JP2529356Y2 - 振動篩の篩網 - Google Patents

振動篩の篩網

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JP2529356Y2
JP2529356Y2 JP1992075330U JP7533092U JP2529356Y2 JP 2529356 Y2 JP2529356 Y2 JP 2529356Y2 JP 1992075330 U JP1992075330 U JP 1992075330U JP 7533092 U JP7533092 U JP 7533092U JP 2529356 Y2 JP2529356 Y2 JP 2529356Y2
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mesh
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jelly
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直哉 和田
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Kinki KK
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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、パック飲料ないしパ
ック入りゼリー又はヨーグルト等(以下、これらを「パ
ック処理物」という)の選別処理に好適な振動篩の篩網
に関する。
【0002】
【従来技術および考案が解決しようとする課題】従来、
賞味期限の切れたパック処理物は、作業者が手作業でナ
イフで紙パックを適当な大きさに切断してパックの中身
(内容物)を出した後、焼却し、中身は水(化学)処理
を施して廃棄物として処分されている。
【0003】ところで、パック処理物を破砕するだけな
ら、従来よりクラッシャーや実公昭55-41309号公報記載
のような回転剪断式破砕機があるが、パック処理物のよ
うなものは、中身があるのでパック処理物を破砕(切
断)するだけでは処理として完全ではない。つまり、パ
ック飲料の場合、切断したパック片の窪みに飲料が残存
することがあり、またパック入りゼリーのようなもの
は、破砕してもゼリー片とパック片とが混在しているた
め、焼却できず、廃棄物として効率的な処分ができな
い。
【0004】一方、実公昭40-33554号公報記載のような
従来の振動篩に用いる篩網は図4の如く単に平板10を
格子状に打ち抜いて網目10aを形成した打抜金網、又
は通常の線材を織った金網が使用されている。このよう
な篩網ではパック入りゼリーのような処理物を上記回転
剪断式破砕機によって破砕して篩いにかけてもゼリー片
がパック片と同じ切断サイズであるため、ゼリー片が篩
網の網目を通過せず、パック片とゼリー片とが選別分離
できない。従って、ゼリー片もパックの破砕片に混じっ
て一緒に移送されてしまい、結局これらを効率的に処分
ができないことになる。
【0005】本考案の目的は、パック処理物の分離選別
等の処理に好適な振動篩の篩網を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、一定方向に振動する振動篩に設置されて
いる篩網において、該篩網の網部材上部に刃部を形設す
るとともに、その刃先の向きを該振動篩の振動方向と略
一致させたことを特徴とする振動篩の篩網である。
【0007】
【作用】振動篩による振動によってパック処理物の破砕
片(パック破砕片)が不規則な運動をするので中に残存
している水、牛乳などの液体分を篩い落とす脱水作用が
得られる。
【0008】一方、篩網を構成している網部材を刃状に
形成し、これを振動篩の振動方向に振動させることでゼ
リー片が網目サイズより小さく切断される。これによっ
て例えばパック破砕片中に混在していたゼリー片は網目
を通過して下方に落下し、パック破砕片と分離選別され
ることとなり、パック入りゼリーなどのパック処理物が
効率よく廃棄処理できるようになる。
【0009】通常は二軸剪断式破砕機と振動篩とを組み
合わせて、パック処理物が一定の大きさのパック破砕片
となることを確保することで、後工程の振動篩における
篩網でパック破砕片とパック処理物の中身を選別分離
