす)、上面図および下面図である。計測器1は、2
本の長い円筒状金属パイプと1本の短い円筒状金属パイ
プを同心円状に重ね合わせて形成したもので、中央の金
属パイプをアース電極11として用い、アース電極11
の内側に挿入した金属パイプを液量計測用電極12とし
て用い、さらにアース電極11の外側に被せた金属パイ
プを液量補正用電極13として用いる。アース電極11
とアース電極11に対向する液量計測用電極12とで液
量計測用電極対を構成し、燃料の残量を計測する。ま
た、アース電極11とアース電極11に対向する補正用
電極13とで液量補正用電極対を構成し、燃料の種類、
添加剤の有無および種類、燃料の温度などに起因した燃
料の誘電率の変化を補正する。液量計測用電極対11,
12は、燃料タンク7内の計測したい燃料の深さに等し
い長さに形成する。また、液量計測用電極対11,12
の下部に液量補正用電極対11,13形成し、液量補正
用電極対11,13が常に燃料に浸かるようにする。液
量計測用電極対11,12の上端部および下端部と、液
量補正用電極13の上端部にはそれぞれ樹脂性の支持部
材14,15,16を設置し、これらの支持部材14〜
16により各電極間を絶縁しながら電極間の間隔を固定
する。また、これらの支持部材14〜16にはそれぞれ
電極間の隙間への燃料または空気の出入口を設ける。
【0008】図3は計測器1の下端部中央の縦断面図、
図4は計測器1の下面図、図5はメッシュを外した状態
の計測器1の下面図である。支持部材15は、3本の電
極11〜13を金型に固定してインジェクションにより
一体に成型加工する。その際、4個の燃料出入口15a
〜15dを設けるとともに、その上にメッシュ17を張
り付ける。このメッシュ17は電極間の隙間に水滴やご
みが侵入するのを防ぐものであり、支持部材15よりも
融点の高い樹脂製か、あるいは金属製とする。燃料は、
メッシュ17から出入口15a〜15dを通り、さらに
狭い開口部18を通る経路Aに沿って液量計測用電極対
11,12の隙間19へ流入する。また燃料は、メッシ
ュ17から出入口15a〜15dを通る経路Bに沿って
補正用電極対11,13の隙間20へ流入する。
【0009】図6は、図2のC〜C断面図である。支持
部材16は、2本の電極11,13を金型に固定してイ
ンジェクションにより一体に成型加工する。その際、4
個の燃料出入口16a〜16dを設けるとともに、その
上にメッシュ21を張り付ける。なお、図6はメッシュ
21を取り外した状態を示す。メッシュ21は、支持部
材16よりも融点の高い樹脂製か、あるいは金属製とす
る。燃料はメッシュ21から出入口16a〜16dを通
って液量補正用電極対11,13の隙間20へ流入す
る。
【0010】支持部材14は、2本の電極11,12を
金型に固定してインジェクションにより一体に成型加工
する。その際、図2に示すように、空気出入口14a,
14bを設ける。燃料が計測器1の下部に設けられた出
入口15a〜15dから計測用電極対11,12の隙間
19へ流入すると、隙間19内の空気が上部出入口14
a,14bを通ってタンク7内へ排出される。逆に、燃
料が下部出入口15a〜15dから流出すると、上部出
入口14a,14bから空気が流入する。
【0011】なおこの実施形態では、上部出入口14
a,14bからは燃料の出入りがないことを前提にし
て、上部出入口14a,14bにメッシュを設置しなか
ったが、上部出入口14a,14bからも燃料の出入り
を考慮する場合にはメッシュを設置する。また、各支持
部材14〜16に設けられる空気または燃料の出入口の
個数と形状はこの実施形態に限定されない。この実施形
態では円筒状導電部材として円筒状金属パイプを用いた
例を示すが、円筒状導電部材はこの実施形態に限定され
ない。この実施形態では液量計測用電極12の外側にア
ース電極11を設け、さらにアース電極11の外側に液
量補正用電極13を設けた例を示すが、液量計測用電極
の内側にアース電極を設け、さらにアース電極の内側に
液量補正用電極を設けてもよい。この実施形態では3本
の金属パイプを同心円状に固定する例を示すが、互いに
接触していなければ同心円状に固定する必要はない。
【0012】−液量計測用電極対11,12の電極間隔
と燃料の出入口について− 自動車用の燃料残量計では、燃料タンク内の燃料残量の
変化を敏感に表示すると次のような不具合を生じる。例
えば高速道路へ進入する時には自動車は比較的長い間、
加速状態におかれる。この時、燃料タンクにも長時間、
