JPH0915123A - 破砕袋 - Google Patents

破砕袋

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JPH0915123A
JPH0915123A JP7183620A JP18362095A JPH0915123A JP H0915123 A JPH0915123 A JP H0915123A JP 7183620 A JP7183620 A JP 7183620A JP 18362095 A JP18362095 A JP 18362095A JP H0915123 A JPH0915123 A JP H0915123A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 微生物等の検査に供するための固形物の破砕
を、簡便に、効率よく行う袋を安価に提供することを目
的とする。 【構成】 プラスチック製フィルムの外袋とプラスチッ
ク製網の内袋との二重袋で構成される。袋ごと、手指あ
るいはローラー等で揉めば、固形物が破砕され、原体全
体を正しく代表できるような検査用試料を作成すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主に食品等の固形物を破
砕するための袋であって、特に理化学的な検査や食品微
生物検査に供する検査用試料を製するのに適した袋とい
える。
【0002】
【従来の技術】従来の固形物を破砕するための器具装置
には、回転刃を用いて目的物を破砕するカップ型ホモジ
ナイザ、商品名ストマッカーと呼ばれる一対の平板から
加わる圧力によって目的物を破砕分散させるもの、特開
平5−187977号あるいは特開平7−27685号
等が挙げられる。
【0003】ところで、食品生体等を微生物学的あるい
は理化学的な検査に供する場合に、もし一部を抽出して
検査用試料とするならば、その抽出される部分が、より
全体を反映できるような分散分布であることが必要であ
る。
【0004】さらに、検査結果を左右する他の要因すな
わち、異物や雑菌が入り込まない必要がある。
【0005】又、さらに利便性を考えるならば運搬や移
動がしやすいような器具装置である方が好ましい。
【0006】さらに、この破砕器具装置を通した後に検
査を行うとするならば、その移行の過程に障害があって
はならないし、手間の掛かるものは好ましくない。
【0007】しかしながら、従来の技術のどれをとって
も、これらの要求全てを満足するものはなかった。
【0008】カップ型ホモジナイザは回転刃を用いるた
めに装置器具の洗浄の手間がかかる。又、多数の試料を
作成する時に能率を上げるためには同機を多数用意する
必要があり、経済的でない。
【0009】又、ストマッカーと呼ばれるものは、一対
の平板間に目的物と分散媒を密封したポリ袋を挟み、一
対の平板から加わる圧力によって目的物を破砕分散させ
る装置であるため、装置が大型となり、運搬や移動がし
やすいものではないのは当然であるが、さらに平板間の
圧力を利用するのでタコ・イカ等の弾力のある目的物を
破砕することができず、用途の限定されたものになる。
【0010】又、特開平5−187977号は内面にヤ
スリ状の凹凸を設けた合成樹脂製袋本体に目的物と分散
媒を入れ、開口部を封止した後、袋体を揉み、袋体のヤ
スリ状の凹凸で目的物をすりつぶすものであるが、エビ
や生イカなどの弾力があって表面強度がさほどでないも
のに対しては、従来の方法と比較して細菌の抽出効率が
上回っているが、ゆでダコや大根漬物などの弾力があっ
て、かつ表面強度のあるものに対しては、従来の方法で
あるカップ型ホモジナイザ利用のものより細菌の抽出効
率が劣っている。
【0011】次に、特開平7−27685号について述
べるならば、合成樹脂製袋体の内部にヤスリ状の凹凸を
形成した薄平板を配置したものであって、この袋体内に
目的物と分散媒を収容して封止したものをゴムローラー
等で揉めば、目的物が破砕分散されるというものである
が、ヤスリ状の凹凸のある薄平板と平滑な合成樹脂製袋
体との間に目的物を挟むことになるので、目的物を係止
する力が弱く滑りやすいのでゴムローラー等を使う必要
があり、手指だけで破砕することはできない。又、さら
に冷凍エビや白菜漬物に対しては従来の方法であるカッ
プ型ホモジナイザより抽出効率が劣った結果が示されて
いる。
【0012】以上が食品等の固形物を破砕するための器
具装置の従来の技術であるが、目的物を破砕した後、袋
を揉む、あるいはゆすることなどによって分散媒に分散