し、パック破砕片のみを網上に残してこれを所定方向に
移送し、後の廃棄処分を容易化するとともに、パック処
理物の連続破砕処理を可能とする。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は本考案の振動篩を含む破砕選別装置全
体の概略側断面図である。この破砕選別装置は、従来公
知の二軸剪断式破砕機Aと振動篩Bを組み合わせたもの
であって、パック処理物の破砕とその後の破砕片の分離
選別および移送の機能を有するものである。
【0011】振動篩Bの篩網後端部の上方に二軸剪断式
破砕機Aが配備されている。この二軸剪断式破砕機Aに
は、2つの回転自在な水平軸1が相対峙して設けられ、
この水平軸1にパック処理物引き込み用の爪2aを有す
る切断刃2が軸に沿って交互に密接配置されている。か
かる剪断式破砕機Aでは切断刃2の刃幅によってパック
処理物の破砕片のサイズが規定されることになる。この
ことが、後述するように、二軸剪断式破砕機Aと振動篩
Bとを組み合わせた意義につながる。パック処理物は相
対峙している切断刃2の上方から投入し、破砕片は下方
から振動篩Bの篩網3上に落下するようにしてある。
【0012】振動篩Bは斜め方向(X方向)に直線振動
(通常45°直線振動)を惹起する起振源4を有する。こ
の起振源4は、互いに等速逆回転する一対の駆動軸5
と、各駆動軸5に不平衡錘6を取着したもので構成され
る。振動篩本体7の中には上下空間を2分する如く、篩
網3が水平方向に設置されている。また、振動篩本体7
の下部には液体やゼリー片を移送する底板8が設けられ
ており、前端部には下方に向けて開口した排出口9が設
けられている。かかる構成において、駆動軸5を等速逆
回転すると、不平衡錘6に働く遠心力の方向が互いに一
致した方向に起振力(約5g)が発生し、その結果振動
篩本体7の中に設置した篩網3に直線振動が付与され
る。この振動は篩網3に篩い(切離)機能と移送(コン
ベヤ)機能および脱水機能を付与する。従って、破砕機
Aから落下してきたパック処理物の破砕片は篩網3にか
かって分離選別されると同時に右方向に移送されるよう
になっている。パック処理物の内容物が液体であれば、
破砕して篩網上に落下した時点でほとんど分離され、ま
た、パック片の中に残存しているものも篩網3の振動に
よって篩い落とされる(脱水作用)。そして、底板8上
に落ちた液体は底板8に沿って前方へ流れていき、前端
部の排出口9から排出される。一方、パック破砕片は、
篩網3の網目3aより常に大きいサイズの破砕片となる
よう二軸剪断式破砕機Aにおける切断刃2の刃幅を設定
している(つまり、網目を刃幅より小さく設定してい
る)ため、篩網3上に残ってその振動コンベヤの機能に
よって右方向に移送されて前部にて排出されるようにな
っている。このように中身と分離してパック破砕片だけ
を回収することができるので後の処理が容易となる。
【0013】パック飲料のような処理物であれば、篩網
の構造は、図4に記載のような平板10を打ち抜いて網
目10aを形成したものを使用してもよく、また所定の
網目(メッシュ)を有する金網であってもよい。
【0014】一方、パック入りゼリーのような処理物の
場合には、パックとゼリーとが二軸剪断式破砕機Aによ
って同一サイズに破砕された状態で両者混在しているた
め、図4の篩網3では両者を選別分離できない。そこ
で、この場合には、図2(a)(b)のような形状を有する第
二考案にかかる篩網13を使用する。すなわち、この篩
網13は、幅方向に一定間隔で配置された振動篩Bの縦
方向に延びる網部材13bと、この間を横方向に一定間
隔で配置された網部材13cとからなり、網部材13b
と13cとにより所定の大きさの網目13aが形成され
ている。そして、この網部材13cの上部には刃部(刃
先)13dが形設されており、その刃先13dの向きが
振動篩の振動方向Xと略一致するように配置してある
(図3(a) の拡大図も併せて参照) 。刃先13dは縦方
向の網部材13bの上端から幾分突出して形成されてお
り、ゼリー片を確実に切断できるようになっている。
【0015】かかる構成によって、刃部13dを有する
網部材13cが振動篩の振動方向Xと同じ方向に運動し
てこの上にあるゼリー片を網目13aを通過しうる大き
さに更に小さく切断できるようになっている。なお、刃
部13dを有する網部材13cの配置方向は二軸剪断式
破砕機Aの軸方向と同一にしてある。これは、破砕機A