加速度が加わり、燃料がタンク内の車両の進行方向と逆
の方向に片寄って液面が変動する。また、高速道路を出
る時にも下り坂を減速しながら長時間走行するので液面
が変動する。さらに、登坂中にもタンク内の燃料が一方
に片寄って液面が変動する。このような時に燃料残量計
が燃料液面の変動に対して敏感に追随すると、残量計指
示が大きく変動して乗員に不安感を与える。つまり、少
なくとも高速道路への出入り時や短時間の登坂時には燃
料残量計の指示が変動しないように、残量計の動作に適
当な応答遅れ時間をもたせる必要がある。ところが、遅
れ時間をあまり長くすると、スタンドでの給油時に給油
を完了してイグニッションキーを回してもなかなか燃料
残量計の指針が立ち上がらず、燃料が充分に給油された
かどうかをすぐに確認できないので乗員に不安感を与え
る。そこでこの実施形態では、高速道路への出入り時あ
るいは短時間の登坂時には残量指示が変動せず、給油時
には乗員に不安感を与えずに残量指示が可能な応答遅れ
時間として30秒を設定する。
【0013】同心円状に重ね合わされた円筒状金属パイ
プでは、隙間が1.5mm以上あると燃料の流出入抵抗
がほとんどなく、隙間が1.5mmより狭くなると燃料
の流出入抵抗が増加することが実験的に確かめられた。
液量計測用電極対11,12の隙間19へは燃料出入口
15a〜15dの狭い開口部18を通って燃料が出入り
し、図3および図5に示すように、燃料の流出入抵抗は
狭い開口部18の幅Wと高さHにより決る。そこで、狭
い開口部18の幅Wと高さHを調節して燃料残量計の応
答遅れ時間をほぼ30秒にする。
【0014】−液量計測用電極対11,12の寸法につ
いて− 液量計測用電極対11,12の長さL1は、燃料タンク
7の深さ方向の計測範囲に応じた長さとする。さらに、
長さL1の電極対11,12は、燃料残量の計測精度を
考慮した充分な静電容量となるように電極間隔、つま
り、外筒すなわちアース電極11の内径DI1と、内筒
すなわち液量計測用電極12の外径DO1とを決定す
る。この実施形態では、液量計測用電極対11,12の
長さL1を300mmにするとともに、アース電極11
の内径DI1を10.2mmとし、液量計測用電極12
の外径DO1を8mmとして電極間隔を1.1mmとす
る。一般に、外径DOの円筒状金属パイプに内径DIの
円筒状金属パイプを被せて長さLの電極対を形成した場
合の静電容量Cは、電極間隔に存在する物質の誘電率を
εgとすると、
【数1】C=2π・εg・L/log(DI/DO) で表わされるから、長さL、内径DI、外径DOにそれ
ぞれ上記L1,DI1,DO1を代入するとともに、燃
料の種類、添加剤の種類などに応じた誘電率εgを代入
すれば、液量計測用電極対11,12の静電容量を求め
ることができる。この実施形態では、液量計測用電極対
11,12の隙間19に燃料がない場合に58pFとな
り、全長にわたって燃料が満たされた場合に316pF
となる。
【0015】この実施形態では液量計測用電極対11,
12の隙間19を1.1mmとした。上述したように、
隙間が1.5mmよりも狭くなると燃料の流出入抵抗が
増加し、1.1mmの電極間隔の場合には5秒程度の応
答遅れが生じる。しかし、この値は目標とする30秒の
応答遅れ時間よりも充分に短いので、応答遅れ時間は上
述したように狭い開口部18の幅Wおよび高さHにより
決る。この実施形態では、狭い開口部18の幅Wを、高
さHに比べて充分に広く設定し、高さHにより応答遅れ
時間を調節する。液量計測用電極対11,12の隙間1
9を1.1mmとした場合に、開口部18の高さHを5
mmとするとほぼ30秒の応答遅れ時間が得られる。な
お、応答遅れ時間は燃料出入口15a〜15dに張り付
けるメッシュ17の粗さによっても変化するが、それに
ついては後述する。
【0016】−補正用電極対11,13の寸法について
− 補正用電極対11,13は、燃料の種類、添加剤の有無
および種類、燃料の温度などに起因した燃料の誘電率ε
gの変化を補正するための電極対であるから、常時燃料
に浸されるように計測器1の最下部に設置した上でその
寸法を決定する。自動車の燃料タンクでは、走行時の加
速度変動により燃料が揺動する。燃料残量が少なくなる
と燃料の揺動によって燃料ポンプが瞬間的に空気を吸い
込み、ガス欠現象が発生することがある。このようなガ
ス欠現象を防止するために、従来の燃料残量計では燃料
残量が所定量以下になったら警告している。この警告量
