JPH09152210A - ヒートポンプ装置の運転制御方法及び制御装置 - Google Patents

ヒートポンプ装置の運転制御方法及び制御装置

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JPH09152210A
JPH09152210A JP33584195A JP33584195A JPH09152210A JP H09152210 A JPH09152210 A JP H09152210A JP 33584195 A JP33584195 A JP 33584195A JP 33584195 A JP33584195 A JP 33584195A JP H09152210 A JPH09152210 A JP H09152210A
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JP
Japan
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heat pump
pump device
starting motor
side displacer
temperature side
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JP33584195A
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Toshihiro Tanaka
俊弘 田中
Mamoru Kubo
守 久保
Shozo Kato
昇三 加藤
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 始動モータの駆動装置を破壊することなく、
DDHPを円滑に自立運転に移行させることが可能なD
DHPの運転制御方法及び制御装置を提供する。 【解決手段】 ヴィルミエサイクルを利用したDDHP
20において、作動ガスの温度Tg が基準温度Tref 以
上に上昇した状態において、DDHP20の運転状態を
検出し、この検出の結果、DDHP2が自立運転してい
ない場合に、始動モータ51を所定時間tref 回転させ
た後停止させる過程を繰返すよう構成し、DDHPの運
転状態を検出しつつ始動モータ51を回転させる過程を
繰り返し、円滑にDDHPの自立運転が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷暖房装置、給湯
装置などの熱源機に好適なヴィルミエサイクルを利用し
たヒートポンプ装置(以下、DDHP:Direct Drive
Heat Pumpという。)に係り、特にDDHPの自立運
転の制御方法及び制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DDHPは、封入媒体(作動ガス)とし
てのHe(ヘリウム)ガスの温度分布変化のみにより圧
力変化を引起し、ダイレクトに冷暖房・給湯を可能とす
る装置として、一般に知られている(例えば、特公平5
−65777号公報または特開平4−113170号公
報等参照)。
【0003】DDHPを補助動力を必要とせず自立運転
させるためには外部からの始動トルクが必要であり、こ
の始動トルクを与えるためにエンジン内の高温側ディス
プレーサ(ピストン)及び低温側ディスプレーサに連結
されるクランク軸に始動モータのが連結されている。
【0004】DDHPの運転に際しては、まず、始動モ
ータをクランク軸に連結し、次に始動モータを運転して
始動トルクを与えるとともに、作動ガスを加熱する。そ
の後、自立運転が可能な状態になったら始動モータをO
FFし、クランク軸の連結を解除して自立運転させるこ
とにより、始動モータのブラシ(直流モータに場合)や
軸受けを保護するとともに、始動モータによってDDH
Pの回転にブレーキがかからないようにしてDDHP能
力の低下を防止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、自立運転を
確実にするためには作動ガスの温度をある程度高温にす
る必要があるが、過度に高温にするとDDHPの回転数
が上昇し、発電機としての始動モータの発電電力が上昇
するため、始動モータを駆動する駆動装置(インバ−タ
装置のパワートランジスタ等)が破壊されるおそれがあ
る。
【0006】本発明の目的は、始動モータの駆動装置を
破壊することなく、DDHPを円滑に自立運転に移行さ