させた後、検査に供するためにこれらのカップや袋など
から、例えば培養皿などに移しかえる必要がある。この
時、カップや袋などの容器から、直接あるいはピペット
等で移しかえるが、直接移しかえる時はこぼす、ピペッ
ト等を用いる時はピペットの目が詰まって、よく吸えな
いなどの問題が頻繁に生じる。そして前述の特開平5−
187977号や特開平7−27685号ではその問題
が解決されない。
【0013】これらのピペットが詰まるという問題を解
決する技術としては、実開昭57−36892号や実公
平6−4718号及び、特開平6−269276号があ
る。しかしながら、これらは単独では濾過袋としての機
能しか持ちえず、破砕袋としては使えないものである。
すなわち、器具装置を必要とするものであって、カップ
型ホモジナイザ等にかけた後のものを濾過するために用
いるか、予め目的物を入れたものをストマッカー等にか
けるもので、その時に濾過機能が期待できるというもの
である。しかしながら、これらは装置を必要とするので
大型となり、移動がしづらいものであり、前述のように
タコ、イカ等の弾力のある目的物に用いるのは不適当で
ある。
【0014】又、さらに実開昭57−36892号や実
公平6−4718号あるいは、特開平6−269276
号は不織布濾紙あるいは微多孔質の濾過シートを用いて
構成されているので、検査に供する試料は濾過されたも
のとなるが、濾過の程度によっては濾液中の微生物分布
が原液全体の微生物分布よりかなり減じられたものとな
って、試料が原体全体を反映しないものとなりかねず不
都合となることがある。例えば、真菌類にあっては微多
孔質の素材で濾過するならば、菌糸や胞子嚢が濾過され
るために検査用試料は微生物の分布が原液全体より減じ
られたものとなる。
【0015】又、特開平6−122458号はシールす
ることによって、複数の室に区画されているものである
が、濾過という表現を用いていても、図面上のドットの
大きさでは、濾液中の微生物分布が原液よりかなり減じ
られるということはない程度なので問題はないが、どち
らにせよプラスチックフィルム製の袋をシールして複数
に分画しているだけなので、特開平5−187977号
や特開平7−27685号のような袋の内部構造によっ
て破砕目的物を破砕するという機能は持っていない。
【0016】以上の通り、従来の技術においては食品等
の固形物を破砕し、かつ検査に供する場合に、ピペット
の詰まりがなく、原体全体を代表しないような試料が抽
出される危険性の小さい技術はなかった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上の事情に鑑みて本
発明はなされたものであり、特別な動力、装置がなくて
も、容易に食品等の固形物を破砕でき、かつ検査結果を
左右する異物や雑菌などの入り込む危険性の少ないもの
であり、かつ、移動や携帯がしやすく、かつ、次工程の
検査に供するために試料を抽出する時に、原体全体を正
しく代表できるような試料が簡便に抽出されるようなも
のを、安価に提供することを目的としたものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】プラスチック製フィルム
の外袋とプラスチック製網の内袋との二重袋であって、
網が偏平方形の断面形状の3本以上の糸によって単位構
成されていて、それらの各糸の交点で互いに融着されて
いるものであり、内袋と外袋が両側縁及び底側縁の三辺
で融着されることによって、中央の内袋の網2枚で仕切
られて一方のみ開口される中央の室と、同じく一方のみ
が開口されて外袋寸法より短寸の内袋網と外袋フィルム
とで仕切られる両側2室の計3室を設けた破砕袋とし
た。
【0019】上記破砕袋の内袋2と外袋3とは、両側縁
及び底側縁の三辺で融着されているが、さらに内袋2開
口部近くにおいて部分的に融着したものであってもよ
い。
【0020】又、袋の底部をガゼット状に構成すること
もできる。
【0021】さらに、開口部の封止手段を咬合チャック
とすることもできる。
【0022】
【作用】このように本発明は構成されたものであるが袋
を開口して内袋2内に目的物を投入した後、開口部を封
止し、手指あるいはローラーなどで前後左右に揉めば、
目的物が袋内で破砕及び混合分散されるので、適度な揉
み作業の後、封止を解除し、内袋2と外袋3との間に抽
出具を挿入して試料を抽出すれば、その抽出試料をその
まま検査に供することができる。
【0023】尚、封止する手段としては、ヒートシーラ
ーやクリップ、あるいは後述の咬合チャック等が挙げら
れるが、クリップや咬合チャックは網の上に重なっては