は10リットル程度であり、燃料タンク内の液位で約1
00mm程度である。したがって、液量補正用電極対1
1,13を燃料タンク7内の液位30〜50mmよりも
低い位置に設置すれば、補正用電極対11,13が常
時、燃料に浸されることになる。なお、補正量電極直下
の燃料タンクの形状を部分的に深くして補正用電極対が
常時、燃料に浸されるようにしてもよい。この実施形態
では、液量補正用電極対11,13の長さL2を14m
mにするとともに、外筒すなわち液量補正用電極13の
内径DI2を13mmとし、内筒すなわちアース電極1
1の外径DO2を12mmとして電極間隔を0.5mm
とする。なお、電極の長さ14mmは燃料の1.5リッ
トル程度に相当する。数式1の長さL、内径DI、外径
DOにそれぞれ上記L2,DI2,DO2を代入すると
ともに、燃料の種類、添加剤の種類などに応じた誘電率
εgを代入すれば、液量補正用電極対11,13の静電
容量Cを求めることができる。この実施形態では、液量
補正用電極対11,13の隙間20に燃料がある場合の
静電容量が45pFとなり、静電容量の計測誤差を考慮
しても充分な静電容量が得られる。
【0017】−メッシュ17,21の粗さについて− メッシュ17,21は水滴やごみが各電極対の隙間1
9,20に侵入するのを防止する。燃料タンク内の底部
に残留する水は、停車時には一つのかたまりになってい
るが、車両が走行すると燃料タンクに加えられる加速度
のためにいくつかの小さなかたまりに分れる。加速度が
大きくなればなるほど残留水は非常に多くの小さなかた
まり分れ、加速度の大きさと方向によってかたまりの大
きさと分布状態が変化する。一般に、自動車の燃料タン
クにはあらゆる方向から最大2Gの加速度が加わる。そ
こで、2Gの加速度をあらゆる方向から加えながらメッ
シュ17,21の開口間隙(粗さ)を変えて実験を行な
ったところ、開口間隙を100ミクロン以下とすれば水
のかたまりの侵入を防止できることが確かめられた。つ
まり、燃料タンクに2Gの加速度が加えられても水のか
たまりは100ミクロンよりも小さくならないから、メ
ッシュ17,21の開口間隙をほぼ100ミクロンとす
ればよい。上述したように、液量計測用電極対11,1
2の隙間19を1.1mm、狭い開口部18の高さHを
5mmとした場合に、メッシュ17,21の開口間隙、
すなわち粗さを100ミクロンとしても30秒の応答遅
れ時間は変らない。
【0018】−信号線の配線について− この実施形態では、図1、図2に示すように、液量計測
用電極12の下部から計測回路2へ液量計測用信号線を
配線し、液量補正用電極13の下部から計測回路2へ液
量補正用信号線を配線し、さらにアース電極11の下部
から計測回路2へアース線を配線する。また、計測回路
2からコネクター3へ信号線を配線するとともに、アー
ス電極11の上部から直接、コネクター3へアース線を
配線する。このようなワイヤーハーネスのレイアウトを
とることにより、計測用電極12および補正用電極13
から出る信号線をアース電極11から出るアース線に近
接させずに、且つ計測用信号線と補正用信号線の長さを
短くすることができ、これによりワイヤーハーネス間で
形成される浮遊容量を小さな値に抑制できる。ワイヤー
ハーネスは燃料タンクに加わる加速度により動くので、
浮遊容量が変化して電極対の静電容量計測における誤差
要因となるが、浮遊容量自体を小さな値に抑制すれば誤
差が小さくなり、燃料残量の計測精度が向上する。
【0019】計測回路2は、液量計測用電極対11,1
2と液量補正用電極対11,13の静電容量を検出して
タンク7内の燃料の残量に相当する信号を生成し、燃料
残量信号をコネクター3を介して出力する。この計測回
路2には、例えば特開昭57−211018号公報で本
出願により提案した回路を用いることができる。
【0020】−発明の実施の形態の変形例− 図7〜図10により一実施形態の燃料残量計の変形例を
説明する。なお、図1〜6に示した一実施形態の機器と
同様な機器に対しては同一の符号を付して相違点を中心
に説明する。図7は変形例の計測器1Aの下面図、図8
は図7のA〜A断面図、図9は図7のB〜B断面図であ
る。液量計測用電極対11,12の上端部には、上述し
た実施形態と同様な樹脂製の指示部材14Aを設置し、
電極11と12の間隔を固定する。指示部材14Aには
燃料または空気の出入口(不図示)を設ける。また、液
量補正用電極13の上端部には、上述した実施形態と同