せることが可能なDDHPの運転制御方法及び制御装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、外燃式エンジン内に高温
室、中温室および低温室が形成され、前記高温室内に高
温側ディスプレーサがピストン運動可能に設けられ、前
記低温室内に低温側ディスプレーサがピストン運動可能
に設けられ、前記高温側ディスプレーサ及び低温側ディ
スプレーサに始動モータにより始動トルクを与えると共
に、前記外燃式エンジン内に封入された作動ガスを加熱
することにより駆動して、冷水及び温水を生成するヴィ
ルミエサイクルを利用したヒートポンプ装置において、
前記作動ガスの温度が基準温度以上に上昇した状態にお
いて、当該ヒートポンプ装置の運転状態を検出し、この
検出の結果、ヒートポンプ装置が自立運転していない場
合に、前記始動モータを所定時間回転させた後停止させ
る過程を繰返すよう構成される。
【0008】この請求項1の発明によれば、作動ガスの
温度が適度な値に選択された基準温度以上に上昇した状
態において、ヒートポンプ装置の運転状態が検出され、
この検出の結果、ヒートポンプ装置が自立運転していな
い場合に、始動モータを所定時間回転させた後停止さ
せ、再びヒートポンプ装置の運転状態が検出され、この
検出の結果、ヒートポンプ装置が自立運転していない場
合に、始動モータを所定時間回転させた後停止させる…
というように、ヒートポンプ装置の運転状態を検出しつ
つ始動モータを回転させる過程が繰り返されて、自立運
転の確立が行われる。その結果、円滑にヒートポンプ装
置の自立運転が可能となる。
【0009】請求項2に記載の発明は、外燃式エンジン
内に高温室、中温室および低温室が形成され、前記高温
室内に高温側ディスプレーサがピストン運動可能に設け
られ、前記低温室内に低温側ディスプレーサがピストン
運動可能に設けられ、前記高温側ディスプレーサ及び低
温側ディスプレーサに始動モータにより始動トルクを与
えると共に、前記外燃式エンジン内に封入された作動ガ
スを加熱することにより駆動して、冷水及び温水を生成
するヴィルミエサイクルを利用したヒートポンプ装置に
おいて、前記始動モータの駆動電流が低減した状態にお
いて、当該ヒートポンプ装置の運転状態を検出し、この
検出の結果、ヒートポンプ装置が自立運転していない場
合に、前記始動モータを所定時間回転させた後停止させ
る過程を繰返すように構成される。
【0010】この請求項2の発明によれば、始動モータ
の駆動電流が低減した状態において、ヒートポンプ装置
の運転状態が検出され、この検出の結果、ヒートポンプ
装置が自立運転していない場合に、始動モータを所定時
間回転させた後停止させ、再びヒートポンプ装置の運転
状態が検出され、この検出の結果、ヒートポンプ装置が
自立運転していない場合に、始動モータを所定時間回転
させた後停止させる…というように、ヒートポンプ装置
の運転状態を検出しつつ始動モータを回転させる過程が
繰り返されて、自立運転の確立が行われる。その結果、
円滑にヒートポンプ装置の自立運転が可能となる。
【0011】請求項3に記載の発明は、外燃式エンジン
内に高温室、中温室および低温室が形成され、前記高温
室内に高温側ディスプレーサがピストン運動可能に設け
られ、前記低温室内に低温側ディスプレーサがピストン
運動可能に設けられ、前記高温側ディスプレーサ及び低
温側ディスプレーサに始動モータにより始動トルクを与
えると共に、前記外燃式エンジン内に封入された作動ガ
スを加熱することにより駆動して、冷水及び温水を生成
するヴィルミエサイクルを利用したヒートポンプ装置に
おいて、前記作動ガスの温度を検出して温度検出信号を
出力する作動ガス温度検出手段と、前記ヒートポンプ装
置の運転状態を検出して運転所状態検出信号を出力する
運転検出手段と、前記温度検出信号および運転状態検出
信号に基づいて、前記作動ガスの温度が基準温度以上に
上昇した状態において、当該ヒートポンプ装置が自立運
転していない場合に、前記始動モータを所定時間回転さ
せた後停止させることを繰返す制御手段を備えて構成さ
れる。
【0012】この請求項3の発明によれば、作動ガス温
度検出手段は、作動ガスの温度を検出して温度検出信号
を出力し、制御手段に送る。運転検出手段は、ヒートポ
ンプ装置の運転状態を検出して運転所状態検出信号を出
力し、制御手段に送る。制御手段は、入力される温度検
出信号および運転状態検出信号に基づいて、作動ガスの
温度が適度な値に選択された基準温度以上に上昇した状
態において、ヒートポンプ装置が自立運転していない場
