JPH0915120A - 水質分析計の試料濾過装置 - Google Patents
水質分析計の試料濾過装置Info
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- JPH0915120A JPH0915120A JP7188449A JP18844995A JPH0915120A JP H0915120 A JPH0915120 A JP H0915120A JP 7188449 A JP7188449 A JP 7188449A JP 18844995 A JP18844995 A JP 18844995A JP H0915120 A JPH0915120 A JP H0915120A
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- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
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Abstract
の信頼性を向上させる。 【構成】 試料容器10の底部には開閉可能な排出口1
4と、TOC計へつながる試料取出し口16と、洗浄水
供給口18が設けられている。駆動源として最大300
0RPMで正逆両方向に回転可能なモータ32が設けら
れ、モータ32の回転軸26が試料容器10の底部付近
まで延び、回転軸26にはその下端に撹拌翼28、試料
容器開口部の位置にその開口部を塞ぐ大きさの50メッ
シュのステンレス網がフィルタ30として取りつけられ
ている。撹拌翼28は鋭利なカッターになっており、回
転方向によって下向き又は上向きの水流を生じさせるよ
うに傾きをもっている。試料供給口34はフィルタ30
を介して試料容器10に試料水を供給できる位置と、フ
ィルタ30から外れて試料水を試料容器10に供給しな
い位置との間で移動可能に支持され、試料供給口34か
らは試料水が常時流出する。
Description
機体炭素)、窒素化合物、リン化合物などを測定する水
質分析計に供給される試料水中の懸濁物を除去する濾過
装置に関するものである。
C計などの水質分析計で連続して測定する場合、試料水
中の懸濁物が分析計に入ると流路がつまるなどの故障が
生じるので、それを防止するために水質分析計に供給さ
れる試料水中の懸濁物を除去する濾過装置が使用されて
いる。濾過装置の一例は図1に示されるようなものであ
り、濾過装置2がフィルタ4で仕切られ、その一方の室
に底部から試料水が供給されて上部から排出され、フィ
ルタ4で濾過された試料水が他方の室から水質分析計へ
導かれる。
は、できるだけ目の細かいフィルタを使用して細かい懸
濁物まで除去すればよい。しかし、目の細かいフィルタ
は目づまりを起こしやすいため、目づまりを起こしにく
くするためには濾過装置が複雑になるなどの欠点が生じ
る。また、細かい懸濁物まで除去してしまうと、TOC
計などでは溶解性TOCのみしか測定しないことにな
り、水質全体を表わしていないことになってかえって不
都合が生じる。
となるサイズの大きい懸濁物はフィルタで濾過し、しか
もそのフィルタの目づまりを防ぐとともに、それ以下の
懸濁物は積極的に取り入れて均質化することにより、測
定値の信頼性を向上させることを目的とするものであ
る。
は、上部に開口部、底部に水質分析計への試料取出し口
を有する試料容器と、試料容器外の上方から試料容器内
の底部付近まで延びる回転軸、その回転軸の下端に固定
され試料水の撹拌と回転方向によって下向き又は上向き
の水流を生じさせる撹拌翼、及びその回転軸の上端に設
けられてその回転軸を回転させる駆動源を有する撹拌器
と、試料容器の開口部の位置でその開口部を塞ぐ大きさ
のフィルタと、試料容器の上方から前記フィルタを通し
て試料容器内に試料水を供給する試料供給口とを備えて
いる。フィルタは回転するように取りつけられたもので
あってもよく、又は回転しないように取りつけられたも
のであってもよい。フィルタを回転させるには、撹拌器
の回転軸に固定して撹拌翼と同時に回転するようにして
もよく、又は撹拌器の回転軸とは別の回転軸に固定して
撹拌翼とは独立して回転できるようにしてもよい。フィ
ルタを回転させない場合には、フィルタを試料容器その
他の部材に取りつけることができる。フィルタの語は、
液中の固形物を除去するために使用されるものであれ
ば、ストレーナと称されるものも含む意味で使用してい
る。
回転軸を回転させながら、試料供給口からフィルタを通
して試料容器内に試料水を供給する。フィルタが回転翼
とともに又は回転翼とは独立して回転する場合、広い濾
過有効面積を使用することができ、目づまりを生じにく
くする。また、フィルタを高速回転させれば、フィルタ
上の懸濁物を遠心力で吹き飛ばすことができる。試料容
器に試料水が採水された後は、撹拌翼によって上向きの
水流が生じる方向に回転軸を高速に回転させることによ
り、撹拌翼によって試料水中の懸濁物を粉砕して均質化
するとともに、試料水自身による上向きの水流によって
フィルタを下から上方向へ洗浄し、フィルタ上に付着し
た懸濁物を除去する。
したもの、図3は具体的に表わしたものである。基板4
0の下側に円筒状取りつけ部材42が設けられ、取りつ
け部材42の底板44の中心に試料容器10が取りつけ
られている。試料容器10の底部にはドレインバルブ1
2によって開閉可能な排出口14と、TOC計の試料ポ
ートなどへつながる試料取出し口16と、洗浄時に洗浄