様な樹脂製の指示部材16Aを設置し、電極11と13
との間隔を固定する。さらに、この変形例では、電極1
1,12,13の下端部に指示部材31を設置する。こ
の指示部材31は上述した実施形態の指示部材15と同
様に、電極間を絶縁しながら電極間の間隔を固定する。
指示部材31には燃料出入口31a〜31dを設け、各
出入口には水滴やごみの侵入を防止するためのメッシュ
(不図示)を張り付ける。なお、上述した実施形態と同
様に、燃料出入口31a〜31dの開口寸法により液量
計測用電極対11,12の隙間への燃料の流出入を遅延
させる。また、メッシュの粗さは上述した実施形態と同
様に略100ミクロンとする。電極11には2個の棒状
端子32,33を指示部材31を貫通して圧入により接
続する。また、電極12には2個の棒状端子34,35
を指示部材31を貫通して圧入により接続する。さら
に、電極13には2個の棒状端子36,37を指示部材
31を貫通して圧入により接続する。これらの端子32
〜37は金属やアルミニウムなどの導電材料を用いて成
型する。なお、端子32〜37の断面形状はこの変形例
のような四角形に限定されない。
【0021】図10は図7のB〜B断面図であり、計測
器1Aの下端部の指示部材31と一体に形成される計測
回路ケースとの関係を示す。上述した計測回路2を収納
するケース38は、指示部材31と一体に成型する。ま
た、各電極11〜13の端子32〜37はケース38を
貫通してケース内部に突出させ、計測回路2と接続す
る。さらに、ケース38を貫通して計測結果の燃料残量
信号を出力するための棒状の端子39,40,41を設
ける。計測回路2は、液量計測用電極対11,12と液
量補正用電極対11,13の静電容量を検出し、燃料残
量を示す電圧信号に変換して端子39,40,41から
外部へ出力する。なお、端子39〜41は金属やアルミ
ニウムなどの導電材料を用いて成型する。
【0022】上述した変形例によれば、各電極11〜1
3を端子32〜37を介して最短の長さで計測回路2へ
接続するようにしたので、電極11〜13と計測回路2
との間の浮遊容量を小さくすることができる上に、その
浮遊容量を一定にすることができる。この結果、ワイヤ
ーハーネスにより電極11〜13と計測回路2を接続す
る場合に比べ、浮遊容量の変動がなく、浮遊容量に起因
する計測誤差を低減することができる。
【0023】以上の一実施形態とその変形例の構成にお
いて、アース電極11が第1の円筒状導電部材を、液量
計測用電極12が第2の円筒状導電部材を、液量補正用
電極13が第3の円筒状導電部材を、支持部材15,3
1が開口部材を、メッシュ17,21がメッシュを、ケ
ース38が収納部材をそれぞれ構成する。なお、上記実
施形態では本発明の静電容量型液量計を自動車の燃料残
量計に応用した例を示したが、本発明は自動車の燃料残
量計以外の液量計に対しても応用できる。
【0024】
【発明の効果】
(1) 請求項1の発明によれば、第1の円筒状導電部
材の内側に第2の円筒状導電部材を互いに接触しないよ
うに挿入して第1および第2の円筒状導電部材により液
量計測用電極対を形成し、液量計測用電極対の静電容量
に基づいて液量を計測するようにしたので、複雑な構造
のタンクへも簡単に装着でき、小型化とコストダウンが
図れる。 (2) 請求項2の発明によれば、第1の円筒状導電部
材の内側に第2の円筒状導電部材を互いに接触しないよ
うに挿入して第1および第2の円筒状導電部材により液
量計測用電極対を形成し、液量計測用電極対の静電容量
に基づいて液量を計測する。そして、第1の円筒状導電
部材の下部の外側に互いに接触しないように第3の円筒
状導電部材を被せて第1および第3の円筒状導電部材に
より液量補正用電極対を形成し、液量補正用電極対の静
電容量に基づいて計測結果の液量を補正するようにした
ので、複雑な構造のタンクへも簡単に装着でき、小型化
とコストダウンが図れる上に、正確な液量を測定でき
る。 (3) 請求項3の発明によれば、第1の円筒状導電部
材の内側に第2の円筒状導電部材を互いに接触しないよ
うに挿入して第1および第2の円筒状導電部材により液
量計測用電極対を形成し、液量計測用電極対の静電容量
に基づいて液量を計測する。そして、第2の円筒状導電
部材の下部の内側に互いに接触しないように第4の円筒
状電極を挿入して第2および第4の円筒状導電部材によ
り液量補正用電極対を形成し、液量補正用電極対の静電
容量に基づいて計測結果の液量を補正するようにしたの