合に、前記始動モータを所定時間回転させた後停止させ
ることを繰返し行うよう制御する。すなわち、ヒートポ
ンプ装置が自立運転していない場合に、始動モータを所
定時間回転させた後停止させ、再びヒートポンプ装置の
運転状態をし、未だヒートポンプ装置が自立運転してい
ない場合に、再度始動モータを所定時間回転させた後停
止させる…というように、ヒートポンプ装置の運転状態
を検出しつつ始動モータを回転させる過程を繰り返し
て、自立運転の確立を行う。その結果、円滑にヒートポ
ンプ装置の自立運転が可能となる。
【0013】請求項4に記載の発明は、外燃式エンジン
内に高温室、中温室および低温室が形成され、前記高温
室内に高温側ディスプレーサがピストン運動可能に設け
られ、前記低温室内に低温側ディスプレーサがピストン
運動可能に設けられ、前記高温側ディスプレーサ及び低
温側ディスプレーサに始動モータにより始動トルクを与
えると共に、前記外燃式エンジン内に封入された作動ガ
スを加熱することにより駆動して、冷水及び温水を生成
するヴィルミエサイクルを利用したヒートポンプ装置に
おいて、前記始動モータの駆動電流の低減を検出して電
流低減検出信号を出力する駆動電流検出手段と、前記ヒ
ートポンプ装置の運転状態を検出して運転状態検出信号
を出力する運転検出手段と、前記電流低減検出信号およ
び運転状態検出信号に基づいて、前記始動モータの駆動
電流が低減した状態において、当該ヒートポンプ装置が
自立運転していない場合に、前記始動モータを所定時間
回転させた後停止させることを繰返す制御手段を備えて
構成される。
【0014】この請求項4の発明によれば、駆動電流検
出手段は、始動モータの駆動電流の低減を検出して電流
低減検出信号を出力し、制御手段に送る。運転検出手段
は、ヒートポンプ装置の運転状態を検出して運転所状態
検出信号を出力し、制御手段に送る。制御手段は、入力
される電流低減検出信号および運転状態検出信号に基づ
いて、始動モータの駆動電流が低減した状態において、
ヒートポンプ装置が自立運転していない場合に、前記始
動モータを所定時間回転させた後停止させることを繰返
し行うよう制御する。すなわち、ヒートポンプ装置が自
立運転していない場合に、始動モータを所定時間回転さ
せた後停止させ、再びヒートポンプ装置の運転状態を
し、未だヒートポンプ装置が自立運転していない場合
に、再度始動モータを所定時間回転させた後停止させる
…というように、ヒートポンプ装置の運転状態を検出し
つつ始動モータを回転させる過程を繰り返して、自立運
転の確立を行う。その結果、円滑にヒートポンプ装置の
自立運転が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本実施例の好適な実施例を
図面に基づいて説明する。
【0016】(I) DDHPの概要 図1に、本発明が適用されるDDHPの構成の概要を示
す。図1において、密閉容器からなる外燃式エンジン1
内に作動ガスであるHeガスが2つの再生器すなわち高
温再生器8、低温再生器9により、3つの熱的空間すな
わち高温室2、中温室3、低温室4に区画された状態で
封入されている。但し、この熱的空間は、圧力空間とし
ては1つである。高温側ディスプレーサ5および低温側
ディスプレーサ6の動きにより、Heガスが高温再生器
8、低温再生器9を通過する際、加熱器(ヒートチュー
ブ)7において加熱バーナ(燃焼器)18により加熱さ
れたり、低温熱交換器11において冷却されたりする
と、Heガス全体が昇圧したり減圧したりする。昇圧時
には冷媒の温度が上昇して中温熱交換器10に放熱さ
れ、減圧時には冷媒の温度が下降して加熱器7および冷
却器14から吸熱が行われる。 このように、DDHP
は中温熱交換器10への放熱を利用して給湯を行い、冷
却器14からの吸熱を利用して冷房を行うことが可能で
ある。
【0017】以上のDDHP20の始動時には、高温側
ディスプレーサ5、低温側ディスプレーサ6を駆動する
ための補助動力すなわち始動トルクが必要であり、この
始動トルクは始動モータ51によって与えられる。始動
モータ51はクランク17の基端部を回動自在に固定す
る回転軸50に連結されており、始動モータ51を回転
させることによりその回転トルクがクランク17を介し
て高温側ディスプレーサ5及び低温側ディスプレーサ6
に伝達され、高温側ディスプレーサ5および低温側ディ
スプレーサ6はエンジン1内をピストン運動する。この
始動モータ51は、次に説明するように、制御装置5