ならない。何故なら、網の上に封止具が乗ることで網目
の段差の隙間から液が漏れるなどの不都合が生じるから
である。
【0024】又、内袋2と外袋3とを、内袋2開口部近
くにおいて部分的に融着したものであれば、内袋2内に
目的物を投入する際、誤って外袋3のフィルムと内袋2
の網の間の室に目的物が投入されることがなく、より確
実に作業を行うことができる。
【0025】この時、分散に分散媒を要するものは、破
砕目的物とともに分散媒を投入するが、試料を抽出する
ときに抽出具としてスポイトやピペットを用いても、破
砕能力が高いので粒径が小さく、吸引口部を詰まらせる
ことなく吸引しやすいのでそのまま検査に供することが
でき、又スポイトやピペットを抽出具として用いないで
スプーンなどを用いた場合でも、原体全体をよく反映し
て偏りのない試料が抽出できる。
【0026】尚、内袋2と外袋3とを内袋2開口部近く
において部分的に融着したものの場合でも、融着されて
いない部分からピペット等を挿入すれば、同様に吸引口
部を詰まらせることなく吸引しやすく、原体全体をよく
反映して偏りのない試料が抽出できる。
【0027】又、開口部に咬合チャック6を設ければ、
ヒートシーラーやクリップ等の器具装置がなくても簡単
に封をすることができる。
【0028】これらの機能のためには各構成が及ぼす様
々な作用と効果が必要であるが、そのことについて詳述
する。
【0029】内側の袋は網状であって、破砕目的物の当
たる部位近くの内袋部位が外袋に固着されていないこと
が最低限必要であり、網の構成糸はより偏平かつ方形で
あることが望まれる。
【0030】内袋が網状であることの重要性を述べる
と、一には破砕目的物が突き抜けるように網に喰い込ま
れることであり、二に網に喰い込んで、抜け切られるこ
とである。三としては、分散媒を用いた時に、目的物を
破砕するために袋外から押し揉んだ際、分散媒の流れが
生じるが、もし内袋が網でなければ、分散媒の流れに乗
って、目的物が逃げてまうのに対し、内袋が網であれ
ば、分散媒は網の外すなわち内袋の外に流れ出ても目的
物は網でからめとられて、押し揉まれる部位に留まると
いうことである。そのためにも、破砕目的物の当たる部
位近くの内袋部位が外袋に固着されていないことが必要
である。
【0031】次に網の構成糸が偏平方形であることの重
要性を述べる。袋を押し揉む作業を見ると、ローラーや
手指を袋に押し当てても、袋のフィルム面に対して水平
な方向に動きが生じている。とすれば破砕目的物の厚み
がある程度ある限り、目的物に刃状のものが喰い込むこ
とができたなら、動きに沿って目的物に力が作用する方
が効果的であることがわかる。そして薄く削りとること
が効果的ということがいえる。
【0032】もちろん、目的物に刃状のものが喰い込む
ことが先決だが、目的物が立体的であることと、袋が柔
軟性を持っているので必ず目的物に網の糸が喰い込むこ
とになる。この時、もし、外袋あるいは内袋が柔軟性に
乏しい、板に近いものならば、目的物への喰い込みが悪
く、削りとる作用はほとんど期待できないことになる。
【0033】以上の通り、厚みのないもので、薄く削っ
ていく作用が行われるのであるが、薄ければ薄い程、力
に対して弱くなるので、強度を保つために幅を広くする
必要が生じる。又、幅を広くすることによって削る際の
刃の方向性が保たれる。すなわち断面形状が偏平となる
必要が生じる。
【0034】又、断面形状がまるみを帯びていたり、大
きく面取りされていると、刃の作用が低下するものであ
り、より鋭角である方が刃としては効果的だが、強度に
欠けるプラスチック製の糸である限り、直角がせいぜい
である。すなわち、断面形状が方形であることが適当と
なる。もちろん紡糸する時に若干面取りされることがあ
るのはやむをえないが、基本的にほぼ方形であることが
適当となる。
【0035】以上のような作用で目的物が削りとられる
ことになるが、この原理はカンナ掛けの原理と同じであ
り、カンナの刃に付属する削片抜けの穴が必要である。
このことからも、破砕目的物の当たる部位近くの内袋部
位が外袋に固着されていないことが必要であるというこ
とがわかる。
【0036】尚、水平的に押す力に対して、網がくずれ
ないことが必要であり、そのためには各糸同士はなるべ
く小さい単位で固着されていることが必要であり、プラ
スチック製の糸を用いるならば融着によって固着が可能
である。この融着の際にも糸の断面形状が偏平方形であ
ることは融着面積を広くとれることから有利である。
【0037】次に網を構成する糸の数について述べる。