で、複雑な構造のタンクへも簡単に装着でき、小型化と
コストダウンが図れる上に、正確な液量を測定できる。 (4) 請求項4の発明によれば、液量計測用電極対の
下端部に、液量計測用電極対の隙間への液の流出入を遅
延させる開口部材を設けたので、タンクに加速度が加わ
って液面が短時間の内に急変しても計測結果の液量は変
動せず、安定な液量を計測することができる。 (5) 請求項5の発明によれば、開口部材による遅延
時間を略30秒としたので、例えば自動車の燃料残量計
に応用した場合には、高速道路の進入路や登坂路などで
タンク内の液面が変動しても計測結果の液量は無用に変
動せず、安定な液量計測結果を提供でき、乗員に安心感
を与える。 (6) 請求項6の発明によれば、開口部材の開口部に
メッシュを設けたので、電極間隔へのごみや水滴の侵入
を防止でき、計測精度と信頼性が向上する。 (7) 請求項7の発明によれば、メッシュの粗さを略
100ミクロンとしたので、例えば自動車の燃料残量計
に応用した場合には、タンクに2G程度の加速度が加わ
って水滴が無数の細かいかたまりに分れても、そのよう
な水滴が電極間隔へ侵入するのを防止でき、計測精度と
信頼性が向上する。 (8) 請求項8の発明によれば、液量補正用電極対の
上端部および下端部の液の流出入口に粗さが略100ミ
クロンのメッシュを設けたので、タンクに大きな加速度
が加わって水滴が無数の細かいかたまりに分れても、そ
のような水滴が補正用電極間隔へ侵入するのを防止で
き、計測精度と信頼性が向上する。 (9) 請求項9の発明によれば、第1〜第3の円筒状
導電部材の下端部に、各導電部材間の間隔を固定すると
ともに、液量計測用電極対の隙間への液の流出入を遅延
させる開口を有する支持部材を備えるようにしたので、
第1〜第3の円筒状導電部材間の間隔が固定されて静電
容量の変動がなくなる上に、タンクに加速度が加わって
液面が急変しても計測結果の液量は変動せず、安定な液
量を計測することができる。 (10) 請求項10の発明によれば、第1〜第3の円
筒状導電部材の下端部に設けた指示部材の開口と、液量
補正用電極対の上端部および下端部の液の流出入口と
に、粗さが略100ミクロンのメッシュを設けるように
したので、電極対の隙間へのごみや水滴の侵入を防止で
きる上に、例えば自動車の燃料残量計に応用した場合に
は、タンクに2G程度の加速度が加わって水滴が無数の
細かいかたまりに分れても、そのような水滴が電極対の
隙間へ侵入するのを防止でき、計測精度と信頼性を向上
させることができる。 (11) 請求項11の発明によれば、各円筒状導電部
材の下端部に支持部材を貫通して棒状端子を接続し、液
量計測用電極対と液量補正用電極対の静電容量を電気信
号に変換する計測回路と棒状端子とを接続するようにし
たので、各円筒状導電部材と計測回路との間の浮遊容量
を小さくすることができる上に、その浮遊容量を一定に
することができる。この結果、ワイヤーハーネスにより
円筒状導電部材と計測回路を接続する場合に比べ、浮遊
容量の変動がなく、浮遊容量に起因する計測誤差を低減
することができる。 (12) 請求項12の発明によれば、計測回路を収納
する収納部材と円筒状導電部材の下端部の支持部材とを
一体に成型するようにしたので、多くの部品を組み立て
るための製造工数を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の燃料残量計の正面図。
【図2】図1に示す燃料残量計の計測器の正面、上面お
よび下面を示す図。
【図3】図1に示す燃料残量計の計測器の下端部の縦断
面図。
【図4】図1に示す燃料残量計の計測器の下面図。
【図5】メッシュを外した状態の図4に示す計測器の下
面図。
【図6】図2に示すC〜C断面図。
【図7】一実施形態の変形例の計測器1Aの下面図。
【図8】図7のA〜A断面図。
【図9】図7のB〜B断面図。
【図10】計測器の下端部の指示部材と一体に形成され
る計測回路ケースを示す図。
【符号の説明】
1 計測器 2 計測回路 3 コネクター 4 フランジ 5 取り付け板 6 支持部材 7 燃料タンク 11 アース電極 12 液量計測用電極 13 液量補正用電極 14,14A,15,16,16A,31 支持部材 17,21 メッシュ 18 開口部 19,20 隙間 32〜37,39〜41 端子 38 ケース

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の円筒状導電部材の内側に第2の円