3、始動モータ駆動装置54によって制御される。
【0018】(II)運転制御装置 図1に、本発明に係る運転制御装置の実施の形態の例を
示す。
【0019】図1に示すように、始動モータ51には回
転検出器52が連結されている。なお、この回転検出器
52は、始動モータ51の回転軸の回転を直接的に検出
する方式のものでなく、ストロボを用いた光検出方式等
の間接的な非接触検出器を用いたものであってもよい。
回転検出器52からの回転検出信号bは制御装置53に
送られる。
【0020】一方、高温室1には温度検出器55が設け
られ、高温室1内の作動ガス(Heガス)の温度が検出
されるようになっている。温度検出器55は、金属管等
を用いて高温室1内に挿入された熱電対が用いられる
が、その他の検出手段として、加熱器7の管壁温度を熱
電対で検出し、間接的に作動ガスの温度を検出すること
も可能である。温度検出器55から出力される温度検出
信号aは制御装置53に送られる。
【0021】制御装置53は、マイクロプロセッサ等を
用いて構成され、本発明の制御に専用的に設置されても
よいが、通常はDDHP20全体を統括的に制御するコ
ントーラが利用される。制御装置53は、図示しない内
蔵するメモリ(ROM)内に格納された自立運転制御プ
ログラム(図2参照)に従い、かつ、図示しない内臓メ
モリ(RAM)によってデータの授受を行ないながら、
本発明に係る自立運転制御のための演算を実行し、その
演算結果のcを始動モータ駆動装置54に出力する。
【0022】始動モータ駆動装置54は、パワートラン
ジスタを用いたインバータ装置等我用いられ、制御装置
53からの回転制御信号cを受けて駆動信号d(起動信
号、停止信号)を始動モータ51に出力する。
【0023】(III) 始動モータの制御方法 図2に、始動モータ51の自立運転制御アルゴリズムの
実施の形態の例を示す。この制御アルゴリズムは、制御
装置53の内蔵ROMに格納された始動モータ制御プロ
グラムに基づいて実行される。以下、制御装置53の動
作とともに自立運転制御方法の実施の形態を説明する。
【0024】まず、ステップ100で始まり、ステップ
101で運転命令の入力の確認を行う。その確認の結果
がNOの場合は、ステップ109にて始動モータ51を
停止させた後ステップ114にジャンプしこの自立運転
制御ルーチン処理は終了する。ステップ101での確認
の結果がYESの場合は、ステップ102にて始動モー
タ51をオンにし、かつ、図示しないが、加熱バーナ1
8の着火が行われ、作動ガスの加熱が行われる。
【0025】ステップ103では、作動ガス温度Tg が
基準温度Tref (例えば、175℃)と比較される。こ
の基準温度Tref は、DDHP20が自立運転できるト
ルクを発生する温度の最適値に実験的、経験的に選択さ
れ設定される。この判断結果がYESの場合は、ステッ
プ104に進み、NOの場合はステップ112に進む。
【0026】始動モータ51の駆動はステップ104に
よって基準時間tref (例えば、30秒)だけ行われ、
始動モータ駆動時間td が基準時間tref を超えると
(YES)、始動モータ51はステップ105において
停止される。次に、ステップ106において始動モータ
51が回転しているか否か(あるいは停止か否か)が検
出される。
【0027】始動モータ駆動時間td が基準時間tref
の経過前(NO)では、処理はステップ106に進み、
始動モータ51が回転しているか否か(あるいは停止か
否か)が検出される。このとき回転している場合(N
O)は、自立運転開始されていることになる。一方、停
止している場合(YES)は、ステップ107で再度始
動モータ51に起動がかけられる。このステップ107
での始動モータ51の起動時よりステップ108におい
てタイマのカウンタが開始され、ステップ104のカウ
ント動作が開始される。すなわち、この再起動時に始動
モータ51は基準時間tref だけ駆動されることにな
る。
【0028】ところで、ステップ103の結果がNOの
場合、ステップ112に進み、ステップ102の結果が
YESの場合、ステップ112において始動モータ51
の回転が検出され、停止の場合(YES)、始動モータ
51が起動される。この場合(Tg <Tref )、自立運
転ができない状態と判断して始動モータ51を常時ON
とする。
【0029】このようにして、作動ガス温度の確認(T
g ≧Tref )、始動モータ51の所定時間の駆動(td
≧tref )および始動モータ51の回転検出を繰り返し