水を供給する洗浄水供給口18が設けられている。洗浄
水供給口18は開閉弁20、流量調整弁22、フィルタ
24を経て上水に接続されている。
00RPMで正逆両方向に回転可能なモータ32が設け
られ、モータ32により回転する回転軸26が基板40
の部分でシール部材46によりシールされて回転可能に
支持され、試料容器10の底部付近まで延びている。回
転軸26の下端には撹拌翼28が固定されている。撹拌
翼28は鋭利なカッターになっており、回転方向によっ
て下向き又は上向きの水流を生じさせるように傾きをも
っている。回転軸26の試料容器開口部の位置にはその
開口部を塞ぐ大きさのフィルタ30として50メッシュ
のステンレス網が固定されている。基板40とフィルタ
30の間には、試料水が上方向にあたるのを防止するた
めの逆流防止板48も回転軸26に取りつけられてい
る。
設けられ、試料供給口34はフィルタ30を介して試料
容器10に試料水を供給できる位置と、フィルタ30か
ら外れて試料水を試料容器10に供給しない位置との間
で移動可能に支持されている。試料供給口34の試料供
給用パイプ35は基板40の上方から延び、基板40の
位置でシール部材50によってシールされて回転可能に
支持されており、試料供給口34のある先端部は折れ曲
がり、そのパイプ35を回転させることにより試料供給
口34がフィルタ30の位置とフィルタ30から外れた
位置の間で変位できるようになっている。試料供給用パ
イプ35は測定対象の試料水が循環する流路に接続さ
れ、循環している試料水の一部が試料供給口34から連
続して流出する。
底板44には試料供給口34から流出した試料水で、試
料容器10に採水されなかった部分が排出される排出孔
52が設けられている。
動作を説明する。採水のタイミングになると、試料供給
用パイプ35が回転させられて試料供給口34がフィル
タ30の上部の位置へ移動し、ドレインバルブ12が閉
じられる。モータ32は撹拌翼28による水流が下向き
になる方向に、100〜500RPMの速度で連続して
又は断続して回転する。これにより、試料供給口34か
ら供給された試料水がフィルタ30の全面積を有効に使
用しながら試料容器10内に供給される。
タ30から外れた位置にくるようにパイプ35が回転さ
せられ、試料供給口34がフィルタ30の外へ移動す
る。次いで、モータの回転方向が逆転するとともに、そ
の回転が3000〜10000RPMの高速回転に切り
換えられる。これにより、フィルタ30上に付着した懸
濁物が遠心力で吹き飛ばされ、また撹拌翼28により生
じる上方向の水流によって試料容器10からフィルタ3
0を経て外部へ排出される一部の試料水によりフィルタ
30が逆流洗浄される。さらに、試料容器10内に採水
された試料水が撹拌翼28の高速回転によって細かく粉
砕されて均質化され、水質分析計での測定値の再現性が
良くなるとともに、水質分析計の流路内での懸濁物の詰
まりによるトラブルも防止できる。フィルタ30の逆流
洗浄と試料水の均質化が終わると、モータ32の回転が
止められ、水質分析計が試料取出し口16から試料水を
吸引する。
ドレインバルブ12が開けられて残った試料水が排出さ
れる。その後、ドレインバルブ12が閉じられ、洗浄水
供給口18から洗浄水が供給され、同時にモータ32が
撹拌翼28による上向きの水流を生じさせる方向で30
00〜10000RPMの高速回転をし、洗浄水による
試料容器10内及びフィルタ30の洗浄が行なわれる。
洗浄水による洗浄終了後、洗浄水の供給を停止し、ドレ
インバルブ12を開けられて試料容器10内の洗浄水が
排出され、次の測定に備える。洗浄水供給口18からは
洗浄水に換えて加圧空気を供給するようにしても良く、
また洗浄水と加圧空気を切り換えて供給できるようにし
ても良い。
料水を流しておき、採水時にのみ試料供給口34をフィ
ルタ30上の位置へ移動させるようにすることによっ
て、電磁バルブを用いて採水時に試料水を供給するよう
に断続的に試料水を流すのに比べると、電磁バルブが詰
まることにより発生する問題をなくすことができる。
示したものである。試料供給口34aは常時フィルタ3
0の位置に常時固定されており、試料供給用パイプ35
aの試料取入れ口36は試料貯槽60の試料入口62よ
りも上の位置に配置されている。試料貯槽60には下部
に試料入口62、上部に出口64が設けられ、底部には
ドレインバルブ66により開閉される排水口68が設け
られている。
60の入口62から常時供給されており、試料を試料容
器10に採水しないときは、排水口68が開けられて、
試料は排水口から排出されている。採水のタイミングに
なると、採水口68が閉じられて、貯槽60内での試料
水の水位が上がり、試料供給パイプ35aの取入れ口3
6から試料が入り、試料供給口34aからフィルタ30
を経て試料容器10に試料水が供給される。図2や図4
の実施例において、試料供給口34,34を2個以上設
けることにより、それぞれから異なる試料水を供給する
ことができ、多流路の試料水採水器として利用できるよ
うになる。
以外に次の態様を備えている。 (1)フィルタが撹拌器の回転軸に固定され、撹拌翼と
同時に回転する。これにより、フィルタと撹拌翼を共通
の回転軸及び共通の駆動源で回転させることができ、機
構が簡単になる。 (2)フィルタが撹拌器の回転軸とは独立の回転軸に固
定され、回転翼とは独立して回転される。これにより、
フィルタを任意に回転させることができる。このよう
に、フィルタが回転可能である場合には、広い濾過有効