糸が3本あれば網の目を構成できるので網の構成単位の
糸数は3本以上あればよい。そして3本が最も変形しな
いので適当である。しかしながら、現在の製網技術では
縦糸2本と横糸2本のものが一般的であり、縦糸2本と
横糸2本でも削る機能は果たせる。又、3本の糸で構成
されているものに対し、横断的に糸を加えても、あるい
は縦糸2本と横糸2本で単位構成さているものに対し同
様に横断的に糸を加えてももちろん削る機能は果たせ
る。
【0038】ところで、より削りやすくしようとすれ
ば、糸の構成にいろいろ工夫をするとよい。その第一と
しては各糸を互いに斜交させるということである。水平
方向に削るという作用について述べてきたが、刃という
ものは直向して当たるより、斜向して当たる方がより切
れやすいことは知られていることである。斜向する方が
局部的破断力が集中するからだと思われる。よって各糸
が互いに斜向するとより削れやすいことがわかる。網の
糸の最少構成単位数の3本の糸の単位である網は必ず各
糸が斜交するので適当である。
【0039】しかし、一般的に製網しやすいのは構成単
位糸数4本以上のものである。その場合、少なくとも2
本以上が互いに斜交しているのが適当であるが、全てが
斜交しているともっと効果的である。
【0040】又、斜交することによって網形状の変形を
防ぐ作用が生じて、水平的に押し揉む力がより効果的に
削る作用に結びつくのであるが、菱形は変形しやすいの
で適当でない。そして縦糸2本と横糸2本の計4本とも
が互いに斜交している方が水平方向のどの動きに対して
も刃が斜交することになるので適当であるが、構成単位
糸数が増えた方が網を変形させようとする力に抗するよ
うになって適当である。
【0041】次に、第2の工夫として立体的な構成にす
ることについて述べる。ここでわかりやすくするため
に、袋の縦方向に走る糸を縦糸、横方向に走る糸を横糸
として説明する。ローラーを用いて破砕を行う場合、縦
方向にローラーを動かしたとすると、内袋及び袋内の目
的物は縦方向に動かされる力を受けることになる。ある
いはローラーを横方向に動かしたとすると、内袋及び袋
内の目的物は横方向に動かされる力を受けることにな
る。この時、網の厚みが同じでしかも各糸の交差する点
でも厚みや高さ的に変化がないならば、ローラーをどの
方向に動かしても、抵抗の少ない当たりとなってしまい
やすい。すなわち、滑りやすいということであり、目的
物を削りにくいということである。しかし、もし、縦糸
が横糸より突出しているならばローラーを横方向に動か
せば、縦糸が目的物に喰い込んだ後、目的物は横方向に
削られやすいことになる。又、ローラーを縦方向に動か
したならば、縦糸はガイドとなりやすく、縦糸が喰い込
むなどして、縦糸に横断する横糸などの糸が目的物に当
たったなら、削りやすくする働きもすることになる。以
上の理屈は横糸が縦糸より突出している場合でも当ては
まる。
【0042】これらのことより、網は2本以上の単位構
成糸が立体交差的に融着されていたり、各糸に厚み差が
あったりすると、目的物がより削られやすいことがわか
る。
【0043】次に第3の工夫について述べる。ここまで
は殆ど目的物を薄く削る作用について述べてきたが、削
られた薄片が長尺のものでは、目的に対しては用をなさ
ないことになる。そこで長尺にならないよう短尺にすべ
く切り刻む作用が必要となる。もちろん袋はローラー等
で押しつけられるので切り刻む作用をするのは各糸の立
体的な動きによるものであることは当然の如く理解でき
るものであるが、より切り刻みやすくしようと求めるな
らば、工夫が必要となる。
【0044】その工夫とは、1本でもよいから糸の幅を
より狭くすることである。糸幅をどれも同じようにして
力を分散させるより、どれかの糸に力を集中させるよう
にすることが適当であり、そのためには糸の線幅を狭く
することがよい。
【0045】以上3つの工夫について述べたが、どれか
1つだけでも従来より破砕能力を高めることになる。
【0046】そしてこれらの工夫を複数あるいは全部取
り入れるならば、より破砕能力が高まることになるが、
これらを組み合わせたものについて説明する。それは図
1及び図2に代表されるものである。内側袋は偏平な縦
糸と横糸をそれぞれ分岐し、交差したところで融着した
網を素材としたものであるが、縦糸2単位がそれぞれ別
方向、又、横糸2単位もそれぞれ別方向の計4単位で4
方向に走っており、しかも縦糸と横糸の厚みが異なり、
しかもその内の横糸1単位は幅が狭いので次に述べる各
糸の作用が生じることになり、破砕目的物を容易に細か
く破砕することができる。