行うことで、徐々にDDHP20を自立運転に導き、円
滑に自立運転させることができる。
【0030】(IV)その他の実施の形態 以上の説明は一例であり、本発明の範囲内において種々
に変形あるいは応用が可能である。
【0031】例えば、DDHP20が自立運転可能な状
態を検出する手段として、ステップ102において作動
ガス温度Tg を用いたが、その他の手段として、次のよ
うな例が適用可能である。
【0032】第一に、高温室2内の温度と中温室3内の
温度との差、高温室2内の温度と低温室4内の温度との
差、中温室3内の温度と低温室4内の温度との差、また
は高温室2内の温度と外気の温度との差を用いることが
できる。すなわち、DDHP20の特性として、高温室
2内の作動ガスの温度が他の室内の作動ガスとの温度差
が大きいほどDDHP20自体の発生トルクが大きくな
るからである。この場合には、ステップ103にこれら
の値を所定に基準値と比較する手順を構築すればよい。
【0033】第二に、DDHP20が自立運転可能な状
態であるか否かを検出する他の手段として、始動モータ
51の駆動電流の変化(減少)を判断基準に用いること
ができる。すなわち、DDHP20が自立運転に入る
と、補助動力が不要となるので始動モータ51の負荷が
減少し、その分だけ駆動電流が減少するからである。こ
の場合も同様に、ステップ103に始動モータ51の駆
動電流の変化が一定値以下に下がったことを検出する手
順を構築すればよい。
【0034】
【発明の効果】以上の通り、請求項1および4に記載の
発明によれば、作動ガスの温度が適度な値に選択された
基準温度以上に上昇した状態において、ヒートポンプ装
置の運転状態を検出しつつ始動モータを回転させる過程
が繰り返されて、自立運転の確立が行われる。その結
果、円滑にヒートポンプ装置の自立運転が可能となる。
【0035】また、請求項2および4に記載の発明によ
れば、始動モータの駆動電流が低減した状態において、
ヒートポンプ装置の運転状態を検出しつつ始動モータを
回転させる過程が繰り返されて、自立運転の確立が行わ
れる。その結果、円滑にヒートポンプ装置の自立運転が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る運転制御装置の実施の形態を示す
ブロック図である。
【図2】本発明に係る運転制御方法の実施の形態の制御
アルゴリズム示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 外燃式エンジン 5 高温側ディスプレーサ 6 低温側ディスプレーサ 7 加熱器(ヒートチューブ) 8 高温再生器 9 低温再生器 10 中温熱交換器 11 低温熱交換器 12 室内ユニット 13 放熱器 14 冷却器 18 加熱バーナ(燃焼器) 19 燃焼ガス 20 DDHP 50 回転軸 51 始動モータ 52 回転検出器 53 制御装置 54 始動モータ駆動装置 55 温度検出器 56 電源 a 温度検出信号 b 回転検出信号 c 回転制御信号 d 駆動信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外燃式エンジン内に高温室、中温室およ
    び低温室が形成され、前記高温室内に高温側ディスプレ
    ーサがピストン運動可能に設けられ、前記低温室内に低
    温側ディスプレーサがピストン運動可能に設けられ、前
    記高温側ディスプレーサ及び低温側ディスプレーサに始
    動モータにより始動トルクを与えると共に、前記外燃式
    エンジン内に封入された作動ガスを加熱することにより
    駆動して、冷水及び温水を生成するヴィルミエサイクル
    を利用したヒートポンプ装置において、 前記作動ガスの温度が基準温度以上に上昇した状態にお
    いて、当該ヒートポンプ装置の運転状態を検出し、この
    検出の結果、ヒートポンプ装置が自立運転していない場
    合に、前記始動モータを所定時間回転させた後停止させ
    る過程を繰返すことを特徴とするヒートポンプ装置の運
    転制御方法。
  2. 【請求項2】 外燃式エンジン内に高温室、中温室およ
    び低温室が形成され、前記高温室内に高温側ディスプレ
    ーサがピストン運動可能に設けられ、前記低温室内に低
    温側ディスプレーサがピストン運動可能に設けられ、前
    記高温側ディスプレーサ及び低温側ディスプレーサに始
    動モータにより始動トルクを与えると共に、前記外燃式
    エンジン内に封入された作動ガスを加熱することにより