    筒状導電部材を互いに接触しないように挿入して前記第
    1および第2の円筒状導電部材により液量計測用電極対
    を形成し、前記液量計測用電極対の静電容量に基づいて
    液量を計測することを特徴とする静電容量型液量計。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の静電容量型液量計にお
    いて、 前記第1の円筒状導電部材の下部の外側に互いに接触し
    ないように第3の円筒状導電部材を被せて前記第1およ
    び第3の円筒状導電部材により液量補正用電極対を形成
    し、前記液量補正用電極対の静電容量に基づいて計測結
    果の前記液量を補正することを特徴とする静電容量型液
    量計。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の静電容量型液量計にお
    いて、 前記第2の円筒状導電部材の下部の内側に互いに接触し
    ないように第4の円筒状電極を挿入して前記第2および
    第4の円筒状導電部材により液量補正用電極対を形成
    し、前記液量補正用電極対の静電容量に基づいて計測結
    果の前記液量を補正することを特徴とする静電容量型液
    量計。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの項に記載の静
    電容量型液量計において、 前記液量計測用電極対の下端部に、前記液量計測用電極
    対の隙間への液の流出入を遅延させる開口部材を設ける
    ことを特徴とする静電容量型液量計。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の静電容量型液量計にお
    いて、 前記開口部材による遅延時間を略30秒とすることを特
    徴とする静電容量型液量計。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の静電容
    量型液量計において、 前記開口部材の開口部にメッシュを設けることを特徴と
    する静電容量型液量計。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の静電容量型液量計にお
    いて、 前記メッシュの粗さを略100ミクロンとすることを特
    徴とする静電容量型液量計。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかの項に記載の静
    電容量型液量計において、 前記液量補正用電極対の上端部および下端部の液の流出
    入口に粗さが略100ミクロンのメッシュを設けること
    を特徴とする静電容量型液量計。
  9. 【請求項9】 請求項2または請求項3に記載の静電容
    量型液量計において、 前記第1〜第3の円筒状導電部材の下端部に、前記各導
    電部材間の間隔を固定するとともに、前記液量計測用電
    極対の隙間への液の流出入を遅延させる開口を有する支
    持部材を備えることを特徴とする静電容量型液量計。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の静電容量型液量計に
    おいて、 前記開口と、前記液量補正用電極対の上端部および下端
    部の液の流出入口とに粗さが略100ミクロンのメッシ
    ュを設けることを特徴とする静電容量型液量計。
  11. 【請求項11】 請求項9または請求項10に記載の静
    電容量型液量計において、 前記各円筒状導電部材の下端部に前記支持部材を貫通し
    て棒状端子を接続し、前記液量計測用電極対と前記液量
    補正用電極対の静電容量を電気信号に変換する計測回路
    と前記棒状端子とを接続することを特徴とする静電容量
    型液量計。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の静電容量型液量計
    において、 前記計測回路を収納する収納部材と前記支持部材とを一
    体に成型することを特徴とする静電容量型液量計。
JP8048804A 1995-09-26 1996-03-06 静電容量型液量計 Pending JPH09152368A (ja)

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