【0047】縦方向の縦糸7a及び縦糸7bは横方向の
横糸本線8と横糸支線9より厚みがあって、しかも横糸
との交差点で横糸の上に交差して融着されているのだ
が、横糸より縦糸の方が突出しており、その縦糸の方を
内袋の内側となるように構成したならば、内袋の内側に
投入された破砕目的物は内側に突出した縦糸7a及び縦
糸7bによって先ず保持される。その際、縦糸7aと縦
糸7bが平行しているならば、もし縦糸の走る方向に網
を動かすように外袋外から手指またはローラー等で押し
ても縦糸7aや縦糸7bによって目的物を削るという作
用はほとんど生じないのに対し、縦糸7a及び縦糸7b
が斜交しているので、突出している縦糸7aと縦糸7b
の間が狭まっていくにつれて目的物を縦糸7aと縦糸7
bが削っていくことになる。この時の縦糸7aと縦糸7
bは偏平なので、刃の役目をなして、目的物を薄片状に
削っていく。この時、当然目的物に対し縦糸7a及び縦
糸7bは斜方から当たるのでより削れやすい。
【0048】又、もし横方向に網を動かすように外袋外
から力を加えるならば、突出している縦糸7a及び縦糸
7bがやはり目的物を薄片状に削ることになる。この時
も同様に縦糸は斜方より当たるのでより削れやすい。
【0049】以上は縦糸の突出部分が目的物を削る作用
について述べたが、横糸も削ったり切断する作用を行う
のでそれについて述べる。縦糸の突出している分だけ目
的物表面を削った後でも袋の外側から押されることによ
って縦糸は目的物の表面になお食い込もうとするが、そ
れと同時に横糸も目的物に食い込もうとするので、その
時縦糸の走る方向に内袋が動かされるなら横糸によって
目的物は薄片状に削られる。なお、目的物が立体的なも
のであり、内袋も柔軟性を持っているので、縦糸の目的
物への食い込みに関係なく、横糸が目的物に接触して目
的物を削りとることも多い。なお同様な理由で、縦糸の
突出している側でない方である横糸側を内袋の内側にし
た時でも、従来のものと比べて優れた破砕効果がある。
【0050】以上、内袋を縦糸の走る方向に動かした時
や、横糸の走る方向に動かした時について述べたが、斜
めであろうと、円運動を描こうと、4方向に走る糸によ
って目的物は薄片状に削られるが、目的物に当たる糸は
どれかが必ず斜めに当たることになるので、目的物の削
りやすさが増す。
【0051】以上は水平的に内袋を動かす時の作用につ
いて述べたが、袋内で目的物は厚みを持っており、又目
的物に当たる力は押さえつけられるような形で当たるの
で、目的物は立体方向の動きで力を受けることになる
が、水平的な動きで削られた後の薄片は縦糸及び横糸か
ら力を受けることになる。その時、糸の幅が広ければ立
体方向に切断する力は弱いが、横糸支線9は糸幅が狭
く、又、外袋と固着せずに分離しているので、打ち抜く
ように薄片を切り刻むことになる。
【0052】又、カンナと同様な原理であると前述して
いるが、カンナ掛けの如く薄く削られて網の内側から外
袋との間に抜けようとした薄片は外袋と網の間におい
て、各糸で切り刻まれる。あるいは内袋間において各糸
によって切り刻まれる。この時の切り刻む力は線幅が狭
い方が強いが、目的物が軟弱であれば横糸支線9以外で
も充分切り刻むことができる。その時、目的物が薄片と
なっていれば、より早く切断することになるので、本発
明における薄片を作ることは重要である。
【0053】もちろん、縦方向の動きではこの切断する
作用だけでなく、摩擦的にすりつぶす作用を生じて目的
物を破砕する。
【0054】このような作業を繰り返して目的物は細か
く破砕される。そして細かく破砕され、内袋内側から外
袋との間に抜けた目的物は少なくとも網目の大きさより
は細かく、実際はそれよりもかなり細かくなり、袋の動
きや分散媒の動きで、自由に網目の内と外を往来できる
ようになる。このようにして、目的物のほとんどが自由
に網目の内とを外を往来できる程度に破砕されたならば
破砕の目的はほぼ完了したことになる。
【0055】以上の通り、目的物をあらゆる力で破砕す
るので、従来の方法に比べて破砕力が飛躍的に増大する
のであるが、効果に寄与して最も大であり、かつ従来の
方法になかったのは、本発明の網状内袋の糸の構成であ
り、かつ目的物の破砕される部位近くの内袋部位が外袋
に固着されておらず、内袋の網が貫通されていることで
ある。
【0056】なお、網の各糸が斜交することが重要だ
が、網の形が菱形であるならば網目間に力がかかると網
目間が伸ばされて変形し、削る力が減じられるので適当
でなく、伸びを防ぐために網目間にまたぐ糸が必要であ
る。
【0057】以上、内袋の網の一枚について述べたが、