面積を使用することができ、目づまりが生じにくくな
る。また、フィルタを高速回転させれば、フィルタ上の
懸濁物を遠心力で吹き飛ばすこともできる。 (3)フィルタが回転しないように試料容器などに取り
つけられている。 (4)試料容器は下部の位置にさらに洗浄水、洗浄用ガ
ス又は洗浄水と洗浄用ガスをともに供給できる供給口を
備えている。これにより、試料容器やフィルタを完全に
洗浄でき、懸濁物の付着やスライム、藻類の発生を防止
することができる。 (5)試料供給口は試料容器に試料水を採水する時にの
みフィルタを経て試料容器内に試料水を供給できる位置
に移動し、それ以外の時は試料容器内に入らないように
放流される位置に移動できるようになっており、試料供
給口からは常時試料水が流出している。これにより電磁
弁を介して試料の供給を制御する必要がなくなり、電磁
弁が試料中の懸濁物により詰まる故障を防ぐことができ
る。 (6)試料供給口は試料容器に試料を供給できる位置に
固定されており、その試料供給口につながる試料供給用
パイプの基端部の試料取入れ口は試料貯槽の試料入口の
位置よりも上の位置に配置され、その試料貯槽には底部
に開閉可能な排水口を有し、上部に出口を備えている。
これにより、電磁弁が試料中の懸濁物により詰まる故障
を防ぐことができるだけでなく、試料供給用パイプを試
料水が常時流れることがなくなり、試料供給用パイプの
汚れや詰まりを防止することができる。 (7)(5)において、試料供給口が2個以上設けられ
ており、それぞれから異なる試料水が供給されるように
なっている。 (8)(6)において、試料供給口、試料供給パイプ及
び試料貯槽の組が複数組設けられ、それぞれから異なる
試料が供給される。 (7)又は(8)のように複数の試料供給口を設けるこ
とにより、濾過装置付き多流路切換え器として利用する
ことができる。この切換え器は前の試料が残らないた
め、濃度の大きく異なる複数流路にも使用することがで
きる。
拌器の回転軸を高速回転させることによって撹拌翼によ
り試料水に上向きの水流を発生させ、試料水自体によっ
てもフィルタに付着した懸濁物を除去することができる
ようにしたので、フィルタの目づまりを防ぐことができ
る。撹拌翼の高速回転により試料水中の懸濁物を粉砕し
て均質化することができ、TOC測定などでは溶解性T
OCだけでなく懸濁物に含まれている被溶解性TOCも
測定することができ、測定値の信頼性が高まる。
Claims (1)
- 【請求項1】 上部に開口部、底部に水質分析計への試
料取出し口を有する試料容器と、 試料容器外の上方から試料容器内の底部付近まで延びる
回転軸、その回転軸の下端に固定され試料水の撹拌と回
転方向によって下向き又は上向きの水流を生じさせる撹
拌翼、及びその回転軸の上端に設けられてその回転軸を
回転させる駆動源を有する撹拌器と、 試料容器の開口部の位置でその開口部を塞ぐ大きさのフ
ィルタと、 試料容器の上方から前記フィルタを通して試料容器内に
試料水を供給する試料供給口と、を備えたことを特徴と
する水質分析計の試料濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7188449A JP2910629B2 (ja) | 1995-04-26 | 1995-06-30 | 水質分析計の試料濾過装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12721195 | 1995-04-26 | ||
JP7-127211 | 1995-04-26 | ||
JP7188449A JP2910629B2 (ja) | 1995-04-26 | 1995-06-30 | 水質分析計の試料濾過装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0915120A true JPH0915120A (ja) | 1997-01-17 |
JP2910629B2 JP2910629B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=26463221
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP7188449A Expired - Fee Related JP2910629B2 (ja) | 1995-04-26 | 1995-06-30 | 水質分析計の試料濾過装置 |
Country Status (1)
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20210180868A1 (en) * | 2019-12-16 | 2021-06-17 | Kepco Engineering & Construction Company, Inc. | Apparatus for extracting water from plant condenser to the outside for water quality analysis |
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-
1995
- 1995-06-30 JP JP7188449A patent/JP2910629B2/ja not_active Expired - Fee Related
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