    駆動して、冷水及び温水を生成するヴィルミエサイクル
    を利用したヒートポンプ装置において、 前記始動モータの駆動電流が低減した状態において、当
    該ヒートポンプ装置の運転状態を検出し、この検出の結
    果、ヒートポンプ装置が自立運転していない場合に、前
    記始動モータを所定時間回転させた後停止させる過程を
    繰返すことを特徴とするヒートポンプ装置の運転制御方
    法。
  3. 【請求項3】 外燃式エンジン内に高温室、中温室およ
    び低温室が形成され、前記高温室内に高温側ディスプレ
    ーサがピストン運動可能に設けられ、前記低温室内に低
    温側ディスプレーサがピストン運動可能に設けられ、前
    記高温側ディスプレーサ及び低温側ディスプレーサに始
    動モータにより始動トルクを与えると共に、前記外燃式
    エンジン内に封入された作動ガスを加熱することにより
    駆動して、冷水及び温水を生成するヴィルミエサイクル
    を利用したヒートポンプ装置において、 前記作動ガスの温度を検出して温度検出信号を出力する
    作動ガス温度検出手段と、 前記ヒートポンプ装置の運転状態を検出して運転所状態
    検出信号を出力する運転検出手段と、 前記温度検出信号および運転状態検出信号に基づいて、
    前記作動ガスの温度が基準温度以上に上昇した状態にお
    いて、当該ヒートポンプ装置が自立運転していない場合
    に、前記始動モータを所定時間回転させた後停止させる
    ことを繰返す制御手段を備えたことを特徴とするヒート
    ポンプ装置の運転制御装置。
  4. 【請求項4】 外燃式エンジン内に高温室、中温室およ
    び低温室が形成され、前記高温室内に高温側ディスプレ
    ーサがピストン運動可能に設けられ、前記低温室内に低
    温側ディスプレーサがピストン運動可能に設けられ、前
    記高温側ディスプレーサ及び低温側ディスプレーサに始
    動モータにより始動トルクを与えると共に、前記外燃式
    エンジン内に封入された作動ガスを加熱することにより
    駆動して、冷水及び温水を生成するヴィルミエサイクル
    を利用したヒートポンプ装置において、 前記始動モータの駆動電流の低減を検出して電流低減検
    出信号を出力する駆動電流検出手段と、 前記ヒートポンプ装置の運転状態を検出して運転状態検
    出信号を出力する運転検出手段と、 前記電流低減検出信号および運転状態検出信号に基づい
    て、前記始動モータの駆動電流が低減した状態におい
    て、当該ヒートポンプ装置が自立運転していない場合
    に、前記始動モータを所定時間回転させた後停止させる
    ことを繰返す制御手段を備えたことを特徴とするヒート
    ポンプ装置の運転制御装置。
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JPH09152210A true JPH09152210A (ja) 1997-06-10

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JP (1) JPH09152210A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0935063A2 (en) 1998-02-06 1999-08-11 Sanyo Electric Co., Ltd. Stirling machine with heat exchanger having fin structure
CN107843022A (zh) * 2017-10-25 2018-03-27 中国电子科技集团公司第十六研究所 一种双驱动旋转分置式斯特林制冷机

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EP0935063A2 (en) 1998-02-06 1999-08-11 Sanyo Electric Co., Ltd. Stirling machine with heat exchanger having fin structure
CN107843022A (zh) * 2017-10-25 2018-03-27 中国电子科技集团公司第十六研究所 一种双驱动旋转分置式斯特林制冷机

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