内袋のもう一枚も同様であると効果が大である。しかし
ながら、もう一枚について述べるならば一般のプラスチ
ックフィルムのように平滑であるならば、本発明の網側
からの力がかかっても滑ってしまいやすいので目的物を
保持できず、力が大きく減じられるが、目的物が動かな
ければよいので、必ずしも本発明のような糸や網の構成
とする必要がなく、凹凸のあるシートとしても良く、内
袋内側に凹凸がありさえすれば効果が発揮できる。しか
しシートが2枚とも本発明の網であるならば表裏の区別
なく使えるし、両方からの作用が働くものと考えられる
ので目的である破砕効果は大となる。
【0058】次に袋であることの効果について述べる。
袋すなわち平らに折りたためる容器であって、柔軟な素
材で作られているので、容易に外部からの力を容器内部
に伝えられる。すなわち、容器外を部分的に押せば袋素
材がその動きに追随してそのまま袋内部に伝えられる。
よって、内袋は板状のものであってはならない。
【0059】又、分散媒を用いる時は、外部から揉むこ
とによって分散媒に動きが生じて、破砕物の混合、攪拌
が起き、分散媒への適切な分散が促進される。又、袋は
振盪しやすいので、振盪することによって混合、攪拌さ
れやすい。
【0060】又、分散媒を用いて破砕物の微生物を分散
媒に移行させたものを試料液として抽出しようとする時
は、開口部を上方になるように袋を立てるが、袋を平ら
にすると液層が上方に立ち広がってくるのでピペットな
どを用いて吸液しようとする場合には沈殿物を吸う危険
性が低くなるので扱いやすい。
【0061】この際に、袋底部がガゼット状であれば、
手やスタンド等の補助なしでも立てやすく、又、ガゼッ
トによって開かれた底部に沈殿物が溜まりやすく、ピペ
ット等での吸引もしやすくなるので、便利である。
【0062】以上の通り、袋素材は柔軟性を有していれ
ば、どんなものであっても構わないが、袋の製造のしや
すさ、扱いやすさ、シール性の確実さ及び経済性を考慮
するならば、プラスチックを素材とするのが適当であ
る。透明なプラスチックを用いるならば、中身が見える
ので破砕の作業などがやりやすい。
【0063】又、製袋のしやすさを考えると、製袋は熱
融着で行うのが便利なので、袋の素材は単層でも、複層
でもどちらでもよいが、袋の内側面となって熱融着部分
となるところは、例えばポリエチレンなどの熱融着性の
高いものとするのが良い。
【0064】内袋とする網素材は柔軟性を持っている限
り、どんなものでも良いことになるが、外袋との接合性
と経済性を考えるならば、プラスチックが適当である。
そして外袋と確実に接合されていることが大事なので、
外袋と内袋と接合すべき部分がポリエチレン製ならばこ
ちらもポリエチレン製とするのが適当である。
【0065】内袋をポリエチレン製網とする場合、破砕
する力に耐えられること、目的物を削ることを考えるな
らば、ある程度の固さや強度が必要となるのでポリエチ
レンの中でも延伸強化したポリエチレンを使うことが望
ましい。
【0066】次に、内袋の網目の大きさについて述べる
ならば、前述のように網の後ろ側に抜けることが必要な
ので、網目の穴が小さくなりすぎるのは適当でない。
又、分散媒を用いた時などは内袋内から外袋との間に分
散媒や分散物が往来しやすい方がよいのであまり細かい
網目は適当でない。特に微多孔質の素材を使ったりする
と、本来抽出されるべき微生物が網目を透過しないがた
めに、内袋の外側に移行分布しないという不都合が生じ
る。例えば20μmの目合いの網の場合、黴などの真菌
類では菌糸や胞子嚢が網の目合いと同じくらいかそれよ
りも大きいので、網目に詰まったり通りにくいという現
象が生じる。そのことによって内袋の外側の微生物分布
率は内袋の内側にあるものよりも減じられることになる
ので検査用試料に供する場合には不都合となることがあ
る。
【0067】次に、内袋の網の糸の太さについて述べ
る。削るということや切るということを考えると糸は細
い方が良いはずであるが、網の強度を維持するために糸
の密度を高める、すなわち網目を細かくせざるをえなく
なるので、前記の理由で適当でない。又細い糸だけでの
構成であると本発明での偏平方形な糸で削っていくとい
う作用がほとんど効かなくなってくるので適当でない。
【0068】尚、網目の穴寸は網の糸の幅よりも大きく
なければならない。何故なら、網目の穴寸が網の糸の幅
よりも大きくなければ、削られた薄片は網の内袋から外
袋との間側に抜けづらくなって溜まり、削る作用を損ね
るからである。
【0069】次に内袋の大きさについて述べると、外袋