で短冊状に細長く切断されたゼリー片の長手方向に直交
する方向に刃先13dが走るようにして、この短冊状の
ゼリー片を網目13aサイズより小さく切断できるよう
にすると共に、ゼリー片が刃部13dと接触する機会を
多くするためである。刃状部材に形成した網部材13c
によってゼリー片は切断しうるが、紙パックは切断でき
ない。
【0016】かくして、パック破砕片の中に混在してい
るゼリー片を刃状部材によって小さく切断することがで
き、網目を通過しうるようになる。そしてゼリー片のみ
が網目を通過して下方の底板8上に落下することによっ
てパック片とゼリー片とが選別分離され、それぞれの効
率的な廃棄処理が可能となる。このように篩網を構成し
ている網部材の先端部を尖らせて刃部を形成し、これを
振動篩の振動を利用して振動させてゼリー塊をパック片
から選別することによって、パック入りゼリーでも効率
的な廃棄処理が可能となるものである。
【0017】図3(a) 〜(d) は網部材13cに形設した
刃部13dの種々の態様を示す。
【0018】(a) 〜(c) は網部材13c自体を、その上
部に刃部13dを形成して刃状部材となすとともに、こ
れを振動方向Xに斜めに配置し、その刃先13dが振動
方向Xに向くようにしたものである。(b) (c) は網部材
13cの上面(背面)を直線的な形状としてゼリー片の
篩い落としを促進したものである。(d) は図4の篩網に
おいて幅方向に位置した網部材の上部に刃部13dを一
体的に付設したものである。この場合は、刃部13dを
縦の網部材13b上にも付設して篩網の左端から右端ま
で延びる、横方向に連続的な刃部として構成してもよ
い。
【0019】
【考案の効果】振動篩による振動によってパック破砕片
の中に残存している水、牛乳などの液体分を篩い落す脱
水効果が得られる。しかも、篩網を構成している部材上
部に刃部を形成してその刃先を振動篩の振動方向に略一
致させてあるので、振動篩の振動を利用してパック片と
同一サイズに切断されているゼリー片を更に小さく切断
でき、その結果、パック破砕片中に混在しているゼリー
片を網目から落下させて分離選別することが可能とな
り、パック入りゼリーなどのパック処理物も確実に効率
よく処理可能となる。また、二軸剪断式破砕機と振動篩
とを組み合わせれば、従来手作業で行っていたパック飲
料やパック入りゼリー等のパック処理物の廃棄処理を非
常に効率よく行うことができる。すなわち、二軸剪断式
破砕機で得られたパック処理物の破砕片が、振動篩によ
って確実にパック片は所定位置に移送され、その処分が
効率よく行えるとともに、パック処理物の連続破砕処理
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の振動篩を含む破砕選別装置全体の概略
側断面図である。
【図2】本考案に係る振動篩の篩網であって、(a)(b)は
網部材に刃部を形成した篩網の平面図と断面図である。
【図3】(a) 〜(d) は、網部材に刃部を形設する態様図
である。
【図4】(a)(b)は従来の振動篩における篩網の構造を示
す平面図と断面図である。
【符号の説明】
A…二軸剪断式破砕機 B…振動篩 X…振動方向 2…切断刃 3…篩網 3a…網目 4…起振源 8…底板 13…篩網 13a…網目 13b、13c…網部材 13d…刃部(刃先)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定方向に振動する振動篩に設置されて
    いる篩網において、該篩網の網部材上部に刃部を形設す
    るとともに、その刃先の向きを該振動篩の振動方向と略
    一致させたことを特徴とする振動篩の篩網。
JP1992075330U 1992-10-29 1992-10-29 振動篩の篩網 Expired - Lifetime JP2529356Y2 (ja)

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JPS605592A (ja) * 1983-06-23 1985-01-12 松下電器産業株式会社 金属ベ−スプリント配線板の製造方法
JPS612131A (ja) * 1984-06-14 1986-01-08 Citizen Watch Co Ltd カラ−液晶パネル

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