と同じ丈であっては不都合であり、クリップや咬合チャ
ックなどの封止手段に掛からない丈である必要がある。
内袋の網にクリップや咬合チャックが掛かると隙間を生
じて破砕するために袋を押した時などに液漏れが生じや
すいからである。
【0070】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。実施例1
及び実施例2の構成について説明する。縦糸7a及び縦
糸7bは断面が0.1mm×0.4mmの偏平方形で、網と
しての密度が、それぞれ29本/100mmである。横糸
本線8は断面が0.05mm×0.5〜0.8mmの偏平方
形で、網としての密度が、27本/100mmのものであ
る。横糸支線9は断面が0.05mm×0.3mmの偏平方
形で、網としての密度が、80本/100mmである。材
質はともに延伸高密度ポリエチレンである。各糸の交差
する角度はほぼ図3の通りである。
【0071】外袋3は、材質がナイロン15μmとポリ
エチレン60μmを貼合したものであり、袋の内側面を
ポリエチレンとして、内袋2に用いる前記網を挟持して
四方形の袋の三方を10mmの幅で熱シールして、外袋3
と内袋2の二重袋としたものであり、外寸法は120mm
×180mmである。
【0072】実施例1は図1及び図2に実施例2は図4
及び図5に示す。実施例2の実施例1と異なる点は、内
袋2の一部を開口部近くで外袋3と融着させた点にあ
る。
【0073】比較例1は、特開平5−187977号の
図1とほぼ同様のものであり、外寸は120mm×180
mm、ポリエチレンフィルムの厚さ0.08mm、網の糸径
0.4mm、目合い2mmのものである。
【0074】比較例2は、特開平7−27685号の図
3のものとほぼ同様のものであり、0.5mm厚、大きさ
100×160mmで7.0mm間隔で直径5.0mmの小穴
を多数貫通させた塩化ビニル製平板を外寸120mm×1
80mmの袋内に、封止したものである。
【0075】実施例1、実施例2、比較例1、比較例2
のそれぞれの袋内に、約8mm角にカットした破砕目的物
5gと分散媒である生理食塩水45mlを投入して封止し
た後、テーブル上に平置きし、上方より幅32mm、直径
38mmのプラスチックローラーで縦横斜めなど自由に2
分間押し揉んだ。
【0076】その後、袋内の被破砕物の粒径を観察し
た。その結果を表1に示す。
【0077】
【表1】
【0078】その後、口部を上方になるように袋を立て
て、10分間静置した後、先端の穴径0.8mmのピペッ
トを袋内に挿入し、懸濁液を吸引する試験を行った。こ
の時、実施例1及び実施例2では内袋2と外袋3との間
にピペットを挿入した。この試験においては、3名が各
10回ずつ吸引を行い、ピペット詰まり発生の回数を記
録した。この結果は表2に示す。
【0079】
【表2】
【0080】ピペットで吸引した液25mlを別の袋に移
し、袋を立てて静置した後、その濁り具合を各例で比較
観察した。その結果は表3に示した。
【0081】
【表3】
【0082】被破砕物の粒径の観察結果では、試験を行
った破砕目的物全てにおいて、実施例1及び2は極細の
径のものしかなかったが、比較例1においては、全ての
破砕目的物において、実施例1及び2のものより大きい
粒径であり、比較例2においては比較例1のものよりさ
らに大きい粒径であり、小さな塊が見られた。この事よ
り、実施例1や実施例2は従来の技術である比較例1や
比較例2に比べて破砕能力が優れているものといえる。
【0083】又、ピペット詰まり発生件数についてみる
と、従来の方法ではピペットの詰まりが生じることが多
いのに実施例1や実施例2ではピペットの詰まりという
トラブルが生じないことがわかった。
【0084】これらの結果より、従来の方法ではピペッ
トが詰まる程度に破砕物の粒径が大きかったのに対し、
本発明の方法ではより細かく破砕されるので分散媒中に
浮遊するピペット径より大きい破片が皆無となって結果
的にピペット詰まりを生じないものと考えられる。
【0085】次に、濁り度についてみると、従来の方法
である比較例1では濁りが中度、比較例2では低度であ
るのに対し、実施例1や実施例2では高度であったの
で、前記破砕能力による結果も併せて実施例1及び実施
例2は分散能力に優れているといえる。
【0086】以上の結果より、本発明のものを用いて、
固形物の破砕や微生物検査等に供する試料を製すると、
従来のものを用いた時と比べてより細かく破砕され、
又、より分散されることがわかった。
【0087】尚、比較例1及び比較例2では、ローラー
で袋を押し揉む時、袋内の分散媒の動きが生じ、その分
散媒の流れに乗って破砕目的物が逃げてしまって押しつ
ぶせないという現象が観察されたのに対し、実施例1及
び実施例2では、その分散媒が網を通して内袋2側から
外袋3側に流れることで、破砕目的物の逃げが生じずに
内袋2にうまくからめとられることが観察でわかった。
【0088】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような多大な効果を奏す
る。
【0089】経済性、量産性に優れた器具であり、特別
な器具装置を必要とせず、又コンパクトかつ軽量で、使
い捨てが可能であり、又、現場への運搬・移動が容易で
あり、利便性が高い。
【0090】特別な技術を必要としなくても、破砕度や
分散度の高い試料が得られるので、誰にでも扱える。
【0091】目的物の種類を問わず、破砕能力や分散能
力が高いので汎用性が高い。
【0092】検査用試料抽出の際、ピペット詰まりを起
こさないので作業が迅速、確実にできる。
【0093】浮遊物をピペット等に吸わせることなく試
料抽出できるので検査結果を誤らせることがない。
【0094】分散度の高い試料が作成できるので原体の
結果を正しく反映した偏りのない試料が抽出できる。
【0095】密閉系容器内で破砕や分散が行えるので、
異物や微生物の混入がなく検査結果を誤らせることがな
い。
【0096】放射線透過性に優れ、かつ、密閉性が高い
ので、容器内を無菌状態にしやすく、微生物検査用試料
を作成する時に検査結果を誤らせることがない。
【0097】袋底部をガゼット状にすれば、スタンドを
必要とせず、又、沈殿物を分離して試料を抽出しやすい
ので作業が簡単、かつ迅速にできる。
【0098】開口部に咬合チャックを設ければ、より簡
便に封の開閉ができ、密閉性や作業性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の主となる破砕袋の正面図
【図2】図1の側断面図
【図3】網の部分拡大図
【図4】内袋と外袋とが内袋開口部付近において部分融
着された実施例2を示す正面図
【図5】図4の側断面図
【図6】袋底部をガゼット状にした破砕袋の斜視図
【図7】図6の側断面図
【図8】開口部に咬合チャックを設けた破砕袋の正面図
【図9】図8の側断面図
【符号の説明】
1 融着部 2 内袋 3 外袋 4 部分融着部 5 底ガゼット部 6 咬合チャック 7a 縦糸 7b 縦糸 8 横糸本線 9 横糸支線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅 正夫 大阪府大阪市城東区今福西3丁目2番24号 ネクスタ株式会社本社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック製フィルムの外袋とプラス
    チック製網の内袋との二重袋であって、網が偏平方形の
    断面形状の3本以上の糸によって単位構成されていて、
    それらの各糸の交点で互いに融着されているものであ
    り、内袋と外袋が両側縁及び底側縁の三辺で融着される
    ことによって、中央の内袋の網2枚で仕切られて一方の
    み開口される中央の室と、同じく一方のみ開口されて外
    袋寸法より短寸の内袋網と外袋フィルムとで仕切られる
    両側2室の計3室を設けた破砕袋。
  2. 【請求項2】 網が、少なくとも複数以上の糸が互いに
    斜交している請求項1記載の破砕袋。
  3. 【請求項3】 網が、互いに斜交する縦糸2本以上と、
    それらに斜交し、かつ互いに斜交する横糸2本以上の断
    面が偏平方形な糸によって単位構成されている請求項1
    記載の破砕袋。
  4. 【請求項4】 各糸の交点において、2本以上の単位構
    成糸が立体交差して融着されているものである請求項1
    乃至請求項3記載の破砕袋。
  5. 【請求項5】 糸の厚みが2種以上ある請求項1乃至請
    求項4記載の破砕袋。
  6. 【請求項6】 幅が他より狭い糸のある請求項1乃至請
    求項5記載の破砕袋。
  7. 【請求項7】 内袋と外袋とを開口部近くにおいて部分
    的に融着した請求項1乃至請求項6記載の破砕袋。
  8. 【請求項8】 開口部の封止手段を咬合チャックとした
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7記載の破砕袋。
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